JP3213251B2 - 刈取収穫機の刈取前処理装置支持構造 - Google Patents

刈取収穫機の刈取前処理装置支持構造

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JP3213251B2
JP3213251B2 JP02671797A JP2671797A JP3213251B2 JP 3213251 B2 JP3213251 B2 JP 3213251B2 JP 02671797 A JP02671797 A JP 02671797A JP 2671797 A JP2671797 A JP 2671797A JP 3213251 B2 JP3213251 B2 JP 3213251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の前部に
刈取前処理装置を横軸芯周りに上下揺動自在に枢支する
とともに、機体横方向にスライド位置変更可能に構成し
てある刈取収穫機に関し、詳しくは、刈取前処理装置の
支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刈取前処理装置を上下揺動可能並
びに機体横方向に沿ってスライド可能に支持するに当た
っては、本発明の実施形態の図面の一部を用いて説明す
ると、図2,図4に示すように、機体フレーム2に、左
右一対の刈取部支持台18,18を設け、この左右一対
の刈取部支持台18,18に亘って支軸19を架設し、
この支軸19に、刈取前処理装置の主フレーム9を外嵌
装着して、前記刈取前処理装置を支軸19周りに上下揺
動可能並びに支軸19に沿って機体横方向にスライド可
能に構成するとともに、前記左右一対の刈取部支持台1
8,18に亘って前記刈取前処理装置の主フレーム9を
下からスライド可能に受け止め支持する揺動フレーム3
0を設け、この揺動フレーム30と機体フレーム2とに
亘って油圧シリンダ3を架設して、前記油圧シリンダ3
の伸縮により前記刈取前処理装置を昇降駆動可能に構成
してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧シリンダ3の基端
部が機体フレーム2に連結され、揺動フレーム30の基
端部が刈取部支持台18に連結されていることから、主
フレーム9と揺動フレーム30との連結点に作用する刈
取前処理装置の荷重が、油圧シリンダ3に対して圧縮力
として作用し、揺動フレーム30に対して引っ張り力と
して作用し、前記主フレーム9と揺動フレーム30との
連結点を支点にして、揺動フレーム30の引っ張り力に
よって、刈取部支持台18が機体前方に回動されようと
する回動モーメントを受ける。従来、この大なる回動モ
ーメントに対して強力に対抗する手段として、前記左右
一対の刈取部支持台18,18を鋳物によって形成して
いた為、軽量化が望まし収穫機の機体の重量が増加する
とともに、鋳造による成型品故、コストが高く付くなど
の不都合が生じ、改善が望まれていた。本発明の目的
は、刈取前処理装置の支持構造を軽量、安価なものから
構成するとともに、脱穀装置の下部にコンパクトに配置
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、機体フレームに、左右一対の刈取部支持台を設け、
この左右一対の刈取部支持台に亘って支軸を架設し、こ
の支軸に、刈取前処理装置の主フレームを外嵌装着し
て、前記刈取前処理装置を支軸周りに上下揺動可能並び
に支軸に沿って機体横方向にスライド可能に構成すると
ともに、前記左右一対の刈取部支持台に亘って前記刈取
前処理装置の主フレームを下からスライド可能に受け止
め支持する揺動フレームを設け、この揺動フレームと機
体フレームとに亘って伸縮駆動機構を架設して、該伸縮
駆動機構により前記刈取前処理装置を昇降駆動可能に構
成してある刈取収穫機の刈取前処理装置支持構造におい
て、前記左右一対の刈取部支持台を板金製のプレートか
ら構成するとともに、該プレートの外周縁を機体横方向
に折曲して立体形状に構成し、さらに、前記左右一対の
刈取部支持台の背面を脱穀装置の唐箕ケースに沿った彎
曲形状に形成してある。 〔作用〕この構成によると、軽量化を図るために、板金
によって構成された刈取部支持台が、外周縁が機体横方
向に折曲された立体構造となっているため、支持台背面
の折曲部が、刈取部支持台を前方に回動させようにする
回動モーメントに対して強力に対向することとなり、別
途、補強部材などを用いることなく支持台の支持強度が
高められる。また、従来、刈取部支持台の背面は垂直に
形成されていたのであるが、本発明では、支持台の背面
を、脱穀装置の唐箕ケースの外周面に沿ったアーチ型に
形成してあることによって、機体フレームに対する前後
方向の取付け面積を確保し乍ら脱穀装置の下部に刈取部
支持台をコンパクトに配置し得る。 〔効果〕請求項1に係る発明によると、刈取部支持台が
板金製により軽量化が図れ、しかも、外周縁の折曲によ
り軽量であり乍ら支持強度が高く、さらに、鋳造成型に
比して安価なプレス成型により製作することができる。
さらにまた、支持台背面のアーチ型形状により、脱穀装
置の下部に刈取部支持台をコンパクトに配置することが
でき、機体前後長さをコンパクトに構成し得る。
【0005】請求項2に記載の本発明は、前記左右一対
の刈取部支持台の背面を、夫々、機体横方向に対して同
一方向に向けて折曲してある。 〔作用〕この構成によると、請求項1に係る発明と同様
に作用するとともに、左右一対の刈取部支持台の背面を
同方向に向けて折曲してあるから、左右一対の刈取部支
持台として左右同一のものが使用できる。 〔効果〕請求項2に係る発明によると、請求項1に係る
発明の上記効果をもたらすとともに、部品の兼用化によ
りコストの低廉化を図ることができる。
【0006】請求項3に記載の本発明は、前記刈取収穫
機が、下部に、機体前後方向に沿った左右一対の前後フ
レームを機体横方向に沿ったアーチ型の横フレームで連
結してなるトラックフレームを備え、上部に、機体前後
方向に沿った左右一対の前後フレームと機体横方向に沿
った複数の横フレームとによって枠組み構成された機体
フレームを備えた構造であって、前記左右一対の刈取部
支持台を、前記機体フレームの前部に、前後に近接する
状態で設けられた前後一対の横フレームに亘って取り付
けるに、前記機体フレームの前後一対の横フレームを左
右一対の機体前後フレームの上面に取付けて、この前後
一対の横フレームに亘って前記左右一対の刈取部支持台
を取付けてある。 〔作用〕この構成によると、左右一対の刈取部支持台を
架設した機体横フレームを機体前後フレームと同レベル
に設ける場合に比して、左右一対の刈取部支持台の対地
高さが高くなり、トラックフレームのアーチ型フレーム
と刈取部支持台の上下相対間隔が広がってクローラによ
って連れ回りされる泥が刈取部支持台の側面とトラック
フレームのアーチ型フレームとの上部に溜まることがな
く泥掃けが良くなる。 〔効果〕請求項3に係る発明によると、請求項1に係る
発明の上記効果をもたらすとともに、刈取収穫機が、下
部に、機体前後方向に沿った左右一対の前後フレームを
機体横方向に沿ったアーチ型の横フレームで連結してな
るトラックフレームを備え、上部に、機体前後方向に沿
った左右一対の前後フレームと機体横方向に沿った複数
の横フレームとによって枠組み構成された機体フレーム
を備えた構造であり乍ら、前記刈取部支持台取付用の前
後一対の横フレームを左右一対の機体前後フレームの上
面に取付けることよって対地高さが高くなり、クローラ
の泥掃けが阻害されることとがない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は2条刈りの自脱型コンバイ
ンの側面を示し、左右一対のクローラ走行装置1を備え
た機体フレーム2の前部に、横軸支点Pを中心にして油
圧シリンダ3で上下に駆動揺動可能に、刈取前処理装置
である刈取部4が連結されるとともに、機体2には脱穀
装置5、操縦部6、穀粒ホッパー7等が搭載されてい
る。
【0008】刈取部4には、横軸支点Pを中心に上下揺
動可能に支持された刈取部主フレーム9、並列配備され
た左右一対の引起し装置10a,10a、引起こされた
穀稈の株元を刈取るバリカン型の刈取装置11、刈取り
穀稈を刈り幅中間に掻込み合流する左右一対のパッカー
12a,12a、各パッカー上部から斜め前方に片持ち
状に延出された左右一対の補助搬送装置13,13、刈
取り穀稈を後方上方に搬送して横倒し姿勢で脱穀装置5
のフィードチェーン14に受け渡す縦搬送装置15等が
備えられている。
【0009】縦搬送装置15は、穀稈株元側に作用する
株元挟持搬送機構15aと穀稈穂先側に作用する穂先係
止搬送機構15bから成り、この縦搬送装置15が横軸
支点Pを中心にして上下に揺動されることで扱き深さ調
節を行うことができるよう構成されている。
【0010】図2,図3に示すように、機体フレーム2
の前部に立設した左右一対の刈取部支持台18,18に
は、刈取部の揺動支点となる横軸支点Pと同芯状に原動
軸19がブラケット20,20を介して横架され、この
原動軸19にミッションケースからの動力が伝達されて
いる。そして、引起し装置やバリカン型刈取装置を装着
した刈取部主フレーム9の基端ボス部9aが原動軸19
に沿って横スライド可能に支持されるとともに、この基
端ボス部9aには、原動軸19にトルク伝達可能かつ横
スライド自在に外嵌したベベルギヤ21、及びこのベベ
ルギヤ21に咬合するベベルギヤ22が基端ボス部9a
と共に横移動可能に装着されている。又、基端ボス部9
aからは引起し装置10aへの前後向き伝動軸23を挿
通支持したパイプフレーム24が前方に向けて延出され
ている。また、縦搬送装置15における株元挟持搬送機
構15aと穂先係止搬送機構15bとの共通する駆動軸
25が、原動軸19の左端部に横軸心Pを中心に回動可
能に装着した回動ケース26に備えられており、穀稈長
さ検出センサに検出結果に基づいて縦搬送装置15を図
示しない電動式の駆動機構で上下揺動することで、稈長
に関わらず扱深さ量を一定に維持する扱深さ制御が実行
されるようになっている。
【0011】次に、刈取部4の支持構造について説明す
る。図4,図5に示すように、左右向きの軸心Q周りで
上下揺動自在に左右一対の刈取部支持台18,18に枢
支される揺動フレーム30と、この揺動フレーム30を
駆動揺動させる油圧シリンダ3とで、刈取部4を駆動昇
降する昇降機構Aが構成されている。揺動フレーム30
は、主フレーム9に下方から接当する左右に長い押圧作
用部30aと左右のアーム部30b,30bとが一体に
構成された門型パイプ30cと、支点パイプ30dとか
ら構成されており、前記門型パイプ30cは支点パイプ
30dに対して左側にオフセットされた状態で取付けら
れており、この門型パイプ30cの左右範囲内で刈取部
4の主フレーム9が横移動可能に構成されており、押圧
作用部30aの下面には、摺接補強部材31が取付けら
れている。
【0012】前記油圧シリンダ3のピストンロッド3a
先端部は、押圧作用部30aに固着されたコ字形状の取
付ブラケット32に枢支されるとともに、この取付ブラ
ケット32の下面に螺着されるストッパーディスク3
3、及びこのストッパーディスク33に接当可能な接当
部材34を油圧シリンダ3の本体3bに固定してある。
つまり、接当部材34とストッパーディスク33との接
当によって油圧シリンダ3の短縮限界、すなわち刈取部
4の下降限界が決まるものである。
【0013】そして、主フレーム9に係合されてこれと
一体で左右移動する横送り部材35と、これに螺合する
状態で左右のアーム部30b,30bに架設配備される
ネジ軸36と、このネジ軸36を駆動回動するギヤード
モータ37を備えることにより、主フレーム9を、すな
わち刈取部4を強制横スライドさせる横送り機構Cを構
成してある。ネジ軸36の左側を軸支するアーム部30
bのブラケット30eに、ギヤードモータ37を取付け
てあるとともに、横送り部材35の回り止めを行うバー
部材38を左右のアーム部30b,30bに固着してあ
り、そのバー部材38が、揺動フレーム30の強度・剛
性向上に寄与する補強部材にもなっている。
【0014】前記主フレーム9の荷重は必ず押圧作用部
30aに作用させて、ネジ軸36には荷重が作用しない
ようにする都合上、正面視で略U字形状の横送り部材3
5の底部35aと、主フレーム9下面とには、これら両
者が最も接近する状態においても上下に隙間ができる状
態に設定してある。バー部材38によって横送り部材3
5を回り止めしてあるので、ネジ軸36を正回転と逆回
転との反転駆動時に、横送り部材35前後の底端部35
f,35fと主フレーム9下面とが接当することがな
く、従ってその衝突音も発生しないようになっている。
主フレーム9は、揺動フレーム30に受け止め載置され
ているので、揺動フレーム30の上下揺動に追従して上
下動するとともに、地上の隆起物に乗り上がる場合には
揺動フレーム30に対して刈取部4のみが離反して上昇
できるようになっている。
【0015】次に、刈取部支持台18,18の取付け構
造に付いて詳述する。図6,図7に示すように、前記左
右一対の刈取部支持台18,18は、機体フレーム2の
左前部に取付けられている。前記機体フレーム2は、機
体前後方向に沿った左右一対の前後フレーム2a,2a
と機体横方向に沿った複数の横フレーム2b・・並びに
外フレーム2c,2cを介して格子状に枠組構成されて
おり、さらに、右前部に操縦部搭載フレーム2dが機体
前方に突出する状態で設けられている。前記機体フレー
ム2の横フレーム2b・・は、前後フレーム2a,2a
の上面に取付けられており、前記操縦部搭載フレーム2
dは、右外フレーム2cの上面に取付けられている。前
記機体フレーム2の左右一対の前後フレーム2a,2a
は、下部の平面視矩形のトラックフレーム40の前後一
対の横フレーム40b,40bに亘って架設されてい
る。
【0016】前記トラックフレーム40は、機体前後方
向に沿った左右一対の前後フレーム40a,40aと、
機体横方向に沿った正面視アーチ型の前後一対の横フレ
ーム40b,40bとによって構成されており、このト
ラックフレーム40の横幅内に前記機体フレーム2の左
右一対の前後フレーム2a,2aが配置されている。
【0017】前記左右一対の刈取部支持台18,18
は、前記機体フレーム2における左前部に、つまり、機
体の左右中心に対して左側にオフセットされた状態で、
前後に近接する状態で配設された前後一対の横フレーム
2b1 ,2b1 に亘って架設されており、しかも、機体
フレーム2の左側の前後フレーム2aを基準にして左右
略等距離の位置に配置されている。
【0018】前記左右一対の刈取部支持台18,18
は、板金製で、且つ、プレスによって成型されており、
図2に示すように、側面視略矩形で、背面が脱穀装置5
における唐箕ケース5aの外周面に沿った彎曲形状に形
成されており、下に行くほど幅広に形成され、さらに、
図4に示すように、外周縁18aが機体横方向に沿って
屈曲されて立体形状になっている。前記左右一対の刈取
部支持台18,18は、その外周縁18aの機体横方向
への折曲方向が同方向で、左右同一形状のものが使用さ
れ、同一部品による部品に兼用化によってコストの低廉
化を図ってある。
【0019】図2、図6に示すように、前記左右一対の
刈取部支持台18,18を装着した前後一対の横フレー
ム2b1 ,2b1 に、該横フレーム2b1 ,2b1 同士
に亘って前記油圧シリンダ3の固定端を支持するシリン
ダ取付けステー41が設けられている。前記シリンダ取
付けステー41は、揺動フレーム30の押圧作用部30
aを横移動する主フレーム9の横移動範囲の中間部に位
置する状態で、且つ、機体フレーム2の左側の前後フレ
ーム部分2aと前記左側の刈取部支持台18の間の略中
間位置に位置する状態で設けられている。前記取付けス
テー41は、板金製で、且つ、プレースによって成型さ
れており、油圧シリンダ3に対する連結孔41aが、側
面視において、機体フレーム2における横フレーム部分
2bより上方で、且つ、刈取部支持台18における背面
の彎曲部存在箇所に設けられている。
【0020】図8に示すように、前記刈取部4の主フレ
ーム9は、刈取部9の横向きフレーム42に対して左側
にオフセットされた状態で取付けられており、刈取部の
左前部が他物に衝突した場合、横向きフレーム42に作
用する曲げモーメンが小さくなるように構成してある。
前記横向きフレーム42から前方に延出された三本の分
草フレーム43・・の内で中間分草フレーム43が前記
横向きフレーム42に対して左側にオフセットされた状
態で取付けられており、左側の引起し経路を狭く、右側
の引起し経路を広くしてある。
【0021】前記刈取部4は作業の形態によって以下の
ようにスライド調節される。 (回り刈り作業)機体の左側を未刈り地として刈取り作
業する通常の回り刈り時には、横送り機構Cを駆動し
て、図8(ロ)に示すように刈取部4を最大限左方にス
ライド変位させ、刈取り幅の左端が左側のクローラ走行
装置1よりも未刈り地に突出する状態にする。このよう
にすることで、最も機体に近い未刈り穀稈を左側のクロ
ーラ走行装置1から離すことができ、湿田作業において
左側のクローラ走行装置1の沈下によって盛り上がった
土が未刈り穀稈の株元を押したり、機体側に倒れ込んだ
未刈り穀稈が左側のクローラ走行装置1に接触したり踏
み倒されたりするのを未然に回避することができる。
【0022】(中割り作業)圃場の中間を突っきって刈
取り走行する中割り作業時には、横送り機構Cを駆動し
て、図8(イ)に示すように刈取部4を最大限右方にス
ライド変位させ、刈取り幅が左右クローラ走行装置1の
踏み幅内に収まる状態にする。このようにすることで、
一対の引起し装置10a,10aで3条の穀稈を刈取
り、左右(特に右側)クローラ走行装置1による踏み倒
しなく全面刈りを行うことが可能となる。
【0023】上記構造によれば、油圧シリンダ3の基端
部が機体フレーム2に連結され、揺動フレーム30の基
端部が刈取部支持台18に連結されていることから、主
フレーム9と揺動フレーム30との連結点に作用する刈
取前処理装置の荷重が、油圧シリンダ3に対して圧縮力
として作用し、揺動フレーム30に対して引っ張り力と
して作用し、前記主フレーム9と揺動フレーム30との
連結点を支点にして、揺動フレーム30の引っ張り力に
よって、刈取部支持台18が機体前方に回動されようと
する回動モーメントを受けることとなるが、斯る場合、
軽量化を図るために、板金によって構成された刈取部支
持台18が、外周縁18aが機体横方向に折曲された立
体構造となっているため、支持台18背面の折曲部が、
刈取部支持台18を前方に回動させようにする回動モー
メントに対して強力に対向することとなる。また、支持
台18の背面を、脱穀装置5の唐箕ケース5aの外周面
に沿ったアーチ型に形成してあるから、機体フレーム2
に対する前後方向の取付け面積を確保し乍ら脱穀装置5
の下部に刈取部支持台18をコンパクトに配置し得る。
【0024】〔別実施の形態〕上記実施の形態において
は、一側開放の刈取部支持台18を例示したが、一側部
も閉塞した内部空洞の箱型刈取部支持台であっても良
い。
【0025】又、主フレーム9が横送り部材35に対し
て上方に抜け出ることがないように、図9に示すよう
に、主フレーム9と揺動フレーム30とに亘って左右一
対のバネ44,44を張設してある。前記左右一対のバ
ネ44,44は、揺動フレーム30の押圧作用部30a
にスライド自在に外嵌したスリーブ45と主フレーム9
の左右側面に設けたブラケット9b,9bとに亘って張
設してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】刈取部の基部を示す側面図
【図3】刈取部への伝動系の基部を示す断面図
【図4】刈取部の横スライド部構造を示す正面図
【図5】刈取部の横スライド部構造を示す側面図
【図6】機体フレームの平面図
【図7】機体フレームの正面図
【図8】刈取部の横スライド状況を示す平面図
【図9】別実施形態の縦断正面図
【符号の説明】
2 機体フレーム 2a 機体前後フレーム 2b 機体横フレーム 2b1 前後一対の横フレーム 4 刈取前処理装置 5 脱穀装置 5a 唐箕ケース 9 前処理装置主フレーム 18 刈取部支持台 19 支軸 30 揺動フレーム 40 トラックフレーム 40a 前部フレーム 40b アーチ型横フレーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームに、左右一対の刈取部支持
    台を設け、この左右一対の刈取部支持台に亘って支軸を
    架設し、この支軸に、刈取前処理装置の主フレームを外
    嵌装着して、前記刈取前処理装置を支軸周りに上下揺動
    可能並びに支軸に沿って機体横方向にスライド可能に構
    成するとともに、前記左右一対の刈取部支持台に亘って
    前記刈取前処理装置の主フレームを下からスライド可能
    に受け止め支持する揺動フレームを設け、この揺動フレ
    ームと機体フレームとに亘って伸縮駆動機構を架設し
    て、該伸縮駆動機構により前記刈取前処理装置を昇降駆
    動可能に構成してある刈取収穫機の刈取前処理装置支持
    構造において、前記左右一対の刈取部支持台を板金製の
    プレートから構成するとともに、該プレートの外周縁を
    機体横方向に折曲して立体形状に構成し、さらに、前記
    左右一対の刈取部支持台の背面を脱穀装置の唐箕ケース
    に沿った彎曲形状に形成してある刈取収穫機の刈取前処
    理装置支持構造。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の刈取部支持台の背面を、
    夫々、機体横方向に対して同一方向に向けて折曲してあ
    る請求項1に記載の刈取収穫機の刈取前処理装置支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記刈取収穫機が、下部に、機体前後方
    向に沿った左右一対の前後フレームを機体横方向に沿っ
    たアーチ型の横フレームで連結してなるトラックフレー
    ムを備え、上部に、機体前後方向に沿った左右一対の前
    後フレームと機体横方向に沿った複数の横フレームとに
    よって枠組み構成された機体フレームを備えた構造であ
    って、前記左右一対の刈取部支持台を、前記機体フレー
    ムの前部に、前後に近接する状態で設けられた前後一対
    の横フレームに亘って取り付けるに、前記機体フレーム
    の前後一対の横フレームを左右一対の機体前後フレーム
    の上面に取付けて、この前後一対の横フレームに亘って
    前記左右一対の刈取部支持台を取付けてある請求項1又
    は2に記載の刈取収穫機の刈取前処理装置支持構造。
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