JPH05184574A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JPH05184574A
JPH05184574A JP4005722A JP572292A JPH05184574A JP H05184574 A JPH05184574 A JP H05184574A JP 4005722 A JP4005722 A JP 4005722A JP 572292 A JP572292 A JP 572292A JP H05184574 A JPH05184574 A JP H05184574A
Authority
JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic probe
reflector
piezoelectric vibrators
reflected
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4005722A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Watanabe
一宏 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05184574A publication Critical patent/JPH05184574A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、生体、特に人体の血管等の中空器管
に挿入して超音波ビームを走査し、これにより診断、観
察を行なう超音波探触子に関し、1本で複数の用途に用
いるここができ、あるいは従来よりもその性能を向上さ
せた超音波探触子を提供する。 【構成】超音波の送受信を行なう複数の圧電振動子と、
該圧電振動子から送信された超音波を生体内に向けて反
射するとともに生体内で反射した超音波を該圧電振動子
に向けて反射する複数の反射面を有する回転反射体とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体、特に人体の血管
等の中空器管に挿入して超音波ビームを走査し、これに
より診断、観察を行なう超音波探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より血管等に挿入して超音波診断を
行なう超音波探触子が用いられている。図5は、超音波
探触子が血管内に挿入された状態を模式的に表わした
図、図6は図5に示す従来の超音波探触子の頭部(以下
単に超音波探触子と称する)を拡大して表わした模式図
である。
【0003】図5に示すように、血管1内に超音波探触
子10が挿入され、血管の横壁方向に向けて超音波パル
ス20が発せられ、かつ矢印18方向にその超音波パル
ス20が走査され、これにより血管内の血栓の様子等の
情報が得られる。図6に示すように、この超音波探触子
10の先端に圧電振動子12が備えられている。この圧
電振動子12には図示しない信号線を経由して高圧パル
ス信号が間歇的に印加され、これによりこの圧電振動子
12から間歇的に超音波パルス20が発信される。この
発信された超音波パルス20は、反射体14の反斜面1
4aで反射されてこの超音波探触子10の外部に送信さ
れる。この外部に送信された超音波パルス20は血管内
の血栓や血管の壁等の被検体で反射されて再びこの超音
波探触子10に戻り、反射面14aで再度反射され圧電
振動子12で反射超音波が受信される。この受信により
得られた受信信号は、図示しない信号線を経由して、こ
の超音波探触子10の根元側が接続された超音波診断装
置の本体部(図示せず)に送られ画像信号に変換されて
画像表示される。
【0004】また、この本体部内にはモータが備えられ
ており、一端側がこのモータの軸と連結されたワイヤ1
6が超音波探触子10内を通ってその他端側が反射体1
4と連結されており、モータの回転力によってワイヤ1
6が矢印30方向に回転し、これにより反射体14も同
方向に回転し、超音波パルス20が矢印18方向に走査
される。したがって本体部では被検体内の一断層内の画
像情報が生成され、表示されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波探触
子は、上記のような構造を有しているが、例えば周波数
の高い超音波を用いて分解能の高い画像を観察する場合
と、多少分解能は劣っても周波数の低い超音波を用いて
広い領域の観察を行なう場合、あるいは、反射面14a
に曲率をもたせることにより超音波パルス20を被検体
内のある位置に焦点を結ばせてその焦点近傍の画像の分
解能を向上させる場合における、超音波探触子10の近
傍に焦点を結ばせる場合とやや離れた位置に焦点を結ば
せる場合とでは、複数の超音波探触子を用意しておいて
その目的毎に人体から超音波探触子を抜き取って再度別
の超音波探触子を挿入する必要があり、超音波探触子を
何本も用意しておく必要から高価格となり、しかも超音
波探触子を何度も挿抜することから患者や医師に負担を
かけることとなっていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、1本で複数の
用途に用いることができ、あるいは従来よりもその性能
を向上させた超音波探触子を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の超音波探触子は、生体の中空器官に挿入して
超音波診断を行なう超音波探触子において、超音波の送
受信を行なう複数の圧電振動子と、該圧電振動子から送
信された超音波を生体内に向けて反射するとともに生体
内で反射した超音波を該圧電振動子に向けて反射する複
数の反射面を有する回転反射体とを備えたことを特徴と
するものである。
【0008】ここで、上記複数の反射面が互いに異なる
曲率を有するように構成してもよく、また、上記複数の
圧電振動子として互いに異なる周波数の超音波を送受信
するものを備えてもよい。さらに、上記複数の反射面
は、平行であってもよくもしくは平行でなくてもよく、
また上記複数の反射面は互いに近接していてもよくもし
くは互いに離れていてもよく、本発明はその用途もしく
は用途の組合わせにより種々に構成されるものである。
【0009】
【作用】本発明の超音波探触子は複数の圧電振動子と複
数の反射面を備えているため、例えば複数の反射面に互
いに異なる曲率をもたせて互いに異なる距離に焦点を結
ばせること、あるいは互いに周波数の異なる圧電振動子
を用いて近距離における分解能向上と遠距離の観察との
双方を行なうこと等、1本で複数の用途に用いることが
できる超音波探触子が構成される。また、互いに同一の
断層面を走査させてフレームレートを向上させることも
可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の超音波探触子の第1の実施例を表わした
模式図である。この例に示す超音波探触子110には、
反射体114を挾んだ図の上下に圧電振動子112,1
13が備えられており、各圧電振動子112,113か
ら送信された各超音波120,121は、反射体114
の各反射面114a,114bで反射され、被検体内に
送信される。また被検体内で反射した各超音波120,
121は、各反射面114a,114bで再び反射され
て各圧電振動子112,113で受信される。また反射
体114は矢印130方向に回転し、これにより超音波
120,121は被検体内をそれぞれ矢印180,18
1方向に、横断面内、前方円錐断面内を走査する。
【0011】ここで、この第1の実施例は、超音波12
0により、この超音波探触子110の先頭のさらに前方
の情報を得るように構成されているため、この超音波探
触子110を血管内に挿入していく際に、血管内の前方
の様子、例えば血栓の存在の有無や血管の分岐点の存在
等を知ることができ、また目標位置まで挿入した後は超
音波121により周囲の様子を知ることができることと
なる。
【0012】図2は、本発明の超音波探触子の第2の実
施例を表わした模式図である。この例に示す超音波探触
子210には薄い反射板214を挾んで2つの圧電振動
子212,213が備えられている。これらの各圧電振
動子212,213から送信された各超音波220,2
21は、反射体214の各反射面214a,214bで
反射され、反射体214の回転に伴って互いに同一の断
層面内を走査するが、各反射面214a,214bは互
いに異なる曲率をもつ曲面に形成されておりこれにより
超音波220は比較的遠い位置、超音波221は比較的
近い位置に焦点が結ばれる。したがってこの超音波探触
子21を用いると近距離から遠距離までの広い領域に亘
って良好な分解能を有する画像を得ることができること
となる。
【0013】また周波数の高い超音波を用いると分解能
が向上するが、その反面遠方まで伝播されずに大きく減
衰してしまうことが知られている。そこで、広い領域に
亘って一層良好な画像を得ることができるように、圧電
振動子212として比較的低周波の超音波を送受信する
ものを用い、圧電振動子213として比較的高周波の超
音波を送受信するものを用いてもよい。
【0014】図3は、本発明の超音波探触子の第3の実
施例を表わした模式図である。この例に示す超音波探触
子310にも、上記第2の実施例(図2参照)の場合と
同様に、薄い反射体314を挾んで2つの圧電振動子3
12,313が備えられている。これらの各圧電振動子
312,313から送信された各超音波320,321
は、反射体314の各反射面314a,314bで反射
され反射体314の回転に伴って互いに同一の断層面内
を走査するが、上記第2の実施例(図2)の場合と異な
り、各反射面314a,314bは互いに同一の曲率を
もつ曲面に形成されており、したがって互いに異なる距
離に焦点を結ぶものではないが、反射体314が1回転
する間に断層面内が2回走査され、これによりフレーム
レートが向上し、動きの速い部位の診断が容易となる。
【0015】図4は、本発明の超音波探触子の第4の実
施例を表わした模式図である。この例に示す超音波探触
子410には、互いに離れかつ互いに平行に形成された
2つの反射面414a,414bを有する反射体414
が備えられており、各圧電振動子412,413から送
信された各超音波420,421は各反射面414a,
414bで反射し、反射体414の回転に伴って互いに
平行な2つの断面層内を走査し、これにより、2つの断
層面内の情報を同時に得ることができることとなる。
【0016】尚、上記各実施例のうち、特定の実施例に
ついてのみ反射面に曲率を有し、あるいは2つの圧電振
動子の周波数が互いに異なってもよい旨説明したが、他
の実施例においてもその用途に応じ曲率を有する反射面
を備えてもよく、互いに周波数の異なる圧電振動子を備
えてもよいことはもちろんである。また、本発明は上記
各実施例に限定されるものでなく、他にも種々に構成さ
れるものであることももちろんである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波振
動子は、複数の圧電振動子と、複数の反射面を有する回
転反射体とを備えたため、1本で複数の用途に用いるこ
とができ、あるいはフレームレートの向上等従来よりも
その性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波探触子の第1の実施例を表わし
た模式図である。
【図2】本発明の超音波探触子の第2の実施例を表わし
た模式図である。
【図3】本発明の超音波探触子の第3の実施例を表わし
た模式図である。
【図4】本発明の超音波探触子の第4の実施例を表わし
た模式図である。
【図5】超音波探触子が血管内に挿入された状態を模式
的に表わした図である。
【図6】従来の超音波探触子を表わした模式図である。
【符号の説明】
10,110,210,310,410 超音波探触
子 12,112,113,212,213,312,31
3,412,413圧電振動子 14,114,214,314,414 反射体 14a,114a,114b,214a,214b,3
14a,314b,414a,414b 反射面 20,120,121,220,221,320,32
1,420,421超音波

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の中空器官に挿入して超音波診断を
    行なう超音波探触子において、 超音波の送受信を行なう複数の圧電振動子と、該圧電振
    動子から送信された超音波を生体内に向けて反射すると
    ともに生体内で反射した超音波を該圧電振動子に向けて
    反射する複数の反射面を有する回転反射体とを備えたこ
    とを特徴とする超音波探触子。
  2. 【請求項2】 前記複数の反射面が、互いに異なる曲率
    を有するものであることを特徴とする請求項1記載の超
    音波探触子。
  3. 【請求項3】 前記複数の圧電振動子が、互いに異なる
    周波数の超音波を送受信するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の超音波探触子。
JP4005722A 1992-01-16 1992-01-16 超音波探触子 Withdrawn JPH05184574A (ja)

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JP4005722A JPH05184574A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 超音波探触子

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JP4005722A JPH05184574A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 超音波探触子

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JPH05184574A true JPH05184574A (ja) 1993-07-27

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ID=11619016

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JP (1) JPH05184574A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5651366A (en) * 1994-09-19 1997-07-29 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Forward viewing ultrasonic imaging catheter
WO2005120360A1 (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Olympus Corporation 静電容量型超音波プローブ装置
JP2006509580A (ja) * 2002-12-13 2006-03-23 ボストン サイエンティフィック リミテッド 医療用画像の整列方法
CN111281428A (zh) * 2020-02-12 2020-06-16 深圳大学 一种用于监测血流动力学参数的超声探头

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Effective date: 19990408