JPS601567Y2 - コンバインの前方刈取搬送部における機体構造 - Google Patents

コンバインの前方刈取搬送部における機体構造

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JPS601567Y2
JPS601567Y2 JP5389377U JP5389377U JPS601567Y2 JP S601567 Y2 JPS601567 Y2 JP S601567Y2 JP 5389377 U JP5389377 U JP 5389377U JP 5389377 U JP5389377 U JP 5389377U JP S601567 Y2 JPS601567 Y2 JP S601567Y2
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JP
Japan
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support pipe
reaping
transmission case
case part
support
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JP5389377U
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JPS53147234U (ja
Inventor
忠秀 田中
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバインの前方刈取搬送部における機体構
造に関する。
コンバインの車体前部に設置される刈取搬送部は、車体
側の支点部に取付けられて上下揺動する刈取搬送機体に
、引起装置、刈刃、殻稈搬送装置などの必要装置を取付
けて構成して、刈高さ調節等の場合には、車体に対し機
体側を上下動させる刈取回動形になされるのが一般的と
なっており、その従来技術としては、例えば実開昭51
−60422号公報に示される技術が存在している。
ところで、従来のものは、車体に回動自在に取付けられ
る横部材と刈刃等が設けられる前方横部材との間を、平
面視で横方向に間隔をおいて設けられる複数本の縦方向
連結部材で連結して刈取搬送機体を枠組形成しているの
であるが、前記複数本の縦方向連結部材は、機体全体の
横幅方向の両端部寄り個所に配設される構成になってい
るので、機体を昇降動するための作動機構(油圧シリン
ダ)の装着は、機体の幅方向中央部に特別に取付部を設
置して行わねばならないことになっている。
また、複数本の縦方向連結部材は、幅方向に間隔を置い
て設置されるも、上下方向に位置がずれることなく同一
平面内で設置されるので、横方向の荷重は強固に受止め
られるが上下方向に対しては強度不足になる難点がある
そこで本考案は、機体枠組の組成メンバーである前後方
向の支持パイプを活用して特別の取付部を要すことなく
、昇降装置を機体の中央に設けて有利に作動させること
ができるとともに、機体全体は上下方向にも左右方向に
も剛性充分で堅牢となる刈取搬送部の機体を提供するも
のである。
次に、図面に示す実施例について説明する。
第1図はコンバインの前部における刈取搬送部の側面図
を示し、履帯式走行体5の上方に搭載した脱穀装置1の
前方に刈取搬送部を装設するが、該刈取搬送部の後部と
なる横方向に長い伝動ケース部Aを脱穀装置1の前方下
部におけるメタル6.6′に回動可能に支承させ、伝動
ケース部Aの中間および左右端部にやや大なるギヤケー
ス部7.7’、?“をそれぞれ形威し、右端のギヤケー
ス部7″の右側方に突出する入力プーリー8から伝動ケ
ース部A内に入力伝動するように設け、ミッションケー
ス9からベルト10を介して入力プーリー8に動力伝達
するように構成する。
また、伝動ケース部Aの前方には横方向に長い板製の刈
取フレームBを装設するが、該刈取フレームBは上面1
1の前端下方に前方屈折板12を、後端から斜下方に後
方屈折板13を屈折して形威し、伝動ケース部Aの右側
前部には長い支持パイプ3の後端取付金3aを連結固定
し、該支持パイプ3の前端取付金3bを刈取フレームB
の横方向中央における後方屈折板13の部分に連結固定
し、支持パイプ3が伝動ケース部Aおよび刈取フレーム
Bの横長方向に対し前後方向で直交するように装設する
とともに刈取搬送部の左右方向における機体の重心位置
となるように取付構成する。
その支持パイプ3の前後方向中間寄り位置には昇降装置
の取付座Cを装着し、昇降装置でもって刈取搬送部を伝
動ケース部A中心に回動させて昇降させうるように構成
する。
前記刈取フレームBの左側方寄りにおける上面11上に
は伝動ケース部14を固設し、該ケース14の後面には
長い支持パイプ4の前端取付金4aを連結固定し、該支
持パイプ4の後端取付金4bを伝動ケース部Aのギヤケ
ース部子前面に連結固定するが、該支持パイプ4は前記
支持パイプ3に対し平面において一定間隔をおき平行で
あって、伝動ケース部Aおよび刈取フレームBの横長方
向に対し前後方交で直交するように装設し、側面におい
ては支持パイプ3の前端側か支持パイプ4に対して下方
に傾斜するようにして構成する。
また、前記支持パイプ4内には伝動軸15を装入してギ
ヤケース部7から伝動ケース部14に動力伝達するよう
にし、刈取フレームBの両側および中央から前方に支杆
16,16’、16″をそれぞれ延出して、刈取フレー
ムBに接近したその前方の刈刃台17を支杆16,16
’、16“にまたがらせて装設し、刈刃台17に装着し
たレシプロ式刈刃2を前記伝動ケース14の前方におけ
る駆動装置18により駆動するように設ける。
各支杆16,16’、16″の前端には傾斜する分草板
19.19’、19″をそれぞれ装設し、その後方には
タイン20.20’を有する両引起しケース21.21
’を対応させて斜設し、両引起しケース21,21’の
上部後方に装着したギヤケース22.22’を伝動パイ
プ23により接続し、右側引起しケース21′のギヤケ
ース22′を伝動ケース部Aにおけるギヤケース部7″
とを伝動パイプ24により連動連結して構成する。
また、刈刃2の上方側には一対の掻込輪25゜25′を
装設し、その後方から脱穀装置1のフィートチエン26
に向けて殻稈の稈元側を搬送する搬送チェノ27を延設
し、伝動ケース部Aの左側ギヤケース部7′より伝動す
るケース部28から搬送チェノ27を駆動できるように
して構成する。
したがって、刈取フレームB側を回動中心側の伝動ケー
ス部A側から支持パイプ3,4によって支持することが
できる構造となり、支持パイプ3.4は伝動ケース部A
および刈取フレームBに対し平面直交状態で、また支持
パイプ3,4は側面交差状態でもって強固な支持構造と
なり、支持パイプ4内の伝動軸15により前方駆動がで
きる機体構造となる。
刈高調節や路上走行に際しての昇降は昇降装置により操
作すると、伝動ケース部Aを中心にして刈取搬送部を回
動状態で上下操作することができるが、昇降装置の取付
座Cが支持パイプ3に装着されているので、その上下操
作は伝動部を損うことなくバランス良く操作される。
このように本考案は、後方の脱穀装置1側に接近して刈
取昇降のため回動できる横方向に長い伝動ケース部Aの
前方には刈刃2等を支持する横方向に長い板製の刈取フ
レームBを配設して、前記伝動ケース部Aと刈取フレー
ムBの間を前後方向に長い複数の支持パイプ3,4で連
結するに、支持パイプ3,4は平面視で横方向に相互に
間隔を置いて位置し、かつ、側面視では上下にずれて位
置するように配設し、機体左右方向の重心位置に配設さ
れる支持パイプ3は内部に伝動軸が無い構造にしてこれ
に昇降装置の取付座Cを装設するとともに、伝動軸を内
装した他の支持パイプ4は前記支持パイプ3に対し上方
にずれて位置するようにしたから、回動中心側の伝動ケ
ース部Aと刈取フレームBとは、横方向に間隔を置き、
かつ、上下方向に相互にずれる複数本の支持パイプ3,
4で連結されて、横方向にも上下方向にも剛性充分な堅
牢構造になり刈取搬送部全体を強固な機体構造にして構
成することができる。
加えて、複数本の支持パイプ3,4のうち、機体左右方
向の重心位置に配設される支持パイプ3を内部に伝動軸
のない構造にしてこれに昇降装置取付座Cを設けるとと
もに、伝動軸を収容する他の支持パイプ4を前記支持パ
イプ3に対し上方に位置ずれさせて設けるので、取付座
Cへの昇降装置連結作業は他の支持パイプの存在に邪魔
されることなく容易に行え、昇降作動によって付与され
る荷重が直接伝動軸に影響しないため伝動軸系統にトラ
ブルを起すことがなく、前述の機体構造が強固となるこ
ととあいまって伝動軸系統を故障のないものにできる。
しかも、伝動軸を内装する支持パイプ4は上方にずれて
位置させられるので、昇降装置によって刈取搬送部が下
降動されるとき障害物があっても伝動軸のない支持パイ
プの先行下降によって保護され益々有利となるといった
数々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコンバインにお
ける刈取搬送部の側面図、第2図はその平面図、第3図
は要部の平面図、第4図はその側面図である。 1・・・・・・脱穀装置、2・・・・・・刈刃、3,4
・・・・・・支持パイプ、A・・・・・・伝動ケース部
、B・・・・・・刈取フレーム、C・・・・・・取付座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後方の脱穀装置1側に接近して刈取昇降のため回動でき
    る横方向に長い伝動ケース部Aの前方には刈刃2等を支
    持する横方向に長い板製の刈取フレームBを配設して、
    前記伝動ケース部Aと刈取フレームBの間を前後方向に
    長い複数の支持パイプ3,4で連結するに、支持パイプ
    3,4は平面視で横方向に相互に間隔を置いて位置し、
    かつ、側面視では上下にずれて位置するように配設し、
    機体左右方向の重心位置に配設される支持パイプ3は内
    部に伝動軸が無い構造にしてこれに昇降装置の取付座C
    を装設するとともに、伝動軸を内装した他の支持パイプ
    4は前記支持パイプ3に対し上方にずれて位置するよう
    にしたことを特徴とするコンバインの前方刈取搬送部に
    おける機体構造。
JP5389377U 1977-04-26 1977-04-26 コンバインの前方刈取搬送部における機体構造 Expired JPS601567Y2 (ja)

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JP5389377U JPS601567Y2 (ja) 1977-04-26 1977-04-26 コンバインの前方刈取搬送部における機体構造

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Publication Number Publication Date
JPS53147234U JPS53147234U (ja) 1978-11-20
JPS601567Y2 true JPS601567Y2 (ja) 1985-01-17

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ID=28947600

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JPS5765128A (en) * 1980-10-09 1982-04-20 Kubota Ltd Frame structure of cutting and preprocessing section of reaper and harvester

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JPS53147234U (ja) 1978-11-20

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