JPS6014845A - 超音波探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波信号の送受信によって被検体内の検査
を行なう超音波検査装置に用いられる超音波探触子に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の超音波探触子で特に口腔内に使用できるものは少
ない。口腔内用として本出願人らは、第１図に示す超音
波探触子を提案している。第１図において、超音波振動
子１を超音波伝搬物質２で満たされた超音波セル３内に
収納し、超音波振動子１を駆動器４に結合された運動伝
達軸５に連結し、駆動器４によって扇形走査と直線走査
を行なうものである。超音波振動子１は更に、図示して
いないが送受信器に接続されており、超音波セル３の前
面の音舎窓６より被検体Ｔ内に超音波信号８を送信し、
被検体７内からの反射信号を再び超音波振動子１で受信
し、受信部で信号処理した後、超音波断層像を表示し、
被検体７を検査するものである。このような超音波探触
子においては超音波振動子１は密閉した超音波セル３内
で扇形走査と直線走査を行なう必要があるため、超音波
セル３は比較的大きくなり奥歯やその部分の歯ぐきに超
音波振動子１をあてることは極めて困難てあり、特に小
児などに適用できない。

更に直線走査は運動伝達軸５の伸縮によって行なうため
超音波セル３内の空間部の容積が変化する。従って容積
が減少した時に超音波伝搬媒質２を別な超音波セルに導
き、超音波セル３の圧力をほぼ一定に保つ必要がある。

更には、音響窓６を被検体７との密着性を良くするため
に柔かいメンプレインで構成すると、被検体が歯のよう
な比較的鋭い形状をしている場合に、メンプレインが大
きく変形し、超音波振動子１に接触し、メンプレインが
破損したり、超音波振動子１が破損する恐れがある。

また、−軸で超音波振動子を直線・揺動走査するために
その駆動機構が複雑となシ、寸だ双方の運動が互いに影
すしやすく独立し／こ動きをえることが困難である。

発明の目的 本発明は、以上のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、口腔内などのように狭い空間内に適用
でき、小型で、しかも、扇形走査を組合せた３次元的走
査を、超音波セルの内容積を変えることなく、かつ超音
波探触子やメンプレインの破損をさせることもなく口腔
内の奥においても充分な走査を行なうことのできる超音
波探触子を提供することを目的としている。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、ハウジング部内に
超音波振動子を回転可能な駆動軸に固定し、そのハウジ
ング部内に超音波反射鏡を形成し、その超音波反射鏡を
回転可能な前記とは別の駆動軸に固定し、超音波反射鏡
で反射された超音波信号を音響窓を通して被検体に導く
ものであって、かかる構成により、超音波セルの内容積
を変化させることなく、かつ超音波振動子やメインプレ
インを損瘍させることなく、口腔内の奥においても充分
な走査を行なうものである。

実施例の説明 以下に本発明の実施例を図面を用いて１説明する。

第２図は本発明の一実施例を示す側面断面図である。超
音波振動子１は○リングやオイルシールなどによるシー
ル９で区切られた左方にある音波伝搬媒体２で満たされ
たハウジングとしての超音波セル３内の一端に設置され
る。超音波振動子１で送信された超音波信号８は超音波
振動子１に対向した面に傾斜して設置された超音波反射
鏡１０によって反射された後、音響窓６を介して被検体
７内に送信される。一方超音波振動子１は回転軸１１に
一定の角度αだけ傾けて固定され、回転軸１１をモータ
１２で回転することによりｙ方向の走査が可能となる。

また、プーリ１４または歯車等の伝達機構を介して、超
音波反射鏡１０を傾斜して取りつけたパイプ１６をモー
タ１６で回転させることにより、超音波振動子１に対す
る角度βが連続的に変化して超音波信号８を工方向に走
査することが可能となる。

前記工、ｙ方向の走査について第３図により詳細にｔシ
ミ明する。

すなわち回転軸１１の回転に連動して、超音波振動子１
かも放射された超音波は超音波反射鏡１０で反射され出
力窓１３を通過してｙ方向走査が行われる。

一方バイブ１６を回転させることにより超音波反射鏡１
ｏを回動させ、その動きに連動して超音波振動子１から
の超音波の反射を１方向に走査させる。

このように回転軸１１とパイプ１６をそれぞれ一方向に
回転させることにより超音波振動子１より放射され、超
音波反射鏡１０で反射された超音波信号８に対してｙ軸
方向の走査とＸ軸方向の扇形走査に変換して３次元的複
合走査をおこなうことができる。

以上のように本実施例によれば、超音波振動子１を回転
軸１１に、超音波反射鏡１ｏを回転可能なパイプ１６に
それぞれ一定の角度をもって＋１７りつけることにより
、ｘ、ｙ方向に互いの影器をうけず独立して走査するこ
とができる。そして、回転軸１１．パイプ１６はともに
一定方向の回転のみで１．ｙ走査がおこなえるので、リ
ンクやカムあるいは電気的にモータを反転させるような
構造をとらなくても、モータで直接一定回転運動させる
だけで良い。

また、超音波振動子１および超音波反射鏡１０は同じ中
心線をもつ回転軸１１およびパイプ１５で回転されるの
で、超音波セル３内の内容積の変化は生じないし、形状
もパイプ１６を包む円筒状の超音波セル３でよいので小
型化される。

更にまた、超音波振動子１を上方に設置し、その回転を
被検体７とは異なる方向に向けることができるので、歯
のような鋭い形状をした被検体７によってメインプレイ
ンが大きく変形しても、被検体７がメインプレインが破
損したり、超音波振動子１が破損する恐れがない。

なお、以上の実施例では回転軸１１およびパイプ１５は
回転運動としたが、揺動運動としても駆動機構が若干複
雑となることを除けば同じ効果を持つ。

発明の詳細 な説明したように本発明は、ハウジング部内に超音波振
動子と超音波反射鏡を対向して設置し、各々を回転走査
することによって、簡易な駆動機構で走査することがで
き、工、ｙの走査を独立して得ることが容易になる。ま
た、回転走査によ−・てハウジング部の形状を円筒状に
することが可能で、加工状も１１ｊ易で小型化される。

史にハウジング部内での内容積の変化がないためノ・ウ
ジフグ部内の圧力を一定に保つことができる。しかも、
超音波振動子をハウジング部上方に設置することでメン
プレインおよび超音波振動子の破損を招くこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本出願人らが提案している従来の口腔内用の超
音波探触子を示す側面断面図、第２図は本発明の超音波
探触子の一実施例の側面断面図、第３図は第２図の超音
波振動子部分の拡大図である。 １・・・・超音波振動子、２・・・超音波伝搬物質、３
・・・・超音波セル、４　・・・駆動器、５・・・・運
動伝達軸、６・・・・・音響窓、７・・・・被検体、８
・・・・超音波信号、９・・・・シール、１ｏ・・・・
・超音波反射鏡、１１・・・・回転軸、１２・・・・モ
ータ、１３・・・・・プーリ、１４・・・・・出力窓、
１５・・・パイプ、１６・・・・モータ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 音波伝搬物質を満たしたハウジング部と、前記ハウジン
   グ部内にたがいに対向して設けられた超音波振動子と超
   音波反射鏡と、前記超音波振動子回転せしめる第１の駆
   動機構と、前記超音波反射鏡を回転せしめる第２の駆動
   機構と、前記超音波振動子よシ放射され、超音波反射鏡
   で反射された超音波信号を透過させる音響窓とを備え、
   前記超音波振動子は第１の駆動機構の回転軸に対して一
   定の角度傾けて取９つけられていることを特徴とする超
   音波探触子。