JPS6033252Y2 - コンクリ−ト型枠支持具のコン - Google Patents

コンクリ−ト型枠支持具のコン

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JPS6033252Y2
JPS6033252Y2 JP16242580U JP16242580U JPS6033252Y2 JP S6033252 Y2 JPS6033252 Y2 JP S6033252Y2 JP 16242580 U JP16242580 U JP 16242580U JP 16242580 U JP16242580 U JP 16242580U JP S6033252 Y2 JPS6033252 Y2 JP S6033252Y2
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JP
Japan
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elastic
concrete
formwork
outer cylinder
cylinder part
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JP16242580U
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JPS5784245U (ja
Inventor
昭 荒尾
Original Assignee
アラオ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート打設工事に用いられるコンクリ
ート、型枠支持具のコン番こ関し、特にセパレートボル
ト挿通用硬質内筒部の外周に、ゴム又は軟質合成樹脂に
より形成された円錐台形状外筒部を設けると共に、この
外筒部の外方端を硬質内筒部の外方端よりも適当に長く
突出させてなるものであって、コンクリート型枠取付時
に外筒部にその外方端より軸方向の荷重をかけてこの外
筒部を圧縮させると共に半径方向に膨張させ、そして同
型枠の解体時に外筒部にかけていた荷重を取り除くこと
によりこの外筒部をその弾性復元力の状態に復原させ、
それによってコツクリート型枠の取外しを容易にしよう
とするコンクリートの改良に関する。
従来におけるこの種のコンが特公昭45−15541号
公報に開示されているが、このコンは、外筒部を型枠解
体時に該外筒部を形成しているゴム、軟質合成樹脂等の
もつ弾性力のみτ型枠取付時の変形状態から原形に回復
せしめるようにしたものである。
ところが、型枠を取付けてコンクリートを打設してから
それが固化するまでの、例えば2〜3週間もの長期間に
亘って外筒部を軸方向に圧縮固定したまま放置した場合
には、この外筒部がゴムや軟質合成樹脂からなるため金
属弾性体に比べて圧縮永久ひずみ(残留ひずみ)を生じ
易く従って弾性復元力が劣化し易くなり、このため型枠
解体時にその外筒部の弾性復元力ではそれ自体コンクリ
ート壁面から剥離し゛えず、また型枠を外方へ押し外す
ごとができなくなる事態を生じることがあった。
本考案は上記従来のコンにおける問題点を解消すること
を目的としてなされたもので、この目的を遠戚するため
の本考案の要旨は、セパレートボルト挿通用硬質内筒部
の外周に、ゴム又は軟質合成樹脂により形成された円錐
台形状の弾性外筒部を設けると共に、この弾性外筒部の
外方端を硬質内筒部の外方端よりも適当に長く突出させ
てなるコンクリ−゛ト型枠支持具めコンにおいて、前記
弾性外筒部に円錐台形状の金属奥コイルばねを同心的に
埋設してなることを特徴とする。
次に、本考案を図面に示す実施例について説明すると、
1は本考案に係るコンで、セパレートボルト挿通用の硬
質内筒部2と、この内筒部2め外周に該内筒部2と一体
的に且つ向心的に設けられた円錐台形状の弾性外筒部3
と、硬質内筒部2に同心的に埋設された円錐台形状の金
属製コイルばね10と、から構成される。
4は型枠を形成する枠板、5は枠板4相互の間隔を保持
するセパレートボルトで、ボルト本体6とその両端の延
長軸線上に配される継ボルト7からなり、このボルト本
体6と各継ボルト7の夫々の対向端部が上記コン1の硬
質内筒部2に挿通され、また各継ボルト7の中間部が枠
板4に挿通される。
8は締付ナツトで、セパレートボルト5の両端部に螺着
される。
上記のコン1、セパレートボルト5及び締付ナツト8に
より型枠支持具が構成される。
第4図に明示されるように、上記コン1の硬質内筒部2
は金属材にてナツト状に形成したもので、その外周面は
横断面が多角形例えば六角形を呈する如く形成されてい
てその内方端にフランジ部2aが突設してあり、且つ内
周面には雌ねじ部9が該内筒部2の全長に亘って形成さ
れている。
また、円錐形状の弾性外筒部3はゴム又は軟質合成樹脂
(例えばポリウレタン)により硬質内筒部2よりも長く
形成されていて、その内周面の内方端部には内筒部2の
断面形状に応対する形状を有し、且つ内径が該内筒部2
の外径より若干径小である係合部3aが設けられると共
に、該内周面の内方端には硬質内筒部2のフランジ部2
aと対応する形状を有し且つ該フランジ部2aより若干
径小の係合部3bが設けられている。
而して硬質内筒部2及びそのフランジ部2aを弾性外筒
部3の係合部3a、3b内に該外筒部3の弾性を利用し
てそれぞれ圧嵌せしめることにより、硬質内筒部2と弾
性外筒部3とが一体的に結合されると共に、弾性外筒部
3の外方端が硬質内筒部2の外方端より外方へ適当長さ
だけ(図中1゜で示す)長く突出するようにしている。
尚、上記内筒部2と外筒部3との一体化は上記のような
嵌め合い方法に限ることはなく、例えば弾性外筒部3を
合成樹脂材にて成形する際にその型内に予め金属製内筒
部2を挿入しておいて成形と同時に硬質内筒部2と弾性
外筒部3とを一体化することができる。
また、フィルばね10は、金属線条体を螺旋状に巻回し
て円錐台形状のコイルに形成してなるもので、弾性外筒
部3の平均肉厚の中心位置に沿って埋設しである。
このコイルばね10は弾性外筒部3自体の弾性復元力を
補強するためのもので、型枠取付時に圧縮変形させた弾
性外筒部3を型枠解体の際に確実且つ瞬時に原形に復元
させようとするものである。
前記セパレートボルト5のボルト本体6はその両端部に
雄ねじ部6aを有し、二の雄ねじ部6aはコン1を構成
している硬質内筒部2の雌ねじ部9と螺合する。
また、継ボルト7はその両端部もしくはその全長に亘り
雄ねじ部7aを珍蔵しており、この継ボルト7を枠板4
のボルト挿通孔4aに挿通した状態で該継ボルト7の内
方端部の雄ねじ部7aは上記内筒部2の雌ねじ部9と螺
合し、−またこの継ボルト7の外方端部の雄ねじ部7a
に締付ナツト8の雌ねじ部8aが螺着される。
尚、この締付ナツト8は座金部8bを一体的に備えてい
る。
次に、本考案に係る上記コン1の作用をコンク1リート
型枠支持具の取付は及び取外し操作と併せて説明すると
、先ずセパレートボルト本体6の両端ねじ部6aにコン
1の硬質内筒部2を部分的に螺合してこの内筒部2の外
方端位置を打設すべきコンクリートの外面位置Pに合わ
せると共に、外;方より上記コンクリート外面位置Pに
近接せしめた枠板4のボルト挿通孔4aに継ボルト7を
挿通してその内方端ねじ部7aを上記内筒部2に上記セ
パレートボルト本体6の外端ねじ部6aと対向する如く
螺合し、更にこの継ボルト7の外方端ね7じ部7aに締
付ナツト8を螺合する(第1図参照)。
そしてこのナツト8を締め廻して枠板4を打設すべきコ
ンクリートの外面位置Pまで押動する(即ち枠板4内側
面をコン1の硬質内筒部2外端面に押し付ける)ことに
より、コン1の弾性外筒部3をそれ自体の弾性力及び金
属製コイルばね10の弾性力に抗して軸方向1゜の長さ
分だけ圧縮せしめると同時にその半径方向に膨張せしめ
て枠板4を所定間隔に固定保持しく第2図参照)、この
枠板4により形成される型枠内に生コンクリートを打設
する。
しかして型枠内に打設したコンクリートSが凝固した後
、締付ナツト8を緩めると、第3図に示すように、コン
1の弾性外筒部3がそれ自体の弾性力及びコイルばね1
0の弾発力により元の状態に復元し、それによって弾性
外筒部3の外周面3cがこの外筒部3で形成された凹所
■の内壁面Wから剥離すると同時に枠板4が外方へ押さ
れて打設コンクリート外面Tから離脱する。
その後、継ボルト7を硬質内筒部2より取り外し、また
この硬質内筒部2をレンチ等で抜き取り方向に廻すこと
によりコン1をセパレートボルト本体6より取外し、型
枠の解体作業を終える。
尚、コン1を取外した後の凹所V内には生コンクリート
を詰め込む。
上述した実施例ではコン1の硬質内筒部2にはボルト本
体6と継ボルト7とからなるセパレートボルト5の外端
部を挿通し、型枠解体後に継ボルト7を取外せるような
構造としたが、本考案によればコンの硬質内筒部にはこ
のようなセパレートボルト5に限ることはなく、通常の
一連のセパレートボルトを挿通させるようにしてもよい
ただしその場合にはそのセパレートボルトの外端部を最
終的に折り取ることができるようにしておく必要がある
以上説明したように本考案のコンは、ゴム又は軟質合成
樹脂で形成された円錐台形状の弾性外筒部に金属製の円
錐台形状コイルばねを同心的に埋設してなるものである
から、型枠を取付けて弾性外筒部を軸方向に圧縮固定し
てから同型枠を解体するまでに長期間が経過して、この
外筒部それ自体の弾性復元が圧縮永久ひずみにより大幅
に劣化するようなことになっても、金属製コイルばね自
体の弾性復元力(弾発力)の劣化は全く生じないとは云
えないが弾性外筒部そ朴自体に比べると微々たるもので
あり、したがって外筒部自体による弾性復元力の劣化を
コイルばねによって十分に補わせることができ、その結
果型枠の解体にあたって型枠支持具の締付ナツトを緩め
れば外筒部は打設コンクリートの凹所から自動的にしか
も瞬時に剥離しうると同時に、枠板板を打設コンクリー
トの外面から外方へ押し出して離脱させることができ、
よって型枠及び型枠支持具の取外し作業が確実にしかも
迅速速且つ容易に行える効果がある。
また、コイルばねは弾性外筒部の形状に合わせて円錐台
形状に形成されているため、弾性外筒部に対して有効に
原形復元作用を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンクリート型枠支持具のコンの一
実施例を示すもので、第1図〜第3図はコンの使用状態
を示す説明図であって第1図は型枠取付開始の状態を示
す縦断面図、第2図は型枠取付完了時の状態を示す縦断
面図、第3図は型枠解体時の状態を示す縦断面図、第4
図はコンクリート型枠支持具の一部断面分解斜視図であ
る。 1・・・・・・フン、2・・・・・・セパレートボルト
挿通用硬質内筒部、3・・・・・・円錐台形状の弾性外
筒部、4・・・・・・型枠の枠板、5・・・・・・セパ
レートボルト、6・・・・・・ボルト本体、7・・・・
・・継ボルト、訃・・・・・締付ナツト、10・・・・
・・金属製コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セパレートボルト挿通用硬質内筒部の外周に、ゴム又は
    軟質合成樹脂により形成された円錐台形状の弾性外筒部
    を設けると共に、゛この弾性外筒部の外方端を硬質内筒
    部の外方端よりも適当に長く突出させてなるコンクリー
    ト型枠支持具のコンにおいて、前記弾性外筒部に円錐台
    形状の金属製コイルばねを同心的に埋設してなることを
    特徴とするコンクリート型枠支持具のコン。
JP16242580U 1980-11-12 1980-11-12 コンクリ−ト型枠支持具のコン Expired JPS6033252Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5784245U JPS5784245U (ja) 1982-05-25
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