JPS60203156A - 長期保存性生めんの製造法 - Google Patents

長期保存性生めんの製造法

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JPS60203156A
JPS60203156A JP59060246A JP6024684A JPS60203156A JP S60203156 A JPS60203156 A JP S60203156A JP 59060246 A JP59060246 A JP 59060246A JP 6024684 A JP6024684 A JP 6024684A JP S60203156 A JPS60203156 A JP S60203156A
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JP
Japan
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raw noodles
raw
noodles
irradiation
temperature
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JP59060246A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takahashi
英之 高橋
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SHIMADAYA HONTEN KK
Original Assignee
SHIMADAYA HONTEN KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長期間に亘り、腐敗、ダレ現象及び褐変が抑
制され、美味な食味性が保持される長期保存性生めんの
製造法に関する。
生め九の1呆存法として、従来よりプロピレングリコー
ル、エチルアルコール、グリシン、W41酸、低級脂肪
酸モノグリセライド等の添加1勿が汎用されでさたが、
いずれも長期l呆存性の付与が極めて困難であるばかり
でなく、その使用量によっては風味や食味を害し、又ダ
レ現象や褐!:などは側底阻止し得ないものであった。
又、生めんを色装後蒸気や熱湯を使用して加熱殺菌する
方法も試みられでいるが、保存性と引き替えに食味性含
着しく劣化することになるのである。
要するに、長期保存性と付与しようと下れば何らかの大
きな代償を払わなければならないのが現在の技術水準で
ある。
最近普及してきだ酸素除去能を有する物質の色装体所詮
脱酸素剤が一部の生め九製造業者に使用されでいろか、
本発明者が市販品について1411した結果では、脱酸
素剤使用の有無fこよる微生1勿汚染度の差はほとんど
認められなかった。ぎらC二本発明者が研尺室で行なっ
た結果も前記結果を裏づけるものであった。脱酸素剤は
、カビの増殖を抑制する効果が大きいので、腐敗寸前若
しくは腐敗状態まで細菌の増殖が進行しでいても、肉眼
的に判別しにくいことが、脱酸素剤の実効を誤認ごせで
いるので1ユないかと懸念される。
本発明者は、脱酸素剤使用イこより嫌気環境−Fに保持
された生め孔中で、意外に早く細菌が増殖して腐敗に到
る理由について研究したところ次のような知1見を得た
生めんを一般イこ汚染している微生物の中で、好気性条
件下で優勢に増殖するものは、カビ、酵母及びミクロコ
ツカス、シュードモナス、フラボバクテリウム、大腸菌
群、バチルスの一部などの細菌類であり、嫌気性条件下
では酵母及び乳酸菌、大腸菌群、バチルスの一部などの
細菌であった。
従って、種々の微生物汚染が認められる生めんでは、好
気でも嫌気環境下でも、腐敗状態は異なるが、いずれか
の微生物が同様の速度で増殖するので、脱酸素剤使用の
意義が小さいことが判明した。
本発明者は、別の実験で、生めんを裸の状■で短時間の
マイクロウェーブ照射を施し、品温を約90°Cと越え
ない範囲で加熱し、なるべく速やかに室温程度まで冷却
すれば、生め凡の特性をほとんど失なうことがなくしか
も褐変やダレ現象が抑制されること倉知見していた。
本発明者は、このようにマイクロウェーブ照射処理した
生めんを脱酸素剤とともに密封包装し、保存試験を行な
ってみtこのである。実験的は、含水率のeい生めんで
は加熱殺菌効果が小さいことに加え、マイクロウェーブ
照射条件が<Es、A短時間であるので、この程度の処
理のマイクロウェーブ照射生め九を嫌気環境下で保存し
ても、微生物増殖抑制効果の可能性は皆無であろうと考
えていた。
事実マイクロウェーブ照射前後の生め九の生菌数の変化
をみると、照射前の生菌数が3×104/gでめったも
のが、照射直後約 90°Cでは3×lO″″4、約 
70°Cでは1.4×10″″/gfこ減少する程度で
、殺菌効果としでは棒めて小キ<、又生残菌の種類でh
ても、加熱前とはと凡ど同じでめった。
ところが、おどろくべきことに、後述の実験lの結果で
明りかなように、このように処理した生めんを脱酸素剤
とともにかスパリャー性の高い袋に密封包装し、種々の
温度に調節したインキュベーク−に保存し、生菌数を経
B測定したところ、脱酸素剤未使用の同様処理生めんが
短時間で腐敗ィこ到ったのずこ比べ、長期間に亘Q1生
菌数増加が抑制だれること2発見したのである。
実験1 小麦粉 65重量部及びそば粉35重址部の混合粉にホ
28市31七部を添加混練し、以下常法製造して生日本
そば2得た。この生B本そば200gを禄の状を虚で、
家庭用電子レンジ(ナショナルNE636tl 定格高
周波出力600W+ により、θ〜90 秒間マイクロ
ウェーブ照射した。照射後縁やかに風を吹きつけて室温
程度まで冷却し、ガスバリヤ−性の高い袋(塩化ビニリ
デンコーティング、ポリプロピレンとポリエチレンの積
層フィルム)に脱酸素剤(三菱ガス化学(株)製品エー
ジレスF】 とともに、あるいは脱#累剤を入れずに密
封包装した。
これらの色装生B本そばを20℃及び加℃に調節したイ
ンキュベーターに保存し一般生菌数を経θ測定した。
実験条件は第1−1表イこ、実験結果は第1−2表に示
↑。
第1−1表(実験条件) 注1各実験区毎1こ10後体を調製した。
庄2照肘0 (照射なし)及び加秒の実験区のものにつ
いでは保存試験の結果が照射40秒のものと大差なかっ
たのでデータの記載を省略した。
第1−2表(実験結果) 、主1 ji(l射的の一般生菌数 λ7− X 10
4/g注2一般主菌数は2検体fこついでの平均値であ
る。
注3表中[S」は保存7B後において残余6検体の内4
検体以上が明らかな腐敗を示していtこことを表わすも
ので、微生物検査をするまでもないのでU後の検査は↑
]ら切った。
4jお他の試験区1ユ全検体正常であった。
以上の実験の結果、マイクロウェーブ照射をL11θ秒
以上施しで品温を約 708C以上としたもので、かつ
脱酸素剤使用の実験区1ユ、20℃又は加℃の保存温度
で148間ゐるい1ユ21B以上の保存性が認められた
。この条件以外の実検区の検体(ま7B以内又)ま30
後でそのほとんどが腐敗又は腐敗とbなぎれる菌数(約
1tJ’//g以上) を示しtこ。
なお、21B間保存後の検体fこついでは、−膜中菌数
の他イこ一般嫌気性l!i数、カビ及び酵母数も測定し
た。一般嫌気性菌数は一般主菌数とほぼ同じかl/10
程度の範囲であり、カビ及び酵母数はいずれ(110以
下4であった・ 本発明は、以上の美験結果に基づいて完成2 htこも
のである。
下なわら、本発明1ユ[酸素がスF余去能を有する物質
の包装体とともに、密封色装される生めんにおいて、当
該生めんが色装ギ1にマイクロウェーブ照射によりその
品温が約70〜90℃になるように短時間加熱された後
、室温程度まで〆9却されたものであることを特徴とす
る長期保存性生めんの製造法」に係るものである。
本発明(ユ以上の構成に係るもので、し〜すれか一つの
構成要件を欠いても、本発明の目的が達成されない。
加熱手段が蒸気や熱水で11食味性と大さく犠牲イこし
、マイクロウェーブ照射のみが本弁明目的達成を可能に
する唯一の加ツ(手段である。
マイクロウェーブ照射条件も、本発明でlユかなり限定
され、照射時間が略210秒以内、好ましくは略140
秒以内でかつ照射直後の生めんの品温か約70〜90℃
最も好ましくは約 80℃前後である。
116射直後の生めんの品温が約70℃以上では、腐敗
、褐変及びダレ現象の防止が達成されず、又約90℃以
上では食味性が大さく犠牲になる。又、照q;1直後の
生め九の品温が約70〜90℃の範囲であっても、照射
時間が略210秒を越えると食味性の劣化が避けられず
、かつ乾燥が促進されで生めん状態を保つことが困難に
なる。
照射する際、生めんは裸の状態であることが必要で、n
g状状態生めんに照射すると、生めんから蒸発した小が
大なり小なり凝縮しで生めん表面に例着点在し、外観が
汚なくなるばかりでなく、甘味11や1呆存性も6減T
ることイ;なる。
照q−1後、生めんをなるべく速やかに冷却することが
度味性劣1し防止のためや作業性の点で必要であるが、
照射後室温に略30程度度放置することにより冷却する
方法でも本発明目的達成に差しつかえない。迎膚(ユ、
冷風を発生する冷却装置を利用することが望ましい。
なお、加温状態の生め九と密封包装すると前述した凝縮
ホの付着点在の問題を生ずる。
本発明で使用されるかスパリャー性の太さい袋若しくは
容器の材質はその酸素ガス透過度が100cc/ yr
/ 24時間/atmf20℃・80 %RHI以下の
ものf:さし、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル等と塩化ビニリデンとの積層フィルム、あ
るい1ニアルミニウムとの4貴層フィルムが好1菌であ
る。
本発明で使用される脱酸素剤と(ユ、アスコルビン酸並
びにエリソルビン酸及びこれらの塩類、亜二チオン酸塩
、酸化第一鉄、鉄粉、硫酸第一鉄、タンニン、リグニン
、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソ
ール等の還元性物質の1種若しくは2種以上と必要に応
じで、これらとアルカリ金属苦しく略ユアルカリ土類金
属の水酸化物、活性炭、ホ、その他粉状若しく1ま粒状
物質又は多孔状1勿質等の配合物を掲げることができる
。市販製剤として1ユ、三菱ガス化学(株19品の[エ
ージレスJ、 を株1 ケプロン製品の「ケプロン」な
どを利用することがでさる。
以下実施例を示す。
実施例1 小麦粉100市量部に対しBθ′8の濱塩ホ36亜量部
を添加混練し、以下常法製造して主うど/l、を侍た。
この生うどA、を裸の状jBで、実験lと同じ電子レン
ジを使用し、生うどん100gのとき35秒、200 
gのとさ 70秒、400 gのとき140秒、600
gのと@21O秒それぞれマイクロウェーブ照射しtこ
。照射直後の品iM Iまいずれも78〜82℃の範囲
にゐ っ た。
次いで実験1と同様の脱酸素剤とかスパリャー性の高い
袋を用いて密封色装し、20°Cで20日まで1呆存し
tこところ、食味性及び外観性状とも製造直後の状鳴2
保持し、又一般主菌数は10’汐を越えることがなく、
カビ発生や袋の膨張等も認められなかった。
なお食味性は、照射時間が35〜140秒のものに比べ
、21日秒のものはコツコン感がやや強化され、生め九
としての特性上この程度までの食味性が限界であると考
えられた。
実施例2 小麦粉100市量部イこ対しB≦4.5のかんすい38
重1部と添加混練し、以上鹿法製造して生中華めんを得
た。
この生中華めA、120gを採の状6で、実験lと同X
−畦子レンジを使用し、42秒間マイクロウェーブ照射
した。、照射直後の品温1ユ 79°Cでめった。
次いで約30分間室温に放置して冷却後、実験1と同様
の脱酸素剤とかスパリャー性の高い袋を用いで密封色装
し、25℃で20口開まで保存したところ、がんすい焼
けの問題8除さ良好な状態を保持した。
かんTい焼けfこついでは、保存約15日ではほとんど
認められない程度でめっIこが、保存20Bでは明らか
イこ認められる程度まで進行した。しかし商品として許
容できない程度ではなかった。
別の実施例で、上記保存温度を15°Cとした場合は、
保存(資)日でもがんすい焼けの問題は生じなかったO 以上本発明の通用例としで、生日本そば、生うどん、生
中華めんの場合を示したが、本発明は、その他イこ生ス
パゲツティや生マカ〇二、主米粉めム、主人麦め八、主
の皮類等広範囲の生めAに通用でさるものである。
又、本願明細書で1ユ家庭用の電子レンジを使用した場
合の実施例を示したが、工業的には例えば高周波出力1
2KWの連続式の照射装置を使用することにより1時間
約 2000食分の生産を行なうことがでさる。
生めん本来の特性を長期間保持可能とする本発明の完成
により、生めんの美味しさく生めんをゆで上げ、その直
後に喫食するのが理懇的でめる)を一般消費者に再認識
せしめる機会を増やし、最大 近f囚迷する主めんの需要増下に大きく貢献するものと
居ねれる。
特許出願人 株式会社 島田屋本店

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸素ガス除去能を有する物質の包装体とともに、密封包
    装される生め凡(;おいて、当該主めムが色装前にマイ
    クロウェーブ照射によりその品温か約70〜90℃にな
    るように短時間加熱された後、室温程度まで冷却された
    ものでめることを特徴とする長期保存性生めんの製造法
JP59060246A 1984-03-28 1984-03-28 長期保存性生めんの製造法 Pending JPS60203156A (ja)

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Cited By (2)

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JPH04341151A (ja) * 1991-05-14 1992-11-27 Fujiwara Seimen Kk 高周波発生装置を使用した日持ち生麺類の製造方法
KR20000055723A (ko) * 1999-02-09 2000-09-15 변봉화 마이크로파 또는 전자파를 이용하는, 면질이 개선된 삶은면류의 제조방법

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JPS56137859A (en) * 1980-03-31 1981-10-28 Dainippon Printing Co Ltd Sterilizer for packed noodles, etc.

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