JPS6012625A - モ−タ制御用スイツチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のパワーウィンドレギュレータ。

パワーサンルーフ、パワーカーテン等のモータ用として
好適するモータ制御用スイッチ装置にＲする。

〔従来技術〕

従来より、例えば自動車のパワーウィンドレギュレータ
においては、ケースに常には原位置への復帰力が付与さ
れたノブを設け、このノブを原位置から押圧操作するこ
とにより第１の作用位置に回動させ更に抑圧操作するこ
とにより第２の作用位置に回動させるように二段操作可
能に構成し、前記ノブが第１及び第２の作用位置のいず
れに操作された時にもオンしてモータの正転回路若しく
は逆転回路を形成してウィンドガラスを開放若しくは閉
成動作させるモータ用スイッチを設け、更に、前記ノブ
が第２の作用位置に操作された時にオンして前記ノブを
その第２の作用位置に吸ダ１保持させる電磁ソレノイド
に通電する保持用スイツチを設ける構成とし、以って、
ノブを第１の作用位置に操作した時にはその操作してい
る間だけウィンドガラス′を開放若しくは閉成方向に移
動させ、ノブを第２の作用位置に操作した時にはそのノ
ブに対する操作力を解除してもウィンドガラスを全開若
しくは全閉状態になるまで移動させるようにした構成の
パワーウィンドレギュレータスイッチ装置を設けるよう
にしている。ところが、ウィンドガラスが全開若しくは
全閉状態となるとこれを駆動するモータがロック状態と
なるので、従来では、ウィンドガラスを直接上下動させ
るレバーに連結され且つ前記モータによって回転される
小歯車に噛合される扇型歯車に直流電流を流す接触子を
接触させ、扇型歯車の移動にともなう接触抵抗の変化に
ともなって前記接触子に生ずるスパイク状のノイズを検
出する検出回路を設け、この検出回路がノイズを検出し
ている間だけ前記電磁ソレノイドに直列に接続されたト
ランジスタをオンさせる構成の検出装置を設け、以って
、検出回路がノイズを検出しなくなった時即ちウィンド
ガラスが全開若しくは全閉状態になってモータがロック
停止された時にはトランジスタをオフさせて電磁ソレノ
イドの通電を切り、ノブを原位置に復帰させてモータへ
の通電を切るようにしてＡｓ　、これでは、検出装置の
構成が複雑で全体が大形化し、取付スペースも大きくと
らなければならないという問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、モータがロック停止された時にそのモータに通電する
スイッチを操作する操作部材を作用位置から原位置に復
帰させるものにおいて、構成が簡単で小形化を図り得、
取付スペースも小さくて済むモータ制御用スイッチ装置
を提供するにある。

〔発明の概要〕

本発明は、ケースに操作部材が原位置から作用位置に操
作されるとオンしてモータに電源を供給するスイッチを
設け、前記ケースに該スイッチを介して電源が供給され
て前記操作部材を作用位置に吸引保持する電磁装置を設
け、前記ナースと操作部材との間に該操作部材の操作に
応じて変形する形状記憶合金製の復帰部材を設け、この
復帰部材に前記モータに流れる電流を供給し、そのモー
タのロック時のロック電流により前記復帰部材が自己加
熱して記憶形状に復帰し前記操作部材を前記電磁装置の
吸す１保持力に抗して原位置に復帰させるように７した
構成に特徴を有する。

〔実施例〕

以下本発明を自動車のパワーウィンドレギュレータスイ
ッチ装置に適用した第１の実施例につき第１図乃至第６
図を参照しながら説明する。

先ず、第１図乃至第５図に基づいて全体の構成につき述
べる。１は略矩形状をなすプラスチック製のケースであ
り、その上壁には略矩形状の挿通０２が形成されている
。そして、このケース１の底壁の中央部には支持四部６
を有する突出部４が一体成形されており、その支持凹部
３は中央の最低部から左方及び右方に向かうに従って順
次上昇傾斜する傾斜面３ａ及び３ｂを有する略Ｖ字状を
なし、更に、該傾斜面６ａ及び３ｂの途中部位には段部
３ｃ及び３ｄが形成されている。５は操作部材としての
略矩形状をなすプラスチック製のノブであり、これは中
央部から左、右両端部に向かうに従って順次上昇傾斜す
る如き略横倒く字形をなす断面形状を有し、その右及び
左端部には下方に突出する押圧突部６及び７が一体成形
されているとともに、中央部には下方に突出する筒部８
が一体成形されている。そして、このノブ５は前記ケー
ス１の挿通口２に嵌合された状態で該ケース１の前、後
壁上部にピン９によって回動可能に枢設されており、こ
の時に筒部８内に圧縮コイルスプリング１０を介して嵌
合された圧接子１１がその圧縮コイルスプリング１ｏの
ばねカにより支持凹部３の中央最低部に圧接支持され、
以って、ノブ５が原位置に保持されるようになっており
、この原位置ではノブ５の左、右両端部が挿通口２がら
上方に突出するようになっている。尚、上記支持凹部３
を有する突出部４．筒部８．圧縮コイルスプリング１０
及び圧接子１１は復帰力付与機ｍ３４を構成する。１２
は前記ケース１の右側壁上部に配設された第１のスイッ
チであり、これは上下に対向する板ばね製の可動接片１
６及び固定接片１４から構成され、常には可動接片１３
の接点部が固定接片１４の接点部から離間（オフ）して
いる。そして、この第１のスイッチ１２における可動接
片１３の先端部の上面部には前記ノブ５の押圧突部６が
接触するようになっている。１５は前記ケース１の左側
壁上部に配設された第２のスイッチであり、これは上下
に対向する板ばね製の可動接片１６及び固定接片１７か
ら構成され、常には可動接片１６の接点部が固定接片１
７の接点部から離間（オフ）している。そして、この第
２のスイッチ１５における可動接片１６の先端部の上面
部には前記ノブ５の押圧突部７が接触するようになって
いる。１８は前記ケース１の底壁の中央部に配設された
電磁装置であり、これは、右。

左両端部及び中央部に脚部１９．２０及び２１を有する
略横倒Ｅ字形の鉄心２２と、この鉄心２２の中央部の脚
部２１に嵌め込み装着されたボビン２３と−このボビン
２６に所定方向に巻回装着された電圧コイル２４とから
構成されている。そして、前記ノブ５の下面部には該ノ
ブ５の一部をなす吸着片たる可動鉄片２５が一体的に付
設されており、その中央最低部が鉄心２２における脚部
２１の上端面に近接若しくは接触し、右及び左端部は脚
部１９及び２０の上端面に上方から夫々離間対向するよ
うになっている。２６及び２７は形状記憶合金製の復帰
部材であり、これらはコイルスプリング状に形成されて
いて、伸張した形状を予め記憶しており、縮小された状
態に変形された時に所定温度まで加熱されると記憶形状
たる伸張状態に自動的に復帰するようになっている。そ
して、この復帰部材２６は前記ノブ５の右端部とケース
１の底壁との間に介装されていて、その上端部はノブ５
の右端部下面に突設された保持突部５ａに嵌着保持され
ているとともに、その上端部先端は可動接片１６の先端
部に連結されて電気的に接続されており、又、下端部は
ケース１の底壁土面に突設された保持突部１ａに嵌着保
持されているとともに、その下端部先端はケース１の底
壁に設けられた端子２８に連結されて電気的に接続され
ている。更に、復帰部材２７は前記ノブ５の左端部とケ
ース１の底壁との間に介装されていて、その上端部はノ
ブ５の左端部下面に突設された保持突部５ｂに嵌着保持
されているとともに、その上端部先端は可動接片１６の
先端部に連結されて電気的に接続されており、又、下端
部はケース１の底壁土面に突設された保持突部１ｂに嵌
着保持されているとともに、その下端部先端はケース１
の底壁に設けられた端子２９に連結されて電気的に接続
されている。

さて、第６図に従って電気回路の構成について述べる。

６０は自動車のパワーウィンドレギュレータ駆動用の三
ブラシ形のモータであり、これは、正転端子６０ａ、逆
転端子３０ｂ及び共通端子６０ｃを有するもので、正回
転すると例えばウィンドガラスを開放させるべく下降移
動させ、逆回転するとウィンドガラスを閉成させるべく
上昇移動させるようになっている。３１は直流電源たる
バッテリであり、その負端子はアースされており、正端
子は前記スイッチ１２及び１５の固定接片１４及び１７
に共通に接続されている。又、スイッチ１２及び１５の
可動接片１３及び１６は前記モータ５０の正転端子３０
ａ及び逆転端子３０ｂに前記復帰部材２６及び２７を介
して夫々接続されているとともに、更に該可動接片１３
及び１６は電流回り込み防止用のダイオード６２及び６
３を夫々介して共通に接続され、その共通接続点は前記
電圧コイ／Ｉ／２４を介してアースされている。そして
、前記モータ３０の共通端子３０ｃはアースされている
。

次に、本実施例の作用について説明する。

例えば、ノブ５の右端部を抑圧操作して該ノブ５を矢印
３５方向に回動させると、圧接子１１が圧縮コイルスプ
リング１０を縮小させながら支持四部３の傾斜面３ａに
乗り上げるようになり、その後その圧接子１１の先端部
が段部３Ｃに当接し　′て抵抗感が与えられるようにな
り、以って、ノブ５は開放側の第１の作用位置となる。

この時、復帰部材２６もノブ５によって押圧されて縮小
変形される。このノブ５の第１の作用位置においては、
可動鉄片２５の右端部は鉄心２２の脚部１９の先端面か
ら未だ離間した状態にある（第４図参照）。

そして、ノブ５がこのように第１の作用位置に操作され
ると、その押圧突部６が第１のスイッチ１２の可動接片
１３を下方に抑圧変位させてその接点部を固定接片１４
の接点部に接触（オン）させるようになり、モータ３ｏ
の正転端子３０ａと共通端子３０ｃとの間に復帰部材２
６を介してバッテリ３１の電源電圧が印加され、モ〜り
６ｏが正回転してウィンドガラスを下降させるようにな
り、開放動作が行なわれる。又、第１のスイッチ１２が
オンされると、ダイオード３２を介して電圧コイル２４
にバッテリ６１の電源電圧が印加されて磁力を発生する
が、ノブ５が第１の作用位置にある時には、可動鉄片２
５の右端部が脚部１９の先端面より上方に離間していて
その右端部に磁気吸引力が作用しないようになっている
。一方、復帰部材２６にはモータ６ｏに流れる電流が供
給されルカ、モータ３ｏが定ｔ＠転している時には該モ
ータ３０に流れる電流は小であり、復帰部材２６はほと
んど自己加熱することはなく常温のままである。その後
、ノブ５に対する押圧操作力を解除すると、圧縮コイル
スプリング１ｏのばねカと支持凹部３の傾斜面３ａとの
作用によって圧接子１１がその傾斜面３ａを滑り落ちる
ようになり、従って、ノブ５は反矢印３５方向に復帰回
動して第２図及び第３図に示す原位置に戻るようになり
、第１のスイッチ１２がオフする。この時、復帰部材２
６もノブ５によって伸張状態に復帰される。

以上により、ウィンドガラスは所望の下降位置に停止さ
れるようになり、所望の開放度が得られる。

さて、ノブ５を第４図に示す第１の作用位置よりも更に
押圧操作して矢印３５方向に回動させると、圧接子１１
は傾斜面３ａの段部５ｃを乗り越えるようになり、ノブ
５は開放側の第２の作用位置となる（第５図参照）。こ
の時、復帰部材２６はノブ５によって押圧されて縮小変
形される。このノブ５の第２の作用位置においては、可
動鉄片２５の右端部が鉄心２２の脚部１９の先端面に近
接若しくは岩接するようになり、この時には第２のスイ
ッチ１２はオンのままで電圧コイル２４には電源電圧が
印加されており、従って、鉄心２２の脚ｓ１９の磁気殴
り］力が可動鉄片２５の右端部に作用するようになり、
ノブ５は第２の作用位置に保持される。これにより、ノ
ブ５に対する押圧操作力を解除しても、第１のスイッチ
１２がオン状態に維持され、モータ３０はσ１続きウィ
ンドガラスを下降させる。その後、ウィンドガラスが最
下位置に達して全開状態になると、モータ６ｏがロック
停止されて該モータ５ｏには大きな四ツク電流が流れる
ようになり、このロック電流は復帰部材２６にも流れる
ことになって、該復帰部材２６が発熱して自己加熱を行
なう。そして、この自己加熱によって復帰部材２６が所
定温度になると、該復帰部材２６は記憶形状たる第３図
に示す伸張状態になるように復帰するようになり、この
場合に、その復帰力は電磁装置１Ｂによる可動鉄片２５
の磁気膜σ１力よりも大となるように設定されている。

従って、圧接子１１が支持凹部６の傾斜面３ａを滑り落
ちてノブ５が原位置に復帰するよう゛になり、第１のス
イッチ１２がオフされる。

以上は／プ５を矢印６５方向に回動させてウィンドガラ
スを下降させる場合について述べたものであるが、ノブ
５の左端部を押圧操作してそのノブ５を反矢印３５方向
に回動させた場合も同様の原理で動作が行なわれる。即
ち、ノブ５の左端部を押圧操作すると、圧接子１１が支
持凹部６の傾斜面３ｂに乗り上げた後段部５ｄに当接す
るようになり、ノブ５は閉成側の第１の作用位置になる
。

更に、ノブ５の左端部を押圧操作すると、圧接子１１が
傾斜面３ｂの段部６ｄを乗り越えてノブ５は閉成側の第
２の作用位置となる。そして、このノブ５が第１及び第
２の作用位置のいずれに操作された場合でも、復帰部材
２７がノブ５によって押圧されて縮小変形されるととも
に、ノブ５の押圧突部７が可動接片１６を下方に押圧変
位させて第２のスイッチ１５をオンさせるようになり、
従って、モータ６０の逆転端子３０ｂと共通端子６０Ｃ
との間に復帰部材２７を介して電源電圧が印加され、モ
ータ６０が逆回転してウィンドガラスを上昇させ、以っ
て、閉成動作が行なわれる。又、第２のスイッチ１５の
オンによりダイオード３３を介して電圧コイ／Ｉ／２４
に電源電圧が印加されるので、ノブ５が第２の作用位置
に操作された時には、鉄心２２の脚部２０が可動鉄片２
５の左端部を吸引するようになり、ノブ５は第２の作用
位置に保持される。この場合、ノブ５が第１の作用位置
にある時には、ノブ５に対する抑圧操作力を解除すれば
該／プ５は傾斜面３ｂ、圧縮コイルスプリング１０及び
圧接子１１の作用により原位置に復帰回動されて第２の
スイッチ１５がオフされるが、ノブ５が第２の作用位置
にある時には、ノブ５に対する抑圧操作力が解除されて
も該ノブ５は第２の作用位置に保持されて第２のスイッ
チ１５はオン状態のままとなり、その後、ウィンドガラ
スが最上位置に達して全閉状態となると、モータ５０が
ロック停止されてモータ３０及び復帰部材２７にロック
電流が流れるようになり、復帰部材２７が伸張状態に自
動的に復帰して可動鉄片２５の左一端部に対する鉄心２
２の脚部２０の磁気吸引力に抗してノブ５が原位置に復
帰し、第２のスイッチ１５がオフされる。

このような本実施例によれば、次のような効果を得るこ
とができる。即ち、ノブ５を第２の作用位置に保持させ
るべく第１のスイッチ１２若しくは第２のスイッチ１５
を介して電源電圧が供給される電圧コイル２４を有する
電磁装置１８をケース１に設け、前記ノブ５の右端部及
び左端部とケース１の底壁との間に形状記憶合金製の復
帰部材２６及び２７を夫々介装し、これらの復帰部材２
６若しくは２７にモータ３０に流れる電流を供給するよ
うにしたので、ウィンドガラスが全開若しくは全閉状態
となってモータ３０が四ツク停止されると、復帰部材２
６若しくは２７がロック電流により自己加熱して記憶形
状たる伸張状態に復帰し、以って、電磁装置１８の磁気
吸引力に抗してノブ５を、原位置に自動的に復帰させて
第１のスイッチ１２若しくは第２のスイッチ１５をオフ
させるものであり、従って、従来の如き複雑且つコスト
高となる検出装置を設ける必要はなくなり、全体として
構成が簡単で小形になし得、取付スペー′スも小さくて
済む利点がある。又、ノブ５に圧縮コイルスプリング１
０及び圧接子１１との作用テ第１若しくは第２の作用位
置から原位置への復帰力を付与するための支持凹部６の
傾斜面３ａ、３ｂに段部３ｃ、３ｄを夫々形成するよう
にしたので、ノブ５を第１の作用位置から第２の作用位
置に操作する時には段部３ｃ、３ｄによって抵抗感が与
えられるようになり、従って、ノブ５を不用意に第２の
作用位置まで操作してしまうというような不具合はない
。しかも、電流回り込み防止用のダイオード３２．３３
を設けることによりモータ５０の正転用の第１のスイッ
チ１２及びモータ３０の逆転用の第２のスイッチ１５を
電圧コイル２４に電源電圧を印加させるスイッチとして
兼用するようにしたので、ノブ５を第１の作用位置及び
第２の作用位置に操作する二段操作し得る構成であって
も各操作段毎に夫々動作するスイッチを設ける必要はな
く、それだけスイッチ数が少なくて済んで回路構成も簡
単になる。

第７図乃至第１０図は本発明の第２の実施例であり、前
記実施例と同一部分には同一符号を付して示し、以下具
なる部分につ゛いてのみ説明する。

先ず、第７図乃至第９図において、６６は前記第１のス
イッチ１２の代りにケース１の右側壁上部に配設された
第１のスイッチであり、これは、可動接片６７、固定接
片３８及び６９を上下に配列して構成され、可動接片３
７の中間部の接点部が固定接片３８の接点部に離間対向
（オフ）し、可動接片６７の先端部の接点部が固定接片
６９の接点部に離間対向（オフ）している。４０は前記
第２のスイッチ１５の代りにケース１の左側壁上部に配
設された第２のスイッチであり、これは、可動接片４１
．固定接片４２及び４６を上下に配列して構成され、可
動接片４１の中間部の接点部が固定接片４２の接点部に
離間対向（オフ）し、可動接片４１の先端部の接点部が
固定接片４６の接点部に離間対向（オフ）している。

さて、第１０図において、スイッチ３６及び４０の可動
接片５７及び４１はバッテリ３１の正端子に接続され、
スイッチ５６及び４０の固定接片３８及び４２は復帰部
材２６友び２７を介してモータ３０の正転端子３０ａ及
び逆転端子３０ｂに夫々接続され、そして、スイッチ６
６及び４０の固定接片６９及び４３は共通に接続されて
その共通接続点Ａ１Ｔｌ圧コイル２４を介してアースさ
れている。

而して、例えばノブ５を矢印３５方向に回動させて開放
側の第１の作用位置に操作すると、ノブ５の押圧突部６
が第１のスイッチ６６の可動接片６７を下方向に押圧変
位させてその中間部の接点部を固定接片６８の接点部に
接触（オン）させるようになり（第８図参照）、バッテ
リ６１の電源電圧が復帰部材２６を介してモータ５０の
正転端子３０ａ、共通端子５００間に印加され、モータ
６０が正回転する。そして、ノブ５を更に矢印６５方向
に回動させて開放側の第２の作用位置に操作すると、第
１のスイッチ６６の可動接片３７゜固定接片３８間がオ
ンした状態でその可動接片３７の先端部の接点部が固定
接片３９の接点部に接触（オン）するようになり（第９
図参照）、電圧コイル２４に電源電圧が印加される。尚
、ノブ５を反矢印３５方向に回動させた場合も前述と略
同様の動作が行なわれるものであり、閉成側の第１の作
用位置では第２のスイッチ４０の可動接片４１、固定接
片４２間がオンしてモータ６０が逆回転し、閉成側の第
２の作用位置では第２のスイッチ４０の可動接片４１と
固定接片４２及び４６との間がともにオンして電圧コイ
ル２４に電源電圧が印加される。

従って、この第２の実施例によっても前記実施例と略同
様の作用効果が得られる。

第１１図乃至第１４図は本発明の第３の実施例であり、
前記第１の実施例と同一部分には同一符号を付して示し
、以下具なる部分についてのみ説明する。

即ち、第１１図乃至第１３図において、可動接片１５の
上方部位に接点部が該可動接片１６の接点部と接触（オ
ン）する固定接片４４を配設して第１のスイッチ１２の
代りに第１の切換スイッチ４５を借成し、更に、可動接
片１６の上方部位に接点部が該可動接片１６の接点部と
接触（オン）する固定接片４６を配設して第２のスイッ
チ１５の代りに第２の切換スイッチ４７を構成している
。

一方、第１４図において、切換スイッチ４５及び４７の
固定接片１４及び１７は復帰部材２６及び２７を夫々介
してバッテリ６１の正端子に接続され、固定接片４４及
び４６はアースされ、可動接片１３，１６間にはモータ
３０に代わるニブラシ形のモータ４８が接続され、そし
て、モータ４８に並列に電圧コイル２４が接続されてい
る。

而して、ノブ５が矢印３５方向に回動されて開放側の第
１の作用位置若しくは第２の作用位置に操作されると、
前記第１のスイッチ１２に対応する第１の切換スイッチ
４５の可動接片１３及び固定接片１４間がオンして（第
１２図及び第１３図参照）、復帰部材２６及びモータ４
８の直列回路に電源電圧が印加されるとともに電圧フィ
ル２４に復帰部材２６を介して電源電圧が印加され、従
って、モータ４８に一方向に電流が流れて該モータ４８
が正回転する。又、ノブ５が反矢印５５方向に回動され
て閉成側の第１の作用位置若しくは第２の作用位置に操
作されると、前記第２のスイッチ１５に対応する第２の
切換スイッチ４７の可動接片１６及び固定接片１７間が
オンして、復帰部材２７及びモータ４８の直列回路に電
源電圧が印加されるとともに電圧フィル２４に復帰部材
２７を介して電源電圧が印加され、従って、モータ４８
に前述とは逆方向に電流が流れて該モータ４８が逆回転
する。

従って、この第３の実施例によっても前記第１の実施例
と略同様の効果が得られる。

第１５図は本発明の第４の実施例であり、前記第６の実
施例と異なるところは、切換スイッチ４５及び４７の固
定接片１４及び１７が直接バッテリ３１の正端子に接続
され、復帰部材２６が第２の切換スイッチ４７の固定接
片４６とアースとの間に接続され、そして、復帰部材２
７が第１の切換スイッチ４５の固定接片４４とアースと
の間に接続されている点にあり、従って、この第４の実
施例によっても前記第３の実施例と略同様の作用効果が
得られる。

尚、上記各実施例は本発明をパワーウィンドレギュレー
タスイッチ装置に適用した場合について述べたものであ
るが、これに限らずパワーサンルーフスイッチ装置、パ
ワーカーテンスイッチ装置等、モータ制御用スイッチ装
置全般に適用し得るものであり、この場合に、ノブ５は
原位置から直接第２の作用位置に操作し得るようにして
もよい。

その他、本発明番ツ上記し且つ図面に示す実施例にのみ
限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施し得ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、モータがロック停止され
た時にそのモータに通電するスイッチを操作する操作部
材を２作用位置から原位置に復帰させるようにしたモー
タ制御用スイッチ装置において、形状記憶合金製の復帰
部材にモータに流れる電流を供給してそのモータのｉツ
ク電流により復帰部材を自己加熱によって記憶形状に復
帰させ、この復帰部材の復帰によってノブを作用位置に
保持する電磁装置の磁気殴り１力に抗して原位置に復帰
させるようにしたので、従来の如き検出装置が不要とな
り、従って、構成が簡単で小形化を図り得、取付スーペ
ースも小さくて済む等の優れた効果を奏するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の第１の実施例を示し、第１
図は平面図、第２図及び第６図は夫々第１図のＡ−Ａ線
及びＢ−Ｂ綜に沿う断面図、第４図及び第５図は夫々異
なる作用状態の第３図相当図、第６図は電気回路図であ
る。第７図、第８図。 第９図及び第１０図は本発明の第２の実施例を示す夫々
第２図、第４図、第５図及び第６図相当図である。第１
１図、第１２図、第１６図及び第１４図は本発明の第５
の実施例を示す夫々第２図。 第４図、第５図及び第６図相当図である。そして、第１
５図は本発明の第４の実施例を示す第６図相当図である
。 図面中、１はケース、５はノブ（操作部材）、１２は第
１のスイッチ、１５は第２のスイッチ、１８は電磁装置
、２２は鉄心、２４は電圧コイル、２５は可動鉄片、２
６及び２７は復帰部材、３０はモータ、６４は復帰力付
与機構、６６は第１のスイッチ、４０は第２のスイッチ
、４５は第１の切換スイッチ、４７は第２の切換スイッ
チ、４８はモータを示す。 出願人　株式会社東海理化電機製作所 代理人　弁理士　佐　藤　強 給１　Ｍ ｌ 第２　Ｍ 第３　口 第４　図 第５　回 第６　回 第７　Ｍ 第９　図 糖１０図 第１１０ 給１２６ 第１３図 ｖ４１４図 第１５　図 １／。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ケースに原位置と作用位置との間に操作可能に設け
   られた操作部材と、前記ケースに設けられ前記操作部材
   が作用位置に操作されるとオンしてモータに電源を供給
   するスイッチと、前記ケースに設けられ前記スイッチを
   介して前記電源が供給されて前記操作された操作部材を
   作用位置に吸引保持する電磁装置と、前記ケースと操作
   部材との間に該操作部材の作用位置への操作に応じて変
   形するように設けられ前記モータに流れる電流が供給さ
   れる形状記憶合金製の復帰部材とを具備してなり、前記
   復帰部材は、前記モータのロック時のロック電流により
   自己加熱して記憶ル状に復帰することによって、前記操
   作部材を前記電磁装置の吸引保持力に抗して原位置に復
   帰させるようになっていることを特徴とするモータ制御
   用スイッチ装置。