JPS6017718B2 - ラミネ−トエンボス化粧板の製造法 - Google Patents

ラミネ−トエンボス化粧板の製造法

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JPS6017718B2
JPS6017718B2 JP620874A JP620874A JPS6017718B2 JP S6017718 B2 JPS6017718 B2 JP S6017718B2 JP 620874 A JP620874 A JP 620874A JP 620874 A JP620874 A JP 620874A JP S6017718 B2 JPS6017718 B2 JP S6017718B2
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JP
Japan
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decorative board
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thin paper
laminated
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JP620874A
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和彦 太田
英治 田淵
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラミネートヱンボスイ軸鉾板の製造法に関し、
特に図柄と同調した凹凸を有するラミネートェンボス化
粧板の製造法に関するものである。
従来、熱硬化性樹脂化粧板の表面に図柄と同調した凹凸
を付与する方法には「袴公昭40一27014号公報に
記載された、図柄と同調したェンボス版を使用し、平板
プレスにて直接化粧板表面に凹凸を施す方法、特公階4
7一1855叫号公報、特公昭47一32694号公報
等に記載された、ェンボスロールを利用して直嬢イQ降
板表面に凹凸を施す方法等で代表される直接ェンボス法
がある。しかしこの方法は、ヱンボス版、ェンボスロー
ルの製造に費用がかかり、かつまた化粧板の図柄と、ェ
ンボス版、ェンボスロールの凹凸模様との見当合わせが
むずかしく、製造に時間がかかり、コスト的に問題があ
った。
また別法として、イ臼鑑板表面に塗布された樹脂の硬化
速度に差を持たせ、その差を利用して、表面にェンボス
模様を形成する方法がある。
例え・ぱ、袴公昭46−3M7叫号公報、袴公昭47−
7153号公報等に記載された、樹脂硬化抑制剤、樹脂
硬化促進剤等を利用するもの、袴閥昭47−35025
号公報、特関昭略−22143号公報等に記載された、
紫外線吸収剤を利用するもの、侍関昭蛾−8376号公
報、椿開昭蛾一15甥柊号公報等に記載された光増感筋
Uを利用するもの等が知られている。また、袴公昭43
−28636号公報等に記載されたガス発生剤を利用し
てェンボス模様を形成する方法、薄開昭47−i662
針号公報に記載されたシリコーン樹脂等の塗料反溌剤を
利用してイ8笠板表面の任意部分のみに塗料を塗布し、
ヱンボス模様を形成する方法も知られている。
これらケミカルヱンボス法と一般に称されている方法は
、図柄とェンポス模様を合致させるという点では極めて
有利な方法であるが、凹凸の表面に「バラッキ」が生じ
たり、表面強度を充分に出す事ができなかったり、設備
に費用がかかる等、これまた問題が多かった。
本発明は従来の直接ェンボス法、ケミカルェンボス法と
は全く異なる新規な方法にてェンボス化粧板を提供する
ものであり、以下図面に従って詳細に説明する。
第1図に示すように薄葉紙1の表面に、アミノアルキッ
ド樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を塗布舎浸させ
る。
この目的は、薄葉紙1の内部に樹脂を浸透させて薄葉紙
1の紙間強度を高めると同時に印刷適性を向上させる為
であるが、特に高い物性を必要としない場合には省略す
る事も出来る。薄葉紙1としては紙の強度、印刷作業性
、樹脂の含浸性等の諸性質に優れ、価格の面でも適した
坪量2雌/で〜4雌/あの薄葉紙がよく、実際には坪量
2総ノ〆程度の薄葉紙が最も適している。
次に、該薄葉紙1上に、適宜印刷方法にて、適宜模様ま
たは着色2を施し、薄葉イリ鉾紙3を作成する。次いで
第2図に示すように、該薄葉化粧紙3を、合板、パーテ
ィクルボード、ハードボード、石綿スレート、パルプセ
メント板等の基材4に接着剤5を介して貼着する。
貼着方法としては、ラミネーターにより連続的に貼着し
ても良いし、薄葉化粧紙3を前もって断裁しておき、枚
葉で貼着しても良い。また使用する接着剤5としては、
通常の酢酸ビニルェマルジョン系接着剤が使用でき、石
綿スレート、バルブセメント板等のアルカリ性を有する
基村4に貼着する場合には、アルカリの浸出を防止する
目的で基村4表面にシーラー剤を塗布しておく事が望ま
しい。基村4に貼着した後、該薄葉化粧紙3の表面にア
ミノアルキッド樹脂、ウレタン樹脂等の無色または着色
透明の熱硬化性樹脂6を塗布し乾燥させる。
塗布方法としては、ロールコーター、リバースコーター
、カーテンフローコーター等が使用できる。塗布量は乾
燥炉の能力、要求物性、コスト等の面から決められるが
、1咳/の〜3略/〆(乾燥重量)程度が適している。
ここで上記した方法とは別に薄葵化粧紙3を基村4に鮎
着する前に、予め熱硬化性樹脂6を塗布、乾燥させた薄
葉化舷紙3を基材4に貼着して、上記したものと同様の
ものを作成する事も可能である。
次いで適宜印刷方法にて、模様または着色2と同調させ
て、インキ塗腰0.1肋以上の凸部模様7を形成する。
ここで、インキ塗膜0.1肋以上出す事のできる印刷方
法としては、スクリーン印刷方式が最適である。使用す
る印刷インキはビヒクル、無機体質顔料、着色顔料、そ
の他の肋剤を含むものからなり、まずビヒクルとしては
、通常のスクリーン印刷インキに用いる有機溶剤可溶性
の各種合成樹脂、天然樹脂の他に、アクリルェマルジョ
ン、塩化ビニルェマルジョン、酢酸ビニルェマルジョン
等、水落性ェマルジョンが使用できる。
また無機体質顔料としては炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、硫酸バリウム等の通常インキの体質顔料として
使用できるもので良い。
また無機体質顔料の配合率は特定な比率に限定されるも
のでなく、後加工の条件、希望するインキ塗膜の厚さの
程度に応じて、適宜選択されるが、深いェンボス模様を
得るためには40%以上添加する事が望ましい。使用す
るスクリーン版は、深いェンボス模様を出すために腰厚
100山以上のものである必要がある。
ここでスクリーン版の膜厚が厚い程インキ塗膿が厚くな
り、製品の表面の立体効果は大となるが、印刷する際の
インキの透過性が悪くなるため、スクリーン線数を粗に
しなければならない。しかし、スクリーン線数が10メ
ッシュ以下では、版膜を形成するのが困難であり、10
0メッシュ以上の細かいものでは、膜厚を厚くした時の
印刷適性を確保する事ができない。従って、本発明に使
用できるスクリーン版の構成は膜厚100山以上、スク
リーン線数、10メッシュから100メッシュのものが
適しており、具体的には膜厚500山程度、スクリーン
線数が30メッシュ程度のものが良好な効果を生ずる。
印刷方法は、通常のスクリーン印刷と同じであるが、イ
ンキの着肉量が多い為、乾燥は充分に行う必要がある。
以上の方法により、第2図、第4図に示したような本発
明のラミネートェンボスイり鮭板8は完成する。ここで
上記した化粧板とは別に、第3図で示したラミネートェ
ンボスイq降板も本発明と同様のものである。
すなわち基村4に薄葉化粧紙3を接着剤5を介して貼着
した後、適宜印刷方式にて模様または着色2と同調させ
て、インキ塗膜0.1肋以上の凸部模様7を形成し、乾
燥させた後、アミノアルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂
等の無色、あるいは着色透明の熱硬化性樹脂9を塗布し
、乾燥させる。これにより第2図で示したラミネートェ
ンボス化粧板8とは構成の異なるものを得ることができ
る。尚、熱硬化性樹脂9を塗布する際、被塗布面が凹凸
状となっているため、ロールコーター、リバースロール
コーターは使用できず、カーテンフローコーター、エア
ーナイフコーター等により塗装を行う。本発明は以上の
ような構成であるため、以下に示す種々の効果を有する
まず、直接ェンポス法のような高価なェンボス版、ェン
ボスロールの必要がないため、極めて安価に製造でき、
また、模様と凸部模様との同調が極めて容易にできる。
またケミカルェンボス法と異なり、化学反応を伴う手段
を全く使用していないため、広範囲の種類の熱硬化性樹
脂を使用する事ができる。更に、薄葉化粧紙の模様また
は着色面が、無色または着色透明の熱硬化性樹脂で保護
されているため、耐汚染性、耐摩耗性等の表面物性が向
上するため、耐久壁面用として使用できる。
また更に凸部模様を形成する印刷インキの中に無機質性
成分を多く添加する事により、表面化粧層を難燃性にす
る事が可能で、石綿スレート、バルブセメント板等の無
機系建材を基材とする事により簸燃化粧板への応用も可
能である等、本発明の実用上の効果は極めて大きい。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 1 アミノアルキツド樹脂塗料をメッシュロールコーターに
て間型分にて滋/〆塗布した坪量2総/〆の薄葉紙にグ
ラビア印刷方式により3色より構成される抽象柄の1色
目および2色目を印刷した。
得られた薄葵イQ鮭紙をラミネーター機により厚さ5肋
の合板に貼着した後、ロールコーターにより表面にウレ
タン樹脂塗料を固形分にて2舷/〆塗布し、乾燥した。
次いでこの上に、スクリーン線数30メッシュ、膜厚5
00〃のスクリーン版を用い、前記抽象柄の3色目を次
に示す組成より成るスクリーンインキによって印刷した
。アクリル樹脂ェマルジョン 20重量部炭酸
カルシウム 71重量部着色顔料(
ベンチヂンィェロー) 1重量部界面活性剤、安定剤
1重量部次の乾燥炉により、130℃
の熱風で3分間乾燥したところ、凸部の高さが約0.4
肌の立体感にあふれたイQ鮭板が得られ、表面の耐摩耗
性も良好であり、壁面用に適していた。
実施例 2 坪量2被/あの薄葉紙に2色より成る抽象柄の1色目を
グラビア印刷方式にて印刷した後、メッシュロールコー
タ−にて、アミノアルキッド樹脂塗料を固形分にて1鴇
ノ〆塗布し、乾燥した。
得られた薄葉化粧紙をラミネーター機により、ウレタン
樹脂系シーラー処理を施したパルプセメント板に貼着し
た後、実施例1で示したスクリーン版およびスクリーン
インキを用い、前記抽象柄の2色目を印刷し、乾燥した
。得られた化粧パルプセメント板は凸部が約0.4肋盛
り上がり、極めて立体感に富んでおり、難燃性について
も、JISに規定する難燃2級の規格に適合した。
実施例 3 坪量2※ノあの薄葉紙にグラビア印刷によりべ夕刷りを
施した後、3色より成る抽象柄の1.2色目を印刷した
薄葵イ○姓紙を5肋の厚さの合板にラミネーター機によ
り貼着した。
次に実施例1で示したスクリーン版、およびスクリーン
インキを用い、前記抽象柄の3色目の柄を印刷し、乾燥
した後、フローコーターにより、ウレタン樹脂系塗料を
固形分にて30g/枕塗布し乾燥した。
得られた化粧板は、極めて立体感に富んでおり、表面の
耐汚染性、耐摩耗性に特に優れていた。
【図面の簡単な説明】
図面か本発明の一実施例を示すもので、第1図は、薄桑
イQ韓紙の断面図、第2図、第3図は本発明のラミネー
トェンボスイQ鉾板の断面図、第4図はその斜視図をそ
れぞれ示す。 1・・・・・・薄葵紙、2・・・…模様または着色・3
・・・・・・薄葉イび荘紙、4・・・・・・基材、5…
・・・接着剤、6,9・・・・・・熱硬化性樹脂、7・
・・・・・凸部模様、8・・・・・・フミネートヱンボ
スイ幻降板。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 任意模様を印刷または着色した薄葉紙を接着剤を介
    して基材に貼着するラミネート化粧板の製造法において
    、貼着前若しくは後に該薄葉紙上に熱硬化性樹脂を塗布
    、乾燥させ、次いでメツシユが10メツシユ以上100
    メツシユ以下で、膜厚が100μ以上のスクリーン版を
    用いて、体質顔料を40%以上含有するインキにより凸
    部模様を形成することを特徴とするラミネートエンボス
    化粧板の製造法。 2 任意模様を印刷または着色した薄葉紙を接着剤を介
    して基材に貼着するラミネート化粧板の製造法において
    、薄葉紙を接着剤を介して基材に貼着した後にメツシユ
    が10メツシユ以上100メツシユ以下で、膜厚が10
    0μ以上のスクリーン版を用いて、体質顔料を40%以
    上含有するインキにより凸部模様を形成し、次いでその
    上全面に熱硬化性樹脂を塗布、乾燥させることを特徴と
    するラミネートエンボス化粧板の製造法。
JP620874A 1974-01-10 1974-01-10 ラミネ−トエンボス化粧板の製造法 Expired JPS6017718B2 (ja)

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