JPS60147427A - 熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造法

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JPS60147427A
JPS60147427A JP59003860A JP386084A JPS60147427A JP S60147427 A JPS60147427 A JP S60147427A JP 59003860 A JP59003860 A JP 59003860A JP 386084 A JP386084 A JP 386084A JP S60147427 A JPS60147427 A JP S60147427A
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JP
Japan
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compound
group
resin
thermoplastic polyurethane
groups
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JP59003860A
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English (en)
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Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
Tsutomu Sugitoge
杉峠 力
Katsuya Emoto
江本 克也
Yutaka Mizumura
水村 裕
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 □本発明は熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造法
に関し、さらに詳しくは機掴的特性、各、種素材に対し
て優れた接着性、耐熱性、耐溶剤性を有する熱可塑性ポ
リウレタン・ウレデ樹脂の製造法に関するものである。
ポリウレタン樹脂は、主にウレタン結合によシ高分子化
され、一部には尿素結合、アミド結合あるいはアロファ
ネート結合、ビニ−レット結合を含むものである。これ
らの樹脂はウレタン結合による分子間水素結合で特有な
強靭性、耐摩耗性等の優れた物性を持つ。しかし、熱可
塑性ポリウレタン樹脂では耐溶剤性、耐熱性等が不充分
であり;用途が制限されている。これらの特性を向上さ
せるため、水酸基末端熱可塑性ポリウレタン樹脂の場合
には、ポリイソシテネート化合物で、インシアネート末
端の場合Ktiポリオール化合物で硬化反応を行なう、
計わゆる二液法が知られている。しかし、従来の末端基
を架橋点とする場合では、架橋密度が低いため充分な耐
溶剤性、耐熱性等の向上は得られない。またウレタン結
合とインシアネート基との反応であるアロファネート化
反応、尿素結合とインシアネート基との反応であるビニ
−レット化反応では高温を牟要とするという欠点がある
二液法で得られる硬化物の架橋密g/lt−向上させる
ため、ポリウレタン樹脂の原料の一部にトリメチロール
プロパン、ペンタエリストール等の三官能以上のポリオ
ール成分を使用して分岐状ポリウレタン樹脂とすること
が知られているが、この□方法では使用する三官能以上
のポリオール成分量忙応じて、ポリウレタン樹脂がゲル
化あるりは二液状態での可使時間が低下するという欠点
がある。
また従来の熱可塑性ポリウレタン樹脂単独では、極性の
高い素材、たとえば金属、ガラス、セラミックス等に対
する接着力、密着性は充分ではなく、改善を要望されて
いる。
本発明者等は、以上のような状況に鑑み、塗料、接着剤
、コーティング剤等に巾広く利用でき、機械的物性か優
れ、二液法で使用した場合、硬化性が優れた熱可塑性ポ
リウレタン系樹脂を鋭意検討した結果、1級アミノ基あ
るいは2級アミン基と水酸基のイソシアネート基に対す
る反応性の差を利用することにより、樹脂中に側鎖とし
て水酸基を導入でき、上記問題点が改善されることを見
い出し、本発明に到達した。すなわち本発明は有機ジイ
ソシアネート、長鎖ジオール、アミノ基含有化合物およ
び必要によシ短鎖ジオールを反応させて熱可塑性層リウ
レタン・ウレア樹脂を製造する方法において、アばノ基
含有化合物が分子中に1級アミノ基および/または2級
アミノ基を2個含み、かつ水酸基を少なくとも1個含む
化合物であることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン善
ウレア樹脂の製造法である。
本発明に用いるアミノ基含有化合物としては、次の化合
物が挙げられる。
(式中、Aは水酸基含有又−は不含の二価炭化水素基、
R1およびR1は水素、アルキル基又は1価のアルキレ
ングリコール残基又はポリアルキレングリコール残基を
示す。A、R,およびR2は少なくともいずれか一つに
、水酸基を含有する。)(式中、A、およびA、は水酸
基′含有又は不含の二価炭化水素基を示し、少なくとも
いずれか一方に水酸基を含有する。] 一般式(1)で表わされる化合物としては、具体的には
次の化合物が例示される。
OH C迅OHCH,OH 一般式(1)で表わされる化合物としては、上記例示化
合物のほかに、1級アミノ基含有化合物あるいはアンモ
ニアとグリシジル基を1分子中に2個含有する化合物と
の2対l(そル比)付加物(下記式(1)で示される化
合物)または1級アミノ基を分子中&C2個含有するジ
アミン化合物と1分子中にグリシジル基を1個有する化
合物との1対2(モル比)付加物(下記式(j)で示さ
れる化合物)などが挙げられる。
OHOH (式中、R,は水素、アルキル基又は水酸基含有アルキ
ル基を示し、亀は水素又はアルキル基を示す。
Xはジグリシジル化合物からグリシジル基を除いた二価
残基を示す。) 一般式(i)で示される化合物を製造するのに使用され
る1級アミノ基含有化合物としては、アンモニア、メチ
ルアミン、エチルアミン、n−7”ロピルアミン、イソ
ブチルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、
t−ブチルアミン、アニリン、七ノエタノールアミン等
がある。
一般式(1)で示される化合物を製造するのに使用され
るグリシジル基を1分子中に2個含有する化合物として
は、(イ)エピクロルヒドリンとビスフェノールAより
得られたエピ・ビス型エポキシ樹脂、(ロ)メチル置換
エビ・ビス型エポキシ樹脂、(ハ)カルボン酸グリクジ
ルエステル型エポキシ樹脂、例えば1.2−シクロヘキ
サンジカルボン酸ジグリシジルエステルなト、(ニ)ア
ルキレングリコールジグリシジルエーテル、例えばエチ
レングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテルなど、(ホ)臭素化エポ
キシ樹脂等が挙げられる。
OHOH (式中、R1は水素またはアルキル基を示し、Yはモノ
グリシジル化合物からグリシジル基を除いた一価残基を
示す。2はジアミン化合物からアミノ基番除い九二価残
基を示す。) 一般式(J)で示される化合物を製造するために使用さ
れるジアミン化合物としては、ヒト2ジン、ビス(アミ
ノフェニル)メタンなどがある。
一般式(j)で示される化合物を製造するために使用さ
れるグリシジル基を分子中に1個有する化合物としては
、フェニルグリシジルエーテル、メチルグリシジルエー
テル、・グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリ
レート、アリルグリシジル)−二チルトリメトキシシラ
ンなどがある。
一般式(I)で表わされる化合物としては、2 rヒド
ロキシピペラジンなどがおる。
これらの7ミノ基含有化合物のうち、1級モノアミノ化
合物とエピ−ビス型エポキシ樹脂の2対1付加物が安価
に得られる点で最も優れている。
エポキシ樹脂のうち重合度が大きいものを使用するとエ
ポキシ樹脂中の水酸基によ多金属、ガラス、セラミック
ス等極性の素材に対する接着性、密着性が向上する。ま
た、グリシジル(メタ)クリレートのような重合性二重
結合を有する場合には、エチレンジアミン等の1級ジア
ミンとの2対1付加物を本発明の熱可塑ポリウレタン樹
脂の原料として使用した場合、紫外線、放射線重合性を
付与できる。
本発明でいられる長鎖ジオールは、分子量が500〜5
. OOOの範囲にあり、ポリエステルジオール、ポリ
エーテルジオール、ポリカーボネートジオール等があげ
られる。
ポリエステルジオールのカルボン酸成分としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1.5−ナ
フタル酸などの芳香族ジカルボン酸。
p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息
香酸などの芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸などの脂肪族ジカルボン酸などを挙げることができる
。特にテレフタル酸および/またはイソフタル酸の量が
全醸成のうち30そルチ以キー倉むことが望オしい。
またポリー子ステルジオールのグリコール成分トシテハ
エチレングリコール、フロピレンゲリコール、1.3−
プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、1.5−
ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジブはピレ
ングリコール、2.2.4−トリメチル−1,3−ベン
タンジオール、シクロヘキサンジメタツール、ビス2フ
エノールAのエチレy ′Fdl−9,4−’)°”7
1ゝ鍔で°evy:t*t4)。
付加物、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物およびプロピレンオキサイド付加物、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールなどがある。
上記以外のポリエステルジオールの原料成分としては、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスル
ホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸等のス
ルホン酸金属塩基を含有するジカルボン酸、および下記
一般式(III)、(mV)で示される燐含有のジカル
ボン酸およびコノ・り酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸を挙げることが
できる。
(式中、R8は1価のエステル形成性官能基である。
R,、R,は同しかまたは異なる基であって、炭素原子
数1〜10の1価の炭化水素基、ハロゲン原子および1
価のエステル形成性官能基からなる群から選ばれる。A
は2価もしくは3価の有機残基金示す。またn、は1も
しくは2.214 + nsは各々0〜4の整数を示す
。) (式中、R4は水素原子、エステル形成性官能基を含ん
でも良い炭素原子数1〜12の炭化水素基またはM、。
R3は炭素原子数1〜6の2価または3価の炭化水素基
。R6は水素原子、水#基を含んでも良い炭素原子数1
〜12の炭化水素基またはM、;M、、 M、、M8は
アルカリ金属原子。mは0まだは1、lは1または2の
整数を示す。) スルホン酸金属塩基を含有するポリエステルジオール、
一般式(1〕、〔■〕で示される燐含有化合物を原料の
少なくとも一成分として得られるポリエステルジオール
を熱可駁性ポリウレタン樹脂の原料の一成分として使用
した場合、従来の熱可塑性ポリウレタン樹脂にみられる
無機顔料、充填剤の分散能が低いという欠点を大巾に改
善するのに有効である。
ポリエステルジオールとしては、他にε−カプロ2クト
ン等のラクトン類を開環重合して得られるラフトル系ボ
リーーテージオーー類が挙げられ jる、 ポリエーテル−ジオールとしてはポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等のポリアルキレングリコニル類が挙げられる
ポリカーボネートジオールとしては、一般式H−(−0
−ROCO−)nROHで表わされる長鎖ジオールであ
シ、Rとしてはジエチレングリコール、■。
6〜ヘキサンジオール、ビスフェノールA等の残基であ
る。
本発明で用いられる長鎖ジオールは分子量が500〜5
,000のものを使用する。分子量が500以下では、
ウレタン基濃度が大きくなり、樹脂の柔軟性、溶剤溶解
性が低下する。また分子量が5.000を越えると、ウ
レタン基濃度が低Fし2、ポリウレタン樹脂に特有な強
7a″性、耐摩耗性等が低下する。
本発明ではポリウレタン四′脂に特有な強゛紡性、耐摩
耗性等を向上させるために短鎖ジオールを原料の一成分
として用い、ウレタン基濃度を臨めることができる。
本発明で必要によシ用いられる短鎖ジオールは分子量が
500未満であり、エチレングリコール、1.3−プロ
ピレングリコール、l、4−デトラメチレングリコール
、1.6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタツ
ール、キシリレングリコール、レスフェノールAのエチ
レンオキサイド付加物等の直鎖グリコ〜ル、プロピレン
グリコール、ネオペンチルクリコール、l、2−ブタン
ジオール、1゜3−ブタンジオール、2,2.4−トリ
メチル−1,3−ベンタンジオール、ビスフェノールA
のプロピレンオキザイド付加物、ネオペンチルヒドロキ
シビバレート、ステアリン酸モノグリセライド等の分岐
グリコールあげられる。
上記以外の短鎖ジオールとしては下記一般式(V)で示
される含燐化合物があげられる。
(式中、R1、R1は、−価の炭化水素基をあられし。
同一でも異なってもよい。R3、R4は置換基を有する
か又は有しない二価のアルキレン基、オキシアルキレン
基又はポリオキシアルキレン基であシ、同一でも異なっ
てもよい。X、YはR3、R4がアルキレン基の場合に
は、水酸基を、R3、R4がオキシアルキレン基又はポ
リオキシアルの場合は水素を表わす。) 熱可塑性ポリウレタン樹脂の原料として一般式(V)で
示される含燐化合物を使用した場合、従来のポリウレタ
ン樹脂の欠点である無機顔料、充填剤の低分散能を改良
するのに有効である。
本発明では、メチル刊チルケトン、酢酸エチル、トルエ
ン等の汎用有機溶剤への溶解性を付与する場合には、短
鎖ジオール成分のうち、分岐グリコールを30〜100
重量係用いる。熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造方法、
短鎖ジオールの比率等にもよるが、分岐グリコールが3
0重j1チ以下では溶解性が低下する。
本発明で用いる有機ジイソシアネートとしては、2.4
−)リレンジイソシアネート、2.6−)リレンジイソ
シアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、m−フ二二レしジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジインシアネート、テトラメ
チレンジイソシアネート、3.3−ジメトキシ−4,4
′−ビフェニレンジインシアネート、4.4′−ジフェ
ニレンジイソ7アネート、4.4′−ジイソシアネート
−ジフェニルエーテル、1,5−ナフタレンジイソシア
ネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリ
レンジイソシアネート、1.3−ジイソシアネートメチ
ルシクロヘキサン、1.4−ジイソシアネートメチルシ
クロヘキサン、も4′−ジイソシアネートジシクロヘキ
サン、4.4′−ジイソシアネートシクロへキシルメタ
ン、インホロンジイソシアネート等があげられる。
本発明で用いる各原料の使用比率は有機ジイソシアネー
トのイソシアネート基の当量数をa、長鎖ジオール、短
鎖ジオールの水酸基当量数を各々1ane、アミノ基含
有化合物のアミノ基の当量数をdとした場合、下記の範
囲であられされる。 rb+c+d ンl (b + c + d ) / aは得られる熱可塑ポ
リウレタン拳ウレア樹脂の分子量を決定、する。この値
は熱可塑ポリウレタン樹脂の要求性能に合わせて決めら
れるが、1未満では側鎖の杢−基がインシアネート基と
反応し、ゲル化を生じることがあるため好ましくない。
一方□、d/(b+c)はアミノ基含有化合物の酸基濃
度が低くなり、本発明の5!IJ!がみられない。
またd/(b+c)が1を越冬ると側鎖の水酸基濃度が
高くなシすぎて反応中にゲル化を生じることがあシ好ま
しくない。
熱可塑性ポリウレタン樹脂の重付加反応は、全成分を同
時に反応させるワンシ日ット法、ます゛イソシアネート
過剰の条件で長鎖ジオールを反応させ、得られるイソシ
アネート基末端プレポリゴーを鎖延長剤により、さらに
高分子化させるプレポリマー法とがある。本発明の熱可
塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の場合、ワンシ冒ット法
、プレポリマー法のいずれの方法でも製造できるが、鎖
延長剤としてアミノ基含有化合物を使用するプレポリマ
ー法が好ましい。特にアミノ基含有化合物の割合が多い
とワンシ叢ット法では、ゲル化することがある。本発明
の熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の最も好ましい反
応順序は有機ジイソシアネート化合物と長鎖ジオールお
よび短鎖ジオールによジイソシアネート基末端プレポリ
マーを製造し、これをアミノ基含有化合物によシ鎖延長
する方法である。また、反応条件としては、原料を溶融
状態で行なう方法、溶液中で溶解して行なう方法等があ
る。
熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造時、反応触媒
として、オクチル酸第−錫、ジプチル錫ジラウレート等
の有機錫化合物、トリエチルアミン等の3級窒素化合物
等を用いてもよい。
また紫外−吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤等を熱
可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造前、製造中ある
いは製造後に添加してもよい。
本発明で鉱アミノ基含有化合物として分子中に1級アミ
ノ基および/lたは2級アきノ基を2個含み、かつ水酸
基を少なくとも1個含む化合物を用いることによシ、そ
れ自体で優れた機械的特性、各種素材に対して優れた接
着性、密着性を有し、しかも三次元網状に硬化させた場
合、優秀な耐熱性、耐溶剤性を有する熱可麗性ポリウレ
タン・ウレア樹脂が得られる。−特に側鎖圧水酸基を簡
単に導入できるので硬化剤(ポリイソシアネート、メラ
ミン等)と併用した場合、架橋性に優れている。
また側鎖の水酸基により極性の高い素材に対する接着性
が改善される。このW脂は塗料、接着剤、コーティング
剤等として有用である。
以下実施例によシ本発明を具体的に説明する。
実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。
実施例1〜4、比較例1〜3 1度針、攪拌機、環流式冷却器を真備した反応容器中に
、トルエン184部、メチルエチルケトン184部及び
第1表に記載したポリエステル樹脂(A) 100部と
ネオペンチルグリフール10部を仕込み、溶解後ジフェ
ニルメタンジイソシアネート37.5部とジプチル錫ジ
ラウレート0.05部を加え75〜80℃で5時間反応
させた後、第1表に記載したアミノ基含有化合物(X)
 10部を加え、更に2時間反応させた。
得られたポリウレタンウレア樹脂(I)溶液の溶液粘度
は120ポイズ/25℃、固型分濃度は、30チの淡黄
色の透明な溶液であった。またポリウレタン・ウレア樹
! (1’)の数平均分子量はゲル浸透クロマトグラフ
ィーによる測定では、ポリネチレン換算で−a i、 
o o oであった。温度20℃、50 mm/分の引
張シ速度での抗張力の測定結果では破断強度が4−1#
/m、−伸度が4001であった。樹脂の水酸基価は0
.2(l量/10”liであった。
同様にし′て実施例2〜4.及び比較例1〜3のポリウ
レタン系樹WIt得た。各々の原料成分、溶 r液特性
、樹WI%性を第1表に示す。比較例1〜3はいずれも
本発明のアミ7基含有化合物を使用しないものであシ、
機械的強度が劣る。
第1表の中で略号は以下のものを示す。
ポリエステル樹脂(A): 組成:テV7タル#/アジピン酸15−ナトリウムスル
ホイソフタル酸/ネオペンチルクリコール/エチレング
リコール(50/4’l/’iAン50150モル比)
分子量: 2,00G ポリエステル樹脂(B): 組成:テレ7タル酸/アジピン酸lネオペンチルグリコ
ール/エチレングリコール (50150150150モル比) 分子量・2,00O NPG :ネオベンチルグリーコール HD11.6−ヘキサンジオール M D I x44”yフェニルメタンジイソシアネー
ト IPD:イソホロンジイソシアネート アきノ基含有化合物(X): エビコー) 1001 (エボキク11脂、シェル化学
)とn−ブチルアミンの1対2付加物e(n−プチルア
ミン/トルエン−73g150g中にエピコー)100
1/)ルエン−45#150gの溶液を徐々に滴下し、
75°C5時間付加反応を行なわせた後、未反応のn−
ブチルアミン及び溶剤のトルエンを減圧下で回収し、付
加反応物のウチエビコー)1001/n−ブチルアミン
麿1/2モル比のものを分取りロマトグラフィーによシ
得た。) アミノ基含有化合物(Y): エピコー)827 (エポキシ樹脂、シェル化学展)と
n−ブチルアきンの1対2付加物(製造方法は(X)と
同じ。) アミノ基含有化合物(2)ニ グリシジルメタクリレートとエチレンジアミンの2対1
付加物(グリシジルメタクリレートとエチレンジアミン
を2対10割合で仕込み、60℃、5時間反応させ反応
物よ9分取り目マドグラフィーによシ、目的の付加物を
得た。)MEK :メチルエチルケトン (1)硬化性試験 実施例1〜3よシ得たポリウレタン・ウレア樹8’l 
(I)〜<m)溶液と三官能イソシアネート化合物(日
本ポリウレタン製、コロネート2030.2.4−トリ
レンジイソシアネートの三量体)を固型分比で樹脂分の
15%添加し、この混合物を二軸延伸ポリプロピレンフ
ィルム上に、乾燥後の厚みが20μになるように塗布し
、熱風乾燥後100℃、1時間あるいは40℃3日間硬
化処理を行なつた。
硬化処理後、二軸延伸ポリプロピレンフィルム上より剥
離し、抗張力の測定及び硬化度の測定を行なった。
比較例1.2及び4よシ得たポリウレタン樹脂(V)、
(M)及び(■)でも同様な試験を行なった。
その結果を第2表に示讐。
(辛1 )硬化塗膜を常温でメチルエチルケトン中に1
時間浸漬し、浸漬前後の重量差より不溶解任を測定した
。比較例の樹脂の場合にはG−1ガラスフイルターによ
シネ溶解分を集めた。
第2表に示すように実施例は比較例より機械的強度及び
硬化度は非常圧優れている。
(II)塗料化試験 実施例1及び2よシ得たポリウレタン・ウレア樹脂(1
)、(II)溶液を第3表に示される比率で顔料及び溶
剤と混合し、ポールきルで10時間分散後、硬化剤とし
てコロネー) 2030を固型分比でm脂分の20俤添
加し、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(
厚み50μ)ヨに、乾燥後の厚みで20μになるように
塗布し、120℃30分硬化処理を行なった。
同様の試験を比較例1及び2より得たポリウレタン樹脂
(V)、(Vl)で行なった。
詑8表 得られた塗布フィルムによシ硬化度及び耐摩耗性の測定
を行なった。その結果を第4表に示す。
(米1)MEKを浸漬した綿棒で硬化塗膜をとすシ、塗
膜が完全になくなるまでの回数。
(米2)テーパー摩耗試験:荷重1kg、回転数100
0回 ウィール!H−22 (ill )接着性試験 実施例2よシ得られるポリウレタン・ウレア樹@ (I
f)を用いて第5表に記載した被着材を接着した。接着
剤は第5表の左側の被着材に乾燥後の厚みで5μになる
ように塗布し、100℃で1分間熱風乾燥後150℃で
1分間、3んLj / cellの加圧下で圧着した。
なお硬化剤として三官能イソシアネート化合物(日本ポ
リウレタン族)を使用したものは接着後40℃で3日間
放置後、接着力を測定した。なお比較例2のポリウレタ
ン樹脂(W)を用いて、同様に接着力を測定した。
第5表 剥離強度の測定結果 (米l)固型分でm指の10チ添加 (1い密着性・硬化性試験 実施例2によシ得たポリウレタン・ウレア樹脂(If)
溶液に、メラミン樹If(スミY−/l/M 74O8
、住友化学製)を固型分比でm脂の20%、更に触媒と
してp−)ルエンスルホン酸を樹脂分の0.02%添加
し、これを亜鉛処理鋼板(J I S −3603)に
、乾燥後の厚み20μになるように塗布し、100℃で
5分間熱風乾燥後、160℃で15分間焼付けを行なっ
た。比較例2よシ得たポリウレタン樹脂(Vl)でも同
様の処理を行かった。
硬化並膜の密着性及び硬化性の測定結果を第6表に示す
また実施例4より得たポリウレタン・ウレア樹脂(■)
を亜鉛処理鋼板に厚み20μで塗布し、乾燥後360m
μに主波長を有する紫外線(エネルギー80ミリワツ)
/cI/1)を10秒間照射した。
照射後0塗膜の密着性及び硬化性の結果を第6表 2に
示す。
第6表 (411)キシレンを含浸したガーゼで塗膜をこすり、
塗膜が完全になくなるまでの回数。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機ジイソシアネート、長鎖ジオール、アミノ基含有化
    合物および必要により短鎖ジオールを反応させて熱可塑
    性ポリウレタン・ウレア樹脂を製造する方法において、
    アきノ基含有化合物が分子中に1級ア・ミノ基および/
    lたは2級アミノ基を2個含み、かつ水酸基を少なくと
    も1個含む化合物であることを特徴とする・熱可塑性ポ
    リウレタン・ウレア樹脂の製造法。
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