JPS60130594A - トリチオリン酸エステル、その製造法およびそれを有効成分とする土壌害虫防除剤 - Google Patents

トリチオリン酸エステル、その製造法およびそれを有効成分とする土壌害虫防除剤

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JPS60130594A
JPS60130594A JP23833883A JP23833883A JPS60130594A JP S60130594 A JPS60130594 A JP S60130594A JP 23833883 A JP23833883 A JP 23833883A JP 23833883 A JP23833883 A JP 23833883A JP S60130594 A JPS60130594 A JP S60130594A
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JP
Japan
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butyl
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lower alkyl
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JP23833883A
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Haruyasu Yamamoto
山本 晴康
Takayuki Okabe
岡部 孝幸
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式CI) 〔式中、kは低級アルキル基を表わす。R。
およびR2は相異なり、艮1は炭素数1〜4のアルキル
基を表わし、R1は1so−ブチル基、5ec−ブチル
基またはtert −ブチル基を表わす。〕 で示されるトリチオリン酸エステル(以下、本発明化合
物と記す。)、その製造法およびそれを有効成分とする
土壌害虫防除剤に関する。
ある種のトリチオリン酸エステル、たとえばO−エチル
s、s−ジー5ec−ブチルトリチオリン酸エステル等
が殺虫、殺線虫剤の有効成分として用いられることが、
ドイツ特許第2232075号明細書に記載されている
しかしながら、これらの化合物は、土壌害虫防除剤の有
効成分としては必ずしも常に充分なものであるとはいえ
ない。
これに対し、本発明化合物は、土壌に棲息し、水稲、蒲
菜、花卉、芝生、果樹、茶、桑等を食害する土壌害虫に
対して防除効力を有し、しかもこれらの植物には問題と
なるような薬害を示さない。
したがって、本発明化合物は、水田、畑地、果樹園、牧
草地、茶園、桑園等の土壌害虫防除剤の有効成分として
用いることができる。
土壌害虫にはウェスタンコーンルートワーム、ノーザン
コーンルートワーム、サザンコーンルートワーム等のD
iabrotica属害虫、ドウがネブイブイ、ヒメ1
がネ、サクラコガネ、スジコがネ等のAn oma l
 a属害虫、マメコガネ等ノPopillia属害虫、
ウリハムシ等のAu1a−cophora属害虫、キス
ジノミハムシ等のPhyllotreta属害虫、マル
クビクシコメッキ等のMelanotus 1g害虫、
トビイロムナボンコメッキ等のAgriotes属害虫
、タマネギバエ、ダイコンバエ、タネバエ等のHy l
 emyλ属害虫、カブラヤが、タマナヤが等のAgr
oLis属害虫、ケラ等のGryllotalp@属害
虫、イネミズゾウムシ等のLi1sorhoptrus
属害虫、−1−タネクサレセンチュウ、タルミネグサレ
センチュウ、ミナミネグサレセンチュウ等のPraty
lenchua・属害虫、ダイズシストセンチュウ等の
Hetc−rodera属害虫、キタネコブセンチュウ
、サツマイモネコブーセンチュウ、ジャヮネコブセンチ
ュウ、アレナリアネコプセンチュウ等のMeloido
gyne属害虫、イネシンがレセンチュウ等のAphe
lenchoides属害虫等カアル。
本発明化合物は、一般式〔■〕 C式中、R,R1およびR2は前記と同じ意味を表わす
。〕 で示されるジチオールリン酸エステルと一般式(III
) SS 〔式中、EL8は低級アルキル基、フェニル基、チオフ
ェン基を表わすか、まjこはハロゲン原子、低級アルキ
ル基もしくは低級アルコキシル基で置換されたフェニル
基を表わす。〕 で示される1、8−ジチア−2,4−ジホスフェタ:y
−2.4−ジスルフィド類とを、反応の進行を阻害しな
い溶媒、tことえばn−へキサン、ベンゼン、トルエン
、キシレン等の炭化水素類、テトラヒドロフラン、ンオ
キサン等のエーテル類、クロルベンゼン、ジクロルベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素類等の溶媒中、80〜12
0℃の反応温度で30分〜10時間程度反応させて製造
することができる。反応終了後は、クロマトグラフィー
、蒸留等によって精製する。
製造例1(本発明化合物+11の製造)2.7F(7)
0−xfル5−sec−ブf /L/S −Lcrt−
ブチルジチオールリン酸エステルのトルエン5oNt溶
液に、2.1P(7)2゜4−ビス(4−メトキシフェ
ニル)−1゜3−ジチア−2,4−シボスフエタン−2
゜4−ジスルフィドを加え、1時間攪拌還流した。トル
エンを減圧上留去し、残分として得られた淡黄色の油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製
し、無色油状の0−エチル S −5ec−ブチル5−
tert−ブチルトリチオリン酸エステル2.12を得
た。
11甘 1.5861 この様な製造法にょうて製造することができる本発明化
合物を第1表に示す。
、第1表 本発明化合物を土壌害虫防除剤の有効成分として用いる
場合は、通常、固体担体、液体担体あるいはがス状担体
と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製剤用補助
剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、粒剤、粉剤、エア
ゾール等に製剤する。
これらの製剤には有効成分として本発明化合物を、重量
比で0.1〜99.9 %、好ましくは1〜80%含有
するのが適当である。
固体担体には、粘土類(たとえばカオリン、珪藻土、合
成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性
白土)、タルク類、その他の無機鉱物(たとえばセリサ
イト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ)、化学肥料(たとえば硫安、燐安、硝安、
尿素、塩安)等の微粉末あるいは粒状物があり、液体溶
剤には、水、アルコール類(たとえばメタノール、エタ
ノール)、ケトン類(たとえばアセトン、メチルエチル
ケトン)、芳香族炭化水素類(たとえばベンゼン、トル
エン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン)
、脂肪族炭化水素類(たとえばn−ヘキサン、シクロヘ
キサン、ケロシン、灯油)、エステル類(たとえば酢酸
エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類(たとえばアセトニ
トリル、インブチロニトリル)、エーテル類(たとえば
ジオキサン、ジインプロピルエーテル)、酸アミド類(
たとえばジメチルホ/l/ ムアミド、ジメチルアセト
アミド)、ハロゲン化炭化水素類(たとえばジクロロエ
タン、トリクロロエチレン、四塩化炭素)等があり、が
ズ°状担体、すなわち噴射剤には、フロンガス、ブタン
がス、炭酸がスなどがある。
界面活性剤には、アルキル硫酸エステル類、アルキルス
ルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル
アリールエーテル類およびそのポリオキシエチレン化物
、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコール
エステル類、糖アルコール誘導体などがある。
固着剤や分散剤には、カゼイン、ゼラチン、多糖類(た
とえばでんぷん粉、アラビヤガム、セルロース誘導体、
アルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、
合成水溶性高分子(たとえばポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸類)等があり、安
定剤には、PAP(酸性りん酸インプロピル)、Bf(
T(2,6−ジーtert −ブチル−4−メチルフェ
ノール)、B HA(2−tert−ブチル−4−メト
キシフェノールと3− tert−ブチル−4−メトキ
シフェノールの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤
、脂肪酸またはそのエステル等がある。
上記の製剤は、そのままであるいは水等で希釈し、土壌
表面に散布し、必・)ヌに応じ、散布後土壌と混和する
かまたは土壌に潅注し、ときには茎葉散布する。また、
他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、種モ消毒剤
、肥料または土壌改良剤等と混合して、または混合せず
に同時に用いることもできる。
次に本発明化合物の製剤例を示す。
製剤例1 乳 剤 本発明化合物tt+または(2140部をキシレン50
部に溶解し、乳化剤ツルポール5M−200(東邦化学
登録商標名、アルキルフェノールとドデシルベンゼンス
ルホン酸の混合物)10部を加え、よく攪拌混合し、そ
れぞれ40%の乳剤を得る。
製剤例2 水和剤 本発明化合物(1)または(2)40部にツルポール5
M−2005部を加え、よく混合し、カープレックス#
80(ジオツギ製薬登録藺標名、合成含水酸化珪素微粉
末)20部、300メツシュ佳^土35部を加え、ジュ
ースミキサーで攪拌混合して、それぞれ40%の水和剤
を得る。
製剤例3 粒 剤 本発明化合物+11または(2)5部にトヨリグニンC
T(東洋紡登録商標名、リグニンスルホン酸塩)5部と
GSMクレー(シークライ+1業登録商標名、石英粉末
)90部を加え、播潰器中にて充分攪拌混合する。
ついでこれらの混合物の10%相当址の水を加え、さら
に攪拌し、造粒機で製粒し、通鵬乾燥して、それぞれ5
%粒剤を得る。
製剤例4 粉 剤 本発明化合物(1)または(2)5部をアセトン20部
に溶解し、カープレックス#803部、P A P 0
.3部および300メツシュタルク91.7部を加え、
ジュースミキサーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去し
て、それぞれ5%粉剤を得る。
製剤例5 油 剤 本発明化合物+11または(2120部を灯油80部に
溶解して、それぞれ20%油剤を得る。
本発明化合物を土壌害虫防除剤の有効成分として用いる
場合、その施用量は、通常10アールあたり10fから
100Or、好ましくは50Fから5002であり、そ
の施用濃度は乳剤、水和剤等水で希釈する場合は、0.
01%から30%である。
これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施
用時期、施用場所、施用方法、土壌害虫の種類、被害程
度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわること
なく増加し、減少することができる。
次に、本発明化合物の土壌害虫に対する防除効力を試験
例で示す。なお、とくに記載していない限り、各試験例
とも3回の反復試験を行なワた。なお、供試化合物中の
本発明化合物は、第1表に記載の化合物番号で、比較対
照に用いた化合物は、゛第2表の化合物記号でそれぞれ
示す。
第2表 試験例1 製剤例1に準じて製剤した供試化合物の乳剤の水希釈液
5譚tを、土壌(16mesh )507に混和して土
壌中の有効成分濃度を1PPmにした。この土壌を、直
径5.6 cm 。
高さ5.8 cmのポリエチレンカップに入れ、2〜3
α発根したトウモロコシを2粒植え、同時にサザンコー
ンルートワーム(Diabr−otica undec
impunctata howardi BARBER
)3令幼虫を10頭放飼した。2日後、幼虫の生死数を
調査し、死出率(至)をめ1こ。結果を第2表に示す。
第 t 表 試験例2 製剤例1に準じて製剤した供試化合物の乳剤の水希釈液
50+lを、土壌(16mg5h)500tに混和して
土壌中の有効成分濃度を0,5または0.25 ppm
にした。−この土壌を、直径12crn、高さ8t:m
のポリエチレンカップに詰め、5〜6crnに発芽した
トウモロコシを4粒植え、同時にサチンコーンルートワ
ーム3令幼虫20頭を放飼した。2第!表 試験例8 製剤例1に準じて製剤した供試化合物の乳剤の水希釈液
20 atを、土壌500 Pに混和して、土壌中の有
効成分濃度をl PPmにした。この土壌を、直径L2
tx、高さ8−のポリエチレンカップに詰め、餌として
ニンジン切片を埋め、同時にドウがネブイブイ(Ano
mala惺旺■Hope) 8令幼虫を4頭放飼した。
7日後、幼虫の生死数を調査し、死虫率餉をめた。結果
を第4表に示す。
り 第 4 表 手続補正書(自発) 昭和59年12月り日 1、事件の表示 昭和58年 特許願第 288888号2、発明の名称 トリチオリン酸エステル、その製造法およびそれを有効
成分とする土壌害虫防除剤 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名称 (209
)住友化学工業株式会社代表者 土 方 武 4代理人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地明細書の発明の
詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第4頁第11行目〜第16行目を下記のよ
うに訂正する。
[ある種のトリチオリン酸エステル、たとえばQ−xチ
ル 5IS−ジー5ec−ブチルトリチオリン酸エステ
ルおよび0−エチル S、S−ジー1so−ブチルトリ
チオリン酸エステル等が殺虫、殺線虫剤の有効成分とし
て用いられることが、ドイツ特許第2282075号明
細書および特公昭54−25086号公報に記載されて
いる。′」(2)同第11頁第10行目に「カオリン」
とあるのを「カオリンクレー、アッタパルジャイトクレ
ー」と訂正する。
(8)同第14頁下から第4行目に「液体溶剤」とある
のを「液体担体」と訂正する。
(4)同第18頁最終行目に[なお、部゛は重量部を表
わす。」を追加挿入する。
(5)同第14頁第2行目に[(1)または(2!Iと
あるのを「(1)ないしく4)」と訂正する。
(6)同第14頁第4行目〜第6行目に[アルキルフェ
ノール」とあるのを[ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル等」と訂正する。
軒)同第14頁第9行目に[(1)または(2)」とあ
るのを「(1)ないしく86) Jと訂正する。
(8) 同第14頁下から第4行目に「(1)またGよ
(2)」とあるのを[(1)ないしく86) Jと訂正
する。
(9)同第15頁第6行目に「(1)または(2)」と
あるのを[(1)ないしく36) Jと訂正する。
(10)同第15頁第18行目に「(1)または(2)
」と之 あるの′22r (11ないしく86) Jと訂正する
(11) 同第17頁の第2表を下表のよ卸こ訂正する
」 (12)同第21頁の第4表を下表のように訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 一般式 〔式中、艮は低級アルキル基を表わす。R1およびR2
    は相異なり、R,は炭素数1〜4のアルキル基を表わし
    、R2はiso −ブチル基、5ec−ブチル基または
    tert−ブチル基を表わす。〕 で示される・トリチオリン酸エステル。 (2)一般式 〔式中、艮は低級アルキル基を表わす。R1およびR2
    は相異なり、R,は炭素e1〜4のアルキル基を表わし
    、R2は1so−ブチル基、5ec−ブチル基またはt
    ert−ブチル基を表わす。〕 で示されるジチオールリン酸エステルと一般式 〔式中、R11は低級アルキル基、フェニル基、チオフ
    ェン基を表わすか、またはハロゲン原子、低級アルキル
    基もしくは低級アルコキシル基で置換されたフェニル基
    を表わす。〕 で示される1、3−ジチア−2,4−ジホスフエタンー
    2,4−ジスルフィド類とを反応させることを特徴とす
    る特許 〔式中、R、R,お、よびR2はi′Iij記と同じ意
    味を表わす。〕 で示されるトリチオリン酸エステルの製造法。 (3)一般式 〔式中、Kは低級アルキル基を表わす。R。 およびPL2は相異なり、R,は炭素数1〜4のアルキ
    ル基を表わし、R2は1so−ブチル基、5ec−ブチ
    ル基またはLerL−ブチル基を表わす。〕 で示されるトリチオリン酸エステルを有効成分として含
    有することを特徴とする土壌害虫防除剤。
JP23833883A 1983-11-04 1983-12-16 トリチオリン酸エステル、その製造法およびそれを有効成分とする土壌害虫防除剤 Pending JPS60130594A (ja)

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US06/666,324 US4608369A (en) 1983-11-04 1984-10-31 Trithiophosphoric acid ester as a soil pesticide
BR8405618A BR8405618A (pt) 1983-11-04 1984-11-01 Ester do acido tritiofosforico,processo para producao de um ester do acido tritiofosforico,composicao pesticida do solo e processo para controle de pestes do solo
EP84307532A EP0145230A1 (en) 1983-11-04 1984-11-01 A trithiophosphoric acid ester as a soil pesticide

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