JPS60155574A - 窒化珪素質焼結体 - Google Patents
窒化珪素質焼結体Info
- Publication number
- JPS60155574A JPS60155574A JP59007264A JP726484A JPS60155574A JP S60155574 A JPS60155574 A JP S60155574A JP 59007264 A JP59007264 A JP 59007264A JP 726484 A JP726484 A JP 726484A JP S60155574 A JPS60155574 A JP S60155574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon nitride
- weight
- oxide
- sintered body
- sintering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、窒化珪素(S 13N4)を主成分とする
窒化珪素質焼結体に関し、耐熱性、耐熱衝撃性、耐食性
、耐摩耗性等にすぐれた特性を有していて、軸受、メカ
ニカルシール、高温用ベアリング、ノズル、ガスタービ
ン部品等の素材とじて好適に使用される窒化珪素質焼結
体に関するものである。
窒化珪素質焼結体に関し、耐熱性、耐熱衝撃性、耐食性
、耐摩耗性等にすぐれた特性を有していて、軸受、メカ
ニカルシール、高温用ベアリング、ノズル、ガスタービ
ン部品等の素材とじて好適に使用される窒化珪素質焼結
体に関するものである。
(従来技術)
窒化珪素はこれ単独では焼結が困難であるため、通常の
場合、酸化マグネシウム(MgO)、酸化アルミニウム
(A文203)、酸化イツトリウム(Y203 ) 、
酸化セリウム(Ce02)等の各種焼結助剤を添加して
焼結を行っている。
場合、酸化マグネシウム(MgO)、酸化アルミニウム
(A文203)、酸化イツトリウム(Y203 ) 、
酸化セリウム(Ce02)等の各種焼結助剤を添加して
焼結を行っている。
これらの各種焼結助剤の中でもCeO2は窒化珪素の縁
布化に有効であり、常圧焼結であっても容易に緻密化す
る。そこで、本発明者らはCeC)2を焼結助剤とした
常圧焼結窒化珪素の高強度焼結体を得るために鋭意研究
を進めたところ、CeO2のみの添加では常圧焼結窒化
珪素質焼結体の強度を十分に高めることは難しいことを
見出した。
布化に有効であり、常圧焼結であっても容易に緻密化す
る。そこで、本発明者らはCeC)2を焼結助剤とした
常圧焼結窒化珪素の高強度焼結体を得るために鋭意研究
を進めたところ、CeO2のみの添加では常圧焼結窒化
珪素質焼結体の強度を十分に高めることは難しいことを
見出した。
ところで、十分に強度の大きい窒化珪素質焼結体の組織
は、柱状のβ型窒化珪素からなる緻密な組織であるとさ
れているが、CeO2を単独で焼結助剤として用いたと
きには、前記柱状のβ型窒化珪素の発達が不十分であり
、そのために強度を高めることが難しいと考えられた。
は、柱状のβ型窒化珪素からなる緻密な組織であるとさ
れているが、CeO2を単独で焼結助剤として用いたと
きには、前記柱状のβ型窒化珪素の発達が不十分であり
、そのために強度を高めることが難しいと考えられた。
一方、窒化珪素粉末の焼結助剤として酸化イツトリウム
および酸化セリウムを用い、両金属酸化物の割合を酸化
イ・ントリウム30ないし70モル%、残部酸化セリウ
ムとしてこの混合粉末を成形・焼結した窒化珪素質焼結
体の発明もある(特公昭56−27471号)が、この
場合、焼結温度を窒化珪素の分解温度(1878°C)
に近い1830〜1850℃の高い温度にしなければ高
強度を得にくいという問題点があった。
および酸化セリウムを用い、両金属酸化物の割合を酸化
イ・ントリウム30ないし70モル%、残部酸化セリウ
ムとしてこの混合粉末を成形・焼結した窒化珪素質焼結
体の発明もある(特公昭56−27471号)が、この
場合、焼結温度を窒化珪素の分解温度(1878°C)
に近い1830〜1850℃の高い温度にしなければ高
強度を得にくいという問題点があった。
(発明の目的)
そこで、本発明者らは、常圧焼結窒化珪素の高強度焼結
体を得ることを目的として、5i3N4−Ce02系の
焼結について各種第三添加物の影響を詳細に検討したと
ころ、少量のY2O3またはCaOの添加により、焼結
過程における柱状のβ型窒化珪素の発達が促進され、1
800°C以下の比較的低い焼結温度であっても高強度
の焼結体が得られることを新規に見出してこの発明を完
成するに至った。
体を得ることを目的として、5i3N4−Ce02系の
焼結について各種第三添加物の影響を詳細に検討したと
ころ、少量のY2O3またはCaOの添加により、焼結
過程における柱状のβ型窒化珪素の発達が促進され、1
800°C以下の比較的低い焼結温度であっても高強度
の焼結体が得られることを新規に見出してこの発明を完
成するに至った。
(発明の構成)
すなわち、この発明による高強度窒化珪素質焼結体は、
窒化珪素70〜90重量%、残部が酸化物セリウムを一
例とするセリウム酸化物と、醇化カルシウムを一例とす
るカルシウム酸化物および酸化イツトリウムを一例とす
るイツトリウム酸化物のうちから選択した少なくとも1
種の酸化物とからなり、カルシウム酸化物2を選択した
場合にカルシウム酸化物がセリウム酸化物の1〜lO重
量%であり、イツトリウム酸化物をν択した場合にイツ
トリウム酸化物がセリウム酸化物の5〜25重量%であ
り、あるいは両酸化物を適量混合させた混合粉末を成形
・焼結してなることを特徴としている。
窒化珪素70〜90重量%、残部が酸化物セリウムを一
例とするセリウム酸化物と、醇化カルシウムを一例とす
るカルシウム酸化物および酸化イツトリウムを一例とす
るイツトリウム酸化物のうちから選択した少なくとも1
種の酸化物とからなり、カルシウム酸化物2を選択した
場合にカルシウム酸化物がセリウム酸化物の1〜lO重
量%であり、イツトリウム酸化物をν択した場合にイツ
トリウム酸化物がセリウム酸化物の5〜25重量%であ
り、あるいは両酸化物を適量混合させた混合粉末を成形
・焼結してなることを特徴としている。
この発明による窒化珪素質焼結体は、上記のように、窒
化珪素と、セリウム酸化物と、カルシウム酸化物、イツ
トリウム酸化物またはカルシウム酸化物とイツトリウム
酸化物との混合粉末を成形・焼結してなるものであるが
、これら原料のうち、窒化珪素としてはα型を主体とす
る窒化珪素が好ましい。このα型の窒化珪素は焼結過程
においてβ型窒化珪素に転移し、同時に柱状の窒化珪素
となる。したがって、α型窒化珪素を主体とした窒化珪
素粉末を用いて焼結させると柱状の窒化珪素を成長させ
ることとなり、高強度の焼結体が得られるものと4′1
1:察される。このとき、窒化珪素粉末中に含まれるα
型窒化珪素の含有量は多い方がより好ましいが、例えば
70%以上、さらに好ましくは80%以上含まれるのが
よい。
化珪素と、セリウム酸化物と、カルシウム酸化物、イツ
トリウム酸化物またはカルシウム酸化物とイツトリウム
酸化物との混合粉末を成形・焼結してなるものであるが
、これら原料のうち、窒化珪素としてはα型を主体とす
る窒化珪素が好ましい。このα型の窒化珪素は焼結過程
においてβ型窒化珪素に転移し、同時に柱状の窒化珪素
となる。したがって、α型窒化珪素を主体とした窒化珪
素粉末を用いて焼結させると柱状の窒化珪素を成長させ
ることとなり、高強度の焼結体が得られるものと4′1
1:察される。このとき、窒化珪素粉末中に含まれるα
型窒化珪素の含有量は多い方がより好ましいが、例えば
70%以上、さらに好ましくは80%以上含まれるのが
よい。
また、窒化珪素の含有量について、その下限を70重量
%、上限を90重量%とじた理由は、70重量%未満の
含有量では焼結体中に含有される窒化珪素の量が少ない
ため、窒化珪素の木来有する特性を十分に発揮すること
ができないためであり、90重量%を超えると焼結助剤
の量が少なすぎるので焼結による緻密化が実質的に困難
となるためである。
%、上限を90重量%とじた理由は、70重量%未満の
含有量では焼結体中に含有される窒化珪素の量が少ない
ため、窒化珪素の木来有する特性を十分に発揮すること
ができないためであり、90重量%を超えると焼結助剤
の量が少なすぎるので焼結による緻密化が実質的に困難
となるためである。
さらに、窒化珪素粉末の粒度については、焼結、(」ぐ
n)詔喬鎮ヒル ルI臣ソt 1 イ栖ゑJ? 14:
rrs 蹄鍔V優−宜広 1 J−−−(には、平均
粒径が1ミクロン以下の粉末を用いることがより好まし
い。
n)詔喬鎮ヒル ルI臣ソt 1 イ栖ゑJ? 14:
rrs 蹄鍔V優−宜広 1 J−−−(には、平均
粒径が1ミクロン以下の粉末を用いることがより好まし
い。
さらにまた、セリウム酸化物と、カルシウム酸化物また
はイツトリウム酸化物とからなる酸化物系焼結助剤につ
いても、窒化珪素粉末と均一に混合させるためには微細
な粉末であることがより好ましい。
はイツトリウム酸化物とからなる酸化物系焼結助剤につ
いても、窒化珪素粉末と均一に混合させるためには微細
な粉末であることがより好ましい。
これらのうち、セリウム酸化物については、2酷化セリ
ウム(Ce02)、3酸化セリウム(Ce03)のいず
れでも差支えなく、また、加熱により酸化物へ転換し得
る炭酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の形態
で用いても差支えない。
ウム(Ce02)、3酸化セリウム(Ce03)のいず
れでも差支えなく、また、加熱により酸化物へ転換し得
る炭酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の形態
で用いても差支えない。
また、カルシウム酸化物についても、酸化カルシウム(
Cab)はもちろん、加熱により酸化物へ転換し得る炭
酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の形態で用
いても差支えない。
Cab)はもちろん、加熱により酸化物へ転換し得る炭
酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の形態で用
いても差支えない。
さらに、イツトリウム酸化物についても、酸化イツトリ
ウム(Y2O3)はもちろん、加熱により酸化物へ転換
し得る炭酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の
形態で用いても差支えない。
ウム(Y2O3)はもちろん、加熱により酸化物へ転換
し得る炭酸塩、修酸塩、水酸化物、酢酸塩、硝酸塩等の
形態で用いても差支えない。
そして、セリウム酸化物と、カルシウム酸化物またはイ
ツトリウム酸化物の配合比については、カルシウム酸化
物がセリウム酸化物の1〜10重量%、またはイツトリ
ウム酸化物がセリウム酸化物の5〜25重量%とするの
がよい。ここで、カルシウム酸化物がセリウム酸化物の
1−10重量%とじた理由は、カルシウム酸化物が1重
量%未満であると、焼結体の組織において柱状のβ型窒
化珪素粒子の発達が十分に促進されなくなるためであり
、10重量%を超えるとセリウム酸化物の有する窒化珪
素の焼結促進効果を阻害し、十分に縁布化を達成するこ
とが難しくなるためである。
ツトリウム酸化物の配合比については、カルシウム酸化
物がセリウム酸化物の1〜10重量%、またはイツトリ
ウム酸化物がセリウム酸化物の5〜25重量%とするの
がよい。ここで、カルシウム酸化物がセリウム酸化物の
1−10重量%とじた理由は、カルシウム酸化物が1重
量%未満であると、焼結体の組織において柱状のβ型窒
化珪素粒子の発達が十分に促進されなくなるためであり
、10重量%を超えるとセリウム酸化物の有する窒化珪
素の焼結促進効果を阻害し、十分に縁布化を達成するこ
とが難しくなるためである。
他方、イツトリウム醇化物がセリウム酸化物の5〜25
重量%とじた理由は、イツトリウム酸化物が5重量%未
満であると、焼結体の組織において柱状のβ型窒化珪素
粒子の発達が十分に促進されなくなるためであり、25
重量%を超えるとセリウム酸化物の有する窒化珪素の焼
結促進効果を阻害し、十分に緻密化を達成することが炸
しくなるためである。
重量%とじた理由は、イツトリウム酸化物が5重量%未
満であると、焼結体の組織において柱状のβ型窒化珪素
粒子の発達が十分に促進されなくなるためであり、25
重量%を超えるとセリウム酸化物の有する窒化珪素の焼
結促進効果を阻害し、十分に緻密化を達成することが炸
しくなるためである。
これらの窒化珪素混合粉末の成形手段については、特に
限定はされないが、例えば金型プレス成形、ラバープレ
ス成形、押出成形、泥漿Pi込成形、射出成形、圧縮成
形等々の種々の成形手段の中から適宜製造しようとする
品物の形状等に合せて選択することができる。
限定はされないが、例えば金型プレス成形、ラバープレ
ス成形、押出成形、泥漿Pi込成形、射出成形、圧縮成
形等々の種々の成形手段の中から適宜製造しようとする
品物の形状等に合せて選択することができる。
また、成形後の焼結については、非酸化性雰囲気中、よ
り好ましくは窒素ガス雰囲気中において1650〜18
00℃の温度で適宜時間焼結を行うのがよい。
り好ましくは窒素ガス雰囲気中において1650〜18
00℃の温度で適宜時間焼結を行うのがよい。
(実施例1)
α型を93%含む窒化珪素粉末80重量%、2酩化セリ
ウム19 、2m景%、酸化カルシウム0.8重量%か
らなる混合粉末を調整し、500kgf 70m2の圧
力で金型成形したのち、続いてラバープレスにより2
ton f/Cm2の圧力を加えて、6X12X50m
mの板状に成形した。次に、この成形体を窒素ガス雰囲
気中において1750°CにA温して1時間保つことに
より焼結を行った。次いで、得られた焼結体の表面を研
削加工し、スパン20mmの3点曲げ試験を行ったとこ
ろ、曲げ強度は6.5 kgf/mm2であった、また
、密度は3.44g/cm3であった。
ウム19 、2m景%、酸化カルシウム0.8重量%か
らなる混合粉末を調整し、500kgf 70m2の圧
力で金型成形したのち、続いてラバープレスにより2
ton f/Cm2の圧力を加えて、6X12X50m
mの板状に成形した。次に、この成形体を窒素ガス雰囲
気中において1750°CにA温して1時間保つことに
より焼結を行った。次いで、得られた焼結体の表面を研
削加工し、スパン20mmの3点曲げ試験を行ったとこ
ろ、曲げ強度は6.5 kgf/mm2であった、また
、密度は3.44g/cm3であった。
(実施例2)
α型を93%含む窒化珪素粉末75重量%、2酸化セリ
ウム24重量%、酸化カルシウム1.0重量%からなる
混合粉末を実施例1と同様にして成形1焼結を行い、次
いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は61kgf/mm2であった。また、密度は
3 、54 g/cm”であった。
ウム24重量%、酸化カルシウム1.0重量%からなる
混合粉末を実施例1と同様にして成形1焼結を行い、次
いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は61kgf/mm2であった。また、密度は
3 、54 g/cm”であった。
(実施例3)
α型を93%含む窒化珪素粉末82.5重量%、2酸化
セリウム16.8重量%、酸化カルシウム0.7重量%
からなる混合粉末を実施例1と同様にして成形・焼結を
行い、次いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行った
ところ、曲げ強度g/cm3であった。
セリウム16.8重量%、酸化カルシウム0.7重量%
からなる混合粉末を実施例1と同様にして成形・焼結を
行い、次いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行った
ところ、曲げ強度g/cm3であった。
(実施例4)
α型を93%含む窒化珪素粉末80重量%、28e化セ
リウム19ii%、酸化カルシウム1.0重量%からな
る4昆合粉末を実施例1と同様にして成形・焼結を行い
、次いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったとこ
ろ、曲げ強度は58kgf/mm2であった。また、密
度は3 、43 g/cm3であった。
リウム19ii%、酸化カルシウム1.0重量%からな
る4昆合粉末を実施例1と同様にして成形・焼結を行い
、次いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったとこ
ろ、曲げ強度は58kgf/mm2であった。また、密
度は3 、43 g/cm3であった。
(比較例)
α型を93%含む窒化珪素粉末80重量%、2酸化セリ
ウム20重量%からなる混合粉末を実施例1と同様にし
て成形・焼結を行い、次いで、得られた焼結体の3点曲
げ試験を行ったところ、曲げ強度は39 kgf/mm
2であった。また、密度は3 、48 g/cm”であ
った。
ウム20重量%からなる混合粉末を実施例1と同様にし
て成形・焼結を行い、次いで、得られた焼結体の3点曲
げ試験を行ったところ、曲げ強度は39 kgf/mm
2であった。また、密度は3 、48 g/cm”であ
った。
(評価例1)
上記実施例1〜4および比較例の結果をまとめると、第
1表のようになる。
1表のようになる。
第1表に示すように、この発明による窒化珪素質焼結体
は、酸化カルシウムを適量台まない比較の窒化珪素質焼
結体よりも高強度であることが明らかである。
は、酸化カルシウムを適量台まない比較の窒化珪素質焼
結体よりも高強度であることが明らかである。
(実施例5)
α型を93%含む窒化珪素粉末80重量%、2酸化セリ
ウム18重量%、酸化イツトリウム2重量%からなる混
合粉末を調整し、500kgf/Cl112の圧力で金
型成形したのち、続いてう/ヘープレスにより2 to
n f/cm2の圧力を加えて、6×12X50mmの
板状に成形した。次に、この成形体を窒素ガス雰囲気中
において1750°Cに昇温して1時間保つことにより
焼結を行った。次いで、得られた焼結体の表面を研削加
工し、スパン20mmの3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は72 kgf/mm2であった。また、密度
は3.42g7cm3であった。
ウム18重量%、酸化イツトリウム2重量%からなる混
合粉末を調整し、500kgf/Cl112の圧力で金
型成形したのち、続いてう/ヘープレスにより2 to
n f/cm2の圧力を加えて、6×12X50mmの
板状に成形した。次に、この成形体を窒素ガス雰囲気中
において1750°Cに昇温して1時間保つことにより
焼結を行った。次いで、得られた焼結体の表面を研削加
工し、スパン20mmの3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は72 kgf/mm2であった。また、密度
は3.42g7cm3であった。
(実施例6)
α型を93%含む窒化珪素粉末75重量%、2酸化セリ
ウム22重量%、酸化イツトリウム3重量%からなる混
合粉末を実施例5と同様にして成形・焼結を行い、次い
で、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、曲
げ強度は54kgf/mm2であった。また、密度は3
、58 g/am3であった。
ウム22重量%、酸化イツトリウム3重量%からなる混
合粉末を実施例5と同様にして成形・焼結を行い、次い
で、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、曲
げ強度は54kgf/mm2であった。また、密度は3
、58 g/am3であった。
(実施例7)
α型を93%含む窒化珪素粉末82重量%、2酸化セリ
ウム16重量%、酸化イツトリウム2重量%からなる混
合粉末を実施例5と同様にして成形φ焼結を行い、次い
で、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、曲
げ強度は60kgf/mm2であった。また、密度は3
、32 g/cm3テあった。
ウム16重量%、酸化イツトリウム2重量%からなる混
合粉末を実施例5と同様にして成形φ焼結を行い、次い
で、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、曲
げ強度は60kgf/mm2であった。また、密度は3
、32 g/cm3テあった。
(実施例8)
α型を93%含む窒化珪素粉末80重量%、2酸化セリ
ウム16重量%、酸化イツトリウム4重量%からなる4
昆合粉末を実施例5と同様にして成形φ焼結を行い、次
いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は66kgf/あった。
ウム16重量%、酸化イツトリウム4重量%からなる4
昆合粉末を実施例5と同様にして成形φ焼結を行い、次
いで、得られた焼結体の3点曲げ試験を行ったところ、
曲げ強度は66kgf/あった。
(評価例2)
上記実施例5〜8の結果を前記比較例の結果とともにま
とめると、第2表のようになる。
とめると、第2表のようになる。
第2表に示すように、この発明による窒化珪素質焼結体
は、酸化イツトリウムを適量台まない比較の窒化珪素質
焼結体よりも高強度であることが明らかである。
は、酸化イツトリウムを適量台まない比較の窒化珪素質
焼結体よりも高強度であることが明らかである。
(発明の効果)
以上説明してきたように、この発明による窒化珪素質焼
結体は、窒化珪素70〜90重量%、残部がセリウム酸
化物とカルシウム酸化物またはイツトリウム酸化物とか
らなり、かつカルシウム酸化物がセリウム酸化物の1−
io重量%および/またはイツトリウム酸化物がセリウ
ム酸化物の5〜25重量%である混合粉末を成形・焼結
してなるものであるから、1800℃以下の比較的低い
焼結温度のときでも、焼結過程における柱状のβ型窒化
珪素の発達が促進されるので、常圧焼結であっても高強
度の焼結体が得られ、常圧焼結が適用可能であるため複
雑形状部品の焼結体素材としても適しているという非常
に優れた効果を有している。
結体は、窒化珪素70〜90重量%、残部がセリウム酸
化物とカルシウム酸化物またはイツトリウム酸化物とか
らなり、かつカルシウム酸化物がセリウム酸化物の1−
io重量%および/またはイツトリウム酸化物がセリウ
ム酸化物の5〜25重量%である混合粉末を成形・焼結
してなるものであるから、1800℃以下の比較的低い
焼結温度のときでも、焼結過程における柱状のβ型窒化
珪素の発達が促進されるので、常圧焼結であっても高強
度の焼結体が得られ、常圧焼結が適用可能であるため複
雑形状部品の焼結体素材としても適しているという非常
に優れた効果を有している。
Claims (1)
- (1)窒化珪素70〜90重量%、残部がセリウム酸化
物と、カルシウム酸化物およびイツトリウム酸化物のう
ちから選択した少なくとも1種の酸化物とからなり、か
つカルシウム酸化物を選択した場合にカルシウム酸化物
がセリウム酸化物の1〜10重量%であり、イツトリウ
ム酸化物を選択した場合にイツトリウム酸化物がセリウ
ム酸化物の5〜25重量%である混合粉末を成形・焼結
してなることを特徴とする窒化珪素質焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59007264A JPS60155574A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 窒化珪素質焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59007264A JPS60155574A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 窒化珪素質焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155574A true JPS60155574A (ja) | 1985-08-15 |
Family
ID=11661167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59007264A Pending JPS60155574A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 窒化珪素質焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155574A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346262A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Daikoku Denki Co Ltd | パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機 |
-
1984
- 1984-01-20 JP JP59007264A patent/JPS60155574A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346262A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Daikoku Denki Co Ltd | パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0244787B2 (ja) | ||
JPS5823345B2 (ja) | セラミックス焼結体の製造方法 | |
JPS5849510B2 (ja) | チツカアルミニウムシヨウケツタイノ セイゾウホウホウ | |
JPH0712981B2 (ja) | 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 | |
JPS60155574A (ja) | 窒化珪素質焼結体 | |
JPS646141B2 (ja) | ||
JPS6327306B2 (ja) | ||
JP2786719B2 (ja) | 希土類酸化物燒結体の製造方法 | |
JP2645894B2 (ja) | ジルコニア系セラミックスの製造方法 | |
JPS60131865A (ja) | 窒化ケイ素セラミツクスの製造方法 | |
JPH0532349B2 (ja) | ||
JPS6141872B2 (ja) | ||
JPH07165472A (ja) | 放熱基板 | |
JP2548192B2 (ja) | 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 | |
JPS60131862A (ja) | 高強度炭化けい素基焼結体 | |
JPS6321254A (ja) | 窒化珪素セラミツクスの製造法 | |
JPH0283265A (ja) | 窒化珪素の製造方法 | |
JPS60186469A (ja) | 窒化ケイ素質焼結体の製造方法 | |
JPS643068A (en) | Production of alumina silica-based sintered material | |
JPH0687650A (ja) | アルミナ系焼結体及びその製造方法 | |
JPS581073B2 (ja) | チツカケイソシツシヨウケツタイノセイゾウホウホウ | |
JPH0733286B2 (ja) | 炭化珪素焼結体の製造方法 | |
JPH075388B2 (ja) | 窒化珪素焼結助剤及びそれを用いた窒化珪素焼結体の製法 | |
JPS6086075A (ja) | α−サイアロン質焼結体の製造法 | |
JPS59146980A (ja) | 窒化けい素焼結体の製造法 |