JPS60117502A - 焦電体磁器 - Google Patents

焦電体磁器

Info

Publication number
JPS60117502A
JPS60117502A JP58223277A JP22327783A JPS60117502A JP S60117502 A JPS60117502 A JP S60117502A JP 58223277 A JP58223277 A JP 58223277A JP 22327783 A JP22327783 A JP 22327783A JP S60117502 A JPS60117502 A JP S60117502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porcelain
lead
sensitivity
pyroelectric
electrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58223277A
Other languages
English (en)
Inventor
和順 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP58223277A priority Critical patent/JPS60117502A/ja
Publication of JPS60117502A publication Critical patent/JPS60117502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低周波数領域での電圧感度の良好なゲルマニウ
ム酸鉛系焦電体磁器に関する。
焦電効果型赤外線感応素子として、従来からチタン酸鉛
(PbTi03)系磁器、チタン酸ジルコン酸鉛(pb
’rlo、 −pbzroIl)系磁器等が用いられて
いる。
しかしながらこれらの磁器は焼結のために1100℃以
上の温度が必要であり、焼結中に鉛成分が蒸発するため
特性の安定した緻密な磁器が得難く、また抗電界が高い
ため分極処理時に120℃程度に加熱する必要があった
そこで、700℃程度の焼結温度で緻密な磁器が得られ
しかも室温で容易に分極できるゲルマニウム酸鉛(pb
、Ga2O,、、)が注目され、pb、GaaO+tを
基本組成として、sio、、 Tio、、 hL2o、
などの耐火性酸化物を添加した種々のゲルマニウム酸鉛
系磁器材料が提案されている。
ところで焦電効果型赤外線感応素子の電圧感度および検
出能は磁器の厚さが薄い程良好である。
ところが従来組成の磁器薄板では分極の際、絶縁破壊す
ることがあった。この原因は焼結温度が高いために焼結
が進み過ぎ、薄板の電気抵抗が低下するためと考えられ
る。この電気抵抗の低下のため電界をかけると発熱し、
ゲルマニウム酸鉛中の鉛イオンの還元が促進されて金属
鉛が生成され、短絡に至るものと想像される。従ってこ
の絶縁破壊を防ぐには磁器薄板の電気抵抗を高くすれば
良いと考えられる。このように磁器薄板の電気抵抗を高
くすることは、赤外線感応素子の感度を高める効果もあ
る。す々わち、焦電1効果型赤外線感応素子の電圧感度
Rv (Vo 1 t/Wa t t )は一般に次式
で表わされる。
Rv==η・(Q)−P−A−R/G)・(1+θ?r
K2)−”・ 、′l +LIJ”τ丁、)7s4 ・
・・(1)ここで、1は素子の放射率、■はチョッピン
グ角周波数(=2rf’)(S−’)、 Pは焦電係数
(Coul −cm−’ff”)、Aは電極面積(d)
、 Rは素子の電気抵抗〔Ω]、G11−1:累子の熱
コンダクタンス〔watいcrn−”K 〕、τ、は電
気的時定数(−RC: Cは素子の電気容X) (:8
)、τ7は素子の熱的時定数(−H/G;Hは素子の熱
容量)〔S〕である。
1/ωτ、、(l+ω2τT2)−”4キ1んτ7とな
り、上記(す式%式% (2) ( ) また、τT−1〈ω〈τ11のときは、(1+al t
−−’イキ1、(1+の2τ−″″1/2中1/ωτ7
となり、(1)式は次のように々る。
Rv = ’+1 jP−訃R/c・r、= cona
t、・−、−(3)すなわち、電圧感度Rvはωが1 
/lie より小さい領域では一定となシ、ωが1/τ
、よシ充分大きい領域ではRvはωと反比例の関係にな
る。この関係を図示したのが第1図の曲線(&)である
。第1図は横軸、縦軸共に対数目盛で、横軸の変数をω
縦軸の変数をRV としである。曲線(−)で表わされ
る素子の電気容量Cを一定にして、電気抵抗Rを大きく
すると電気的時定数τm(=RC)が大きいτ、′とな
り、 Rq=const、の部分が上昇して曲m(ト)
)のような特性となる。すなわち、曲線(b)によれば
ωの小さい領域でより高い感度が得られる。また、曲線
(−)の素子の電気抵抗Rを一定にして電気容量Cを大
きくすると、電気的時定数τ、が大きくなり、Rv=に
/■の部分が低下して曲線(c)のような特性となる。
この場合はωの全領域で曲線(−))以上に感度を高め
ることができない。以上のことから低周波数領域の感度
を高くするには少なくとも電気抵抗Rを大きくして電気
的時定数τ8 が大きくなるようにすれば良いことが了
解される。
本発明は上記の事情に鑑み、磁器薄板の電気抵抗を高く
して絶縁破壊を防ぎ、同時に電圧感度の向上を図るべく
なされたものである。この目的を達成するため本発明の
磁器はpbIlc6.o、、またはPb、Go、O,、
のpb原子の一部をBa及び/又はsrで置換した組成
式 %式% (但し、式中のXおよびyはそれぞれo<x≦o、iお
よびO≦y≦1の間の値である)のゲルマニウム酸鉛系
磁器粉末に銅化合物をCuとして0.05〜2モルチに
なるように添加して焼結せしめた点を特徴とする。
本発明に用いる銅化合物は焼結温度で分解して酸化銅を
生成するものであれば良く、硝酸銅、硫酸銅等の無機化
合物の他、有機銅化合物も使用できる。酸化銅も使用で
きることは勿論である。
銅化合物の添加によ)磁器の電気抵抗は増加する。
しかしながらCuの添加量が0.05モルチ未満では焦
電係数が低下して電圧感度が無添加の場合と比べてかえ
って低くなり、また2モルチを超えても電圧感度が低く
なる。このためCuはO,OS〜2モルチの範囲内とす
る必要がある。銅化合物の添加方法はゲルマニウム酸鉛
系磁器粉末を成形、焼結する前に添加すれば良いが、該
磁器粉末に予め銅化合物を被覆しておくのが一層好まし
い。この核種方法は例えば硝酸銅、硫酸銅等の水溶液を
磁器粉末に添加し、これを充分混合した後乾燥するのが
簡便である。
本発明によると、特に薄い磁器を製造したとき電気抵抗
を約1桁高めることができ、分極処理時の絶縁破壊を防
ぐと共に低周波数領域での電圧感度の改善をもたらすこ
とができ、歩留シ及び特性の向上に大きく寄与すること
ができる。
以下、本発明の実施例を述べる。
実施例1 それぞれが純度99.9%(D pbo、 GaO2r
 BaCO3。
SrCO3を用い、下記第1表に示す組成になるように
秤量混合し、白金ルツボ中で650℃で仮焼した後90
0℃で溶融させ、該溶融物を純水中に投入して急冷破砕
l−てガラス化した。得られたガラス素粉を650〜7
00℃の温度で2許間熱処理して結晶化を進め、冷却後
325メツシユ以下に粉砕した。次いで該粉末に純度9
99チのCub。
5i02 + T’02をそれぞれ0.4モルチおよび
0.8モルチずつ添加し、メタノールを使用して湿式で
混合した。該混合物を乾燥後350メツシユ以下に粉砕
し、2000に9/−の圧力を適用して直径10■、厚
さ111I+I+の円盤状に成形し、大気中720℃で
3時間焼成して磁器化した。得られた各磁器の両面に直
径8鰭の銀電極を焼き付け、比抵抗と誘電率を測定した
。なお、比較のため添加剤を加えない磁器を作り、同様
に特性を測定した。
磁器組成と比抵抗及び誘電率を下記第2表に示す。第2
表の結果からCUOが比抵抗を大きくする効果のあるこ
とが判る。
第】表 実施例2 実施例1で作成した組成Hのゲルマニウム酸鉛系磁器粉
末に純度99.9%の硝酸銅の水溶液を種々の比率で添
加し、充分混合した後乾燥した。この粉末とビヒクル(
それぞれ重量基準で、ブチルカルピトールアセテ−) 
38 %、ターピネオール38%、ジブチルフタレート
10%、エチルセルロース5チ、ポリビニルブチラール
6%、界面活性剤3%から成る)をN量比で70:30
になるように調合し、混練してペースト状とした。この
ペーストをメチルセルロース被膜を形成しであるガラス
台板上に直径35叫の円形パターンを有するスクリーン
で印刷塗布し、60℃で乾燥4&該合板を水中に浸漬し
、メチルセルロースの溶解にj9剥離した生シートを更
に60℃で乾燥し、これをイツトリア安定化ジルコニア
板で挾んで720℃で3時間焼成し、直径3m、厚さ的
80μの磁器薄板を得た。得られた薄板の両面にCr及
びAuを蒸着して直径2簡の電極を形成し、誘電率と比
抵抗を測定した後、35 KV/2m の電界下で2時
間分極処理した。分極処理した磁器薄板の焦電係数と、
500にの黒体炉から放射された赤外線入射光を15H
zとIHzでチョッピングしたときの電圧感度をそれぞ
れ測定した。結果を下記第3表に示す。
なお比較のため、硝酸銅を添加しないで製造した磁器薄
板についても同様の測定を行なった。
第3表の結果から先ずCu無添加の場合の比抵抗が、薄
板(’s oμ)に寿ると厚板(1■)時の約1/10
に低下していることが判る。このため分極時に絶縁破壊
が起り、4回目でやつと分極処理ができた。Cuを添加
すると比抵抗は1桁向上し、絶縁破壊は全く無かった。
更に第3表の結果から、Cu添加量が0.05モルチ未
満及び2モル係超過の場合、焦電係数が低下する結果電
圧感度がn(下することが判る。このためCu添加量は
0.05〜2モルチとする必要がある。特にチョッピン
グ周波数I T(Z の場合、このCu添加量の範囲で
電、圧感度が10〜40q6改善されているが、この周
波数領域は人体検知用として特に有用な領域であり、本
発明の有効性が確かめられた。
第2表 第3表
【図面の簡単な説明】
第1図は重圧感度(Rv)と電気的時定数(τ8)との
関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ケルマニウムWi鉛(Pb506sOtt)またはゲル
    マニウム酸鉛のpb原子の一部をバリウム■り及び/又
    はストロンチウム(S r)で置換した組成式%式% (但し、式中のXおよびyはそれぞれO(x≦0.1お
    よび0≦y≦1 の間の値である)のゲルマニウム酸鉛
    系磁器粉末に銅化合物をCu として0.05〜2モル
    チ添加して焼結せしめてなる焦電体磁器。
JP58223277A 1983-11-29 1983-11-29 焦電体磁器 Pending JPS60117502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58223277A JPS60117502A (ja) 1983-11-29 1983-11-29 焦電体磁器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58223277A JPS60117502A (ja) 1983-11-29 1983-11-29 焦電体磁器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60117502A true JPS60117502A (ja) 1985-06-25

Family

ID=16795602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58223277A Pending JPS60117502A (ja) 1983-11-29 1983-11-29 焦電体磁器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60117502A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07242845A (ja) 電極用導電性塗料およびその製造法
JPS60117502A (ja) 焦電体磁器
JP2694366B2 (ja) 非還元性誘電体磁器
JPS60117501A (ja) 焦電体磁器
JPS6042277A (ja) 磁器組成物
JPH0570242B2 (ja)
JPH0195406A (ja) 誘電体セラミック用焼結助剤
JP2808758B2 (ja) チタン酸バリウム系半導体磁器の焼成方法
CN117658619A (zh) 高退极化温度的无铅热释电陶瓷材料及其制备方法和应用
KR920009172B1 (ko) 반도체 세라믹 축전기 및 그 제조방법
JP2865927B2 (ja) 誘電体磁器組成物の製造方法
JP3432604B2 (ja) 誘電体磁器組成物およびセラミックコンデンサ、およびそれらの製造方法
JPS62132755A (ja) 磁器組成物
JPS59127826A (ja) 粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ
JPH0238540B2 (ja)
JPH10212161A (ja) 正特性サーミスタ材料及びその製造方法
JPS6126207B2 (ja)
JPS6332807A (ja) 誘電体磁器組成物
JPS6053451B2 (ja) 誘電体磁器の製造方法
JPH09227229A (ja) 高周波用誘電体組成物
JPS6332809A (ja) 誘電体磁器組成物
JPS6339540B2 (ja)
JPH0360789B2 (ja)
JPS61253812A (ja) 半導体コンデンサ用磁器組成物
JPS63155504A (ja) 還元再酸化型半導体コンデンサ磁器組成物