JP2994222B2 - プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠 - Google Patents
プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁や建築等のプレキ
ャストコンクリート桁を使用する構造物における隣接桁
間を場所打ちコンクリートで施工する場合の桁間の床版
部の施工方法及びその施工に使用する型枠に関する。
ャストコンクリート桁を使用する構造物における隣接桁
間を場所打ちコンクリートで施工する場合の桁間の床版
部の施工方法及びその施工に使用する型枠に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンクリート橋、例えばプレストレスト
コンクリート（以下ＰＣと記す）橋を建設する場合に、
工場製作したプレキャストＰＣ桁、又は現地ヤードで製
作したプレキャストＰＣ桁をクレーンやエレクションガ
ーダを用いて１径間当り複数本橋脚上に架設した後、横
桁型枠やそれぞれのＰＣ桁長手方向の桁の床版間の場所
打ち床版部に型枠を組立て、場所打ちコンクリートを打
設し、そのコンクリートが所定の強度に達したらＰＣ緊
張材を緊張定着し、橋体を形成する施工方法が行われて
いる。
コンクリート（以下ＰＣと記す）橋を建設する場合に、
工場製作したプレキャストＰＣ桁、又は現地ヤードで製
作したプレキャストＰＣ桁をクレーンやエレクションガ
ーダを用いて１径間当り複数本橋脚上に架設した後、横
桁型枠やそれぞれのＰＣ桁長手方向の桁の床版間の場所
打ち床版部に型枠を組立て、場所打ちコンクリートを打
設し、そのコンクリートが所定の強度に達したらＰＣ緊
張材を緊張定着し、橋体を形成する施工方法が行われて
いる。
【０００３】図４はこのようなプレキャストＰＣ桁１０
を橋脚１４上に架設し、横桁１５、ＰＣ桁１０の床版間
の場所打ち床版部コンクリート１３を施工した状態を示
している。図５、図６はこの床版部コンクリート１３を
施工する時の型枠の取付けを示している。図５の例で
は、型枠３２を角材３１で受け、この角材３１を鉄線３
３等で吊り下げている。鉄線３３は、桁１０上に配設さ
れた枕材３４に支持材３５を掛け渡し、この支持材３５
に設けた捩り上げ部材３６で締め上げている。コンクリ
ート１３が硬化した後、角材３１、型枠３２を取り外す
ために、足場４３が組み立てられている。足場４３は、
桁１０に設けたインサート４１からチエーン４２等によ
り足場用鋼管４０を吊り下げその上に架設されている。
を橋脚１４上に架設し、横桁１５、ＰＣ桁１０の床版間
の場所打ち床版部コンクリート１３を施工した状態を示
している。図５、図６はこの床版部コンクリート１３を
施工する時の型枠の取付けを示している。図５の例で
は、型枠３２を角材３１で受け、この角材３１を鉄線３
３等で吊り下げている。鉄線３３は、桁１０上に配設さ
れた枕材３４に支持材３５を掛け渡し、この支持材３５
に設けた捩り上げ部材３６で締め上げている。コンクリ
ート１３が硬化した後、角材３１、型枠３２を取り外す
ために、足場４３が組み立てられている。足場４３は、
桁１０に設けたインサート４１からチエーン４２等によ
り足場用鋼管４０を吊り下げその上に架設されている。
【０００４】図６は図５の角材の代わりに、支持金物５
１と単管パイプ５２を用いて型枠３２を支持した例を示
している。桁上に枕材５４等を配設し、これに支持パイ
プ５５を掛け渡し、この支持パイプ５５にナット５６で
締め上げ可能に取付けた吊りボルト５３によって支持金
物５１を吊り下げている。この場合も支持部材５１、単
管パイプ５２、型枠３２を取付け撤去するために、図示
省略したが、図５と同様の足場を必要とする。
１と単管パイプ５２を用いて型枠３２を支持した例を示
している。桁上に枕材５４等を配設し、これに支持パイ
プ５５を掛け渡し、この支持パイプ５５にナット５６で
締め上げ可能に取付けた吊りボルト５３によって支持金
物５１を吊り下げている。この場合も支持部材５１、単
管パイプ５２、型枠３２を取付け撤去するために、図示
省略したが、図５と同様の足場を必要とする。
【０００５】図７はＰＣ橋の代表的な作業用吊り足場の
横断面図を示すもので、多数の桁１０を並列した橋で
は、上記型枠の取付け取り外しのために作業台７０を必
要とする時、桁１０の全長に亘って橋の全幅の足場６０
を設ける必要があることを示したものである。
横断面図を示すもので、多数の桁１０を並列した橋で
は、上記型枠の取付け取り外しのために作業台７０を必
要とする時、桁１０の全長に亘って橋の全幅の足場６０
を設ける必要があることを示したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、プレキ
ャストコンクリート桁の間の場所打ち床版部のコンクリ
ートの施工に用いられる型枠は、コンクリート硬化後取
り外す必要があった。その型枠及び型枠支持材の組立・
取り外しのために、吊り足場を桁長及び橋体幅員の全面
積に亘って取付ける必要があった。
ャストコンクリート桁の間の場所打ち床版部のコンクリ
ートの施工に用いられる型枠は、コンクリート硬化後取
り外す必要があった。その型枠及び型枠支持材の組立・
取り外しのために、吊り足場を桁長及び橋体幅員の全面
積に亘って取付ける必要があった。
【０００７】従来この吊り足場を組立・取り外しする手
間は非常に煩雑で不安全な作業であり、また足場材の損
料等が過大になると言う問題があった。さらに、吊り足
場上の型枠の取り付け、取り外し作業は、桁の間の狭隘
な空間での作業であり、不安定な吊り足場上での作業で
あるので、安全性の面での問題もあった。本発明は上記
問題点を解決することを目的とするもので、本発明の課
題は次の通りである。 （１）可能な限り桁上からの作業のみで施工可能とし、
足場上で行う作業を減少すること。 （２）型枠取り外し作業を省略するため、取り外し不要
の材質のもので型枠を製作する。 （３）必要最小限の吊り足場を設ければよいように改善
する。
間は非常に煩雑で不安全な作業であり、また足場材の損
料等が過大になると言う問題があった。さらに、吊り足
場上の型枠の取り付け、取り外し作業は、桁の間の狭隘
な空間での作業であり、不安定な吊り足場上での作業で
あるので、安全性の面での問題もあった。本発明は上記
問題点を解決することを目的とするもので、本発明の課
題は次の通りである。 （１）可能な限り桁上からの作業のみで施工可能とし、
足場上で行う作業を減少すること。 （２）型枠取り外し作業を省略するため、取り外し不要
の材質のもので型枠を製作する。 （３）必要最小限の吊り足場を設ければよいように改善
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、プレキャストコンクリー
ト桁の場所打ち床版部の施工に当り、隣接桁間の床版隙
間間隔よりも広幅の型枠を上面を傾斜させて床版上から
床版隙間を通して下方に降下させ、該型枠上面に設けた
吊具取付け部に吊上具を取付け、床版上面に仮支持梁を
掛け渡し、該吊上具を該仮支持梁に取り付けて前記型枠
を引き上げ、型枠上面縁部を床版下面に密着させ、床版
隙間の場所打ちコンクリートを打設し、前記型枠を取付
たままとすることを特徴とするプレキャストコンクリー
ト桁の場所打ち床版部の施工方法を提供する。
決するためになされたもので、プレキャストコンクリー
ト桁の場所打ち床版部の施工に当り、隣接桁間の床版隙
間間隔よりも広幅の型枠を上面を傾斜させて床版上から
床版隙間を通して下方に降下させ、該型枠上面に設けた
吊具取付け部に吊上具を取付け、床版上面に仮支持梁を
掛け渡し、該吊上具を該仮支持梁に取り付けて前記型枠
を引き上げ、型枠上面縁部を床版下面に密着させ、床版
隙間の場所打ちコンクリートを打設し、前記型枠を取付
たままとすることを特徴とするプレキャストコンクリー
ト桁の場所打ち床版部の施工方法を提供する。
【０００９】以上の方法の実施に用いる型枠は、弾性を
有する板体の一面に吊具取付部を設け、かつ、該面の縁
部にシール材を付設し、床版隙間間隔より広い幅寸法を
有するものとすればよく、前記板体はＦＲＰ（ファイバ
ー補強プラスチック）とすると好適であり、リブ付とす
ると好ましい。
有する板体の一面に吊具取付部を設け、かつ、該面の縁
部にシール材を付設し、床版隙間間隔より広い幅寸法を
有するものとすればよく、前記板体はＦＲＰ（ファイバ
ー補強プラスチック）とすると好適であり、リブ付とす
ると好ましい。
【００１０】
【作用】プレキャストコンクリート橋桁の場所打ち床版
部の型枠の装着、保持を桁上面から可能とし、型枠の下
方の支持部材を不必要とし、場所打ちコンクリート打設
後も型枠の撤去を不要とする。型枠材として、ＦＲＰ製
成形板を使用し、その上面にリブと雌ねじ孔を形成し、
上方へ吊り上げる。
部の型枠の装着、保持を桁上面から可能とし、型枠の下
方の支持部材を不必要とし、場所打ちコンクリート打設
後も型枠の撤去を不要とする。型枠材として、ＦＲＰ製
成形板を使用し、その上面にリブと雌ねじ孔を形成し、
上方へ吊り上げる。
【００１１】本発明の作用を列挙すると次のようであ
る。 （１）型枠は、ＰＣ桁上面より桁間の場所打ち床版部間
隙を通して挿入して取付けることができ、かつコンクリ
ート打設後も取り外す必要もない。従って、作業のため
の吊り足場を必要としないし、型枠の廃材が発生しな
い。 （２）型枠に軽量で耐久性のあるＦＲＰ製の成形板を使
用し、必要とする剛性の付与と付着性の向上のためにリ
ブを設ける。このリブに桁上面から吊り下げるためのボ
ルト螺入雌ねじ孔が設けられている。 （３）また、型枠は、可撓性があるため桁のコンクリー
ト当接面（フランジ下面）と馴染み易く、ペースト漏れ
などが生じない。 （４）ＦＲＰ製成形板は切断などの加工も容易で成形は
規格化し易く大量生産が可能で安価である。
る。 （１）型枠は、ＰＣ桁上面より桁間の場所打ち床版部間
隙を通して挿入して取付けることができ、かつコンクリ
ート打設後も取り外す必要もない。従って、作業のため
の吊り足場を必要としないし、型枠の廃材が発生しな
い。 （２）型枠に軽量で耐久性のあるＦＲＰ製の成形板を使
用し、必要とする剛性の付与と付着性の向上のためにリ
ブを設ける。このリブに桁上面から吊り下げるためのボ
ルト螺入雌ねじ孔が設けられている。 （３）また、型枠は、可撓性があるため桁のコンクリー
ト当接面（フランジ下面）と馴染み易く、ペースト漏れ
などが生じない。 （４）ＦＲＰ製成形板は切断などの加工も容易で成形は
規格化し易く大量生産が可能で安価である。
【００１２】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。図１はＰＣ桁１０、１０のフランジ１１、１１の
間の場所打ち床版部１２にコンクリート１３を打設する
工程を示している。図２は実施例の型枠２０の断面図を
示し、図３は、その平面図である。
する。図１はＰＣ桁１０、１０のフランジ１１、１１の
間の場所打ち床版部１２にコンクリート１３を打設する
工程を示している。図２は実施例の型枠２０の断面図を
示し、図３は、その平面図である。
【００１３】フランジ１１、１１の下面に、型枠２０を
差しかけてフランジ間を塞ぐように設置する。型枠２０
はフランジ１１、１１の下面に密着している。型枠２０
は桁１０の上面から傾けてフランジ１１、１１の間を通
してフランジの下方に挿入される。型枠２０は、その上
面にリブ２４を備えこのリブ２４に吊具取付け部２６を
設けている。この吊具取付け部２６は雌ねじとなってお
りこれに吊具２３をねじ込み結合する。ＰＣ桁１０、１
０上に載置された枕材２１、２１に仮設梁２２を渡し、
吊具２３をこの仮設梁２２に取付け、型枠２０を上方に
引き上げる。型枠２０の縁部にはシール材２７が貼着さ
れており、フランジ１１、１１の下面に密着しセメント
ペースト漏れを防止する。吊具２３は、コンクリート１
３の上面の位置にセパレータコーン２８を設け、コンク
リート１３を打設した後、セパレータコーン２８から上
方の部分を撤去しセパレータコーンの撤去跡の孔を埋め
るようになっている。吊具２３のコンクリート１３内の
部分、及び型枠２０は、残置部材として残置される。
差しかけてフランジ間を塞ぐように設置する。型枠２０
はフランジ１１、１１の下面に密着している。型枠２０
は桁１０の上面から傾けてフランジ１１、１１の間を通
してフランジの下方に挿入される。型枠２０は、その上
面にリブ２４を備えこのリブ２４に吊具取付け部２６を
設けている。この吊具取付け部２６は雌ねじとなってお
りこれに吊具２３をねじ込み結合する。ＰＣ桁１０、１
０上に載置された枕材２１、２１に仮設梁２２を渡し、
吊具２３をこの仮設梁２２に取付け、型枠２０を上方に
引き上げる。型枠２０の縁部にはシール材２７が貼着さ
れており、フランジ１１、１１の下面に密着しセメント
ペースト漏れを防止する。吊具２３は、コンクリート１
３の上面の位置にセパレータコーン２８を設け、コンク
リート１３を打設した後、セパレータコーン２８から上
方の部分を撤去しセパレータコーンの撤去跡の孔を埋め
るようになっている。吊具２３のコンクリート１３内の
部分、及び型枠２０は、残置部材として残置される。
【００１４】図３に示すように、型枠２０はその上面に
リブ２４、２５を有し、そのリブ２４、２５の交点の部
分に吊具取付け部２６が設けられている。ポストテンシ
ョン方式のＰＣのＴ桁橋の場所打ち床版部型枠に使用し
た例を以下に説明する。仕様は次のとおりである。 桁：長さ３０ｍ、桁高１．８ｍ、桁上フランジ幅１．５
ｍ 場所打ち床版部：幅 ０．３５ｍ ＦＲＰ型枠：幅０．４５ｍ、長さ５ｍ、厚１０ｍｍ、リ
ブ高さ３０ｍｍ 施工順序は次のとおりである。
リブ２４、２５を有し、そのリブ２４、２５の交点の部
分に吊具取付け部２６が設けられている。ポストテンシ
ョン方式のＰＣのＴ桁橋の場所打ち床版部型枠に使用し
た例を以下に説明する。仕様は次のとおりである。 桁：長さ３０ｍ、桁高１．８ｍ、桁上フランジ幅１．５
ｍ 場所打ち床版部：幅 ０．３５ｍ ＦＲＰ型枠：幅０．４５ｍ、長さ５ｍ、厚１０ｍｍ、リ
ブ高さ３０ｍｍ 施工順序は次のとおりである。
【００１５】長さ５ｍのＦＲＰ型枠のリブ面を上側にし
て、型枠のリブ交点に設けてある雌ねじに吊具である６
ｍｍφの全ネジセパレータボルトを螺入し、セパレータ
コーン、フォームタイ（商品名）を取り付け保持し、桁
間の場所打ち床版部間隙より、斜めに挿入して床版の下
方に吊り下げた。セパレータボルトの上端を、床版間隙
部に掛け渡した仮設梁に仮止めした。
て、型枠のリブ交点に設けてある雌ねじに吊具である６
ｍｍφの全ネジセパレータボルトを螺入し、セパレータ
コーン、フォームタイ（商品名）を取り付け保持し、桁
間の場所打ち床版部間隙より、斜めに挿入して床版の下
方に吊り下げた。セパレータボルトの上端を、床版間隙
部に掛け渡した仮設梁に仮止めした。
【００１６】場所打ちされるコンクリートの重量に耐え
るように所定の間隔をとって、セパレータボルト、コー
ン、フォームタイを取り付け、桁上フランジ下面との位
置関係を調節して仮設梁に取り付け締め上げ固定した。
同様に全ての場所打ち床版部にＦＲＰ型枠を取り付け、
場所打ちコンクリートを打設する。
るように所定の間隔をとって、セパレータボルト、コー
ン、フォームタイを取り付け、桁上フランジ下面との位
置関係を調節して仮設梁に取り付け締め上げ固定した。
同様に全ての場所打ち床版部にＦＲＰ型枠を取り付け、
場所打ちコンクリートを打設する。
【００１７】コンクリート硬化後、フォームタイ、コー
ン、枕材、仮設梁を撤去して、コーン撤去跡凹部にモル
タルを充填して床版を完成する。本例は、ポストテンシ
ョンＰＣＴ桁橋の例について述べたが、これに限定され
るわけではなく、Ｉ桁、プレテンション桁、ＲＣ桁・
梁、などの場所打ち床版にも適用可能であり、また、型
枠の材質についても、ＦＲＰ以外にも石綿ボード、石膏
ボード、セメントボード等も同様な方法で施工すること
ができる。
ン、枕材、仮設梁を撤去して、コーン撤去跡凹部にモル
タルを充填して床版を完成する。本例は、ポストテンシ
ョンＰＣＴ桁橋の例について述べたが、これに限定され
るわけではなく、Ｉ桁、プレテンション桁、ＲＣ桁・
梁、などの場所打ち床版にも適用可能であり、また、型
枠の材質についても、ＦＲＰ以外にも石綿ボード、石膏
ボード、セメントボード等も同様な方法で施工すること
ができる。
【００１８】
【発明の効果】桁間の場所打ち床版部の型枠の取付け
が、軽量なＦＲＰ製成形板を用いることと、コンクリー
ト打設後の型枠の取り外しが不要となることから桁の上
面からの作業のみで可能となり、不安定な吊り足場上の
作業が不必要となり、安全性の向上、足場材の損料節
減、コンクリートの耐久性の向上等の面からも貢献する
ところが大きい。
が、軽量なＦＲＰ製成形板を用いることと、コンクリー
ト打設後の型枠の取り外しが不要となることから桁の上
面からの作業のみで可能となり、不安定な吊り足場上の
作業が不必要となり、安全性の向上、足場材の損料節
減、コンクリートの耐久性の向上等の面からも貢献する
ところが大きい。
【図１】実施例の工程を示す断面図である。
【図２】型枠の実施例の断面図である。
【図３】型枠の実施例の平面図である。
【図４】全体斜視図である。
【図５】従来の工程を示す断面図である
【図６】従来の工程を示す断面図である
【図７】従来の工程の全体の足場を示す断面図である
１０ 桁 １１ 床版（フランジ） １２ 場所打ち床版部 １３ コンクリート １４ 橋脚 １５ 横桁 ２０ 型枠 ２１ 枕材 ２２ 仮設梁 ２３ 吊具 ２４ リブ ２５ リブ ２６ 吊具取付け部 ２７ シール材 ２８ セパレータコーン ３１ 角材 ３２ 型枠 ３３ 鉄線 ３４ 枕材 ３５ 支持材 ３６ 捩り上げ部材 ４０ 鋼管 ４１ インサート ４２ チエーン ４３ 足場 ５１ 支持金物 ５２ 単管パイプ ５３ 吊りボルト ５４ 枕材 ５５ 支持パイプ ５６ ナット
Claims (4)
- 【請求項１】 プレキャストコンクリート桁の場所打ち
床版部の施工に当り、隣接桁間の床版隙間間隔よりも広
幅の型枠を上面を傾斜させて床版上から床版隙間を通し
て下方に降下させ、該型枠上面に設けた吊具取付け部に
吊上具を取付け、床版上面に仮支持梁を掛け渡し、該吊
上具を該仮支持梁に取り付けて前記型枠を引き上げ、型
枠上面縁部を床版下面に密着させ、床版隙間の場所打ち
コンクリートを打設し、前記型枠を取付けたままとする
ことを特徴とするプレキャストコンクリート桁の場所打
ち床版部の施工方法。 - 【請求項２】 弾性を有する板体の一面に吊具取付部を
設け、かつ、該面の縁部にシール材を付設し、床版隙間
間隔より広い幅寸法を有することを特徴とするプレキャ
ストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工型枠。 - 【請求項３】 前記板体はＦＲＰであることを特徴とす
る請求項２記載のプレキャストコンクリート桁の場所打
ち床版部の施工型枠。 - 【請求項４】 前記板体はリブ付であることを特徴とす
る請求項２記載のプレキャストコンクリート桁の場所打
ち床版部の施工型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7007240A JP2994222B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7007240A JP2994222B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199510A JPH08199510A (ja) | 1996-08-06 |
| JP2994222B2 true JP2994222B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=11660485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7007240A Expired - Fee Related JP2994222B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2994222B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102174796A (zh) * | 2011-04-06 | 2011-09-07 | 湖南中铁五新钢模有限责任公司 | 一种主桁下置式悬浇施工挂篮 |
| CN103911949A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-09 | 东南大学 | 一种混凝土桥面板横向抗剪钢筋连接装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4545667B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2010-09-15 | 鹿島建設株式会社 | 埋設型枠を使用した床版改修方法 |
| JP4926851B2 (ja) * | 2007-06-26 | 2012-05-09 | 東亜建設工業株式会社 | 高架床版の補修方法 |
| JP4949197B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2012-06-06 | 東亜建設工業株式会社 | パネル材の接続構造 |
| JP5560768B2 (ja) * | 2010-02-26 | 2014-07-30 | 宇部興産機械株式会社 | 合成床版及びそれを用いた橋梁並びにその施工方法 |
| JP5992213B2 (ja) * | 2012-06-07 | 2016-09-14 | 東日本旅客鉄道株式会社 | プレキャスト型枠、プレキャスト型枠取付構造及びプレキャスト型枠取付方法 |
| JP6418805B2 (ja) * | 2014-06-19 | 2018-11-07 | ジオスター株式会社 | 床版用埋設型枠 |
| JP6695927B2 (ja) * | 2018-05-07 | 2020-05-20 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
| JP7134070B2 (ja) * | 2018-11-12 | 2022-09-09 | 鹿島建設株式会社 | 地下構造物の頂版の構築方法 |
| CN111731988A (zh) * | 2020-07-07 | 2020-10-02 | 中国建筑第四工程局有限公司 | 一种t梁湿接缝模板的提升安装方法及装置 |
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-
1995
- 1995-01-20 JP JP7007240A patent/JP2994222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| CN102174796A (zh) * | 2011-04-06 | 2011-09-07 | 湖南中铁五新钢模有限责任公司 | 一种主桁下置式悬浇施工挂篮 |
| CN102174796B (zh) * | 2011-04-06 | 2012-07-25 | 湖南中铁五新钢模有限责任公司 | 一种主桁下置式悬浇施工挂篮 |
| CN103911949A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-09 | 东南大学 | 一种混凝土桥面板横向抗剪钢筋连接装置 |
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| JPH08199510A (ja) | 1996-08-06 |
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