JPH0244091B2 - - Google Patents

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JPH0244091B2
JPH0244091B2 JP58121466A JP12146683A JPH0244091B2 JP H0244091 B2 JPH0244091 B2 JP H0244091B2 JP 58121466 A JP58121466 A JP 58121466A JP 12146683 A JP12146683 A JP 12146683A JP H0244091 B2 JPH0244091 B2 JP H0244091B2
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JP
Japan
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knob
motor
switch
operating
operating position
Prior art date
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JP58121466A
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JPS6012625A (ja
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Masaru Suzuki
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/627,638 priority patent/US4551660A/en
Priority to DE19843424472 priority patent/DE3424472A1/de
Publication of JPS6012625A publication Critical patent/JPS6012625A/ja
Publication of JPH0244091B2 publication Critical patent/JPH0244091B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/32Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts
    • H01H3/50Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts with indexing or locating means, e.g. indexing by ball and spring
    • H01H3/503Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts with indexing or locating means, e.g. indexing by ball and spring making use of electromagnets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/14Electrothermal mechanisms
    • H01H71/145Electrothermal mechanisms using shape memory materials

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のパワーウインドレギユレー
タ、パワーサンルーフ、パワーカーテン等のモー
タ用として好適するモータ制御用スイツチ装置に
関する。
〔従来技術〕
従来より、例えば自動車のパワーウインドレギ
ユレータにおいては、ケースに常には原位置への
復帰力が付与されたノブを設け、このノブを原位
置から押圧操作することにより第1の作用位置に
回動させ更に押圧操作することにより第2の作用
位置に回動させるように二段操作可能に構成し、
前記ノブが第1及び第2の作用位置のいずれに操
作された時にもオンしてモータの正転回路若しく
は逆転回路を形成してウインドガラスを開放若し
くは閉成動作させるモータ用スイツチを設け、更
に、前記ノブが第2の作用位置に操作された時に
オンして前記ノブをその第2の作用位置に吸引保
持させる電磁ソレノイドに通電する保持用スイツ
チを設ける構成とし、以つて、ノブを第1の作用
位置に操作した時にはその操作している間だけウ
インドガラスを開放若しくは閉成方向に移動さ
せ、ノブを第2の作用位置に操作した時にはその
ノブに対する操作力を解除してもウインドガラス
を全開若しくは全閉状態になるまで移動させるよ
うにした構成のパワーウインドレギユレータスイ
ツチ装置を設けるようにしている。ところが、ウ
インドガラスが全開若しくは全閉状態となるとこ
れを駆動するモータがロツク状態となるので、従
来では、ウインドガラスを直接上下動させるレバ
ーに連結され且つ前記モータによつて回転される
小歯車に噛合される扇型歯車に直流電流を流す接
触子を接触させ、扇型歯車の移動にともなう接触
抵抗の変化にともなつて前記接触子に生ずるスパ
イク状のノイズを検出する検出回路を設け、この
検出回路がノイズを検出している時だけ前記電磁
ソレノイドに直列に接続されたトランジスタをオ
ンさせる構成の検出装置を設け、以つて、検出回
路がノイズを検出しなくなつた時即ちウインドガ
ラスが全開若しくは全閉状態になつてモータがロ
ツク停止された時にはトランジスタをオフさせて
電磁ソレノイドの通電を切り、ノブを原位置に復
帰させてモータへの通電を切るようにしている
が、これでは、検出装置の構成が複雑で全体が大
形化し、取付スペースも大きくとらなければなら
ないという問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、モータがロツク停止された時にそのモ
ータに通電するスイツチを操作する操作部材を二
段目の作用位置から原位置に復帰させるものにお
いて、構成が簡単で小形化を図り得、取付スペー
スも小さくて済むモータ制御用スイツチ装置を提
供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ケースに操作部材が原位置から第1
及び第2の作用位置のいずれかに操作されるとオ
ンしてモータに電源を供給するスイツチを設け、
前記ケースに該スイツチを介して電源が供給され
て前記操作部材を第2の作用位置に吸着片を介し
て吸引保持する電磁装置を設け、前記ケースと操
作部材との間に該操作部材の操作に応じて変形す
る形状記憶合金製の復帰部材を設け、この復帰部
材に前記モータに流れる電流を供給し、そのモー
タのロツク時のロツク電流により前記復帰部材が
自己加熱して記憶形状に復帰し前記操作部材を前
記電磁装置の吸引保持力に抗して原位置に復帰さ
せるようにした構成に特徴を有する。
〔実施例〕
以下本発明を自動車のパワーウインドレギユレ
ータスイツチ装置に適用した第1の実施例につき
第1図乃至第6図を参照しながら説明する。
先ず、第1図乃至第5図に基づいて全体の構成
につき述べる。1は略矩形状をなすプラスチツク
製のケースであり、その上壁には略矩形状の挿通
口2が形成されている。そして、このケース1の
底壁の中央部には支持凹部3を有する突出部4が
一体成形されており、その支持凹部3は中央の最
低部から左方及び右方に向かうに従つて順次上昇
傾斜する傾斜面3a及び3bを有する略V字状を
なし、更に、該傾斜面3a及び3bの途中部位に
は段部3c及び3dが形成されている。5は操作
部材としての略矩形状をなすプラスチツク製のノ
ブであり、これは中央部から左、右両端部に向か
うに従つて順次上昇傾斜する如き略横倒く字形を
なす断面形状を有し、その右及び左端部には下方
に突出する押圧突部6及び7が一体成形されてい
るとともに、中央部には下方に突出する筒部8が
一体成形されている。そして、このノブ5は前記
ケース1の挿通口2に嵌合された状態で該ケース
1の前、後壁上部にピン9によつて左右方向に揺
動即ち回動可能に枢設されており、この時に筒部
8内に圧縮コイルスプリング10を介して嵌合さ
れた圧接子11がその圧縮コイルスプリング10
のばね力により支持凹部3の中央最低部に圧接支
持され、以つて、ノブ5が原位置に保持されるよ
うになつており、この原位置ではノブ5の左、右
両端部が挿通口2から上方に突出するようになつ
ている。尚、上記支持凹部3を有する突出部4、
筒部8、圧縮コイルスプリング10及び圧接子1
1は復帰力付与機構34を構成する。12は前記
ケース1の右側壁上部に配設された第1のスイツ
チであり、これは上下に対向する板ばね製の可動
接片13及び固定接片14から構成され、常には
可動接片13の接点部が固定接片14の接点部か
ら離間(オフ)している。そして、この第1のス
イツチ12における可動接片13の先端部の上面
部には前記ノブ5の押圧突部6が接触するように
なつている。15は前記ケース1の左側壁上部に
配設された第2のスイツチであり、これは上下に
対向する板ばね製の可動接片16及び固定接片1
7から構成され、常には可動接片16の接点部が
固定接片17の接点部から離間(オフ)してい
る。そして、この第2のスイツチ15における可
動接片16の先端部の上面部には前記ノブ5の押
圧突部7が接触するようになつている。18は前
記ケース1の底壁の中央部に配設された電磁装置
であり、これは、右、左両端部及び中央部に脚部
19,20及び21を有する略横倒E字形の鉄心
22と、この鉄心22の中央部の脚部21に嵌め
込み装着されたボビン23と、このボビン23に
所定方向に巻回装着された励磁コイルたる電圧コ
イル24とから構成されている。そして、前記ノ
ブ5の下面部には該ノブ5の一部をなす吸着片た
る可動鉄片25が一体的に付設されており、その
中央最低部が鉄心22における脚部21の上端面
に近接若しくは接触し、右及び左端部は脚部19
及び20の上端面に上方から夫々離間対向するよ
うになつている。26及び27は形状記憶合金製
の復帰部材であり、これらはコイルスプリング状
に形成されていて、伸張した形状を予め記憶して
おり、縮小された状態に変形された時に所定温度
まで加熱されると記憶形状たる伸張状態に自動的
に復帰するようになつている。そして、この復帰
部材26は前記ノブ5の右端部とケース1の底壁
との間に介装されていて、その上端部はノブ5の
右端部下面に突設された保持突部5aに嵌着保持
されているとともに、その上端部先端は可動接片
13の先端部に連結されて電気的に接続されてお
り、又、下端部はケース1の底壁上面に突設され
た保持突部1aに嵌着保持されているとともに、
その下端部先端はケース1の底壁に設けられた端
子28に連結されて電気的に接続されている。更
に、復帰部材27は前記ノブ5の左端部とケース
1の底壁との間に介装されていて、その上端部は
ノブ5の左端部下面に突設された保持突部5bに
嵌着保持されているとともに、その上端部先端は
可動接片16の先端部に連結されて電気的に接続
されており、又、下端部はケース1の底壁上面に
突設された保持突部1bに嵌着保持されていると
ともに、その下端部先端はケース1の底壁に設け
られた端子29に連結されて電気的に接続されて
いる。
さて、第6図に従つて電気回路の構成について
述べる。30は自動車のパワーウインドレギユレ
ータ駆動用の三ブラシ形のモータであり、これ
は、正転端子30a、逆転端子30b及び共通端
子30cを有するもので、正回転すると例えばウ
インドガラスを開放させるべく下降移動させ、逆
回転するとウインドガラスを閉成させるべく上昇
移動させるようになつている。31は直流電源た
るバツテリであり、その負端子はアースされてお
り、正端子は前記スイツチ12及び15の固定接
片14及び17に共通に接続されている。又、ス
イツチ12及び15の可動接片13及び16は前
記モータ30の正転端子30a及び逆転端子30
bに前記復帰部材26及び27を介して夫々接続
されているとともに、更に該可動接片13及び1
6は電流回り込み防止用のダイオード32及び3
3を夫々介して共通に接続され、その共通接続点
は前記電圧コイル24を介してアースされてい
る。そして、前記モータ30の共通端子30cは
アースされている。
次に、本実施例の作用について説明する。
例えば、ノブ5の右端部を押圧操作して該ノブ
5を右方向たる矢印35方向に回動させると、圧
接子11が圧縮コイルスプリング10を縮小させ
ながら支持凹部3の傾斜面3aに乗り上げるよう
になり、その後その圧接子11の先端部が段部3
cに当接して抵抗感が与えられるようになり、以
つて、ノブ5は開放側の一段目の第1の作用位置
となる。この時、復帰部材26もノブ5によつて
押圧されて縮小変形される。このノブ5の第1の
作用位置においては、可動鉄片25の右端部は鉄
心22の脚部19の先端面から未だ離間した状態
にある(第4図参図)。そして、ノブ5がこのよ
うに第1の作用位置に操作されると、その押圧突
部6が第1のスイツチ12の可動接片13を下方
に押圧変位させてその接点部を固定接片14の接
点部に接触(オン)させるようになり、モータ3
0の正転端子30aと共通端子30cとの間に復
帰部材26を介してバツテリ31の電源電圧が印
加され、モータ30が正回転してウインドガラス
を下降させるようになり、開放動作が行なわれ
る。又、第1のスイツチ12がオンされると、ダ
イオード32を介して電圧コイル24にバツテリ
31の電源電圧が印加されて磁力を発生するが、
ノブ5が第1の作用位置にある時には、可動鉄片
25の右端部が脚部19の先端面より上方に離間
していてその右端部に磁気吸引力が作用しないよ
うになつている。一方、復帰部材26にはモータ
30に流れる電流が供給されるが、モータ30が
定常回転している時には該モータ30に流れる電
流は小であり、復帰部材26はほとんど自己加熱
することはなく常温のままである。その後、ノブ
5に対する押圧操作力を解除すると、圧縮コイル
スプリング10のばね力と支持凹部3の傾斜面3
aとの作用によつて圧接子11がその傾斜面3a
を滑り落ちるようになり、従つて、ノブ5は反矢
印35方向に復帰回動して第2図及び第3図に示
す原位置に戻るようになり、第1のスイツチ12
がオフする。この時、復帰部材26もノブ5によ
つて伸張状態に復帰される。以上により、ウイン
ドガラスは所望の下降位置に停止されるようにな
り、所望の開放度が得られる。
さて、ノブ5を第4図に示す第1の作用位置よ
りも更に押圧操作して矢印35方向に回動させる
と、圧接子11は傾斜面3aの段部3cを乗り越
えるようになり、ノブ5は開放側の第2の作用位
置となる(第5図参照)。この時、復帰部材26
はノブ5によつて押圧されて縮小変形される。こ
のノブ5の第2の作用位置においては、可動鉄片
25の右端部が鉄心22の脚部19の先端面に近
接若しくは当接するようになり、この時には第2
のスイツチ12はオンのままで電圧コイル24に
は電源電圧が印加されており、従つて、鉄心22
の脚部19の磁気吸引力が可動鉄片25の右端部
に作用するようになり、ノブ5は第2の作用位置
に保持される。これにより、ノブ5に対する押圧
操作力を解除しても、第1のスイツチ12がオン
状態に維持され、モータ30は引続きウインドガ
ラスを下降させる。その後、ウインドガラスが最
下位置に達して全開状態になると、モータ30が
ロツク停止されて該モータ30には大きなロツク
電流が流れるようになり、このロツク電流は復帰
部材26にも流れることになつて、該復帰部材2
6が発熱して自己加熱を行なう。そして、この自
己加熱によつて復帰部材26が所定温度になる
と、該復帰部材26は記憶形状たる第3図に示す
伸張状態になるように復帰するようになり、この
場合に、その復帰力は電磁装置18による可動鉄
片25の磁気吸引力よりも大となるように選定さ
れている。従つて、圧接子11が支持凹部3の傾
斜面3aを滑り落ちてノブ5が原位置に復帰する
ようになり、第1のスイツチ12がオフされる。
以上はノブ5を矢印35方向に回動させてウイ
ンドガラスを下降させる場合について述べたもの
であるが、ノブ5の左端部を押圧操作してそのノ
ブ5を左方向たる反矢印35方向に回動させた場
合も同様の原理で動作が行なわれる。即ち、ノブ
5の左端部を押圧操作すると、圧接子11が支持
凹部3の傾斜面3bに乗り上げた後段部3dに当
接するようになり、ノブ5は閉成側の第1の作用
位置になる。更に、ノブ5の左端部を押圧操作す
ると、圧接子11が傾斜面3bの段部3dを乗り
越えてノブ5は閉成側の第2の作用位置となる。
そして、このノブ5が第1及び第2の作用位置の
いずれに操作された場合でも、復帰部材27がノ
ブ5によつて押圧されて縮小変形されるととも
に、ノブ5の押圧突部7が可動接片16を下方に
押圧変位させて第2のスイツチ15をオンさせる
ようになり、従つて、モータ30の逆転端子30
bと共通端子30cとの間に復帰部材27を介し
て電源電圧が印加され、モータ30が逆回転して
ウインドガラスを上昇させ、以つて、閉成動作が
行なわれる。又、第2のスイツチ15のオンによ
りダイオード33を介して電圧コイル24に電源
電圧が印加されるので、ノブ5が第2の作用位置
に操作された時には、鉄心22の脚部20が可動
鉄片25の左端部を吸引するようになり、ノブ5
は第2の作用位置に保持される。この場合、ノブ
5が第1の作用位置にある時には、ノブ5に対す
る押圧操作力を解除すれば該ノブ5は傾斜面3
b、圧縮コイルスプリング10及び圧接子11の
作用により原位置に復帰回動されて第2のスイツ
チ15がオフされるが、ノブ5が第2の作用位置
にある時には、ノブ5に対する押圧操作力が解除
されても該ノブ5は第2の作用位置に保持されて
第2のスイツチ15はオン状態のままとなり、そ
の後、ウインドガラスが最上位置に達して全閉状
態となると、モータ30がロツク停止されてモー
タ30及び復帰部材27にロツク電流が流れるよ
うになり、復帰部材27が伸張状態に自動的に復
帰して可動鉄片25の左端部に対する鉄心22の
脚部20の磁気吸引力に抗してノブ5が原位置に
復帰し、第2のスイツチ15がオフされる。
このような本実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。即ち、ノブ5を第2の作用
位置に保持させるべく第1のスイツチ12若しく
は第2のスイツチ15を介して電源電圧が供給さ
れる電圧コイル24を有する電磁装置18をケー
ス1に設け、前記ノブ5の右端部及び左端部とケ
ース1の底壁との間に形状記憶合金製の復帰部材
26及び27を夫々介装し、これらの復帰部材2
6若しくは27にモータ30に流れる電流を供給
するようにしたので、ウインドガラスが全開若し
くは全閉状態となつてモータ30がロツク停止さ
れると、復帰部材26若しくは27がロツク電流
により自己加熱して記憶形状たる伸張状態に復帰
し、以つて、電磁装置18の磁気吸引力に抗して
ノブ5を原位置に自動的に復帰させて第1のスイ
ツチ12若しくは第2のスイツチ15をオフさせ
るものであり、従つて、従来の如き複雑且つコス
ト高となる検出装置を設ける必要はなくなり、全
体として構成が簡単で小形になし得、取付スペー
スも小さくて済む利点がある。又、ノブ5に圧縮
コイルスプリング10及び圧接子11との作用で
第1若しくは第2の作用位置から原位置への復帰
力を付与するための支持凹部3の傾斜面3a,3
bに段部3c,3dを夫々形成するようにしたの
で、ノブ5を第1の作用位置から第2の作用位置
に操作する時には段部3c,3dによつて抵抗感
が与えられるようになり、従つて、ノブ5を不用
意に第2の作用位置まで操作してしまうというよ
うな不具合はない。しかし、電流回り込み防止用
のダイオード32,33を設けることによりモー
タ30の正転用の第1のスイツチ12及びモータ
30の逆転用の第2のスイツチ15を電圧コイル
24に電源電圧を印加させるスイツチとして兼用
するようにしたので、ノブ5を第1の作用位置及
び第2の作用位置に操作する二段操作し得る構成
であつても各操作段毎に夫々動作するスイツチを
設ける必要はなく、それだけスイツチ数が少なく
て済んで回路構成も簡単になる。
第7図乃至第10図は本発明の第2の実施例で
あり、前記実施例と同一部分には同一符号を付し
て示し、以下異なる部分についてのみ説明する。
先ず、第7図乃至第9図において、36は前記
第1のスイツチ12の代りにケース1の右側壁上
部に配設された第1のスイツチであり、これは、
可動接片37、固定接片38及び39を上下に配
列して構成され、可動接片37の中間部の接点部
が固定接片38の接点部に離間対向(オフ)し、
可動接片37の先端部の接点部が固定接片39の
接点部に離間対向(オフ)している。40は前記
第2のスイツチ15の代りにケース1の左側壁上
部に配設された第2のスイツチであり、これは、
可動接片41、固定接片42及び43を上下に配
列して構成され、可動接片41の中間部の接点部
が固定接片42の接点部に離間対向(オフ)し、
可動接片41の先端部の接点部が固定接片43の
接点部に離間対向(オフ)している。
さて、第10図において、スイツチ36及び4
0の可動接片37及び41はバツテリ31の正端
子に接続され、スイツチ36及び40の固定接片
38及び42は復帰部材26及び27を介してモ
ータ30の正転端子30a及び逆転端子30bに
夫々接続され、そして、スイツチ36及び40の
固定接片39及び43は共通に接続されてその共
通接続点は電圧コイル24を介してアースされて
いる。
而して、例えばノブ5を矢印35方向に回動さ
せて開放側の第1の作用位置に操作すると、ノブ
5の押圧突部6が第1のスイツチ36の可動接片
37を下方向に押圧変位させてその中間部の接点
部を固定接片38の接点部に接触(オン)させる
ようになり(第8図参照)、バツテリ31の電源
電圧が復帰部材26を介してモータ30の正転端
子30a、共通端子30c間に印加され、モータ
30が正回転する。そして、ノブ5を更に矢印3
5方向に回動させて開放側の第2の作用位置に操
作すると、第1のスイツチ36の可動接片37、
固定接片38間がオンした状態でその可動接片3
7の先端部の接点部が固定接片39の接点部に接
触(オン)するようになり(第9図参照)、電圧
コイル24に電源電圧が印加される。尚、ノブ5
を反矢印35方向に回動させた場合も前述と略同
様の動作が行なわれるものであり、閉成側の第1
の作用位置では第2のスイツチ40の可動接片4
1、固定接片42間がオンしてモータ30が逆回
転し、閉成側の第2の作用位置では第2のスイツ
チ40の可動接片41と固定接片42及び43と
の間がともにオンして電圧コイル24に電源電圧
が印加される。
従つて、この第2の実施例によつても前記実施
例と略同様の作用効果が得られる。
第11図乃至第14図は本発明の第3の実施例
であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符
号を付して示し、以下異なる部分についてのみ説
明する。
即ち、第11図乃至第13図において、可動接
片13の上方部位に接点部が該可動接片13の接
点部と接触(オン)する固定接片44を配設して
第1のスイツチ12の代りに第1の切換スイツチ
45を構成し、更に、可動接片16の上方部位に
接点部が該可動接片16の接点部と接触(オン)
する固定接片46を配設して第2のスイツチ15
の代りに第2の切換スイツチ47を構成してい
る。
一方、第14図において、切換スイツチ45及
び47の固定接片14及び17は復帰部材26及
び27を夫々介してバツテリ31の正端子に接続
され、固定接片44及び46はアースされ、可動
接片13,16間にはモータ30に代わる二ブラ
シ形のモータ48が接続され、そして、モータ4
8に並列に電圧コイル24が接続されている。
而して、ノブ5が矢印35方向に回動されて開
放側の第1の作用位置若しくは第2の作用位置に
操作されると、前記第1のスイツチ12に対応す
る第1の切換スイツチ45の可動接片13及び固
定接片14間がオンして(第12図及び第13図
参照)、復帰部材26及びモータ48の直列回路
に電源電圧が印加されるとともに電圧コイル24
に復帰部材26を介して電源電圧が印加され、従
つて、モータ48に一方向に電流が流れて該モー
タ48が正回転する。又、ノブ5が反矢印35方
向に回動されて閉成側の第1の作用位置若しくは
第2の作用位置に操作されると、前記第2のスイ
ツチ15に対応する第2の切換スイツチ47の可
動接片16及び固定接片17間がオンして、復帰
部材27及びモータ48の直列回路に電源電圧が
印加されるとともに電圧コイル24に復帰部材2
7を介して電源電圧が印加され、従つて、モータ
48に前述とは逆方向に電流が流れて該モータ4
8が逆回転する。
従つて、この第3の実施例によつても前記第1
の実施例と略同様の効果が得られる。
第15図は本発明の第4の実施例であり、前記
第3の実施例と異なるところは、切換スイツチ4
5及び47の固定接片14及び17が直接バツテ
リ31の正端子に接続され、復帰部材26が第2
の切換スイツチ47の固定接片46とアースとの
間に接続され、そして、復帰部材27が第1の切
換スイツチ45の固定接片44とアースとの間に
接続されている点にあり、従つて、この第4の実
施例によつても前記第3の実施例と略同様の作用
効果が得られる。
尚、上記各実施例は本発明をパワーウインドレ
ギユレータスイツチ装置に適用した場合について
述べたものであるが、これに限らずパワーサンル
ーフスイツチ装置、パワーカーテンスイツチ装置
等、モータ制御用スイツチ装置全般に適用し得る
ものである。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論で
ある。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、モータがロツク
停止された時にそのモータに通電するスイツチを
操作する操作部材を二段目の作用位置から原位置
に復帰させるようにしたモータ制御用スイツチ装
置において、形状記憶合金製の復帰部材にモータ
に流れる電流を供給してそのモータのロツク電流
により復帰部材を自己加熱によつて記憶形状に復
帰させ、この復帰部材の復帰によつてノブを二段
目の作用位置に保持する電磁装置の磁気吸引力に
抗して原位置に復帰させるようにしたので、従来
の如き検出装置が不要となり、従つて、構成が簡
単で小形化を図り得、取付スペースも小さくて済
む等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の第1の実施例を示
し、第1図は平面図、第2図及び第3図は夫々第
1図のA−A線及びB−B線に沿う断面図、第4
図及び第5図は夫々異なる作用状態の第3図相当
図、第6図は電気回路図である。第7図、第8
図、第9図及び第10図は本発明の第2の実施例
を示す夫々第2図、第4図、第5図及び第6図相
当図である。第11図、第12図、第13図及び
第14図は本発明の第3の実施例を示す夫々第2
図、第4図、第5図及び第6図相当図である。そ
して、第15図は本発明の第4の実施例を示す第
6図相当図である。 図面中、1はケース、5はノブ(操作部材)、
12は第1のスイツチ、15は第2のスイツチ、
18は電磁装置、22は鉄心、24は電圧コイル
(励磁コイル)、25は可動鉄片(吸着片)、26
及び27は復帰部材、30はモータ、34は復帰
力付与機構、36は第1のスイツチ、40は第2
のスイツチ、45は第1の切換スイツチ、47は
第2の切換スイツチ、48はモータを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケースに左右方向に揺動可能に設けられ一方
    向に対して原位置から第1及び第2の作用位置に
    二段に操作可能で常には原位置への復帰力が付与
    された操作部材と、この操作部材の下面部に一体
    的に設けられた吸着片と、前記ケースに設けられ
    前記操作部材が第1及び第2の作用位置のいずれ
    に操作されてもオンしてモータに電源を供給する
    スイツチと、前記ケースに前記吸着片と対応する
    ように設けられ鉄心及びこれに巻装されて前記ス
    イツチを介して電源が供給される励磁コイルから
    構成されて前記操作部材が第2の作用位置に操作
    された時に前記吸着片を吸引することにより該操
    作部材をその第2の作用位置に保持する電磁装置
    と、前記ケースと操作部材との間に該操作部材の
    第1及び第2の作用位置への操作に応じて変形す
    るように設けられ前記モータに流れる電流が供給
    される形状記憶合金製の復帰部材とを具備してな
    り、前記復帰部材は、前記モータのロツク時のロ
    ツク電流により自己加熱して記憶形状に復帰する
    ことによつて、前記操作部材を前記電磁装置の吸
    引保持力に抗して原位置に復帰させるようになつ
    ていることを特徴とするモータ制御用スイツチ装
    置。
JP58121466A 1983-07-04 1983-07-04 モ−タ制御用スイツチ装置 Granted JPS6012625A (ja)

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US06/627,638 US4551660A (en) 1983-07-04 1984-07-03 Motor controlling switch device
DE19843424472 DE3424472A1 (de) 1983-07-04 1984-07-03 Motorsteuerschalter

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