JPS60201914A - 易滑性フイルムの製造方法 - Google Patents

易滑性フイルムの製造方法

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JPS60201914A
JPS60201914A JP5888684A JP5888684A JPS60201914A JP S60201914 A JPS60201914 A JP S60201914A JP 5888684 A JP5888684 A JP 5888684A JP 5888684 A JP5888684 A JP 5888684A JP S60201914 A JPS60201914 A JP S60201914A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は易滑性2表面平滑性に優れた耐熱フィルムの製
造方法に関するものである。
〔従来技術〕
近年磁気記録の分野においては、記録密度の向上を目的
として、真空蒸着あるいはスパッタリングによって磁性
体金属薄膜をベースフィルム上に形成させた磁気記録媒
体が研究されており、このベースフィルムに要求される
特性としては、耐熱性1表面の平滑性、易滑性などが挙
げられる。特に垂直磁化記録の場合、蒸着、スパッタリ
ング等に際し、基板であるベースフィルムの温度が高い
ほど形成された金属薄膜の電磁変換時、性は良好となる
ことはよく知られているが、この時発生する熱にベース
フィルムが耐えるには、フィルムを形成するポリマーの
融点(あるいは流動開始点)が高いことが必要である。
従来、磁気記録媒体用ベースフィルムとして多用されて
きたポリエステルフィルムでは高温での寸法安定性等の
耐熱性において不十分であった。
一方、耐熱特性の優れた金属薄膜磁気記録媒体用フィル
ムは、多くの場合溶液製膜によって製造されるが、その
溶液製膜においては、ポリマー溶液から加熱等の方法に
よシ脱溶媒が行なわれる過程の初期において、ポリマー
溶液の粘度低下等の作用からフィルム表面が非常に平滑
なものとなるという長所があるが9反面、易滑性に欠け
るという欠点があった。この欠点を改善する方法として
は。
特公昭5ろ−23860の如く、ポリマー溶液中で溶解
または流動ゾルを形成する有機アルミニウム等の化合物
を、ポリマー溶液に混合し、これを加熱して積極的に化
合物の連鎖成長あるいは凝集を促進させ、製膜したフィ
ルム内に固形粒子を分散析出させる方法が知られている
が、かかる方法では析出粒子の粒径を制御することが困
難であり。
粒子が巨大化するなど高密度磁気記録媒体として必要な
表面の平滑性が損なわれるという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記欠点を解消し2表面の平滑性と易
滑性とが共に優れた耐熱フィルムの製造方法を提供せん
とするものである。
〔発明の構成〕
すなわち本発明は、ガラス転移温度が200℃以上であ
る耐熱性ポリマーと溶媒とから成るドープをシート状に
流延したのち該溶媒を除去する溶液製膜法による耐熱フ
ィルムの製造方法において。
該ドープに1次粒径が5mμ以上500mμ以下で疎水
化度が10以上の疎水性無機粒子をポリマーに対して0
.03重量%以上5重量係以下含有せしめた易滑性耐熱
フィルムの製造方法を特徴とするものである。
本発明においてドープとは、主として耐熱性ポリマーと
溶媒とから成るものである。また、とのドープには、ポ
リマーの種類あるいはドープの調製方法、その他の理由
から、無機塩、酸化防止剤。
帯電防止剤、少量の水などの貧溶媒等が含まれていても
よい。
ドープに用いる溶媒は、ポリマーの種類に応じて有機溶
媒、無機溶媒の中から選ばれるが、有機溶媒としてはア
ミド系溶媒、フェノール系溶媒。
アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、芳
香族炭化水素などがあり、無機溶媒としては硫酸、など
がある。また、これらの混合物を溶媒として用いてもよ
い。
本発明に適用される耐熱性ポリマーとは、ガラス転移温
度が200C以上である耐熱性ポリマーであり、好まし
くは芳香族縮合系の耐熱ポリマーである。例えば芳香族
ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香)Mポリアミドイ
ミド、芳香族ポリヒドラジド、芳香族ポリイミン、ポリ
オキサジアゾール、ポリベンツオキサゾール、ポリベン
ツイミダゾールやそれらの共重合体、その他ヒダントイ
ン。
チアゾール、イミダゾピロロン環等のへテロ環を最終構
造として含む重合体である。また重合体の50モルチ未
満が上記の重合体成分以外の重合体成分であるような重
合体も含まれる。
これらのポリマーは、一般に、有機溶媒、濾硫酸、ポリ
リン酸等中での溶液重合、水−有機溶媒系等による界面
重合、溶融重合あるいは固相重合等によって合成される
が溶液重合によって合成されることが好ましい。
例えば、芳香族ポリアミドは、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド等の極性
アミド系溶媒中での溶液重合、あるいは水系媒体を使用
する界面重合等で合成される。ここで単量体として酸ク
ロリドとジアミンを使用する場合は、副生ずる塩化水素
を中和するために水酸化カルシウム、エチレンオキサイ
ド等の無機あるいは有機の中和剤を添加する。このポリ
マー溶液は製膜用ドープとしてこれより直接フィルムを
形成してもよく、またポリマーを一度単離してから上記
の溶媒に再溶解して製膜用ドニプを調整し、フィルムを
成形してもよい。製膜用ドープには溶解助剤として無機
塩例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム等を添加す
る場合もある。
製膜用ドープ中のポリマー濃度は2〜40重量係程度が
好ましい。
また例えば、芳香族ポリイミドあるいはポリアミド酸の
溶液は次のようにして得られる。すなわちポリアミド酸
はN−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメ
チルホルムアミドなど有機極性アミド系溶媒中でテトラ
カルボン酸二無水物と芳香族ジアミンを反応させて調整
することができる。また芳香族ポリイミドは前記のポリ
アミド酸を含有する溶液を加熱したシ、ピリジンなどの
イミド化剤を添加してポリイミドの粉末を得、これを再
度溶媒に溶解して調整できる。製膜用ドープ中のポリマ
ー濃度は5〜40重量%程度が好ましい。
本発明における疎水性無機粒子とは、酸化ケイ素、酸化
チタン、酸化アルミニウムなどからなる無機、粒子に表
面処理を行ない、疎水化度(MW値)を10以上、好ま
しくは20以上にまで高・めた無機粒子であり2例えば
酸化ケイ素はジメチルジクロロ7ラン等によって表面処
理され、疎水化される。
ここでは無機粒子単体の粒径を1次粒径、その凝集体の
粒径を2次粒径と呼ぶが2本発明では1次粒径が5mμ
以上500mμ以下の疎水性無機粒子を使用する。フィ
ルム中での無機粒子は単体あるいは複数個の凝集体とし
て存在し、その粒径は5mμ以上500mμ以下である
ことが好ましい。
上記の疎水性無機粒子は、ポリマー溶液に直接添加する
と一般には粗大な凝集体を多数形成し。
これを分散させることは極めて困難であるため。
前もって10ポイズ以下、好ましくは1ポイズ以下の有
機溶媒あるいは稀薄低粘度ポリマー溶液中に分散させて
おくことが好ましい。分散媒としては製膜に使用するも
のが好ましいが9M膜に特に悪影響を与えなければ重合
の際に使用した溶媒以外の溶媒を使用してもかまわない
。溶媒としては特にアミド系溶媒あるいは炭素数20以
下のアルコールを用いることが好ましく、これらの溶媒
と前述の疎水性無機粒子とを組合せた場合には、無機粒
子の分散をよシ微細かつ均一に行なうことができる。ま
たこれら無機粒子の分散液中に少量の分散助剤や水が入
っていてもよいが、水の量が多すぎると分散液中の微粒
子の分散が悪くなる。
分散方法としては、上記溶媒あるいは稀薄低粘度ポリマ
ー溶液中に無機粒子、その他必要に応じて分散助剤など
を入れ、攪拌式分散器、ボールミル、サンドミル、超音
波分散機などで9粒子径5mμ以上500mμ以下とな
るまで分散する。
この疎水性無機粒子分散液は前記ポリマー溶液中へ添加
混合するが1重合前の溶媒中へ添加もしくは重合に使用
する溶媒全部に分散されていてもよい。またポリマー溶
液の調製工程中で添加してもよく、さらには製膜時の流
延直前で添加混合してもよい。
疎水性無機粒子の分散液を上述のように添加混合したポ
リマー溶液中には無機粒子が均一で微細に安定して分散
しておシ、溶液を放置しても無機粒子の再凝集はほとん
ど起こらない。
疎水性無機粒子の添加量はポリマーに対して固形分で0
.03重量%以上5重量%以下であシ。
0.06重量%より少量だとフィルムの易滑性が劣り、
5重量%よシ多量だとフィルムの破断強度等の物性の低
下や異常凝集物の生成を招く。
この製膜用ドープから湿式法、乾式法、乾湿式法、ある
いはその他の周知の方法によって脱溶媒が行なわれフィ
ルムが成形される。連続的にフィルムを製造する場合9
例えば湿式法では、製膜用ドープは金属ドラム、エンド
レスの金属ベルト等の支持体上に流延されたのち直接凝
固浴中に浸漬され、流延された製膜用ドープが自己保持
性を得るまで脱溶媒が行なわれる。ついで支持体からフ
ィルムとして剥離され、必要に応じてさらに凝固浴中で
の脱溶媒の後、乾燥が行なわれ製膜が完了する。ポリマ
ーの種類やフィルムへの要求に応シて凝固浴液としては
水、水と無機塩および、あるいは有機溶媒の混合物、あ
るいは有機溶媒などが選定され、フィルムの平滑性や透
明性などを向上させる目的で凝固浴液温度を30℃以下
に保つ場合もある。また製膜用ドープを直接に口金から
凝固浴液中へ吐出し、フィルムを形成する場合もち 、
る。
乾式法、乾湿式法によシ、膜する場合には、製 □□ 膜用ドープはドラム(金属やセラミックス製など) □
′11、゛ やエンドレスの金属製ベルト等の支持体上に流延 □1 され、自己保持性を得るまで気相中での脱溶媒が □行
なわれたのち支持体から剥離される。剥離されたフィル
ムは、乾式法ではさらに気相中での脱溶 。
媒が、乾湿式法では液中での脱溶媒の後、乾燥が □行
なわれて製膜が完了する。乾湿式法における脱溶媒に使
用する液の組成および液温は、上述の湿式法における凝
固浴の場合と同様に、ポリマーの種類やフィルムへの要
求に応じて選ばれる。
なお、芳香族ポリアミド酸溶液から触媒によるイミド化
反応を経て芳香族ポリイミドフィルムを製膜する場合の
ように、製膜用ドープを支持体上に流延したのちこれを
剥離する過程において脱溶媒を特に必要としない場合も
ある。
本発明では、上記した製膜用ドープを使用するので製膜
の途中で無機粒子が異常に凝集するととはなく、製膜完
了後のフィルムの表面は非常に平滑であ、btた易滑性
に優れたものとなる。
また支持体からの剥離後の工程において、フィルムは面
積倍率08以上5.0以下で延伸または緩和されること
が好ましい。ここで面積延伸倍率とはフィルム長手方向
7幅方向各々の延伸実効倍率の積を意味する。この面積
延伸倍率が08より小さいとフィルムの物性低下や平滑
性の悪化が起こシ易く、5Dを越えるとフィルム中の無
機粒子がフィルム表面に直接露出したり1粒子周囲にボ
イドが形成されるなど、フィルム表面の平滑性が損なわ
れ易くなるだめ好ましくない。
本発明におけるフィルム厚さには特に制限はないが9通
常05μ以上i、o o oμ以下、好1しくけ1.0
μ以上100μ以下である。
このようにして製造されたフィルムは、 Ra値が0、
0005μ以上001μ以下、金属との摩擦係数が00
5以上20以下という非常に良好な特性を持つ。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように、アミド系溶媒に特定の無機粒子
を分散させ、これを含むポリマー溶液からフィルムを製
膜するという易滑性フィルムの製造方法に関するもので
あり、得られたフィルムは表面の平滑性と易滑性という
、従来の技術では互いに矛盾する特性を同時に具備する
という優れた効果を有している。しだがって9本発明に
より製造されたフィルムをベースフィルムとして磁気記
録媒体を製造する場合、擦り傷等の発生を防止すること
ができ、その磁気記録媒体を実際に使用する場合も、磁
気ヘッドとの摩擦が小さいため磁性層の消耗が少ないと
いう効果がある。また9表面が平滑であるために高密度
記録も可能であり、製造された磁気記録媒体は高い電磁
変換特性を示す。
よって本発明により製造されたフィルムは、磁気テープ
、磁気ディスク、フロッピーディスク。
に適し、特に蒸着型磁気テープ、蒸着型フロッピーディ
スクに極めて有効である。また垂直磁気記録方式や光記
録方式に採用される記録媒体のベースフィルムなどとし
ても有効である。
本発明の特性値は次の測定法による。
(1) 中心線平均粗さく Ra値) DIN 4768で規定される触針式表面粗さ計J−1
0M M F2 L T E S T ERT 10型
で測定するカット・オフ0.25mmでの平均粗さRa
で表わす。
(2)S/N 50%白レベル信号を各テープの最適記録電流で記録し
、再生時のビデオ復調信号に含まれる信号と雑音の比を
ビデオノイズメーターを用い、市販のVH8標準テープ
をOdEとして比較測定した。
(3) ドロップアウト ビデオ録画を行ない、再生時のビデオ出力の減衰量が1
8dB、継続時間20秒以上のドロップアウトを10分
間ドロップアウトカウンターで測定し、1分間あたりの
平均値を算出した。
(4)摩擦係数 外径1.0mmφの5us31]4の固定棒に、10工
幅にフィルムをカントして作成したテープを捲付角18
0°で接触させ、入口側に50gの一定のテンションを
与えながら36(2)/ minの速度でテープを走行
させた時の出口側テンションを測定し。
摩擦係数を算出した。
(5)疎水化度(MW値) 前述の疎水性無機粒子は水に投入しても水面に浮遊し水
と混合状態とはならないが、これにメタノールを添加し
ていき、ある添加量になると粒子が完全に液中に混合さ
れるようになる。
疎水化度の測定は、100ccの水に疎水性無機粒子0
.4gを投入し、攪拌した状態でメチルアルコールを無
機粒子が液中に完全に混合する状態となるまで添加し、
その添加量から次式によって算出した。
X X:メチルアルコール添加量(cC) 〔実施例〕 次に、実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1 乾燥したN−メチル−2−ピロリドン150j?に2−
#コル−p−フェニレンジアミン3.92kg。
メタフェニレンジアミン2.44kgを攪拌溶解させO
℃ニ冷却し、0.2μカツトのフィルターで沖過した。
この中へ粉末状の精製したテレフタル酸りσリド10.
2権を添加し、2時間攪拌した後、精製した水酸化カル
シウム6.7沌を添加し、1時間室温にて攪拌して中和
を行ない、透明な芳香族ポリアミド溶液を得た。
一方、別に用意したN−メチルピロリドン中に1次粒径
が25mμで疎水化度80の疎水性シリカ粒子を2 w
t%添加し、1時間分散を行なった。
このシリカ粒子分散液を上記ポリマー溶液に、ポリマー
当り固形分として0.5 wt%添加混合し。
60℃で1000ポイズの均一な製膜用ドープを調製し
た。この製膜用ドープを金属ドラム上へ口金から流延し
、12Dcめ雰囲気で約20分間乾燥した。このフィル
ムをドラムから剥離し、連続的に水槽内へ導入し、約3
0分間浸漬しながらフィルム長手方向に1.6倍延伸し
た。さらにフィルムをテンターへ導入し、300℃で幅
方向へ1.4倍延伸しながら約5分間加熱し、厚さ16
μの透明なフィルムを得だ。 このフィルムのRa値は
0、0025μ、摩擦係数は028であった。
また、25℃・60%RHの雰囲気中に2日間放置した
フィルムを真空槽内に装填し、 1. D 、x’10
−2TOrrのAr雰囲気下でグロー放電処理した後、
真空槽を1. Ox 10”” Torr iで減圧し
た状態で200℃に加熱したドラムに沿って2回フィル
ムを走行させて揮発分を放散させ9次にドラムを100
℃に保ってフィルムを走行させながら電子ビーム蒸着に
よりC!o−Ni合金を斜め蒸着法で1000′Aの膜
厚になるよう蒸着した。これをスリットして磁気テープ
とし、その特性を測定したところ、S/Nは+20 a
b 、ドロップアウトフ個/分と高い電磁変換特性を示
した。
実施例2 脱水したジメチルアセ・ドアミド230kg中に。
4.47−レアミツジフェニルエーテル26沌を溶解し
、ピロメリット酸二無水物28.4 kgを0℃で攪拌
しながら徐々にこれへ添加し、2時間攪拌したところ3
0℃で2000ボイズの透明なポリアミド酸溶液を得だ
一方、脱水したジメチルアセトアミド中に1次粒径30
mμ、疎水化度60の疎水性酸化チタンを2重i %添
加し、超音波分散機で2時間分散した。この分散液を上
記ポリアミド酸溶液に、ポリアミド酸に対して固形分し
て06重量%となるよう添加混合し、60℃で1000
ポイズの粘度である均一な製膜用ドープを調製した。こ
の製膜用ドープをステンレス製のドラム上へ30℃で連
続的に流延し、160℃で15分間の乾燥による脱溶媒
の後、自己保持性を得たフィルムとしてドラムから剥離
した。剥離したフィルムをさらに250℃のテンターへ
導入して残存溶媒を除去し2次いで400℃で2分間熱
処理を行なって20μの芳香族ポリイミドから成るフィ
ルムを得た。フィルムの延伸倍率はMD、TD力方向も
1.0倍である。このフィルムのRa値は0003μ、
摩擦係数は0.25であった。
また、実施例1と同様にして磁気テープを作成し電磁変
換特性を調べたところ、S/Nは+18db、ドロップ
アウトは12個/分と良好な値が得られた。
比較実施例1 実施例1と同様に乾燥したN−メチル−2−ピロリドン
130/に2−クロル−p−フェニレンジアミン3.4
0 Xとメタフェニレンジアミン2・12kgを攪拌溶
解させ0℃に保ち2次いで粉末状のテレフタル酸クロラ
イド8.84 kgを添加し3時間攪拌して重合を行な
い、さらに水酸化カルシウム3、20 砲を添加攪拌し
て中和を行なって実施例1と同様な芳香族ポリアミド溶
液を得だ。
別に用意したN−メチル−2−ピロリドン中に1次粒径
が25mμで、疎水化度00表面処理が施されていない
親水性シリカ粒子を2 wt%添加し。
超音波分散機で1時間分散した。以下実施例1と同様の
条件でポリマー溶液とシリカ粒子分散液を混合して製膜
用ドープを調製し、これよりフィルムを成形し、さらに
蒸着を行なって磁気テープを作成した。これらのフィル
ムおよび磁気テープの特性値を測定したところ、フィル
ムのRa値は0、054μ、磁気テープのS / 1q
は一5ab、ドロップアウトは56個/分と、実施例1
と比較して劣った特性を示した。これはシリカ粒子が親
水性であるために粒子の再凝集が起こり、粗大な突起が
フィルム表面に形成されたためであると考えられる。
特許出願人 東 し 株 式 会 社 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第58886号 2、発明の名称 易滑性フィルムの製造方法 6、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区日本橋室町2丁目2番地l補正の
内容 60.(ハ;と′1 −− 、7 (1)明細書 第10頁11行 「より、膜する」を「より、製膜する」と補正する。
(2)同 第11頁12行 「5.0以下で」を「5.O以下、好ましくは1.1以
上′50以下で」と補正する。
(3)同 第17頁17行 「固形分して」を「無機粒子が」と補正する。
(4)同 第18頁7行 「MD、TD力方向を「フィルム長手方向1幅方向」と
補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガラス転移温度が200C以上である耐熱性ポリマーと
    溶媒とから成るド−プをシート状に流延したのち該溶媒
    を除去する溶液製膜法による耐熱フィルムの製造方法に
    おいて、該ドープに1次粒径が5mμ以上500mμ以
    下で疎水化度が10以上の疎水性無機粒子をポリマーに
    対して0.03重量%以上5重量%以下含有せしめたこ
    とを特徴とする易滑性耐熱フィルムの製造方法。
JP5888684A 1984-03-27 1984-03-27 易滑性フイルムの製造方法 Granted JPS60201914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6398484A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 Toray Ind Inc 感熱記録用転写体
JP2004156039A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Degussa Ag ポリマー組成物、成形部品を被覆する方法および前記組成物の使用
JP2020079424A (ja) * 2020-03-03 2020-05-28 信越ポリマー株式会社 非晶性熱可塑性樹脂フィルム

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