JPS60148585A - 布押えの低慣性押え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布押え装置の質量を小さくして、布押えに作用
する慣性力をできるだけ減少するようにした布押えの低
慣性押え装置に係るものである。

従来、ミシンにおけるこの種布押えは、押え腕の先端に
直接取り付けられ、押え腕の基端を押え軸１Ｃ面定する
もので、送り歯に作用する布押えの質重は、布押えが運
動するとき布押え自体の質量の外に押え腺、押え案内、
上押えばね等の質量が加わって慣性力が大となシ、送シ
歯の上下運動の軌跡に追随して布押えが運動せず、ミシ
ンの回転が速くなると（即ち、送シ歯の上下運動の回数
が増加すると）ますますその傾向が増大し、そのよめ強
力な押えばね′で押え腕を下方に押圧し、布押えが送り
歯の上下運動の軌跡に追随するようにしているが、布押
えと送り歯との間に生地を強く押圧すること＼なり、薄
物生地の場合は特に縫製時に送り歯による送り傷ができ
たり、ミシン空踏み時に布押えが送り歯に強く当たり空
音が甚だしい等の欠点を存した次第である。

然るに本発明においては、布押えを直接押え腕の先端に
取り付けず、押え腕基部下面に固定した板ばね填補助押
えばねの先端に収り付け、押え腕の先端を押え腕案内全
弁して上押えばねで押圧するよう装置し、上押えばねの
ばね圧により補助押えばねがたわまないように押え腕を
一定位置から降下させないストッパーを付設し、布押え
の上下量の少ないときには上押えばねは作動せず、補助
押えばねのみがたわみ、送り歯に作用する運動時の布押
えの質量は布押え自体の質量と補助押えばねの一部の買
置のみとなるため、小となって布押えに働く慣性力か小
と々シ、ミシン空踏み時の空音が減少し、薄物生地でも
送り傷発生の防止が可能になるものである。

更に送り歯の上下運ａノの軌跡に追随して布押えが運８
ノするから、ミシンが高速回転になっても上押えばねに
それ根強力なものを必要とせず、補助押えばねのばね圧
も弱くてすみ、布押えを揚げ卸しする作粟者の疲労も少
なくなる等の効果があるものである。

また、本発明においては、生地縫製時に生地の厚１へ部
分（段）等が、布押えの下に来て、布押えの上下量が多
いとき押え腕が作動するものである。

今、ここに本発明実施の一例を示す添付図面について詳
説する。

１は押え腕で、第１図及び第２図に示す如く上面の基部
を残し一側を切欠し、平坦面２を成形して断面り字状と
したものである。３は第３図に示す如く鉤形の押え軸腕
部で、押え腕ｌの基部の二股部４に該腕部３の一端を軸
５で水平方向回動自在に軸支し、他端をミシン本体６に
押え軸ブツシユ７を介して回動自在とした公知押え軸８
の先端に一体状に固定したものである。

９け長孔で、前記平坦面２の中同部に穿設したものであ
る。１０は平坦面２の基部下面に六設した補助押えばね
受けで、下面に凹入溝１０ａを成形したものである。１
１は板ばね製補助押えばねで、基端を該ばね受け１ｏに
穿設した凹入溝１０ａに嵌入し、止めねじ１２で固定し
たもので、補助押えばね機構とするものである。１３は
公知の布押えで、前記補助押えばね１１の先ね１１が嵌
入し摺動し得る凹入溝１５ａを穿設し、押え腕１と補助
押えばね１１との間のばね学け１０により成形した間隙
１６内を補助押えばね１１に沿って摺動させ、前記長孔
９を介して止めねじ１７で平坦面２に固定し、補助押え
ばね１１の有効に作動する長さを調節し、補助押えばね
１１のばね圧’ｋＨｆ４節するものである。１８は押え
腕案内で、ミシン頭部１９の下面１９ｂに挿嵌し固定し
た軸受２０内を上下方向に摺動自在としたもので、先端
に押え腕１の刃状の先端部１ａを挟持する溝部２１を穿
設し、押え腕ｌの溝部２１からの着脱を容易にするため
に溝部２１の一方の作桑者側の辺２１ａ　ｉ短かクシ、
基端部にストッパー取付腕部２２を突設し、基部１−か
ら先端に亘って主Ｈ■ｐえばね圧力調節ねじ２３に固定
した心棒２４の嵌入用の孔２１ｂを穿設したものである
。２５はグラスチック製押え腕押しピンで、押え腕案内
１８の溝部２１の底部に第６図に示す如く嵌入したもの
で、該案内１８と押え腕ｌ同の緩衝を目的としたもので
ある。

２６は上押えばねで、圧縮コイルばねより成り、押え腕
案内１８の基端にワッシャー２７を介して該基端とミシ
ン頭部１９の上面１９ａに固定したナツト２８に挿嵌し
て、前記上押えばね圧力調節ねじ２３下端との間の心棒
２４に装着し走もので、補助押えばね１１よりはばね圧
を強くし、該調節ねじ２３を回すことにより押え腕案内
１８に作用する生埋えばね２６のばね圧を調節して生埋
え機構を構成するものである。２９はストッパーで、前
記ストッパー取付腕部２２に挿嵌したボルトから成り、
先端をナツト３０によりミシン頭部１９の下面１９ｂ　
Ｋ調節自在に当接させ、生埋えばね２６のばね圧を受け
て押え腕１が縫製に適した一定位置より下がらないよう
にするものである。３１は布押え１３の公知の押え揚げ
レバーで、先端部に押え腕案内１８の基端側面に穿設し
た切欠３２に嵌合する係止突起３３を付設し、リンク３
４により押え腕案内１８を引き揚げるように構成する。

本発明は以上の如き構成で、生埋えばね２６のばね圧を
ストッパー２９によりミシン頭部１９の下部１９ｂで受
け、押え腕１が一定位置より下がらなりから、例えばミ
シン空踏み時又は薄物生地縫製の場合等の布押え１３の
上下量の少ない時には、送り歯（・てよる布押え１３の
上下に伴って補助押えばね１１がたわむだけで、生埋え
ばね２６等の生埋え機構は作動しないものである。

従って、布押え１３の運動に際して布押え１３に押え腕
１、押え腕案内１８及び生埋えばね２６の質量が・作用
せず、布押え１３と補助押えばね］１の補助押えばね圧
力調節片１５より先端部の有効長さだけの質量となり、
布押え１３に働く慣性力は小となり、ミシン空踏み時の
空音の減少、及び薄物生地縫製時の送り歯による送り傷
防止等に効果がある。また、布押え１３の上下量が生地
綿製中に段部等で大きくなった場合には押え腕ｌが生埋
えばね２６のばね圧に抗して作動し、段部等の生地の厚
い部分の縫製も支障なく行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明実施の一例を示すものであり、第１図
は要部斜視図、第２図は一部断面とした要部左側面図、
第３図１ｄ′押え軸腕部の一部断面とした要部正面図、
第４図は第２図Ａ−Ａ線端面図、第５図は同Ｂ−Ｂ線端
面図、第６図Ｏま押え腕を挾持した押え腕案内の要部断
面図である。 １・・・押え腕、ｌａ・・・先端部、２・・・平坦面、
３・・・押え軸腕部、４・・・二股部、５・・・軸、６
・・・ミシン本体、７・・・押え軸ブツシユ、８・・・
押え軸、９・・・長孔、１０・・・補助押えばね受け、
ｌＱａ・・・凹入溝、１１・・・補助押えばね、１２・
・・止めねじ、１３・・・布押え、１４・・・止めねじ
、１５・・・補助押えばね圧力調節片、１５ａ・・・凹
入ｒｉ’！、１６・・・間ｌｉ、］　７・・・止めねじ
、１８・・・押え腕案内、１９・・・ミシン頭部、】９
ａ・・・上面、１９ｂ・下部、２０・・・軸受、２１・
・・溝部、２１ａ・一方の辺、２１ｂ・・・孔、２２・
・・ストッパー取付腕部、２３・・・生埋えばね圧力調
節ねじ、２４・・・心棒、２５・・・押え腕押しピン、
２６・・生埋えばね、２７・・・ワッシャー、２８・・
ナツト、２９・・・ストッパー、３０・・・ナツト、３
１・・・押え揚げレバー、３２　切欠、３３・・・係市
突起、３４・・・リンク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、板ばね製補助押えばねに設け、該補助押えばねの基
   端を、布の押え腕に固定し、該補助押えばねの先端に布
   押えを固定し、前記押え腕企主即えばねを以って押圧す
   るようにしたこの基端を布の押え腕に固定し、該補助押
   えばねの先端に布押えを固定し、前記押え腕の先端寄り
   上面を平坦面に成形し、該押え腕の基部を押え１ｌｉＦ
   Ｉ＋腕部によって水平方向に回動自在に軸支し、前記押
   え腕の平坦面の中間部に長孔を穿設し、補助押えばねの
   上面、押え腕との間に補助押えばね圧力調節片を、前記
   長孔に貫設する止めねじを以って慴動可能且つ調節自在
   に定置することを特徴とする布押えの低慣性押え装置。 ３、板ばね製補助押えばねを設け、該補助押えばねの基
   端を布の押え腕に固定し、該補助押えばねの先端に布押
   えを固定し、下端を押え腕の先端部を挾持する溝部に成
   形し、上部にストッパー取付腕部全突設した押え腕案内
   を設け、該案内の上端に上押えばねを装着し、ミシン頭
   部にねじ孔を穿設し５．該ねじ孔に上押えばね圧力調節
   ねじを螺入し、前記ストツノクー＆付腕部に、先端がミ
   シンの頭部に当接するように、ストッパーヲ調節自在に
   螺入したことを特徴とする布押えの低慣四囲え装置。