JP2554587Y2 - 配電キャップ - Google Patents

配電キャップ

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JP2554587Y2
JP2554587Y2 JP1991053501U JP5350191U JP2554587Y2 JP 2554587 Y2 JP2554587 Y2 JP 2554587Y2 JP 1991053501 U JP1991053501 U JP 1991053501U JP 5350191 U JP5350191 U JP 5350191U JP 2554587 Y2 JP2554587 Y2 JP 2554587Y2
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waterproof wall
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浩一 岡村
英俊 宮地
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内燃機関点火用配電
器に用いられる配電キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の内燃機関点火用配電器の一
例を示す平面図、図4は図3の側断面図であり、1はハ
ウジング、2はこのハウジング1の開口部を覆う配電キ
ャップ本体、3はハウジング1に軸承された駆動軸で、
内燃機関のクランク軸(図示せず)に同期して回転され
る。4,14はハウジング1内にそれぞれ固定された電
気信号発生手段である第1および第2のホール効果型セ
ンサ装置で、磁気センサである第1および第2のホール
ICセンサ(図示せず)、第1および第2のマグネット
(図示せず)がそれぞれ熱硬化性樹脂で固定されて構成さ
れている。5,15はそれぞれ駆動軸3にブランク6を
介してねじ7で固着され駆動軸3と一体に回転する磁性
材料からなる第1および第2のベーンで、この第1およ
び第2のベーン5,15は円板状をしており、かつ先端
部には90°の角度間隔で折曲部5a,15aが形成さ
れている。この折曲部5a,15aはホールICセンサ
とマグネットとの間に形成された第1および第2の間隙
8,18を通過するようになっている。
【0003】9は駆動軸3の先端部に取り付けられ駆動
軸3と一体に回転する配電ロータで、配電キャップ本体
2に設けられた中心電極10に摺接したロータ電極11
を有している。12は配電キャップ本体2に内燃機関
(図示せず)の各気筒の点火プラグ(図示せず)に対応して
設けられた周辺電極で、ロータ電極11を介して順次点
火コイル(図示せず)の二次電圧が配電され、点火プラグ
が着火される。20は配電キャップ本体2に突設された
排気用パイプ、21は排気用パイプ20に取り付けられ
たラバーキャップで、ハウジング1内に侵水するのを防
止するためにその開口部22は下向きに指向している。
【0004】上記構成の内燃機関点火用配電器において
は、内燃機関のクランク軸の回転により駆動軸3が回転
すると、これと一体的に固着された第1および第2のベ
ーン5,15も回転し、折曲部5a,15aが第1および
第2の間隔8,18を横切る毎に、折曲部5a,15a
はマグネットから第1および第2のホールICセンサに
向けて通る磁束を遮断し、第1および第2のホールIC
センサには駆動軸3の回転に応じた磁束の変化として与
えられる。この第1のホールICセンサでは磁束の変化
を電気信号に変換し、この電気信号は点火時期制御ユニ
ット(図示せず)に送られ、その結果点火コイルの一次電
流が制御され、点火時期には点火コイルに二次電圧が発
生する。この二次電圧は配電ロータ9の回転に伴い中心
電極10、ロータ電極11を介して周辺電極12に順次
配電され、各気筒の点火プラグが順次着火され、内燃機
関は継続運転される。また、第2のホールICセンサで
は磁束の変化を電気信号に変換し、その電気信号は各気
筒の判別機能に供される。
【0005】ところで、点火時期に点火コイルに二次電
圧が発生するが、この二次電圧は配電ロータ9の回転に
伴い中心電極10、ロータ電極11を介して周辺電極1
2に順次配電され、各気筒の点火プラグが順次着火され
るが、ロータ電極11と周辺電極12との間で火花放電
が生じ、多量のオゾン等の有害ガスが生成される。この
有害ガスによって配電器の構成部品が腐食するおそれが
あるので、この有害ガスはラバーキャップ21の開口部
22から外部に放出される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の配電キャップ2
は以上のように構成されており、侵水を防止するために
開口部を下向きになるようにラバーキャップ21を排気
用パイプ20に取り付けなければならないが、配電器の
エンジン本体に取り付ける位置はエンジン本体毎に異な
ることも多く、ラバーキャップ21の取付位置もその都
度変わり、管理工数が増大し、また取付ミスが発生する
おそれがあるという課題があった。
【0007】この考案は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ラバーキャップの開口部が下向
きでなくても侵水されない配電キャップを得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る配電キャ
ップは、ラバーキャップの開口部の近傍に開口部からの
侵水を防止するための防水壁を、開口部を囲い、かつ開
口部よりも高く設け、防水壁とラバーキャップとを間隔
を形成して一部重なるようにしたものである。
【0009】
【作用】この考案においては、ラバーキャップの開口部
からの侵水は防水壁で阻止され、配電キャップ内部への
侵水は防止される。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はこの考案の一実施例を示す平面図、図2は
図1の側断面図であり、図3および図4と異なるのはラ
バーキャップ21の開口部22側に、開口部22よりも
高さの高いVの字状の防水壁30が取り付けられている
点である。
【0011】上記の配電キャップにおいては、エンジン
本体に配電器がラバーキャップ21の開口部22を下向
きでない状態で取り付けられたとき、従来のものでは開
口部22を通じて配電キャップ本体2内に侵入すること
も生じるが、そのようなおそれはなく、開口部22から
の水の侵入は防水壁30で阻止される。特に、防水壁3
0とラバーキャップ21の一端部とが間隔をおいて重な
って防水壁30とラバーキャップ21とにより迷路を構
成しており、ラバーキャップ21から水が侵入しようと
するときには、Uターンを2回繰り返さないと配電キャ
ップ本体2内に届かず、配電キャップ本体2は侵水され
にくい。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の配電キ
ャップによれば、ラバーキャップの開口部の近傍に開口
部からの侵水を防止するための防水壁を設けたことによ
り、エンジン本体に取り付けられる配電器は必ずしもラ
バーキャップの開口部が下向きでなくてもよく、エンジ
ン本体に取り付けられる配電器の取付自由度が増大する
とともに、管理工数が減少するという効果がある。ま
た、開口部を囲い、かつ開口部よりも高く防水壁を設
け、かつ防水壁はラバーキャップと間隔おいて一部重な
るようになっており、防水壁とラバーキャップとにより
迷路を構成しており、配電キャップ本体は侵水されにく
いという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】従来の配電器の一例を示す平面図である。
【図4】図3の側断面図である。
【符号の説明】
2 配電キャップ本体 20 排気用パイプ 21 ラバーキャップ 22 開口部 30 防水壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電キャップ本体にその内部の有害ガス
    を外部に排出するために突設された排気用パイプに排気
    用ラバーキャップが装着された配電キャップにおいて、
    前記ラバーキャップの開口部の近傍に開口部からの侵水
    を防止するための防水壁を開口部を囲い、かつ前記開口
    部よりも高く設け、前記防水壁と前記ラバーキャップと
    が間隔を形成して一部重なっていることを特徴とする配
    電キャップ。
JP1991053501U 1991-07-10 1991-07-10 配電キャップ Expired - Fee Related JP2554587Y2 (ja)

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JPH057966U JPH057966U (ja) 1993-02-02
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