JPS6123672A - 粘着テ−プ - Google Patents

粘着テ−プ

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JPS6123672A
JPS6123672A JP14418284A JP14418284A JPS6123672A JP S6123672 A JPS6123672 A JP S6123672A JP 14418284 A JP14418284 A JP 14418284A JP 14418284 A JP14418284 A JP 14418284A JP S6123672 A JPS6123672 A JP S6123672A
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JP
Japan
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resin
film
adhesive
glass transition
adhesive tape
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Application number
JP14418284A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Katsuhiro Tsuchiya
勝洋 土屋
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスペンサーあるいはテープカッターなど
で容易に切れる性質(以下、カッター適正という)、治
具を使わないで手で容易に切れる性質(以下、手切れ性
という)、および透明性、耐薬品性などに優れた粘着テ
ープに関するものである。
〔従来技術〕
ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムでは、透明
性、耐薬品性には優れているが、カッター適性や手切れ
性は全くない。このためメルトフロー・インデックス(
Ml)0.5〜4のポリプロピレンに25〜35重量%
の石油樹脂を添加して、テープ特性の改良が試みられて
いる(特開昭58−74774など)。
しかしながら、かかる従来のフィルムではポリプロピレ
ンに石油樹脂を25重量%以上にも多量に添加しないと
手切れ性は付与されない。このため、添加した石油樹脂
が、フィルム表面にブリードアウトして透明性を悪くし
たり、表層が男開を起こしたり、さらにはベンゼン、ト
ルエンなどの芳香族系の溶媒膨潤したり、溶は出したり
するという重大な欠点を有しているのである。
〔発明の目的〕
本発明は、透明性、手切れ性、カッター適正、および実
用上で問題のない耐薬品性を有したポリプロピレンフィ
ルムをベースとする粘着テープを提供するものである。
〔発明の構成〕
本発明は、極限粘IfCη〕が1.3〜1.8′(旧/
CI)のポリプロピレン樹脂95〜78重量%に、ガラ
ス転移湿度50℃以上で、極性基および不飽和結合を実
質的に含まない石油樹脂またはテルペン樹脂の1種以上
が5〜22重量%添加されてなり、かつ、ガラス転移温
度が10〜80℃であるポリ、プロピレンフィルムに、
粘着剤が塗布されてなる粘着テープを特徴とするもので
ある。
本発明の粘着テープに適用されるポリプロピレンは、ア
イソタクチック・インデックス(I I)が85%以上
、好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上
で、あるのがよい。また沸騰テトラリンで測定した極限
粘度〔η〕は1.3〜1.8(旧/q)、好ましくは1
.4〜1.7(旧/q)の範囲でなければならない。〔
η〕が1.3未満、好ましくは1.4未満の場合、フィ
ルムが脆くなり実用強億が不足するのみならず、製膜性
が著しく劣るようになる。また、逆に、(η)が1.8
(旧/lを、好ましくtよ1.7(di/Q)を越えた
ものを用いた場合、手切れ性やカッター適性が非常劣っ
たものになり、容易に切断できなくなる。なお、フィル
ムの極限粘度〔η〕も1.3〜1.8 (dl/g> 
、好ましくは1.4〜1.7 (dl/q)の範囲にあ
るのが好ましい。
プロピレン以外に、例えばエチレン、ブテン、ペンテン
、ヘキセンなどのコモノマーをランダムあるいはブロッ
ク状に共重合させてもよいが、本願発明の趣旨からして
ホモポリマーであることが好ましい。またポリプロピレ
ンに、マレイン酸、メタアクリル酸、アクリル酸、フタ
ル酸、テレフタル酸、などの酸およびそれらの酸無水物
などをグラフト重合させたものでもよいことは明らかで
ある。なお、本発明の特性を損ねない範囲で他のポリマ
ーを混合してもよい。
本発明の石油樹脂あるいはテルペン樹脂(以下、  □
特定の樹脂という)とは、ηラス転移温度T(lが50
℃以上、好ましくは76℃以上のもので、しかも、水酸
基、カルボキシル基、ハロゲン基、スルフォン基などの
極性基や、二重結合、すなわち不飽和結合を実質土倉ま
ないものをいう。すなわち、水添率としては90%以上
、好ましくは95%以上のものである。代表的な石油樹
脂としては、シクロペンタジェン系で代表される脂環族
系石油樹脂、例えば を主成分とする水添率95%以上のジシクロペンタジェ
ン(商品名“′ニスコレラ(エッソ化学))などがある
。また、代表的なテルペン樹脂としては、CC5Ha)
xの組成の炭化水素系化合物であり、ピネン、カレン、
ミレンなどに水素を添加させ、水添率が90%以上のも
のなどがある。
本発明のポリプロピレンフィルムは、特定粘度のポリプ
ロピレン樹脂95〜78重量%、好ましくは90〜80
重量%に、特定の樹脂の1種以上を5〜22重量%、好
ましくは10〜20重量%添加したものであ。なお、こ
の添加量はポリプロピレンと特定の樹脂との和が100
重量%になるように表わしたものである。
添加量が22重量%を越えると、添加剤がフィルム表面
にブリードアウトして透明性を悪化させたり、表層が勇
開を起こしたり、さらには芳香族系溶媒に膨潤したり、
溶出し、また、5重量%未満では粘着テープとしてのカ
ッター特性や手切れ性が劣ったものとなるなどの重大な
欠点を有するようになる。
本発明のフィルムは、特定粘度のポリプロピレン樹脂に
、特定の樹脂を添加させることにより、ガラス転移温度
Tgを10〜80℃、好ましくは12〜60℃の範囲と
するものである。T!+が80℃、好ましくは60℃を
越えるものは、粘着テープとしての実用強度が不足し、
本目的には適さない。また、T(]が110℃未満好ま
しくは12℃未満のものでは、手切れ性およびカッター
適性が改良されない。
もちろん、本発明ポリプロピレンに添加剤として公知の
結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤すべり剤、帯電防止剤
、ブロッキング防止剤、充填材、粘度調整剤、着色防止
剤などを添加してもよい。
本発明ポリプロピレンフィルムの少なくとも片面に塗布
される接着剤とは、公知の天然ゴム、合成ゴム、ポリア
クリル酸エステル、ポリビニルエーテルなどで、特に限
定されないが、本発明の場合はポリアクリル酸エステル
系のものが、透明性・外観、塗工作業の点で好ましい。
また該接着剤を溶かす溶剤としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族系有機溶剤、アセトン、メチ
ルエチルケトン、酢酸エチル、アルコールなどの脂肪族
系有機溶剤などがある。一方、該接着剤を水に微分散さ
せたエマルジョン液を塗工する方法や、加熱溶融させて
コーティングする方法もある。
本発明の場合、エマルジョン液を塗工する方法あるいは
ホラ(〜メルトコーティング方法の方が、ポリプロピレ
ンフィルムを膨潤させたり、表層を襞間させたりするこ
となく好ましい。接着剤の塗工方法は特に限定されず、
溶融溶液あるいはエマルジョン状態のものを塗工してか
ら乾燥することが多い。これらの接着剤層は必ずしも片
面のみに塗布される必要はなく、両面に塗布して両面粘
着テープにしてもよい。もちろん塗布されるフィルムは
、あらかじめシリコン系等の離型剤をコートされたフィ
ルムでも良く、あるいは接着剤層の上に更に離型紙を積
層してもよいことは明らかである。
次に本粘着テープの製造方法について説明する。
(1)  ポリプロピレンフィルムの製法アイソタクチ
ックインデックスが85%以上、極限粘度〔η〕が1.
3−1.8(旧/Q)の範囲にあるポリプロピレンホモ
ポリマー95〜78重量%に石油樹脂および/またはテ
ルペン樹脂を5〜22重量%添加混合し、樹脂温度が2
60℃を越えない温度、好ましくは180〜240℃の
温度で融解・混合させたのち、口金から吐出させ、冷却
ドラム上にキャスト冷却固化する。樹脂温度と2dO℃
以下好ましくは240℃以下にするのは、該樹脂が熱分
解したり、飛散したりするのみ     Iならず、添
加した樹脂がプロピレン樹脂に均一分散しないために本
発明の優れた特性が得られないためである。
キャストした上記フィルムを、−軸配向、二軸配向、あ
るいは多軸配向させたり、あるいは熱処理をする事によ
り更に優れたベースフィルムにすることが出来る。配向
を与える方法は任意の公知の方法、例えばロール延伸、
圧延、テンター延伸、ディスク延伸、ベルト延伸および
その組み合わせなどを用いることが出来る。この時、縦
方向の延伸倍率は、なるべく高倍率延伸させた方が好ま
しく、例えば逐次二軸延伸の場合、最初の縦延伸倍率は
6〜13倍、好ましくは7〜10倍と高くし、次の横延
伸倍率は6〜12倍と多少とも低い目にするのがよい。
この時、縦方向の延伸倍率は高くするが、縦方向の配向
は低い目(例えば複屈折△nで0.015以下)におさ
える様な配慮をすることが、本発明テープの原反にとっ
てふされしいものである。もちろん、延伸方式は逐次二
軸延伸方式でなくても、同時二軸延伸方式でもよいこと
は明らかである。
また本フィルムの両側または片側に、石油樹脂あるいは
テルペン樹脂を実質上添加していないポリオレフィン層
、特にポリプロピレン層や、変性ポリプロピレン層を全
厚み割合にして40%以下の厚みの層をラミネートする
ことにより耐薬品性、印刷性、光沢度、粘着性、粘着剤
塗工適性などが大巾に改良されるばかりか、ざらに押出
時に該石油樹脂あるいはテルペン樹脂、添加剤などの飛
散が抑制でき、生産性の向上や作業環境の改善などに優
れた効果を発揮するものである。
さらに本発明フィルムを空気、炭酸ガス、窒素ガス、ア
ルゴンガス、などの単独あるいは混合ガ、ス下で、コロ
ナ放電処理あるいはプラズマ処理をして表面張力を40
6yn / cm以上に高くして表面接着性を向上させ
たりあるいは逆に片面のみ離型剤をコーティングしてお
いてもよいことは明らかである。かくして得られたポリ
プロピレンフィル。
ムの厚さは特に限定しないが、15〜150μm、好ま
しくは23〜60μm、さらに好ましくは25〜40μ
mの範囲である。
(2)  粘着テープの製法 上記フィルムに常温で感圧粘着性を有する粘着剤層たと
えばポリアクリル酸エステルなどの粘着剤層を積層させ
る。もちろん積層方法は、溶液やエマルジョン液のコー
ティング法や、無溶媒の押出コーティング法などがある
が、特に限定されない。もちろん、粘着剤を塗布する面
と反対面に離型剤をあらかじめあるいは粘着剤塗布後に
塗工してもよいことは明らかである。なお、塗布厚さは
、特に限定させないが、通常10〜30μとしている。
粘着剤をフィルムに塗布するに際し、粘着剤層とフィル
ムとの間にアンカコート層あるいは変性ポリオレフィン
層などを介在させてもよいことは明らかである。また、
塗布方法はリバースロール法、グラビアロール法、キス
ロール法、ドクターナイフ法、カーテンコーター法、フ
ァウンティンコーター法などの任意の方法を用いること
ができる。
(発明の効果) 本発明のポリプロピレン粘着テープは、特定のポリプロ
ピレンに石油樹脂および/またはテルペン樹脂を添加し
、得られたポリプロピレンフィルムのガラス転移温度T
oを特定範囲に限定したために、得られた粘着テープは
次のような優れた効果が得られる。
(1)  テープカッター適正および手切れ性に優れ、
容易にテープを切断できる一方、被着体に接着した時に
は強靭性を有するという相反した性質を兼ね備えている
(2)  ディスペンサーカット時の引張り速度および
引張り角度を変えても容易に、しかも切断テープのしわ
、白濁、ヒゲの発生などが入らずに美しいテープに切断
できる。
(3)  熱寸法安定性にすぐれており、高温多湿雰囲
気下で長時間テープを保存してもテープ品質の変化、た
とえば着色、ずれ(テレスコープ)、ちぢみ、シワの発
生などが認められない。
(4)  透明性、光沢性に優れており、特に粘着剤に
アクリル系粘着剤を用いるとクリアーな美しい粘着テー
プになる。
゛(5)透湿性が小さく、通常二軸延伸ポリプロピレン
フィルムに比べて1/2以下であり、防水性、防湿性の
強い要求のある分野に優れた粘着テープとなりうる。
(6)テープの腰が強くなり、粘着テープとして塗工作
業、取り扱い性などに優れてくるのみならず、゛テープ
厚さを薄くしても、取り出し、強度などに実用上問題と
なることはなく、テープを薄膜化できる。
なお、本発明は上記のごとく、特定のポリプロピレンに
特定の添加剤を添加し、特定のT(]を有したポリプロ
ピレンフィルムを原反とした粘着テープであるが、テー
プ特性と↓で好ましい特性は1、長手方向の5%伸び時
の強力Fs値は、1゜8ki/am以上、好ましくは2
.0h/cm以上である。これはテープカット時にかか
る張力によって粘着テープが伸びるのを防止するためで
ある。
2、幅方向に切断したシャルピー衝撃強さは2〜5 k
+1−cm /cn+、好ましくは3〜4k11−CI
ll/canの範囲がよい。これはテープが容易に、し
かも切断端面が変形せず美しいカット面になるため′に
必要な特性である。
3゜長手方向の破断伸びは120%以下、好ましくは1
00%以下であり、しかも破断強度は2.9kg/cm
以上、好ましくは3.3kg10m以上であるのが易切
断性と実用強度とを兼ね備えており好ましい。
4、表面粗さくRt )を1〜20μm好まψくは2〜
5μmと粗面化した原反を用いると、描画性、筆記性、
複写性が付与されるのみ々らず、手切れ性、カッター適
性も向上する。
なお、本発明に使った語句を説明する。
(1)  シャルピー衝撃強さは、(:、 harpy
衝撃試験機によって求められた値で、試験片を切断する
方向に要したエネルギーE (lq/cm)を、サンプ
ル幅(c+n)で割った値で示し、算出法は次式による
E=WR(cosβ−cosα) Wはハンマー重量(kq> 、Rはハンマーの回転中心
軸から重心までの距離(CIll)、αはハンマー持上
角、βは試験片切断後のハンマーの振上角である。測定
雰囲気は25℃、65RH%である。
(2)  極限粘度は、ポリマーを135℃のテトラリ
ン中に溶解させ、濃度Oに外挿したときの粘度で旧/g
単位で表わす。
(3)  立体規則指数IIは、720 crlの吸光
度を731 cm−’の吸光度で割った値である。
(4)  カッター(この歯状の金具のついたテープカ
ッター)適正の判定に使用したディスペンサーは、YA
MATONo−500型であり、テープを引張る角度は
、水平線から下方にみて30°、引張速度は1m/分、
雰囲気温度は25℃であり、テープの幅は12何である
(5)  ガラス転移温度は、サンプル110ll1を
操作型熱量計osc−n型(p erkin E 1m
er社製)にセットし、窒素気流下に昇温速度40℃/
分の速度で一20℃からスタートさせてサーモグラフを
書かせ、ベースラインから吸熱ピークのずれる温度と、
もどる温度との算術平均値をとった温度をTgとする。
もちろん、サンプルが複合フィルムであってもこの方法
で測定すればよい。
また、ガラス転移温度はパイブロンによる動的弾性率に
よっても表わすことが可能である。
このパイブロンによるガラス転移温度の測定は、東洋ボ
ールドウィン(株)製:RHEOVIBRON−II型
を用いて、周波数110ヘルツ、昇温速度2℃/分で、
−150〜150℃の範囲で測定し、この時の動的弾性
率が温度によって最も大きく変化する点をガラス転移温
度とした。試料は幅2 am、長さ40 mm 、厚み
100μmで測定した。
Z・ 本発明フィルムの場合、DSC法≠寺のTgな採用する
が、簡易的にはパイブロン法のT(+から10℃減じた
値を用いてもよい。
(6)  長手方向の5%伸びの強カー嗜は、長手方向
に長くした幅1c+nのサンプルをテンシロンに取りつ
け、クリップ間(試長)を5cmにし、引張速度300
IIl/分で長手方向に引張り、5%伸びた時の強力(
kg)を(幅ICIII)で割った値である。測定  
    i雰囲気は25℃、65RH%下で行なう。
(7)熱収縮理知(R)は、試長260薗、幅10画に
サンプリングし、原寸(Lo)として200分間熱処理
し、こののちサンプルのマークした長さくり、)を測定
する。この熱収縮率(R)は次式により求められる 熱収縮率(R)[%] =  ((L、  −L、  )/L 。 )X100
(オーブンは特に限定されるものではないが、田葉井(
株)パーフェクトオーブンGPS−22を用いるのが好
ましい。) (8)  水蒸気透過率は、JIS  Z−0208に
従い、40℃・90%RHで測定した値でQ/T112
・日/100μm単位で表わす。ただし。成形後はG 
/ *2・日/シート単位で表わした。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づいて説明する。実施例1 ポリプロピレン樹脂(極限粘度〔η)=1.6、MI=
10;  II=96%)に、石油樹脂とじてした樹脂
(A)と、〔η)=1.4のポリプロピレンにアクリル
酸を0.1モル%グラフト重合した変性ポリプロピレン
樹脂(B)とをそれぞれ200℃、220℃に設定され
た押出機に供給し、樹脂温度が240℃以下になるよう
にして押出口金から(B)(A>(B)の順に積層して
なる3層積層フィルムを押出し、45℃に保たれた冷却
キャストドラム上で冷却固化させる。該キャストフィル
ムを145℃に加熱された熱風オーブン中に導き、充分
予熱したのち、長手方向に7.5倍延伸し、ただちに4
0℃以下に冷却した。得られ   ゛たフィルムの複屈
折は0.01であった。
つづいて該長手方向延伸フィルムを、155℃に保たれ
たテンターに導き、幅方向に9倍延伸し、ただちに16
0℃で、幅方向に7%のリラックスを許しながら10秒
間熱処理をした。続いて、該フィルムの両面にコロナ放
電処理をし、ぬれ張力42 dyn /amになる様に
表面処理をした。かくして得られた二軸延伸フィルムの
ガラス転移温度Tgは31℃であり、(B)層が2um
ずつ、(A)層が29μmのトータル33μmであった
該二′軸延伸フィルムをテープ・コーターに導き、片面
にジメチルシリコン系離型剤を0.1μm厚みにコーテ
ィング・乾燥し、つづいて逆面に主成分としてポリアク
リル酸エステル系粘着剤を20μm厚みになるようにコ
ーティング・乾燥して粘着テープを得た。
かくして得られた粘着テープの特性を第1表に示した。
同表から、本発明粘着テープは、透明性に優れ、カッタ
ー切断力が弱く、カッター適性および手切れ性に優れた
テープがあるばかりか、耐水性、耐熱性に優れたテープ
であることが判る。
第  1  表 比較例1〜2 実施例1で使用したポリプロピレン樹脂の極限粘度〔η
〕を1.6から1.2および2.0に変えた他は、実施
例1と全く同様にして粘着テープを作成し特性を第2表
に示した。同表から明らかな様に極限粘度が1.3〜1
 、8 (di/Q )の範囲外のポリプロピレンを用
いるとテープ特性、特にカッター適性、手切れ性などに
劣ることが判る。
第  2  表 比較例3〜4 実施例1で用い石油樹脂を、脂環族系石油樹脂(水添率
(100%、゛′アルコン”P−125、荒用化学製、
Tg=35℃)に、さらに添加量を20%から30%に
変えた以外は、実施例1と全(同じようにして粘着テー
プを作成し、原反およびテープ特性を第3表に示した。
第  3  表 以上の様に、T(]が50℃以上の石油樹脂を用いない
とテープ特性が改良できないばかりか、添加樹脂が表面
にブリードし、透明性、接着性が大巾に悪化することが
判る。
特許出願人  東 し 株 式 会 社手続補正書 特許庁長官  志 賀  学  殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第144182号 2、発明の名称 粘着テープ 5、補正により増加する発明の数 なし く1) 明細書 第1頁16〜17行、第2頁18行お
よび第2頁18行目 「カッター適正」を「カッター適性」とそれぞれ補正す
る。
(2) 同 第2頁18行目 「添加したものであ。」を「添加したものである。」と
補正する。
(3) 同 第15頁6〜7行目 「立体規則指数・・・・・・・・・割った値である。。
」を「アイソタクチックインデックスは、次のようにし
て求める。試料のフィルムを約1cm平方の大きさに切
り、これをソックスレー抽出器に入れ、沸騰メチルアル
コールで6時間抽出する。抽出した試料を60℃で6時
間真空乾燥する。これから重量W(Ill(]>の試料
をとり、これを再びソックスレー抽出器に入れて、沸M
IN−へブタンで6時間抽出する。次いで、この試料を
取り出し、アセトンで十分洗浄した後、60℃で6時間
真空乾燥した後、重量を測定する。その重量をW’  
(ma)とすると、アイソタクチックインデックスは次
式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%) −100xW’ /WJと補正スル。
(4) 同 第15頁9行目 「適正」を1適性」と補正する。
(5) 同 第16頁20行目 「熱収縮理知」を「熱収縮率」と補正する。
−55:

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)極限粘度〔η〕が1.3〜1.8(dl/g)の
    ポリプロピレン樹脂95〜78重量%に、ガラス転移温
    度50℃以上で、極性基および不飽和結合を実質的に含
    まない石油樹脂またはテルペン樹脂の1種以上が5〜2
    2重量%添加されてなり、かつ、ガラス転移湿度が10
    〜80℃であるポリプロピレンフィルムに、粘着剤が塗
    布されてなる粘着テープ。
JP14418284A 1984-07-13 1984-07-13 粘着テ−プ Pending JPS6123672A (ja)

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