JPS6120713Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6120713Y2
JPS6120713Y2 JP1978146212U JP14621278U JPS6120713Y2 JP S6120713 Y2 JPS6120713 Y2 JP S6120713Y2 JP 1978146212 U JP1978146212 U JP 1978146212U JP 14621278 U JP14621278 U JP 14621278U JP S6120713 Y2 JPS6120713 Y2 JP S6120713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
motor
spring
pot
switching device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978146212U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5561860U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1978146212U priority Critical patent/JPS6120713Y2/ja
Publication of JPS5561860U publication Critical patent/JPS5561860U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6120713Y2 publication Critical patent/JPS6120713Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、シート式磁気録音再生機における
駆動モータの回転方向を正方向回転から逆方向回
転に切換えるための、特に、リピート機構として
有用なモータの正逆転切換え装置に関するもので
ある。
シート式磁気録音再生機において、再生中に任
意の録音部分を繰返して聞きたい場合、録音され
ている頭の部分へ戻る必要がある。このため、従
来は、第1図に示すごとく電源1から電源スイツ
チ2を経て2個の1回路切換えスイツチS1,S2
構成される正逆転切換え装置に電力が供給され、
この正逆転切換え装置を介してモータMの回転方
向が制御されるようになつている。第2図は、こ
の正逆転切換え装置のメカニズムであつて、基体
3に対して上方へバネ4で弾圧されている押ボタ
ン5の底部には、2個の1回路切換えスイツチ
S1,S2を切換えるための操作杆6が取付けられて
いる。
したがつて、この押ボタン5を押圧することに
より、正逆転切換え装置を構成するスイツチS1
S2が切換えられて、モータMの極性が切換えられ
ることになる。
しかるに、正逆転切換え装置を構成している1
回路切換えスイツチS1,S2は、操作杆6によつて
ほとんど同時に切換えられることになるので、瞬
時に正転から反転に切換え操作を行なつた場合に
は、モータが正転から逆転へ急激に変化し、その
ため電源からの負荷電流が非常に大きくなる。こ
のため電源電圧が低下して制御用のロジツクIC
が誤動作したり、音声回路の電圧低下により不快
な音が生じたりするという問題があつた。
従来、このような問題を解決するために、 (1) 2回路のスイツチを瞬時に切換えても他の回
路に支障が生じない程度の大きさの電源容量を
使用する方式、 (2) 切換え時に電子回路で時定数を持たせる方
式、 (3) モータ回路に直列抵抗を挿入して過電流を防
止する方式、 (4) モータ駆動用電源と電子回路作動用電源とを
分離する方式、 等が採用されていた。
しかるに、このような方式では、それぞれ次の
ような問題が生じる。
(1) 大きい容量の電源を用いるために、軽量、薄
形化が困難となり、またコストが高くなる。
(2) 回路部品の点数が多くなり、時定数の調整等
の工程が増加するので、コストが高くなる。
(3) 挿入した直列抵抗に電力が消費されるので電
源が大きくなると共に、モータの見かけの起動
特性も悪くなる。
(4) 電源が2個必要となり、小型、薄型化が困難
になると共にコストも高くなる。
この考案の目的は、上述のような問題を解決す
るためめに、正逆転切換え装置を操作した時に、
切換えスイツチの切換えのタイミングを機械的に
遅らせるようにしたシート式磁気録音再生機の正
逆転切換え装置を提供することである。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第3図は第1の実施例であつて、基体3に
対して上方にバネ4で弾圧されている押ボタン5
の底部にはL字形の操作杆7が取付けられ、か
つ、これと対向する位置に正逆転切換え装置を構
成する第1の1回路切換えスイツチS1が配置され
ている。そして、この操作杆7には一端が支点8
で回動可能に支持されている槓杆9が乗せられて
いる。この槓杆9の他端は、底部基板10に取付
けられているダツシユポツト11のシリンダ12
とバネ13で接続されていて、常に下方に引張ら
れており、また、ダツシユポツト11のピストン
14とは、これよりも内側において杆15によつ
て連結されている。また、杆15と操作杆7との
中間位置には突起16が形成されていて、この突
起と対向する位置に第2の1回路切換えスイツチ
S2が配置されている。
次に、これの動作について説明する。押ボタン
5を操作すると操作杆7が押し下げられ、したが
つて、第1の1回路切換えスイツチS1が即時に切
換えられる。一方、操作杆7が下方に移動するこ
とにより、今まで操作杆7で支持されていた槓杆
9は支持体が無くなるので、バネ13の張力が作
用して支点8を中心として下方への回動力が作用
するが、ダツシユポツト11の抵抗によつて大き
な時定数で回転移動することになる。そのため突
起16が第2の1回路切換えスイツチS2を切換え
るのは、第1のスイツチS1が切換えられてから或
る一定時間△tの経過した後となるので(第4図
参照)、この時間△tの間は回路が開路状態に維
持され、モータには電力が供給されないことにな
る。したがつて、この時間△tによつて、駆動モ
ータは十分に減速された時点で反転されることに
なり、過大な負荷電流が流れるのを防止すること
ができる。その後、押ボタン5の押圧を解除する
と、操作杆7がバネ4によつて押し上げられ、切
換スイツチS1は瞬時に元の位置に切換えられ、次
いで、操作杆7が槓杆9と係合して該槓杆9を反
時計方向に回転しようとする。しかし、槓杆9は
ダツシユポツト11、バネ13等の作用によつて
瞬時には回動せず、スイツチS2はスイツチS1の切
換りより△t′時間(第4図参照)遅れて切換わ
る。したがつてモータMはこの時間△t′の間に十
分減速された状態で反転されることになり、過大
な負荷電流が流れるのを防止することができる。
第5図は第2の実施例を示す図であつて、基体
3に対して上方へバネ17で引張られている押ボ
タン18の下方部には第1の1回路切換えスイツ
チS1を切換えるための突起19が設けられてい
る。そして、この押ボタン18の下方には、上下
方向への移動のみが可能なような支持されている
杆20が配置され、押ボタン18の下方への運動
をバネ21を介して受けるように構成されてお
り、一端に第2の1回路切換えスイツチS2を切換
えるための突起22を形成されている。また杆2
0の下方は、底部基体10に取付けられているダ
ツシユポツト11のピストン14とを連結され、
かつバネ21よりは弱いバネ23で上方へ弾圧さ
れている。
次に、これの動作について説明する。押ボタン
18を操作すると突起19が押し下げられ、第1
の1回路切換えスイツチS1が即時に切換えられ
る。一方、押ボタン18の下方への力はバネ21
を介して杆20にも伝えられるが、ダツシユポツ
ト11の抵抗によつて大きな時定数で下方に移動
することになる。そのため突起22が第2の1回
路切換えスイツチS2を切換えるのは、第1のスイ
ツチS1が切換えられてから或る一定時間△tの経
過した後となるので、この時間△tの間は回路が
開路状態に維持されることになり、モータには電
力が供給されないことになる。したがつて、駆動
モータが十分に減速された時点で反転されること
になり、過大な負荷電流が流れるのを防止するこ
とが可能となる。その後、押ボタン11の押圧を
解除すると、スイツチS1は直ちに元の接点位置に
復帰するが、スイツチS2はバネ21,23、ダツ
シユポツト11によつて定まる時定数に相当する
時間遅れをもつて復帰する。
なお、上記の2つの実施例におけるダツシユポ
ツトの流体は空気でも油でも良く、またダツシユ
ポツトに限らず機械的抵抗体であれば何でも使用
できることは明らかであろう。
第6図は、第3の実施例を示す図で、切換スイ
ツチとして図示のようなニユートラル接点N1
有するリーフスイツチS1,S2(S2は図示せず)を
並列に設けたものである。この実施例によると、
押ボタン5を押した時、操作杆7が下がり、した
がつて、槓杆9がバネ13、ダツシユポツト11
の作用により軸8を中心として矢印方向に徐々に
回動し始め、ニユートラル接点N1はいずれの固
定接点S1′,S1″とも接続されない状態となる(図
示しないスイツチS2も同じ)。したがつて、モー
タMへの電源供給が遮断され、モータMは停止す
る。槓杆9はその間も徐々に矢印方向に回動し、
ついにニユートラル接点N1が固定接点S1″と接触
し(図示しないスイツチS2も同じ)、モータMは
逆回転を始める。押ボタン5の押圧を解除する
と、槓杆9は反対方向に徐々に回動し、まず、ニ
ユートラル接点N1と固定接点S1″の接触が解放さ
れ、所定時間の経過の後、ニユートラル接点N1
と固定接点S1′が接触し(図示しないスイツチS2
も同じ)、モータMが逆転される。
上述したように、この考案においては再生時に
リピートを要求するための正逆転切換装置の押ボ
タンを操作すると、正逆転切換え装置を構成して
いる2個の1回路切換えスイツチS1およびS2が機
械的時定数機構によりその切換えのタイミングが
ずらされるので、モータは一時電源から切離さ
れ、或る時間△tが経過した後に他方のスイツチ
S2が切換わつて逆転を開始する。
このため、時間△t内ではモータは単に惰性だ
けで回転しているので、時間△t後には十分に減
速されており、逆転時にはモータにかかる負荷は
減少しており、したがつて負荷電流の増大が十分
に阻止されるので、制御用のロジツクICへの悪
影響が防止される。
また、バネとダツシユポツトの簡単な機構を使
用することにより2つの1回路切換スイツチの動
作開始時点に時間差を生じせしめられるので、部
品点数が少なく、したがつてコストの増加がごく
わずかである。また、モータが十分に減速されて
から逆転が行なわれるので、モータに無理な機械
的、電気的ストレスが作用せず、したがつてモー
タの寿命が延びるという効果があるばかりでな
く、遅延装置にダツシユポツトを使用しているの
で、遅れ時間を簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、シート式録音再生機のモータ駆動回
路を示す図である。第2図は、従来のモータ正逆
転切換え装置を示す図である。第3図、第5図、
第6図は、この考案のモータ正逆転切換え装置の
実施例を示す図である。第4図は、この考案のモ
ータ正逆転切換え装置を構成している2つの1回
路切換えスイツチの切換えタイミングとモータの
回転状態との関係を示すタイミング図である。 1……電源、2……電源スイツチ、3……基
体、4……バネ、5……押ボタン、6……操作
杆、7……L型操作杆、8……支点、9……槓
杆、10……底部基体、11……ダツシユポツ
ト、12……シリンダ、13……バネ、14……
ピストン、15……杆、16……突起、17……
バネ、18……押ボタン、19……突起、20…
…杆、21……バネ、22……突起、23……バ
ネ、24……操作杆、25,26……突起、M…
…モータ、S1,S2……切換えスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リピート時に駆動モータの極性を切換えて巻戻
    しを行なう磁気記録再生機のモータ正逆転切換装
    置において、再生時のモータ駆動回路の開閉を制
    御する第1のスイツチおよびその操作部材と、逆
    転時のモータ駆動回路の開閉を制御する第2のス
    イツチおよびその操作部材と、第2のスイツチの
    操作部材を駆動するバネと、第2のスイツチの操
    作部材の動作を遅延させるダツシユポツトとから
    なり、第2のスイツチの操作部材は第1のスイツ
    チの操作部材の動作に伴つて前記バネによつて駆
    動され、かつ第2のスイツチの作動は前記ダツシ
    ユポツトの作用により第1のスイツチの作動に所
    望の時間遅れて行なわれることを特徴とする磁気
    記録再生機のモータ正逆転切換装置。
JP1978146212U 1978-10-24 1978-10-24 Expired JPS6120713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978146212U JPS6120713Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978146212U JPS6120713Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5561860U JPS5561860U (ja) 1980-04-26
JPS6120713Y2 true JPS6120713Y2 (ja) 1986-06-21

Family

ID=29126498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978146212U Expired JPS6120713Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6120713Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6532156B2 (ja) * 2015-02-24 2019-06-19 株式会社タカキタ 作物収穫機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5051304A (ja) * 1973-09-05 1975-05-08

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5063416U (ja) * 1973-10-15 1975-06-09
JPS5180108U (ja) * 1974-12-20 1976-06-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5051304A (ja) * 1973-09-05 1975-05-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5561860U (ja) 1980-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6012625A (ja) モ−タ制御用スイツチ装置
JPS6120713Y2 (ja)
US4093896A (en) Speed control for rotatable element driven by direct current motors
JPS63208670A (ja) 始動電動機のスイツチ制御装置
JP2000186656A (ja) 始動電動機のスイッチ制御装置
JPH0130230B2 (ja)
JP3812117B2 (ja) スイッチ機構およびトリガースイッチ
JPS599418Y2 (ja) プログラム切換装置
US3745273A (en) Motor release energy storage means for retarded type timer mechanism
JP2651771B2 (ja) モータ式駆動装置
JP3210277B2 (ja) ブレーカーのハンドル操作装置
JP2964524B2 (ja) ワイパー装置
JP3107551U (ja) マイクロスイッチ及びシュレッダー
JPH0614424B2 (ja) 記録担体装填装置
JPS6232327Y2 (ja)
JPH0675278A (ja) ストロボ内蔵カメラ
JPS6230164Y2 (ja)
JPS5912768Y2 (ja) 磁気録音再生機の停電復帰装置
JPS6120650Y2 (ja)
JPH0578129B2 (ja)
JPS63115157A (ja) 複写機の原稿台カバ−の駆動装置
JPS5830297Y2 (ja) オ−トプレ−ヤ
JPS604286Y2 (ja) 切換装置
JPH04340998A (ja) 自動ピアノのペダル駆動装置
JPS5814245U (ja) テ−プレコ−ダ−の動作切換機構