JPH03221572A - 印刷インキ用バインダー - Google Patents

印刷インキ用バインダー

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JPH03221572A
JPH03221572A JP2019938A JP1993890A JPH03221572A JP H03221572 A JPH03221572 A JP H03221572A JP 2019938 A JP2019938 A JP 2019938A JP 1993890 A JP1993890 A JP 1993890A JP H03221572 A JPH03221572 A JP H03221572A
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JP
Japan
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group
polyurethane resin
parts
binder
printing ink
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JP2019938A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamashita
進二 山下
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、印刷インキ用バインダーに関する。
[従来の技術] 従来、印刷インキ用バインダーとして使用されるポリウ
レタン樹脂としては、分子末端がアルキル基となってい
るもの(特公昭54−36960号公報)分子末端に水
酸基を有するもの(特開昭61−6f3769号公報)
あるいは分子末端にアミノ基を有するもの(特開昭f3
2−292873号公報)などが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 溶剤系のインキを、湿度の高い条件下でグラビア印刷を
行った場合に、グラビア版に凝縮した水分がインキ中に
多量混入することがある。このような場合、従来の印刷
インキバインダー用のポリウレタン樹脂では、インキの
粘度が上昇し、あるいはチクソトロピックとなり(この
状態をインキのソワリングと称する)印刷不能となるな
どの問題点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、インキのソワリングの改善された印刷イ
ンキ用バインダーを得るべく鋭意検討した結果、本発明
に到達した。
すなわち、本発明は、高分子ジオール、有機ジイソシア
ネート、鎖伸長剤および必要により重合停止剤とからの
ポリウレタン樹脂からなる印刷インキ用バインダーにお
いて、鎖伸張剤として一般式 (式中、R1は02〜C6のアルキレン基を表し、R2
はヒドロキシルエチル基またはヒドロキシルプロピル基
を表し、R2は水素、CI〜C6のアルキル基、ヒドロ
キシルエチル基またはヒドロキシルプロピル基を表す。
)で表されるジアミンを使用し、重合停止剤として単官
能または2官能の化合物を使用し、分子側鎖にヒドロキ
シル基を有し、その水酸基価が0.5〜20であるポリ
ウレタン樹脂であることを特徴とする印刷インキ用バイ
ンダー;並びに−数式 %式%(2) 1 m、 nは1以上の整数、pはOまたは1以上の整数で
あり、謬、n+9個の単位の結合形式はランダムでもブ
ロックでもよい。Rはジイソシアネート残基 R/は高
分子ジオールを含むジオール残基、R#はジアミン残基
、X+、R2は−R’−011、−Nll−R” −N
H2、−NE−R”−O1!である。R1は炭素数2〜
6のアルキレン基、R2はヒドロキシルエチル基または
ヒドロキシルプロピル基、R3は水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、ヒドロキシルエチル基またはヒドロキ
シルプロピル基、Raは水素原子または炭素数1〜6の
アルキル基、Rsは炭素数1〜Bのアルキル基を表す。
Aはモノアルカノールアミン残基である。)で示される
ポリウレタン樹脂からなる印刷インキ用バインダーであ
る。
一般式(1)で示されるジアミンとしては2−ヒドロキ
シエチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロ
ピレンジアミン、2−ヒドロキシエチルブチレンジアミ
ン、2−ヒドロキシエチルへキサメチレンジアミン、2
−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、2−ヒドロキ
シプロピルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピ
ルブチレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルへキサメ
チレンジアミン、ジー2−ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン、ジー2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン
、ジー2−ヒドロキシエチルブチレンジアミン、ジー2
−ヒドロキシエチルへキサメチレンジアミン、ジー2−
ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジー2−ヒドロ
キシプロピルプロピレンジアミン、ジー2−ヒドロキシ
ブロビルブチレンジアミン、ジー2−ヒドロキシプロピ
ルへキサメチレンジアミンなどがあげられる。
これらのうち好ましくは2−ヒドロキシエチルエチレン
ジアミンおよびジー2−ヒドロキシエチルエチレンジア
ミンである。
本発明において、高分子ジオールとしては、ポリエーテ
ルジオールおよびポリエステルジオールが挙げられる。
ポリエーテルジオールとしては低分子グリコール[エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、1.4−、 1.
3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メ
ーF−ルペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール
、I、8−オクタメチレンジオール、アルキルジアルカ
ノールアミン;環状基を有する低分子ジオール類〔例え
ば特公昭4−1474号記載のもの:ビス(ヒドロキシ
メチル)クロヘキサン、計及びp−キシリレングリコー
ル、ビス(ヒドロキシエチルベンゼン、l、4−ビス(
2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、4,4”−ビス(
2−ドロキシエトキシ)−ジフェニルプロパン(ビスエ
ノールAのエチレンオキシド付加物)等〕及びこれらの
2種以上の混合物などコのアルキレンキシド(炭素数2
〜4のアルキレンオキシド:エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、1.2−12.3−11.3−11.4
−ブチレンオキシドなど)付加物、及びアルキレンオキ
シドを開環重合又は開環共重合(ブロック及び/又はラ
ンダム)させて得られるもの、例えばポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−ポ
リプロピレン(ブロック及び/又はランダム)グリコー
ル、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリテト
ラメチレン−エチレン(ブロック及び/又はランダム)
グリコール、ポリテトラメチレン−プロピレン(ブロッ
ク及び/又はランダム)グリコール、ポリへキサメチレ
ンエーテルグリコール、ポリオクタメチレンエーテルグ
リコール及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールには、低分子ジオール及び/又は
分子量1000以下のポリエーテルジオールとジカルボ
ン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルジオール
や、ラクトンの開環重合により得られるポリラクトンジ
オールなどが含まれる。
上記低分子ジオールとしてはエチレングリコールジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1.4−、 1.3−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、3−メチルベンタンジオール、
l、6−ヘキサンジオール、l、8−オクタメチレンジ
オール、アルキルジアルカノールアミン:環状基を有す
る低分子ジオール類[例えば、特公昭45−1474号
記載のもの:ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン
、−一及びp−キシリレングリコール、ビス(ヒドロキ
シエチルベンゼン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエト
キシ)ベンゼン、4.4’−ビス(2−ヒドロキシエト
キシ)−ジフェニルプロパン(ビスフェノールAのエチ
レンオキシド付加物)等コ及びこれらの2種以上の混合
物が挙げられる。分子量1000以下のポリエーテルジ
オールとしては、前記ポリエーテルジオール例えばポリ
エチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、ポリプロピレングリコール、トリエチレングリ
コール;及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
またジカルボン酸としては脂肪族ジカルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン
酸、マレイン酸、フマル酸など)、芳香族ジカルボン酸
(テレフタル酸、イソフタル酸など)及びこれらの2種
以上の混合物が挙げられ、: ラクトンとしてはε−カ
プロラクトン、γ−バレロラクトンが挙げられる。
ポリエステルジオールは通常の方法、例えば低分子ジオ
ール及び/又は分子量1000以下のポリエーテルジオ
ールを、ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導
体[例えば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸など
)、低級エステル(テレフタル酸ジメチルなど)、ハラ
イド等コと、またはその無水物及びアルキレンオキシド
(例えばエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシ
ド)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(低分子
ジオール及び/又は分子量1000以下のポリエーテル
ジオール)にラクトンを付加させることにより製造する
ことができる。
これらのポリエステルジオールの具体例としては、ポリ
エチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリへ
キサメチレンアジペート、ポリネオペンチルアジペート
、ポリ−3−メチルペンタンアジペート、ポリエチレン
プロピレンアジペート、ポリエチレンブチレンアジペー
ト、ポリブチレンヘキサメチレンアジペート、ポリジエ
チレンアジベート、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル
)アジペート、ポリエチレンアゼレートポリエチレンセ
バケート、ポリブチレンアゼレート、ポリブチレンセバ
ケート、ポリカプロラクトンジオール、ポリバレロラク
トンジオール:及びこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。
また、ポリエーテルジオールとポリエステルジオールと
を混合して使用することもできる。
これら高分子ジオールの平均分子量(水酸基価測定によ
る)は通常500〜5000、好ましくは700〜40
00である。
高分子ジオールに加えて必要により低分子ジオールを併
用することもできる。低分子ジオールとしては上記ポリ
エステルジオールの原料として挙げたグリコール及びそ
のアルキレンオキシド低モル付加物(分子量500未満
)があげられる。低分子ジオールの量は高分子ジオール
に対し通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下
である。
本発明において使用される有機ジイソシアネートとして
は炭素数(NGO基中の炭素を除く)2〜12の脂肪族
ジイソシアネート、炭素数4〜15の脂環式ジイソシア
ネート、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネート
、炭素数6〜20の芳香族ジイソシアネートおよびこれ
らの有機ジイソシアネートの変性物(カーポジイミド基
、ウレトジオン基、ウレトジオン基、ウレア基、ビュー
レット基および/またはイソシアヌレート基含有変性物
など)が使用できる。このような有機ジイソシアネート
としてはエチレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、ドデカメチレンジイソシアネート、I、6.1
1−ウンデカントリイソシアネー) 、2,2.4− 
)リメチルヘキサンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、2,6−ジイツシアネートメチルカブロエー
ト、ビス(2−インシアネートエチル)フマレート、ビ
ス(2−イソシアネートエチル)カーボネート、2−イ
ンシアネートエチル−2,6−ジインシアネートヘキサ
ノエート; イソホロンジイソシアネート(IPDI)
、ノシクロへキシルメタンジイソシアネート(水添MD
I)、シクロヘキシレンジインシアネート、メチルシク
ロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ヒス(
2−インシアネートエチル)4−シクロヘキセン−1,
2−ジカルボキシレート; キシリレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ジエチ
ルベンゼンジイソシアネート; トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、粗製子DI、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、ポリフェニルメタンポリイソシ
アネート(粗製MDI)、変性MDI(カーポジイミド
変性MDIなど)、ナフチレンジイソシアネート; お
よびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは脂肪族ジイソシアネート、
脂環式ジイソシアネートおよび芳香脂肪族ジイソシアネ
ートである。
本発明に係るポリウレタン樹脂は、高分子ジオールと過
剰の有機ジイソシアネートより両末端インシアネート基
を有するウレタンプレポリマーを作成し、鎖伸長を行う
ことにより製造することができる。
両末端にインシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーの製造に際しての有機ジイソシアネートと高分子ジオ
ールおよび必要により低分子ジオールとのイソシアネー
ト基と水酸基の比は通常1.1: 1.0〜5.0: 
1.0、好ましくは1.2: 1.0〜3,0:1.0
である。
またウレタンプレポリマーの製造は溶剤の存在下または
非存在下で行われる。
使用される溶剤としてはとしてはケトン(アセトン、メ
チルエチルケトンメチルイソブチルケトンなど)、エス
テル(酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなと)、
エーテル(テトラハイドロフランなど)、芳香族炭化水
素(トルエン、キシレンなど)、アルコール(メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコールなど)、多価
アルコール誘導体(エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテルなど)、
アミド(ジメチルホルムアミドなど)スルホキサイド(
ジメチルスルホキサイドなど)およびこれらの2種以上
の混合溶剤が挙げられる。これらのうち好ましくはアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、テトラハイド
ロフラン、 トルエン、キシレン、メタノール、エタノ
ール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テルおよびこれらの2種以上の混合溶剤である。
溶剤の使用量は該プレポリマーと溶剤の重量比が100
/ O−20/ 80、好ましくは80/ 20〜40
/ l1iOノ範囲になる量である。
ポリウレタン樹脂を製造する際は鎖伸長剤として前述し
た一般式(1)で示されるジアミンと、必要により他の
ジアミンを併用してもよい。
併用できるジアミンとしては脂肪族ジアミン(エチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)、脂環式ジア
ミン(イソホロンジアミン、414′−ジシクロヘキシ
ルメタンジアミンなど)、芳香族ジアミン(4,4−ジ
アミノジフェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(
キシレンジアミンなど)、ヒドラジン、ジヒドラジッド
(アジピン酸ジヒドラジッドなど)など及びこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、脂環式ジアミン及びこれ
らの2種以上の混合物である。
また必要により単官能または2官能の重合停止剤、好ま
しくは単官能のものを使用できる。3官能以上の場合は
ソワリング効果が得られず好ましくない。ポリマーの分
子末端をアルキル基とする場合は、重合停止剤としてと
してモノアルキルアミン(n−ブチルアミンなど)、ジ
アルキルアミン(ジ−n−ブチルアミンなど)を使用す
る。
ポリマーの分子末端を水酸基とする場合は、重合停止剤
としてモノアルカノールアミン(モノエタノールアミン
など)を使用する。
鎖伸長剤および重合停止剤の使用量はプレポリマーのイ
ソシアネート基に対して実質的に当量、たとえばプレポ
リマーのインシアネート基1当量対して鎖伸長剤および
重合停止剤のアミノ基が通常0.95〜1.05当量、
好ましくは0.98〜1.02当量になるような量であ
る。
また、ポリマーの分子末端をアミノ基とする場合は、プ
レポリマーのインシアネート基に対して過剰量の鎖伸長
剤を使用する。たとえばプレポリマーのインシアネート
基1当量に対して通常1.02〜1.3当量、好ましく
は1.05〜1.2当量になる量である。この場合も必
要により重合停止剤を併用することはできる。
鎖伸長剤とプレポリマーとの反応は溶剤中で通常100
℃以下、好ましくは80〜0℃の温度で行われる。反応
させる方法としては、所定濃度のプレポリマー溶剤溶液
に鎖伸長剤もしくはこの溶剤溶液(溶剤は前記したもの
と同様である)を投入し反応させる方法、または鎖伸長
剤もしくはこの溶剤溶液に所定濃度のプレポリマー溶剤
溶液中に適下し反応させる方法があげられる。
このようにして得られたポリウレタン樹脂溶液の濃度は
通常10〜100%、好ましくは20〜80%である。
粘度は通常50〜500,000、好ましくは100〜
100.000 (cps/ 20℃)である。
ポリウレタン樹脂の分子量(重量平均分子量)は通常s
、ooo〜100,000、好ましくは8 、000〜
80゜000である。
またポリウレタン樹脂の側鎖ヒドロキシル基の水酸基価
は通常0.5〜201  好ましくは1.0〜15であ
る。水酸基価が0.5未満の場合はインキのソワリング
が大きく、20を越えると耐粘着性が不良となる。
かくして得られたポリウレタン樹脂は印刷インキ用バイ
ンダー 特に特殊グラビアインキ用バインダーとして優
れた性能を有する。
また、従来のインキバインダーの場合と同様の方法で使
用できる。すなわち、本発明のバインダーに顔料や必要
により他の樹脂類および顔料分散剤等の添加剤を加え、
ボールミルなどの通常のインキ製造装置を用い混連する
ことによって印刷インキを製造して使用する。前記性の
樹脂類としてはポリアミド、ニトロセルローズ、ポリア
クリレート類、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと酢酸ビニ
ルのコポリマー スチレンブタジェンゴム、エポキシ樹
脂などがあげられる。
本発明のインキ用バインダーを使用した印刷インキの配
合処方は下記のとうりである。 (%は重量%を示す。
) 本発明のバインダー(固形分当り) lO〜 20 % 顔料          5〜40% 他の樹脂類       0〜10% 溶剤         40〜75% 添加剤          適量 本発明のバインダーを適用する対象としてはポリエステ
ルフィルムやナイロンフィルムやポリプロピレンフィル
ムやポリ塩化ビニルフィルムなどが好適である。
本発明のバインダーを使用する場合−波型印刷インキと
して使用してもよいがポリイソシアネート系硬化剤と併
用し、二液型印刷インキとして使用することもできる。
この場合ポリイソシアネト系硬化剤としては、例えばト
リメチロールプロパン1モル、!=1.G−ヘキサメチ
レンジイソンアネート、トリレンジイソシアネートまた
はインホロンジイソシアネート3モルから合成されるア
ダクト体;1.1li−へキサメチレンジイソシアネー
ト、またはインホロンジイソシアネートイソシアネート
基の環状三日化によって合成されるインシアヌレート基
含有の三量体:水1モルと1.、l1i−へキサメチレ
ンジイソシアネート3モルから合成される部分ビユレッ
ト反応物及びこれらの二種以上の混合物が好適である。
二液型印刷インキとして使用する場合、ポリイソシアネ
ート系硬化剤の添加量はインキに対して、通常0.5〜
lO重量%である。
本発明のバインダーを用いた印刷インキによる印刷方法
は従来の特殊グラビアインキの場合と同様でよい。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。以下において、部およ
び%はそれぞれ重量部および重量%を示す。
実施例、比較例において使用した原料は次の通りである
実施例1 分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル229.9部、およびIPDI51.1部を混合し、
100℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタ
ンプレポリマーを得た。次にメチルエチルケトン(ME
Kと略す。)500部を加え、均一溶液にした後、2−
ヒドロキシルエチルエチレンジアミン2.4部、インホ
ロンタフ2フ13.フ部およびジ−n−ブチルアミン3
.0部をインプロピルアルコール20ONに溶解した溶
液を前記ウレタンプレポリマーのMEK溶液中に投入し
た。投入終了後昇温し、50℃で8時間反応させた。こ
うして得られたポリウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘
度1100cps/20℃であった。この樹脂の側鎖ヒ
ドロキシル基の水酸基価は4.3(ポリウレタン樹脂固
形分換算値)である。
得られたポリウレタン樹脂溶液をバインダーとして用い
て、次の処方にて印刷インキを調整した。
ポリウレタン樹脂溶液   100部 顔料(ルチル型酸化チタン)50部 トルエン           40部IPA    
         10部セラミックボール     
100部 合 計 300部 上記の原料を内容積soomlのスチール缶に入れて、
ペイントコンディジeナー(レッドデビ7し社製)にて
1時間混練し印刷インキを作成した。
実施例2゜ 分子量2000のポリブチレンアジペートグリコール2
29.4部およびIPDI50.9部を混合し、100
℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタンプレ
ポリマーを得た。次にM E K 500部を加え、均
一溶液にした後、2−ヒドロキシルエチルエチレンジア
ミン4.8部、4.v−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン12.0部およびジ−n−ブチルアミン3.0部をイ
ソプロビルアルコール200部に溶解した溶液を前記ウ
レタンプレポリマーのMEK溶液中に投入した。投入終
了後昇温し、50°Cで8時間反応させた。こうして得
られたポリウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘度+20
0cps/ 20℃、であった。この樹脂の側鎖ヒドロ
キシル基の水酸基価は8.6(ポリウレタン樹脂固形分
換算値)である。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
実施例3 分子量2000のポリεカプロラクトングリコール22
9.3部、およびIPDI50.9部を混合し、100
℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタンプレ
ポリマーを得た。次M E K 500部を投入し均一
溶液にしり後、2−ヒドロキシルエチルエチレンジアミ
ン2゜4部、およびイソホロンジアミン17.5部をイ
ソプロピルアルコール200部に溶解した溶液中に前記
ウレタンプレポリマーのMEK溶液を滴下しながら投入
した。投入終了後昇温し、50℃で8時間反応させた。
こうして得られたポリマー末端にアミノ基を有するポリ
ウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘度800   cp
s/20℃、全アミン価1.3であった。この樹脂の側
鎖ヒドロキシル基の水酸基価は4.2(ポリウレタン樹
脂固形分換算値)である。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
実施例4 分子量2000のポリεカプロラクトングリコール22
8.5部、およびIPDI50.7部を混合し、100
℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタンプレ
ポリマーを得た。次M E K 500部を投入し均一
溶液にした後、ジー2−ヒドロキシルエチルエチレンジ
アミン3.4部、およびインホロンジアミン17.5部
をイソプロピルアルコール200部に溶解した溶液中に
前記ウレタンプレポリマーのMEK溶液を滴下しながら
投入した。投入終了後昇温し、50℃で8時間反応させ
た。こうして得られたポリマー末端にアミノ基を有する
ポリウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘度1100cp
s/ 20℃、全アミン価1.3であった。この樹脂の
側鎖ヒドロキシル基の水酸基価は8.5(ポリウレタン
樹脂固形分換算値)である。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
比較例1 分子量2000のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル228.7部、およびIPDI50.8部を混合し、
100℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタ
ンプレポリマーを得た。次にMEK500部を投入し均
一溶液にした後、インホロンジアミン17.5部および
ジ−n−ブチルアミン3.0部をイソプロピルアルコー
ル200部に溶解した溶液を前記ウレタンプレポリマー
のMEK溶液中に投入した。投入終了後昇温し、50℃
で8時間反応させた。得られたポリウレタン樹脂溶液は
濃度30%、粘度800cps/20℃、であった。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
比較例2 分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル191.8部、およびIPDI85.1部を混合し、
100℃で8時間反応させてN00%5.80のウレタ
ンプレポリマーを得た。次にM E K 500部を投
入し均一溶液にした後、ヒドロキシルエチルエチレンジ
アミン18.1部およびジ−n−ブチルアミン4.9部
をイソプロピルアルコール200部に溶解した溶液を前
記ウレタンプレポリマーのMEK溶液中に投入した。
投入終了後昇温し、50℃で8時間反応させた。得られ
たポリウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘度600cp
s/20℃、であった。この樹脂の水酸基価は32(ポ
リウレタン樹脂固形分換算値)である。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
比較例3 分子量2000のポリブチレンアジペートグリコール2
27.5部およびIPDI50.5部を混合し、100
℃で8時間反応させてN00%3.40のウレタンプレ
ポリマーを得た。次にMEK500部を加え、均一溶液
にした後、モノエタノールアミン2.7部、および4、
v−ジアミノジシクロヘキシルメタン19.2部をイソ
プロピルアルコール200部に溶解した溶液を前記ウレ
タンプレポリマーのMEK溶液中に投入した。投入終了
後昇温し、50℃で8時間反応させた。
こうして得られたポリウレタン樹脂溶液は濃度30%、
粘度1500cps/ 20℃、であった。この樹脂の
分子末端ヒドロキシルの水酸基価は8.6(ポリウレタ
ン樹脂固形分換算値)である。
得られた樹脂溶液を実施例1と何様にして印刷インキを
調整した。
比較例4 分子量2000のポリεカプロラクトングリコール22
8.1部、およびI P D I 50.8部を混合し
、100℃で8時間反応させてN00%3.40のウレ
タンプレポリマーを得た。次M E K 500部を投
入し均一溶液にした後、イソホロンジアミン21.3部
をイソプロピルアルコール200部に溶解した溶液中に
前記ウレタンプレポリマーのMEK溶液を滴下しながら
投入した。投入終了後昇温し、50℃で8時間反応させ
た。
こうして得られたポリマー末端にアミノ基を有するポリ
ウレタン樹脂溶液は濃度30%、粘度900cps/2
o℃、全アミン価1.3であった。
得られた樹脂溶液を実施例1と同様にして印刷インキを
調整した。
上記実施例1. 2,3. 4および比較例1,2゜3
.4で得られたそれぞれの印刷インキについて、次のよ
うな試験を行いインキのソワリング性を調べた。
(1)ソワリング性 インキの粘度をBL型粘度計(東京計器製)にて測定す
る。内容積200m lの容器にインキ100部、水2
部およびセラミックボール10部を入れてペイントコン
ディジaナーにて10分間混練した後に再び粘度を測定
しインキの流動性を観察した。
得られた結果は表−2に示す。
また、得られた印刷インキを使用し、バーツーターにて
表面処理ポリプロピレンフィルム(OPPと略す)ポリ
エステルフィルム(PETと略す)およびナイロンフィ
ルム(NYと略す)に印刷をほどこし印刷物を得た。
得られた印刷物について、次のような試験を行い表−3
の結果を得た。
(2)接着性 印fe1 面にニチバンセロテープ(12mm巾)を貼
り、このニチバンセロテープの一端を印刷面に対して直
角方向に急速に引きはがした。時の印刷面の状態を観察
した。
(3)耐粘着性 印刷面と非印刷面を重ね合せ、温度40℃、湿度60%
RHの中で、1.0Kg/cFの荷重をわけ24時間後
それを剥して表面の状態を観察した。
(4)耐油性 25℃の菜種油に印刷物を24時間浸漬した後の表面状
態を観察した。
(5)耐水性 25℃の水に印刷物を24時間浸漬した後の表面状態を
観察した。
(6)耐熱性 印刷面とアルミ箔とを合わせ、ヒートシーラーにて、8
0℃でIKg/crl X 1秒ヒートシールし、それ
をはがして、表面状態を観察した。
(7)ラミネート性 印刷物にウレタン系接着剤を塗布し、ポリエチレンフィ
ルムを圧着し、40℃で24時間放置後、試料を15m
m巾に切断後、剥離試験機(安田精機社製)にて90°
剥離試験を行った。
(8)顔料分散性 印刷インキを粒度測定機(安田精機社製)にて測定した
各試験結果の判定は、 ◎極めて良好、O良好、△やや不良、×不良である。
表−1 各ポリウレタン樹脂の構造(官能基) (注)記号はそれぞれR:アルキル基、Amニ アミ ノ基、OH:  ヒドロキシル基を示す。
水酸基価はポ リ ウレタン樹脂固形分換算値 を示す。
表−2 各インキのソワ リ ング性試験結果 (注) 粘度測定単位: PS/20℃ 表−3 各イ ンキの印刷試験結果 [発明の効果コ 本発明のバインダーは、インキのソワリングが少なく、
インキの流動性の良いインキ用バインダーを与える。
この他本発明のバインダーは、印刷物の接着性、耐油性
、耐水性、耐熱性、ラミネート適性および顔料分散性等
の性能のきわめてすぐれた各種のプラスチックフィルム
等の非吸収性基材に対する印刷インキを与える。
本発明のバインダーは特に特殊グラビアインキ用バイン
ター(ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等の各
種プラスチックフィルム等の非吸収性フィルム用等)と
して好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子ジオール、有機ジイソシアネート、鎖伸長剤
    および必要により重合停止剤とからのポリウレタン樹脂
    からなる印刷インキ用バインダーにおいて、鎖伸張剤と
    して一般式▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R_1はC_2〜C_6のアルキレン基を表し
    、R_2はヒドロキシルエチル基またはヒドロキシルプ
    ロピル基を表し、R_3は水素、C_1〜C_6のアル
    キル基、ヒドロキシルエチル基またはヒドロキシルプロ
    ピル基を表す。)で表されるジアミンを使用し、重合停
    止剤として単官能または2官能の化合物を使用し、分子
    側鎖にヒドロキシル基を有するポリウレタン樹脂である
    ことを特徴とする印刷インキ用バインダー。 2、一般式 X_1−CO−Z−NH−R−NHCO−X_2(2)
    {式中、zは▲数式、化学式、表等があります▼ および −[NH−R−NHCO−NH−R″−NRCO]_p
    −を表し、m、nは1以上の整数、pは0または1以上
    の整数であり、m、n、p個の単位の結合形式はランダ
    ムでもブロックでもよい。Rはジイソシアネート残基、
    R′は高分子ジオールを含むジオール残基、R″はジア
    ミン残基、X_1、X_2は−R′−OH、−NH−R
    ″−NH2、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼または −NH−A−OHである。R_1は炭素数2〜6のアル
    キレン基、R_2はヒドロキシルエチル基またはヒドロ
    キシルプロピル基、R_3は水素原子、炭素数1〜6の
    アルキル基、ヒドロキシルエチル基またはヒドロキシル
    プロピル基、R_4は水素原子または炭素数1〜6のア
    ルキル基、R_5は炭素数1〜6のアルキル基を表す。 Aはモノアルカノールアミン残基である}で示されるポ
    リウレタン樹脂からなる印刷インキ用バインダー。 3、ポリウレタン樹脂が0.5〜20の水酸基価を有す
    る請求項1または2記載のバインダー。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56166222A (en) * 1980-05-27 1981-12-21 Kao Corp Production of polyurethane solution
JPS60147427A (ja) * 1984-01-12 1985-08-03 Toyobo Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン・ウレア樹脂の製造法
JPS62153367A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ組成物

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