JPS6121580Y2 - - Google Patents

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JPS6121580Y2
JPS6121580Y2 JP5042779U JP5042779U JPS6121580Y2 JP S6121580 Y2 JPS6121580 Y2 JP S6121580Y2 JP 5042779 U JP5042779 U JP 5042779U JP 5042779 U JP5042779 U JP 5042779U JP S6121580 Y2 JPS6121580 Y2 JP S6121580Y2
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JP
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control circuit
lead wire
circuit unit
switching control
ignition
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JP5042779U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は磁石発電機からの点火信号に応動す
るスイツチング制御回路によつて点火コイルの給
電々流を断続して点火電圧を発生させる無接点式
の内熱機関点火装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の装置において、磁石発電機は点火高電
圧を各気筒に配電する配電器内に装備され、又こ
れから発生する点火信号を増幅制御し所望の閉路
率をもつて点火コイルの給電々流を断続制御する
スイツチング制御回路化は近年集積回路化により
小型化され、上記配電器と一体に装着することが
試みられている。
ところで、この様な場合点火コイルの断続電流
が流れる該点火コイルと上記スイツチング制御回
路部とを結ぶ接続用リード線は少なくともその一
部が上記磁石発電機に接近して配線されることに
なり、このため該リード線に流れる断続電流によ
つて発生する磁束変化が磁石発電機のピツクアツ
プコイルに作用し正規の点火信号に加えて更に別
の信号を発生させ装置を誤動作させることがあ
る。即ち、特に点火コイルの1次電流の通電開始
時と遮断時の電流変化時にピツクアツプコイルの
点化信号波形を乱し、スイツチング制御回路の開
閉出力のレベル反転時期あるいはパルス幅を乱し
て閉路率がずれたり、誤点火が行なわれる問題が
あつた。
これに対処するために特開昭53−88427号公報
に示される如く、リード線に流れる1次電流の電
磁誘導によつてピツクアツプコイルに誘起する信
号成分が、ピツクアツプコイルに誘起する正規の
点火信号に対して正帰還するように構成したもの
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記特開昭53−88427号公報に示されたもので
は、制御ユニツトは配電器の外側面に取り付けら
れ、更にリード線も配電器の外周に沿つて配設さ
れるものであり、このためこのリード線からの電
磁誘導による正帰還作用も不安定で効果的には機
能し難いものであつた。
この考案は、出力リード線による充分な正帰還
作用が実現できるような内熱機関点火装置を得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案はスイツチング制御回路ユニツトを配
電器内部に効率良く配置するとともに、出力リー
ド線と電源リード線の配電器からの引出し位置を
特定することにより、出力リード線からの電磁誘
導による正帰還効果が充分に発揮されるよう工夫
したものであり、制御回路ユニツトを配電器内に
偏在して配置し、かつ制御回路ユニツトの出力端
子と電源端子を配電器回転軸を挾んだ左右両サイ
ド部に配置するとともに、出力端子と電源端子に
それぞれ接続される第1,第2のリード線の配電
器外への引き出し位置を、制御回路ユニツトと対
向する側で、第1のリード線の方が第2のリード
線より長くなる位置に設定したものである。
〔作用〕
この考案においては、スイツチング制御回路ユ
ニツトの出力端子と点火コイルとを接続する第1
のリード線がピツクアツプコイルに近接して配置
され、かつこの第1のリード線が配電器内部で長
い距離にわたつてピツクアツプコイルの周囲を延
在するので、第1のリード線に流れる1次電流の
電磁誘導作用による正帰還作用が充分な大きさで
効果的に行なわれる。
〔実施例〕
以下図に示すこの考案の一実施例について説明
する。先ず第1図,第2図において、1はハウジ
ング、2はこのハウジングにベアリング3を介し
て支承され図示しない機関によつて駆動される回
転軸、4は上記ハウジングに固定された固定ベー
ス、5はこの固定ベースに回動可能に支持された
可動ベース、6は上記回転軸2の周囲に所定の空
間をおいて上記可動ベースに固定磁極片7と共に
固定された軸方向着磁の永久磁石で上記固定磁極
片7は90゜の間隔をもつて軸方向に突出した3つ
の突片7aを有する。8は上記回転軸2に遊嵌し
該回転軸2からガバナ進角機構9を介して駆動さ
れるロータで上記固定突片7aに径方向に対向す
る互いに90゜間隔をもつ4つの突片8aを有す
る。10は上記ロータ8の外周と上記永久磁石
6、固定磁極片7の内周との間の空間に配設され
た環状のピツクアツプコイルで、その両サイドに
延びたモールド成形の取付部10aを介してねじ
11によりハウジング1に固定されている。12
は上記固定磁極7の外周辺の一部に沿つて設けら
れたスイツチング制御回路ユニツトで、モールド
ケース内に集積回路化された回路装置を含み、上
記ピツクアツプコイル10の図示しない出力端子
と嵌合接続する入力端子を有し、該ピツクアツプ
コイル10の点火信号を受けて所望の閉路率の開
閉出力を発生するものである。更に、該スイツチ
ング制御回路ユニツトは軸心を挾んだ左右両サイ
ド部に出力端子12aと電源端子12bとを有し
ており、その両サイド部でねじ11によりピツク
アツプコイル10と共に上記ハウジング1に固定
されている。13はバツテリ14から給電される
点火コイル、15,16は上記スイツチング制御
回路ユニツト12の電源端子12bと出力端子1
2aとを上記バツテリ14の正極と点火コイル1
3に接続させるリード線で、グロメツト17を介
して上記ハウジング1から引き出されており、そ
の各一端はコネクタ端子15a,16aを介して
ユニツト12の各端子12b,12aに嵌合接続
されている。ここで、このグロメツト17の設け
られるリード線の取り出し位置は第1図に示す如
く、上記ハウジング1の内周に沿つて上記電源端
子12bに対する距離より上記出力端子12aに
対する距離の方が大きくなる関係に設定され、
又、上記各リード線15,16もその距離関係に
対応しており、ハウジング1内部におけるグロメ
ツト17からの長さはリード線16がリード線1
5より長くなる如く設定され、これら各リード線
15,16は上記固定磁極片7の外周辺における
上記スイツチング制御回路ユニツト12が設けら
れていない部分の空間部に沿つて延在した後外部
に引き出され、更に、リード線16のハウジング
1内の部分に流れる1次電流変化による磁束変化
によつてピツクアツプコイル10に誘起される電
圧がロータ8の回転による正規の点火信号電圧に
対して正帰還する関係にスイツチング制御回路ユ
ニツト12の電源端子12bと出力端子(12
a)の位置関係が選定されている。18は機関の
吸気負圧に応動してリンク19を介して上記可動
ベース5を回動させる負圧進角機構、20は上記
ハウジング1に取り付けられ上記点火コイル13
の点火高電圧を受ける入力電極21と機関の各気
筒の点火栓に接続される周囲電極22とを有する
配電キヤツプ、23は上記ガバナ進角機構9をカ
バーする様に上記ロータ8に支持され、上記入力
電極21の点火高電圧を各周囲電極に配電するロ
ータ電極24を有する配電ロータである。
次にこの様に構成されたものの動作について説
明する。機関により回転軸2が駆動されるとガバ
ナ進角機構9を介してロータ8が駆動されロータ
突片8aが固定突片7aに接近、対向、離問す
る。このため永久磁石6からのピツクアツプコイ
ル10に対する鎖交磁束に変化が生じピツクアツ
プコイル10には所定の回転角度位置に対応した
点火信号が発生する。このピツクアツプコイル1
0に発生した点火信号はスイツチング制御回路ユ
ニツト12に入力され第3図aに示す如くその立
上り時にスイツチング制御回路ユニツト12のト
リガレベルV0に達した時刻t0と立下り時トリガレ
ベルV1と交差する時刻t1とで決定されるパルス出
力を発生し上記時刻t1を機関の点火時期として検
出する。このスイツチング制御回路ユニツト12
の出力は出力端子12aを介して点火コイル13
の1次電流を断続し、その2次側に発生する点火
高電圧により機関点火を行なうものである。
ここで、スイツチング制御回路ユニツト12は
配電器内部に設けられて一体化されているため、
その出力端子12aと点火コイル13とを接続す
るリード線16は配電器から引出す必要があるこ
とから1次断続電流が流れるリード線16の一部
は配電器の内外部を問わずピツクアツプコイル1
0に接近して配線されることになり、その結果、
リード線16のある部分の周囲に生じる磁束変化
がピツクアツプコイル10に鎖交する磁束変化に
悪影響を与えることがある。即ち、リード線16
のある部分の周囲に生じる磁束変化が正規の永久
磁石6による磁束変化と反対方向となり点火信号
電圧とは逆極性の電圧がピツクアツプコイル10
に誘起された場合、この誘起電圧がスイツチング
制御回路ユニツト12の入力トリガオンレベル
V0及び入力トリガオフレベルV1と交差する様に
なると第3図bに示す如く、スイツチング制御回
路ユニツト12は時刻t0でオンした後、再び時刻
t1でオフしたオン期間が正規の値からずれて正確
な閉路率が得られないことが起こるが、本装置に
あつては、1次コイル電流が流れるリード線16
における配電器内部のピツクアツプコイル10に
極めて接近する部分においては、スイツチング制
御回路ユニツト12の電源端子12bと出力端子
12aの左右の配置関係を該リード線16部分の
電磁誘導によつてピツクアツプコイル10に誘起
される電圧が正規の点火信号に対して正帰還する
方向に選定するとともに、その正帰還効果が大き
くなるようにしているから、少なくとも配電器内
部におけるリード線16の部分の周囲に発生する
磁束変化は永久磁石6によるピツクアツプコイル
10の磁束変化を助長させ、その結果第3図cに
示す如く点火信号の立上り時には更にその立上り
を助長させるため、例え、リード線16の他の部
分が第3図bに示す方向(負帰還)の電磁誘導を
発生することがあつても、極めて電磁誘導の強い
配電器の内部におけるリード線16の部分の電磁
誘導で有効に打ち消すことができ安定した点火信
号を得ることができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、リード線を配電器内部にお
いてピツクアツプコイルに極めて接近させて配置
でき、かつスイツチング制御回路ユニツトの出力
端子と接続される第1のリード線の長さを充分長
くとれるから、リード線に流れる1次電流の電磁
誘導作用による正帰還作用が確実に行なわれ、効
果的なノイズ対策ができる効果がある。
又、上記制御回路ユニツトの電源端子と出力端
子にそれぞれ接続される各リード線の配電器ハウ
ジング内における長さを互いに異ならせたことに
より、リード線接続の際に誤配線を防止できると
共に組立作業が容易となる効果がある。更に、上
記制御回路ユニツトの電源端子と出力端子は回転
軸を挾んだ左右両サイド部に離れて設けられてい
るので、互いに干渉し合うことがないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの考案の一実施例を示す断
面図、第3図はこの考案の動作説明用電圧波形図
である。 図中1はハウジング、2は回転軸、4は固定ベ
ース、5は可動ベース、6は永久磁石、7は固定
磁極片、8はロータ、9はガバナ進角機構、10
はピツクアツプコイル、12はスイツチング制御
回路ユニツト、12aは出力端子、12bは電源
端子、13は点火コイル、14はバツテリ、15
は出力端子と接続される第1のリード線、16は
電源端子と接続される第2のリード線、17はグ
ロメツト、18は負圧進角機構、20は配電キヤ
ツプである。尚、図中同一符号は同一部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関点火用配電器内に回転軸と同心的に配備さ
    れ機関の回転に同期して点火信号を発生する環状
    のピツクアツプコイルを含む磁石式の点火信号発
    電機、上記機関点火用配電器に装着され出力端子
    と電極端子を有し、上記点火信号を受けて点火コ
    イルの1次電流を断続する出力を発生するスイツ
    チング制御回路ユニツト、上記点火コイルの1次
    巻線と上記出力端子とを接続する第1のリード
    線、及び上記電源端子と接続されバツテリから電
    源を供給するための第2のリード線を備え、かつ
    配電器内における上記第1のリード線に流れる1
    次電流の電磁誘導作用によつて上記ピツクアツプ
    コイルに誘起する信号成分が該ピツクアツプコイ
    ルに誘起する正規の点火信号に対して正帰環する
    様に構成したものにおいて、上記スイツチング制
    御回路ユニツトを配電器内に偏在して配置し、か
    つ上記スイツチング制御回路ユニツトの出力端子
    と電源端子を上記回転軸を挾んだ左右両サイド部
    に配置するとともに、上記第1,第2のリード線
    の配電器外への引き出し位置を、上記スイツチン
    グ制御回路ユニツトと対向する側で、上記スイツ
    チング制御回路のユニツトの出力端子と接続され
    る第1のリード線の長さが上記電源端子と接続さ
    れる第2のリード線の長さより長くなるような位
    置に設定したことを特徴とする内燃機関点火装
    置。
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JPS55149572U JPS55149572U (ja) 1980-10-28
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