JPS62126994A - マルト−スの製造方法 - Google Patents

マルト−スの製造方法

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JPS62126994A
JPS62126994A JP60265859A JP26585985A JPS62126994A JP S62126994 A JPS62126994 A JP S62126994A JP 60265859 A JP60265859 A JP 60265859A JP 26585985 A JP26585985 A JP 26585985A JP S62126994 A JPS62126994 A JP S62126994A
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maltose
starch
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bacillus
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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、新規なアミラーゼによるマルトースの製造方
法に関するものである。
〔従来技術〕
現在、マルトースは液化澱粉に植物、バシルス起源のβ
−アミラーゼを作用させるか、あるいはアスペルギルス
(Aspergillus)7jCなどの微生物の生産
する糖化型α−アミラーゼを作用させることにより製造
されている。これらの酵素はアミロペクチンのα−1,
6−グルコシド結合は分解することができないため、ア
ミロペクチンやこれを含む液化澱粉からのマルトースの
収量は、通常50〜60%である。そして、これ以上に
収量よくマルトースを得るためには、α−1,6−グル
コシド結合を分解する、プルラナーゼやイソアミラーゼ
などのα−1,6−グルコシダーゼが併用される。
〔目  的〕
本発明者は、澱粉からマルトースを特異的に生成する新
規なアミラーゼを求めて微生物の検索を行ってきた結果
、バシルス・メガテリウム(Bacillus mcg
at、crium)と同定した細菌が澱粉をその非還元
性末端からマルトース単位で切断し、α−マルトースを
生成する新規なアミラーゼを生成することを認め、この
酵素をアミラーゼG2と命名した。
本酵素と従来、マルトースを特異的に生成する酵素とし
て知られているβ−アミラーゼとの比較は第1表に示す
通りである。
両酵素の最も大きな違いは、β−アミラーゼがβ−マル
トースを生成する加水分解を行うのに対し、アミラーゼ
G2はα−マルトースを生成する加水分解を行うことで
ある。この切断様式の違いのため、アミラーゼG2によ
りアミロペクチンまたはこれを含む澱粉の糖化を行うと
き、β−アミラーゼに比べて2〜3%マルトース収量が
高くなることがわかった。しかし、この酵素はアミロペ
クチンのα−1,6−グルコシド結合を分解することは
できないため、澱粉がらのマルトースの収量は60%前
後である。そして、これ以上に高い収量でマルトースを
得るためには、アミロペクチンのα−1゜6−グルコシ
ド結合を分解するイソアミラーゼやプルラナーゼと併用
する必要があった。しかるに、本発明者は、先に発明し
た澱粉がらマルトテトラオースを特異的に生成する新規
なアミラーゼG4(特許出願中)をアミラーゼG2と併
用して用いるとき、澱粉から70%以上の収量でマルト
ースが得られることを認めた。本発明は、この知見に基
づいてなされたものである。
〔構  成〕 本発明は、澱粉又はその派生物である液化澱粉に、バシ
ルス属細菌の生産するアミラーゼG2とアミラーゼG4
を作用させることを特徴とするマルトースの製造方法に
関するものである。
以下に、本発明の詳細な説明する。
先ず、本発明において使用されるアミラーゼG2とアミ
ラーゼG4の酵素的性質を記載する。
(A)アミラーゼG2の酵素的性質 (1)作用; アミロース、アミロペクチン、グリコー
ゲンのα−1,4−グルコシド結合を、その非還元性末
端からマルトース単位で加水分解する。生成糖はα−マ
ルトースであることからα−アミラーゼの一種と考えら
れるが。
エンド型の分解作用を示さず、アミロペクチン、グリコ
ーゲンからはリミットデキストリンを残す。サイクロデ
キストリンを分解せず、またマルトトリオースの分解力
も弱い。生成糖がα−型であることを除けば、植物や細
菌のβ−アミラーゼに似ているが、アミロペクチンやこ
れを含む澱粉に対する分解限度は2〜3%高い。
(2)作用温度範囲及び最適温度; 1%可溶性澱粉、
0.05Mリン酸a衝液の下で作用させたとき、約75
℃まで作用し、最適温度は約60’Cである(第1図(
a))。
(3)作用pH範聞及び最適PH;  約3〜約11の
広いpl!範囲に作用する。最適pHは約7〜7.5で
ある(0.05Mリン酸緩衝液、1%可溶性澱粉の下で
作用、(第1図(b))。
(4)熱安定性;  0.05M トIJ ス緩衝液(
p++7.0)ノ下で加熱した場合、50℃、10分間
の加熱までは失活が認められない。60”C10分間の
加熱で約10%失活し、65℃10分間の加熱で約70
%失活し、そして、60℃10分間の加熱で90%以上
失活した(第1図(C))。
(5)pH安定性;  0.1M緩衝液(7)下、室温
(30℃)テ3時間放置後、残存活性を測定した。その
結果、pH4,5〜8の範囲で安定であった〔第1図(
d)〕。
(6)安定化; カルシウムイオンによる熱安定性の増
加は認められなかった。
(7)阻害剤; 本酵素は、lXl0−3Mの)!EC
I 2、AgN03 、 Cu5O4、N15O4によ
り、それぞれ約85%、約75%、約70%、約60%
阻害された。また、lXl0−’Mのp−クロロマーキ
ュリベンゾエートにより約70%阻害された。
(8)精製方法; 本酵素は、液体培養液の上澄から、
硫安分画、DEAE−セファロースカラムクロマトグラ
フィー、同カラムによる再クロマトグラフィーとバイオ
ゲルA0.5mによるカラムクロマトグラフィーにより
、ディスク電気泳動的に均一まで精製することができる
(9)分子量; セファデックスG−200により測定
した分子量は約60,000であった。
(10)力価測定法;  0.1Mリン酸緩衝液に溶解
させた2%可溶性澱粉0.5mQに、適量の酵素を加え
、水で全11m12とし、40℃で反応させる。
この条件で、1分間に1μモルのグルコースに相当する
還元力を生成する酵素量を1単位とした。
以上の酵素的性質について、従来、知られている植物起
源のβ−アミラーゼ及びバシルス屈のβ−アミラーゼは
β−マルトースのみを生成するのに対し、アミラーゼG
2はα−マルトースのみを生成する。バシルスステアロ
サーモフィラス([1acillus st、caro
t、hcrmophilus)のアミラーゼはアミラー
ゼG2と同様に、α−マルトースを生成するが、反応初
期には、マルトテトラオースやマルトトリオース、及び
微量のマルトヘキサオースやマルトペンタオースを生成
すると報告されている。
従って、これら酵素はアミラーゼG2とは本質的に異な
った酵素ということができる。また、Q適p11゜最適
温度、分子量などの性質においても差が認めらることが
ら、アミラーゼG2は新規な酵素ということができる。
(B)アミラーゼG4の酵素的性質 (1)作用; アミロース、アミロペクチン、グリコー
ゲンなどのα−グルカンをマルトテトラオースを主成分
とする分解物に分解する。本酵素はエンド型の分解様式
を持つα−アミラーゼの一種であり、液化澱粉に作用さ
せるとき、約65〜75%の収量でマルトテトラオース
が得られる。
(2)作用温度範囲及び最適温度; 1%可溶性澱粉、
0.05Mリン酸緩衝液の下で作用させたとき、約75
℃まで作用し、最適作用温度は約50℃である(第2図
(a))。
(3)作用pH範囲及び最適pH;  約4〜約12の
広い範囲に作用する。最適作用pHは6〜8.5である
(0.05M酢酸またはリン酸緩衝液、1%可溶性澱粉
の下で作用、(第2図(b))。
(4)熱安定性;  0.IMl−リス緩衝液(p+−
+7.0)の下で加熱した場合、50℃、10分間の加
熱で約40%失活し555°C110分間の加熱で約8
5%失活した〔第2図(C)〕。
(5)pu安定性;  0.1M緩衝液の下で、室温(
25°C)で3時間放置後、残存活性を測定した。その
結果、p]16〜9の範囲で安定であった〔第2図(d
)〕。
(6)安定化; カルシウムイオンが存在するとき、熱
安定性の増加が認められた〔第2図(C)の破線〕。
(7)阻害剤; 本酵素は、5 X 10−3MのHg
C12、CuS04、Zn5O4、AgNo 3.によ
り、それぞれ約100%、約95%、約50%、約30
%阻害された。
(8)精製方法; 本酵素は、液体培養物の遠心上澄液
から、硫安分画、 DEAE−セファロース(Scph
arosc)カラムクロマトグラフィーとバイオゲル(
Biogcl)、AO15mカラムクロマトグラフィー
及び同ゲルによる再クロマトグラフィーにより、電気泳
動的に均一まで精製することができる。
(9)分子量: バイオゲル(Biogel)Ao、5
mを用いたゲル濾過法により測定した分子量は約1万で
あった。
(lO)力価測定法;  0.1Mリン酸緩衝液(po
7.0)に溶解させた2%可溶性紐粉0.5mQに、i
a址の酵素を加え、水で全量1m12とし、40℃で反
応させる。この条件で、1分間に1μモルのグルコース
に相冴する還元力を生成する酵素量を1単位とした。
以上の酵素的性質について、シュードモナススツッツェ
リのマルトテトラオース生成アミラーセト比較すると 
(1)最適作用pHは、アミラーゼG4ハpH6〜8.
5の広いpH範囲にあるのに対し、シュードモナススッ
ッツェリの酵素はpl−18付近にあること、(2)ア
ミラーゼG4を澱粉に作用させたとき、約65〜75%
の収量でマルトテトラオースを得られるのに対し、シュ
ードモナナスッッツェリの酵素の場合は約55%である
こと、(3)アミラーゼG4の分子量は1万前後にある
のに対し、シュードモナススッッツェリの酵素は、48
,000と58,000にある〔バイオケミストリーア
ンドバイオフィジックスアクタ(Biochcmisj
ry and Biophysics Acta)56
6巻、88頁(1979) )など、アミラーゼG4と
シュードモナススッッツェリの酵素とは、澱粉からのマ
ルトテトラオースの収量、最適作用ρ11、分子量など
の性質において顕著な違いのあるものであり、新規な酵
素ということができる。
アミラーゼG2を生産する例示菌として、バシルスメガ
テリウム(Bacillus magat、criuI
II)G−2を挙げる。この菌株は微工研菌寄第797
8号として、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れている。
また、アミラーゼG4を生産する例示菌として、バシル
スサーキュランス(Bacillus circula
ns)G4を挙げる。この菌株は微工研菌寄第820号
として、微生物工業技術研究所に寄託されている。これ
ら微生物の菌学的性質は下記に示す通りである。
(A)アミラーゼG2生産菌の菌学的性質(1)形態;
 巾0.7〜1.3 X 2.4〜5.0μ、通常2個
以上連なり、短鎖状に生成する。ダラム陰性。
(2)胞子; 両末端近くに2個。胞子をもつ細胞のふ
くらみは殆んど認められない。
(3)生育i 好気的に生育。嫌気下では殆んど生育は
認められない。
(4)肉汁; 混濁、沈降する。
(5)肉汁寒天; 生育良好、表面なめらか、淡褐色を
示すが、色素の生成なし。
(6)グルコース肉汁寒天; 肉汁培地よりよく生育す
る。
(7)グルコース硝酸塩寒天; よく生育する。表面な
めらか。淡褐色を示す。
(8)チロシン寒天; 褐色色素を生成する。
(9)グルコース・アスパラギン寒天; かなりよく生
育する。
(10)ポテト; 生育良好、表面なめらかで、淡褐色
を示す。培地中に褐色色素を生成する。
(11)クエン酸の利用; 陽性。
(12)澱粉の加水分解; 陽性。
(13)アセチルメチルカルビノール; 生成しない。
(14)ゼラチン; 分解する。
(15)ミルク; 凝固し、ペプトン化する。
(16)硝酸塩の還元; 陽性。
(17)カタラーゼ; 陽性。
(18)炭水化物の利用; D−グルコース、D−フラ
グ1−−ス、D−ガラクトース、D−マンノース、D−
リボース、L−ラムノース、L−アラビノース、D−キ
シロース、D−マンニトール、D−ソルビ1−−ル、マ
ルトース、蔗糖などを利用し、いずれもガスを生成する
ことなく生成する。
(19)最適生育温度;40°C前後。
(20)Q高生育温度; 約50℃。
(21)死滅温度;100℃、20分間の加熱でも死滅
しない。
以上の菌学的性質について、バージェイスマニュアルオ
ブデタミネーティブバクテリオロジー(Bcrgay’
s  Mannual  of  Det、crmin
at、1vaBact、criology)の第7版及
び第8版(ザウィリアムスアンドゥイルキンスカンパニ
ー(The Williamsand Wilkins
 Company)、1957年及び1974年)を参
照し、本菌をバシルスメガテリウム(Bacillus
mcgaシcrium)の菌株と同定するのが適当と考
えられ、本菌株をバシルスメガテリウムG−2と命名し
た。
(B)アミラーゼG4生産菌の菌学的性質(1)形態;
 桿菌、巾0.5〜1×5〜6μ、運動性なし、ダラム
陰性。
(2)胞子: 通常、末端近くに1個、胞子嚢のふくら
みは認められない。
(3)肉汁; 混濁、沈降する。
(4)肉汁寒天; 生育良好、淡黄〜淡褐色、周辺及び
表面凹凸あり。
(5)グルコース肉汁寒天; 生育良好、淡黄〜淡褐色
(6)グルコース硝酸寒天; 生育悪い。
(7)ポテト; 生育良好、乳白色に生育。
(8)グルコース・アスパラギン寒天; 生育あまり良
くない。淡黄〜黄褐色。
(9)チロシン寒天; 良く生育する、わずかに褐色。
(10)ミルク; ゆっくり凝固、ペプトン化。
(11)インドール; 生成しない。
(12)カタラーゼ; 生成する・ (13)アセチルメチルカルビノール; 生成しない。
(14)硫化水素; 生成しない。
(15)クエン酸; 利用する。
(16)硝酸塩の還元; 陰性。
(17)クエン酸: 利用する。
(18)食塩肉汁; 8%食塩含有培地までよく生育し
10%食塩でも少し生育する。
(19)炭水化物の利用; D−グルコース、D−フラ
クトース、D−マンノース、L−アラビノース、D−リ
ボース、マルトース、シュークロス、澱粉などから酸を
生成するが、ガスの生成はない。D−キシロース、し−
ラムノース、し−ソルボースの利用性は良くない。
(20)Q適生育温度;26°C前後。
(21)最高生育温度; 約60°C0(22)死滅温
度;100°C1で30分間加熱しても死滅しない。
以上の菌学的性質について、バージェイスマニュアルオ
ブデタミネーティブバクテリオロジー(Bcrgcy’
s Mamnual of Dcterminajiv
aBacteriology)の第7版及び第8版〔ザ
ウィリアムスアンドゥイルキンスカンパニー(The 
Williamsand Wilkins Compa
ny)) 、 (1957年及び1974年)を参照し
、本菌をバシルスサーキュランス(Bacillusc
ircular++)の一種と同定し、バシルスサーキ
ュランスG−4と命名した。
アミラーゼG2及びアミラーゼG4を生産するための培
養は、通常、液体培地により通気、攪拌培養より行われ
る。培地の窒素源としては、肉エキス、ペプトン、酵母
エキス、カゼイン、コーンステイープリカー、大豆粕な
ど、通常、微生物の培養に際し、よく用いられる有機窒
素源、及びこれに補足する窒素源として、塩化アンモニ
ウム、リン酸アンモニウム、硝酸塩などの無機窒素源が
用いられる。炭素源としては、澱粉、デキストリン、マ
ルトース、グルコース、シュークロスなどが使用される
。培養は、p115〜9、温度20〜60℃で好気的に
行われる。
アミラーゼG2及びG4は、いずれも菌体外に生産され
る酵素であるので、培養終了後、濾過または遠心分離に
より除菌し、上澄液を回収する。
培養上澄液は、必要により濃縮し、硫酸アンモニウム、
硫酸ナトリウムによる塩析によるか、または、アセトン
、イソプロパツール、エタノール、メタノールなどの有
機溶剤を加えて、酵素を沈澱物として収得し、乾燥、保
存する。
アミラーゼG2及びアミラー亡4を組合せて行う澱粉の
糖化反応は、次のようにして行う。
澱粉は、通常、あらかじめ酸または液化型α−アミラー
ゼにより液化される。液化度はマルトースの収量に影響
し、なるべく低DEであることが望ましい。通常、DE
5以下の液化澱粉が使用される。
基質濃度は、通常5〜40%で行われ、反応は、通常p
its〜8、温度は40℃〜60°Cで行われる。アミ
ラーゼG4はカルシウムイオンの存在により熱安定化さ
れるので、糖化に際し1通常5XlO−4〜2X10−
2M程度のカルシウム塩が添加される。
アミラーゼG2とアミラーゼG4は同時に澱粉に作用さ
せるのが望ましいが、あらかじめ、アミラーゼG2で糖
化し、反応途中でアミラーゼG4を添加して反応を継続
するか、あるいは、最初、アミラーゼG4で反応を開始
し1次いでアミラーゼG2を添加して反応を行なう。
次に、実施例により、本発明の詳細な説明する。
実施例1 (1)アミラーゼG2の生産 大豆タンパク2%、米ヌカ2%、に2HP040.3%
、MgSO4・7++ 2o 011%、可溶性澱粉2
%、CaCl21X10− ’ M、MnC121XI
O−’ M、CuSO42,5X10− ’ M、Fc
C1□2.5XIO−’ M、ラウリル硫酸ナトリウム
2.5XlO−”%からなる培地(pH7,0)30m
 Qを200m Q容三角フラスコに入れ、120℃で
15分間殺菌後、バシルス メガテリウム(微工研菌寄
第7978号)を接種し、30°Cで3日間振盪培養(
160rpII+)シた。培養後、遠心分離して得た上
澄液について、生産されたアミラーゼG2活性を測定し
た結果、培地1a+Q当り、9.0単位であった。
(2)アミラーゼG4の生産 ポリペプトン1%、リン#2カリ0.3%、硫酸マグネ
シウム(7水塩)0.1%、可溶性澱粉1%からなる培
地30vs Qを200m Q容三角フラスコに入れ、
120℃で10分殺菌したのち、バチルスサーキュラン
スG4(微工研条寄第820号)を接種し、30℃で4
日間振盪培養(1Gorpm) した。
培養後、遠心分離して得た上澄液について、生産された
アミラーゼG4を測定した結果、培地1mQ当り、6.
4単位であった。
バシルス・ズブチルスのα−アミラーゼを用いて、常法
により液化した、DE4.2のポテト液化澱粉1g(固
形分として)に、アミラーゼG4を4単位。
又ハ/及びアミラーゼG2を4単位、CaC(125X
10−3M量を加え、水で全景10m Qとし、 PH
7付近、50℃で20時間反応を行った。反応後、糖化
糖中の糖組成を液体クロマトグラフ法により測量した。
得られた結果は第2表に示す通りであった。
第2表 (G1. G2、G3及びG4は、それぞれグルコース
の1.2.3及び4i体を示す。)
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、 (C)と(d)は、それぞれ
アミラーゼG2の最適pa1.最適温度、熱安定性とp
)1安定性を示している。 第2図(a)、(b)、 (c)と(d)はそれぞれア
ミラーゼG4の最適pH,最適温度、熱安定性とP)I
安定性を示している。 才1薗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 澱粉又はその派生物に、バシルス属細菌の生産するアミ
    ラーゼG2とアミラーゼG4を作用させることを特徴と
    するマルトースの製造方法。
JP60265859A 1985-11-26 1985-11-26 マルト−スの製造方法 Granted JPS62126994A (ja)

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