JPH025101Y2 - - Google Patents

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JPH025101Y2
JPH025101Y2 JP18475484U JP18475484U JPH025101Y2 JP H025101 Y2 JPH025101 Y2 JP H025101Y2 JP 18475484 U JP18475484 U JP 18475484U JP 18475484 U JP18475484 U JP 18475484U JP H025101 Y2 JPH025101 Y2 JP H025101Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転信号発生手段およびその信号を
受けて作動する点火コイルを内蔵した点火配電器
に関する。
[従来の技術] 車両用内燃機関の点火装置にあつては、近年、
車両への塔載性の向上および部品相互の電気的接
続部分の信頼性の向上に対する要求が強まつてき
た。
そこで従来、点火配電器の回転軸と同心的に回
転信号発生手段を配置し、点火コイルの漏れ磁束
が信号発生手段の出力電圧を助長するように、回
転軸および回転信号発生手段の上部に直列的に設
けられるキヤツプに点火コイルを配置し、点火コ
イルの漏れ磁束が回転信号発生手段に悪影響を及
ぼすのを阻止するようにして、点火配電器に点火
コイルを一体化するものがある(例えば、米国特
許第3888225号明細書)。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上述した従来のものでは、点火コイ
ルの漏れ磁束を積極的に利用して回転信号発生手
段の出力電圧を助長するため、回転軸と同心的に
回転信号発生手段が配置され、回転軸および回転
信号発生手段と直列的となるキヤツプに点火コイ
ルが配置してあると共に、この点火コイルの閉磁
路コアの主磁束軸の一方の側に片寄つてギヤツプ
が形成してあるので、比較的重量の大きな点火コ
イルが上部に取付けられることになつて、配電器
全体の重心位置が機関側への取付部に対して高く
なり、耐振性が劣るのみならず、ギヤツプを主磁
束軸の一方の側に片寄つて形成した特殊形状の閉
磁路コアを用いる必要があり、高価になるという
問題がある。
そこで、本考案は、点火コイルの漏れ磁束が回
転信号発生手段に悪影響を及ぼすのを防止しつ
つ、安価な構成で、耐振性を向上するものであ
る。
[問題点を解決するための手段] そのため本考案は内燃機関に固定される配電器
ハウジングおよびこの配電器ハウジングに取付け
られたキヤツプを含む配電器本体、 この配電器本体の内部にあつて機関の回転速度
に比例して回転する回転軸、 この回転軸に取付けられたシグナルロータ、 このシグナルロータと対向して上記配電器本体
の内部に配置され、前記シグナルロータの回転に
伴なう磁束の変化を検知して出力信号を出す、前
記シグナルロータの半径方向に磁束感応方向を持
つた回転信号発生手段、並びに 主磁束軸のほぼ中間にギヤツプを形成した閉磁
路コア、このコアに装着した1次コイルおよび2
次コイルを含み、上記回転信号発生手段の出力信
号に応じて1次コイルへの通電が制御される、上
記配電器ハウジングの側部に取付けられた点火コ
イル、を備え、 上記点火コイルを、上記1次コイルへの通電に
よる主磁束軸が上記回転信号発生手段の磁束感応
方向とほぼ直交し、上記回転軸とほぼ平行し合う
よう配置し、かつ 上記回転信号発生手段を、上記点火コイルの主
磁束軸の磁路のほぼ中間に配置したことを特徴と
する点火コイル一体型点火配電器を提供するもの
である。
[作用] これにより、主磁束軸が回転軸とほぼ平行し合
うように点火配電器ハウジングの側部に配置され
た点火コイルの主磁束軸の磁路のほぼ中間に、シ
グナルロータの半径方向に磁束感応方向を持つた
回転信号発生手段が配置されることによつて、点
火コイルの漏れ磁束が回転信号発生手段の磁束感
応方向に対してほぼ直角な方向に鎖交し、かつ配
電器全体の重心位置が、配電器の機関側への取付
部に対して低くなる。
[実施例] 以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。
第1図は本考案が適用される一般的な点火装置
を示す。
この点火装置においては、内燃機関Eの気筒数
と同数の突起を持つたシグナルロータ1が、機関
Eによりその回転速度に比例して回転される。シ
グナルロータ1にはピツクアツプコイル21およ
び永久磁石22を含む電磁式ピツクアツプ2が対
向しており、シグナルロータ1の回転に伴う磁束
変化によりこのピツクアツプ2のコイル21には
出力信号が発生する。点火増幅器3はこの電磁式
ピツクアツプ2の出力信号に応じて点火コイル4
に1次コイル41へのバツテリ5による通電を断
続制御する。
今、シグナルロータ1の1つの突起がピツクア
ツプ2と対向した状態から次の突起が対向するま
でシグナルロータ1が回転すると、永久磁石22
からピツクアツプコイル21に鎖交する磁束の変
化により、ピツクアツプコイル21には第2図a
に実線で示す波形の出力信号電圧が発生する。上
記点火増幅器3はこの出力信号波形を基に破線に
て示す一定の検出レベルVoで検出制御し、例え
ば信号電圧が検出レベルVoより正の場合は点火
コイル4の1次コイル41に通電し、負の場合に
は通電を遮断する。従つて、点火コイル4の1次
コイル41に流れる電流は第2図bの如く制御さ
れる。なお、第2図aおよびbの縦軸はそれぞれ
電圧vおよび電流iを示し、横軸はいずれも時間
tを示している。
点火コイル4では1次コイル41への通電が遮
断されると2次コイル42に高電圧が誘起され
る。この高電圧は配電器6により配電されて機関
Eの各気筒の点火プラグ7へ印加される。こうし
て機関Eの点火が行われる。
かかる点火装置において、シグナルロータ1は
配電器6の回転軸に取付けられ、電磁式ピツクア
ツプ2はこれと対向して配電器6のハウジングの
内部に配置され、シグナルロータ1の半径方向の
磁束変化に感応するよう構成されるのが普通であ
る。近年では点火増幅器3もまた配電器6の内部
に配置される。
ところで、このように電磁式のピツクアツプを
内蔵した点火配電器に点火コイルをも一体化する
と、当然に存在する点火コイルの漏れ磁束による
電磁式ピツクアツプへのノイズ電圧が懸念され
る。このノイズ電圧は点火コイルの漏れ磁束変化
率に比例するものであり、シグナルロータによる
正規の電磁式ピツクアツプの出力信号波形に重畳
し、点火増幅器ひいては点火装置全体の作動に悪
影響を与えることが十分に予想される。
第3図は点火コイル4の一例として、一対のE
型の鉄心43,43′を互いに対向し合つて配置
し、その中央脚部43a,43′aへ1次および
2次コイル41,42を施した一般的な閉磁路型
点火コイルの原理図である。このものは1次コイ
ルへの通電により、ほぼ中間にギヤツプを有する
E型鉄心43,43′の中央脚部43a,43′a
を通る主磁束軸Aを持つことになる。そして、こ
の点火コイル4ではたとえ閉磁路型といえども磁
気回路からの漏れ磁束が存在するのは周知の事実
であり、この漏れ磁束aは一方のE型コア43の
ほぼ中心より放射状に放射され、反対側のE型コ
ア43′のほぼ中心に収束する。従つて、この点
火コイル4を電磁式ピツクアツプと共に配電器に
一体化すると、上記漏れ磁束に鎖交する形で電磁
式ピツクアツプのコイルが配置されることにな
り、当然漏れ磁束によるノイズ電圧が電磁式ピツ
クアツプのコイルに発生することになる。
今、電磁式ピツクアツプのコイル21と点火コ
イル4とが第4図a1の如く配置されている場合を
仮定し、その場合の漏れ磁束の影響を考案する。
なお第4図a1は点火コイル4を1次コイル電流に
よる主磁束軸Aに沿つて切断した断面にて示して
いる。ピツクアツプコイル21の磁束感応方向は
矢印イの方向であり、点火コイル4の漏れ磁束a
の方向は主磁束路の上端から下端に向く方向であ
るとする。
この場合、図中に破線で示す点火コイル4から
の放射状の漏れ磁束aは、ピツクアツプコイル2
1の磁束感応方向と同じ矢印ロ方向にも鎖交する
ことになる。この結果、ピツクアツプコイル21
には漏れ磁束aによるノイズ電圧が重畳すること
となり、ピツクアツプコイル21の出力信号電圧
の波形は第4図b1のようになり、点火コイル4の
1次コイルへの通電特性は同図c1のようになる。
すなわち、t1時点においてピツクアツプコイル2
1の出力波形が点火増幅器3(第1図)の検出レ
ベルvoを上回つた時点で、1次コイル電流が流
れ始めるが、それと共に漏れ磁束aが発生し、ピ
ツクアツプコイル21には例えば負のノイズ電圧
が発生し、点火増幅器の入力ヒステリシス電圧を
割り込んだ時点t2にて点火コイル4の1次コイル
電流は遮断する。そしてその遮断に伴ないピツク
アツプコイル21には前記と逆に正のノイズ電圧
が重畳し、点火コイルの1次コイルの再通電が開
始される(時点t3)この再通電と共にピツクアツ
プコイルには再び負のノイズ電圧が重畳するが、
ここではピツクアツプコイルの基本出力がすでに
十分正の出力となつているため影響はない。さら
に正規の点火時期であるt4時点において点火コイ
ルの1次コイルへの通電は遮断され、その遮断に
伴ないピツクアツプコイルの出力波形には正のノ
イズ電圧が重畳し、点火コイルの1次コイルには
ごく短時間の通電が認められる。
従つて第4図a1示す相対配置においては、点火
増幅器の誤動作が認められることになる。その原
因は点火コイル4の主磁束磁路の上端部に近接し
て配置したピツクアツプコイル21の配置に問題
があるわけである。
そこで第4図a2の如く、点火コイル4の主磁束
軸Aの磁路のほぼ中間位置にピツクアツプコイル
21を配置し、その磁束感応方向イを点火コイル
4の主磁束軸Aと直交させた場合を想定すると、
この場合にはピツクアツプコイル21の磁束感応
方向イに対してほぼ直角な矢印ハ方向に漏れ磁束
aが鎖交することとなり、第4図b2に示す如くピ
ツクアツプコイル21の出力波形にはノイズ電圧
は重畳し得ない。従つて点火コイル4の1次コイ
ルの電流波形は第4図c2に示す如くなり、点火増
幅器の誤動作は防止される。
第5図および第6図は本考案の一実施例とし
て、上記第4図a2の関係を実現した点火コイル一
体型点火配電器の具体的構成を示す。なお、ここ
では第1図〜第4図の場合と同一の要素には同一
の符号を付している。
この両図において、配電器本体100は配電器
ハウジング110およびキヤツプ120を含んで
いる。ハウジング110は第1の円筒部111お
よびその上端に連なつた大径の第2の円筒部11
2を持ち、キヤツプ120はハウジング110の
第2の円筒部112を蓋する配電キヤツプ部12
1およびその側方にあつて後述の点火コイルをお
おう点火コイルキヤツプ部122を持つている。
キヤツプ120はハウジング110の第2の円筒
部112の上端に、図示しないビスにより、取付
けられている。その際、ハウジング110とキヤ
ツプ120との当接部にはシールリング130が
介在され、当接部がシールされている。なお、ハ
ウジング110には、配電器を図示しない内燃機
関側の取付部に固定するためのフランジ113が
2箇所、形成されている。
ハウジング110の第1の円筒部111には回
転軸140が挿入され、その上端部が第2の円筒
部112の内部に位置している。この上端部には
円筒状の配電軸150が嵌合し、この配電軸15
0と回転軸140とが周知の遠心式進角機構16
0により連結されている。回転軸140は下端部
にギヤ141を持ち、これを介して図示しない内
燃機関と連結され、内燃機関の回転速度に比例し
て回転される。配電軸150は遠心式進角機構1
60の作動により回転軸140に対して機関回転
速度に応じた量だけ進角されて回転する。
ハウジング110の第2の円筒部112の内部
には遠心式進角機構160の上方側に、プレート
170がビス171にて固定されている。プレー
ト170には円筒状の支持部材172が結合さ
れ、配電軸150はその内側を挿入し、ベアリン
グブツシユ151にて支持部材172に回転自在
に支持されている。
配電軸150には支持部材172による支持部
より上方側に、シグナルロータ1が固定され、こ
れに対向して配電器本体100の内部には回転信
号発生手段をなす電磁式ピツクアツプ2が配置さ
れている。シグナルロータ1が内燃機関の気筒数
と同数、ここでは4個の突起1aを持ち、回転に
よる各突起1aの作用で、電磁式ピツクアツプ2
に磁束変化を与えるのは上述した通りである。電
磁式ピツクアツプ2は、そのコイル21(第1
図)を樹脂でモールドしたコイル部23を第1の
ブラケツト24に保持し、永久磁石22を第1の
ブラケツト24と第2のブラケツト25との間に
狭持して構成されている。第2のブラケツト25
は支持部材172の外周にベアリングブツシユ2
6により回動が自在に保持されており、これによ
りピツクアツプ2の全体も保持されている。ここ
で永久磁石22による磁束は、第2のブラケツト
25、ベアリング26、配電軸150、シグナル
ロータ1および第1のブラケツト24からなる磁
気回路(第5図の破線)を通り、コイル部23内
のピツクアツプコイルに鎖交する。ピツクアツプ
コイルはシグナルロータ1の半径方向に磁束感応
方向を持つており、シグナルロータ1の回転でこ
の磁束が変化し、これによりピツクアツプコイル
には上述の如く回転信号電圧が発生する。
上記ピツクアツプ2の第2のブラケツト25に
はピン27が設けられ、ハウジング110に取付
けられた周知の負圧式進角機構180のロツド1
81がピン27に連結されている。従つて、負圧
式進角機構180の作動で、ピツクアツプ2は支
持部材172(従つてシグナルロータ1)に対し
て回動される。このピツクアツプ2の回動および
上記した回転軸140に対する配電軸150(シ
グナルロータ1)の回動で、点火時期が変化する
のは周知の通りである。
点火コイル4は第3図に示した閉磁路型鉄心お
よびこれに組合された1次、2次のコイルを、樹
脂製のケース44内に収納し、その内部に樹脂4
5を一体にモールドして構成されている。この点
火コイル4の取付けのためハウジング110の第
2の円筒部112の一部は切欠かれ、その両側に
支柱114がそれぞれ設けられている。そして、
点火コイル4は鉄心43の取付穴431に挿通さ
れる取付ボルト46により支柱114に固定され
ている。取付ボルト46は各支柱114に2本づ
つの合計4本が使用されている。
点火コイル4は、1次コイルへの通電時の主磁
束軸Aが回転軸140の軸心と平行し合つて、上
述の如くハウジング110の第2の円筒部112
の側部に固定されている。このようにハウジング
10の側部に点火コイル4を固定すると、配電器
全体の重心の位置が、配電器の機関側への取付部
に対して低くなり、耐振性の面で有利である。ま
た、点火コイル4と上記電磁式ピツクアツプ2と
の位置関係は第4図a2で説明した関係に選定さ
れ、点火コイル4の漏れ磁束がピツクアツプ2に
対して悪影響を与えないよう選定されている。な
お、点火時期の制御のために電磁式ピツクアツプ
2が負圧式進角機構180の作動で、シグナルロ
ータ1の回りに回動されるのは上述の通りで、そ
の場合、ピツクアツプ2が上記点火コイル4との
位置関係を保つたままで回動されるのは勿論であ
る。
点火コイル4のケース44の側面には、ハウジ
ング110の上面と一致するフランジ441が形
成され、ここには上記シールリング130を介し
てキヤツプ120の点火コイルキヤツプ部122
が当接している。従つて、点火コイル4はキヤツ
プ120にてカバーされている。
ハウジング110の第2の円筒部112の内壁
には、第1図に示した点火増幅器3が、図示しな
いビス等の適当な手段で固定されている。この増
幅器3は、放熱板を兼ねた金属ケース31に電子
素子を配設し、樹脂のケース32でこれを包囲し
て構成されており、ピツクアツプ2および点火コ
イル4にそれぞれリード線33および34にて接
続されている。増幅器3と点火コイル4とを接続
するリード線34は、点火コイル4のケース44
に一体に形成されたクランプ442に保持され、
シグナルロータ1に干渉しないよう配慮されてい
る。増幅器3および点火コイル4からのリード線
35,47は、ハウジング110に取付けられた
グロメツト190を通して外部へ引出され、バツ
テリ5(第1図)と接続されるものである。
キヤツプ120の配電キヤツプ部121の頂部
中心にはセンタ電極200の一端が配置されてお
り、ここにはスプリング201で負荷されたブラ
シ202が配置されている。上記配電軸150の
上端には配電ロータ210が取付けられていて、
その上面にロータ電極211が固定されており、
ブラシ202はこのロータ電極211に接してい
る。センタ電極200は点火コイルキヤツプ部1
22へと延長し、他端では点火コイル4の上方部
に位置しており、ここにもスプリング203が負
荷されたブラシ204が設けられている。点火コ
イル4にはこれに対応して2次コイルと接続され
た高圧端子48が設けられており、これを取囲む
ようにして円筒状のタワー部49がケース44と
一体に設けられている。そして、ブラシ204は
この高圧端子48に接している。従つて、点火コ
イル4の高電圧はセンタ電極200に印加され、
これを経てロータ電極211に導かれる。なお、
センタ電極200と点火コイル4との接続は、キ
ヤツプ120をハウジング110に取付けるだけ
で完了される。
キヤツプ120の配電キヤツプ部121の頂部
周辺にはサイド電極220が、機関の気筒数と同
数(ここでは4個)設けられている。このサイド
電極220はキヤツプ120の側方へ突出するタ
ワー部123へ導かれている。サイド電極220
には配電ロータ210の回転によつてロータ電極
211が順次対向し、高電圧が配電される。この
高電圧はタワー部123に高圧コードを介して接
続される点火プラグ7(第1図)へと導かれる。
なお、点火増幅器3が誤動作するか否かはノイ
ズ電圧の大きさ次第であり、例えばノイズ電圧が
少なければ点火増幅器3は誤動作に対し妥協し得
るわけであるから、必ずしもピツクアツプコイル
21の磁束感応方向と点火コイル4の主磁束軸A
とを直交させなくても、例えば80゜程度の角度を
なすようにしても効果に変わりない場合がある。
またピツクアツプコイル21が点火コイル4の主
磁束軸の磁路の中間に厳密に位置していなくても
妥協し得る効果が得られる可能性があることは明
白である。さらに上記実施例では電磁式のピツク
アツプについて述べたが、本考案はこれに限るこ
となく例えばホール効果を利用したホール素子と
か磁気抵抗素子等を用いて回転信号発生手段を構
成したものにも適用できるものであるのは勿論で
ある。
[考案の効果] 以上述べたように本考案では、配電器ハウジン
グの側部に点火コイルを取付けるにあたり、点火
コイルとして、主磁束軸のほぼ中間にギヤツプを
形成した閉磁路コアを有する、一般的で安価な構
成の点火コイルを用い、この点火コイルと磁束感
応型の回転信号発生手段との関係を、点火コイル
の主磁束軸と回転信号発生手段の磁束感応方向と
がほぼ直交するのみならず、回転信号発生手段が
前記主磁束軸のほぼ中間に位置するような配置に
しているから、点火コイルの漏れ磁束を回転信号
発生手段の磁束感応方向に対してほぼ直角な方向
に確実に鎖交させることができて、点火コイルの
漏れ磁束が回転信号発生手段に影響を及ぼすこと
がなくなるため、安価な構成で耐振性に優れ、点
下装置の誤作動を防止できるという画期的な点火
コイル一体型点火配電器を提供することができる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される点火装置の電気回
路図、第2図a,bはその作動説明用の波形図で
ある。第3図は本考案で使用される点火コイルの
一例を示す模式図である。第4図a1およびa2は回
転信号発生手段と点火コイルとの関係位置の2例
を示す模式図、第4図b1,c1はa1による場合の波
形図、第4図b2,c2はa2による場合の波形図であ
る。第5図は本考案になる配電器の一実施例を示
す断面正面図、(第6図の−断面に相当)、第
6図は同配電器のキヤツプを取去つた平面図であ
る。 1……シグナルロータ、2……回転信号発生手
段、4……点火コイル、41……1次コイル、4
2……2次コイル、100……配電器本体、11
0……配電器ハウジング、120……キヤツプ、
140……回転軸、A……点火コイル4の主磁束
軸、a……漏れ磁束。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関に固定される配電器ハウジングおよび
    この配電器ハウジングに取付けられたキヤツプを
    含む配電器本体、 この配電器本体の内部にあつて機関の回転速度
    に比例して回転する回転軸、 この回転軸に取付けられたシグナルロータ、 このシグナルロータと対向して上記配電器本体
    の内部に配置され、前記シグナルロータの回転に
    伴なう磁束の変化を検知して出力信号を出す、前
    記シグナルロータの半径方向に磁束感応方向を持
    つた回転信号発生手段、並びに 主磁束軸のほぼ中間にギヤツプを形成した閉磁
    路コア、このコアに装着した1次コイルおよび2
    次コイルを含み、上記回転信号発生手段の出力信
    号に応じて1次コイルへの通電が制御される、上
    記配電器ハウジングの側部に取付けられた点火コ
    イル、を備え、 上記点火コイルを、上記1次コイルへの通電に
    よる主磁束軸が上記回転信号発生手段の磁束感応
    方向とほぼ直交し、上記回転軸とほぼ平行し合う
    よう配置し、かつ 上記回転信号発生手段を、上記点火コイルの主
    磁束軸の磁路のほぼ中間に配置したことを特徴と
    する点火コイル一体型点火配電器。
JP18475484U 1984-12-04 1984-12-04 点火コイル一体型点火配電器 Granted JPS60120276U (ja)

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JPS60120276U JPS60120276U (ja) 1985-08-14
JPH025101Y2 true JPH025101Y2 (ja) 1990-02-07

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ID=30742239

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JP18475484U Granted JPS60120276U (ja) 1984-12-04 1984-12-04 点火コイル一体型点火配電器

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