JP2721062B2 - コンバインの刈取部スライド構造 - Google Patents

コンバインの刈取部スライド構造

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JP2721062B2 JP3317606A JP31760691A JP2721062B2 JP 2721062 B2 JP2721062 B2 JP 2721062B2 JP 3317606 A JP3317606 A JP 3317606A JP 31760691 A JP31760691 A JP 31760691A JP 2721062 B2 JP2721062 B2 JP 2721062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体の前部に、刈
取メインフレームを介して、横軸芯周りで昇降揺動自在
に連結された茎稈引起し装置と刈取装置を、走行機体に
対して横方向に相対スライド移動自在に構成するととも
に、縦搬送装置を搬送終端部の軸芯周りで揺動移動自在
に構成してあるコンバインの刈取部スライド構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインの刈取部スライド構造に
おいて、従来では、例えば実開平2‐55529号公報
に示されるように、前記刈取メインフレームの先端に形
成したスライド支持部に、引起し装置と刈取装置等を支
持する刈取フレームを横方向にスライド自在に係合さ
せ、これらの間に横送りネジ機構を介装して、刈取部を
横スライドさせるよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造は、いわゆる
回り刈り作業形態においては、茎稈引起し装置と刈取装
置を走行機体に対して極力未刈地側に寄せて、未刈り穀
稈に対してクローラ走行装置による泥押しを少なくし、
かつ、中割り作業形態においては、茎稈引起し装置と刈
取装置を走行機体の横方向中央側に位置させて、左右両
側においてクローラ走行装置による未刈り穀稈の押し倒
し等の弊害を少なくするよう考慮するとともに、脱穀フ
ィードチェーンに対する穀稈の受け渡しを円滑にするた
めに縦搬送装置の終端側を位置固定した状態で始端部を
揺動作動させるようにしたものである。ところが、上記
従来構造においては、刈取部の横スライド駆動機構が刈
取穀稈の搬送経路の下方側の低いレベルに位置する構成
であるから、刈取作業に伴って発生するワラ屑や雑草等
が前記スライド駆動機構に絡み付いたり、スライド摺動
部分に泥土が入り込んだりして円滑な作動が阻害される
おそれが高く、改善の余地があった。本発明は上記不具
合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、走
行機体の前部に、刈取メインフレームを介して、横軸芯
周りで昇降揺動自在に連結された茎稈引起し装置と刈取
装置を、走行機体に対して横方向に相対スライド移動自
在に構成するとともに、縦搬送装置を搬送終端部の軸芯
周りで揺動移動自在に構成してあるコンバインの刈取部
スライド構造であって、前記刈取メインフレームの昇降
揺動ボス部を、機体フレームに対して横方向にスライド
移動自在に支持するスライド支持機構を設け、前記刈取
メインフレームの荷重を支持する状態でその刈取メイン
フレームを横方向にスライド自在に支持する受止め支持
部材と、この受止め支持部材を昇降自在に支持する昇降
機構とを機体フレーム側に設け、前記刈取メインフレー
ムに作用してこの刈取メインフレームを機体フレームに
対して横方向に駆動移動する横送り機構を設けてある点
にある。
【0005】
【作用】刈取部における刈高さの変更調節や路上走行時
において大きく刈取部を上昇させるために高い位置に設
けられる刈取メインフレームの揺動枢支部分に、スライ
ド支持機構を設けるので、刈取穀稈の搬送中に発生する
ワラ屑や株元付近に存在する雑草等が絡まったりするこ
とがない。しかも、昇降機構により昇降自在に支持され
る受止め支持部材に刈取メインフレームを横方向にスラ
イド自在に支持させてあるから、刈取メインフレーム、
つまり、刈取部の横スライドを行わせながらも、昇降機
構の昇降作動により刈取部を昇降できる。その上、昇降
機構を機体フレーム側に設けてあるから、例えば、昇降
機構をスライド操作される刈取メインフレーム側に設け
る場合に比較して、機体フレーム側に設ける昇降機構に
対する操作装置と昇降機構との連係機構を構造簡単なも
のにできる。更に、刈取メインフレームを横スライドさ
せるに、その刈取メインフレームに作用して刈取メイン
フレームを機体フレームに対して横スライドさせる横送
り機構を設けてあるから、例えば、横送り機構に連動機
構を介して刈取メインフレームを連係させることにより
刈取メインフレームを横移動させる場合に比較して、横
送りのための構造が簡素なもので済むことはもちろん、
横スライド時に連動機構のガタツキなどに起因したこじ
れが発生しない。
【0006】
【発明の効果】従って、刈取部を横スライドさせながら
も、刈取部を昇降でき、しかも、刈取部の横スライド作
動が上記したような外物により阻害されるおそれが少な
くなることと、こじれなく刈取メインフレームを横スラ
イドさせることができることとの相乗により、長期に亘
り円滑な刈取部の横スライド性能を維持でき、その上、
構造簡単に実施できるようになった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に2条刈りコンバインの前部を示している。このコンバ
インは、クローラ走行装置1を装備した走行機体の前部
に、刈取前処理部2を横軸芯X周りで昇降揺動自在に連
結するとともに、走行機体には脱穀装置3を搭載し、刈
取前処理部2の横一側に搭乗運転部4を配設して構成し
てある。
【0008】前記刈取前処理部2は、倒伏した植立穀稈
を立姿勢に引起しする左右一対の引起し装置5、引起し
された穀稈の株元を切断するバリカン型刈取装置6、刈
取穀稈を刈幅方向中央後方に向けて掻込み搬送する左右
一対の掻込みパッカー7、立姿勢の刈取穀稈を、株元側
を挟持し、かつ、穂先側を係止しながら徐々に横倒れ姿
勢に姿勢変更させながら後方に搬送して脱穀フィードチ
ェーン8に受け渡す縦搬送装置9等を備えて構成され、
昇降機構の一例である昇降駆動用の油圧シリンダ10に
より前記横軸芯X周りで揺動駆動自在に機体フレーム1
1に支持される刈取メインフレーム12により支持する
よう構成してある。
【0009】図3,図4に示すように、前記横軸芯Xと
同一軸芯状態で断面形状が六角形状の横向き伝動軸13
を配設し、この横向き伝動軸13を左右ブラケット14
により回動自在に機体フレーム11に支持してある。そ
して、この横向き伝動軸13に対して刈取メインフレー
ム12の昇降揺動ボス部12aを、ブッシュ15を介し
て、相対回動自在並びに横向き伝動軸13の軸芯方向に
沿って相対スライド自在に外嵌装着してスライド支持機
構Aを構成してある。前記横向き伝動軸13の一方の軸
端に取付けた入力プーリ16を介して原動部側から動力
が伝えられ、この伝動軸13にトルク伝達自在並びに前
記昇降揺動ボス部12aと一体的にスライド自在に外嵌
したベベルギア17から前後向き伝動軸18を介して各
引起し装置5、刈取装置6、掻込みパッカー7に夫々動
力伝達され、横向き伝動軸13の他端側に相対回動自在
に外嵌装着したベベルギアケース19内のベベルギア機
構20を介して縦搬送装置9に動力伝達するよう伝動系
を構成してある。前記前後向き伝動軸18からベベルギ
ア機構21を介して縦向き伝動軸22及び右側引起し装
置5に伝達され、この縦向き伝動軸22の上部から左側
引起し装置5に伝達するよう構成するとともに、縦向き
伝動軸22の下方側途中部に一方の掻込みパッカー7を
皿バネ23を介して摩擦連動により回転駆動するよう構
成し、この掻込みパッカー7と他方の掻込みパッカー7
とを一体回転可能に咬合係合させてある。又、図8,図
9に示すように、前記縦向き伝動軸22の下端部にケー
ス24に内装して設けたギア式増速機構25を介してク
ランクアーム26を駆動し、クランクアーム26により
縦向き伝動軸22に遊転自在な天秤アーム27を所定角
度で往復揺動駆動して刈取装置6を駆動するよう構成し
てある。
【0010】そして、各引起し装置5と刈取装置6と
を、機体に対して横方向に相対スライド移動自在に構成
するとともに、縦搬送装置9をその搬送終端側の縦軸芯
Y周りで揺動移動自在に構成してある。前記横向き伝動
軸13の近くに刈取メインフレーム12を機体フレーム
11に対して横移動駆動する横送り機構28を設けてあ
る。つまり、前記ベベルギアケース19と横向き伝動軸
13との間に相対回動自在並びに軸芯方向に位置固定状
態で介装した筒部材29から支持部材30を延設し、こ
の支持部材30によりネジ軸31を枢支するとともに、
このネジ軸31に支持部材30に取付け固定した減速機
構付き電動モータ32を連結してある。そして、ネジ軸
31に対して上下両側から挟み込み状態で係合するコマ
部材33を刈取メインフレーム12に固定して、電動モ
ータ32によりネジ軸31を回動することで、コマ部材
33を介して刈取メインフレーム12が横方向にスライ
ド移動するよう構成してある。又、図5,図6に示すよ
うに、昇降駆動用油圧シリンダ10は、その基端部を機
体フレーム11に横軸芯周りで揺動自在並びに横方向に
位置固定状態で枢支連結するとともに、他端側に横方向
に長尺の受止め支持部材34を取付け、刈取メインフレ
ーム12のシリンダ押圧作用箇所に横方向に長尺の載置
支持部材35を取付けて、前記受止め支持部材34と載
置支持部材35とを横方向に相対スライド摺動自在並び
に荷重受止め可能に係合させてある。前記受止め支持部
材34は一端側を前記支持部材30に連結して油圧シリ
ンダ10の下方への落下を阻止するようにしてあり、載
置支持部材35の下方側を屈曲させて受止め支持部材に
係合させて、圃場面への接当により刈取前処理部2が上
方に浮き上がるのを阻止するようにしてある。又、図2
に示すように、上記したような刈取部の横スライドに伴
って、縦搬送装置9はガイド杆36により前記ベベルギ
ア機構20の出力軸37の軸芯周りで揺動するよう構成
するとともに、図7に示すように、前後向き伝動軸18
のケース38に取付けた電動モータ式扱深さ調節機構3
9によりベベルギアケース19が相対回動して、前記横
向き伝動軸13の軸芯周りで上下揺動するよう構成して
ある。上記構成によって、電動モータ32の駆動によ
り、引起し装置5と刈取装置6は刈取メインフレーム1
2とともに横移動可能となり、その横移動にかかわらず
油圧シリンダ10による昇降駆動が可能となる。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部の側面図
【図2】横スライド状態を示す平面図
【図3】伝動系を示す平面図
【図4】スライド支持機構の切欠平面図
【図5】スライド支持機構の切欠側面図
【図6】油圧シリンダのスライド部の切欠平面図
【図7】扱深さ調節機構の側面図
【図8】刈取装置駆動機構の断面図
【図9】刈取装置駆動機構の平面図
【符号の説明】
5 茎稈引起し装置 6 刈取装置 9 縦搬送装置 11 機体フレーム 12 刈取メインフレーム 12a 昇降揺動ボス部 A スライド支持機構 34 受止め支持部材 28 横送り機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に、刈取メインフレーム
    (12)を介して、横軸芯(X)周りで昇降揺動自在に
    連結された茎稈引起し装置(5)と刈取装置(6)を、
    走行機体に対して横方向に相対スライド移動自在に構成
    するとともに、縦搬送装置(9)を搬送終端部の軸芯周
    りで揺動移動自在に構成してあるコンバインの刈取部ス
    ライド構造であって、前記刈取メインフレーム(12)
    の昇降揺動ボス部(12a)を、機体フレーム(11)
    に対して横方向にスライド移動自在に支持するスライド
    支持機構(A)を設け、前記刈取メインフレーム(1
    2)の荷重を支持する状態でその刈取メインフレーム
    (12)を横方向にスライド自在に支持する受止め支持
    部材(34)と、この受止め支持部材(34)を昇降自
    在に支持する昇降機構とを機体フレーム(11)側に設
    け、前記刈取メインフレーム(12)に作用してこの刈
    取メインフレーム(12)を機体フレーム(11)に対
    して横方向に駆動移動する横送り機構(28)を設けて
    あるコンバインの刈取部スライド構造。
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