JP2006346262A - パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にはなかった構造で見た目に新しく遊技者にこれまでにない興趣を与えるパチンコ遊技機用入賞装置を提供する。
【解決手段】大入賞装置10の閉鎖時に遊技盤3と平行になり、大入賞装置10の開放時に下部を遊技盤3の奥に傾斜させて開口部101を出現させる開放扉102と、開放扉102の前方であってガラス扉2の内側位置に回動自在に配設された誘導部材103とを備え、大入賞装置10の開放時に開放扉102の下部を遊技盤3の奥に傾斜させて開口部101を出現させると同時に誘導部材103の下部も遊技盤3の方向に傾斜させることで遊技盤3上を流下する玉を開口部101へ誘導する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機に関する。
特許文献1には、いわゆるセブン機タイプのパチンコ遊技機に備えられる大入賞装置であるアタッカーの構造が開示され、特許文献2には、いわゆるハネ物タイプのパチンコ遊技機に備えられる大入賞装置である可動羽の構造が開示されている。
従来のパチンコ遊技機は、特許文献1および2に記載されているような大入賞装置が備えられており、遊技者がパチンコ遊技機を遊技する中で大当たり状態となったとき、大入賞装置を開放し、遊技盤に打ち込まれた玉の入賞率を上げることで、短時間で多量の玉を払い出すようになっている。
特開2001−037987号公報 特開2001−104563号公報
このように、従来のパチンコ遊技機には、セブン機,ハネ物などのいくつかの種類はあるものの、大入賞装置の構造は上記の2種類しかなく、新しいパチンコ遊技機が市場に導入されても、これらの大入賞装置に新しい興趣を期待することはできないのが現状である。
また、大当たり状態となって大入賞装置が開放されたとき、打ち込まれた玉のうちのほんの一部の玉(例えば、1/3〜1/2の玉)しか大入賞装置には入賞しないため、遊技者はもっと入賞率の高い大入賞装置を望んでいる。
本発明は、上記した背景をもとになされたもので、従来にはなかった構造で見た目に新しく遊技者にこれまでにない興趣を与えるパチンコ遊技機用入賞装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、上記パチンコ遊技機用入賞装置を備えたパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、請求項1記載のパチンコ遊技機用入賞装置は、パチンコ遊技機の遊技盤上に開閉自在に配設されたパチンコ遊技機用入賞装置であって、玉を受入可能な開口部と、前記開口部に上端部を軸として回動自在に配設された開放扉と、前記開放扉の前方位置に玉を通過させる間隔を保って上端部を軸として回動自在に配設された誘導部材と、前記開放扉の開放時に前記開放扉の下部を前記遊技盤の奥に傾斜させて前記開口部を出現させると同時に前記誘導部材の下部を前記遊技盤方向に傾斜させることで前記遊技盤上を流下する玉を前記誘導部材により前記開口部へ誘導させる連動機構とを有することを特徴とする。請求項1記載のパチンコ遊技機用入賞装置によれば、開放扉の開放時に開放扉の下部を遊技盤の奥に傾斜させて開口部を出現させると同時に誘導部材の下部を遊技盤方向に傾斜させることで遊技盤上を流下する玉を誘導部材により開口部へ誘導させるようにしたことにより、従来にはなかった構造で見た目に新しく遊技者にこれまでにない興趣を与えるパチンコ遊技機用入賞装置を提供することができる。
請求項2記載のパチンコ遊技機用入賞装置は、パチンコ遊技機の釘の植設された遊技盤上に開閉自在に配設されたパチンコ遊技機用入賞装置であって、玉を受入可能な開口部と、前記遊技盤の役物装置を含む領域で前記遊技盤を分裂することにより形成され、前記開口部に上端部を軸として回動自在に配設され、下部を前記遊技盤の奥に傾斜させて前記開口部を出現させる開放扉と、前記開放扉の前方位置に玉を通過させる間隔を保って前記開放扉に固定され、前記開放扉の開放時に下部を前記開口部に接近させることで前記遊技盤上を流下する玉を前記開口部へ誘導させる誘導部材とを有することを特徴とする。請求項2記載のパチンコ遊技機用入賞装置によれば、開放扉を遊技盤の役物装置を含む領域で遊技盤を分裂することにより形成するとともに、開放扉の開放時に開放扉の下部を遊技盤の奥に傾斜させて開口部を出現させると同時に誘導部材の下部を開口部に接近させることで遊技盤上を流下する玉を誘導部材により開口部へ誘導させるようにしたことにより、従来にはなかった構造で見た目に新しく遊技者にこれまでにない興趣を与えるパチンコ遊技機用入賞装置を提供することができる。
請求項3記載のパチンコ遊技機用入賞装置は、請求項1または請求項2記載のパチンコ遊技機用入賞装置において、開口部が、前記遊技盤上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように形成されていることを特徴とする。請求項3記載のパチンコ遊技機用入賞装置によれば、大当たり時に遊技盤上の遊技領域を流下する全ての玉が入賞することになるので、遊技者にこれまでにない興趣を与えることができるとともに、最高の入賞率が実現されることによる最高の満足感を与えることもできる。
請求項4記載のパチンコ遊技機は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機用入賞装置を備えることを特徴とする。請求項4記載のパチンコ遊技機によれば、上記効果を有するパチンコ遊技機用入賞装置を備えたパチンコ遊技機を構成することにより、遊技盤上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように開放する大入賞装置を提供することができ、大当たり時に遊技盤上の遊技領域を流下する全ての玉が入賞することになるので、遊技者にはこれまでにない興趣と、最高の入賞率が実現されることによる最高の満足感とを与えることができる。
遊技者にこれまでにない興趣を与えるという目的を、玉を受入可能な開口部を開放する開放扉と、開放扉の前方位置に玉を通過させる間隔を保って配設された誘導部材とを連動させることによって実現した。
以下、本発明のパチンコ遊技機用入賞装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10の閉鎖時におけるパチンコ遊技機1を示す正面模式図である。図2は大入賞装置10の閉鎖時の正面図、図3は図1中の大入賞装置10の閉鎖時のA−A断面図、図4は図1中の大入賞装置10の閉鎖時のB−B断面図、図5は大入賞装置10の閉鎖時の要部斜視図である。また、図6は図1中の大入賞装置10の開放時のA−A断面図、図7は図1中の大入賞装置10の開放時のB−B断面図、図8は大入賞装置10の開放時の要部斜視図である。
パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明なガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3とを有する。遊技盤3の下方には、玉供給皿4および玉払出皿5が設けられている。玉払出皿5の右方(図1で見て)には、玉発射機構(図示せず)を操作するハンドル6が設けられている。また、遊技盤3の中央部には、役物装置7が設けられ、役物装置7内の中央に液晶式の図柄表示部8が配設されている。役物装置7の左斜め下方(図1で見て)には、通過ゲート9が設けられている。役物装置7の下方には、始動可変入賞口13が設けられ、始動可変入賞口13の下方には、特別図柄大当たりが発生したときに開放するアタッカーである大入賞装置10が設けられている。大入賞装置10の左右方向には、左右一対の第一入賞口11および第二入賞口12が設けられている。大入賞装置10の下方には、玉を回収するためのアウト口14が形成されている。
役物装置7は、図6に示すように、中央が高い山形状に形成された上面壁と、その上面壁の下端から垂直に下方に延びた側面壁とを有し前面が開口して前後方向に延びた箱形状の1つのハウジング(筐体)で構成され、遊技盤3の中央部に取り付けられている。役物装置7の下部には、波形状をなしたステージ面が設けられ、このステージ面は、後方から前方に向かって、前方が低い2段の階段面となっている。各階段面は、その波形状が互い違いに重ならないように形成されて配置されている。
図柄表示部8には、中央に3桁(複数桁)のアラビア数字等のキャラクタにより構成された特別図柄が表示され、右下に○×等の2桁のマークにより構成された普通図柄が表示され、普通図柄の左側に後で説明する保留玉記憶領域に記憶されている保留玉の数に対応した図柄が表示されるようになっている。
通過ゲート9は、賞球がないゲートであり、このゲートを玉が通過すると、普通図柄の抽選処理が行われるようになっている。
第1入賞口11および第2入賞口12は、通常の入賞口であり、玉が入賞すると、数個の賞球の払出が行われるものである。
始動可変入賞口13は、入賞口の両側に羽根部材13a,13aが揺動可能に設けられ、動作時には左右に開く可変式の入賞口として構成されている。始動可変入賞口13に玉が入賞すると、数個の賞球の払出が行われ、特別図柄の抽選処理が行われるようになっている。
大入賞装置10は、閉鎖状態と開放状態とを呈する可変入賞口であり、遊技盤3の盤面上の中央下端寄りに配設されている。大入賞装置10は、玉を受入可能な開口部(玉通過口)101と、開口部101を塞ぐ板状に形成され、開口部101に上端部を軸にして回動可能に設けられた開放扉102とを備える。開放扉102は、開口部101を閉鎖した状態のときに、遊技盤3の盤面とほぼ面一となるようになっている。開放扉102は、図6に示すように、上端部を軸にして前後方向(パチンコ遊技機1のガラス扉2側を前方側、台の裏側にあたる側を後方側としたときの前後方向)に下部を傾斜して開放状態となったときに、開口部101を出現させる。開口部101内の所定箇所には、大入賞装置10への入賞を検出する大入賞検出器111が設けられている。
図3に示すように、閉鎖状態にある開放扉102の前方であってガラス扉2の内側位置に透明アクリル板等でなる誘導部材103が設けられている。開放扉102および誘導部材103の上端部は、図4および図5に示すように、一対の連結部材104,104の基端部および先端部にそれぞれ回動自在に枢着されている。開放扉102および誘導部材103の下端部は、一対の連結部材105,105の基端部および先端部にそれぞれ回動自在に枢着されている。開放扉102の下端部には、連結部材105,105を貫通してピン102a,102aが植設されており、同ピン102a,102aが規制部材106,106に係合されることにより開放扉102を開口部101を閉鎖する垂直位置に規制している。開放扉102の下端部、この例では前面側から見て右側の下端部が腕部102bとして後方に突設されており、その後端部にピン102cが植設されている。ピン102cには、一端が本体(図示せず)に固着された緊縮性のスプリング108の他端が係着されている。また、ピン102cは、作動棹107の前端部に穿設された長孔107aに遊嵌されている。作動棹107の後端部には、作動ピン107bが植設されており、作動ピン107bは、大入賞ソレノイド109のプランジャに連結されている。
なお、遊技盤3の裏面には基板類が配設され、基板類の中の主制御基板には、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access
Memory),I/O(Input/Output)等を含む主制御回路が搭載されている。主制御回路は、ROMに格納された制御プログラムにより、パチンコ遊技機1の全体の制御を司る。
次に、このように構成された実施例1に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10の動作について説明する。
パチンコ遊技機1への電源投入後、玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル6を含んで構成される玉発射機構(図示せず)によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、遊技盤3の盤面上を流下する。遊技盤3上の玉が流下する領域を、特に遊技領域という。玉が流下しない役物装置7および図柄表示部8の配設領域は、遊技領域でないものとする。
通過ゲート9で玉の通過を検知すると、通過検知信号が主制御回路に伝送される。通過ゲート9からの通過検知信号が入力されたタイミングに応じて、主制御回路は、普通図柄抽選用カウンタ(図示せず)から乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が普通図柄当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普通図柄の抽選を行う。普通図柄の抽選結果は、RAMに割り当てられた普通図柄用保留玉記憶領域に一時的に記憶される。また、主制御回路は、図柄表示部8において新たな普通図柄の変動処理を行うことができるかどうかを確認してから、普通図柄の抽選結果を読み出し、図柄表示部8の右下にて普通図柄の変動処理を開始する。なお、新たな普通図柄の変動処理を行うことができない場合(先の普通図柄の抽選結果に係る普通図柄の変動処理が行われている場合、或いは後に説明する当たり処理が行われている場合)、普通図柄の抽選結果は、4個を上限として普通図柄用保留玉記憶領域に記憶される。
普通図柄の変動処理において、主制御回路は、読み出した普通図柄の抽選結果を受けて、表示すべき図柄を決定し、当該決定した図柄で停止する。普通図柄が当たり図柄で停止すると、当たり状態となる。なお、当たり図柄で停止する確率(当たり確率)は、常に一定であり、例えば9/10に設定されている。当たり状態になると、主制御回路は、始動可変入賞口13を開放する当たり処理を開始する。
具体的には、主制御回路は、確変(確率変動)状態が発生していない通常状態においては、始動可変入賞口13を、所定の開放時間(例えば0.2秒間)だけ開放する。一方、確変状態においては、主制御回路は、始動可変入賞口13を、別の所定の開放時間(例えば5秒間)だけ開放する。すなわち、主制御回路からの制御信号により、始動可変入賞口13の羽根部材13a,13aが開放状態となり、始動可変入賞口13への玉の入賞率が高まるとともに、上記開放時間経過後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。
他方、始動可変入賞口13で玉の入賞を検知すると、入賞検知信号が主制御回路に伝送される。始動可変入賞口13からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、主制御回路は、特別図柄抽選用カウンタ(図示せず)から乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が特別図柄大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより特別図柄の抽選を行う。特別図柄の抽選結果は、RAMに割り当てられた特別図柄用保留玉記憶領域に一時的に記憶される。また、主制御回路は、図柄表示部8において新たな特別図柄の変動処理を行うことができるかどうかを確認してから、特別図柄の抽選結果を読み出し、図柄表示部8の中央にて特別図柄の変動処理を開始する。なお、新たな特別図柄の変動処理を行うことができない場合(先の特別図柄の抽選結果に係る特別図柄の変動処理が行われている場合、或いは後に説明する大当たり処理が行われている場合)、特別図柄の抽選結果は、4個を上限として特別図柄用保留玉記憶領域に記憶される。
特別図柄の変動処理において、主制御回路は、読み出した特別図柄の抽選結果を受けて、表示すべき図柄を決定し、当該決定した図柄で停止する。特別図柄で大当たり図柄で停止すると、大当たり状態となる。なお、大当たり図柄で停止する確率(大当たり確率)は、通常状態では、例えば1/395、確変状態では、例えば1/50に設定されている。また、大当たり図柄で停止した場合に、その大当たり図柄が通常大当たり図柄である確率は、例えば4/10、確変大当たり図柄である確率は、例えば6/10に設定されている。大当たり状態になると、主制御回路は、大入賞装置10の開閉動作を所定回数繰り返す大当たり処理を開始する。
具体的には、主制御回路は、大入賞ソレノイド109を駆動する。すると、図7および図8に示すように、大入賞ソレノイド109のプランジャが突出することにより、作動棹107がスプリング108の緊縮弾力に抗してピン102cを後方に引っ張り、開放扉102が上端部を軸として左旋回(図7で見て)し、開放扉102が開口部101を開放する(図6参照)。このとき、開放扉102の左旋回に連動して、連結部材105,105も後方に引っ張られ、誘導部材103が上端部を軸として左旋回して、その下端部が遊技盤3方向に傾斜して開口部101の下端縁に沿う位置まで接近する(図6参照)。これにより、遊技盤3の盤面上を流下する玉は、誘導部材103により誘導されて、開口部101に入賞するようになる。
開口部101に入賞した玉は、大入賞装置10内を通って大入賞検出器111に導かれる。大入賞検出器111での玉の入賞を検知すると、大入賞検知信号が主制御回路に伝送される。大入賞検出器111から伝送される大入賞検知信号に基づいて、主制御回路は、大入賞装置10への最大入賞個数(例えば10個)の玉の入賞が検知されたか否かを判定する。ここで、最大入賞個数(10個)の玉の入賞が検知された場合、主制御回路は、大入賞装置10を閉鎖する。
具体的には、主制御回路は、大入賞ソレノイド109を非駆動とする。すると、図4および図5に示すように、ピン102cに係着されたスプリング108の緊縮弾力により、開放扉102が上端部を軸として右旋回(図4で見て)し、開放扉102の下端部に連結部材105を貫通して植設されたピン102a,102aが規制部材106,106に係合されて軸支され、開放扉102が開口部101を閉鎖する(図3参照)。このとき、開放扉102の右旋回に連動して、連結部材105,105も前方に引っ張られ、誘導部材103が上端部を軸として右旋回して、その下端部がガラス扉2に沿う起立位置まで復動する(図3参照)。これにより、遊技盤3の盤面上を流下する玉は、開放扉102によって閉鎖された開口部101に入賞することができなくなり、開放扉102と誘導部材103との間を流下していくようになる。
一方、最大入賞個数(10個)の玉の入賞が検知されない場合、主制御回路は、大入賞装置10の開放時間が最大開放時間(例えば25秒間)を経過したか否かを判定する。ここで、大入賞装置10の開放時間が最大開放時間(25秒間)を経過した場合、主制御回路は、大入賞装置10を閉鎖する。大入賞装置10の閉鎖については、すでに詳述した。
このように、大入賞装置10が1回開放されてから閉鎖するまでを1回のラウンドとし、主制御回路は、ラウンド数が最大ラウンド数(15)に達するまで大入賞装置10の開放動作と閉鎖動作を繰り返す。ラウンド数が最大ラウンド数に達した場合、主制御回路は、大当たり処理を終了する。なお、この大当たり処理の契機となった特別図柄が通常大当たり図柄であった場合はこのあと通常状態となり、確変大当たり図柄であった場合はこのあと確変状態となる。
本実施例1では、開放扉102の開放時に開放扉102の下部を遊技盤3の奥に傾斜させて開口部101を出現させると同時に誘導部材103の下部を遊技盤3方向に傾斜させることで遊技盤3上を流下する玉を誘導部材103により開口部101へ誘導させるようにしたことにより、従来にはなかった構造で見た目に新しく遊技者にこれまでにない興趣を与えることができる。
図9は、本発明の実施例2に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10’の閉鎖時におけるパチンコ遊技機1の正面模式図である。図10,図11および図12は、大入賞装置10’の閉鎖時におけるパチンコ遊技機1のA−A断面図,正面図および斜視図である。図13は、大入賞装置10’の開放時におけるパチンコ遊技機1の正面模式図である。図14,図15および図16は、大入賞装置10’の開放時におけるパチンコ遊技機1のA−A断面図,正面図および斜視図である。さらに、図17および図18は、大入賞装置10’の開放時の要部拡大正面図および要部拡大斜視図である。
大入賞装置10’の開放扉32は、遊技盤3の役物装置7を含む領域で遊技盤3を分裂することにより形成され、開口部(玉通過口)33に上端部を軸として回動自在に配設され、遊技盤3の奥に傾斜させて開口部33を出現させる。
大入賞装置10’の開口部33は、図18に示すように、遊技盤3上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように形成されている。これに伴い、開放扉32も、図17に示すように、遊技盤3上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように形成されている。
図10および図14を参照すると、開放扉32の前方位置にガラス扉2の内面に沿うように、透明アクリル板でなる誘導部材42がアクリル板でなる補助部材41を介して玉の通過する間隔を保つように開放扉32に固定されている。また、遊技盤3の外周にはガイド44が設けられ、遊技盤3の背面側には補給玉受け部45および背面カバー46が設けられている。さらに、ガラス扉2を保持する窓枠21には、ランプ類15が配設されている。
図10および図14では、遊技盤3の裏面に配設された基板類の図示は省略されている。基板類の中の主制御基板には、CPU,ROM,RAM,I/O等を含む主制御回路が搭載されている。主制御回路は、ROMに格納された制御プログラムにより、パチンコ遊技機1の全体の制御を司る。
なお、その他の特に言及しない部材については、図1ないし図8に示した実施例1に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10における対応部材と同様に構成されているので、対応部材には同一符号を付して、それらの詳しい説明を割愛する。
次に、このように構成された実施例2に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10’の動作について、実施例1に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置10の場合と異なる点を中心として簡単に説明する。
大入賞装置10’の閉鎖時には、主制御回路は、図10に示すように、開放扉32を上端部を軸として下端部を右旋回(図10で見て)させて遊技盤3と面一となるようにしている。このとき、誘導部材42は、補助部材41により開放扉32と玉の通過する一定の間隔を保って、ガラス扉2の内面に沿う垂直位置となっている。このため、遊技盤3の盤面上を流下する玉は、開放扉32と誘導部材42との間に流れ込み、開放扉32と誘導部材42とによって誘導されて、さらに下方に流下することになる。
大入賞装置10’の開放時には、主制御回路は、図14に示すように、開放扉32を上端部を軸として左旋回(図14で見て)させて下端部を遊技盤3(開口部33)の奥に後退させる。これにより、誘導部材42も開放扉32と一体的に回動して、誘導部材42の下端部が開放扉32の後退により出現した開口部33の下端縁に接近する位置となる。このため、遊技盤3の盤面上を流下する玉は、開放扉32と誘導部材42との間に流れ込み、開放扉32と誘導部材42とによって誘導されて開口部33に入賞することになる。開口部33に入賞した玉は、遊技盤3の背面側に形成された玉回収路34を通って大入賞検出器111に導かれる(図17参照)。大入賞検出器111での玉の入賞を検知すると、大入賞検知信号が主制御回路に伝送される。
実施例2によれば、大入賞装置10’(開放扉32および開口部33)が、遊技盤3上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように形成されているので、大当たり時に遊技盤3上の遊技領域を流下する全ての玉が入賞することになり、遊技者にこれまでにない興趣を与えることができるとともに、最高の入賞率が実現されることによる最高の満足感を与えることもできる。また、釘31が植設されているとともに役物装置7を含む遊技盤3が分裂して形成された開放扉32が上部を前方に傾斜させることにより開口部33が出現するので、大当たり時に遊技盤3が割れて玉が遊技盤3に吸い込まれていくようなこれまでにない興趣を遊技者に与えることができる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施例では、本発明のパチンコ遊技機用入賞装置を大入賞装置であるものとして説明したが、必ずしも大入賞装置である必要はなく、単なる入賞装置であっても本発明が同様に適用できることはいうまでもない。
本発明の実施例1に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置の閉鎖時におけるパチンコ遊技機の正面模式図。 図1中の大入賞装置の正面図。 図2の大入賞装置の閉鎖時のA−A断面図。 図2の大入賞装置の閉鎖時のB−B断面図。 図2の大入賞装置の閉鎖時の要部斜視図。 図2の大入賞装置の開放時のA−A断面図。 図2の大入賞装置の開放時のB−B断面図。 図2の大入賞装置の開放時の要部斜視図。 本発明の実施例2に係るパチンコ遊技機用入賞装置である大入賞装置の閉鎖時におけるパチンコ遊技機の正面模式図。 図9中の大入賞装置の閉鎖時におけるパチンコ遊技機のA−A断面図。 図9中の大入賞装置の閉鎖時におけるパチンコ遊技機の要部正面図。 図9中の大入賞装置の閉鎖時におけるパチンコ遊技機の要部斜視図。 図9中の大入賞装置の開放時におけるパチンコ遊技機の正面模式図。 図9中の大入賞装置の開放時におけるパチンコ遊技機のA−A断面図。 図9中の大入賞装置の開放時におけるパチンコ遊技機の要部正面図。 図9中の大入賞装置の開放時におけるパチンコ遊技機の要部斜視図。 図9中の大入賞装置の開放時の要部拡大正面図。 図9中の大入賞装置の開放時の要部拡大斜視図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 ガラス扉
3 遊技盤
4 玉供給皿
5 玉払出皿
6 ハンドル
7 役物装置
8 図柄表示部
9 通過ゲート
10,10’ 大入賞装置(パチンコ遊技機用入賞装置)
11 第一入賞口
12 第二入賞口
13 始動可変入賞口
14 アウト口
32 開放扉
33 開口部(玉通過口)
41 補助部材
42 誘導部材
101 開口部
102 開放扉
103 誘導部材
104 連結部材
105 連結部材
107 作動棹
108 スプリング
109 大入賞ソレノイド

Claims (4)

  1. パチンコ遊技機の遊技盤上に開閉自在に配設されたパチンコ遊技機用入賞装置であって、
    玉を受入可能な開口部と、
    前記開口部に上端部を軸として回動自在に配設された開放扉と、
    前記開放扉の前方位置に玉を通過させる間隔を保って上端部を軸として回動自在に配設された誘導部材と、
    前記開放扉の開放時に前記開放扉の下部を前記遊技盤の奥に傾斜させて前記開口部を出現させると同時に前記誘導部材の下部を前記遊技盤方向に傾斜させることで前記遊技盤上を流下する玉を前記誘導部材により前記開口部へ誘導させる連動機構と
    を有することを特徴とするパチンコ遊技機用入賞装置。
  2. パチンコ遊技機の釘の植設された遊技盤上に開閉自在に配設されたパチンコ遊技機用入賞装置であって、
    玉を受入可能な開口部と、
    前記遊技盤の役物装置を含む領域で前記遊技盤を分裂することにより形成され、前記開口部に上端部を軸として回動自在に配設され、下部を前記遊技盤の奥に傾斜させて前記開口部を出現させる開放扉と、
    前記開放扉の前方位置に玉を通過させる間隔を保って前記開放扉に固定され、前記開放扉の開放時に下部を前記開口部に接近させることで前記遊技盤上を流下する玉を前記開口部へ誘導させる誘導部材と
    を有することを特徴とするパチンコ遊技機用入賞装置。
  3. 前記開口部が、前記遊技盤上の玉が流下する遊技領域の幅方向の全域を含むように形成されている請求項1または請求項2記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機用入賞装置を備えたパチンコ遊技機。
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