JPS60184536A - 塩素化ポリエチレンの安定化方法 - Google Patents

塩素化ポリエチレンの安定化方法

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JPS60184536A
JPS60184536A JP3978084A JP3978084A JPS60184536A JP S60184536 A JPS60184536 A JP S60184536A JP 3978084 A JP3978084 A JP 3978084A JP 3978084 A JP3978084 A JP 3978084A JP S60184536 A JPS60184536 A JP S60184536A
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JP
Japan
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chlorinated polyethylene
hydrotalcite
polyvinyl chloride
parts
stabilization
Prior art date
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Pending
Application number
JP3978084A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kogo
向後 芳之
Naotaka Marushima
丸島 尚貴
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Sankyo Organic Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Organic Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Organic Chemicals Co Ltd filed Critical Sankyo Organic Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩素化ポリエチレンの安定化方法に関する。
塩素化ポリエチレンは加熱成形加工を行う際に王として
脱塩化水素に起因する熱分解を起こしやすく、このため
に加工製品の機械的性質の低下、色調の悪化を生じ著し
い不利益を招く。
かかる不利益を避けるために一種又は数種の熱安定剤を
塩素化ポリエチレンに添加し加工工程に於ける劣化を抑
制する必要がある。この目的で多種の金属石鹸、酸化防
止剤等が使用されている。
例えば、特開B153−134045号公報(含硫黄カ
ルボン酸マグネシウム塩を添加してなる安定化法)、同
53−134046号公報(含硫黄カルデン酸マグネシ
ウム塩とジアルキル錫マレエートとを併用添加してなる
安定化方法)、同57−117549号公報(フェノー
ル系酸化防止剤、チオグロビオネート系酸化防止剤、塩
化ビニル系重合体の脱塩化水素防止剤および有機過酸化
物からなる組成物)等が挙げられるが、いずれも熱安定
化効果が不充分であった。
一方、ハイドロタルサイトがポリ塩化ビニルの熱安定剤
として使用されることは知られている。例えば、特開昭
57−80444号公報(β−ジケトン化合物又鉱その
金属塩の少なくとも一種及びハイドロタルサイト類の少
なくとも一種からなる組成物)、同57−147552
号公報(ポリオール部分エステルおよび又はポリオール
、亜鉛化合物、ハイドロタルサイトを添加してなる安定
化法)、同58−27735号公報(ハイドロタルサイ
ト類および2乃至6価の多価カルボン酸との混合酸から
成る少なくとも1個の水酸基を有する多価アルコール部
分エステル化合物を配合してなる組成物)等に記載され
ているが、ハイドロタルサイトはポリ塩化ビニルの安定
化効果としての中和作用があるにも拘わらず、極端にポ
リ塩化ビニルを着色させる欠点を有するため、ハイドロ
タルサイト単独では実用に耐えられない上述べられてい
る。
しかしながら本発明者等は多くの検討を重ねた結果、塩
素化ポリエチレンに対してハイドロタルサイトを単独で
使用することによシ従来得られなかった優れた熱安定化
効果が得られ実用に耐えられることを見出した。このこ
とはハイドロタルサイトがポリ塩化ビニルに及ぼす熱安
定化効果からは到底考えられないことで非常に驚くべき
ことである。これはポリ塩化ビニルと塩素化ポリエチレ
ンとの熱による分解機構が非常に異なるものと推察され
る。更に、ハイドロタルサイトの熱安定化効果のこのよ
うな相異については前記公知文献には何ら述べられてい
ないのである。
すなわち、本発明者等は塩素化ポリエチレン100重量
部に対して 一般式 %式% (式中、Xは0くx≦0.5なる数を示し、mは0〜5
の数を示す。) で示されるハイドロタルサイト0.1〜5重量部を添加
することによシ塩素化ポリエチレンが熱に対して著しく
安定化されることを見出し本発明を完成した。
本発明方法を詳しく述べると、本発明に使用され、前記
一般式で示されるハイドロタルサイトは天然及び合成の
ハイドロタルサイトが挙げられMg上Atであるような
種々の金属比のものが挙げられる。
また本発明に使用されるハイドロタルサイトは、例えば
ステアリン酸やオレイン酸アルカリ金属塩のような高級
脂肪酸アルカリ金属塩や、fll 、t ハトデシルベ
ンゼンスルホン酸アルカリ金属塩のような有機スルホン
酸アルカリ金属塩等で表面処理されていてもよい。
前記ハイドロタルサイトの添加量は、塩素化ポリエチレ
ン100重量部に対して0.1〜5重量部、好適には0
.5〜3重量部である。ノ・イドロタルサイトの添加量
が0.1重量部以下の場合は熱安定化効果に乏しく、5
重量部以上の場合は経済効果が低下するのみならず、加
工時に流動性が低下することによシ成型品が着色した如
成型品の引張シ強度が低下する原因となるので好ましく
ない。
本発明の塩素化ポリエチレンの安定化に際して、酸化防
止剤を添加することは塩素化ポリエチレンの酸化劣化を
防止し得るので使用目的に応じて適宜使用できる。これ
ら酸化防止剤にはフェノール系酸化防止剤、ホスファイ
ト系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止
剤等が含まれる。
又塩素化ポリエチレンに光安定剤を添加すれば光安定性
が向上するので使用目的に応じて適宜これらを選択して
使用することができる。こレラハペンゾフエノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、サリチレート系、置換アクリロニ
トリル系等が含まれる。その他必要に応じて例えば、金
属石鹸、工Iキシ化合物、有機キレータ−1顔料、充填
剤、発泡剤、帯電防止剤、防曇剤、グレートアウト防止
剤、表面処理剤、滑剤等を使用することができる。
本発明に用いられる塩素化ポリエチレンとしては塩素含
有量が20〜60チのものが好ましい。
又、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のα
−オレフィン重合体や他の共重合体、例えばアクリロニ
トリループタゾエンースチレン共重合体、メチルメタク
リレート−!タジエンースチレン共重合体、スチレン−
アクリ四ニトリル共重合体、アクリロニトリルーブタジ
エン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等とのポ
リマーブレンドであることができる。
次に実施例によって本発明を具体的に説明する。しかし
ながら本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。実施例中、部とは重量部を意味する。
以下の実施例において熱安定性は次の基準で評価した。
無 色:1 褐 色:4 淡黄色:2 黒褐色二5 黄 色=3 又、(表−1)及び(表−2)に使用したA〜工までの
記号は、それぞれ次の化合物を表わす。
A:Mg0.67”0.35(OH)2(C03)0.
165・0.3H20B二Mgo、7ALo、3(OH
)2(C03)。、、5・0.54H20C:Mg0.
75”0.25(OH)2(CO5)0.125°0・
5H20D’ MgO,67AtO,55COH)2<
C05)0.165E : Mg(OH)2 F:(C42H25SCH2CH2COO)2Mgとジ
オクチル錫マレエートポリマー(1:1)G : At
(OH)3 H二 MgC0゜ I:MgO 実施例1 塩素化ポリエチレン〔エラスレン351A、昭和電工■
製〕100部に滑剤〔ロキシオールG−70.ヘンケル
白水■製〕0.5部と(表−1)に示す安定剤を添加配
合し、配合物を150℃に加熱調整したテストロールに
て5分間混練し、厚さ0.5罷のシートを作製した。得
られた各シートを40m+zX40gの大きさに切断し
その試験片をガラス板上にのせて200℃に加熱調整し
たギヤ一式老化試験機の中に入れ15分毎に試験片を取
り出して熱安定性を調べた。又、塩素化ポリエチレンの
かわpにポリ塩化ビニル(Goon 103EP−8日
本ゼオン■製〕を使用してポリ塩化ビニルへのハイドロ
タルサイトの熱安定化効果を見るため同様に試験し比較
例とした。その′結果を(表−1)に示す。(表−1)
に示されるように本発明に使用されるノ・イドロタルサ
イトを塩素化ポリエチレンに添加することによシ優れた
熱安定化効果が得られ十分実用に耐えられることがわか
る。しかしながら試料番号8〜11(比較例)のように
ポリ塩化ビニルの熱安定化のためにはノ・イドロタルサ
イトを単独で添加しただけでは着色が甚だしく到底実(
表−1) 試料番号8〜11(比較例)は塩素化ポリエチレンのか
わシにポリ塩化ビニルを使用したものである。
実施例2 塩素化ポリエチレン〔エラスレンTC−4゜昭和電工■
製] 1 +10部にステアリン酸カルシウム1部とエ
ポキシ化大豆油2部と(表−2)に示す安定剤を添加配
合し、配合物を150℃に加熱調整したテストロールに
て5分間混練し、厚さ0.5 mWのシートを作製した
。得られた各シートを40 trrn X 40 mm
の大きさに切断しその試験片をガラス板上にのせて20
0℃に加熱調整したギヤ一式老化試験機の中に入れ15
分毎に試験片を取シ出して熱安定性を調べた。又、塩素
化ポリエチレンのかわシにポリ塩化ビニル(Goon 
103EP−8、日本セオン■製〕ヲ使用シてポリ塩化
ビニルへのハイドロタルサイトの熱安定化効果を見るた
め同様に試験し比較例とした。その結果を(表−2)に
示す。(表−2)に示されるように本発明に使用される
ハイドロタルサイトを塩素化ポリエチレンに添加するこ
とによシ優れた熱安定化効果が得られ十分実用に耐えら
れることがわかる。しかしながら試料番号9〜11(比
較例)のようにポリ塩化ビニルの熱安定化のためにはハ
イドロタルサイトを単独で添加しただけでは着色が甚だ
しく到底実(表−2) 試料番号9〜11(比較例)は塩素化ポリエチレン・の
かわシにポリ塩化ビニルを使用したものである。
特許出願人 三共有機合成株式会社 代理人弁理士樫出庄治

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 塩素化ポリエチレン100重量部に対して一般式 %式% (式中、XはO(x≦0.5なる数を示し、mは0〜5
    の数を示す。) で示されるハイドロタルサイト0.1〜5重量部を添加
    することを特徴とする塩素化ポリエチレンの安定化方法
JP3978084A 1984-03-02 1984-03-02 塩素化ポリエチレンの安定化方法 Pending JPS60184536A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580447A (en) * 1978-12-14 1980-06-17 Kyowa Chem Ind Co Ltd Prevention of rust, deterioration or coloring of polyolefin and composition
JPS5580445A (en) * 1978-12-14 1980-06-17 Kyowa Chem Ind Co Ltd Thermoplastic resin composition and prevention of deterioration
JPS56145937A (en) * 1980-04-14 1981-11-13 Kyowa Chem Ind Co Ltd Rust, deterioration or coloration inhibitor for polyolefin resin and composition
JPS57151652A (en) * 1981-03-13 1982-09-18 Showa Gomme Kk Water-resistant halogen-containing elastomer composition
JPS58222128A (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 Kyowa Chem Ind Co Ltd ハロゲン含有ゴムの耐水性改良法

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