JP2601920Y2 - 作業機の傾斜面支持装置 - Google Patents

作業機の傾斜面支持装置

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JP2601920Y2
JP2601920Y2 JP1993055586U JP5558693U JP2601920Y2 JP 2601920 Y2 JP2601920 Y2 JP 2601920Y2 JP 1993055586 U JP1993055586 U JP 1993055586U JP 5558693 U JP5558693 U JP 5558693U JP 2601920 Y2 JP2601920 Y2 JP 2601920Y2
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JP
Japan
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亘 湯川
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Nippon Road Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばテストコース
や競輪場等の斜面を敷均す作業を行なう際に作業機がず
り落ちることがないよう支持する作業機の傾斜面支持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜面で作業を行なう作業機を、
ずり落ちることがないよう支持する手段としては、支持
作業機を作業機と一緒に走行させながら傾斜面の上方か
らワイヤによって支持するタイプと、傾斜面の下から延
長した支持アームによって支持するタイプが良く知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した如く傾斜面上
の作業機は、傾斜面の上方から支持する手段と、下から
支持する手段があり、上方からワイヤによって支持する
前者の手段にあっては、ワイヤによる自由度によって支
持に無理がなく、支持安定性の面で優れているが、傾斜
面の上端部に支持作業機の走行の障害となるフェンス等
の構造物がある場合、それが、撤去可能な場合はよい
が、撤去が不可能な構造物の場合には、作業ができなく
なるなど作業に制約を受ける不具合いがあった。
【0004】また、傾斜面の下から支持アームによって
支持する手段にあっては、機体を下から支えるようにな
るため、作業に制約を受けることがない半面、全く自由
度のない支持アームの先端で機体を支持する一点支持と
なることと、また、機体の重心位置が支持点より上方に
あるため、支持バランスがとりにくく支持安定性の面で
望ましくなかった。
【0005】そこで、この考案は、支持安定性に優れる
と共に作業に制約を受けることのない作業機の傾斜面支
持装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、傾斜面に沿って配置される作業機の機
体に、進行方向と直交する貫通した開口部を設け、その
開口部に、係合部材を設ける一方、前記傾斜面の下方に
配置される支持作業機の機体から前記開口部を貫通する
支持アームを延長し、その支持アームの先端部を、前記
開口部に設けられた係合部材と回動自在に係合させたも
のである。
【0007】
【作用】かかる作業機の傾斜面支持装置によれば、作業
機は、支持作業機から延長された支持アームによって傾
斜面の下から支持されるようになる。したがって、構造
物等に影響されることなく作業が行えるようになる。
【0008】この作業時において、支持アームによる機
体の支持点は、機体の重心位置より上方に位置し、か
つ、回動自在となっているため支持バランスがとり易
く、安定した支持状態が得られるようになる。また、支
持部に無理な負荷が働くことなく作業が行えるようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0010】図中1は前後にローラ2,2を有するロー
ドローラ等の作業機を示しており、作業機1の機体3に
は、進行方向(図1矢印イ)に対して直交する貫通した
開口部5が設けられている。
【0011】機体3の開口部5には、支持アーム7の先
端部と係合し合う係合部材となるワイヤ9が開口部5を
横切るよう配置されている。
【0012】ワイヤ9の一端は、機体3に結合されると
共に他端は、駆動モータ11によって正転・逆転自在に
制御される回転ドラムに巻取られている。したがって、
回転ドラム13の正転又は逆転によってワイヤ9の巻取
り及び繰出しが可能となる。
【0013】支持アーム7は、支持作業機15の機体1
7に対して、一方の基部側がピン20によって結合支持
され、シリンダ19及びピストン21とから成る油圧装
置23によって前記ピン20を支点として自由端側の上
下動が可能となっている。なお、油圧装置23のシリン
ダ19は機体17側に、ピストン21は支持アーム7側
にそれぞれ結合されている。
【0014】また、支持アーム7の先端側は、支持ロー
ラ25上に載置セットされ、先端部は、シリンダ27に
対して伸縮可能なピストン29に滑車31が設けられた
形状となっている。先端の滑車31は、前記開口部5を
貫通し、ワイヤ9と係合している。滑車31とワイヤ9
の係合部位は、作業機1の機体3を下から支持する支持
点となっていて、ワイヤ9による自由度により全方向に
わたる動きが可能となっている。
【0015】支持ローラ25は、開口部5のほぼ中央部
位を横切るよう前後に長い形状となっており、軸受部材
33,33によって回転自在に両端支持されている。
【0016】このように構成された傾斜面支持装置によ
れば、支持作業機15から延長された支持アーム7によ
って傾斜面上の作業機1を下から支持できるようにな
る。したがって、支持作業機15と作業機1を一緒に走
行させることで、作業機1による傾斜面の転圧作業がフ
ェンスFに影響されることなく支障なく行なえるように
なる。
【0017】この場合、支持点となる滑車31とワイヤ
9の係合部位は、上下、左右いずれの方向に対して動き
が可能になることと併せて、機体3の重心位置より上方
にあるため、機体3を上方から支持する働きが得られる
結果、安定した支持バランスが無理なく得られるように
なる。しかも、支持点に無理な負荷が作用することなく
作業が行なえる。
【0018】また、作業時において、ワイヤ9を繰出す
ことで、図3に示すようにワイヤ9の繰出し量に対応し
て作業機1を下降させることが可能なり、幅広い転圧作
業Dが行なえるようになる。
【0019】なお、滑車31とワイヤ9の係合部位をボ
ールジョイントタイプにすることも可能である。
【0020】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案の作業
機の傾斜面支持装置によれば、機体を傾斜面の下から支
持することができるため、傾斜面上方の構造物に影響さ
れることなく作業が行なえるようになる。
【0021】また、支持アームによる支持点は、回動自
在で、かつ、機体の重心位置より上方に設定することが
できるため、安定した無理のない支持バランスが得られ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる作業機を示した概要平面図。
【図2】図1の概要側面図。
【図3】作業状態を示した概要平面図。
【図4】同上の概要側面図。
【符号の説明】
1 作業機 3 機体 5 開口部 7 支持アーム 9 ワイヤ(係合部材) 15 支持作業機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜面に沿って配置される作業機の機体
    に、進行方向と直交する貫通した開口部を設け、その開
    口部に係合部材を設ける一方、前記傾斜面の下方に配置
    される支持作業機の機体から前記開口部を貫通する支持
    アームを延長し、その支持アームの先端部を、前記開口
    部に設けられた係合部材と回動自在に係合させたことを
    特徴とする作業機の傾斜面支持装置。
JP1993055586U 1993-10-14 1993-10-14 作業機の傾斜面支持装置 Expired - Fee Related JP2601920Y2 (ja)

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