JPS58163524A - 鋼板巻取機制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鋼板を回転ローラの間に入れて所定の板厚
に圧延するたとえば、熱間圧延ラインの最終工程におい
て、圧延された鋼板を巻取る巻取機の制御装置に関する
もので、特にこの発明は、巻取機に圧延鋼板の先端部が
到達した時点から巻付きの瞬間までのあいだ、計算され
た減速率で巻取機とピンチローラを減速することＫより
、確実な巻取機への巻付きを保障しながら、巻付きの瞬
間に発生する急激な引張り衝撃力を軽減して圧延鋼板の
板巾の減少を防止するよ５Ｋｔ、た鋼板巻取機制御装置
を提供しようとするものである。

第１図は、従来のこの極熱間圧延ラインを示す配置図で
、まず、加熱炉（１）によって加熱された圧電調板材料
（２）は、最初に粗圧延機群（３）Ｋより圧延されたあ
と、搬送テーブル（４）を通り、仕上圧延機群（５）Ｉ
Ｃおいて最終仕上板厚まで圧延されたあと、ホットラン
テーブル（６）により巻取部まで運ばれ、ピンチローラ
（７）を経て巻取機（８）Ｋ巻取るよ５に構成されてい
る。

以上のように構成された従来のこの種熱間圧延ラインに
おける巻取機制御装置において、仕上圧延機群（５）を
出た圧延鋼板材料（２）の先端部は、この圧延鋼板材料
（２）の実際の速度よりもやや早めに設定されたリード
率のホットランテーブル（６）％およびピンチローラ（
７）Ｋよって搬送方向に引張られながら巻取機（８）に
導かれ、そしてこの巻取機（８）に巻付くようになされ
ている。そして、この巻取機（８）の巻取速度も、上記
ホットランテーブル（６）およびピンチローラ（７）と
同様に、圧延鋼板材料（２）の搬送速度よりもやや早く
設定され、この圧延鋼板材料（２）の巻取機（８）への
巻付きが容易に行なわれるように構成されている。

しかしながら、上述した従来の巻取機制御装置において
は、巻取機（８）ｋ圧延鋼板材料（２）が巻付いた瞬間
において、巻取機（８）の速度が圧延鋼板材料（２）の
搬送速度よりも早いため、°この圧延鋼板材料（２）は
、必然的に仕上圧延機群（５）と、巻取機（８）の両′
方向への急激な引張り衝撃力を受けることＫなり、ホッ
トランテーブル（６）の中間付近で、圧延鋼板材料（２
）の板巾が狭くなる現象が発生し易く、製品の歩留りが
悪くなるばかりでなく、上述した圧延鋼板材料（２）の
板厚が薄い場合には上記引張り力によってこの圧延鋼板
材料が引き裂かれやすい欠点も有している。

この発明は、かかる点に着目してなされたもので、圧延
鋼板材料（２）の先端部が、巻取機（８）に巻付（前に
、この圧延鋼板材料の「たるみ」をホットランテーブル
（６）上に作っておき、巻付き完了後Ｋ。

その「たるみ量」に相当する量を、巻取機（８）の速度
を傾斜関数で変化させることによって、圧延鋼板材料（
２）を円滑かつ迅速に巻取り、この圧延鋼板材料が巻取
機に巻付いた瞬間の引張り衝撃力を緩和するようｋした
巻取機制御装置を提供しようとするものである。

すなわち、第２図はこの発明の一実施例を示すブロック
図、第２図は速度グラフを示すものであるが、上述した
従来のもの（第１図）と同一符号は同一構成部材につき
その説明を省略する。

（９）はピンチローラ（７）の速度制御装置、αＱは巻
取機（８）の速度制御装置、αやは上記ピンチローラ速
度制御装置（９）と、巻取機速度制御装置αＱの速度基
準演算部、（ロ）はこの速度基準演算装置α■への各タ
イミング検出装置！、上記第３図の速度グラフにおいて
「０点」、「Ｐ点」、および「９点」を検出するための
ものである。

この発明の鋼板巻取機制御装置は上記のように構成され
ているので、いま、圧延鋼板材料（２）の実速度をＴＳ
、ピンチローラ（７）の速度をＴＰＲ，ピンチローラ（
７）のリード率をａ、巻取機（８）の速度をＶＭＤ、巻
取機（８）のリード率をｂとすれば、Ｔｐａ＝　（１＋
ａ）’ｌｉ’ｓ＊　ＶＭＤ＝　（１＋ｂ）Ｖｓ　−−（
ｊ）となる。

したがって、第２図において、圧延鋼板材料（２）の先
端部がピンチローラ（７）　Ｋ達するまでは、上記〔１
〕式の速度で運転する。

次Ｋ、圧延鋼板材料（２）の先端部がピンチローラ（７
）を通過したとき（第３図「０点」）、ピンチローラ（
７）のリード率ａを零とし、 Ｖｐａ＝Ｖｓ、ｖＭＤ＝（１＋ｂ）ｖｓ　　　−−−−
−−−−−−−（２’）とする。

そして、このままの速度で圧延鋼板材料（２）を搬送し
、その先端部が巻取機（８）に到達したとき、（第６図
「Ｐ点」）から、巻取機（８）のリード率すに相当する
速度（ｂ−ｖｓ）分だけの速度差を維ザさせながら、ピ
ンチローラ（７）の速度’７ＰＲ，および巻取機（８）
の速度ＶＭＤを傾斜関数で減速してゆ（。

このときの減速率αは、圧延鋼板材料（２）の先端部が
巻取機（８）に巻付くまでの時間Ｔｒ（第６図「Ｐ」−
「Ｑ」間）に、巻取−速度ＴＭＤが指定された速度（リ
ード率Ｃ）まで達するような減速率とする。

但し、ｄは巻取機（８）の外径 なお、このとき、第６図に示す■の部分は、ピンチロー
ラ（７）の上流側、すなわちホットランテーブル（６）
上において発生する圧延鋼板材料（２）の「たるみ量」
である。

次に圧延鋼板材料（２）の先端部が巻取機（８）Ｋ巻付
く瞬間（第６図「９点」）までに生じた「たるみ」を巻
取ってしまう時点（第６図「Ｒ点」）の速度が圧延鋼板
材料（２）の定速度Ｔ３と一致するような減速率β、時
間Ｔ２によって円滑に巻取るように構成されている。な
お、、巻取機（８）への巻付は時の巻締めは巻取機速度
ＶＭＤと、ピンチローラ速度ｖＰＲの速度差（ｂｕｓ）
で保障されることはいうまでもな（ゝ。

この結果、この発明によれば圧延鋼板材料（２）の巻取
機（８）への巻付きの瞬間の急激な引張り力の発生が未
然に防止されることＫなり、従来のように上記引張り力
によってホットランテーブル（６）上において圧延鋼板
材料（２）の板巾が狭くなったり、引裂かれたりするよ
うなことがなく、製品の歩留りが向上する優れた効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の熱間圧延ラインを示す配置図、第２図は
この発明の一実施例を示すブロック図、第３図はこの発
明にかかる鋼板巻取機制御装置の速度グラフ図である。 図面中、（２）は圧延鋼板材料、（５）は仕上圧延機群
、（６）はホットランテーブル、（７）はピンチローラ
、（８）は巻取機、（９）はピンチローラを駆動するモ
ータ（９ａ）を有するピンチー−ラ速度制御装置、（２
）は巻取機を駆動するモータ（１０ｍ）を有する巻取機
速度制御装置、←壇は速度基準演算装置、（６）はタイ
ミング検出装置である。なお、図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。 代理人　葛野信−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧延鋼板材料を巻取る巻取機を駆動する巻取機速
   度制御装置と、ピンチローラを駆動するピンチローラ速
   度制御装置と、圧延鋼板材料がピンチローラを通過する
   時点、および巻取機に到達する時点、ならびに巻取機に
   巻付けが完了する時点をそれぞれ検出するタイミング検
   出装置と、上記巻゛取機とピンチローラの速度基準を演
   算する速度基準演算装置を備え、圧延鋼板材料が巻取機
   に巻付く前にあらかじめ形成した「たるみ」を、巻取機
   の速度を傾斜関数で変化させるととｋより円滑かつ迅速
   に巻取り、圧延鋼板材料が巻付いた瞬間の引張り衝撃力
   を緩和するよ５Ｋしたことを特徴とする鋼板巻取機制御
   装置。
2. （２）巻取機速度制御装置とピンチローラ速度制御装置
   にそれぞれ駆動モータを備えたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１ｉ記載の鋼板巻取機制御装置。
3. （３）ピンチローラと仕上圧延機群との間にホットラン
   テーブルを配置し、このホットランテーブル上において
   圧延鋼板材料の「たるみ」を形成するようｋしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の鋼板巻取機制御
   装置。