JPH0632584U - 鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠 - Google Patents
鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠Info
- Publication number
- JPH0632584U JPH0632584U JP7677292U JP7677292U JPH0632584U JP H0632584 U JPH0632584 U JP H0632584U JP 7677292 U JP7677292 U JP 7677292U JP 7677292 U JP7677292 U JP 7677292U JP H0632584 U JPH0632584 U JP H0632584U
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- JP
- Japan
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- mold
- mortar
- formwork
- steel column
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ベニヤ型枠10は、脱型後にはすべて廃材となっ
てしまう欠点があり、左官工のこて作業のみによると、
モルタルマンジュウ5とベースプレート7との間に隙間
ができる欠点がある。そこで、これらの問題点を解決
し、併せて、取り扱い、着型・脱型を容易にし、かつ、
構造を簡素化して安価に製作できるようにしようとする
ものである。 【構成】型枠の高さに適合する適宜な幅と型枠の周長に
適合する長さの鋼帯を円環状に屈曲させて型枠本体1を
形成し、該型枠本体の両端部2,2を更に外側へ折って
互いに開閉自在に突き合わせるとともに、相互間に離脱
可能な締結手段3を講じて成る。
てしまう欠点があり、左官工のこて作業のみによると、
モルタルマンジュウ5とベースプレート7との間に隙間
ができる欠点がある。そこで、これらの問題点を解決
し、併せて、取り扱い、着型・脱型を容易にし、かつ、
構造を簡素化して安価に製作できるようにしようとする
ものである。 【構成】型枠の高さに適合する適宜な幅と型枠の周長に
適合する長さの鋼帯を円環状に屈曲させて型枠本体1を
形成し、該型枠本体の両端部2,2を更に外側へ折って
互いに開閉自在に突き合わせるとともに、相互間に離脱
可能な締結手段3を講じて成る。
Description
【0001】
本考案は、鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠に係るものである。
【0002】
従来、鉄骨柱の建方に当たっては、図3に示すように、基礎コンクリート4上 の適所にモルタルマンジュウ5を設置し、鉄骨柱6を建入れてベースプレート7 の中央部をそのモルタルマンジュウの上に載せるとともに、該ベースプレートに 配した複数の透孔に基礎コンクリート4から起立する複数のアンカーボルト8を 各々挿通させてナット9を螺合し、その鉄骨柱6の建入れ調整後、各ナット9を 締め付けて緊結し、次いで、基礎コンクリート4上にてベースプレート7の周辺 をベース下モルタル充填用のベニヤ型枠10で囲み、該ベニヤ型枠中にコンクリー トを充填するか、又は、左官工のこて作業で無収縮モルタルをベースプレート7 の下へ詰めることにより、ベースモルタル11を形成しているのが実情である。
【0003】
しかし、ベニヤ型枠10によるコンクリートの充填の場合には、そのベニヤ型枠 は次工事への転用がきかず、脱型後にはすべて廃材となってしまう欠点があり、 世界的規模での森林破壊及び各地方自治体での産業廃棄物処理が大変な問題とな っている今日、速やかなる改善が望まれている。 また、左官工のこて作業による無収縮モルタルの詰め込みの場合には、多くは 充填不良を生じてモルタルマンジュウ5とベースプレート7との間に隙間ができ る欠点があり、したがって、基本的な構造上の欠陥を伴うこととなるため、極力 避けなければならない。 本考案は、これらの問題点を解決しようとするものであり、併せて、取り扱い 、着型・脱型を容易にし、かつ、構造を簡素化して安価に製作できるようにしよ うとするものである。
【0004】
上記目的達成のため、本考案は、型枠の高さに適合する適宜な幅と型枠の周長 に適合する長さの鋼帯を円環状に屈曲させて型枠本体1を形成し、該型枠本体の 両端部2,2を更に外側へ折って互いに開閉自在に突き合わせるとともに、相互 間に離脱可能な締結手段3を講じたことを特徴とする。
【0005】
如上の構成であり、従来同様にして、鉄骨柱6を基礎コンクリート4上のモル タルマンジュウ5の上に建入れし、建入れ調整し、各アンカーボルト8のナット 9を締め付けて定着させた後、その基礎コンクリート4上にて鉄骨柱6のベース プレート7の周りに型枠本体1を着型させる。 この際、型枠本体1は、締結手段3を一旦外して両端部2,2を開かせて、そ のベースプレート7の周りに遊嵌させ、両端部2,2を閉じて締結手段3にて締 め付ける。 次に、その型枠本体1の中にコンクリート若しくは無収縮モルタルを各アンカ ーボルト8が隠れる程度まで充填し、ベースモルタル11を形成する。 そのベースモルタル11に所定強度発現後、再び締結手段3を外して両端部2, 2を開かせ、脱型させる。 脱型後は、同様にして他の箇所へ転用する。
【0006】
図1、図2は、本考案の実施例を示している。 図において、1は、型枠の高さに適合する適宜な幅と型枠の周長に適合する長 さの鋼帯を円環状に屈曲させ、かつ、両端部2,2を更に外側へ折って互いに開 閉自在に突き合わせた型枠本体であり、その鋼帯としては、定形の維持と復元性 からバネ鋼等を用いる。 3は、上記両端部2,2の相互間に離脱可能に設けた締結手段であり、両端部 の上下二箇所に連通する透孔31,31 を穿設し、これらの透孔にボルト・ナット32 を通して締め付けるようにしている。
【0007】
本考案によれば、型枠本体1を適宜鋼帯にて円環状に形成するとともに、両端 部2,2を外側へ折って互いに開閉自在に突き合わせ、かつ、その両端部2,2 に離脱可能に締結手段3を講じているので、締結手段3の着脱と型枠本体1の両 端部2,2の開閉とで、極めて簡単に着型・脱型でき、また、幾度も転用できて 、その都度適確にベースモルタル11を成形でき、したがって、ベース下モルタル 充填用型枠の廃材が生ぜず、森林破壊及び産業廃棄物処理の問題に対する解決の 一助とすることができる。勿論、左官工のこて作業のみによる無収縮モルタルの 詰め込みとは異なり、充填不良はほとんど生じない。つまり、ベースプレート7 より高い位置までコンクリート若しくは無収縮モルタルを打設すれば、そのコン クリート等は、自体の重力によりベース下に十分に行き渡り、モルタルマンジュ ウ5とベースプレート7との間に隙間ができるという構造上の欠陥はほとんど生 じない。 更に、型枠本体1が鋼帯から成る円環状のものであることから、充填したコン クリート等の圧力が少々高くなつても、形状を支障なく維持でき、また、その脱 型時には、両端部2,2の拡開とともにその径を拡張させることができて、すな わち、一挙に全体を広げることができて、付着するコンクリート等から極めて容 易かつ迅速に、しかも、何らの支障もなく剥離させることができる。 その上、上記構成により構造を簡素化でき、したがって、洗浄、取り扱いが容 易であり、製作も容易で、安価に提供でき、実用上頗る有益である。
【図1】本考案の鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠の
実施例に係る使用状態の縦断側面図である。
実施例に係る使用状態の縦断側面図である。
【図2】同例の斜視図である。
【図3】従来例を示す縦断側面図である。
1…型枠本体 2…端部 3…締結手段 4…基礎コンクリー
ト 5…モルタルマンジュウ 6…鉄骨柱 7…ベースプレート 8…アンカーボルト 9…ナット 10…ベニヤ型枠 11…ベースモルタル 31…透孔 32…ボルト・ナット
ト 5…モルタルマンジュウ 6…鉄骨柱 7…ベースプレート 8…アンカーボルト 9…ナット 10…ベニヤ型枠 11…ベースモルタル 31…透孔 32…ボルト・ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 型枠の高さに適合する適宜な幅と型枠の
周長に適合する長さの鋼帯を円環状に屈曲させて型枠本
体1を形成し、該型枠本体の両端部2,2を更に外側へ
折って互いに開閉自在に突き合わせるとともに、相互間
に離脱可能な締結手段3を講じたことを特徴とする鉄骨
柱ベース下モルタル充填用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7677292U JPH0632584U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7677292U JPH0632584U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632584U true JPH0632584U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13614883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7677292U Pending JPH0632584U (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鉄骨柱ベース下モルタル充填用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632584U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5284533B1 (ja) * | 2012-12-27 | 2013-09-11 | 株式会社堀内土木 | ソーラパネル用基礎架台とその型枠 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5463522A (en) * | 1978-09-06 | 1979-05-22 | Tatsuyuki Muroi | Method of molding pillar of circular section by concrete or like solidifying material |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP7677292U patent/JPH0632584U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5463522A (en) * | 1978-09-06 | 1979-05-22 | Tatsuyuki Muroi | Method of molding pillar of circular section by concrete or like solidifying material |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5284533B1 (ja) * | 2012-12-27 | 2013-09-11 | 株式会社堀内土木 | ソーラパネル用基礎架台とその型枠 |
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