JPH0456687B2 - - Google Patents
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- JPH0456687B2 JPH0456687B2 JP59114420A JP11442084A JPH0456687B2 JP H0456687 B2 JPH0456687 B2 JP H0456687B2 JP 59114420 A JP59114420 A JP 59114420A JP 11442084 A JP11442084 A JP 11442084A JP H0456687 B2 JPH0456687 B2 JP H0456687B2
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- JP
- Japan
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- plate
- tension
- rolling
- pass
- plate tension
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
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- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/16—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/222—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a rolling-drawing process; in a multi-pass mill
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は板材の圧延、特に1スタンド多パス
圧延における板厚制御法に関する。
圧延における板厚制御法に関する。
(従来の技術)
ワークロールを多重に配置し、隣り合うワーク
ロールが形成するパスに材料を通過させて板材を
圧延する方法(以下1スタンド多パス圧延とい
う)がたとえば、特開昭56−81121号公報に示さ
れるように知られている。この圧延法では1スタ
ンドでたとえば3圧延スタンド分の圧延を行うこ
とができる。したがつて、圧延設備全体を小型化
し、設備費の低減を図ることができるという利点
がある。
ロールが形成するパスに材料を通過させて板材を
圧延する方法(以下1スタンド多パス圧延とい
う)がたとえば、特開昭56−81121号公報に示さ
れるように知られている。この圧延法では1スタ
ンドでたとえば3圧延スタンド分の圧延を行うこ
とができる。したがつて、圧延設備全体を小型化
し、設備費の低減を図ることができるという利点
がある。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、圧延された板材の厚みは圧延中に材
料に作用する張力にも関連している。一方、張力
は高すぎれば圧延中に材料が破断する。また、特
に1スタンド多パス圧延では張力が低すぎれば材
料がたるみ、蛇行が生じて絞りこみが発生する。
適当な張力はたとえば5〜15Kgf/mm2程度であ
る。したがつて、板圧延では張力も含めて板厚制
御する必要がある。しかし、1スタンド多パス圧
延では1スタンド内において材料が同時に複数箇
所で圧下を受けるため圧延過程が複雑であり、従
来張力を許容範囲に収め、かつ実用的に十分な精
度をもつた板厚制御法は開発されていなかつた。
また、この圧延法ではパス間ストリツプのたるみ
や破断の発生を防止し、ストリツプ表面上のスリ
ツプ疵の発生を抑えるとともに、圧延した板厚の
変動を最小に抑えるという技術に関しては必ずし
も満足できるものではなかつた。
料に作用する張力にも関連している。一方、張力
は高すぎれば圧延中に材料が破断する。また、特
に1スタンド多パス圧延では張力が低すぎれば材
料がたるみ、蛇行が生じて絞りこみが発生する。
適当な張力はたとえば5〜15Kgf/mm2程度であ
る。したがつて、板圧延では張力も含めて板厚制
御する必要がある。しかし、1スタンド多パス圧
延では1スタンド内において材料が同時に複数箇
所で圧下を受けるため圧延過程が複雑であり、従
来張力を許容範囲に収め、かつ実用的に十分な精
度をもつた板厚制御法は開発されていなかつた。
また、この圧延法ではパス間ストリツプのたるみ
や破断の発生を防止し、ストリツプ表面上のスリ
ツプ疵の発生を抑えるとともに、圧延した板厚の
変動を最小に抑えるという技術に関しては必ずし
も満足できるものではなかつた。
この発明は1スタンド多パス圧延における上記
のような問題を解決するためになされたもので、
材料に破断およびたるみさらにはスリツプ疵を生
じることなく高い板厚精度で板材を圧延すること
ができる板厚制御法を提供しようとするものであ
る。
のような問題を解決するためになされたもので、
材料に破断およびたるみさらにはスリツプ疵を生
じることなく高い板厚精度で板材を圧延すること
ができる板厚制御法を提供しようとするものであ
る。
(発明の構成)
この発明では、まず板厚、板幅、圧延荷重、ロ
ール速度入出側における板張力などの圧延条件を
設定し、圧延を開始する。ついで、出側板厚、入
出側および各パス間における板速度、入出側およ
び引出し部の板張力ならびに圧延荷重を検出す
る。これら検出値に基づき引出し部の板張力が許
容範囲となる修正入側板張力を入側板張力−引出
し部板特性より演算する。また、目標板厚と前記
板厚の検出値との差に基づき圧延機弾性曲線と材
料塑性曲線により修正圧延荷重を演算する。そし
て、入側板張力および圧下量をこれら演算値に基
づいて調整する。
ール速度入出側における板張力などの圧延条件を
設定し、圧延を開始する。ついで、出側板厚、入
出側および各パス間における板速度、入出側およ
び引出し部の板張力ならびに圧延荷重を検出す
る。これら検出値に基づき引出し部の板張力が許
容範囲となる修正入側板張力を入側板張力−引出
し部板特性より演算する。また、目標板厚と前記
板厚の検出値との差に基づき圧延機弾性曲線と材
料塑性曲線により修正圧延荷重を演算する。そし
て、入側板張力および圧下量をこれら演算値に基
づいて調整する。
また、この出願における第2の発明では上記検
出値に加えてさらに各駆動ワークロールの周速度
を検出し、これら検出値に基づいて求めたすべり
率が許容範囲内となる各駆動ワークロールの修正
周速度および修正出側板張力を演算する。そし
て、前記入出側板張力および圧下量とともに各駆
動ワークロールの周速度も調整する。
出値に加えてさらに各駆動ワークロールの周速度
を検出し、これら検出値に基づいて求めたすべり
率が許容範囲内となる各駆動ワークロールの修正
周速度および修正出側板張力を演算する。そし
て、前記入出側板張力および圧下量とともに各駆
動ワークロールの周速度も調整する。
(実施例)
以下この発明の実施例について説明する。この
実施例では圧延中の板の破断およびたるみだけで
なく、すりきずをも防止して板厚を制御する。
実施例では圧延中の板の破断およびたるみだけで
なく、すりきずをも防止して板厚を制御する。
第1図はこの発明の方法を実施する装置の構成
図である。1スタンド3パス圧延機10は4個の
ワークロール11〜14およびバツクアツプロー
ル15,16を備えている。また、第2ワークロ
ール12の側方に引出しロール18が、第3ワー
クロール13の側方に引出しロール19がそれぞ
れ配置されている。圧延機10には巻戻機21よ
り板材1が供給され、圧延された板材4は巻取機
22によつて巻き取られる。計算機24には圧延
条件が設定され、後述の板厚、板速度その他の検
出値が入力される。なお、第1ワークロール11
および引出しロール18,19は無駆動である。
図である。1スタンド3パス圧延機10は4個の
ワークロール11〜14およびバツクアツプロー
ル15,16を備えている。また、第2ワークロ
ール12の側方に引出しロール18が、第3ワー
クロール13の側方に引出しロール19がそれぞ
れ配置されている。圧延機10には巻戻機21よ
り板材1が供給され、圧延された板材4は巻取機
22によつて巻き取られる。計算機24には圧延
条件が設定され、後述の板厚、板速度その他の検
出値が入力される。なお、第1ワークロール11
および引出しロール18,19は無駆動である。
巻戻機21からの板材1は第1ワークロール1
1と第2ワークロール12が形成する第1パスで
圧下され、引出しロール18を回つて第2パスに
入る。このようにして順次第2パス、第3パスで
圧下されたのち巻取機22によつて巻き取られ
る。
1と第2ワークロール12が形成する第1パスで
圧下され、引出しロール18を回つて第2パスに
入る。このようにして順次第2パス、第3パスで
圧下されたのち巻取機22によつて巻き取られ
る。
圧延機10入側で検出器26,27によつてそ
れぞれ入側板張力σ1、入側板速度v1が検出され
る。圧延機10ではロードセル29により圧延荷
重P、セルシン30によりロールギヤツプS、ロ
ードセル31,32により各パス間の板張力σ2,
σ3、検出機34,35により各パス間の板速度
v2,v3がそれぞれ検出される。駆動されるワーク
ロール12,13,14の速度V2,V3,V4の検
出器37,38,39によつて検出される。ま
た、圧延機10の出側では検出器41,42,4
3によつて板厚h* 4、板速度v4および板張力σ4が
それぞれ検出される。これら検出値はすべて前記
計算機24に入力される。
れぞれ入側板張力σ1、入側板速度v1が検出され
る。圧延機10ではロードセル29により圧延荷
重P、セルシン30によりロールギヤツプS、ロ
ードセル31,32により各パス間の板張力σ2,
σ3、検出機34,35により各パス間の板速度
v2,v3がそれぞれ検出される。駆動されるワーク
ロール12,13,14の速度V2,V3,V4の検
出器37,38,39によつて検出される。ま
た、圧延機10の出側では検出器41,42,4
3によつて板厚h* 4、板速度v4および板張力σ4が
それぞれ検出される。これら検出値はすべて前記
計算機24に入力される。
第2図はこの実施例の制御手順を示すフローチ
ヤートである。
ヤートである。
まず、前記計算機24に板厚、板幅、圧延荷
重、ロール速度、入出側における板張力などの圧
延条件を設定する。計算機24は後述の演算方法
によつて所要な圧延荷重P等を求めて各駆動装置
に出力する。すなわち、圧延荷重Pはコントロー
ラ45を介して圧下装置46に、ロール速度V2,
V3,V4はそれぞれコントローラ48,49,5
0を介してモータ52,53,54に出力され
る。また、張力σ1,σ2は巻戻し速度、巻取り速度
としてコントローラ56,57を介してモータ5
9,60に出力される。
重、ロール速度、入出側における板張力などの圧
延条件を設定する。計算機24は後述の演算方法
によつて所要な圧延荷重P等を求めて各駆動装置
に出力する。すなわち、圧延荷重Pはコントロー
ラ45を介して圧下装置46に、ロール速度V2,
V3,V4はそれぞれコントローラ48,49,5
0を介してモータ52,53,54に出力され
る。また、張力σ1,σ2は巻戻し速度、巻取り速度
としてコントローラ56,57を介してモータ5
9,60に出力される。
圧延中は適当なサンプリング時間(たとえば
1.0秒)をおいて前記のように圧延荷重P、板速
度v1,v2,v3,v4、板張力σ1,σ2,σ3,σ4および
出側板厚h* 4が検出される。検出値は計算機24
に入力され、目標値と比較され、あるいは後述の
演算に用いられる。
1.0秒)をおいて前記のように圧延荷重P、板速
度v1,v2,v3,v4、板張力σ1,σ2,σ3,σ4および
出側板厚h* 4が検出される。検出値は計算機24
に入力され、目標値と比較され、あるいは後述の
演算に用いられる。
第3図および第4図はそれぞれ入側板張力σ1と
引出し部板張力σ2,σ3との関係(入側板張力−引
出し部板張力特性)を示すグラフである。これら
関係は予じめ試験で求めておき計算機24に記憶
させておく。引出し部板張力σ2,σ3が許容範囲
σmin〜σmax(たとえば5〜15Kgf/mm2)内にな
い場合、上記関係に基づき入側板張力σ1を調整し
てこれら板張力σ2,σ3を所要の値とする。
引出し部板張力σ2,σ3との関係(入側板張力−引
出し部板張力特性)を示すグラフである。これら
関係は予じめ試験で求めておき計算機24に記憶
させておく。引出し部板張力σ2,σ3が許容範囲
σmin〜σmax(たとえば5〜15Kgf/mm2)内にな
い場合、上記関係に基づき入側板張力σ1を調整し
てこれら板張力σ2,σ3を所要の値とする。
つぎに、検出された出側板厚h* 4が目標値h4に
等しくない場合、予じめ設定された圧延条件およ
び上記のようにして求めた入側板張力σ1に基づい
て周知の方法によつて圧延荷重Pが求められる。
等しくない場合、予じめ設定された圧延条件およ
び上記のようにして求めた入側板張力σ1に基づい
て周知の方法によつて圧延荷重Pが求められる。
すなわち、圧延機弾性曲線を表わす式
ただし、
S 圧下量
h1 入側板厚
K 圧延機の弾性係数
α≡1+v4/v2+v4/v3
および材料の塑性曲線を表わす式
P=P1(1,h1,h2,σ1,σ2,R1,R2,V2
,X1,μ1) =P2(2,h2,h3,σ2,σ3,R2,R3,V3
,X2,μ2) =P3(3,h3,h4,σ3,σ4,R3,R4,V4
,X3,μ3)……(2) ただし、 Pi 第iパスにおける圧延荷重 h2 第1、2パス間における板厚 h3 第2、3パス間における板厚 i 第iパスにおける材料の平均変形抵抗 Ri 第i番目のワークロール半径 μi 第iパスにおける材料とワークロールとの間
の摩擦係数 Xi=vi+1/vi−1 iパス目の異速率 これら式(1)および(2)を同時に満足するPが求める
圧延荷重である。
,X1,μ1) =P2(2,h2,h3,σ2,σ3,R2,R3,V3
,X2,μ2) =P3(3,h3,h4,σ3,σ4,R3,R4,V4
,X3,μ3)……(2) ただし、 Pi 第iパスにおける圧延荷重 h2 第1、2パス間における板厚 h3 第2、3パス間における板厚 i 第iパスにおける材料の平均変形抵抗 Ri 第i番目のワークロール半径 μi 第iパスにおける材料とワークロールとの間
の摩擦係数 Xi=vi+1/vi−1 iパス目の異速率 これら式(1)および(2)を同時に満足するPが求める
圧延荷重である。
第5図は上記式(1)および(2)の関係を線図により
模式的に示すものである。図において直線およ
び曲線はそれぞれ上式(1)および(2)を表わしてい
る。直線と曲線の交点aは目標出側板厚h4お
よびそのときの圧延荷重Pを与える。
模式的に示すものである。図において直線およ
び曲線はそれぞれ上式(1)および(2)を表わしてい
る。直線と曲線の交点aは目標出側板厚h4お
よびそのときの圧延荷重Pを与える。
今、材料の変形抵抗、入側板厚h1その他が変
化して材料塑性曲線が曲線′になつたとすると、
直線は点bで曲線′に交わる。そして、出側
板厚は目標出側板厚h4からΔh4だけずれた板厚と
なり、出側板厚h* 4が検出される。ここで、出側
板厚h* 4が目標値h4となる、曲線′上の点cを与
える修正圧延荷重ΔPが演算される。この結果に
基づき直線′が点cで曲線′に交わるように圧
下量がΔSだけ修正される。
化して材料塑性曲線が曲線′になつたとすると、
直線は点bで曲線′に交わる。そして、出側
板厚は目標出側板厚h4からΔh4だけずれた板厚と
なり、出側板厚h* 4が検出される。ここで、出側
板厚h* 4が目標値h4となる、曲線′上の点cを与
える修正圧延荷重ΔPが演算される。この結果に
基づき直線′が点cで曲線′に交わるように圧
下量がΔSだけ修正される。
つぎにすりきずを生じないための制御について
説明する。板にすりきずが生じないためには板と
ワークロールとの間のスリツプを小さくすればよ
い。本発明者達はすべり率としてたとえば先進率
を用いたとき先進率fi(=vi+1/Vi+1−1)の絶対値が f0(0.20)以下であればよいことを知見している。
説明する。板にすりきずが生じないためには板と
ワークロールとの間のスリツプを小さくすればよ
い。本発明者達はすべり率としてたとえば先進率
を用いたとき先進率fi(=vi+1/Vi+1−1)の絶対値が f0(0.20)以下であればよいことを知見している。
第6図および第7図は異速率Xi(=Vi+1/vi−1)
と先進率fiとの関係の一例を示している。圧延条
件は次の通りである。
件は次の通りである。
ロール径 300mm(第1〜4ワークロール)
材 料
普通鋼(SPHC)
降伏応力σy=74.61×(0.0105+∈)0.236
∈=−ln(1−r/100),r:圧下率
板厚 2.3mm
これらの図から2パス目の先進率f2は3パス目
の異速率X3したがつて第4ワークロールの速度
V4をある値にとれば第3ワークロールの速度V3
によつて制御が可能である。同様に、1パス目の
先進率f1は2パス目の異速率X2、すなわち第2ワ
ークロールの速度V2によつて制御が可能である。
の異速率X3したがつて第4ワークロールの速度
V4をある値にとれば第3ワークロールの速度V3
によつて制御が可能である。同様に、1パス目の
先進率f1は2パス目の異速率X2、すなわち第2ワ
ークロールの速度V2によつて制御が可能である。
第8図は出側板張力σ4と3パス目の先進率f3と
の関係を示す一例である。この図から明らかなよ
うに先進率f3は出側板張力σ4によつて制御するこ
とができる。
の関係を示す一例である。この図から明らかなよ
うに先進率f3は出側板張力σ4によつて制御するこ
とができる。
上記のことから|fi|≦0.20となるように第2、
3ワークロールの速度V2,V3および出側板張力
σ4を制御することによりすりきずを防止すること
ができる。
3ワークロールの速度V2,V3および出側板張力
σ4を制御することによりすりきずを防止すること
ができる。
なお、すべり率として先進率fiに代えて次の式
(3)で与えられる値を用いてもよい。
(3)で与えられる値を用いてもよい。
Sia=Vi+1−1/2(vi+1+vi)/Vi+1
:iパス目の高速ロール側
Sib=Vi−1/2(vi+1+vi)/Vi
:iパス目の低速ロール側 ……(3)
この発明は上記実施例に限られるものではな
い。たとえば、上記実施例では第1ワークロール
11は無駆動であつたが、これを駆動するように
してもよい。さらに特に圧延条件によつてすりき
ずの発生が無視できる場合には、第1ワークロー
ル11を無駆動とし、他のワークロール12,1
3,14の速度を一定としてもよい。
い。たとえば、上記実施例では第1ワークロール
11は無駆動であつたが、これを駆動するように
してもよい。さらに特に圧延条件によつてすりき
ずの発生が無視できる場合には、第1ワークロー
ル11を無駆動とし、他のワークロール12,1
3,14の速度を一定としてもよい。
(発明の効果)
以上詳細に説明したようにこの発明ではパス間
における板張力をある範囲内におさえるようにし
て種々の操作量を相関連して制御している。した
がつて、板厚精度を確保すると共に板の破断およ
びたるみさらにはスリツプ疵を防止して安定した
圧延を行うことができる。
における板張力をある範囲内におさえるようにし
て種々の操作量を相関連して制御している。した
がつて、板厚精度を確保すると共に板の破断およ
びたるみさらにはスリツプ疵を防止して安定した
圧延を行うことができる。
第1図はこの発明の方法を実施する装置の一例
を示す装置構成図、第2図はこの発明の一実施例
を示すフローチヤート、第3図および第4図は入
側板張力と引出し部板張力との関係を示すグラ
フ、第5図は出側板厚と圧延荷重との関係を示す
グラフ、第6図および第7図は異速率と先進率と
の関係を示すグラフならびに第8図は出側板張力
と先進率との関係を示すグラフである。 1……圧延前の板材、4……圧延後の板材、1
0……圧延機、11〜14……ワークロール、1
5,16……バツクアツプロール、18,19…
…引出しロール、21……巻戻機、22……巻取
機、24……計算機、26,27,34,35,
37,38,39,41,42,43……検出
器、29,31,32……ロードセル、30……
セルシン、45,48,49,50,56,57
……コントローラ、52,53,54,56,5
7……モータ。
を示す装置構成図、第2図はこの発明の一実施例
を示すフローチヤート、第3図および第4図は入
側板張力と引出し部板張力との関係を示すグラ
フ、第5図は出側板厚と圧延荷重との関係を示す
グラフ、第6図および第7図は異速率と先進率と
の関係を示すグラフならびに第8図は出側板張力
と先進率との関係を示すグラフである。 1……圧延前の板材、4……圧延後の板材、1
0……圧延機、11〜14……ワークロール、1
5,16……バツクアツプロール、18,19…
…引出しロール、21……巻戻機、22……巻取
機、24……計算機、26,27,34,35,
37,38,39,41,42,43……検出
器、29,31,32……ロードセル、30……
セルシン、45,48,49,50,56,57
……コントローラ、52,53,54,56,5
7……モータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1、2パス間および2、3パス間の板材を固
定した引出しロールで引き出して行う1スタンド
3パス圧延において、出側板厚、入出側および各
パス間における板速度、入出側および引出し部の
板張力ならびに圧延荷重を検出し、前記検出値に
基づき引出し部の板張力が許容範囲内となる修正
入側板張力を入側板張力−引出し部板張力特性に
より演算し、ついで目標板厚と前記板厚の検出値
との差に基づき圧延機弾性曲線と材料塑性曲線に
より修正圧延荷重を演算し、入側板張力および圧
下量をこれら演算値に基づいて調整することを特
徴とする板厚制御法。 2 1、2パス間および2、3パス間の板材を固
定した引出しロールで引き出して行う1スタンド
3パス圧延において出側板厚、入出側および各パ
ス間における板速度、入出側および引出し部の板
張力、各駆動ワークロールの周速度ならびに圧延
荷重を検出し、前記検出値に基づき引出し部の板
張力が許容範囲内となる修正入側板張力を入側板
張力−引出し部板張力特性により演算し、各パス
のすべり率が許容範囲となる各駆動ワークロール
の修正周速度および修正出側板張力を演算し、つ
いで目標板厚と前記板厚の検出値との差に基づき
圧延機弾性曲線と材料塑性曲線により修正圧延荷
重を演算し、入出側板張力、各駆動ワークロール
の周速度および圧下量をこれら演算値に基づいて
調整することを特徴とする板厚制御法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59114420A JPS60257915A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 板厚制御法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59114420A JPS60257915A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 板厚制御法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60257915A JPS60257915A (ja) | 1985-12-19 |
JPH0456687B2 true JPH0456687B2 (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=14637261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59114420A Granted JPS60257915A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 板厚制御法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60257915A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106944479B (zh) * | 2017-04-18 | 2019-01-01 | 东北大学 | 一种薄带材单机架连轧机及实施方法 |
JP7324382B1 (ja) * | 2023-03-17 | 2023-08-09 | 株式会社日立パワーソリューションズ | ロールプレス設備 |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP59114420A patent/JPS60257915A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60257915A (ja) | 1985-12-19 |
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