JP2000280015A - 熱延薄鋼帯の蛇行制御方法および装置 - Google Patents

熱延薄鋼帯の蛇行制御方法および装置

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JP2000280015A
JP2000280015A JP11090590A JP9059099A JP2000280015A JP 2000280015 A JP2000280015 A JP 2000280015A JP 11090590 A JP11090590 A JP 11090590A JP 9059099 A JP9059099 A JP 9059099A JP 2000280015 A JP2000280015 A JP 2000280015A
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Toshiki Hiruta
敏樹 蛭田
Yuichiro Watanabe
裕一郎 渡辺
Masanori Kitahama
正法 北浜
Yukio Yarita
征雄 鑓田
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバーを接合して連続的に熱間潤滑圧延
によって熱延薄鋼帯を製造する時に好適な蛇行制御方法
および装置を提供する。 【解決手段】 仕上圧延機5の最終スタンドにペアクロ
ス圧延機を組み込んで熱延薄鋼帯Sを潤滑圧延する際
に、最終スタンドの上下ワークロール11a,11bに作用
するスラスト力あるいはトルクを検出して、これら上下
のスラスト力の絶対値あるいは上下のトルクが同等にな
るように、最終スタンドのスプレーノズル16a,16bに
供給される圧延油スプレー水の圧延油とスプレー水の混
合割合を制御することにより、熱延薄鋼帯Sの蛇行を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱延薄鋼帯の蛇行
制御方法および装置に係わり、特にシートバーを接合し
て連続的に熱間潤滑圧延によって薄物熱延鋼帯を製造す
る時に好適な蛇行制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱延薄鋼帯(以下、単に鋼帯とい
う)を製造する熱間圧延の工程は、図7に示すように構
成されるのが一般的である。すなわち、加熱炉1で均一
温度に加熱されたスラブは、抽出後デスケーラ2でスラ
ブ表面に生成した1次スケール(酸化皮膜)が除去さ
れ、幅プレス装置3で所定の幅寸法になるように幅圧下
が施された後、複数のスタンドからなる粗圧延機4によ
って板厚20〜50mm程度のシートバーに粗圧延され
る。このシートバーは複数スタンドで構成される仕上圧
延機5で所定の板厚に仕上げられ、ホットランテーブル
6で冷却されて所定の材質に調えられた後、コイラ7で
巻き取られる。図中の8はたとえばレーザ方式の蛇行検
出器で、鋼帯左右のエッジ部を認識し板の蛇行を検出す
るものである。
【0003】なお、近年、高能率、高歩留りの圧延法と
して、図8に示されるように、粗圧延機4と仕上圧延機
5の間にシートバーコイラ9と接合装置10を配設して、
粗圧延されたシートバーがシートバーコイラ9でシート
バーを巻き取り・巻き戻しされるとともに、接合装置10
で先行シートバーの尾端部と後行シートバーの先端部と
が加熱・突き合わせ接合がなされ、仕上圧延されるいわ
ゆる連続圧延法が実用化された。
【0004】また、熱間潤滑圧延により高いr値を達成
する技術が特開昭62−137103号公報に開示され
ている。この技術は、連続圧延において一時的にシート
バーコイラ9で巻き取ったシートバーを、シートバーコ
イラ9から巻き出す温度が1100〜700℃であり、
仕上圧延機5の後段スタンドで荷重の減少率(=(無潤
滑時の荷重−潤滑時の荷重)/無潤滑時の荷重)が30
%以上の条件のもとで、変態点以下の温度に仕上げるも
のである。
【0005】ところで、熱間仕上圧延における蛇行とい
うのは、仕上圧延機内および仕上圧延機出側で鋼帯が左
右に移動し、鋼帯の幅方向中心と圧延機の中心がずれる
現象をいうのであるが、この蛇行を制御することは圧延
製品の品質・歩留りを高める上で重要な要因の一つであ
る。仕上圧延中に、もし鋼帯が蛇行すると鋼帯のエッジ
部が圧延機入側のガイドに当たって耳痛みが発生し、さ
らに蛇行量が大きくなるとエッジ部が2枚に折れ込み、
仕上圧延機内で板破断のトラブルを発生することがあ
る。
【0006】また、近年、クラウンや形状制御能力がす
ぐれたワークロールとバックアップロールとを一対とし
たロールクロス方式の4段圧延機(以下、単にペアクロ
ス圧延機という)に関する技術が、たとえば特開昭56
−131005号公報に記載されている。このペアクロ
ス圧延機は、上側のワークロールとバックアップロー
ル、下側のワークロールとバックアップロールとをそれ
ぞれ一対として、上下のそのペアを互いに逆方向にクロ
スするように構成されたものである。このようなペアク
ロス圧延機は広範囲な鋼帯の平坦度制御が可能であるこ
とから、それを熱間仕上圧延機の後段スタンドに導入す
ることにより、鋼帯のクラウンや形状制御性が従来より
も飛躍的に向上させることが可能であるとされている。
【0007】このようなペアクロス圧延機では、上下の
ペアロール群を互いに逆方向にクロスするために、板の
進行方向と鋼帯接触面におけるロールの回転の接線方向
がクロス角分だけずれている。そのため、ロールバイト
内における鋼帯の表裏面では板幅方向に逆向きの力が作
用する。通常、無潤滑条件のペアクロス圧延ではロール
バイト内における鋼帯の表裏面に作用する力(以下、ス
ラスト力という)は上下で釣り合っているが、鋼帯表裏
面のスラスト力に差が発生すると板は蛇行し易くなる。
そのため、ペアクロス圧延の蛇行制御技術としては、た
とえば特開昭57−4314号公報に開示されたような
仕上圧延機の出側に蛇行検出器(前出図8中の蛇行検出
器8参照)を設置して、鋼帯の蛇行量を計測しその計測
結果に基づいて上下の潤滑油量を制御する技術や、ある
いは、特開昭57−4314号公報に開示されているよ
うな蛇行が発生した場合には上下どちらかの1ペアのロ
ール群のクロス角度を変更する技術がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱延鋼帯の製造方法では、通常の熱間圧延での蛇行は比
較的良好に防止することができたが、圧延荷重が大幅に
減少する熱間潤滑圧延により付加価値の高い、加工性に
すぐれた熱延薄鋼帯を製造する場合、または板厚が2.
0mm以下の薄い鋼帯を得る場合には、従来の技術では
蛇行を完全に防止することはできないという問題があっ
た。
【0009】さらに、ステンレス鋼の鋼帯は普通鋼の鋼
帯よりも耐酸化性にすぐれているため、ワークロールと
鋼帯間で潤滑作用を受け持つスケールの厚さが薄く、無
潤滑の圧延では高い摩擦係数を示すのであるが、そこで
ステンレス鋼帯を熱間潤滑圧延しようとすると、ワーク
ロールと板間で高い摩擦係数の状態から低い摩擦係数の
状態に変化するため、熱間潤滑圧延での荷重減少率が大
きく、特には薄物のステンレス鋼帯の圧延時に発生する
蛇行を防止するのは従来技術では困難であった。その理
由を以下に説明する。
【0010】まず、前出特開昭57−4314号公報に
開示されている鋼帯の蛇行量を測定して上下の油量を制
御する技術では、蛇行を検出した後に蛇行制御が始まる
ため、蛇行制御まで一定の時間が必要で、その蛇行量が
大きくなり蛇行量を完全に防止することができないので
ある。また、特開昭57−4315号公報に開示されて
いる蛇行を検出してクロス角度を修正する方法でも、ク
ロス角度を目標値まで変更するまでに時間を要し、完全
に蛇行を防止することができないのである。潤滑圧延の
ように極めて大きな圧延状態が変化する圧延では、蛇行
が開始する前に蛇行を防止することが肝要である。
【0011】また、蛇行は上流側スタンドで発生すると
下流側スタンドの蛇行量は拡大し、そのため仕上スタン
ドの出側のみで蛇行量を測定する場合、どのスタンドで
蛇行が発生しているかの判定が不明であり、制御スタン
ドを特定するのが困難になるという問題がある。各スタ
ンドの入側、出側に蛇行検出器を設置し蛇行量を測定す
れば蛇行が発生したスタンドの判定が可能であるが、設
備費が膨大になる欠点がある。さらに、高速圧延や大幅
に荷重が減少する潤滑圧延では、蛇行量の変化が大き
く、たとえば1000m/min以上の高速圧延で製造
される薄物鋼帯や荷重減少率が大きいステンレス鋼帯の
蛇行を防止するのが困難であった。
【0012】本発明は上記のような従来技術の有する課
題を解決すべくしてなされたものであって、仕上圧延機
の最終スタンドにペアクロス圧延機を組み込んで潤滑圧
延する場合であっても蛇行防止が可能な熱延薄鋼帯の蛇
行制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続鋳造で得
られたスラブを加熱炉で均一温度に加熱し、粗圧延機で
圧延し、仕上圧延機で潤滑圧延し、コイラで巻き取りを
行う一連の工程で熱延薄鋼帯を圧延する際に、潤滑圧延
に用いる前記仕上圧延機の少なくとも最終スタンドにペ
アクロス圧延機を組み込んで潤滑圧延する熱延薄鋼帯の
蛇行制御方法であって、前記最終スタンドの上下ワーク
ロールに作用するスラスト力を検出して、該上下のスラ
スト力の絶対値が同等になるように、少なくとも最終ス
タンドのスプレーノズルに供給される圧延油とスプレー
水の混合割合を制御することを特徴とする熱延薄鋼帯の
蛇行制御方法である。
【0014】なお、前記スラスト力の代わりに上下ワー
クロールに作用するトルクを用いるようにしてもよく、
また、前記一連の工程において、粗圧延終了後に先行材
の尾端部と後行材の先端部を接合した後連続して仕上潤
滑圧延を行うようにしてもよい。また、本発明は、連続
鋳造で得られた複数のスラブを加熱炉で均一温度に加熱
し、粗圧延機で圧延し、仕上圧延機で潤滑圧延し、コイ
ラで巻き取りを行う一連の工程で潤滑圧延に用いる前記
仕上圧延機の少なくとも最終スタンドにペアクロス圧延
機を組み込んで潤滑圧延する際に用いられる熱延薄鋼帯
の蛇行制御装置であって、仕上圧延機出側に設置されて
鋼帯の平坦度を検出する蛇行検出器と、前記仕上圧延機
の少なくとも最終スタンドの上下のワークロールのスラ
スト力をそれぞれ検出するスラスト力検出器と、前記仕
上圧延機の少なくとも最終スタンドに配置された上下の
スプレーノズルと、圧延油を供給する油ポンプ装置と、
スプレー水を供給する水ポンプ装置と、前記油ポンプ装
置からの圧延油と前記水ポンプ装置からのスプレー水と
を混合して前記スプレーノズルに圧延油スプレー水を供
給する圧延油ミキシング装置と、前記スラスト力検出器
で検出されたスラスト力信号の絶対値が同等になるよう
に前記油ポンプ装置を制御して、前記圧延油ミキシング
装置に供給する圧延油の量を加減する油ポンプ制御装置
と、からなることを特徴とする熱延薄鋼帯の蛇行制御装
置であり、前記スラスト力検出器の代わりに上下ワーク
ロールに作用するトルクを検出するトルク検出器を用い
るようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について、図面を参照しながら詳しく説明する。図1
は本発明が適用される仕上圧延機の最終スタンドに配置
されたペアクロス圧延機の実施例を模式的に示す概要図
であり、図2はそのA−A矢視側面図である。なお、図
中において、従来例と同一の部材には同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0016】これらの図において、11a,11bは上下ワ
ークロールで、12a,12bは上下ワークロール11a,11
bを支持する上下バックアップロールである。13a,13
bは上下ワークロール11a,11bの軸を支持する左右一
対の上下ワークロールチョックである。14a,14bは上
ワークロールチョック13aと下ワークロールチョック13
bとの間に配置されてワークロールをベンディングする
操作側および駆動側のワークロールベンダである。
【0017】15a,15bは図示しないピニオンスタンド
に連結されて上下ワークロール11a,11bをそれぞれ回
転駆動する上下のスピンドルである。16a,16bは上下
ワークロール11a,11bの入側にそれぞれ配置される上
下のスプレーノズルである。これらスプレーノズル16
a,16bにフラットタイプのものを使用することによ
り、ロールのバレル方向に均一にスプレーが可能であ
る。
【0018】17は圧延油とスプレー水とをミキシングす
る圧延油ミキシング装置で、たとえば直径が6〜10m
m程度とされるオリフィスノズルが用いられる。18はミ
キシングに使用されるスプレー水の温度を制御するスプ
レー水冷却装置で、冷媒を使用した通常のものが使用さ
れる。19は水ポンプ、20は水タンクである。21は潤滑用
の圧延油を供給するたとえばギアポンプなどの油ポンプ
であって、ギアの回転を制御することによって所定の圧
延油を供給することができる。22は油タンクである。23
a,23bは上下ワークロールベンダ14a,14bの油圧を
検出する油圧計である。
【0019】24a,24bは上下のワークロールチョック
13a,13bにそれぞれ取り付けられるたとえばロードセ
ルなどの上下のスラスト荷重測定器である。25はこれら
スラスト荷重測定器24a,24bで検出された信号をスラ
スト力の電気信号に変換するスラスト力変換器である。
26a,26bは各スピンドル15a,15bの軸トルクを検出
する上下のトルク検出器であり、上下のスピンドル15
a,15bに取り付けることにより、スピンドルの軸に作
用する歪みを測定してトルクを測定可能としている。27
は各トルク検出器26a,26bで検出された信号をトルク
の電気信号に変換するトルク変換器である。28は油ポン
プ制御装置で、スラスト力変換器25からのスラスト力信
号またはトルク変換器27からの圧延トルク信号とを入力
して油ポンプ21の回転数を制御して圧延油ミキシング装
置17へ供給する圧延油の量を加減する。
【0020】このように構成することにより、スラスト
力信号またはトルク信号を用いて油ポンプ制御装置28を
介して油ポンプ21の回転数を変更して圧延油のスプレー
量を制御することにより、鋼帯Sの蛇行を制御可能とす
るのであるが、これらスラスト力モードあるいはトルク
モードの有効な理由および手順について以下に説明す
る。
【0021】〔スラスト力モード〕 通常、ペアクロス
圧延機を用いた鋼帯圧延においては、前記したように、
ロールバイト内の鋼帯の表裏面の板幅方向に作用するス
ラスト力は、鋼帯の表裏面の板幅方向の摩擦係数が同じ
であれば、釣り合っている。潤滑圧延では圧延油をワー
クロールに付着させ、ロールバイト内に圧延油を導入し
てロールバイト内で鋼帯表面とワークロール間の摩擦係
数を低下させる。しかし、圧延油の付着量はその環境
(たとえば冷却水の飛散とか水蒸気、スプレーノズル詰
まり、ロール温度差など)の起因により完全に上下で同
じ量が付着するとは限らず、そのためロールバイト内の
上下すなわち鋼帯の表裏面で摩擦係数が異なることにな
る。
【0022】鋼帯の表裏面で摩擦係数が異なると、前記
のように鋼帯表裏面に作用するスラスト力が上下で異な
り、スラスト力の大きい方向に鋼帯が蛇行することにな
る。そこで、鋼帯の表裏面で摩擦係数が異なると、ワー
クロールに作用するスラスト力絶対値も異なることにな
るので、下記手順に従って直接スラスト力を測定し、そ
れらスラスト力の絶対値が同程度になるように、仕上圧
延機上下ワークロールの油量を制御するようにすれば、
鋼帯の蛇行を制御することが可能になる。 まず、上下スラスト荷重測定器24a,24bで上下ワー
クロール11a,11bのそれぞれのスラスト力を検出す
る。いま、上ワークロール11aのスラスト荷重測定器24
aで検出したスラスト力をSU とし、下ワークロール11
bのスラスト荷重測定器24bで検出したスラスト力をS
L とする。なお、このときの上下ワークロール11a,11
bでの圧延油のスプレー量をQU ,QL とする。 下記(1) 式で上下スラスト力の差ΔSを算出する。
【0023】 ΔS=SU −SL ………………(1) ついで、スラスト力の差ΔSが正か負かを判定する。 ΔSが正であれば、以下の処理を行う。 (a) 下記(2) 式で下ワークロール11bの補正すべき圧延
油のスプレー量ΔQLを求める。
【0024】 ΔQL =a1 ・ΔS ………………(2) ここで、a1 ;影響係数である。 (b) そして、制御すべき圧延油のスプレー量QL * を下
記(3) 式で求める。 QL * =QL −ΔQL ………………(3) (c) この得られた制御すべき圧延油のスプレー量QL *
を油ポンプ制御装置28から出力して油ポンプ21の回転数
を変更して下ワークロール11bのスプレーノズル16bへ
の圧延油のスプレー量を制御する。 ΔSが負であれば、以下の処理を行う。
【0025】(a) 下記(4) 式で上ワークロール11aの補
正すべき圧延油のスプレー量ΔQUを求める。 ΔQU =a1 ・ΔS ………………(4) (b) そして、制御すべき圧延油のスプレー量QU * を下
記(5) 式で求める。 QU * =QU +ΔQU ………………(5) (c) この得られた制御すべき圧延油のスプレー量QU *
を油ポンプ制御装置28から出力して油ポンプ21の回転数
を変更して上ワークロール11aのスプレーノズル16aへ
の圧延油のスプレー量を制御する。
【0026】これらの手順を図3にまとめて示した。 〔トルクモード〕 圧延荷重は鋼帯を加工する力とロー
ルと鋼帯表面に発生する摩擦力の垂直成分の力によって
構成される。一方、圧延トルクはロールと鋼帯表面に発
生する摩擦力の和にワークロールの半径を乗じたもので
ある。この摩擦力はロールと鋼帯の摩擦係数が小さくな
ると小さくなるため、圧延トルク、圧延荷重が減少する
ことになる。このとき、鋼帯の上下の摩擦係数が異なる
と、上下のワークロールのトルクに差が生じる。上下対
称の圧延にするためにはトルクの差がないように、上下
の摩擦係数を制御するために潤滑油のスプレー量を制御
すれば鋼帯の蛇行を制御可能となる。その手順は以下に
よる。 まず、上下トルク検出器26a,26bで上下ワークロー
ル11a,11bのそれぞれのトルクを検出する。いま、上
ワークロール11aのトルク検出器26aで検出したトルク
をGU とし、下ワークロール11bのトルク検出器26bで
検出したトルクをGL とする。なお、このときの上下ワ
ークロール11a,11bでの圧延油のスプレー量をQU
L とする。 下記(6) 式で上下トルクの差ΔGを算出する。
【0027】 ΔG=GU −GL ………………(6) ついで、トルクの差ΔGが正か負かを判定する。 ΔGが正であれば、以下の処理を行う。 (a) 下記(7) 式で下ワークロール11bの補正すべき圧延
油のスプレー量ΔQLを求める。
【0028】 ΔQL =a2 ・ΔG ………………(7) ここで、a2 ;影響係数である。 (b) そして、制御すべき圧延油のスプレー量QL * を下
記(8) 式で求める。 QL * =QL −ΔQL ………………(8) (c) この得られた制御すべき圧延油のスプレー量QL *
を油ポンプ制御装置28から出力して油ポンプ21の回転数
を変更して下ワークロール11bのスプレーノズル16bへ
の圧延油のスプレー量を制御する。 ΔGが負であれば、以下の処理を行う。
【0029】(a) 下記(9) 式で上ワークロール11aの補
正すべき圧延油のスプレー量ΔQUを求める。 ΔQU =a2 ・ΔG ………………(9) (b) そして、制御すべき圧延油のスプレー量QU * を下
記(10)式で求める。 QU * =QU +ΔQU ………………(10) (c) この得られた制御すべき圧延油のスプレー量QU *
を油ポンプ制御装置28から出力して油ポンプ21の回転数
を変更して上ワークロール11aのスプレーノズル16aへ
の圧延油のスプレー量を制御する。
【0030】これらの手順を図4にまとめて示した。な
お、上記の例は圧延油が潤滑される仕上圧延機を対象に
したものであるが、本発明はこれに限るものではなく、
粗圧延機における潤滑の場合にも適用し得ることはいう
までもない。また、本発明は、前出図7に示した従来の
バッチ圧延への適用に限るものではなく、前出図8に示
した粗圧延されたシートバーを接合して潤滑圧延を行う
連続圧延に適用するとさらなる効果を発揮するものであ
る。
【0031】すなわち、従来のバッチ圧延では、仕上ス
タンドでの噛み込み時において潤滑圧延を行うと、ロー
ルと板間の摩擦係数が小さいために板をロールバイト内
に引き込む力が不足し、噛み込み不良を発生することが
あった。さらに、板の尾端がi−1スタンドを抜ける際
にiスタンドとi−1スタンドとの間の後方張力がなく
なるために、鋼帯の尾端部で絞り込みが発生していた。
噛み込み先端および尾端で無潤滑で圧延するのが通常で
ある。このため、通常のバッチ圧延では鋼帯の先端部お
よび尾端部で圧延油をオフする圧延が一般的である。し
かし、従来のバッチ圧延用に鋼帯の中央部のみを潤滑す
る場合では、潤滑部のみしか製品ができないことから、
歩留りが低下する問題があった。粗圧延されたシートバ
ーを接合し、仕上圧延を行う方法では、総圧延長に比べ
無潤滑部分の先尾端長が小さくなるため、歩留りが向上
する利点がある。
【0032】
【実施例】寸法が厚さ;200mm×幅;1000mm
×長さ;8000mmで、材質がC;0.003wt
%、Ti;0.02wt%、Nb;0.023wt%、
Cr;10.5wt%を含む極低炭素ステンレス鋼スラ
ブを、加熱炉1で1050℃の温度に加熱し、3スタン
ドからなる粗圧延機4で粗圧延して板厚30mmのシー
トバーにした後、シートバーコイラ9で巻き取り、先行
材の尾端部と後行材の先端部とを誘導加熱方式の接合装
置10で突き合わせ加熱・接合して連続的に最終スタンド
にペアクロス圧延機が組み込まれた7スタンドからなる
仕上圧延機5で1.5mmの板厚に仕上げ、コイラ7で
巻き取った。このときの接合本数は2本とした。
【0033】ここで適用した本発明法は、前記した図3
に示した手順を本発明法1とし、図4に示した手順を本
発明法2とした。なお、用いた影響係数は、本発明法1
においてはa1 =0.32とし、本発明法2においては
2 =2.5とした。また、比較のために、従来の蛇行
検出器8で検出された蛇行量で潤滑量を制御する方法を
従来法1とし、蛇行量を測定してクロス角度を制御する
方法を従来法2として適用した。これら従来法1,2は
以下の手順で処理がなされる。 〔従来法1〕 蛇行検出器8で蛇行量Dを検出する。ここで、操作側
への蛇行量を+、駆動側への蛇行量は−の符号とする。 下記(11)式でΔQL を演算する。
【0034】 ΔQL =b1 ・D ………………(11) ここで、b1 ;影響係数で、この実施例では25として
使用した。 制御すべき圧延油のスプレー量QL * を下記(12)式で
求める。 QL * =QL −ΔQL ………………(12) スプレーノズルからの圧延油のスプレー量をQL *
なるように制御する。
【0035】ここで、クロス角度の移動方向が時計回
り、反時計回りでは鋼帯に作用するスラスト力の方向が
反対になるので、上下ワークロールへの油量を制御する
場合に注意を要するが、従来法1では上側の1対が時計
回りの方向へ回転するものとした。 〔従来法2〕 蛇行検出器8で蛇行量Dを検出する。ここで、操作側
への蛇行量を+、駆動側への蛇行量は−の符号とする。 下記(13)式でΔθL を演算する。
【0036】 ΔθL =b2 ・D ………………(13) ここで、b2 ;影響係数で、この実施例では0.015
として使用した。 制御すべきクロス角度θL * を下記(14)式で求める。 θL * =θL +ΔθL ………………(14) クロス角度をθL * になるように制御する。
【0037】なお、ここで用いたワークロールの仕様
は、粗圧延機4のワークロール直径は1300mm、バ
レル長2200mm、仕上圧延機5のワークロール直径
は700mm、バレル長2200mmである。潤滑に用
いた圧延油は、合成エステルを60%、鉱油を38%、
極圧剤(硫化エステル)を2%含む市販の熱間圧延油で
ある。 〔実施例1〕 最終のスタンドのみに800cc/mi
nの圧延油をスプレーして潤滑圧延を実施する際に、本
発明法1,2および従来法1,2を仕上圧延機の最終ス
タンドのみに適用した。その結果を図5(a) に示した。
なお、圧延油量の制御結果を図5(b) に示した。このと
き圧延荷重の減少率は50%になり良好な潤滑圧延であ
った。
【0038】蛇行量で潤滑量を制御する従来法1および
蛇行量でクロス角度を制御する従来法2の両者ともに、
蛇行が発生した後で制御端を制御して蛇行を制御するた
め、蛇行を完全に防止することができなかった。蛇行は
20mm以内に制御できたが、鋼帯エッジ部が圧延機入
側のガイドに当たり耳痛みが発生した。それで耳痛み部
をスリットラインにより除去したため、歩留りが低下し
た。
【0039】一方、本発明法1,2を適用した場合は、
蛇行が発生する前の上下ワークロールのスラスト力また
はトルクを測定して蛇行を制御したため、蛇行量の変化
が小さい。これによって、本発明法1,2ともに高潤滑
圧延の操業においてすぐれた蛇行制御性が得られること
が明白である。 〔実施例2〕 上記した実施例1の場合は仕上圧延機の
最終スタンドの単スタンドのみを潤滑圧延し、その蛇行
特性を評価したのであるが、高潤滑圧延による鋼帯の加
工性向上には、単スタンドよりも多スタンドの方が好ま
しい。そこで、実施例2として、仕上圧延機後段の3ス
タンドで800cc/minの圧延油をスプレーして高
潤滑の圧延を実施した。そのときの本発明法1,2およ
び従来法1,2での蛇行制御の結果を図6に示した。こ
のとき圧延荷重の減少率は40〜50%になり良好な潤
滑圧延であった。
【0040】従来法1,2ともに、圧延開始から鋼帯は
蛇行してガイドに鋼帯のエッジが当たってエッジの折れ
込みから亀裂が発生し、仕上圧延機内で破断し、それ以
後の圧延はできなかった。これは最終スタンドでの蛇行
量を用いて、各スタンドの油量およびクロス角度を制御
しても、一たん発生した蛇行を簡単には防止できないこ
とを示している。すなわち、仕上圧延機出側の蛇行量か
ら遠方の前段スタンドになるほど制御性が悪化し、すで
に蛇行が拡大した後ではほとんど制御できないものと考
えられる。
【0041】一方、本発明法1,2を適用した場合は、
蛇行が発生する前の上下ワークロールのスラスト力また
はトルクを測定して蛇行を制御したため、蛇行量の変化
が小さい。これによって、本発明法1,2ともに高潤滑
圧延の操業においても2つの従来法に比してすぐれた蛇
行制御性が得られることが明確である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法およ
び装置によれば、高潤滑の接合圧延において安定して蛇
行を制御することができ、高い加工性が得られる鋼帯の
製造が可能となったので、製造原価の低減、歩留りの大
幅な向上が得られ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される仕上圧延機の最終スタンド
に配置されたペアクロス圧延機の実施例を模式的に示す
概要図である。
【図2】図1のA−A矢視側面図である。
【図3】本発明のスラスト力モードの実施手順を示す流
れ図である。
【図4】本発明のトルクモードの実施手順を示す流れ図
である。
【図5】(a) 単スタンド潤滑圧延での蛇行制御性を示す
特性図、(b) 下ワークロールの圧延油量の制御結果の特
性図である。
【図6】多スタンド潤滑圧延での蛇行制御性を示す特性
図である。
【図7】従来の熱間圧延ラインを示す概要図である。
【図8】従来の熱間連続圧延ラインを示す概要図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 デスケーラ 3 幅プレス装置 4 粗圧延機 5 仕上圧延機 6 ホットランテーブル 7 コイラ 8 蛇行検出器 9 シートバーコイラ 10 接合装置 11a 上ワークロール 11b 下ワークロール 12a 上バックアップロール 12b 下バックアップロール 13a 上ワークロールチョック 13b 下ワークロールチョック 14a ワークロールベンダ(駆動側) 14b ワークロールベンダ(操作側) 15a 上スピンドル 15b 下スピンドル 16a 上スプレーノズル 16b 下スプレーノズル 17 圧延油ミキシング装置 18 スプレー水冷却装置 19 水ポンプ 20 水タンク 21 油ポンプ 22 油タンク 23a ワークロールベンダ油圧計(駆動側) 23b ワークロールベンダ油圧計(操作側) 24a 上スラスト荷重測定器 24b 下スラスト荷重測定器 25 スラスト力変換器 26a 上トルク検出器 26b 下トルク検出器 27 トルク変換器 28 油ポンプ制御装置 S 熱延鋼帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浜 正法 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 鑓田 征雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4E024 BB18 CC07 CC10 DD09 DD13 EE01 FF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造で得られたスラブを加熱炉で均
    一温度に加熱し、粗圧延機で圧延し、仕上圧延機で潤滑
    圧延し、コイラで巻き取りを行う一連の工程で熱延薄鋼
    帯を圧延する際に、潤滑圧延に用いる前記仕上圧延機の
    少なくとも最終スタンドにペアクロス圧延機を組み込ん
    で潤滑圧延する熱延薄鋼帯の蛇行制御方法であって、前
    記最終スタンドの上下ワークロールに作用するスラスト
    力を検出して、該上下のスラスト力の絶対値が同等にな
    るように、少なくとも最終スタンドのスプレーノズルに
    供給される圧延油とスプレー水の混合割合を制御するこ
    とを特徴とする熱延薄鋼帯の蛇行制御方法。
  2. 【請求項2】 前記スラスト力の代わりに上下ワークロ
    ールに作用するトルクを用いることを特徴とする請求項
    1記載の熱延薄鋼帯の蛇行制御方法。
  3. 【請求項3】 前記一連の工程において、粗圧延終了後
    に先行材の尾端部と後行材の先端部を接合した後連続し
    て仕上潤滑圧延を行うようにしたことを特徴とする請求
    項2または3記載の熱延薄鋼帯の蛇行制御方法。
  4. 【請求項4】 連続鋳造で得られた複数のスラブを加熱
    炉で均一温度に加熱し、粗圧延機で圧延し、仕上圧延機
    で潤滑圧延し、コイラで巻き取りを行う一連の工程で潤
    滑圧延に用いる前記仕上圧延機の少なくとも最終スタン
    ドにペアクロス圧延機を組み込んで潤滑圧延する際に用
    いられる熱延薄鋼帯の蛇行制御装置であって、仕上圧延
    機出側に設置されて鋼帯の平坦度を検出する蛇行検出器
    と、前記仕上圧延機の少なくとも最終スタンドの上下の
    ワークロールのスラスト力をそれぞれ検出するスラスト
    力検出器と、前記仕上圧延機の少なくとも最終スタンド
    に配置された上下のスプレーノズルと、圧延油を供給す
    る油ポンプ装置と、スプレー水を供給する水ポンプ装置
    と、前記油ポンプ装置からの圧延油と前記水ポンプ装置
    からのスプレー水とを混合して前記スプレーノズルに圧
    延油スプレー水を供給する圧延油ミキシング装置と、前
    記スラスト力検出器で検出されたスラスト力信号の絶対
    値が同等になるように前記油ポンプ装置を制御して、前
    記圧延油ミキシング装置に供給する圧延油の量を加減す
    る油ポンプ制御装置と、からなることを特徴とする熱延
    薄鋼帯の蛇行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スラスト力検出器の代わりに上下ワ
    ークロールに作用するトルクを検出するトルク検出器を
    用いることを特徴とする請求項4記載の熱延薄鋼帯の蛇
    行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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