JPS60184420A

JPS60184420A - 熱間圧延材料の巻取方法

Info

Publication number: JPS60184420A
Application number: JP4024284A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Taniguchi; 真一郎谷口
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1984-03-02
Filing date: 1984-03-02
Publication date: 1985-09-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、熱間圧延材料の巻取方法に関するものである
。

（ロ）従来技術熱間仕上圧延機によって圧延された熱間圧延材は２巻取
機によってコイル状に巻き増られる。

巻取機の入側には材料を上下から挾み付ける１対ノヒン
チ・ロールが設けられている。このピンチ・ロールは、
材料トップ部で材料を巻取機のマンドレルに巻き付かせ
るために、材料に曲げ力を与える働きと、材料ボトム部
が圧延機を通抜けた後マンドレルとの間のパックテンシ
ョンを与える働きとを有している。したがって、材料が
マンドレルに巻き付いた後から材料が圧延機を抜けるま
での間は、圧延機とマンドレルとの間で張力を加えてい
るので、ピンチ・ロールの果す役割はなにもない。逆ニ
、その間、ピンチ・ロールが材料ＶＣ強＜押し付けられ
ているため、ピンチ・ロールの摩耗を大きくしている。

また、圧延機を出だ後に材料表面に生成された。美しい
スケールをピンチ・ロールで砕いていることになる。

ピンチ・ロールの摩耗については、ピンチ・ロール・ギ
ャップの左右レベリングを狂わせることとなり９％に薄
物材での巻取においてはコイルの巻姿を悪化させる。ま
た、ピンチ・ロールの偏摩耗に起因して材料の平坦形状
を悪化させる場合もある。したがって、ピンチ・ロール
摩耗をある限界範囲内に抑えるために、ピンチ・ロール
取替周期を短かくして、ピンチ・ロールの管理に注意を
払っている。

また、材料表面のスケールを砕くことによって。

熱間圧延材料が特長とする錆にくい性質を失なわせてい
る。さらに、入側サイド・ガイドによって材料エツジに
焼き付いた異物が剥がれ、材料上に乗す、ピンチ・ロー
ルによって押込まれ、疵が発生する。

（ハ）発明の目的本発明の目的は、ピンチ・ロールの摩耗を防止するとと
もに、正確かつ効率のよい圧延材料の巻取方法を得るこ
とにある。

に）発明の構成本発明の熱間圧延材料の巻取方法は、熱間圧延材料を巻
取機に巻き取る工程において１巻取機入側で材料を上下
から挾み付ける１対のピンチ・ロールを、材料の巻取開
始時点では前記ピンチ・ロールのロール・ギャップを所
定の材料挾付は間隔に設定し、材料トップ部が巻取機に
数回巻き付いた時点以後では上側のピンチ・ロールを材
料に接しない位置まで移動させ、材料ボトム部が熱間圧
延機を通り抜ける時点以後では上側ピンチ・ロールを前
記の材料挾付は間隔捷で復帰させることを特徴としてい
る。

本発明の巻取方法を実施する装置の概略構成を第１図に
示す。捷ず、熱間仕上圧延機ｌの最終スタンドの１つ上
流側のスタンドＳｎ−ｇのロール・チョック（図示せず
）ｖｃロード・セル２を設けて。

圧延材料２のボトム部３の通過を検出し、制御装置４に
検出信号を送る。

巻取機５の駆動モータ６の負荷電流の変動を検出し、制
御装置４に送る。この負荷変動信号は。

巻取機６に圧延材料２のトップ部が巻き付いた時点を表
す。

巻取機５の入側に設けた上下１対のピンチ・ロール７の
うち、下側のピンチ・ロール７１を駆動するモータ８の
回転速度を検出して制御装置４１７ｉｌ：送る。この回
転速度は圧延材料２の通過速度を表す。

制御装置４からは、１対のピンチ・ロール７のうちの上
側のピンチ・ロール７２を駆動するモータ９と、ピンチ
・ロール７２を上下に移動させる圧下装置１０とに制御
信号を送る。圧下装置１０への制御信号は、上側ピンチ
・ロール７２の上下移動のタイミングを制御するもので
ある。モータ９への制御信号は、下側ピンチ・ロール７
１の回転数と同期させるためのものである。

次に、第２図を参照して本発明の方法の工程について説
明する。まず、圧延材料３を挾み付けるときの上下ピン
チ・ロール７１，７２のロール・ギャップα０と、上側
ピンチ・ロール７２を上方に移動させたときのロール・
ギャップαとを設定し、制御装置４に設定する。α。お
よびαを下記のように設定する。

ａｏ＝　ｔ　−０，１〜１．０　（ｙｒｍ　）・・・・
・（１）α＞　ｔ（ｍｕ　）・・・・・（２）圧延材料３のトップ部がピンチ・ロール７に来るまでに
、所定のロール・ギャップαｏＫしてお／ｃｌく（Ａ）。圧延材料３のトップ部がピンチ・ロール７に
噛み込み９巻取機５Ｖｃ巻き付いたとき（Ｂ）。

巻取機５の駆動モータ６の電流の立上りまたは速度の急
激な変化を検出し、制御装置４をかいして上ピンチ・ロ
ール７２の圧下装置１０に制御信号を送り、上側ピンチ
・ロール７２を上昇させ、圧延材料３から間隔αだけ離
間させる（Ｃ）。圧延材料の中間部はこの状態にて巻取
る。この間は圧延機１と巻取機５とによって張力を保つ
。

圧延材料３のボトム部が最終スタンド前のスタンド’　
Ｓ　ｎ　−＋　を通過したときのロード・セル２によっ
て圧延荷重の変化をとらえ、材料の尻抜けを検出する。

検出信号は制御装置４をかいして上側ピ・ンチ・ロール
７２の圧下装置１０を作動し、上ビンチロール７２を下
降させ、最初のロール・ギャップα。

に戻す（Ｄ）。

一方、上側ピンチ・ロール７２の回転速度は、下側ピン
チ・ロール７１の回転速度と同期させなければならない
。速度差があると、材料と接するときにスリップを起こ
し、疵が発生する。このため。

（６）下側ピンチ・ロール７１の駆動モータ８の回転数を検出
し、制御装置４において上側ピンチ・ロール７２のギヤ
ー比、ロール径等より必要な上側ピンチ・ロール７２の
回転数をめ、上側ピンチ・ロール７２の駆動モータ９を
制御する。

以上の説明では、圧延材料ボトム部が圧延機１を抜けた
後に上側ピンチ・ロール７２を材料と接するようにして
いる。灰抜は後搬送速度を徐々に低下させ、材料ボトム
部を巻取機５の所定位置に停止させる尾端定位置停止制
御を行う場合は、圧延材料トップ部が巻取機５に巻き付
いた後は、上側ピンチ・ロール７２を上昇させて材料を
離間させたまま材料ボトム部まで巻き取ってもよい。

（へ）効果本発明の方法によれは、従来法ではピンチ・ロールと圧
延材料との接触時間が６０〜７５秒であったものが、２
３〜３０秒に短縮することができる。

この接触時間の短縮により、ピンチ・ロールの寿命を延
長し、コイル巻き姿を安定化し、圧延材料の平坦形状の
悪化を防止し、圧延材料の表面スケール保護により防錆
性を向上し、ピンチ・ロールによる押し疵を減少させる
などの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の巻取方法を示す概略説明図。第２図は本発明の方法の工程を示す説明図。１：熱間仕−ヒ圧延機　２：ロード・セル３：圧延材料
　４：制御装置５：巻取機　６，８．９：モータ７：ピンチ・ロール　１０：圧下装置７１二下側ピンチ・ロール７２：上側ピンチ・ロール特
許出願人　住友金属工業株式会社（外４名）

Claims

【特許請求の範囲】熱間圧延材料を巻取機に巻き取る工程において。巻取機入側で材料を上下から挾み付ける１対のピンチ・
ロールを、材料の巻取開始時点では前記ピンチ・ロール
のロール・ギャップを所定の材料挾付は間隔に設定し、
材料トップ部が巻取機に数回巻き付いた時点以後では上
側のピンチ・ロールを材料に接しない位置まで移動させ
、材料ボトム部が熱間圧延機を通り抜ける時点以後では
上側ピンチ・ロールを前記の材料挾付は間隔まで復帰さ
せることを特徴とした熱間圧延材料の巻取方法。