JPS6011914Y2 - クレ−ンブ−ムの滑車装置 - Google Patents
クレ−ンブ−ムの滑車装置Info
- Publication number
- JPS6011914Y2 JPS6011914Y2 JP4110180U JP4110180U JPS6011914Y2 JP S6011914 Y2 JPS6011914 Y2 JP S6011914Y2 JP 4110180 U JP4110180 U JP 4110180U JP 4110180 U JP4110180 U JP 4110180U JP S6011914 Y2 JPS6011914 Y2 JP S6011914Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- crane boom
- guide plate
- wire
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はクレーンブームの滑車装置に関し、特にワイヤ
ーの逸脱防止とワイヤーの掛替作業が容易になしうる技
術に関するものである。
ーの逸脱防止とワイヤーの掛替作業が容易になしうる技
術に関するものである。
(従来の技術)
従来用いられていたクレーンブームの滑車装置は第1図
に示す如く滑車の上部にピン等を設置してこれによって
ワイヤーの滑車溝からの逸脱を防止するようにしたもの
であった。
に示す如く滑車の上部にピン等を設置してこれによって
ワイヤーの滑車溝からの逸脱を防止するようにしたもの
であった。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来技術ではワイヤーとピン
等は理論上点接触でしかないため荷物を斜め引き等した
場合には極めて容易にワイヤーが外れるものである。
等は理論上点接触でしかないため荷物を斜め引き等した
場合には極めて容易にワイヤーが外れるものである。
またこのような構造上、ピン等が邪魔になってワイヤー
の掛数を掛は替えるためにワイヤーを抜き差しすること
が極めてむつかしく、しかもワイヤー索端の索端止め金
具は必ず分解してこれを取り外さなければならないとい
う不便を伴うものであった。
の掛数を掛は替えるためにワイヤーを抜き差しすること
が極めてむつかしく、しかもワイヤー索端の索端止め金
具は必ず分解してこれを取り外さなければならないとい
う不便を伴うものであった。
そこで本考案は、ワイヤーの逸脱を完全に防止し、かつ
ワイヤー掛数変更作業を容易ならしむる滑車装置を提供
することを目的とするものである。
ワイヤー掛数変更作業を容易ならしむる滑車装置を提供
することを目的とするものである。
(問題を解決するための手段)
本考案は、従来技術の持つ問題点を解決するため次の如
く構成する。
く構成する。
すなわち、クレーンブーム先端の滑車枠、該滑車枠に取
り付けた支軸、該支軸に取付けた滑車、該滑車の側面に
近接させて前記支軸に軸承させたガイド板よりなり、前
記ガイド板を滑車枠に対し固定した状態でクレーンブー
ムを略水平状態から略直立状態の間で起伏動させた起伏
範囲において、前記滑車の上方部分に位置する部分を前
記滑車の外径より大径とし、前記滑車の下方部分に位置
する部分を前記滑車の外径より小径となるよう構威し、
かっガイド板の滑車枠に対する固定を解除することによ
り支軸上で回動可能としてことを特徴とするクレーンブ
ームの滑車装置。
り付けた支軸、該支軸に取付けた滑車、該滑車の側面に
近接させて前記支軸に軸承させたガイド板よりなり、前
記ガイド板を滑車枠に対し固定した状態でクレーンブー
ムを略水平状態から略直立状態の間で起伏動させた起伏
範囲において、前記滑車の上方部分に位置する部分を前
記滑車の外径より大径とし、前記滑車の下方部分に位置
する部分を前記滑車の外径より小径となるよう構威し、
かっガイド板の滑車枠に対する固定を解除することによ
り支軸上で回動可能としてことを特徴とするクレーンブ
ームの滑車装置。
(作 用)
この構成により、滑車の側面に近接させたガイド板を滑
車枠に対して固定した状態でクレーン作業中の滑車の上
方部分に位置する部分を滑車外径より突出するようにし
たので、この突出部分で滑車に巻き掛けられたワイヤが
広範囲にわたって案内されるためワイヤの滑車溝からの
逸脱が防止される。
車枠に対して固定した状態でクレーン作業中の滑車の上
方部分に位置する部分を滑車外径より突出するようにし
たので、この突出部分で滑車に巻き掛けられたワイヤが
広範囲にわたって案内されるためワイヤの滑車溝からの
逸脱が防止される。
一方クレーン作業中滑車の下方部分に位置する部分を滑
車外径より小さくしたので、滑車枠への固定を解除して
回動させこの部分を滑車上方に位置するようにすれば、
滑車上部に突起部分がなくなり滑車上部と滑車枠間にワ
イヤを通す為の空間が確保できワイヤ掛替作業が容易と
なる。
車外径より小さくしたので、滑車枠への固定を解除して
回動させこの部分を滑車上方に位置するようにすれば、
滑車上部に突起部分がなくなり滑車上部と滑車枠間にワ
イヤを通す為の空間が確保できワイヤ掛替作業が容易と
なる。
実施例
第2図から第5図に基づき本考案の実施例を説明する。
1はクレーンブーム、2は滑車枠、3は支軸、4は滑車
で本実施例では4a、4bの2枚の滑車を取付けている
。
で本実施例では4a、4bの2枚の滑車を取付けている
。
5はガイド板であってボス51により前記支軸3に回動
自在に軸着すると共に滑車4a、4b内側面に近接させ
ている。
自在に軸着すると共に滑車4a、4b内側面に近接させ
ている。
またピン52が滑車枠2、ガイド板5を共に貫ぬいて止
着したときガイド板5の回動は不能となり、ピン52を
抜いたときガイド板5は滑車枠2に対する固定を解除さ
れ回動自在になるよう構成されている。
着したときガイド板5の回動は不能となり、ピン52を
抜いたときガイド板5は滑車枠2に対する固定を解除さ
れ回動自在になるよう構成されている。
このガイド板5はクレーンブーム1が略水平状態にある
第3図図示の状態からクレーンブームが略直立した第4
図図示の状態に至る間において滑車の上方部分に位置す
る部分の半径r1を滑車4の外径よりも大きくしている
がこれは前記状態においてワイヤーの逸脱を防止するた
めである。
第3図図示の状態からクレーンブームが略直立した第4
図図示の状態に至る間において滑車の上方部分に位置す
る部分の半径r1を滑車4の外径よりも大きくしている
がこれは前記状態においてワイヤーの逸脱を防止するた
めである。
また前記状態においてそれが滑車の下方部分に位置する
部分の半径r2は滑車4の外径以下にしているが、これ
は後述する如くワイヤー掛替作業に要する空間を確保す
る為である。
部分の半径r2は滑車4の外径以下にしているが、これ
は後述する如くワイヤー掛替作業に要する空間を確保す
る為である。
このような構成であるから第3,4図図示の状態で使用
するに際してはガイド板5の作用によりワイヤー6が滑
車4a、4bのワイヤー溝より外れることはないのであ
る。
するに際してはガイド板5の作用によりワイヤー6が滑
車4a、4bのワイヤー溝より外れることはないのであ
る。
またワイヤー6の掛替え作業とする際には第5図に示す
ようにピン52を引き抜いてガイド板5を回転させれば
(ガイド板5の重心は軸心より偏心しているので自重で
回転させうる)滑車4a、4b上部は防害物のない空間
となるので手を差し込むことができ、また索端止め金具
7をつけたままでもワイヤー6を抜き通すことができる
。
ようにピン52を引き抜いてガイド板5を回転させれば
(ガイド板5の重心は軸心より偏心しているので自重で
回転させうる)滑車4a、4b上部は防害物のない空間
となるので手を差し込むことができ、また索端止め金具
7をつけたままでもワイヤー6を抜き通すことができる
。
(考案の効果)
本考案によると、ワイヤーの逸脱が完全に防止され、な
おかつワイヤー掛替作業も極めて楽に行いうろことが期
待できる。
おかつワイヤー掛替作業も極めて楽に行いうろことが期
待できる。
第1図は従来例、第2図〜第5図は本考案の説明図であ
る。 第2図は第3図のローロ矢視図、第3図は第2図のイー
イ矢視図である。 1:クレーンブーム、2:滑車枠、3:支軸、4:滑車
、5ニガイド板。
る。 第2図は第3図のローロ矢視図、第3図は第2図のイー
イ矢視図である。 1:クレーンブーム、2:滑車枠、3:支軸、4:滑車
、5ニガイド板。
Claims (1)
- クレーンブーム先端の滑車枠、該滑車枠に取り付けた支
軸、該支軸に取付けた滑車、該滑車の側面に近接させて
前記支軸に軸承させたガイド板よりなり、前記ガイド板
を滑車枠に対し固定した状態でクレーンブームを略水平
状態から略直立状態の間で起伏動させた起伏範囲におい
て、前記滑車の上方部分に位置する部分を前記滑車の外
径より大径とし、前記滑車の下方部分に位置する部分を
前記滑車の外径より小径となるよう構成し、かっガイド
板の滑車枠に対する固定を解除することにより支軸上で
回動可能としたことを特徴とするクレーンブームの滑車
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110180U JPS6011914Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | クレ−ンブ−ムの滑車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110180U JPS6011914Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | クレ−ンブ−ムの滑車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56144083U JPS56144083U (ja) | 1981-10-30 |
JPS6011914Y2 true JPS6011914Y2 (ja) | 1985-04-18 |
Family
ID=29636487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4110180U Expired JPS6011914Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | クレ−ンブ−ムの滑車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011914Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6610250B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2019-11-27 | コベルコ建機株式会社 | ロープ外れ止め構造 |
-
1980
- 1980-03-27 JP JP4110180U patent/JPS6011914Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56144083U (ja) | 1981-10-30 |
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