JPS6015470A - 防食塗料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐水、耐食、耐衝撃、電気絶縁等を目的とし
て比較的厚塗り可能な防食塗料組成物に関する。

従来、この種の組成物としては、コールタールエナメル
、アスファルト、クールエポキシ塗料等が用いられてい
るが、低温における硬化。

脆化、耐衝７性、可挑性等が良好でない。更にタールエ
ポキシ塗料は密着性は良好であるが、硬化時間か長く、
厚塗り困難なため、塗装効率が悪い、耐摩耗性が悪い等
の欠点がある。

ポリエチレン融着も行われるが、大規模な設備を要する
ので、少量のＷ　＋ａ　ｌこは不向きであり、Ｍ管の溶
接部、異形部へ現場で塗装することもできない。

本発明は、これら問題点をｈｌ消する組成物を見出すべ
く、検討を重ねた結果、本発明を提供するに至っ１こも
のである。すなわち、分子中に２個以上の水酸基を有し
、水酵基価が１５０り１０１１７ｇより高い脂肪族系ア
ミンポリオール（以下ポリイソシアネート化合物からな
るポリイソシ塗料組成物である。

ポリオール成分におけるアミンポリオールとしては、例
えば％Ｎ−メチルアミン、アンモニア、エチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン。

ピペラジン、イソフォロンジアミンへの０化エチレン、
酸化プロピレン、酸化ブチレン例加物の単独又は混合付
加物で水酸基価が１５０ｒｙＫＯＨ／ｇより高い脂環体
系を含む脂肪族系アミンポリオール等が挙げられ、中で
も１分子中の水酸基数が３個以上のものが望ましい。

アミンポリオールの使用量は任意であり、望ましくは、
全ポリオール中７０〜５当風％、より望ましくは５０〜
１０当凪％である。これ以上使用すると親水性が増加し
、防食性能か悪くなる。

ヒマシ部系ポリオールとしては、ヒマシ油。

とマシ油脂肪酸モノもしくはジグリセリド又はそれらの
混合物、又はジプロピレングリコール。

グリセリン、もしくはトリメチロールプロパン等の酸化
エチレン付加物、酸化プロピレン付加物、酸化ブチレン
付加物もしくは酸化スチレン付加物等とヒマシ油とのエ
ステル交換反応によって得られるポリヒドロキシル化ポ
リエステル類等が挙げられる。　。

ポリイソシアネート成分におけるポリイソシアネート化
合物としては、芳香族系、脂肪族系。

環式脂肪族系、または脂環式系ポリイソシアネートまた
はその混合物等が挙げられ、中でも。

トリレンジイソシアネー１−（ＴＤＪ）、ジフェニール
メタンジイソシアネート（ＭＤＩ）のような芳香族イソ
シアネートが望ましい。次にポリウレタン樹脂と併用す
るコールタールとしては粗タール、舗装用タール、精製
タール、無水タールなどの各種タールが挙げられるが、
常温で液状のものが望ましい。コールタールの使用量は
、ポリウレタン樹脂に対し５〜１５０重Ｂｋ％、望まし
くは１０−１００重量％であり、多すぎると防食性能を
悪くする。

ヒマシ部系ポリオールを原料としたポリウレタン樹脂は
公知であるが、本発明では水酸基価が１５０＋＋ｙＫＯ
Ｈ／ｇより高いアミンポリオールを併用すること、さら
にポリウレタン樹脂とコールタールを併用することによ
り、耐水性、耐食性。

水分透過性、金属に対する接着性等・が顕著に向上する
ことを見出し１こものである。

とりわけ、アミンポリオールはヒマシ部系ポリオールと
非常ｌこ相溶性が良く、しかもポリウレタン樹脂の金属
への密着性を良くし、塗膜の水分透過率、酸素透過率を
小さくするものと思われる。

本発明の防食塗料組成物は前記ポリオール成分と前記ポ
リイソシアネート成分を必須成分とするボリウレタ：／
樹脂単独又は＋Ｊｔｌ記ポリウレタン樹脂とコールター
ルとを含有するものであるが、必要に応じて配合剤とし
て無機光す１材９発泡防止材、触媒、可塑剤および；糖
剤を配合してもよい。

無機充填材としては、炭カル、表面処理炭カル、タルク
、ケイ砂、マイカ、ガラスフレーク。

酸化鉄、カーボン等が挙げられる。発泡防止材としては
合成ゼオライト、生石灰および可溶性無水石こう等が挙
げられる。触媒としては、一般にウレタン化反応に使用
される錫系触媒、鉛系触媒等が挙げられる。可塑剤とし
ては、フタル酸エステル、安息香酸エステル、アジピン
酸エステル、プロセスオイル、液状石油樹脂、塩素化パ
ラフィン等が挙げられる。溶剤としては。

塩化メチレン、トルエン、キシレン、酢酸エチル等が挙
げられるが、厚塗り可能な防食塗料組成物を得るために
は、溶剤の使用量は少ない方が好ましい。

本発明の防食塗料組成物は、前記配合剤を適度に配合す
ることにより、−回で塗膜厚さ２〜′３鵡まで塗装する
Ｃとができ、しがも発泡の少ない壁膜を形成する。

本発明の防食塗料組成物はＵｊ＊を目的とするものであ
り、その対象となる金属の材質としては、鋼、アルミ、
錫、鋳鉄等があげられる。また、金属の形態としては、
金属管、棒、板、罐等があげられる。本発明の防食塗料
組成物を金属板などに塗装する場合、防食塗料組成物の
金属板に対する接着性を向上させるため、金属板Ｉこは
、脱脂、脱硝、ｒＩＪＦ暦などの下地処理を施すことが
望ましい。

本発明の防食塗料組成物の１．′１製は、とくに制限さ
れるものではなく、例えばポリイソシアネート成分をＡ
液とし、ポリオール成分および任意成分、又はポリオー
ル成分、コールタールおよび任意成分を混合したものを
Ｂｉとして、Ａ液とＢ液を定められた比率でｉｆ示し混
合する方法（ワンショット法）、イソシアネ−１−成分
１こポリオール成分のうちの一部を加えてＮＣＯプレポ
リマーとし１こものをＡ液とし、残りのポリオール成分
および任意成分、又は残りのポリオール成分、コールタ
ールおよび任意成分を混合したものをＢ液とし、Ａ液と
Ｂ液を定められた比率で計量し混合する方法（プレポリ
マー法）のどちらでも良い。

本発明に従って得られる防食塗料組成物は、原油備蓄タ
ンク、石油タンク、各種プラントの鉄槽漬物、海洋構築
物用防食塗料、鋼管、鋳鉄管等の防食塗料、硬質の歩行
用塗料として有用である。

以下に本発明の実施例を記載する。なお、実施例中、「
％」および「部」は重紙基準である。

実施例１、 ヒマシ油脂肪酸モノグリセリド（水酸基価１２７りＫＯ
Ｈ／ｇ）　１００部に、液状へ山１１７２部を添加して
窒素気流中で９０℃において１．５時間反応させた後、
キシレン１０部を添加した。得られたプレポリマーの粘
度は２５℃で５，０ＯＯｃｐｓで遊離ＮＣＯは１５％で
あった。このプレポリマーに対して、ヒマシ油（水酸基
価１６０ｉｙＫＯＩｌ／ｇ　）　６０部、エチレンジア
ミンの酸化プロピレン４モル付加物（水ｅ　ＪＩＨ価７
５７ｍ１ｌＣＯＨ／ｇ　）　４０部、マイカ扮７４部。

合成ゼオライト５部を均一にｊ９拌、混合しｔコ〇この
混合物のＮＣ０１０Ｈ当凪の比は、１．０５である。

次にこの防食塗料組成物をプライマー処理しｔこショツ
トブラスト鋼管上に塗布し、室温で７日間養生した後試
験した。

結果を第１表に示す。

第　１　表 ＊　ＪＩＳ　Ｋ　６９１１に従って行つ１こ。

＊＊　ＪＩＳ　Ｋ　５６６４　η　／ｌ実施例２゜ 実施例１．０防食塗料組成物を鋼管（内径１ｍ）に１７
さ１．５朋に塗布し、室温で７日間養生した。

次に比較例を行った。比較例１；同鋼管にアスファルト
プライマーを施し、その上に、熱溶融アスファルトを厚
さ５Ｍに塗布したもの。比較例２：コールタールプライ
マーを施した後、熱溶融コールタールを厚さ５ｗ１に塗
布したもの。

比較（１１１３；コールタールエポキシ用プライマーを
塗布した後、市販コールタールエポキシ塗料を１５００
μ（ｗｅｔ）　塗布し、乾燥させたもの。これらの各試
料ｌこついてＪＩＳ　Ｇ　３４９２に規定する衝撃試験
を行ったところ次の通りであった。納采を第２表にホす
。

この結平から、本発明が優れていることがオ）かる。

実施例３〜４ ポリオール成分として８合ポリオール１００　縄タール
３０部、カーボン３０部、マイカ３ｏ部、合成ゼオライ
ｌ−２，５部、ジブチルチンジラウレ−ト０．２部を均
一に撹拌、混合したものをＢ液とした。

ポリイソシアネート成分として、ｔ１ｉΔｆＤＩを、用
い、これをＡ液とした。Ａ液とＢ液を混合した防食塗料
組成物を塗布し、厚さ約２．０開の塗膜を成型した。

室温で７日間養生した後の塗膜硬度および８０℃で１０
％ＮａＯＨ水溶液に１４日間浸漬した塗ｒＩ；ｘ硬度の
変化を測定した。

次に防食塗料組成物をショットブラ人ト釧板に厚さ約１
．５　ｍに塗布し、室温で７日間養生した後タールエポ
キシ塗料試ｂ　ＪＩＳ　Ｋ　５６Ｇ４に従い試験した、 同様に比較例も行った。結果を第３表に示す。

本発明は塗膜硬度変化がなく、吸水率も非常に小さく、
接着性も良好であることが認められる。

また防食性能も優れている。

比較例は塗膜硬度変化も大きく、吸水率も非常ｌこ大き
く、また接着性試験では、剥れが発生し、防食性能が悪
いことが予想できる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １１１　分子中に２個以上の水酸基を有し、水酸基価が
   １５０■ＫＯＨ／ｇより高い脂肪族系アミン４ミリオー
   ルおよびヒマシ油系ポリオールカ）らなるポリオール成
   分と、ポリイソシアネート化合物からなるポリイソシア
   ネート成分を必須成分として反応させたポリウレタン樹
   脂を含有すること、又は前Ｚｅ）　ポリウレタン樹脂と
   コールクールを含有することを特徴とする防食塗料組成
   物。