JPS6014153B2 - ナイロン織編物の捺染前処理方法 - Google Patents
ナイロン織編物の捺染前処理方法Info
- Publication number
- JPS6014153B2 JPS6014153B2 JP52007440A JP744077A JPS6014153B2 JP S6014153 B2 JPS6014153 B2 JP S6014153B2 JP 52007440 A JP52007440 A JP 52007440A JP 744077 A JP744077 A JP 744077A JP S6014153 B2 JPS6014153 B2 JP S6014153B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- treatment method
- nylon woven
- nylon
- printing treatment
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はナイロン繊維よりなる織編物の捺染生地の前処
理方法に関するものであり、さらに詳しくは、ナイロン
織編物を捺染するに際し、被処理布畠重量に対し、0.
1%以上の溌水剤をパディング、ナイフコーティング等
により該織物全体もしくは片面に均一に添着乾燥し、熱
処理することを特徴とするナイロン織編物生地の捺染前
処理方法に関し、その目的とするところはナイロン織編
物の捺染時に発生する所謂「浮き」を防ぎ、均一で高品
質な捺染品を製造する方法を提供することにある。
理方法に関するものであり、さらに詳しくは、ナイロン
織編物を捺染するに際し、被処理布畠重量に対し、0.
1%以上の溌水剤をパディング、ナイフコーティング等
により該織物全体もしくは片面に均一に添着乾燥し、熱
処理することを特徴とするナイロン織編物生地の捺染前
処理方法に関し、その目的とするところはナイロン織編
物の捺染時に発生する所謂「浮き」を防ぎ、均一で高品
質な捺染品を製造する方法を提供することにある。
近年、スポーツウェア等にナイロン織編物の捺染物が多
用されている。
用されている。
しかし、「浮き」の発生による梁斑、型合せ不良等の欠
点が多発し、すぐれた品位の捺染品は得がたい。「浮き
」とは、印捺された捺染色糊中の水分によって繊維が膨
潤伸長し、地張剤により捺染台に接着されている布局が
剥離し、浮き上がってくることをいう。従来、「浮き」
防止対策としては、形態安定性を増す方法、接着力の強
力な地張剤を使用する方法、高固型分で泡水性の良好な
糊剤を用いて捺染色糊中の遊離水を減少させる方法、高
粘度の捺染色糊を使用し、かつ高メッシュのスクリーン
紗を使用して捺染色糊の布岳への付着量を減少させると
ともに浸透性を小さくする方法等が行なわれるが、「浮
き」を完全に防ぐものではない。本発明者等は「浮き」
の防止法を確立すべく鋭意研究を重ねた結果、ここに紹
介する本発明方法に到達した。
点が多発し、すぐれた品位の捺染品は得がたい。「浮き
」とは、印捺された捺染色糊中の水分によって繊維が膨
潤伸長し、地張剤により捺染台に接着されている布局が
剥離し、浮き上がってくることをいう。従来、「浮き」
防止対策としては、形態安定性を増す方法、接着力の強
力な地張剤を使用する方法、高固型分で泡水性の良好な
糊剤を用いて捺染色糊中の遊離水を減少させる方法、高
粘度の捺染色糊を使用し、かつ高メッシュのスクリーン
紗を使用して捺染色糊の布岳への付着量を減少させると
ともに浸透性を小さくする方法等が行なわれるが、「浮
き」を完全に防ぐものではない。本発明者等は「浮き」
の防止法を確立すべく鋭意研究を重ねた結果、ここに紹
介する本発明方法に到達した。
本発明の方法は、ナイロン織編物に穣水性を付与するこ
とにより、印捺された捺染色糊によるナイロン繊維の膨
週を抑え、さらに捺染生地の裏面への捺染色糊の浸透を
少なくして地張剤の接着力の減少を防ぎ、「浮き」をな
くすものである。
とにより、印捺された捺染色糊によるナイロン繊維の膨
週を抑え、さらに捺染生地の裏面への捺染色糊の浸透を
少なくして地張剤の接着力の減少を防ぎ、「浮き」をな
くすものである。
生地裏面への浸透が少ないため、表面捺染となるので、
表面濃度および鮮明性が著しく向上し、合理的かつ経済
的に製品価値を高めることが可能である。本発明の方法
に用いる穣水剤は、フッ素系、シリコン系、界面活性剤
系等のいずれであってもよく、未処理布の「浮き」程度
により選択することができる。
表面濃度および鮮明性が著しく向上し、合理的かつ経済
的に製品価値を高めることが可能である。本発明の方法
に用いる穣水剤は、フッ素系、シリコン系、界面活性剤
系等のいずれであってもよく、未処理布の「浮き」程度
により選択することができる。
溌水剤の使用量は溌水剤の種類にもよるが、被処理布常
の重量に対して0.1%程度以上用いることを要す。以
下実施例によって本発明方法の説明を行なうが、本発明
はこれらによってなんら限定されるものではない。
の重量に対して0.1%程度以上用いることを要す。以
下実施例によって本発明方法の説明を行なうが、本発明
はこれらによってなんら限定されるものではない。
実施例 1
フッ素系溌水剤アサヒガードAG−710(旭硝子製)
1碇部、水99碇部よりなる水溶液にナイロンタフタ(
経糸7の/1位、緯糸7の/24f)を浸濃後3本マン
グルによって、ピックアップ率30%で均一に絞り乾燥
した。
1碇部、水99碇部よりなる水溶液にナイロンタフタ(
経糸7の/1位、緯糸7の/24f)を浸濃後3本マン
グルによって、ピックアップ率30%で均一に絞り乾燥
した。
該織物にSuminoIFastBluePR(住友化
学製酸性染料)1碇都、メィプロガムNP(メィプロ社
製糊剤、元糊15%水溶液)700部、酒石酸4部、水
28.6部よりなる捺染色糊を印孫・乾燥後、蒸熱、水
洗、ソーピング水洗、乾燥すると、青色の鮮明かつ均一
な捺染品が得られ、「浮き」の発生は認められなかった
。実施例 2 シリコン系溌水剤ディックシリコンコンクA(日本ラィ
ヒホールド社製)1碇部、触媒カタリストSC−310
(日本ライヒホールド社製)1部、および水斑野部より
なる水溶液にナイロンローン(蓬糸、縞糸とも10M/
24f)を浸糟後、3本マングルによってピックアップ
率40%で均一に絞り乾燥した。
学製酸性染料)1碇都、メィプロガムNP(メィプロ社
製糊剤、元糊15%水溶液)700部、酒石酸4部、水
28.6部よりなる捺染色糊を印孫・乾燥後、蒸熱、水
洗、ソーピング水洗、乾燥すると、青色の鮮明かつ均一
な捺染品が得られ、「浮き」の発生は認められなかった
。実施例 2 シリコン系溌水剤ディックシリコンコンクA(日本ラィ
ヒホールド社製)1碇部、触媒カタリストSC−310
(日本ライヒホールド社製)1部、および水斑野部より
なる水溶液にナイロンローン(蓬糸、縞糸とも10M/
24f)を浸糟後、3本マングルによってピックアップ
率40%で均一に絞り乾燥した。
Claims (1)
- 1 ナイロン織編物を捺染するに際し、被処理布帛の重
量に対し、0.1%以上の撥水剤を該織編物全体もしく
は片面に均一に添着乾燥し、熱処理することを特徴とす
るナイロン織編物の捺染前処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52007440A JPS6014153B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | ナイロン織編物の捺染前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52007440A JPS6014153B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | ナイロン織編物の捺染前処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5394677A JPS5394677A (en) | 1978-08-18 |
JPS6014153B2 true JPS6014153B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=11665914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52007440A Expired JPS6014153B2 (ja) | 1977-01-25 | 1977-01-25 | ナイロン織編物の捺染前処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014153B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2597287B2 (ja) * | 1993-05-17 | 1997-04-02 | 山村染工株式会社 | 手描き友禅の型絵染綿織物の染料等による汚れの除去と反り返り防止の方法 |
JP2008075196A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Komatsu Seiren Co Ltd | 撥水性繊維製品の製造方法 |
-
1977
- 1977-01-25 JP JP52007440A patent/JPS6014153B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5394677A (en) | 1978-08-18 |
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