JPS6015867Y2 - タイル等貼着用掛合凹部成形装置 - Google Patents

タイル等貼着用掛合凹部成形装置

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JPS6015867Y2
JPS6015867Y2 JP16242680U JP16242680U JPS6015867Y2 JP S6015867 Y2 JPS6015867 Y2 JP S6015867Y2 JP 16242680 U JP16242680 U JP 16242680U JP 16242680 U JP16242680 U JP 16242680U JP S6015867 Y2 JPS6015867 Y2 JP S6015867Y2
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JP
Japan
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elastic ring
soft elastic
shaft
ring
threaded portion
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JP16242680U
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JPS5784243U (ja
Inventor
昭 荒尾
Original Assignee
アラオ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート壁面にタイル等を貼り着けるに
あたって接着用モルタルのコンクリート壁面への付着を
良好にするためのモルタル掛合凹部を該壁面に形成する
装置に関し、特に型枠を用いてコンクリート壁を形成す
る際にこのコンクリート壁の形成と同時に上記掛合凹部
を成形するための装置に関するものである。
従来におけるこの種の装置としては、若干利用分野を異
にするが、実公昭53−31628公報に開示されたボ
ルト植込み用孔成形工具なるものがある。
この工具は、引張管(軸体)の内方端側に弾性ゴム筒を
、またその外方端部側に金属製酒杯形本体を互いに隣接
して取付け、型枠取付時に弾性ゴム筒に軸方向圧縮加重
をかけてこのゴム筒を膨張せしめ、それによって鼓形の
ボルト植込み用孔を形成するようにしたものである。
ところが、これによれば、型枠を取付けてコンクリート
を打設しこのコンクリートが固化した後この型枠を解体
するにあたり、締付ハンドルを緩めただけでは、金属製
酒杯形本体の外周面がコンクリートに対し未だ膠着状態
にあってその膠着力が弾性ゴム筒の弾性復元力に勝って
いるため、このゴム筒が自ら原形に復元し得す且つ型枠
を外方へ押し出すこともできない。
したがってゴム筒を原形に復元させるには必ず本体のフ
ランジにタガネ等を当てて叩きコンクリートとの膠着状
態を外部から強制的に解放してやらねばならないといっ
た不都合があった。
また、金属製酒杯形本体がコンクリート壁面の外方に向
って漸次径大となるテーパー形状となっているため、斯
る本体によって形成される孔にモルタル等を詰め込む際
にそのモルタル等が脱落し易い不都合もあった。
本考案は上記の不都合を解消することを目的としたもの
で、この目的を遠戚するための本考案の要旨は、一端に
リング止め座金を有し且つ他端部にねじ部を形成した軸
体と、この軸体の上記座金に遊嵌される軟質の弾性リン
グと、この軟質弾性リングと同じ外形を有し且つこれと
隣接して上記軸体の上記ねじ部側寄りに遊嵌されていて
、一定の軸方向圧縮加重重をかけて外向き半径方向に膨
張させたときその外径が上記軟質弾性リングよりも径小
となる硬質の弾性リングと、上記軸体のねじ部に螺合さ
れる締付ナツトと、具備してなることにある。
以下本考案の一実施例を図面に基いて説明すると、第1
図にはタイル貼着用掛合凹部成形装置を示しており、1
は軸体、その一端にリング止め座金2を一体的に設は且
つ他端部にねじ部3を形成している。
4は大きいひずみを有する軟質の弾性リング、5はひず
みの小さい硬質の弾性リングで、これらのリングは、夫
々同一の外径及び内径を有していて軟質弾性リング4が
リング止め座金2側へ位置するようにして夫々軸体1に
遊嵌される。
軟質弾性リング4は例えば軟質のゴム、硬質弾性リング
5は硬質のゴムで形成され、またこれらのリング4,5
には金属製のコイルばね647を夫々同心位置において
埋設させ、それによってこれらのリング4,5の夫々の
弾性復帰力を強化せしめている。
8は締付ナツトで、軸体1のねじ部3に螺合される。
次に、上記のような構成よりなるタイル等貼着用掛合凹
部成形装置の操作及び作用を第2図及び第3図を参照し
て説明する。
この成形装置の操作に先立って、コンクリート壁を形成
すべくコンクリート型枠を構成する枠板9(片方のみ図
示する)を定位に配して図外型枠支持具により支持固定
すると共に、タイルを貼り着けるコンクリート壁面を形
成する側の枠板9に、軟質弾性リング4及び硬質弾性リ
ング5を嵌装した軸体1を、該枠板9の内方よりその軸
体挿通孔10に挿通して、該軸体1の外方突出端部即ち
ねじ部3に締付ナツト8を螺合する。
そしてこの状態から、第2図で示すように、ナツト8を
締め付けてゆくと軸体1の枠板外方への移動によって弾
性リング4,5はリング止め座金2と枠板9内面との間
で押圧されて夫々軸方向に収縮すると同時に半径方向に
膨張し、このとき軟質弾性リング4はその直径が硬質弾
性リング5の直径よりも大きくなって硬質弾性リング5
と共にいわゆる末広がり状の膨出部11を形成する。
それから枠板9により形成される型枠内に生コンクリー
トを打設し、そしてこの打設した生コンクリートが固化
した後締付ナツト8を緩めると、それまで末広がり状膨
出部11を呈していた弾性リング4,5は夫々の有する
弾性復帰力更には夫々に埋設されたコイルばね6,7の
弾発力によって第1図のような元の状態に復帰し、その
結果コンクリート壁12の外面12aは上記膨出部11
による奥部径大状即ち蟻形状のタイル貼着用掛合凹部1
3が形成されることになる。
その後、型枠の解体に際して弾性リング4,5を軸体1
と共に上記掛合凹部13より抜き出す。
尚、この掛合凹部13はコンクリート壁面12aに貼着
すべき多数のタイルの各1枚につき1個設けることが望
ましい。
そして第4図に示すように、上記のようにして形成した
各掛合凹部13に接着用セメントモルタルMを充填する
と共にタイルTを貼着すべきコンクリート壁面12aの
全面に同セメントモルタルMを適当厚みで塗り付け、各
掛合凹部13と対応する位置にタイルTを貼り合わせ、
コンクリート壁面12aと各タイルTとを各掛合凹部1
3から各タイルT裏面の凹陥部Oに亘って装填したセメ
ントモルタルTにより一体的に結合する。
尚、上記実施例ではタイル貼着用の掛合凹部について説
明したが、この掛合凹部はタイル以外の化粧用石板例え
ば大理石の薄板の貼着にも適当される。
以上説明したように本考案装置は、一端にリング止め座
金を有し且つ他端部にねじ部を形成している軸体の座金
側に軟質の弾性リングが、またねじ部側寄りに硬質の弾
性リングが互いに隣接して遊嵌されており、これらの弾
性リングは共に同じ外径を有していて、一定の軸方向圧
縮荷重をかけて外向き半径方向に膨張させたとき、軟質
弾性リングの外径が硬質弾性リングの外径よりも径大と
なり、換言すれば硬質弾性リングの外径が軟質弾性リン
グの外径よりも径小となるように構成されているので、
型枠を介し締付ナツトを締付けて双方の弾性リングを軸
方向に圧縮固定させた状態で型枠内にコンクリートを打
設しそしてこのコンクリートが固化した後締付ナツトを
緩めると、軟質弾性リング及び硬質弾性リングは、それ
ぞれ原形に復元して、それらの弾性復元力によりそれま
でコンクリートと膠着状態にあったこれらのリング外周
面がコンクリートから瞬時に剥離し得、同時にまたそれ
らの弾性復元力によって型枠を外方に押動して該型枠を
コンクリート壁面から自動的に離脱せしめることができ
る。
また、これらの軟質弾性リング及び硬質弾性リングによ
ってコンクリート壁面に成形される掛合凹部は軟質弾性
リング側が硬質弾性リング側よりも径大となることから
蟻形状を呈し、したがって断る掛合凹部内に一旦モルタ
ルを詰め込んでしまえばこのモルタルが脱落するような
ことはない。
更に、この掛合凹部内に詰め込まれて固化したモルタル
塊がその経年変化により収縮してコンクリート内壁面た
る掛合凹部内壁面から剥離するようなことがあってもそ
のモルタル塊はこの掛合凹部の蟻形構造によるいわゆる
投錨効果によってこの掛合凹部から抜は出ることはなく
、シたがってタイル等がコンクリート壁面から脱落する
おそれがない。
更に、双方の弾性リングは外径が同一であるため掛合凹
部からのこれら弾性リングの抜き取りが容易が容易とな
る(因みに内奥部側の弾性リングが径大であれば抜き取
りの際に凹部の入口側で引っ掛かるおそれがある)。
また、本考案では各弾性リングに金属製のコイルばねを
同心的に埋設するようにすれば型枠を取付けて各弾性リ
ングを軸方向に圧縮固してから同型枠を解体するまでに
長期間が経過して、弾性リングそれ自体の弾性復元力が
圧縮永久ひずみにより大幅に劣化するようなことになっ
ても、金属製コイルばね自体の弾性復元力(弾発力)の
劣化は全く生じないとは云えないが弾性リングそれ自体
に比べると微々たるものであり、したがって弾性リング
自体による弾性復元力の劣化コイルばねによって十分に
補わせることができ、その結果型枠の解体にあたって締
付ナツトを緩めれば各弾性リングは打設コンクリートの
掛合凹部から自動的にしかも瞬時に剥離しうると同時に
、型枠を打設コンクリートの外面から外方へ押し出して
離脱させることができ、よって本装置及び型枠取外し作
業が確実にしかも迅速且つ容易に行える効果がある。
また本考案の掛合凹部成形装置は軸体と軟質及び硬質の
2つの弾性リングと締付ナツトとからなる構造的に簡素
な装置であるため、量産が可能で安価に提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は掛合凹
部成形装置の縦断面図、第2図及び第3図は同装置の使
用状態を示す断面説明図、第4図はタイルの貼着状態を
示す断面説明図である。 1・・・・・・軸体、2・・・・・・リング止め座金、
3・・・・・・ねじ部、4・・・軟質弾性リング、5・
・・・・・硬質弾性リング、8・・・・・・締付ナツト
、9・・・・・・型枠の枠板、12・・・・・・コンク
リート壁、13・・・・・・タイル貼着用掛合凹部、M
・・・・・・接着用、モルタル、T・・・・・・タイル

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1一端にリング止め座金を有し且つ他端部にねじ部を形
    成した軸体と、この軸体の上記座金側に遊嵌される軟質
    の弾性リングと、この軟質弾性リングと回り外径を有し
    且つこれと隣接して上記軸体の上記ねじ部側寄りに遊嵌
    されていて、一定の軸方向圧縮荷重をかけて半径方向に
    膨張させたときその外径が上記軟質弾性リングよりも径
    小となる硬質の弾性リングと、上記軸体のねじ部に螺合
    される締付ナツトと、を具備してなるタイル等貼着用掛
    合凹部成形装置。 2 上記軟質弾性リング及び硬質弾性リングにはそれぞ
    れ金属性のコイルばねが同心的に埋設されている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のタイル等貼着用掛合部成
    形装置。
JP16242680U 1980-11-12 1980-11-12 タイル等貼着用掛合凹部成形装置 Expired JPS6015867Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5784243U JPS5784243U (ja) 1982-05-25
JPS6015867Y2 true JPS6015867Y2 (ja) 1985-05-18

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JPH0528260Y2 (ja) * 1985-04-22 1993-07-20

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JPS5784243U (ja) 1982-05-25

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