JPH051868Y2 - - Google Patents

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JPH051868Y2
JPH051868Y2 JP4973387U JP4973387U JPH051868Y2 JP H051868 Y2 JPH051868 Y2 JP H051868Y2 JP 4973387 U JP4973387 U JP 4973387U JP 4973387 U JP4973387 U JP 4973387U JP H051868 Y2 JPH051868 Y2 JP H051868Y2
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knob
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車のパワーウインドレギユレー
タ、パワーサンルーフ、パワーカーテン等のモー
タ用として好適するモータ制御用スイツチ装置に
関する。
(従来の技術) 従来より、例えば自動車のパワーウインドレギ
ユレータにおいては、ケースに常には原位置への
復帰力が付与されたノブを設け、このノブを原位
置から押圧操作することにより第1の作用位置に
回動させ更に押圧操作することにより第2の作用
位置に回動させるように二段操作可能に構成し、
前記ノブが第1及び第2の作用位置のいずれに操
作された時にもオンしてモータの正転回路若しく
は逆転回路を形成してウインドガラスを開放若し
くは閉成動作させるモータ用スイツチを設け、更
に、前記ノブが第2の作用位置に操作された時に
オンして前記ノブをその第2の作用位置に吸引保
持させる電磁石のコイルに通電する保持用スイツ
チを設ける構成とし、以て、ノブを第1の作用位
置に操作した時にはその操作している間だけウイ
ンドガラスを開放若しくは閉成方向に移動させ、
ノブを第2の作用位置に操作した時にはそのノブ
に対する操作力を解除してもウインドガラスを全
開若しくは全閉状態になるまで保持させるように
している。そして、ウインドガラスが全開若しく
は全閉状態となるとこれを駆動するモータがロツ
ク状態となるので、従来では、モータのロツク時
のロツク電流が供給されて自己加熱して記憶形状
に復帰する形状記憶合金製の復帰部材を設け、そ
の復帰部材の記憶形状への復帰力によりノブを電
磁石の吸引保持力に抗して原位置に復帰させるよ
うにしたものが考えられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構成では、ノブを第2の作用位置に保持す
るために電磁石を用いる必要があるので、それだ
け、高価となるとともに、消費電力が多くなると
いう問題がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、モータがロツク停止された時に操作部
材を原位置に復帰させるものにおいて、電磁石を
用いる必要がなくて、安価になし得るとともに、
消費電力も少なくて済むモータ制御用スイツチ装
置を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のモータ制御用スイツチ装置は、ケース
に原位置と第1及び第2の作用位置との間に二段
操作可能に操作部材を設け、前記ケース及び操作
部材の内の一方に圧接子を設けるとともに他方に
傾斜部及び保持部を形成して、これらの圧接子と
傾斜部及び保持部との協働により、前記操作部材
が第1の作用位置に操作された後その操作力が解
除された時には該操作部材を原位置に復帰させ、
前記操作部材が第1の作用位置を経て第2の作用
位置に操作された時には該操作部材をその第2の
作用位置に保持させるようにし、更に、前記操作
部材が第1及び第2の作用位置に操作されるとモ
ータに電源を供給するためのスイツチを設け、少
なくとも前記操作部材が第2の作用位置に操作さ
れた時に該スイツチを介して前記モータに流れる
電流が供給される形状記憶合金製の復帰部材を前
記ケースに設け、そして、前記復帰部材が、前記
モータのロツク電流により自己加熱して記憶形状
に復帰することによつて、前記操作部材を第2の
作用位置から第1の作用位置を経て原位置に復帰
させるように構成するところに特徴を有するもの
である。
(作用) 本考案のモータ制御用スイツチ装置によれば、
操作部材は第2の作用位置に圧接子と保持部との
協働により保持されるので、スイツチがモータの
回転を継続させることになり、従つて、操作部材
の第2の作用位置への保持に電磁石を用いる必要
がないのであり、そして、操作部材の第2の作用
位置から原位置への復帰はモータのロツク電流に
より復帰部材が自己加熱して記憶形状に復帰する
ことによつて行なわれるのである。
(実施例) 以下本考案を自動車のパワーウインドレギユレ
ータスイツチ装置に適用した第1の実施例につき
第1図乃至第9図を参照しながら説明する。
先ず、第1図乃至第8図に基づいて全体の構成
につき述べる。1は略矩形状をなすプラスチツク
製のケースであり、その上面開口部には略矩形状
の挿通口2を有するカバー3が装着されている。
そして、このケース1の底壁の中央部には支持凹
部4が一体成形されており、その支持凹部4は中
央の最低部から左方及び右方に向かうに従つて順
次上昇傾斜する傾斜部4a及び4bを有する略V
字状をなし、更に、該傾斜部4a及び4bの上部
には段部4c及び4dを存して保持部たる保持突
部4e及び4fが形成されている。5は操作部材
としての略矩形状をなすプラスチツク製のノブで
あり、これは中央部から左、右両端部に向かうに
従つて順次上昇傾斜する如き略横倒く字形をなす
断面形状を有し、その中央部の両側には下方に突
出し下端部に略円形状の駆動突部6a及び7aを
有する脚部6及び7が一体成形されているととも
に、中央部には下方に突出する筒部8が一体成形
されている。そして、このノブ5は前記ケース1
の挿通口2に嵌合された状態で該ケース1の前、
後壁上部にピン9によつて回動可能に枢設されて
おり、この時に筒部8内に圧縮コイルスプリング
10を介して嵌合された圧接子11がその圧縮コ
イルスプリング10のばね力により支持凹部4の
中央最低部に圧接支持され、以て、ノブ5が原位
置に保持されるようになつており(第1図参照)、
この原位置ではノブ5の左、右両端部が挿通口2
から上方に突出するようになつている。12及び
13は形状記憶合金製の復帰部材たる復帰用コイ
ルスプリングであり、これらは、伸張した形状を
予め記憶しており、縮小された状態で加熱される
と記憶形状たる伸張状態に自動的に復帰するよう
になつており、勿論、ばね性も有する。そして、
これらの復帰用コイルスプリング12及び13は
前記ノブ5の右端部及び左端部とケース1の底壁
との間に張設されていて、その各上端部はノブ5
の下面に突設された保持突部5a及び5bに嵌着
保持され、各下端部はケース1の底壁に突設され
た保持突部1a及び1bに嵌着保持されている。
14は前記ケース内に左右方向に移動可能に収納
されたプラスチツク製の移動子であり、その中央
部には前記ノブ5の筒部8を挿通させる挿通孔部
15が形成され、前、後壁にはノブ5における脚
部6,7の駆動突部6a,7aと嵌合する案内溝
部16,17が形成され、右、左壁には前記復帰
用コイルスプリング12,13を逃げる逃げ凹部
18及び19が形成されている(第4図参照)。
そして、この移動子14には常には圧縮コイルス
プリング20により下方に付勢されるようにして
可動接触子21が上下動可能に取付けられてお
り、この可動接触子21には接点部21a,21
bが形成されている。22は前記ケース1の底壁
の中央部に設けられた共通接片、23及び24は
ケース1の底壁の左方部位に設けられた固定接
片、25及び26はケース1の底壁の右方部位に
設けられた固定接片であり、前記ノブ5が原位置
に復帰している時には移動子14の可動接触子2
1の接点部21a,21bはともに共通接片22
に接触するようになつている(第2図参照)。そ
して、可動接触子21、共通接片22と固定接片
23及び24とは下降用の第1及び第2のスイツ
チ27及び28を構成し、可動接触子21、共通
接片22と固定接片25及び26とは上昇用の第
1及び第2のスイツチ29及び30を構成するよ
うになつており、従つて、前述したようにノブ5
が原位置に復帰している時にはスイツチ27乃至
30は全てオフである(第9図参照)。尚、31
は移動子14の浮上りを防止するようにケース1
内に取付けられた規制板である。
さて、第9図に従つて電気回路の構成について
述べる。32は自動車のパワーウインドレギユレ
ータ駆動用の三ブラシ形のモータであり、これ
は、正転端子32a、逆転端子32b及び共通端
子32cを有するもので、正回転すると例えばウ
インドガラスを開放させるべく下降移動させ、逆
回転するとウインドガラスを閉成させるべく上昇
移動させるようになつている。33は直流電源た
るバツテリであり、その負端子はアースされてお
り、正端子は前記共通接片22に接続されてい
る。又、固定接片23及び25は前記モータ32
の正転端子32a及び逆転端子32bに夫々接続
されているとともに、固定接片24及び26は前
記復帰用コイルスプリング12及び13を夫々介
してモータ32の正転端子32a及び逆転端子3
2bに接続されている。そして、前記モータ32
の共通端子32cはアースされている。
次に、本実施例の作用について説明する。
例えば、ノブ5の右端部を押圧操作して該ノブ
5を矢印34方向に回動させると、圧接子11が
圧縮コイルスプリング10を縮小させながら支持
凹部4の傾斜部4aに乗り上げるようになり、そ
の後その圧接子11の先端部が段部4cに当接し
て抵抗感が与えられるようになり、以て、ノブ5
は開放側の第1の作用位置となる(第5図参照)。
この時、復帰用コイルスプリング12もノブ5に
よつて押圧されて圧縮される。そして、ノブ5が
このように第1の作用位置に操作されると、その
脚部6,7の駆動突部6a,7aを介して移動子
14が左方向に移動されて可動接触子21の接点
部21aを固定接片23に接触させ、以て、下降
用の第1のスイツチ27をオンさせるようになり
(第6図参照)、モータ32の正転端子32aと共
通端子32cとの間にバツテリ33の電源電圧が
印加され、モータ32が正回転してウインドガラ
スを下降させるようになり、開放動作が行なわれ
る。その後、ノブ5に対する押圧操作力を解除す
ると、圧縮コイルスプリング10のばね力を受け
る圧接子11と支持凹部4の傾斜部4aとの作用
によつて圧接子11がその傾斜部4aを滑り落ち
るようになり、従つて、ノブ5は反矢印34方向
に復帰回動して第1図及び第2図に示す原位置に
戻るようになり、下降用の第1のスイツチ27が
オフする。この時、復帰用コイルスプリング12
も自己のばね力によつて伸張状態に復帰する。以
上により、ウインドガラスは所望の下降位置に停
止されるようになり、所望の開放度が得られる。
さて、ノブ5を第5図及び第6図に示す第1の
作用位置よりも更に押圧操作して矢印34方向に
回動させると、圧接子11は傾斜部4aの段部4
cを乗り越えて保持突部4eの左側部に係止され
るようになり、ノブ5は開放側の第2の作用位置
となる(第7図参照)。この時、復帰用コイルス
プリング12はノブ5によつて押圧されて縮小変
形されるが、この時には、圧接子11の保持突部
4eに対する係止力がコイルスプリング12の復
帰ばね力よりも大となるように設定されており、
ノブ5は第2の作用位置に保持される。そして、
このようにノブ5が第2の作用位置に操作される
と、移動子14が第6図の状態より更に左方に移
動されて可動接触子21の接点部21aを固定接
片24に接触させ、以て、下降用の第2のスイツ
チ28をオンさせるようになり(第8図参照)、
モータ32の正転端子32aと共通端子32cと
の間に復帰用コイルスプリング12を介してバツ
テリ33の電源電圧が印加され、モータ32が正
回転してウインドガラスを下降させるようにな
る。その後、ウインドガラスが最下位置に達して
全開状態になると、モータ32がロツク停止され
て該モータ32には大きなロツク電流が流れるよ
うになり、このロツク電流は復帰用コイルスプリ
ング12にも流れることになつて、該復帰用コイ
ルスプリング12が発熱して自己加熱を行なう。
そして、この自己加熱によつてコイルスプリング
12が所定温度になると、該コイルスプリング1
2は記憶形状たる第1図に示す伸張状態になるよ
うに復帰するようになり、この場合に、その復帰
力は圧接子11の保持突部4eに対する係止力よ
りも大となるように設定されている。従つて、圧
接子11が保持部4eとの係止を強制的に解除さ
れ支持凹部4の傾斜部4aを滑り落ちてノブ5が
第2の作用位置から第1の作用位置を経て原位置
に復帰するようになり、下降用の第2のスイツチ
28がオフされ、次いで第1のスイツチ27がオ
フされる。
以上はノブ5を矢印34方向に回動させてウイ
ンドガラスを下降させる場合について述べたもの
であるが、ノブ5の左端部を押圧操作してそのノ
ブ5を反矢印34方向に回動させた場合も同様の
原理で動作が行なわれる。即ち、ノブ5の左端部
を押圧操作すると、圧接子11が支持凹部4の傾
斜部4bに乗り上げた後段部4dに当接するよう
になり、ノブ5は閉成側の第1の作用位置にな
る。更に、ノブ5の左端部を押圧操作すると、圧
接子11が傾斜部4bの段部4dを乗り越えて保
持突部4fの右側部に係止されるようになり、ノ
ブ5は閉成側の第2の作用位置となる。そして、
このノブ5が第1若しくは第2の作用位置のいず
れに操作された場合でも、復帰用コイルスプリン
グ13がノブ5によつて押圧されて縮小されると
ともに、ノブ5により移動子14が右方向に移動
されて可動接触子21の接点部21bが固定接片
25若しくは26に接触し、以て、上昇用の第1
若しくは第2のスイツチ29若しくは30をオン
させるようになり、従つて、モータ32の逆転端
子32bと共通端子32cとの間に直接若しくは
復帰用スプリング13を介してバツテリ33の電
源電圧が印加され、モータ32が逆回転してウイ
ンドガラスを上昇させ、以て、閉成動作が行なわ
れる。この場合、ノブ5が第1の作用位置にある
時には、ノブ5に対する押圧操作力を解除すれば
該ノブ5は傾斜部4b,圧縮コイルスプリング1
0及び圧接子11の作用により原位置に復帰回動
されて上昇用の第1のスイツチ29がオフされる
が、ノブ5が閉成側の第2の作用位置にある時に
は、ノブ5に対する押圧操作力が解除されても該
ノブ5は圧接子11が保持突部4fに係止される
ことにより第2の作用位置に保持されて第2のス
イツチ30はオン状態のままとなり、その後、ウ
インドガラスは最上位置に達して全閉状態となる
と、モータ32がロツク停止されてモータ32及
び復帰用コイルスプリング13にロツク電流が流
れるようになり、コイルスプリング13が伸張状
態に自動的に復帰してノブ5が第2の作用位置か
ら第1の作用位置を経て原位置に復帰し、第2の
スイツチ30次いで第1のスイツチ29がオフさ
れる。
このように本実施例によれば、ケース1におけ
る支持凹部4の傾斜部4a及び4bの上部にノブ
5を第2の作用位置に保持させるべく圧接子11
と係止する保持突部4e及び4fを形成し、前記
ノブ5の右端部及び左端部とケース1の底壁との
間に形状記憶合金製の復帰用コイルスプリング1
2及び13を夫々介装し、これらのコイルスプリ
ング12若しくは13にモータ32に流れる電流
を供給するようにしたので、ウインドガラスが全
開若しくは全閉状態となつてモータ32がロツク
停止されると、コイルスプリング12若しくは1
3がロツク電流により自己加熱して記憶形状たる
伸張状態に復帰し、以て、圧接子11の保持突部
4e若しくは4fに対する係止力に抗してノブ5
を原位置に自動的に復帰させて第2のスイツチ2
8若しくは30をオフさせるものであり、従つ
て、ノブ5の第2の作用位置への保持のために従
来とは異なり電磁石を用いる必要はなく、それだ
け安価に製作することができ、又、電磁石を用い
ない分だけ消費電力が少なくて済む利点がある。
第10図は本考案の第2の実施例を示すもの
で、以下前記実施例と異なるところについて述べ
る。
即ち、ノブ5の中央部下面には支持凹部35が
形成され、その支持凹部35は中央の最高部から
右方向及び左方向に向かうに従つて順次下降する
傾斜部35a及び35bを有する略逆V字状をな
し、その傾斜部35a及び35bの下部に段部3
5c及び35dを存して斜め上方に指向する保持
部たる保持面部35e及び35fが形成されてい
る。そして、ケース1の底壁中央部には筒部36
が突設されていて、この筒部36には圧縮コイル
スプリング10を介して上方に付勢される圧接子
11が嵌合されており、この圧接子11の先端部
が支持凹部35の最高部に圧接することにより常
にはノブ5が原位置に保持されている。従つて、
ノブ5が矢印34方向若しくは反矢印34方向に
一段目に操作されると、圧接子11が傾斜部35
a若しくは35bにより押圧されながら段部35
c若しくは35dに接触し、その操作力が解除さ
れると、圧接子11と傾斜部35a若しくは35
bとの協働によりノブ5が原位置に復帰するよう
になる。又、ノブ5が矢印34若しくは反矢印3
4方向に二段目に操作されると、圧接子11が傾
斜部35a若しくは35b及び段部35c若しく
は35dを経て保持面部35e若しくは35fに
圧接して該保持面部35e若しくは35fと圧接
子11とが係止状態になり、以て、ノブ5が第2
の作用位置に保持される。
これにより、この第2の実施例によつても前記
実施例と同様の効果を得ることができる。
第11図は本考案の第3の実施例であり、以下
前記第1の実施例と異なるところについて述べ
る。
即ち、21′は可動接触子21と連動して左右
方向に移動される可動接触子であり、これも接点
部21a′及び21b′を有する。22′はケース1
の底壁に共通接片22の右方に位置して配接され
た共通接片であり、ノブ5(第1図及び第10図
参照)が原位置にあつ時にはこの共通接片22′
に可動接触子21′の接点部21a′,21b′が接
触するようになつている。そして、可動接触子2
1′と固定接片25及び26とは夫々上昇用の第
1及び第2のスイツチ29′及び30′を構成して
いる。37及び37′はケース1の底壁に共通接
片22,22′間に位置して配設された補助接片
であり、これらは共通に接続されてアースされて
いる。38は前記モータ32に代わる二ブラシ形
のモータであり、これは該モータ32と同様にウ
インドガラスを正回転によつて下降させ逆回転に
よつて上昇させるようになつている。そして、こ
のモータ38の正転端子38a及び逆転端子38
bは夫々共通接片22′に接続されている。尚、
バツテリ33の正端子は固定接片23,25に接
続されているとともに復帰用コイルスプリング1
2及び13を介して固定接片24及び26に接続
されている。
而して、ノブ5が開放側の一段目の第1の作用
位置に操作されて移動子14を介して可動接触子
21,21′が左方向に移動されると、可動接触
子21の接点部21aが固定接片23に接触して
第1のスイツチ27をオンさせるとともに、可動
接触子21′の接点部21b′が補助接片37′に接
触する。これにより、バツテリ33の正端子、第
1のスイツチ27(固定接片23、可動接触子2
1、共通接片22)、モータ38の正転端子38
a、逆転端子38b、共通接片22′、可動接触
子21′、補助接片37′及びアースの経路でモー
タ38の正転端子38aが通電され、モータ38
が正回転してウインドガラスを下降させる。又、
ノブ5が開放側の二段目の第2の作用位置に操作
されると、可動接触子21の接点部21aが固定
接片24に接触して第2のスイツチ28をオンさ
せるとともに、可動接触子21′の接点部21
b′がやはり補助接片37′に接触する。これによ
り、バツテリ33の正端子、復帰用コイルスプリ
ング12、第2のスイツチ28(固定接片24、
可動接触子21、共通接片22)、モータ38の
正転端子38a、逆転端子38b、共通接片2
2′、可動接触子21′補助接片37′及びアース
の経路でモータ38の正転端子38aが通電され
る。一方、ノブ5が閉成側の一段目の第1の作用
位置に操作されて移動子14を介して可動接触子
21,21′が右方向に移動されると、可動接触
子21′の接点部21a′が固定接片25に接触し
て第1のスイツチ29′をオンさせるとともに、
可動接触子21の接点部21bが補助接片37に
接触する。これにより、バツテリ33の正端子、
第1のスイツチ29′(固定接片25、可動接触
子21′、共通接片22′)、モータ38の逆転端
子38b、正転端子38a、共通接片22、可動
接触子21、補助接片37及びアースの経路でモ
ータ38の逆転端子38bが通電され、モータ3
8が逆回転してウインドガラスを上昇させる。
又、ノブ5が閉成側の二段目の第2の作用位置に
操作されると、可動接触子21′の接点部21
a′が固定接片26に接触して第2のスイツチ3
0′をオンさせるとともに、可動接触子21の接
点部21bがやはり補助接片37に接触する。こ
れにより、バツテリ33の正端子、復帰用スプリ
ング13、第2のスイツチ30′(固定接片26、
可動接触子21′、共通接片22′)、モータ38
の逆転端子38b、正転端子38a、共通接片2
2、可動接触子21、補助接片37及びアースの
経路でモータ38の逆転端子38bが通電され
る。
従つて、この第3の実施例によつても前記第1
の実施例同様の効果を得ることができる。
第12図は本考案の第4実施例であり、以下第
1の実施例(第9図参照)と異なるところについ
て述べる。即ち、39は固定接片23,24を一
体化した如き長尺な固定接片であり、これは、可
動接触子21及び共通接片22とともに上昇用の
スイツチ40を構成するものであり、復帰用コイ
ルスプリング12を介してモータ32の正転端子
32aに接続されている。41は固定接片25,
26を一体化した如き長尺な固定接片であり、、
これは、可動接触子21及び共通接片22ととも
に下降用のスイツチ42を構成するものであり、
復帰用コイルスプリング13を介してモータ32
の逆転端子32bに接続されている。
而して、ノブ5が開放側の第1の作用位置(第
5図及び第6図参照)及び第2の作用位置(第7
図及び第8図参照)のいずれに操作された場合に
も可動接触子21の接点部21aが固定接片39
に接触してスイツチ40をオンさせ、ノブ5が閉
成側の第1の作用位置及び第2の作用位置のいず
れに操作された場合でも可動接触子21の接点部
21bが固定接片41に接触してスイツチ42を
オンさせるようになる。従つて、ノブ5が開放側
の第1の作用位置に操作されても復帰用コイルス
プリング12に電流が流れ、又、ノブ5が閉成側
の第1の作用位置に操作されても復帰用コイルス
プリング13に電流が流れるようになるが、この
ような第1の作用位置においてはモータ32に流
れる電流はロツク電流より極めて小であるので、
復帰用コイルスプリング12,13の自己加熱は
少ないものである。
従つて、この第4の実施例によつても前記第1
の実施例と同様の効果を得ることができ、特にス
イツチ構造が簡単になるという利点もある。
第13図は本考案の第5の実施例であり、前記
第3の実施例(第11図参照)と異なるところに
ついて述べる。即ち、固定接片23,24の代り
に第12図に示す固定接片39を用いて可動接触
子21及び共通接片22とによつて上昇用のスイ
ツチ40が構成され、固定接片25,26の代り
に第12図で示す固定接片41を用いて可動接触
子21′及び共通接片22′とによつて下降用のス
イツチ42′が構成されている。
従つて、この第5の実施例によつても第3の実
施例と同様の効果を得ることができるとともに、
合せて第4の実施例と同様にスイツチ構造が簡単
になるという利点がある。
第14図乃至第17図は本考案の第6の実施例
であり、以下前記第1の実施例と異なるところに
ついて述べる。
即ち、第14図について、43は下降用のスイ
ツチ27,28の代りに設けられた下降用の切換
スイツチであり、これは、ケース1の右側壁に取
付けられた固定接片44,45及びこれらの間に
位置する可動接片46から構成され、常には可動
接片46が常閉側の固定接片44に接触(オン)
している。そして、可動接片46は、ノブ5が矢
印34方向に押圧操作されてその右端部の押圧突
部5cにより押圧されると、固定接片44から離
間(オフ)し常開側の固定接片45に接続するよ
うになつている。47は上昇用のスイツチ29,
30の代りに設けられた上昇用の切換スイツチで
あり、これは、ケース1の左側壁に取付けられた
固定接片48,49及びこれらの間に位置する可
動接片50から構成され、常には可動接片50が
常閉側の固定接片48に接触している。そして、
可動接片50は、ノブ5が反矢印34方向に押圧
操作されてその左端部の押圧突部5dにより押圧
されると、固定接片48から離間し常開側の固定
接片49に接触するようになつている。
さて、電気回路の構成につき第17図に従つて
述べる。下降用の切換スイツチ43及び上昇用の
切換スイツチ47において、固定接片44及び4
8はアースされ、固定接片45及び49は復帰用
コイルスプリング12及び13を夫々介してバツ
テリ33の正端子に接続され、可動接片46及び
50はモータ38の正転端子38a及び逆転端子
38bに夫々接続されている。
而して、ノブ5が矢印34方向に回動されて開
放側の第1の作用位置(第15図参照)若しくは
第2の作用位置(第16図参照)に操作される
と、下降用の切換スイツチ43の可動接片46が
ノブ5の押圧突部5cにより押圧されて可動接片
46及び固定接片45間がオンする。そして、第
1の作用位置若しくは第2の作用位置のいずれの
場合でも、バツテリ33の正端子、復帰用コイル
スプリング12、切換スイツチ43の固定接片4
5、可動接片46、モータ38の正転端子38
a、逆転端子38b、切換スイツチ47の可動接
片50、固定接片48及びアースの経路で圧縮コ
イルスプリング12及びモータ38に通電される
ようになり、従つて、モータ38に一方向に電流
が流れて該モータ38が正回転する。又、ノブ5
が反矢印34方向に回動されて閉成側の第1の作
用位置若しくは第2の作用位置に操作されると、
上昇用の切換スイツチ47の可動接片50がノブ
5の押圧突部5dにより押圧されて可動接片50
及び固定接片49間がオンする。そして、第1の
作用位置若しくは第2の作用位置のいずれの場合
でも、バツテリ33の正端子、復帰用コイルスプ
リング13、切換スイツチ47の固定接片49、
可動接片50、モータ38の逆転端子38b、正
転端子38a、切換スイツチ43の可動接片4
6、固定接片44及びアースの経路で圧縮コイル
スプリング13及びモータ38に通電されるよう
になり、従つて、モータ38に他方向に電流が流
れて該モータ38が逆回転する。
従つて、この第6の実施例によつても前記第1
の実施例及び第4の実施例と同様の効果を得るこ
とができる。
第18図は本考案の第7の実施例であり、以下
前記第6の実施例と異なるところについて述べ
る。即ち、この第7の実施例ではモータ38の代
りにモータ32(第9図参照)を用いた点にあ
り、切換スイツチ43及び47の可動接片46及
び50がモータ32の正転端子32a及び逆転端
子32bに夫々接続されており、勿論、モータ3
2の共通端子32cはアースされている。
而して、下降用の切換スイツチ43の可動接片
46及び固定接片45間がオンされると、圧縮コ
イルスプリング12及びモータ32の正転端子3
2aが通電され、上昇用の切換スイツチ47の可
動接片50及び固定接片49間がオンされると、
圧縮コイルスプリング13及びモータ32の逆転
端子32bが通電されるようになる。
従つて、この第7の実施例によつても前記第6
の実施例と同様の効果を得ることができ、特にこ
の第7の実施例では切換スイツチ43,47の固
定接片44,48は不要になる利点がある。
尚、上記各実施例は本考案をパワーウインドレ
ギユレータスイツチ装置に適用した場合について
述べたものであるが、これに限らずパワーサンル
ーフスイツチ装置、パワーカーテンスイツチ装置
等、モータ制御用スイツチ装置全般に適用し得る
ものである。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば復帰部材
たる復帰用コイルスプリング12,13に夫々並
列に過電流保護用のシヤント抵抗を接続してもよ
い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実
施し得ることは勿論である。
[考案の効果] 本考案は以上説明したように、モータがロツク
停止された時に操作部材を第2の作用位置から第
1の作用位置を経て原位置に復帰させるようにし
たモータ制御用スイツチ装置において、ノブを圧
接子と保持部との係止により第2の作用位置に保
持させるとともに、形状記憶合金製の復帰部材に
モータに流れる電流を供給してそのモータのロツ
ク電流により復帰部材を自己加熱によつて記憶形
状に復帰させ、この復帰部材の復帰によつてノブ
を第2の作用位置から第1の作用位置を経て原位
置に復帰させるようにしたので、従来とは異な
り、保持用の電磁石が不要となり、それだけ消費
電力も少なくて済む等の優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案の第1の実施例を示
し、第1図及び第2図は夫々第3図の−線及
び−線に沿う断面図、第3図は平面図、第4
図は要部の分解斜視図、第5図及び第6図は第1
図及び第2図とは異なる作用状態の夫々第1図及
び第2図相当図、第7図及び第8図は更に異なる
作用状態の夫々第1図及び第2図相当図、第9図
は電気回路図である。第10図は本考案の第2の
実施例を示す要部の縦断面図、第11図は本考案
の第3の実施例を示す第9図相当図、第12図は
本考案の第4の実施例を示す第9図相当図、第1
3図は本考案の第5の実施例を示す第11図相当
図、第14図、第15図、第16図及び第17図
は本考案の第6の実施例を示す第1図、第5図、
第7図及び第9図相当図であり、そして、第18
図は本考案の第7の実施例を示す第17図相当図
である。 図面中、1はケース、4は支持凹部、4a及び
4bは傾斜部、4e及び4fは保持突部(保持
部)、5はノブ(操作部材)、11は圧接子、12
及び13は復帰用コイルスプリング(復帰部材)、
14は移動子、27及び28は下降用の第1及び
第2のスイツチ、29,29′及び30,31′は
上昇用の第1及び第2のスイツチ、32はモー
タ、35は支持凹部、35a及び35bは傾斜
部、35e及び35fは保持面部(保持部)、3
8はモータ、40は下降用のスイツチ、42,4
2′は上昇用のスイツチ、43は下降用の切換ス
イツチ、47は上昇用の切換スイツチを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに原位置と第1及び第2の作用位置との
    間に二段操作可能に設けられた操作部材と、前記
    ケース及び操作部材の内の一方に設けられた圧接
    子と、前記ケース及び操作部材の内の他方に形成
    され前記圧接子と協働して前記操作部材が第1の
    作用位置に操作された後その操作力が解除された
    時に該操作部材を原位置に復帰させる傾斜部及び
    前記操作部材が第1の作用位置を経て第2の作用
    位置に操作された時に該操作部材をその第2の作
    用位置に保持する保持部と、前記操作部材が第1
    及び第2の作用位置に操作されるとモータに電源
    を供給するためのスイツチと、前記ケースに設け
    られ少なくとも前記操作部材が第2の作用位置に
    操作された時に前記スイツチを介して前記モータ
    に流れる電流が供給される形状記憶合金製の復帰
    部材とを具備し、前記復帰部材は、前記モータの
    ロツク時のロツク電流により自己加熱して記憶形
    状に復帰することによつて、前記操作部材を第2
    の作用位置から第1の作用位置を経て原位置に復
    帰させるようになつていることを特徴とするモー
    タ制御用スイツチ装置。
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