JP2846422B2 - 作業車 - Google Patents

作業車

Info

Publication number
JP2846422B2
JP2846422B2 JP17435690A JP17435690A JP2846422B2 JP 2846422 B2 JP2846422 B2 JP 2846422B2 JP 17435690 A JP17435690 A JP 17435690A JP 17435690 A JP17435690 A JP 17435690A JP 2846422 B2 JP2846422 B2 JP 2846422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
propelled
vehicle
turntable
trolley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17435690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0464662A (ja
Inventor
邦夫 田中
聖吾 中村
雅史 和田
克己 小林
紘一 根尾
直 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP17435690A priority Critical patent/JP2846422B2/ja
Publication of JPH0464662A publication Critical patent/JPH0464662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2846422B2 publication Critical patent/JP2846422B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は作業車に関し、特に、建築現場において作業
員を載せて移動する自走台車と、この自走台車に連結さ
れ、自走台車によって移動される運搬台車とを備える作
業車に関する。
(従来の技術) 昇降可能な作業ステージを備える自走台車と、該自走
台車に分離可能に連結されかつ自走台車によって移動さ
れる、昇降可能な荷台を備える運搬台車とからなる作業
車が提案されている(特開平2−13657号公報)。この
作業車では、平面形状が長方形を呈する自走台車の2つ
の対角線のうち、一方の対角線上に2個の駆動輪を配置
し、他方の対角線上に2個の従動輪を配置している。そ
して、2個の駆動輪を個別に電動機に連結すると共に、
各駆動輪を垂直軸線回りに回転可能に支持し、シリンダ
装置で回転する。
(発明が解決しようとする課題) 前記作業車に、前後方向の移動の外、斜め方向や横方
向の移動をさせようとする場合、各駆動輪をシリンダ装
置によって垂直軸線回りに回転させる必要があるが、個
別に作動されるシリンダ装置によって2つの駆動輪の垂
直軸線回りの回転角度を正確に一致させることは難し
い。
また、2個の駆動輪が対角線上に間隔において配置さ
れているため、一方の駆動論の接地荷重と他方の駆動輪
の接地荷重とが異なることもある。この状態では、2個
の駆動輪の駆動力が異なるようになり、自走台車の進行
方向を正確に定めることができなくなる。
したがって、本発明の目的は、2つの駆動輪を垂直軸
線回りに同期して回転でき、しかも2つの駆動輪による
進行方向を正確に定めうる作業車を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段、作用、効果) 本発明は、昇降可能な作業ステージを有する自走台車
と、連結手段を介して前記自走台車に分離可能に結合さ
れかつ前記自走台車によって移動される、昇降可能な荷
台を有する運搬台車とを備える作業車であって、前記自
走台車は、垂直軸線回りを回転可能でありかつ所定の位
置に固定可能であるターンテーブルと、該ターンテーブ
ルの前記垂直軸線に対して対称となるターンテーブルの
下側の部位に配置された2個の駆動輪と、これら駆動輪
を個別に駆動する駆動手段とを含む。
ターンテーブルを垂直軸線回りに回転させると、2個
の駆動輪は相互の位置関係を保持した状態でターンテー
ブルと共に回転する。ターンテーブルを所定の角度回転
した後、ターンテーブルを固定し、駆動輪を個別に駆動
する。2個の駆動輪の駆動回転方向が同じであれば、自
走台車は運搬台車と共に、駆動輪の自走台車に対する向
きに応じて、前方向、後方向、斜め方向または横方向へ
移動する。2個の駆動輪の駆動回転方向が互いに逆であ
れば、自走台車は運搬台車と共に旋回する。
ターンテーブルを垂直軸線回りに回転させることによ
り、2個の駆動輪を相互の位置関係を保持した状態で所
定の角度回転できるため、操作が容易である。
2個の駆動輪の相互の位置関係が不変であることと、
ターンテーブルの下側に配置した2個の駆動輪間の距離
は、自走台車の対角線長さに比べれば十分短くできるた
め、2個の駆動輪に働く接地荷重を実質的に同じ大きさ
に保って2個の駆動輪に同じ大きさの駆動力を発生させ
ることができることから、作業車が駆動力裂により偏っ
て移動することはなく、進行方向を正確に定めうる。
自走台車が昇降可能な作業ステージを備えるため、高
さの異なる箇所での作業が容易にできる。また、運搬台
車が昇降可能な荷台を備えるため、長い資材を、自走台
車の作業ステージと運搬台車の荷台とにわたして同じレ
ベルで運搬でき、安全である。
前記ターンテーブルは、前記自走台車の中央から前記
運搬台車との連結部の方向へ偏って配置されていること
が好ましい。
特に、作業車が斜め方向または横方向へ移動する場
合、ターンテーブルが連結部の方へ偏って配置されてい
れば、自走台車の牽引性が高くなり、運搬台車を円滑に
移動させることができる。
前記自走台車が、前記ターンテーブルをはさんで前記
運搬台車との連結部とは反対となる部分に、従動輪を有
する2本のアウトリガーを備え、該各アウトリガーが、
前記自走台車と前記運搬台車との連結部の中心および前
記ターンテーブルの垂直軸線を含む仮想面に近い位置と
遠い位置とを前記従動輪にとらせることが好ましい。
運搬台車が自走台車から横方向へ張り出す長さである
場合など、従動輪を前記仮想面から遠い位置に置けば、
作業車の移動時の安定性を高めることができる。
前記ターンテーブルは前記駆動手段とは別の駆動手段
を備え、該駆動手段によって時計回りに少なくとも90
゜、そして反時計回りに少なくとも90゜回転する構成と
すれば、自走台車の前後方向の移動の外、斜め方向や横
方向の移動が可能となる。また、ターンテーブルを垂直
軸線回りに回転させる駆動手段が、駆動輪の駆動手段と
は別のものであるため、駆動輪による自走中にターンテ
ーブルを回転させ、作業車の方向を転換することができ
る。
2個の駆動輪の回転数を異ならせることによっても、
移動中の作業車の方向転換は可能であるが、これでは駆
動輪の回転数を変えるための制御機器が駆動輪毎に必要
となり、また制御そのものが複雑になるのに対し、ター
ンテーブルを独立の駆動手段によって回転するようにす
れば、制御機器の数を減らすことができ、制御も簡単で
ある。
前記連結手段が、前記自走台車および前記運搬台車の
一方にねじれ可能に取り付けられた、上下方向に貫通す
る孔を有する第1の継手部材と、前記自走台車および前
記運搬台車の他方に水平軸線の回りを揺動可能に取り付
けられた揺動部、および前記継手部材の貫通孔に相対移
動可能に差し込まれる、前記揺動部から一体に伸びる円
弧状の結合部を有する第2の継手部材とを備える場合、
連結手段は水平方向へ間隔をおいて複数設けられる。そ
して、前記第2の継手部材の前記揺動部が四節リンク機
構の1つのリンクであれば、水平方向へ間隔をおいた複
数の第2の継手部材の揺動部を同時的に遠隔操作するこ
とができる。
作業車が斜め方向または横方向へ移動しようとすると
き、運搬台車が自走台車より若干遅れる傾向になると、
長い資材が自走台車の作業ステージと運搬台車の荷台と
にわたって載っている場合など、運搬台車の遅れによっ
て資材が相対位置を変えるため、作業ステージ上の作業
員に無理な姿勢を強いるようになる。連結手段を水平方
向に間隔をおいて複数設ければ、自走台車と運搬台車と
は水平面内においていわば剛結合され、運搬台車は自走
台車に対して遅れることなく移動する。
前記連結手段によれば、自走台車および運搬台車の一
方が他方に対して上下方向に相対移動でき、かつ水平軸
線の回りを揺動できることから、段差のある箇所におい
て一方が低い方を、他方が高い方を走行することができ
る。また、段差を乗り越えて走行することができる。し
かも、第1の継手部材がねじれ可能であることから、自
走台車および運搬台車の一方がねじれても、他方はねじ
れることなく走行することができる。
前記連結手段が、前記自走台車および前記運搬台車の
一方に水平方向に間隔をおいて設けられた、上下方向に
長く形成された長孔を有する2つの継手部材と、前記自
走台車および前記運搬台車の他方に取り付けられた、前
記各継手部材に対向するピンであって前記長孔への差込
みおよび長孔からの引抜きが可能であり、かつ該長孔に
差し込まれたとき、各継手部材に対して上下方向に相対
移動可能であり、前記運搬台車の円運動方向の相対移動
を可能にするピンとを備えることによっても、水平方向
の剛結合を図り、しかも上下方向の相対移動や揺動が可
能である。この場合、前記2つのピンを、単一のハンド
ルおよび該ハンドルに結合されたクランクによって操作
するようにすれば、同時的な遠隔操作ができる。
(実施例) 作業車は、第1図および第2図に示すように、昇降可
能な作業ステージ10を有する自走台車12と、連結手段14
を介して自走台車12に分離可能に結合され、かつ自走台
車12によって移動される、昇降可能な荷台16を有する運
搬台車18とを備える。
作業ステージ10は昇降機構20によって昇降される。昇
降機構20は、X字状に配置された2本のロッド22、24か
らなる2つの支持枠26と、シリンダ装置28とを備える。
2つの支持枠26は、第1図において紙面に垂直な方向
に間隔をおいて配置される。各支持枠26のロッド22は自
走台車12の支持壁13に枢着されており、他方、ロッド24
はローラ25を有し、このローラ25が支持壁13に設けた溝
30内に滑動可能に配置されている。ロッド22の上方を端
部にローラ23が取り付けられ、ローラ23は作業ステージ
10に設けた溝32内に滑動可能に配置されている。そし
て、ロッド24の上方の端部は作業ステージ10に枢着され
ている。
ロッド22とロッド24との交差部に連結ロッド34が、2
本のロッド22、24が互いに揺動できるように差し込まれ
ている。連結ロッド34は一方の支持枠から他方の支持枠
に伸びている。シリンダ装置28が自走台車12と連結ロッ
ド34とに揺動可能に結合されている。シリンダ装置28を
伸縮すると、ロッド22、24が揺動し、作業ステージ10が
昇降する。
自走台車12は、垂直軸線Oの回りを回転可能なターン
テーブル36を備える。2個の駆動輪38が、垂直軸線Oに
対して対称となるターンテーブル36の下側の部位に配置
されている。これら駆動輪38は個別の駆動手段によって
駆動される。
第2図および第3図に示す実施例では、ターンテーブ
ル36の下側面で垂直軸線Oに対して対称となる部位に2
つの電動機40が取り付けられており、左の駆動輪38が左
の電動機40の出力軸に、そして右の駆動輪38が右の電動
機40の出力軸に固定されている。このように、2個の駆
動輪38は個別に駆動されるが、2つの電動機40は同一性
能のものである。
ターンテーブル36は平面形状が円形を呈するもので、
上下に配置したベアリング42を介してベアリングケース
44に回転可能に支持され、ベアリングケース44が自走台
車12に圧入されている。ターンテーブル36はその上側面
にかさ歯車46を備え、他方、自走台車12に電動機48が取
り付けられている。かさ歯車50が電動機48の出力軸に固
定され、これはかさ歯車46とかみ合っている。ターンテ
ーブル36は電動機48によって垂直軸線Oの回りに時計回
りに少なくとも90゜、そして反時計回りに少なくとも90
゜回転され、その回転角度を角度検出器37によって検出
する。
自走台車12に、レバー52によって回転するストッパ54
が取り付けられている。レバー52を右に回すとストッパ
54がかさ歯車46に食い込んで、ターンテーブル36の回転
を阻止するが、レーバ52を左に回すとストッパ54がかさ
歯車46から外れ、ターンテーブル36は自由に回転でき
る。
かさ歯車50に代えてウォームを、またかさ歯車46に代
えてウォーム歯車を用いれば、ストッパ54を設けなくて
もよい。すなわち、ウォームはウォーム歯車を回転でき
るが、逆に、ウォーム歯車はウォームを回転できないた
め、ターンテーブル36の所定位置への停止が確保され
る。
ターンテーブル36は、第1図および第2図に示す実施
例では、自走台車12の中央から運搬台車18との連結部56
の方向へ偏って配置されている。そして、自走台車12
は、ターンテーブル36をはさんで運搬台車18との連結部
56とは反対となる部分57に、従動輪60を有する2本のア
ウトリガー62を備える。
従動輪60は水平軸線回りと垂直線回りとに自由に回転
できる、いわゆるキャスタであり、アウトリガー62は、
自走台車12と運搬台車18との連結部56の中心およびター
ンテーブル36の垂直軸線Oを含む仮想面Pに近い位置と
遠い位置とを前記従動輪60にとらせるように形成されて
いる。
第2図に示す実施例では、アウトリガー62は、自走台
車12に軸64によって回転可能に支持されている。アウト
リガー62が実線の位置に収納され、固定されると、従動
輪60は仮想面Pに近い位置となり、アウトリガー62が仮
想線の位置に張り出され、固定されると、従動輪60は仮
想面Pから遠い位置となる。アウトリガー62を入れ子式
に形成し、従動輪60に仮想面Pに近い位置と遠い位置と
をとらせることもできる。
運搬台車18が第2図に示うように、自走台車12から横
方向へ張り出した形態であるときなど、アウトリガー62
を仮想線のように突出させ、従動輪60を仮想面Pから遠
い位置に置けば、作業車の走行時だけでなく、停止時の
安定をも図ることができる。
運搬台車18の荷台16は昇降機構70によって昇降され
る。この昇降機構70は昇降機構20と実質的に同じ構成で
あるので、詳細な説明は省略する。運搬台車18は4つの
従動輪72をその下側面に有する。従動輪72はキャスタで
ある。
運搬台車18と自走台車12とを連結する手段14は、たと
えば、運搬台車18および自走台車12にそれぞれ取り付け
た、孔を有する連結金具と、これら連結金具の孔に差し
込まれるピンとによって構成することができる。ピンは
当該孔のある箇所にピンを持って行って孔に差し込むも
のの外、遠隔操作によって孔に差し込むものとすること
ができる。
第4図に示す実施例では、ピン80は扇形のもので、そ
の中心に相当する部分がロッド82に結合されている。自
走台車12に取り付けたブラケット84に細長い孔86が設け
られており、ピン80はロッド82を中心として回転し、孔
86内に差し込まれ、また孔86から抜き取られる。
ロッド82は、運搬台車18に沿って後方まで伸びてお
り、自走台車12の近傍部分に取り付けた軸受88と、自走
台車12から離れた後方部分に取り付けた軸受90とによっ
て回転可能に支持されている。ロッド82の後方の端部に
レバー92が結合され、ロッド82はレバー92によって回転
される。
軸受90に、内ねじを有するロック部材94が回転可能に
支持され、レバー96がロック部材94に結合されている。
他方、ロッド82の端部に外ねじが設けられ、これはロッ
ク部材94の内ねじとかみ合っている。ピン80を回転する
には、まずレバー96を回転してレバー96の軸受90との摩
擦係合を外し、レバー92とレバー96とを一緒に回転す
る。ピン80を孔86に差し込んだ後、ロックするには、レ
バー92を固定した状態でレバー96を回し、レバー96を軸
90に摩擦係合させる。
第2図に示す実施例では、連結手段14は仮想面Pに直
交する方向に間隔をおいて3箇所に設けられ、運搬台車
18と自走台車12との水平面内における剛結合を図ってい
る。この場合、連結手段14は上下方向においては、運搬
台車18および自走台車12の一方が他方に対して相対的に
移動できる自由度を有し、また一方が他方に対して揺動
できる自由度を有することが好ましい。
第5図に示す連結手段14は前記要件を満たすものであ
って、自走台車12にねじれ可能に取り付けられた継手部
材100と、運搬台車18に揺動可能に設けられた継手部材1
02とを備える。これに代え、継手部材100を運搬台車18
に、そして継手部材102を自走台車12に設けるようにし
てもよい。
継手部材100は軸部104を有し、軸部104の端部は球面1
05となっている。軸部104に、上下方向に貫通する孔106
が開けられている。他方、自走台車12に凹球面108が形
成されており、球面105が凹球面108に密接している。軸
部104が突き通っている孔109の口径は軸部104の径に実
質的に等しい。これにより、軸部104は、上下、左右に
揺動することなく、軸部104の軸線の回りのねじれが可
能である。継手部材100のねじれを元に戻すばね110が、
自走台車12と継手部材100と取り付けられている。
継手部材102は揺動部111と、この揺動部111に一体と
なった結合部112とを有する。揺動部111は、水平方向に
伸びる軸114によって運搬台車18に取り付けられ、水平
軸線の回りを揺動可能である。結合部112は揺動部111か
ら円弧状に伸びており、継手部材100の貫通孔106に相対
移動可能に差し込まれる。
継手部材102の揺動部111は、これを直接手に持って継
手部材104の孔106に差し込むことができるが、図示が実
施例では、継手部材102の揺動部111は四節リンク機構の
1つのリンクとなっている。すなわち、リンク116が揺
動部111に揺動可能に結合され、このリンク116は、軸12
0によって運搬台車18に揺動可能に取り付けられたリン
ク118に揺動可能に結合されており、揺動部111、2つの
リンク116、118および運搬台車18によって平行四辺形リ
ンク機構が構成されている。レバー122がリンク118の延
長上に取り付けられている。このレバー122を軸120の回
りに回転させると、継手部材102は軸114の回りを回転
し、結合部112が継手部材100の孔106に入出する。
軸120を、紙面に垂直な方向に伸ばし、複数配置した
四節リンク機構のリンク118を軸120に結合すれば、すべ
ての四節リンク機構を1つのレバー122によって操作で
きる。
第6図に示す連結手段130は連結手段14に代わるもの
である。連結手段130は、自走台車に水平方向に間隔を
おいて設けられた2つの継手部材132と、運搬台車18に
取り付けられ、各継手部材132に対向するピン134とを備
える。この実施例においても、継手部材132を運搬台車1
8に、そしてピン134を自走台車12に設けることができ
る。
各継手部材132は、上下方向に長く形成された長孔136
を有するもので、自走台車12に溶接され、運搬台車に向
けて突出されている。ピン134は長孔136への差込みおよ
び長孔136からの引抜きが可能であり、かつ長孔136に差
し込まれたとき、各継手部材132に対して上下方向Aに
相対移動可能である。そして、運搬台車18がピン134を
中心として揺動し、円運動方向Bにも相対移動可能であ
る。
各継手部材132に対面するように、運搬台車18に凹部1
38を設け、この凹部138の丸孔および継手部材132の長孔
136にピン134を差し込むようにすれば、自走台車12と運
搬台車18とを連結できるが、図示の実施例では、2つの
ピン134は遠隔操作が可能に形成されている。
ピン134は、運搬台車18に溶接され、凹部138の孔138
に連なっている円筒状のガイド140に支持され、ガイド1
40に出入可能である。円板からなるクランク142が軸144
に結合され、軸144は運搬台車18の中央部分で軸受146に
回転可能に支持されている。等しい長さの2本の連結ロ
ッド148が、軸144から上下方向に等間隔をおいてクラン
ク142に揺動可能に結合されており、一方の連結ロッド1
48が左のピン134に、また他方の連結ロッド148が右のピ
ン134に揺動可能に連結されている。ハンドル150が軸14
4に結合されている。
継手部材132を凹部138に差し込んだ後、ハンドル150
を90゜回転すると、ピン134はガイド140によって案内さ
れ、凹部138の孔139に入り、そこから継手部材132の長
孔136に差し込まれ、自走台車12と運搬台車18との連結
が完了する。運搬台車18を自走台車12から離すには、ハ
ンドル150を逆に回転する。
【図面の簡単な説明】
第1図は作業車の側面図、第2図は第1図の2−2線に
沿って切断した断面図、第3図はターンテーブルおよび
この近傍部分の断面図、第4図はピンを遠隔操作する実
施例を示すもので、aは全体の側面図、bは要部の平面
図、cはbの左側面図、第5図aは、連結手段によって
自走台車と運搬台車とを結合した状態を示す側面図、第
5図bは離した状態の運搬台車側の連結手段を示す側面
図、第6図aは別の連結手段を備える作業車の斜視図
で、自走台車と運搬台車とを離した状態を示し、第6図
bは連結した状態の連結部分の側面図である。 10:作業ステージ、 12:自走台車、 14、130:連結手段、 16:荷台、 18:運搬台車、 20、70:昇降機構、 36:ターンテーブル、 38:駆動輪、 40:電動機、 100、102、132、138:継手部材、 116、118:リンク、 134:ピン、 148:クランク、 150:ハンドル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根尾 紘一 愛知県豊川市八幡町黒仏1―47 (72)発明者 長尾 直 愛知県豊川市御油町汲ケ谷226 (56)参考文献 特開 昭58−127839(JP,A) 実開 昭62−157900(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 1/24 E04G 1/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降可能な作業ステージを有する自走台車
    と、連結手段を介して前記自走台車に分離可能に結合さ
    れかつ前記自走台車によって移動される、昇降可能な荷
    台を有する運搬台車とを備える作業車であって、前記自
    走台車は、垂直軸線回りを回転可能でありかつ所定の位
    置に固定可能であるターンテーブルと、該ターンテーブ
    ルの前記垂直軸線に対して対称となるターンテーブルの
    下側の部位に配置された2個の駆動輪と、これら駆動輪
    を個別に駆動する駆動手段とを含む、作業車。
  2. 【請求項2】前記ターンテーブルは、前記自走台車の中
    央から前記運搬台車との連結部の方向へ偏って配置され
    ている、請求項(1)に記載の作業車。
  3. 【請求項3】前記自走台車は、前記ターンテーブルをは
    さんで前記運搬台車との連結部とは反対となる部分に、
    従動輪を有する2本のアウトリガーを備え、 該各アウトリガーは、前記自走台車と前記運搬台車との
    連結部の中心および前記ターンテーブルの垂直軸線を含
    む仮想面に近い位置と遠い位置とを前記従動輪にとらせ
    るように形成されている、請求項(1)または(2)に
    記載の作業車。
  4. 【請求項4】前記ターンテーブルは前記駆動手段とは別
    の駆動手段を備え、該駆動手段によって時計回りに少な
    くとも90゜、そして反時計回りに少なくとも90゜回転可
    能である、請求項(1)または(2)に記載の作業車。
  5. 【請求項5】前記連結手段は、前記自走台車および前記
    運搬台車の一方にねじれ可能に取り付けられた、上下方
    向に貫通する孔を有する第1の継手部材と、前記自走台
    車および前記運搬台車の他方に水平軸線の回りを揺動可
    能に取り付けられた揺動部、および前記継手部材の貫通
    孔に相対移動可能に差し込まれる、前記揺動部から一体
    に伸びる円弧状の結合部を有する第2の継手部材とを備
    える、請求項(1)または(2)に記載の作業車。
  6. 【請求項6】前記第2の継手部材の前記揺動部は四節リ
    ンク機構の1つのリンクである、請求項(5)に記載の
    作業車。
  7. 【請求項7】前記連結手段は、前記自走台車および前記
    運搬台車の一方に水平方向に間隔をおいて設けられた、
    上下方向に長く形成された長孔を有する2つの継手部材
    と、前記自走台車および前記運搬台車の他方に取り付け
    られた、前記各継手部材に対向するピンであって前記長
    孔への差込みおよび長孔からの引抜きが可能であり、か
    つ該長孔に差し込まれたとき、各継手部材に対して上下
    方向に相対移動可能であり、前記運搬台車の円運動方向
    の相対移動を可能にするピンとを備える、請求項(1)
    または(2)に記載の作業者。
  8. 【請求項8】前記2つのピンは、単一のハンドルおよび
    該ハンドルに結合されたクランクによって操作される、
    請求項(7)に記載の作業車。
JP17435690A 1990-07-03 1990-07-03 作業車 Expired - Lifetime JP2846422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17435690A JP2846422B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17435690A JP2846422B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464662A JPH0464662A (ja) 1992-02-28
JP2846422B2 true JP2846422B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=15977196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17435690A Expired - Lifetime JP2846422B2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2846422B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4928414B2 (ja) * 2007-11-14 2012-05-09 シーケーディ株式会社 接続部シール構造及びそれに用いるシール部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0464662A (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2846422B2 (ja) 作業車
JPH0735559U (ja) クローラ式車両のアウトリガ装置
JP2000326880A (ja) 移動ロボット
US4268216A (en) Load lifting and carrying machine
JPS6042160B2 (ja) 構造物作業車
JPH0626576Y2 (ja) 基礎工事用機械
JP4616811B2 (ja) 軌道走行用車両搭載クレーン装置
JP3837646B2 (ja) 長尺部材の建起し用支持装置
JPS63161261A (ja) 板ガラス施工機
JPS5815586B2 (ja) ガイドレ−ルを利用した走行台車の方向転換装置
JPH09301184A (ja) ピッキング又は仕分け用のカート、装置及び台車
JPH0630834B2 (ja) 溶接用無軌条自走台車
CN113279551B (zh) 地面抹平机器人
JPH10237892A (ja) 法面作業車
JPH0733974Y2 (ja) 自走式移動台車
JP2001049999A (ja) 補強用セグメント組立装置
JP2584215Y2 (ja) マニピュレーター式草刈機
JP2017144865A (ja) 作業車両
JPH0232369B2 (ja) Bokiniokerujidotamaagekitonosagyokinosokoshiseiseigyosochi
JPS6020528Y2 (ja) 傾斜地用作業車の走行装置
JP2528840Y2 (ja) 荷重取扱装置
JPS6139659Y2 (ja)
JP3678409B2 (ja) ピッキングフォークリフト
JP2601920Y2 (ja) 作業機の傾斜面支持装置
JP2023125332A (ja) 移動装置