JPS60123529A - 不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS60123529A
JPS60123529A JP23075983A JP23075983A JPS60123529A JP S60123529 A JPS60123529 A JP S60123529A JP 23075983 A JP23075983 A JP 23075983A JP 23075983 A JP23075983 A JP 23075983A JP S60123529 A JPS60123529 A JP S60123529A
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dicyclopentadiene
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Tomotaka Onizuka
朋孝 鬼塚
Hiroyuki Okumura
越久村 博之
Toshiyuki Abe
安倍 敏行
Takashi Takayanagi
尚 高柳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特殊な不飽和ポリエステルに重合性単量体を
配合して得られる不飽和ポリエステル樹脂に関し、重合
性単量体の揮散量を低減し、しかも積層作業性が良く、
成形品に耐水性およびゲルコートの耐ブリスター性を与
える積層用不飽和ポリエステル樹脂を提供するものであ
る。
不飽和ポリエステル樹脂をマトリックスとし、ガラス繊
維を強化材とする強化プラスチックは、船舶、浴槽、プ
ール、水タンク、浄化槽等の水周りの製品への用途が多
〜・。多くの場合、これ等の製品の成形にはハンドレー
アツブ法またはスプレーアンプ法が採用されているので
、これ等の成形品の積層に使用される不飽和ポリエステ
ル樹脂には、1)作業環境改善の見地から重合性単量体
の揮散が少ないこと、2)積層作業時間短縮の見地から
、ガラスマットと不飽和ポリエステル樹脂との馴れが良
好なこと、3)得られた積層品の耐水性およびゲルコー
ト層の耐ブリスター性が良好なこと、4)樹脂が安価で
あること等の特性が要求される。
多価アルコール、(χ、β−不飽和二塩基酸および飽和
二塩基酸とを反応させて得られる不飽和ポリエステルを
重合性単量体に溶解してなる通常の不飽和ポリエステル
樹脂では、これらの要求特性を全て満足させることは極
めて困難である。例えば飽和二塩基酸成分として芳香族
二塩基酸であるイソフタル酸やテレフタル酸を使用すれ
ば、積層品の耐水性またはゲルコート層の耐ブリスター
性を向上させ、かつガラスマットと不飽和ポリエステル
樹脂との馴れを向上させることが出来るが、重合性単量
体の含有量が多くなるためにその揮散量も多くなって作
業環境を悪化させ、同時に価格も高くなる。また重合性
単量体ら含有量を減らしてその揮散量を改善すれば、不
飽和ポリエステル樹脂の粘度が高(なってガラスマット
との馴れが悪くなる。不飽和ポリエステル樹脂の粘度を
下げるために、不飽和ポリエステルを低分子量化し、重
合性単量体の量を減らせば、重合性単量体の揮散量およ
びガラスマットへの馴れは改良されるが、積層品の耐水
性やゲルコート層の耐ズリスター性を低下させる。
本発明者らは、かかる実情に鑑み、原料として比較的安
価なジシクロペンタジェンを不飽和ポリエステルの一成
分として使用して鋭意検討を行なった結果、通常の不飽
和ポリエステル樹脂に比較して全く遜色ないガラスマッ
トとの馴れを有し、かつ、積層品の耐水性およびゲルコ
ート層の耐ブリスター性も遜色な(、しかも重合性単量
体の揮散の少ない不飽和ポリエステル樹脂組成物を見い
出すに至ったものである。
即ち、本発明は、(a) 少なくとも50モル%の芳香
族二塩基酸を含有する飽和二塩基酸と多価アルコールも
しくはアルキレンオキシドとを全カルボキシル基の反応
率が75%以上になるまで反応させて得られる末端に水
酸基またはカルボキシル基を有するオリゴエステルと、
無水マレイン酸およびジシクロペンタジェンとを145
℃以下で反応させ、しかる後に昇温し、所望に応じて多
価アルコールまたはアルキレンオキシドを追添加して、
重縮合反応を行なわせて得られる酸価が40以下の不飽
和ポリエステル55〜80重量%と、(bl 重合性単
量体20〜45重量%とからなる不飽和ポリエステル樹
脂組成物に関する。
本発明で用いられる飽和二塩基酸を構成する芳香族二塩
基酸としては、例えば、テレフタル酸、インフタル酸、
フタル酸、無水フタル酸等を例示することができ、その
他の二塩基酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸で代弄される脂肪族二塩基酸;テトラヒドロ無水フ
タル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタ−、フル
酸で代表される脂環族二塩基酸等を挙げることができ、
多1価アルコールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレンクリシール、プロピレングリコール、ジ
ブ−ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,
214−トリメチル−1,6−ベンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ビスフェノールへのアルキレンオ
キシド付加物等を挙げることができ、さらにアルキレン
オキシドとしては、例えば、エチレンオキシド、プμピ
レンオキシド等を挙げることができる。
本発明に用いるオリゴエステルとは、上記芳香族二塩基
酸を少なくとも50モル%の割合で含有する飽和二塩基
酸と、上記多価アルコールとを重縮合させるか、または
上記アルキレンオキシドと付加および重縮合させて合成
されるものである。さらに、このアルキレンオキシドは
、飽和二塩基酸と多価アルコールとの反応で生成するモ
ノエステルに反応させる態様で用いてもよい。飽和二塩
基酸と多価アルコールとの重縮合反応は、通常の2段反
応による不飽和ポリエステル製造における一段目の反応
の条件をそのまま適用でき、具体的には原料混合物を、
触媒の存在下または不存在下に、150〜220℃で加
熱し、重縮合させることによって達成される。また、飽
和二塩基酸とアルキレンオキシドとの反応または飽和二
塩基酸と多価アルコールとの反応によって得られたモノ
エステルとフルキレンオキシドとの反応は、触媒の存在
下または不存在下に、150〜250℃の温度で行なわ
れ、例えば、特開昭55−155022号公報にこの方
法の一つの例が開示されている。かくして得られるオリ
ゴエステルは、飽和二塩基酸の両カルボキシル基に多価
アルコールまたはアルキレンオキシドが付加した一量体
的な化合物を含み、重合体鎖中に構造単位としてのエス
テル結合を繰り返し有するオリゴマーを包括する。この
オリゴエステルは、未反応の多価アルコールを含有して
いても何ら差しつかえない。
本オリゴエステルを構成する飽和二塩基酸成分は少なく
とも50モル%の芳香族二塩基酸を含有しなければなら
ず、それ未満の構成成分からなるオリゴエステルを用い
た場合には、本発明の目的である積層品の耐水性および
ゲルコート層の耐ブリスター性を悪化させ、また価格的
にも高価になる。このオリゴエステルの両末端はかなら
ずしも100%水酸基である必要はないが、飽和二塩基
酸の全カルボキシル基の少なくとも75%が多価アルコ
ールおよび/−!、たはアルキレンオキシドと反応して
得られるオリゴマーでなければならない。カルボキシル
基の反応率が75%未満のオリゴエステルを用いて得ら
れた不飽和ポリエステル樹脂では、積層品の耐水性およ
びゲルコート層の耐ブリスター性を満足させることがで
きない。
本発明で用いる不飽和ポリエステルを製造するためには
、先ず上記オリゴエステルと無水マレイン酸とジシクロ
ペンタジェンとを一括して145℃以下の反応温度で、
未反応ジシクロペンタジェンがなくなるまで反応させる
。145℃よりも高い温度で反応させると、優先的にジ
シクロペンタジェンが分解してシクロベンタジエンヲ生
成シ、そのシクμペンタジェンがマレイン酸とDiel
s−Alder反応を起してマレイン酸の二重結合を消
失し、そめ結果、得られた反応生成物は不飽和ポリエス
テルとしての本来の性能を発揮することができなくなる
。次いで、上記反応で得られた生成物を昇温し、周知の
通常の不飽和ポリエステルの製造条件をそのまま適用し
て重縮合反応を行なうが、例えば180〜230℃の温
度で反応生成物の酸価が40以下になるまでエステル化
反応を行なって所望の不飽和ポリエステルを得る。もし
不飽和ポリエステルの酸価を40以下に下げることが困
難な場合は、オリゴエステルに多価アルコールを追添加
するか、本エステル化反応の段階で多価アルコールまた
はアルキレンオキシドを追添加してもよい。不飽和ポリ
エステルの酸価が40よりも高い場合は、積層品の耐水
性およびゲルコート層の耐ブリスター性に悪影響を及ぼ
すので好ましくない。
このようにして製造された不飽和ポリエステルを禁止剤
を含有する重量性単量体に溶解させることによって、本
発明の目的とする不飽和ポリエステル樹脂組成物が得ら
れ、当該不飽和ポリエステル樹脂組成物には、不飽和ポ
リエステル55〜80重量%と重合性単量体20〜45
重量%が含有される。ここで用いられる重合性単量体と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、 りppスチ
レン、p−t−7’チルスチレン、ビニルトルエン、p
−メチルスチレン、ジビニルベンゼンで例示されるビニ
ル芳香族化合物;ジアリルフタレート、トリアリルシア
ヌレートで例示されるアリル化合物;アクリル酸メチル
、メタクリル酸メチル、さらにエチレングリコール、1
.6−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリ
メチ1一ルプロパン等で例示される多価アルコールのジ
(メタ)アクリレートまたはトリ(メタ)アクリレート
等で例示されるアクリル系化合物を用いることができる
。これらの重合性単量体は単独で、あるいは2種以上を
適宜混合して使用することができる。本発明の不飽和ポ
リエステル樹脂組成物中の重合性単量体の含有量が20
重量%未満または45重量%を越えると、不飽和ポリエ
ステル中に含まれる二重結合と重合性単量体中に含まれ
る二重結合との化学当量的なバランスが大幅にくずれ、
積層品の機械的特性、耐水性およびゲルコート層の耐ブ
リスター性を著しく低下させるために好ましくない。
不飽和ポリエステルを所定の重合性単量体に溶解させる
時に使用する禁止剤としては、/・イドロキノン、p−
t−メチルカテコール、モノ−1−ブチルハイドロキノ
ン、トルハイドルキノン、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテル等公知のものを使用することが出来る。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物の硬化に際して
は、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、シク
ロヘキサノンパーオキサイド、t−ブチルパーベンゾエ
ート、キュメンハイドルバーオキサイド、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイドで例示される通常の不飽和ポリエステ
ル樹脂に使用されている重合開始剤が用いられ、促進剤
も一般的に不飽和ポリエステル樹脂に使用されているナ
フテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、脂肪族アミン
、芳香族アミン、アセチルアセトン、アセト酢酸エチル
ニスデル等を1種、又は2種以上の混合物の形で使用す
ればよい、 本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、通常、ガラ
スマット等のガラス繊維強化材と組合せて積層品として
使用されるが、勿論単独で使用してもよく、所望に応じ
て各種添加剤あるいは充填材を加えて使用してもよい。
用途に応じて所望の形状で使用されればよい。
次に、実施例および比較例によって本発明の詳細な説明
する。
実施例 1 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管およびパーシャルコン
デンサーを付した61の反応器にイソフタル酸 ?96
.8.9とプロピレングリフール 1613.1.9を
仕込み、窒素ガス気流下に190℃で9.5時間給合反
応させ、酸価10.0のオリゴエステルを得た(イソフ
タル酸の反応率 約96%)。これに無水マレイン酸 
1372.8.!/とジシクロペンタジェン1057.
7!S+を加え、窒素ガス気流下140℃で9時間反応
させた後、220℃に昇温して5時間反応させ、酸価2
6の不飽和ポリエステルを得た。以下[UP−IAJと
略称する。
実施例 2 実施例1と同様の反応器に、イン7タル酸とプルピレン
オキシドとの反応で得たオリゴエステル 1680.0
g(数平均分子量 648、水酸基価 321、酸価 
1)、ブーピレングリコール 182.6.!i’、無
水マレイン酸 1372.8&、およびジシクロペンタ
ジェン1057.7I!を仕込み、窒素ガス気流下14
0℃で5時間反応させた後、プロピレングリコール 6
0B、7.9を加えて引続き窒素ガス気流下210℃に
昇温しで4.5時間反応させ、酸価19の不飽和ポリエ
ステルを得た。以下[UP−2AJ と略称する。
実施例 3 実施例1と同様の反応器にテレフタル酸 1065.2
g<80モル%)、アジピン酸 236.8g(20モ
ル%)、プロピレングリコール 1164.2.9およ
びネオペンチルグリコール 677.0.9を仕込み、
窒素ガス気流下にしゆう酸第−錫の存在下、195℃で
15時時間給反応させ、酸価15.8のオリゴエステル
を得た(二塩基酸の反応率 約95%)。
これに無水マレイン酸 1176.7gとジシクロペン
タジェン 795.51!を加え、窒素ガス気流下、1
55℃で6時間反応させた後、210℃に昇温しで8時
間反応させ、酸価35の不飽和ポリエステル([UP−
3AJ)を得た。
実施例 4 実施例1と同様の反応器に無水フタル酸 88B、7.
9おヨヒプロビレングリコール 1615.11!を仕
込み、窒素ガス気流下に185℃で10時時間線反応さ
せ、酸価14.5のオリゴエステルを得た(オルソフタ
ル酸の反応率約95%)。これに無水マレイン酸 13
72゜81とジシクロペンタジェン 1057.7#を
加え、窒素ガス気流下140℃で8時間反応させた後、
210℃に昇温して4.5時間反応させ、酸価60の不
飽和ポリエステル([UP−4Aj)を得た。
実施例 5 実施例1と同様の反応器にオルソフタル酸とプロピレン
オキシドとの反応で得たオリゴエステル 1686.0
#(数平均分子量 ろ67、水蚕基価 632、酸価 
1)、プロピレングリコール I B2.6&、無水マ
レイン酸 1372.8gおよびジシクロペンタジェン
 1057.7!Iを仕込み、窒素ガス気流下140℃
で5時間反応させた後、1.3−ブタンジオール 72
1.0#を加えて引続き窒素ガス気流下210℃に昇温
し、4.′5時間反応させ、酸価21の不飽和ポリエス
テル(rUP−5AJ)を得た。
比較例 1 実施例1と同様の反応器にイソフタル酸 996.8.
!7とプロピレングリコール 1613゜1yを仕込み
、窒素ガス気流下に180℃で4時間線合反応させ、酸
価109のオリゴエステルを得た(インフタル酸の反応
率 約60%)。
これに無水マレイン酸 1372.8.9とジシクロペ
ンタジェン 1057.7.pを加え、窒素ガス気流下
140℃で9時間反応させた後、220℃に昇温して5
時間反応させ、酸価27の不飽和ポリエステルを得た。
以下1’−UP−IB」と略称する。
比較例 2 実施例1と同様の反応器中で水 158gと無水マレイ
ン酸 784.5’、9を窒素ガス気流下140℃に保
ちながら、ジシクロペンタジエ71057.7gを1.
5時間かげて分割添加し、さらにその温度で60分反応
させてジシクロペンタジェン モノマレエートで合成し
た。
この反応生成物にイソフタル酸とプロピレンオキシドと
の反応で得たオリゴエステル 1392.9(数平均分
子量 648、水酸基価 321・酸価 1)を加え、
210℃に昇温して常法に従ってエステル化反応させ、
酸価21の不飽和ポリエステル([UP−2Bj)を得
た。
比較例 6 実施例1と同様の反応器にテレフタル酸 531、.6
g(40モル%)、7ジピン酸 701.5.9(60
モル%)、ピルピレングリコール 1164.211お
よびネオペンチルグリコール 677.0gを仕込み、
窒素ガス気流下にしゆう酸第−錫の存在下、190℃で
10時時間線反応させて、酸価14.7のオリゴエステ
ルを得た(二塩基酸の反応率 約95%)。
これに無水マレイン酸 1i76.7.9とジシクロペ
ンタジェン 793.5gを加え、窒素ガス気流下13
5°Cで6時間反応させた後、210℃に昇温して8時
間反応させ、酸価64の不飽和ポリエステル(、rUP
−I BJ )を得た。
比較例 4 実施例1と同様の反応器にイソフタル酸 2375.7
gとプロピレングリコール 216B、1gを仕込み、
窒素ガス気流下に195°Cで11時時間線反応させ、
酸価26のオリゴエステルを得た。これに無水マレイン
酸 1147.6yを加え、窒素ガス気流下220°C
で10時間反応させ、酸価12の不飽和ポリエステル(
「UP−4BJ )を得た。
比較例 5 実施例1と同様の反応器に無水フタル酸 1925.4
g、プロピレングリコール 2176.2gおよび無水
マレイン酸 1274.8yを仕込み、窒素ガス気流下
に210℃で8時間反応させて酸価66の不飽和ポリエ
ステル(「UP−5Bj )を得た。
実施例6および比較例6 実施例1〜5で得た不飽和ポリエステル[UP−1’A
J乃至「UP−5A」をスチレンモノマーに溶解させ、
粘度が約200七ンチボアズ(25℃)になるよう調整
し、これらの各混合物に0.01重量%のハイドルキノ
ンを溶解させ、不飽和ポリエステル樹脂を得た。以下そ
れぞれの不飽和ポリエステル樹脂を「UPR−IA」乃
至i’−UPR−5Ajと略称する。
同様に、比較例1〜5で得た不飽和ポリエステル「UP
−IBJ乃至IUP−5Bjをスチレンモノマーに溶解
させ、粘度が約200センチポアズ(25℃)になるよ
う調整し、これらの各混合物に0.01重量%のハイド
ルキノンを溶解させ、それぞれ不飽和ポリエステル樹脂
1upR−1B」乃至rUPR−5BJにA製した。
このようにして媚製された不飽和ポリエステル樹脂およ
びそれを用いた積層品の特性は、表1に示す。各特性は
次の方法で測定した。
[スチレンモノマー揮散量」は、26℃、風速 o、o
sm、’秒に保った恒温室中に、不飽和ポリエステル樹
脂を樹脂の厚さ 5 v+m、表面積 2007の状態
に置き、90分放置後の重量をめ、単位面積当りの減量
#/rrt”)で示す。
不飽和ポリエステル樹脂のガラスマットとの馴れの良し
悪しは、不飽和ポリエステル樹脂に対す−るガラスマッ
トの二次バインダーの溶解性で判定することができる。
すなわち、二次バインダーの溶解速度が早いほど、ガラ
スマットとの馴れが良好なので、その溶解速度を調べた
20℃の雰囲気下で、10cm(横)x30cm(縦)
の長方形に裁断したガラスマット〔旭ファイバーグラス
■製、商品名[0M455FAGj、450 E//r
n”〕を6プライし、その中心部の10cm(横)X1
5ffi(縦)の面積部分に、不飽和ポリエステル樹脂
をガラス含有量が36%になるように供給し、3分間で
含浸、脱泡させた。
そのガラスマットの上端をクリップで止め、下端に50
0Iの分銅をつるし、この時点を測定開始時間とし、樹
脂を含浸した積層部(ガラスマットの中心部10crI
LX15α)のガラスマットの二次バインダーが樹脂に
よって溶解してガラスマットが切断されるまでの時間(
分)をめた。この「ガラスマットが切断されるまでの時
間」がガラスマットの二次バインダーの樹脂への溶解速
度に対応する。
積層品は、6%ナフテン酸コバル) 0.5重量%とメ
チルエチルク°トンパーオキシド 1゜0重量%とを加
えた不飽和ポリエステル樹脂を前記ガラスマット[CM
455FAGj 3プライにガラス含有量が33重量%
になるよう含浸、脱泡させ、両面をポリエステルフィル
ムで覆って20℃で16時間放置後、100℃で2時間
後硬化させることによって作成した。この積層品を10
0℃の熱水に100時間浸漬し、浸漬前後の曲げ強さを
測定して「積層品の煮沸強度保持率」(%)をめた。
ゲルコート層の耐ブリスター性は、ゲルコート層を有す
る積層品を作成し、そのゲルコート面を熱水に接触させ
ること(片面浸漬)によってブリスターを発生させ、そ
の「ブリスターの数」を数えることによって評定するこ
とができる。金型表面に、6%ナフテン酸コバルト 0
゜5重量%とメチルエチルケトン パーオキシド1.0
重量%を加えたゲルコート樹脂〔[ユピカ6510 ホ
ワイト」を使用、日本ユビヵ■製〕を硬化後の厚さが0
.5龍になるように塗布し、20℃で24時間放置した
。その上に、前記ガラスマットl”0M455FAGJ
 3ブライを載せ、6%ナフテン酸コバルト 0.5重
量%とメチルエチルケトン パーオキシド 1゜0重量
%を加えた不飽和ポリエステル樹脂を供給し、ガラス含
有率が63重量%になるように含浸し、脱泡させた後、
20℃で2時間放置し、次いで、40℃で16時間後硬
化させて、グルコート付き積層品を作成した。この積層
品のゲルフート面(面積 100c++りを80℃の温
水に125時間片面浸漬させた後取り出し、その面の「
ブリスターの数」をめた。
表1に示した結果から明らかなように、実施例6の1U
PR−IAj乃至[UPR−5AJはいずれもバランス
の取れた優れた特性を有しているのに対して、比較例6
のrUPR−1BJ乃至rUPR−5BJはいずれも特
性の一部に欠陥を有していることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (a)少な(とも50モル%の芳香族二塩基酸を含有す
    る飽和二塩基酸と多価アルコールもしくはアルキレンオ
    キシドとを全カルボキシル基の反応率が75%以上にな
    るまで反応させて得られる末端に水酸基またはカルボキ
    シル基を有するオリゴエステルと、無水マレイン酸およ
    びジシクロペンタジェンとを145°C以下で反応させ
    、しかる後に昇温し、所望に応じて多価アルコールまた
    はフルキレンオキシドを追添加して、重縮合反応を行な
    わせて得られる酸価が40以下の不飽和ポリエステル5
    5〜80重量%と、(b)重合性単量体20〜45重量
    %とからなる不飽和ポリエステル樹脂組成物
JP58230759A 1983-12-07 1983-12-07 不飽和ポリエステル樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH06843B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239950A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Hitachi Chem Co Ltd 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びこの製造法、並びにこれを用いた熱硬化性成形材料及びプラスチック成形品

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JPS56133316A (en) * 1980-03-24 1981-10-19 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Unsaturated polyester resin composition

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JPH06843B2 (ja) 1994-01-05

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