JPS60166321A - 光学機器用素材 - Google Patents

光学機器用素材

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JPS60166321A
JPS60166321A JP59021869A JP2186984A JPS60166321A JP S60166321 A JPS60166321 A JP S60166321A JP 59021869 A JP59021869 A JP 59021869A JP 2186984 A JP2186984 A JP 2186984A JP S60166321 A JPS60166321 A JP S60166321A
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JP
Japan
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copolymer
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sec
methylene chloride
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JP59021869A
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Kazuyoshi Shigematsu
重松 一吉
Takashi Nakagawa
隆 中川
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学機器用素材に関し、特にデジタルオーディ
オディスクや光メモリ−ディスクに適した素材に関する
一般に、上述したような光学機器用素材には様様な性能
が要求されておシ、例えば透明性、耐熱性、耐湿性1機
械的強度にすぐれていると共に、光学的な性質にすぐれ
ていることが必要である。
このような性能を有する素材としては、従来からメタク
リル樹脂などが知られているが、このものは耐熱性や耐
湿性、耐衝撃性の点で未だ充分なものとは言い難いとい
う欠点がある。また、ビスフェノールA(2,2−ビス
(4′−ヒドロキシフェ二/l/ 、) f o z<
ン)ヲホスゲンや炭酸ジフェニル等と反応させて得られ
るポリカーボネート樹脂は、耐熱性、耐湿性、耐衝撃性
などにおいてすぐれているものの、成形加工時の流動性
を示す流れ値が小さいため成形加工後の残留応力が大き
く、これに基因して成形品の複屈折が犬きくなり、ディ
スクに記録された情報の読み取り感度が低下するという
難点がある。
本発明の目的は、耐熱性や機械的強度を充分に維持する
とともに、ポリカーボネート樹脂の欠点である成形加工
性を改善することによって光学的性質の向上した素材を
提供することにある。
すなわち本発明は CH3 で表わされる繰返し単位(1)および 一般式 で表わされる繰返し単位〔■〕(式中、Rは−(CH2
)+1−1−0− (Ct(z)n−o−または(8翅
痔Cを示す。但し、nは1〜101mは4〜11を示す
。)を有し、かつ前記繰返し単位(I)および〔II〕
のモル分率をそれぞれaおよびbとしだときの−の値が
0.5〜0.9であると共に、20°Ca+b における濃度0.59/dAの塩化メチレン溶液の還元
粘度(’7 sp/c )が0.3dA/9−以上であ
って流れ値(JIS −K −6719)が10 X 
10−2m1!/ 860以上の共重合体からなる光学
機器用素材を提供するものである。
上記繰返し単位(I)および(n)を有する共重合体の
重合度は光学機器の種類に応じて適宜選定すればよいが
、濃度0.57/dAの塩化メチレン溶液の20°Cに
おける還元粘度(ηsp/c)が0.3d、g/り以上
の好ましくは0.4〜1.Od4/9の共重合体となる
ように重合させるべきである。また上記繰返し単位(1
)のモル分率をa1上記繰返し単位C11)のモル分率
をbとしたとき、−の値が0.5〜0.9、a+b 好ましくは0.6〜0.8となるように調節する。ここ
で丁4の値が0.5未満であると得られる共重合体の耐
熱性が低下し、一方0.9を超えると成形加工性が低下
して複屈折が大きくなるので好ましくない。
さらに、流れ値(JIS−に−6719に準拠)に関し
ては、10 X 10””ml/sec以上の良流動性
を有することが必要であり、好ましくは20×10”−
2m1/sec以上である。流れ値が10×10−2m
1/ sec、未満では成形後の歪による複屈折が大き
くなり光学機器用素材に適さないものとなる。
上述の共重合体は様々な方法により製造することができ
るが、例えば 式 で表わされる2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(ビスフェノールA)およびで表わされる二価
フェノールとホスゲンの重縮合により製造することがで
きる。また、このようなホスゲン法ポリカーボネートの
製法に従う方法の他に、炭酸ジフェニルを用いるエステ
ル交換法ポリカーボネートの製法に従って行なうことも
てきる。なお、この場合式(1)で表わされるビスフェ
ノールAと一般式(IV)で表わされる二価フェノール
をモノマーのまま直接混合し、ホスゲンあるいは炭酸ジ
フェニルと共に反応させてもよく、或いは予め式(II
I)で表わされるビスフェノールAとホスゲンを重縮合
させたり、ビスフェノールAと炭酸ジフェニルを重縮合
させてオリゴマーを得、このオリゴマーと一般式(IV
)で表わされる二価フェノールを反応させてもよい。ま
た、逆に予め一般式(IV)で表わされる二価フェノー
ルとホスゲン或いは炭酸ジフェニルを重縮合させておき
、その後ビスフェノールAと反応させてもよい。
との重縮合の際の条件は上記一般式(IV)で表わされ
る二価フェノールの種類、所望する共重合体の重合度な
どにより一義的に定めることはできないが、通常は塩化
メチレン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素やピ
リジンなどの溶媒中で適当な触媒、アルカリ、分子量調
節剤などを用いればよい。ここで、分子量調節剤として
は様々な一価フエノールをあげることができるが、好ま
しいまた、l記一般式(IV)で表わされる二価フェノ
ールとしては様々なものがあるが、例えば式 で表すされるビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン。
式 で表わされる1、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン。
式 で表わされる1、6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ヘキサン。
式 で表わされるメチレン−ジー(4−ヒドロキシフェニル
)エーテル。
式 %式% 式 で表わされるヘキサメチレン−ジー(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル。
式 で表わされる1、1−ジー(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサンなどを挙げることができる。
本発明の共重合体を構成する繰返し単位(1)は式(I
II)で表わされるビスフェノールAとホスゲン等との
反応により形成され、また繰返し単位(II)は一般式
(IV)で表わされる二価フェノールとホスゲン等との
反応により形成される。従って、共重合体における繰返
し単位(1)、(11)の所望するモル分率に応じて、
ビスフェノールAと一般式1/)で表わされる二価フェ
ノールの使用量を適宜選定すればよく、また上記の一般
式(IV)で表わされる二価フェノールの種類も、所望
する繰返し単位(II)の種類により、上述した具体例
の中あるいはそれ以外から選定すればよい。
なお本発明の共重合体を用いてディスク等を成形するに
あたっては、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの通常の添
加剤を配合してもよい。
このようにして得られる本発明の共重合体は、光弾性係
数は従来のポリカーボネート樹脂とほぼ同等であるが、
成形加工時の流動性を示す流れ値が、従来のポリカーボ
ネート樹脂に比べ格段に大きく、成形加工後の残留応力
が少なくて成形歪が少ないため光の複屈折率が小さい。
したがって、本発明の共重合体を各種光学機器の素材と
して用いれば光学的性質が改良されているためディスク
に記録された情報の読み取り感度が高く、エラーの発生
の少ない光学機器が得られる。また、熱的にも機械的に
も良好な素材であるため、これを用いて作られた光学機
器は様々な条件下で安定して作動する。
それ故、本発明の素材は、デジタルオーディオディスク
や光メモリ−ディスクなどの光学機器用素材として有効
に利用することができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例 1 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)f口パン67
9 (0,29モル)を水酸化ナトリウム水溶液(濃度
6重量%)450mlに溶解し、これに溶媒として塩化
メチレン2oomgを加えて攪拌しながら、この混合液
中にホスゲンガスを室温で800m11分の供給割合で
吹込み、反応系のPHが9まで低下した時点でホスゲン
ガスの吹込みを停止した。次いで生成物を静置分離する
ことにより有機相に分子末端にクロロホーメート基を有
する重合度2〜3のポリカーボネート・オリゴマーを得
た。
次に、このポリカーボネート・オリヒマ−の塩化メチレ
ン溶液250m1をさらに塩化メチレンで希釈して全体
を450m1とした。このオリゴマー溶iK 、エチレ
ン−ジー(4−ヒドロキシフェニル)エーテル2 a、
t 9 (o、t 1モル)を水酸化ナトリウム水溶液
(濃度2規定)14om/!に溶解した溶液な加えて激
しく攪拌し、さらに重合触媒とし7てトリエチルアミン
水溶液(濃度0.5モル/石)l mlを加え、室温に
おいて1時間重合反応を行なった。重合反応終了後、反
応生成物を塩化メチレン1石で希釈し、水、水酸化ナト
リウム水溶液(濃度0.01規定)、水、塩酸(濃度0
.01規定)。
水の順で洗浄し、最後に反応生成物をメタノール中に投
入し共重合体98.0 gを回収した。
得られた共重合体は核磁気共鳴(NMR)による分析の
結果、−の値は0.88であり、また濃度a+l) 0.5Vd、eの塩化メチレン溶液の20℃における還
元粘度(ηsp/c )は0.66d−13/9であっ
た。さらに、この共重合体についてガラス転移温度なら
びに成形加工性を示す流れ値(JIS−に−6719)
を測定した。また、この共重合体Qzso℃においてゾ
レス成形し、肉厚0.3101のシートとし、波長63
3簡において光弾性係数を測定した。結果を第1表に示
す。
実施例 2 実施例1において、エチレン−ジー(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテルに化工C11、a −ヒス(4−ヒド
ロキシフエニy )ヘキサン22.5 !7(O,OS
モル)を用いたこと以外は実施例1と同様にして共重合
体を得た。この共重合体のa+bの値は0.81であり
、また濃度0.5り/deの塩化メチレン溶液の20℃
における還元粘度〔ηsp/c)は0.73 d、e/
9であった。またガラス転移温度。
流れ値ならびに光弾性係数を第1表に示す。
比較例 1 市販のポリカーボネート樹脂(還元粘度(ηsp/c)
:0.51 d−θ′り)につきガラス転移温度、流れ
値ならびに光弾性係数を第1表に示す。
以上の結果から、本発明の素材は耐熱性に関し、市販の
ポリカーボネート樹脂には劣っているもののメタクリル
樹脂(ガラス転移温度:105℃)に比し十分に高い耐
熱性を有しており、しかも素材の成形加工時の流動性を
示す流れ値が市販のポリカーボネート樹脂に比し格段に
すぐれており、成形加二[後の残留応力が少なくて成形
歪が少ないため成形品の複屈折を低く抑えうろことが判
る。
特許出願人 出光興産株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 で表わされる繰返し単位〔■〕(式中、Rは11を示す
    。)を有し、かつ前記繰返し単位(I)および(It)
    のモル分率をそれぞれaおよびbとしたときのi下の値
    が0.5〜0.9であると共に、20℃にオffル+1
    llt o、s 9/di の塩化メチレン溶液の還元
    粘度(ηsp/c )が0.3d4/9以上であって流
    れ値(JIS−に−6719)が1oxto−2mjl
     / sec以上の共重合体からなる光学機器用素材。
JP59021869A 1984-02-10 1984-02-10 光学機器用素材 Granted JPS60166321A (ja)

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JPH0414705B2 JPH0414705B2 (ja) 1992-03-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623443A (ja) * 1985-06-28 1987-01-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フレキシブル光デイスク及びその製造方法
JPS6456728A (en) * 1987-08-27 1989-03-03 Idemitsu Petrochemical Co Polycarbonate for disc substrate

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826892A (ja) * 1971-08-12 1973-04-09
JPS58126119A (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 Mitsubishi Chem Ind Ltd 光学的特性のすぐれた成形物の製造法

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