JPS6018834B2 - 点火コイル一体型点火配電器 - Google Patents

点火コイル一体型点火配電器

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JPS6018834B2
JPS6018834B2 JP725680A JP725680A JPS6018834B2 JP S6018834 B2 JPS6018834 B2 JP S6018834B2 JP 725680 A JP725680 A JP 725680A JP 725680 A JP725680 A JP 725680A JP S6018834 B2 JPS6018834 B2 JP S6018834B2
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ignition
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康司 杉浦
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P7/00Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
    • F02P7/02Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of distributors
    • F02P7/021Mechanical distributors
    • F02P7/026Distributors combined with other ignition devices, e.g. coils, fuel-injectors

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転信号発生手段およびその信号を受けて作
動する点火コイルを内蔵した点火配電器に関する。
車両用内燃機関の点火装置にあっては、近年、車両への
搭載性の向上および部品相互の電気的接続部分の信頼性
の向上に対する要求が強まってきた。
そこで従来、点火配電器の回転軸と同じ的に回転信号発
生手段を配置し、点火コイルの漏れ磁束が回転信号発生
手段の出力電圧を助長するように、回転軸および回転信
号発生手段の上部に直列的に設けられるキャップに点火
コイルを配置し、点火コイルの漏れ磁束が回転信号発生
手段に悪影響を及ぼすのを阻止するようにして、点火配
電器に点火コイルを一体化するものがある(例えば、米
国特許第3888225号明細書)。
また、従来、配電器ハウジングの側部に点火コイルを取
付けることも知られている(例えば、日本電装公開技報
、整理番号17一061、1雌位王1月20日発行)。
ところが、上述した従来の前者のものでは、回転軸と同
D的に回転信号発生手段が配置され、回転軸および回転
信号発生手段と直列的となるキャップに点火コイルが配
置してあると共に、この点火コイルの開磁路コアの主磁
束軸中のギャップが回転信号発生手段に対してずらして
形成してあるので、比較的重量の大きな点火コイルが上
部に取付けられることになって、配電器全体の重心位置
が機関側への取付部に対して高くなり、耐振性が劣るの
みならず、回転信号発生手段に対して点火コイルの開磁
路コアの主磁束軸中のギャップを所定位置ずらして形成
する必要があることから、必然的に点火コイルのギャッ
プ形成位置、即ち閉磁路コアの形状が制限されるという
問題がある。また、前述した従来の後者のものは、配電
器ハウジングの側部に点火コイルを取付ける点が示され
ているのみであって、点火コイルと回転信号発生手段と
の配置関係が何ら開示されておらず、このものに回転信
号発生手段を組込んだ場合には、回転信号発生手段の構
成あるいは配置位置によっては、点火コイルの漏れ磁束
が回転信号発生手段に悪影響を及ぼすという問題がある
。そこで、本発明は、点火コイルの漏れ磁束が回転信号
発生手段に悪影響を及ぼすのを防止しつつ、点火コイル
の閉磁路コアの形状制限の少ない構成で、耐振性を向上
するものである。
そのため本発明は、内燃機関に固定される配電器ハウジ
ングおよびこの配電器ハウジングに取付けられたキャッ
プを含む配電器本体、この配電器本体の内部にあって機
関の回転速度に比例して回転する回転軸、この回転軸に
取付けられたシグナルロータ、このシグナルロータと対
向して上記配電器本体の内部に配置され、前記シグナル
ロータの回転に伴う磁束の変化を検知して出力信号を出
す、前記シグナルロータの半径方向に磁束感応方向を持
った回転信号発生手段、並びに主磁束軸中にギャップを
形成した閉磁路コア、このコアに装着した1次コイルお
よび2次コイルを含み、上言己回転信号発生手段の出力
信号に応じて1次コイルへの通電が制御される、上記配
電器ハウジングの側部に取付けられた点火コイル、を備
え、上記点火コイルを、上記1次コイルへの通電による
主磁束軸が上記回転信号発生手段の磁束感応方向とほぼ
直交し、上記回転軸とほぼ平行し合うよう配置し、かつ
上記回転信号発生手段を、上記点火コイルよりの放射状
の漏れ磁束によって当該回転信号発生手段が受ける変化
が、上記シグナルロータの回転に伴う電気信号の変化傾
向を助長する極性となる位置であって、前記点火コイル
の主磁束軸中のギャップとほぼ同一平面上の位置に、配
置したものである。
これにより、点火コイルよりの放射状の漏れ磁束によっ
て回転信号発生手段の出力電圧が助長されると共に、主
磁束軸が回転軸とほぼ平行し合うように配電器ハウジン
グの側部に配置された点火コイルの主磁束軸中のギャッ
プとほぼ同一平面上の位置に、シグナルロータの半径方
向に磁束感応方向を持った回転信号発生手段が配置され
ることによって、点火コイルよりの平行方向の漏れ磁束
が回転信号発生手段の磁束感応方向に対してほぼ直角な
方向に鎖交し、かつ、配電器全体の重心位置が、配電器
の機関側への取付部に対して低くなる。
第1図は本発明が適用される一般的な点火装置を示す。
この点火装置においては、内燃機関Eの気筒数と同数の
突起を待ったシグナルロータ1が、機関8によりその回
転速度に比例して回転される。シグナルロータ1にはピ
ックアップコイル21および永久磁石22を含む電磁式
ピックアップ2が対向しており、シグナルロー夕1の回
転に伴う磁束変化によりこのピックアップ2のコイル2
1には出力信号が発生する。点火増中器3はこの電磁式
ピックアップ2の出力信号に応じて点火コイル4の1次
コイル41へのバツテリ5による通電を断続制御する。
今、シグナルロ−夕1の1つの突起がピックアップ2と
対向した状態から次の突起が対向するまでシグナルロー
ターが回転すると、永久磁石22からピックアップコイ
ル21に鎖交する磁束の変化により、ピックアップコイ
ル21には第2図aに実線で示す波形の出力信号電圧が
発生する。上記点火増中器3はこの出力信号波形を基に
破線にて示す一定の検出レベルvoで検出制御し、例え
ば信号電圧が検出レベルvoより正の場合は点火コイル
4の1次コイル41に通電し、負の場合には通電を遮断
する。従って、点火コイル4の1次コイル41に流れる
電流は第2図bの如く制御される。なお、第2図aおよ
びbの縦軸はそれぞれ電圧vおよび電流iを示し、機軸
はいずれも時間tを示している。点火コイル4では1次
コイル41への通電が遮断されると2次コイル42に高
電圧が譲起される。
この高電圧は配電器6により配電されて機関Bの各気筒
の点火プラグ7へ印加される。こうして機関Eの点火が
行なわれる。かかる点火装置において、シグナルロータ
1は配電器6の回転軸に取付けられ、電磁式ピックアッ
プ2はこれと対向して配電器6のハウジングの内部に配
置されるのが普通である。近年では点火増中器3もまた
配電器6の内部に配設される。ところで、このように電
磁式のピックアップを内蔵した点火配電器に点火コイル
をも一体化すると、当然に存在する点火コイルの漏れ磁
束による電磁式ピックアップへのノイズ電圧が懸念され
る。このノイズ電圧は点火コイルの漏れ磁束変化率に比
例するものであり、シグナルロー夕による正規の電磁式
ピックアップの出力信号波形に童畳し、点火増中器ひい
ては点火装置全体の作動に悪影響を与えることが十分に
予想される。第3図は点火コイル4の一例として、一対
のE型の鉄心43,43′を互いに対向し合って配置し
、その中央脚部43a,43′aね1次および2次コイ
ル41,42を施した一般的な閉滋路型点火コイルの原
理図である。このものは1次コイルへの通電により‘ま
ぽ中間にギャップを有するE型鉄心43,43′の中央
脚部43a,43′aを通る主磁束軸Aを持つことにな
る。そして、この点火コイル4ではたとえ閉磁路型とい
えども磁気回路からの漏れ磁束が存在するのは周知の事
実であり、この漏れ磁束aは一方のE型コア43のほぼ
中心より放射状に放射され反対側のE型コア43′のほ
ぼ中心に収束する。従って、この点火コイル4を電磁式
ピックアップと共に配電器に一体化すると、上記漏れ磁
束に鎖交する形で電磁式ピックアップのコイルが配置さ
れることになり、当然漏れ磁束によるノイズ電圧が電磁
式ピックアップのコイルに発生することになる。そこで
今、シグナルロータ1、電磁式ピックアップのコイル2
1および点火コイル4が第4図aの位置関係にあり、電
磁式ピックアップの永久磁石22(第1図)によるコイ
ル21への磁束の鎖交方向がシグナルロータ1から外蓬
側へ向う失印ィ方向であり、かつ点火コイル4の漏れ磁
束aが図の表面側から裏面側へ収束する場合を仮定し、
漏れ磁束の影響を考察する。
この場合、図中に破線で示す点火コイル4からの放射状
の漏れ磁束aは電磁式ピックアップのコイル21に対し
ては、上記永久磁石による磁束の鎖交万向ィとは逆の矢
印ロ方向に鎖交することになり、この結果、ピックアッ
プコイル21の出力信号電圧の波形は第4図qのように
なり、点火コイル4の1次コイルへの通電状況は同函k
,となる。すなわち、bの時点では信号電圧が負で点火
コイル4への通電がなく、検出レベルVoより正に至っ
たt,時点に点火コイル4の1次コイルに通電がされる
と、同時に点火コイル4の漏れ磁束が発生することによ
り、ピックアップコイル21の出力波形にはノイズ電圧
が発生し、しかもその樋性が負の方向となる。この結果
、ら時点において検出レベルVoを所定量下回る結果と
なり、点火コイル4の通電は止まってしまう。そしてそ
の結果、漏れ磁束の消滅によりピックアップコイルの出
力波形には先と逆の正側のノイズ電圧が発生し、再び点
火コイル4の通電が再開される。ここで再びピックアッ
プコイルの出力波形には負のノイズ電圧が重畳するが、
ここではすでに検出レベルvoより正側であるため、点
火コイル4の通電は継続されたままに保たれる。そして
ら時点にてピックアップコイルの信号電圧が急激に低下
するため検出レベルvoを下回り、その時点で点火コイ
ル4の通電は止まる。同時に点火コイル4の漏れ磁束変
化(消滅)によりピックアップコイル21の出力波形に
は図に示すような正のノイズ電圧が重畳し、点火コイル
4に対し或る短い時間だけ通電が行なわれる。この結果
、第4図alに示す配置においては、漏れ磁束による誤
動作が存在することになる。そこで、電磁式ピックアッ
プの位置をシグナルローターの回りに、点火コイル4か
ら遠ざかる方向にわずかに回転して第4図らの位置に変
更した場合を仮定すると、この場合には破線で示す点火
コイル4よりの漏れ磁束aはピックアップコイル21に
対して矢印ィ方向と同方向の失印ハ方向に鎖交し、先の
第4図a,に対する場合とは逆になる。
従って第4図らに示す信号電圧波形およびc2に示す点
火コイル4の電流波形にも当然違いが出る。すなわち、
ここではノイズ電圧の極性が上述の場合とは反対となり
、第4図Qに示すピックアップコィルの出力波形には点
火コイル4の通電開始(し点)と共に正側にノイズ電圧
が重畳するため何ら問題がなく、またt5時点にて点火
コイルへの通電が無くなった場合には、逆に負のノイズ
電圧が車畳し、ここでも何ら問題が無くなる。こうして
漏れ磁束による謀作動の心配がなくなる。そればかりか
、この場合は第4図位3,c3に示す如く電磁ピックア
ップの出力波形に外来ノイズが重畳した場合の耐誤動作
の面で有利に働くことになる。以上の結果、点火コイル
を電磁式ピックアップと共に配電器に内蔵するに際して
は、点火コイルの漏れ磁束によるノイズ電圧か、電磁式
ピックアップの出力波形に対してその出力波形の変化傾
向を助長する極性になる様に、点火コイルと電磁式ピッ
クアップとの相対位置を考慮すれば良いことが判明する
具体的には第4図a2で説明したもの場合、閉磁路点火
コイル4の中心(漏れ磁束の出発、収束点)0,とシグ
ナルロータ1の中心02との間隔を夕とし、シグナルロ
ータ中心02と電磁式ピックアップのコイル21の中心
03との間隔をrとし、また線0,,02と線02,0
3とのなす角度を8とした場合、8とCOS−・(亨)
…・・・{1’なる関係が成立するようにす
れば良い。
ただこの条件は例えば点火コイル4の1次コイルへの通
電の方向を変えれば、全く逆になってしまう。電磁式ピ
ックアップの永久磁石の極性を逆にしても同じである。
従って、あくまで点火コイルよりの放射状の漏れ磁束に
よるノイズ電圧がピックアップコイル出力波形に対し、
出力波形の変化煩向を助長するような磁性でなければな
らない。第5図および第6図は本発明の一実施例として
、上記第4図a2の関係を実現した点火コイル一体型点
火配電器の具体的構成を示す。
なお、ここでは第1図〜第4図の場合と同一の要素には
同一の符号を付している。この両図において、配電器本
体100は配電器ハウジング110およびキャップ12
0を含んでいる。
ハウジング110は第1の円筒部111およびその上端
に蓬らなった大径の第2の円筒部112を持ち、キャッ
プ120はハウジング110の第2の円筒部112を議
する配電キャップ部I21およびその側方にあって後述
の点火コイルをおおう点火コイルキャップ部122を持
っている。キャップ120はハウジング110の第2の
円筒部112の上端に、図示しないビスにより取付けら
れている。その際、ハウジング110とキャップ120
との当後部にはシールリング130が介在され、当綾部
がシールされている。なお、ハウジング110には、配
電器を図示しない内燃機関側の取付部に固定するための
フランジ113が2箇所形成されている。ハウジング1
10の第1の円筒部111には回転軸140が挿入され
、その上端部が第2の円筒部112の内部に位置してい
る。
この上端部には円筒状の配電軸150が競合し、この配
電軸150と回転軸140とが周知の遠0式進角機構1
60により連結されている。回転軸140は下端部にギ
ャ141を持ち、これを介して図示しない内燃機関と連
絡され、内燃機関の回転速度に比例して回転される。配
電軸15川ま遠心式進角機構160の作動により回転軸
1401こ対して機関回転速度に応じた量だけ進角され
て回転する。ハウジング110の第2の円筒部112の
内部には遠心進角機構160の上方側に、プレート17
0がビス171にて固定されている。
プレート170には円筒状の支持部材172が結合され
、配電軸150はこの内側を挿通し、ベアリングブッシ
ュ151にて支持部材172に回転自在に支持されてい
る。配電軸1501こは支持部材172による支持部よ
り上方側に、シグナルロータ1が固定され、これに対向
して配電器本体100の内部には回転信号発生手段をな
す電磁式ピックアップ2が配置されている。
シグナルロータ1が内燃機関の気筒数と同数、ここでは
4個の突起laを持ち、回転による各突起laの作用で
、電磁式ピックアップ2に磁束変化を与えるのは上述し
た通りである。電磁式ピックアップ2は、そのコイル2
1(第1図)を樹脂でモールドしたコイル部23を第1
のブラケツト24に保持し、永久磁石22を第1のブラ
ケット24と第2のプラケット25との間に挟持して構
成されている。第2のブラケット25は支持部材172
の外周に、ベアリングブッシュ26により回動が自在に
保持されており、これによりピックアップ2の全体も保
持されている。ここで永久磁石22による磁束は、第2
のブラケット25、ベアリング26、配電軸150、シ
グナルロータ1および第1のブラケツト24からなる磁
気回路(第5図の破線)を通り、コイル部23内のピッ
クアップコイルに鎖交する。シグナルローターの回転で
この磁束が変化し、これによりピックアップコイルには
上述の如く回転信号電圧が発生する。上記ピックアップ
2の第2のブラケット25にはピン27が設けられ、ハ
ウジング110に取付けられた周知の負圧式進角機構1
80のロッド181がピン27に連結されている。
従って、負圧式進角機構180の作動で、ピックアップ
2は支持部材172(従ってシグナルロータ1)に対し
て回動される。このピックアップ2の回動および上記し
た回転軸14川こ対する配電軸150(シグナルロータ
1)の回動で、点火時期が変化するのは周知の通りであ
る。点火コイル4は第3図に示した閉滋路型鉄心および
これに組合された1次、2次のコイルを、樹脂製のケー
ス44内に収納し、その内部に樹脂45を一体のモール
ドして構成されている。
この点火コイル4の取付けのためハウジング110の第
2の円筒部112の一部は切欠かれ、その両側に支柱1
14がそれぞれ設けられている。そして、点火コイル4
は鉄心43の取付穴431に挿通される取付ボルト46
により支柱114に固定されている。取付ボルト46は
各支柱114に2本づつの合計4本が使用されている。
点火コイル4は、1次コイルへの通電時の主磁束藤Aが
回転軸140の軸心と平行し合って、上述の如くハウジ
ング110の第2の円筒部112の側部に固定されてい
る。
このようにハウジング110の側部に点火コイル4を固
定すると、配電器全体の重心の位置が、配電器の機関側
への取付部に対して低くなり、耐振性の面で有利である
。また、点火コイル4と上記電磁式ピックアップ2との
位置関係は第4図もで説明した上記【11式を満足する
関係に選定され、点火コイル4よりの放射状の漏れ磁束
がピックアップ2に対して出力信号の変化傾向を助長す
る極性となるよう選定されていると共に、点火コイル4
の開磁路コアの主磁束軸中のギャップとほぼ同一の平面
上の位置に電磁式ピックアップ2が配置してあって、点
火コイル4よりの平行方向の漏れ磁束が電磁式ピックア
ップ2の磁束感応部分に鎖交するのを防止するようにし
てある。なお、点火時期の制御のために電磁式ピックア
ップ2が負圧式進角機構180の作動で、シグナルロー
タ1の回りに回動されるのは上述の通りで、上記したピ
ックアップ2と点火コイル4との位置関係が、ピックア
ップ2の全運動範囲で満足されるよう選定されるのは勿
論である。
点火コイル4のケース44の側面には、ハウジング11
0の上面と一致するフランジ441が形成され、ここに
は上記シールリング130を介してキャップ120の点
火コイルキャップ部122が当俵している。
従って、点火コイル4はキャップ120にてカバーされ
ている。ハウジング110の第2の円筒部112の内壁
には、第1図に示した点火増中器3が、図示しないビス
等の適当な手段で固定されている。
この増中器3は、放熱板を兼ねた金属ケー31に電子素
子を配設し、樹脂のケース32で、これを包囲して構成
されており、ピックアップ2および点火コイル4にそれ
ぞれリード線33および34にて接続されている。増中
器3と点火コイル4とを接続するりード線34は、点火
コイル4のケース44に一体に形成されたクランプ44
2に保持され、シグナルローターに干渉しないよう配慮
されている。増中器3および点火コイル4からのりード
線35,47はハウジング11川こ取付けられたグロメ
ツト190を通して外部へ引出され、バツテリ5(第1
図)と接続されるものである。キャップ120の配電キ
ャップ部121の頂部中心にはセンタ電極200の一端
が配置されており、ここにはスプリング201で負荷さ
れたブラシ202が配置されている。
上記配電髄150の上端には配電ロータ210が取付け
られてし、て、その上面にロータ電極211が固定され
ており、ブラシ202はこのロータ電極211に接して
いる。センタ電極20川ま点火コイルキャップ部122
へと延長し、他面では点火コイル4の上方部に位置して
おり、ここにもスプリング203で負荷されたブラシ2
04が設けられている。点火コイル4にはこれに対応し
て2次コイルと接続された高圧端子48が設けられてお
り、これを取り囲むようにして円筒状のタワー部49が
ケース44と一体に設けられている。そして、ブラシ2
04はこの高圧端子48に接している。従って、点火コ
イル4の高電圧はセン夕蝿極200に印加され、これを
経てロータ電極211に導かれる。なお、センタ電極2
00と点火コイル4との接続はキャップ120をハウジ
ング110に取付けるだけで完了される。キャップ12
0の配電キャップ部121の頂部周辺にはサイド電極2
20が、機関の気筒数と同数(ここでは4個)設けられ
ている。
このサイド電極22川まキャップ120の側方へ突出す
るタワー部123へ導かれている。サイド電極220に
は配電ロータ210の回転によってロータ電極211が
順次対向し、高電圧が配電される。この高電圧はタワー
部123に高圧コードを介して接続される点火プラグ7
(第1図)へと導かれる。なお、上記実施例では回転信
号発生手段として電磁式ピックアップを使用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限ることなく、ホール
素子又は磁気抵抗素子等を用いたものにも同機に適用で
きるものである。また、上記【1’式は前述した通り、
例えば点火コイルへの通電方向を変えれば逆になる。以
上述べた様に本発明は、点火コイルよりの放射状の漏れ
磁束により回転信号発生手段が受ける変化が、正規の回
転信号発生手段の出力の変化傾向を助長する極性になる
様に点火コイルと回転信号発生手段の相対位置を決めた
もので、これによれば、本来は有害となる漏れ磁束の影
響を無視できるばかりでなく、逆に外来ノイズに対する
耐誤動作性の面で有利になると共に、点火コイルの閉滋
路コアの主磁束軸中のギャップとほぼ同一平面上の位置
に回転信号発生手段が配置してあって、点火コイルより
の平行方向の漏れ磁束が回転信号発生手段の磁束感応部
分に鎖交するのが防止されるから、点火コイルよりの放
射状の漏れ磁束と平行方向の漏れ磁束とのいずれの方向
の漏れ磁束によっても、回転信号発生手段が悪影響を受
けるのを確実に防止することができるという優れた効果
が得られる。
さらに、主磁束軸が回転軸とほぼ平行し合うように、点
火配電器ハウジングの側部に点火コイルを配置したから
、配電器全体の重心位置を、配電器の機関側への取付部
に対して低くすることができて、耐振性を向上すること
ができるのみならず、点火コイルの配電器ハウジングの
側部に対する上下方向の配置スペースはある程度の余裕
があるため、点火コイルのギャップ形成位置、即ち、閉
磁路コア形状の制約を少なくすることができ、設計自由
度を大きくとることができるという優れた効果がある。
図面の簡単な説明第1図は本発明が適用される点火装置
の回路図、第2図a,bはその作動説明用の波形図であ
る。
第3図は本発明で使用される点火コイルの一例を示す模
式図である。第4図a,およびa2は回転信号発生手段
と点火コイルとの関係位置の2例を示す模式図、第4図
り,c,はa,による場合の波形図、第4図b2,c2
はa2による場合の波形図第4図広,c3はb2,c2
に外釆ノイズが作用した場合の波形図である。第6図は
本発明になる配電器の一実施例を示す断面正面図(第6
図のV−V断面に相当)、第6図は同配電器のキャップ
を取去った平面図である。1・・・シグナルロータ、2
・・・回転信号発生手段、4・・・点火コイル、41・
・・1次コイル、42・・・2次コイル、100・・・
配電器本体、110・・・配電器ハウジング、120・
・・キャップ、140・・・回転軸、A・・・点火コイ
ル4の主磁束軸、a…漏れ磁束。
豹1図簾2図 液3図 粕4図 舵6鼠 町5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関に固定される配電器ハウジングおよびこの
    配電器ハウジングに取付けられたキヤツプを含む配電器
    本体、 この配電器本体の内部にあつて機関の回転速度
    に比例して回転する回転軸、 このシグナルロータと対
    向して上記配電器本体の内部に配置され、前記シグナル
    ロータの回転に伴う磁束の変化を検知して出力信号を出
    す、前記シグナルロータの半径方向に磁束感応方向を持
    つた回転信号発生手段、並びに 主磁束軸中にギヤツプ
    を形成した閉磁路コア、このコアに装着した1次コイル
    および2次コイルを含み、上記回転信号発生手段の出力
    信号に応じて1次コイルへの通電が制御される、上記配
    電器ハウジングの側部に取付けられた点火コイル、を備
    え、 上記点火コイルを、上記1次コイルへの通電によ
    る主磁束軸が上記回転信号発生手段の磁束感応方向とほ
    ぼ直交し、上記回転軸とほぼ平行し合うよう配置し、か
    つ 上記回転信号発生手段を、上記点火コイルよりの放
    射状の漏れ磁束によつて当該回転信号発生手段が受ける
    変化が、上記シグナルロータの回転に伴う電気信号の変
    化傾向を助長する極性となる位置であつて、前記点火コ
    イルの主磁束軸中のギヤツプとほぼ同一平面上の位置に
    、配置したことを特徴とする点火コイル一体型点火配電
    器。
JP725680A 1980-01-23 1980-01-23 点火コイル一体型点火配電器 Expired JPS6018834B2 (ja)

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JP725680A JPS6018834B2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23 点火コイル一体型点火配電器
AU66244/81A AU522547B2 (en) 1980-01-23 1981-01-15 Ignition coil in distributor assembly
US06/225,530 US4365609A (en) 1980-01-23 1981-01-16 Distributor assembly having an ignition coil therein
DE8181100449T DE3164930D1 (en) 1980-01-23 1981-01-22 Distributor assembly having an ignition coil therein
EP81100449A EP0033136B1 (en) 1980-01-23 1981-01-22 Distributor assembly having an ignition coil therein
CA000369076A CA1159102A (en) 1980-01-23 1981-01-22 Distributor assembly having an ignition coil therein

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JPH0235977U (ja) * 1988-08-26 1990-03-08
JP2527002B2 (ja) * 1988-09-01 1996-08-21 日本電装株式会社 内燃機関用点火配電器

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