JPS60100951A - 超音波探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は超音波信号の送受信によって被検体内の検査を
行う超音波検査装置に用いられる超音波探触子に関する
ものである。

２１・−ジ 従来例の構成とその問題点 従来の超音波探触子で、特に口腔内で使用できるものは
少い。口腔内用として本出願人らは、第１凶に示す超音
波探触子を提案している。第１図において、超音波振動
子１は音波伝搬媒質２で満たされた超音波セル３内の一
端に設置され、運動伝達軸６に結合され、駆動器４によ
り駆動される。

接続筒部１６は超音波セル３と駆動器４を接続固定する
。超音波振動子１の超音波放射面に対向しグ ない超音波セル３の側面に、柔軟なメインプレインで構
成された音響窓６を形成し、音響窓６を被検体７に密着
して、超音波信号８を被検体７内に送受信するようにす
る。超音波振動子１で送信された超音波信号８は、超音
波振動子１に対向した面に傾斜して設置された超音波反
射鏡９によって反射された後、音響窓６を介して被検体
７内に伝えられる。一方、超音波振動子１は固定軸１０
によって超音波セル３の上部端に設置されているが、凶
における上下方向（Ｘ軸方向）及び水平方向（Ｘ軸方向
）の揺動走査は可能にされている。こ３ページ のように設置された超音波振動子１の超音波を放射する
側とは反対の側は、駆動器４に駆動された運動伝達軸６
の伸縮運動を超音波振動子１のＸ軸方向の運動に、Ｘ軸
方向の揺動運動はそのままＸ軸方向の運動に変換する自
在軸１１に連結されている。

以上のような超音波振動子１を使用すると、超音波振動
子１の固定軸１０を中心としたＸ軸方向の走査とＸ軸方
向の走査は、超音波振動子１から放射され超音波反射鏡
９で反射された超音波信号をＹ軸方向の走査とＸ軸方向
の走査に変換して、３次元的な複合走査を行うことがで
きる。超音波振動子１は更に、図示していないが送受信
器に接続されており、超音波セル３の前面の音響窓６よ
り被検体７内に超音波信号８を送信し、受信信号を信号
処理した後、超音波断層像を表示し、被検体７を検査す
るものである。このような超音波探触子においては、例
えば口腔内の奥歯の舌側やその部分の歯ぐきに音響窓６
を密着させようとすると、接続筒部１５が前歯部にぶつ
かるという欠点があった。

発明の目的 本発明は、上記欠点に鑑み、口腔内の頬舌両側の歯ぐき
に適用できる、小型で取扱い容易な超音波探触子を提供
するものである。

発明の構成 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、第
１の音波伝搬媒質を満たした第１の超音波セルと、前記
第１の超音波セルと隔壁を介して連通し、第１の超音波
セルに回動可能に取り付けられた第２の音波伝搬媒質を
満たした第２の超音波セルとを備え、前記第１の超音波
セル内には少なくとも一方向に駆動可能な超音波振動子
が設けられており、前記第２の超音波セルには前記超音
波振動子から放射され隔壁を通過した超音波信号を反射
させる超音波反射鏡と、前記超音波反射鏡で反射された
超音波信号を透過させる音響窓とが設けられているもの
より構成される。

実施例の説明 以下に本発明の実施例について図面を参照しな５ページ から説明する。

第２図は本発明の一実施例における超音波探触子の断面
図である。超音波振動子１は回転軸１８を介して支持機
構１９により支持されている。支持機構１９は回転伝達
軸２０によりＸ軸方向の往復回転運動が与えられる。超
音波振動子１に設けられたリンク２１は移動伝達軸２３
の先端にあるピン２２により駆動され回転軸１８を中心
としたＹ軸方向の往復回転運動が与えられる。回転伝達
軸２０と移動伝達軸２３は接続筒部１６により保護され
、駆動器４によりそれぞれ駆動される。超音波振動子１
を保護する筐体１２は、接続筒部１６により駆動器４と
接続固定される。この結果超音波振動子１は２方向への
セクタ走査が可能となる。

筐体１２は隔壁１７とともに第１の超音波セルを形成し
、そのなかには第１の音波伝搬媒質２４が満たされてい
る。−例として、隔壁１７としては樹脂材料、第１の音
波伝搬媒質２４としては潤滑油が使われ、それぞれ音響
インピーダンスが水のそれに近いものが望ましい。筐体
１２に設けられ６ページ た回転取付部１３にはＱ　ＩＪング１６を介して可動室
部１４が、Ｚ軸に平行な回転軸２６を中心として回転可
能に取り付けられている。可動室部１４を回転取付部１
３に対して脱着自在となるような構成をとることも容易
である。回転軸２６の方向は接続筒部１６の軸方向とほ
ぼ直交し、超音波振動子１の音波放射方向とほぼ等しい
。可動室部１４には超音波反射鏡９と、柔軟なメインプ
レインで構成された音響窓６が設けられ、第２の超音波
セルを形成し、そのなかに第２の音波伝搬媒質２６清 が曇だされている。第２の音波伝搬媒質２６としでは超
音波減衰の少い液体、例えば水が使われる。

超音波振動子１で送信された超音波信号は隔壁１７を通
過し超音波振動子１に対向した面に傾斜して設置された
超音波反射鏡９によって反射された後、音響窓６を介し
て被検体７内に伝えられる。以上のような超音波探触子
を使用すると、図に示した可動室部１４の回転取付位置
では、超音波振動子１のＹ軸方向とＸ軸方向の扇形走査
は、超音波反射鏡９で反射された超音波信号に対して、
Ｚ軸方７ベー２＋ 向とＸ軸方向の扇形走査に変換され、３次元的な扇形走
査を行う。

第３凶は、第２凶に示した実施例の外観図である。可動
室部１４は、第２図に示した例に対して９ｏ度回転して
いる。この状態においては被検体の右下顎舌側の歯ぐき
に対して音響窓６の密着が容易である０左下顎舌側の歯
ぐきに対しては可動室部１４を更に１８０度回転すれば
良い。いずれの場合にも接続筒部１５は、下顎前歯部に
対して接触しにくい位置にあり、音響窓６と被検体の密
着は容易である。

以上のように本実施例によれば、超音波反射鏡９と音響
窓６を備えた可動室部１４は、筐体１２に設けられた回
転取付部１３により回転可能であり、口腔内の左右奥歯
の古訓の走査を容易に行うことができる。また、回転取
付部１３に脱着機能を持たせれば、可動室部１４の洗浄
、消毒が駆動器４とは切離して行えて便利である。

なお、以上の実施例では超音波振動子１を２方向回動自
在としているが、１方向回動自在あるい特開昭（ｌｉＯ
−１００９５１（３） は複数方向回動自在としても構わないことはもちろんで
ある。

また第１と第２の音波伝搬媒質２４．２５は同じもので
あっても良い。

さらに筐体１２と接続筒部１６とは一体構成であっても
良い。

発明の効果 以上要するに本発明は第１の音波伝搬媒質を満たした第
１の超音波セルと、前記第１の超音波セルと隔壁を介し
て連通し、第１の超音波セルに回動可能に取り付けられ
た、第２の音波伝搬媒質を満たした第２の超音波セルと
を備え、前記第１の超音波セル内には少なくとも一方向
に駆動可能な超音波振動子が設けられており、前記第２
の超音波セルには前記超音波振動子から放射され隔壁を
通過した超音波信号を反射させる超音波反射鏡と前記超
音波反射鏡で反射された超音波信号を透過させる音響窓
とが設けられていることを特徴とする超音波探触子を提
供するもので、口腔内の任意の位置の歯ぐきに対して音
響窓を密着させること９ページ が可能であり、その際に接続筒部が前歯部にぶつかると
いうこともなく、小型で取扱いが容易な超音波探触子が
実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の口腔内用の超音波探触子を示す側面断面
図、第２図は本発明の一実施例による超音波探触子の側
面断面図、第３図は、同外観斜視図である。 １・・・・・・超音波振動子、４・・・・・・駆動器、
６・・・・・・音響窓、７・・・・・・被検体、９・・
・・・・超音波反射鏡、１３・・・・・・回転取付部、
１４・・・・・・可動室部、１７・・・・・・隔壁、１
９・・・・・・支持機構、２０，２３・・・・・・伝達
軸、２４　、２５・・・・・・音波伝搬媒質。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１の音波伝搬媒質を満たした第１の超音波セルと、前
   記第１の超音波セルと隔壁を介して連通し、第１の超音
   波セルに回動可能に取り付けられた、第２の音波伝搬媒
   質を満たした第２の超音波セルとを備え、前記第１の超
   音波セル内には少なくとも一方向に駆動可能な超音波振
   動子が設けられており、前記第２の超音波セルには前記
   超音波振動子から放射され隔壁を通過した超音波信号を
   反射させる超音波反射鏡と、前記超音波反射鏡で反射さ
   れた超音波信号を透過させる音響窓とが設けられている
   ことを特徴とする超音波探触子。