JPS6015315B2 - アミラ−ゼg3の製造法 - Google Patents
アミラ−ゼg3の製造法Info
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- JPS6015315B2 JPS6015315B2 JP12701182A JP12701182A JPS6015315B2 JP S6015315 B2 JPS6015315 B2 JP S6015315B2 JP 12701182 A JP12701182 A JP 12701182A JP 12701182 A JP12701182 A JP 12701182A JP S6015315 B2 JPS6015315 B2 JP S6015315B2
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- enzyme
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、澱粉をマルトトリオースを主成分とする糖化
物に分解するアミラーゼの製造方法い関するものである
。
物に分解するアミラーゼの製造方法い関するものである
。
従来、アミラーゼとしては澱粉を、その非還元性末端か
らグルコース単位に分解するグルコアミラーゼ、マルト
ース単位に分解するBーアミラ−ゼや澱粉をその内部鎖
から切断するQ−アミラーゼが知られ、グルコースやマ
ルトースの工業的製造に使用されている。
らグルコース単位に分解するグルコアミラーゼ、マルト
ース単位に分解するBーアミラ−ゼや澱粉をその内部鎖
から切断するQ−アミラーゼが知られ、グルコースやマ
ルトースの工業的製造に使用されている。
そした最近は、より分子量の大きい、例えば、マルトト
リオース(03)、マルトテトラオース(G4)マルト
ベンタオース(G5)、マルトヘキサオース(G6)な
どのオリゴ糖製造技術の開発が要望されている。
リオース(03)、マルトテトラオース(G4)マルト
ベンタオース(G5)、マルトヘキサオース(G6)な
どのオリゴ糖製造技術の開発が要望されている。
これらのオリゴ糖は食品の増量剤、賦形剤、包鞍剤など
食品、医薬及び工業製品に広く製造できるものと考えら
れているが、末だ製法は確立されていないと云っても過
言ではない。本発明者は、各種オリゴ糖の製法を開発す
ることを目的として、澱粉よりこれらオリゴ糠を特異的
に生産するアミラーゼの探索を行ってきた結果バチルス
魔の微生物が澱粉をマルトトリオースを主成分とする糖
化物に分解するアミラーゼを生産することを認めた。
食品、医薬及び工業製品に広く製造できるものと考えら
れているが、末だ製法は確立されていないと云っても過
言ではない。本発明者は、各種オリゴ糖の製法を開発す
ることを目的として、澱粉よりこれらオリゴ糠を特異的
に生産するアミラーゼの探索を行ってきた結果バチルス
魔の微生物が澱粉をマルトトリオースを主成分とする糖
化物に分解するアミラーゼを生産することを認めた。
澱粉からマルトトリオースを特異的に生成するアミラー
ゼとしては、Sueptomycesgrlseusの
生産するN−A468酵素(樽公昭57−6915、特
開昭110049澱粉化学、第23巻、第3号、第17
5〜181頁(1979)が知られている。
ゼとしては、Sueptomycesgrlseusの
生産するN−A468酵素(樽公昭57−6915、特
開昭110049澱粉化学、第23巻、第3号、第17
5〜181頁(1979)が知られている。
しかしこの酵素は、6ーアミラーゼと同様に澱粉をマル
トトリオース単位でexo型で分解するアミラーゼであ
り、反応生成物中の糖は殆んどマルトトリオースのみで
あると報告されている。しかいこ、本発明の酵素は分解
生成糠がQ‐糖であることからQーアミラーゼの一種で
あり、澱粉を最終的には沃度反応が殆んど消失するまで
、主としてマルトトリオースを含む分解物に分解するア
ミラーゼであり、ポテト澱粉糖化物の梶組成の一例は第
1表に示す通りである。
トトリオース単位でexo型で分解するアミラーゼであ
り、反応生成物中の糖は殆んどマルトトリオースのみで
あると報告されている。しかいこ、本発明の酵素は分解
生成糠がQ‐糖であることからQーアミラーゼの一種で
あり、澱粉を最終的には沃度反応が殆んど消失するまで
、主としてマルトトリオースを含む分解物に分解するア
ミラーゼであり、ポテト澱粉糖化物の梶組成の一例は第
1表に示す通りである。
第1表この他、酵素の最適温度、熱安定性、pH安定性
、分子量などの酵素的性質においても著しい差異が認め
られるものである。
、分子量などの酵素的性質においても著しい差異が認め
られるものである。
また、従釆、知られている多くのQーアミラーゼは澱粉
分解物の1つとしてマルトトリオースを生成するか、マ
ルトトリオースのみを特異的に大量生成するものではな
い。本発明のァミラーゼは、第1表から明らかなように
、マルトトリオースを60%以上の高収量で生産すると
いう、極めて特徴のあるアミラーゼであって、本発明者
はこの酵素をアミラーゼG3と命名した。
分解物の1つとしてマルトトリオースを生成するか、マ
ルトトリオースのみを特異的に大量生成するものではな
い。本発明のァミラーゼは、第1表から明らかなように
、マルトトリオースを60%以上の高収量で生産すると
いう、極めて特徴のあるアミラーゼであって、本発明者
はこの酵素をアミラーゼG3と命名した。
以下に本酵素の酵素的性質を記載する。アミラーゼG3
の酵素的性質【1’作用;澱粉、アミロース、アミロベ
クチン、デキストリン、グリコーゲンなどのグルカンを
マルトトリオースを主成分とする分解物に分解する。
の酵素的性質【1’作用;澱粉、アミロース、アミロベ
クチン、デキストリン、グリコーゲンなどのグルカンを
マルトトリオースを主成分とする分解物に分解する。
生成糖はQ‐型であって、本酵素はQ−アミラーゼの一
種と考えられるものである。澱粉及び液化でん粉からの
マルトトリオースの収量は約50〜約65%である。‘
21 作用温度範囲及び最適作用温度:約70℃まで作
用し、最適作用温度は約50℃である{1%澱粉濃度、
最適作用pHで30分間反応、第1図b}‘3’ 作用
母範囲及び最適作用餌;解約4〜約11の範囲に作用し
、最適作用pHは6〜7、{第1図a}‘4)熱安定性
:0.09Mトリス緩衝液(pH7.0)の存在下で加
熱した場合、5ぴ0、IQ分間の加熱で約70%失活し
、10分間の加熱で90%以上失活する{第1図c}の
白抜き丸}‘5’餌安定性;0.1M緩衝液の下で、室
温(25℃)で3時間放置後、残存活性を測定した。
種と考えられるものである。澱粉及び液化でん粉からの
マルトトリオースの収量は約50〜約65%である。‘
21 作用温度範囲及び最適作用温度:約70℃まで作
用し、最適作用温度は約50℃である{1%澱粉濃度、
最適作用pHで30分間反応、第1図b}‘3’ 作用
母範囲及び最適作用餌;解約4〜約11の範囲に作用し
、最適作用pHは6〜7、{第1図a}‘4)熱安定性
:0.09Mトリス緩衝液(pH7.0)の存在下で加
熱した場合、5ぴ0、IQ分間の加熱で約70%失活し
、10分間の加熱で90%以上失活する{第1図c}の
白抜き丸}‘5’餌安定性;0.1M緩衝液の下で、室
温(25℃)で3時間放置後、残存活性を測定した。
その結果、解約6〜約9の範囲で安定であった{第1図
d}■ 安定化;カルシウムイオンの存在下で熱安定性
の増加が認められた{第1図cの黒丸}【71 阻害剤
;.本酵素は5×10‐3MのHgC12、AgN03
、CuS04、ZnSQ、FeS04の存在下で、それ
ぞれ約灘%、約80%、約97%、約95%、約60%
阻害された。
d}■ 安定化;カルシウムイオンの存在下で熱安定性
の増加が認められた{第1図cの黒丸}【71 阻害剤
;.本酵素は5×10‐3MのHgC12、AgN03
、CuS04、ZnSQ、FeS04の存在下で、それ
ぞれ約灘%、約80%、約97%、約95%、約60%
阻害された。
‘8} 精製方法;本酵素は液体培養物の遠心上燈液か
ら、硫安分面、DEAEーセフアロースカラムクロマト
グラフィー(KCI濃度0〜0.2Mでグラジェント溶
出)、次いでセフアデックスG−100カラムクロマト
グラフイー及び同カラムによる再クロマトグラフィーに
より、クロマト的及び蚤気泳動的にほぼ均一にまで精製
された‘91 分子量;セフアデツクスG−100を用
いるゲル炉過法により測定された本酵素の分子量は約2
5000であった。
ら、硫安分面、DEAEーセフアロースカラムクロマト
グラフィー(KCI濃度0〜0.2Mでグラジェント溶
出)、次いでセフアデックスG−100カラムクロマト
グラフイー及び同カラムによる再クロマトグラフィーに
より、クロマト的及び蚤気泳動的にほぼ均一にまで精製
された‘91 分子量;セフアデツクスG−100を用
いるゲル炉過法により測定された本酵素の分子量は約2
5000であった。
OQ 力価測定法:0.1Mリン酸緩衝液に溶解させた
1%可溶性澱粉液(pH7.0)0.5の‘に適量の酵
素を加え、水で全量1の‘とし、40qoで反応させる
。
1%可溶性澱粉液(pH7.0)0.5の‘に適量の酵
素を加え、水で全量1の‘とし、40qoで反応させる
。
この条件で1時間に1の9のグルコースに相当する還元
力を生成する酵素量を1単位とした。本酵素を生産する
例示菌として、バシルス・YT−1004を挙げる。
力を生成する酵素量を1単位とした。本酵素を生産する
例示菌として、バシルス・YT−1004を挙げる。
本微生物の菌学的性質は下記に示す通りであり、徴工研
菌寄第5854号として工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。○’形態;短樟菌、大きさ、中0
.5〜0.7仏×1.7〜2.4ム、単樟菌、非運動性
、グラム陰性又はグラム /ゞリアブル■ 胞子:胞子
髪細胞のふくらみはあっても非常に小さい、球形〜楕円
形の胞子を形成する{31ゼラチン;ゆっくり液化する
。
菌寄第5854号として工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。○’形態;短樟菌、大きさ、中0
.5〜0.7仏×1.7〜2.4ム、単樟菌、非運動性
、グラム陰性又はグラム /ゞリアブル■ 胞子:胞子
髪細胞のふくらみはあっても非常に小さい、球形〜楕円
形の胞子を形成する{31ゼラチン;ゆっくり液化する
。
■ 肉汁寒天;生育良好、表面スムース、黄色を帯びる
。
。
‘5’グルコ−ス肉汁寒天;肉汁寒天よりも生育不良、
淡黄色■ グルコース硝酸寒天;生育わずか ‘7} 肉汁;少し混濁、沈降する。
淡黄色■ グルコース硝酸寒天;生育わずか ‘7} 肉汁;少し混濁、沈降する。
‘8’ 食塩肉汁・;食塩の存在は生育を促進する。
10%食塩でも生育する。
■ クエン酸寒天;生育わずか
‘IQ チロシン寒天;生育良好、黄色、チロシナーゼ
陰性(11)グルコースーアスパラギン寒天;生育わず
か(12)インドール;生成しない。
陰性(11)グルコースーアスパラギン寒天;生育わず
か(12)インドール;生成しない。
(13)ミルク;ゆっくりと凝固、ベブトン化(1り
ポテト;生育わずか(15)ァセチルメチルカルビノー
ル:生成する。
ポテト;生育わずか(15)ァセチルメチルカルビノー
ル:生成する。
(16)硫化水素;生成する。(17)硝酸塩の還元:
陰性 (18)ウレアーゼ;生成しない。
陰性 (18)ウレアーゼ;生成しない。
(19)カタラーゼ:生成する。
(20)澱粉の加水分解:陽性
(21)炭水化物の利用:D−グルコース、Dーフラク
トース、Dーマンノース、Dーガラクトース、Dーキシ
ロース、tーアラビノース、シユークロース、ラクトー
ス、マルトース、澱粉グリコーゲンなどから生駁するが
ガスの生成はなし。
トース、Dーマンノース、Dーガラクトース、Dーキシ
ロース、tーアラビノース、シユークロース、ラクトー
ス、マルトース、澱粉グリコーゲンなどから生駁するが
ガスの生成はなし。
(22)生育温度;最適生育温度滋〜46qo、最高生
育温度約50q○。
育温度約50q○。
以上の菌学的諸性質について、技r袋y,sMan船l
ofDeにrminativeBacteriolog
yの第7版及び第8版(The Williams
& WilkinSCompany,1957年及び
197山王)を参照し同定した結果、本菌はバシルス
ズブチリス(Bacilluss泌tilis)の変種
の一種と考えるのが妥等と思われた。
ofDeにrminativeBacteriolog
yの第7版及び第8版(The Williams
& WilkinSCompany,1957年及び
197山王)を参照し同定した結果、本菌はバシルス
ズブチリス(Bacilluss泌tilis)の変種
の一種と考えるのが妥等と思われた。
本菌株はアミラーゼG3の他にQ−1.6ーグルコシダ
ーゼ(プルラナーゼ)を同時に生産する能力があり、こ
の酵素がアミロベクチンの分岐結合であるQ‐1.6ー
グルコシド結合を分解するため、澱粉やアミロベクチン
などの分岐結合のある基質に対し、アミラーゼG3と共
同して作用し澱粉からマルトトリオースを収量よく生産
するのに重要な役割をしている。
ーゼ(プルラナーゼ)を同時に生産する能力があり、こ
の酵素がアミロベクチンの分岐結合であるQ‐1.6ー
グルコシド結合を分解するため、澱粉やアミロベクチン
などの分岐結合のある基質に対し、アミラーゼG3と共
同して作用し澱粉からマルトトリオースを収量よく生産
するのに重要な役割をしている。
例えば、本菌の生産するQ‐1.6ーグルコシダーゼと
同時に反応を行った場合、マルトトリオースの収量は基
質の種類によってもことなるが、通常10〜25%増加
する。本菌の生産するQ‐1.6ーグルコシダーゼの酵
素的性質は下記に示す通りである。‘1’ 作用;プル
ランに存在するQ‐1.6ーグルコシド結合を分解し、
マルトトリオースを生成する。
同時に反応を行った場合、マルトトリオースの収量は基
質の種類によってもことなるが、通常10〜25%増加
する。本菌の生産するQ‐1.6ーグルコシダーゼの酵
素的性質は下記に示す通りである。‘1’ 作用;プル
ランに存在するQ‐1.6ーグルコシド結合を分解し、
マルトトリオースを生成する。
また、澱粉、アミロベクチン、グリコーゲン又はその派
生物のQ‐1.6ーグルコシド結合を分解する。■ 作
用温度範囲及び最適作用温度;約70℃まで作用し、最
適作用温度は約60qo(1%プルラン、0.08Mト
リス緩衝液のもとで3び分間反応、第1図b){31作
用−範囲及び様簿作用pH;pH約4〜約10の広いp
H範囲に作用し、PH5付近とPH7〜7.5付近に作
用極大が認められる。
生物のQ‐1.6ーグルコシド結合を分解する。■ 作
用温度範囲及び最適作用温度;約70℃まで作用し、最
適作用温度は約60qo(1%プルラン、0.08Mト
リス緩衝液のもとで3び分間反応、第1図b){31作
用−範囲及び様簿作用pH;pH約4〜約10の広いp
H範囲に作用し、PH5付近とPH7〜7.5付近に作
用極大が認められる。
{1%プルラン、0.08M緩衝液(酢酸緩衝液pH3
.5〜5.ふ りン酸緩衝液pH5.5〜10)の下で
40『0で反応、第2図a}‘41熱安定性:0.08
Mトリス緩衝液(pH7.0)のもとで、各温度で1
0分間加熱後、残存活性を測定した。
.5〜5.ふ りン酸緩衝液pH5.5〜10)の下で
40『0で反応、第2図a}‘41熱安定性:0.08
Mトリス緩衝液(pH7.0)のもとで、各温度で1
0分間加熱後、残存活性を測定した。
その結果、50℃、1■ふ間の加熱では殆んど失活せず
、60℃、10分間の加熱で約70%失済した。{第2
図c白抜き丸}‘5} pH安定性:pH約5〜約10
で安定{0.1M緩衝液の下で室温(25℃)で放置後
、残存存活性を測定、第2図d}‘6’ 阻害剤;本酵
素は5×10‐3のH&12、AgN03、CuS04
などにより、それぞれ約98%、約蝋%、約87%阻害
された。
、60℃、10分間の加熱で約70%失済した。{第2
図c白抜き丸}‘5} pH安定性:pH約5〜約10
で安定{0.1M緩衝液の下で室温(25℃)で放置後
、残存存活性を測定、第2図d}‘6’ 阻害剤;本酵
素は5×10‐3のH&12、AgN03、CuS04
などにより、それぞれ約98%、約蝋%、約87%阻害
された。
‘71 安定化:カルシウムイオンの存在は本酵素の熱
安定性を増加する。
安定性を増加する。
第2図c黒丸【81精製方法;本酵素は液体培養物の上
澄液から硫安分画、DEAEーセフアロースカラムクロ
マトグラフイー(KCLO.〜0.9Mでグラジエント
溶出)、その後セフアデックスG‐200カラムクロマ
トグラフィーによりクロマト的且つ亀気泳動的にほぼ均
一まで精製することができる■ 分子量:セフアデツク
スG‐200ゲル炉過法により測定された分子量は約5
5方であった。
澄液から硫安分画、DEAEーセフアロースカラムクロ
マトグラフイー(KCLO.〜0.9Mでグラジエント
溶出)、その後セフアデックスG‐200カラムクロマ
トグラフィーによりクロマト的且つ亀気泳動的にほぼ均
一まで精製することができる■ 分子量:セフアデツク
スG‐200ゲル炉過法により測定された分子量は約5
5方であった。
OQ 力価測定法;0.1Mリン酸緩衝液に溶解させた
1%プルラン液(FH7.00.5奴‘‘こ適量の酵素
を加え、水で全量1の‘とし、40℃で反応させる。こ
の条件で1時間に1の9のマルトトリオースに相当する
還元力を生成する酵素量を1単位ときた。本発明による
アミラーゼGヱ生産のための培養は、窒素源としてべプ
トン、肉エキス、酵母エキス、カゼイン、コーン、ステ
イプ・リカー、大豆粕など通常に用いられる有機窒素源
が使用されまた、炭素源としては澱粉、デキストリン、
マルトース、グルコース、シユークロースなどが使用さ
れ、そして、これに補足する栄養源として無機窒素源、
リン酸塩、マグネシウム塩と各種金属塩を含む培地が使
用される。
1%プルラン液(FH7.00.5奴‘‘こ適量の酵素
を加え、水で全量1の‘とし、40℃で反応させる。こ
の条件で1時間に1の9のマルトトリオースに相当する
還元力を生成する酵素量を1単位ときた。本発明による
アミラーゼGヱ生産のための培養は、窒素源としてべプ
トン、肉エキス、酵母エキス、カゼイン、コーン、ステ
イプ・リカー、大豆粕など通常に用いられる有機窒素源
が使用されまた、炭素源としては澱粉、デキストリン、
マルトース、グルコース、シユークロースなどが使用さ
れ、そして、これに補足する栄養源として無機窒素源、
リン酸塩、マグネシウム塩と各種金属塩を含む培地が使
用される。
培養はpH約5〜9、温度25〜55qoで好気的に行
なわれる。アミラーゼG3及びプルラナーゼは菌体外に
生産される酵素であるので、培養終了後、炉過又は遠心
分離して除菌し、上澄液を回収する。
なわれる。アミラーゼG3及びプルラナーゼは菌体外に
生産される酵素であるので、培養終了後、炉過又は遠心
分離して除菌し、上澄液を回収する。
そして、必要に応じ、濃縮し、硫安、硫酸ナトリウムな
どによる塩折によるか、又はアセトソ、ィソプロパノー
ル、エタノール、メタノールなどの有機溶剤を加えて、
酵素を沈澱物として収得、乾燥、保存する。本酵素によ
る澱粉の糖化は、通常5〜40%の液化澱粉の下で、p
H5.5〜8、温度40〜60qoで行なわれる。
どによる塩折によるか、又はアセトソ、ィソプロパノー
ル、エタノール、メタノールなどの有機溶剤を加えて、
酵素を沈澱物として収得、乾燥、保存する。本酵素によ
る澱粉の糖化は、通常5〜40%の液化澱粉の下で、p
H5.5〜8、温度40〜60qoで行なわれる。
以下に実施例により本発明の詳細を説明する。
実施例 1200肌客三角フラスコに、K2HP040
.3%、MgS04・7日200.1%、魚肉エキス3
%、可溶性澱粉1%、硫酸マンガン5×10‐5Mから
なる液体培地を入れ、常法により殺菌後、バシルス属菌
株(徴工研菌寄第5854号)を接種し、30℃で2日
間振鶴培養した。
.3%、MgS04・7日200.1%、魚肉エキス3
%、可溶性澱粉1%、硫酸マンガン5×10‐5Mから
なる液体培地を入れ、常法により殺菌後、バシルス属菌
株(徴工研菌寄第5854号)を接種し、30℃で2日
間振鶴培養した。
培養後、遠心分離機で除菌し、得られた上燈液について
、生産されたアミラーゼG3を測定した結果、培地肌【
当り80.$単位であった。そして、同時に生産された
Q‐1.6−グルコシダーゼは培地の‘当り11.9単
位であった。培養上燈液に硫安を60%飽和になるよう
に加えて、沈澱区分を集め、乾燥保存した。本酵素剤に
はアミラーゼG3の他にプルラナーゼが存在しているの
で、アミラーゼG3は次の操作で精製した。
、生産されたアミラーゼG3を測定した結果、培地肌【
当り80.$単位であった。そして、同時に生産された
Q‐1.6−グルコシダーゼは培地の‘当り11.9単
位であった。培養上燈液に硫安を60%飽和になるよう
に加えて、沈澱区分を集め、乾燥保存した。本酵素剤に
はアミラーゼG3の他にプルラナーゼが存在しているの
で、アミラーゼG3は次の操作で精製した。
前記酵素剤を水に溶解後、遠心分離した上燈液について
、蒸留水に対して透析後、2.5×10‐3Mトリス緩
衝液で緩衝化したDEAEーセフアロースカラムに吸着
、同緩衝液で洗液後、同緩衝液を含むKCI溶液で0〜
0.8Mまでリニャーグラジェントにより溶出した。こ
の結果、プルラナーゼを含まないアミラーゼG3を得る
ことができた。硫安沈澱物からの収量は約30%であっ
た。該精製酵素液3.3単位をDE4.3の液化澱粉溶
液(固形分50奴)に加え、塩化カルシウムを5×10
‐3M添加し、全量1の‘として50qoで反応させた
。
、蒸留水に対して透析後、2.5×10‐3Mトリス緩
衝液で緩衝化したDEAEーセフアロースカラムに吸着
、同緩衝液で洗液後、同緩衝液を含むKCI溶液で0〜
0.8Mまでリニャーグラジェントにより溶出した。こ
の結果、プルラナーゼを含まないアミラーゼG3を得る
ことができた。硫安沈澱物からの収量は約30%であっ
た。該精製酵素液3.3単位をDE4.3の液化澱粉溶
液(固形分50奴)に加え、塩化カルシウムを5×10
‐3M添加し、全量1の‘として50qoで反応させた
。
得られた糖化物の一部をペーパークロマトグラフ法によ
り3重展開(溶媒:ピリジン/nーフタノール/水=4
/6/3)後、各糖区分を切抜き、水で抽出後、フェノ
ール一硫酸法により定量した。その結果、グルコース2
.8%、マルトース12.1%、マルトトリオース55
.3%、マルトテトラオース4.4%、その他のオリゴ
糖25.4%であった。実施例 2 実施例1において、培地としてK2HP040.3%、
MgS04・7日200.1%、魚肉エキス3%、可溶
性澱分2%、MnC122.5×10‐6M、CaC1
21×10‐3M、ZnS041×10‐4M、CuS
045×10‐5Mを含む液体塔地を使用し、30qo
で4日間振濠培養した。
り3重展開(溶媒:ピリジン/nーフタノール/水=4
/6/3)後、各糖区分を切抜き、水で抽出後、フェノ
ール一硫酸法により定量した。その結果、グルコース2
.8%、マルトース12.1%、マルトトリオース55
.3%、マルトテトラオース4.4%、その他のオリゴ
糖25.4%であった。実施例 2 実施例1において、培地としてK2HP040.3%、
MgS04・7日200.1%、魚肉エキス3%、可溶
性澱分2%、MnC122.5×10‐6M、CaC1
21×10‐3M、ZnS041×10‐4M、CuS
045×10‐5Mを含む液体塔地を使用し、30qo
で4日間振濠培養した。
その結果、生産されたアミラーゼG3は培地肌当り15
2.4単位であった。又、同時に生産されたプルラナ−
ゼは培地凧【当り17.3単位であった。
2.4単位であった。又、同時に生産されたプルラナ−
ゼは培地凧【当り17.3単位であった。
第1図a、b、cとdは、それぞれバシルス属アミラー
ゼG3の最適解、最適温度、熱安定性とpH安定性を示
している。 第2図a、b、cとdは、それぞれバシルス属Q‐1.
6ーグルコシダーゼの最適pH、最適温度、熱安定性と
苗安定性を示している。汐’鼠 次Z欄
ゼG3の最適解、最適温度、熱安定性とpH安定性を示
している。 第2図a、b、cとdは、それぞれバシルス属Q‐1.
6ーグルコシダーゼの最適pH、最適温度、熱安定性と
苗安定性を示している。汐’鼠 次Z欄
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バシルス属に属しアミラーゼG3を生産する微生物
を培養し、培養物からアミラーゼG3を採取することを
特徴とするバシルス属アミラーゼG3の製造法。 2 バシルス属に属し、アミラぜゼG3とα−1.6−
グルコシダーゼを同時に生産する微生物を培養し、培養
物からアミラーゼG3とα−1.6−グルコシダーゼを
採取することを特徴とするバシルス属アミラーゼG3と
α−1.6−グルコシダーゼの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12701182A JPS6015315B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | アミラ−ゼg3の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12701182A JPS6015315B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | アミラ−ゼg3の製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10147783A Division JPS6027513B2 (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 耐熱性α−1,6−グルコシダ−ゼAの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5917983A JPS5917983A (ja) | 1984-01-30 |
JPS6015315B2 true JPS6015315B2 (ja) | 1985-04-18 |
Family
ID=14949471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12701182A Expired JPS6015315B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | アミラ−ゼg3の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6015315B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61154920U (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-26 | ||
JPS63264057A (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | 岡 静枝 | 排尿袋 |
JPH0431059Y2 (ja) * | 1986-03-04 | 1992-07-27 | ||
EP0686348A1 (en) | 1994-05-30 | 1995-12-13 | Amano Pharmaceutical Co., Ltd. | Bread quality-improving composition and bread producing process using the same |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3444177A1 (de) * | 1984-12-04 | 1986-06-12 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Piezokeramik |
JP6982438B2 (ja) * | 2017-09-06 | 2021-12-17 | 公立大学法人大阪 | デンプン分解酵素、それをコードする核酸、及びその利用 |
-
1982
- 1982-07-21 JP JP12701182A patent/JPS6015315B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61154920U (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-26 | ||
JPH0431059Y2 (ja) * | 1986-03-04 | 1992-07-27 | ||
JPS63264057A (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-31 | 岡 静枝 | 排尿袋 |
EP0686348A1 (en) | 1994-05-30 | 1995-12-13 | Amano Pharmaceutical Co., Ltd. | Bread quality-improving composition and bread producing process using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5917983A (ja) | 1984-01-30 |
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