JPS59127826A - 粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ - Google Patents

粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ

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JPS59127826A
JPS59127826A JP397383A JP397383A JPS59127826A JP S59127826 A JPS59127826 A JP S59127826A JP 397383 A JP397383 A JP 397383A JP 397383 A JP397383 A JP 397383A JP S59127826 A JPS59127826 A JP S59127826A
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JP
Japan
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semiconductor porcelain
grain boundary
capacitance
grain
capacitor
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Pending
Application number
JP397383A
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English (en)
Inventor
治文 万代
康行 内藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、小型で大容量が得られる粒界絶縁型半導体
磁器コンデンサに関する。
従来、粒界絶縁形半導体磁器コンデンサとしてはその構
成材料にチタン酸バリウムを主体とするものがある。こ
れは大きな静電容量が得られるも(7]D−30℃〜+
80°Cの温度範囲において+20℃のときの静電容量
を基準としたとき最大±40%程度の変化を示し、誘電
体損失(tanδ)も太きく電気的特性を十分に満足し
たものでなかった。一方、チタン酸バリウムを主体とす
るものに代わって、チタン酸ストロンチウムを主体とす
るものがある。これによれば、静電容量変化率を小さく
することができるとともに、tanδも小さいものが得
られるという効果を有する。
ところで、かかる効果を有するこの種のコンデンサ用磁
器素体として(Sr=、、−Ba′x) TiO2(x
 =0.30〜0.50)を主成分としたものがすでに
提案されている(特公昭56−54026号公報)。し
かしながら、この成分範囲のものでは、コンデンサを構
成した場合に、静電容量にばらつきを生じやすく、また
、高温負荷試験における絶縁抵抗(IR)の劣化が太き
いため、信頼性が充分でなかった。
一方、上記成分の半導体磁器を用いて構成されるコンデ
ンサの電極としては、従来より銀が広く用いられている
。しかしながら銀は高価であり、かつ、リード線等を半
田付けする際には銀が半田中に拡散するいわゆる銀くわ
れが発生し、電極としての特性が大きく変化して容量の
歩留りが悪くなるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、
粒界絶縁形半導体磁器として、(S r、=xXBaX
) TiO2(X 〜0.15〜0.30)を主体とし
、かつ、この成分を有する半導体磁器にアルミニウムを
主体とする電極を焼付けすることにより形成するように
したもので、これによって信頼性が高く、銀電極に比べ
てさらに大きな静電容量が得られ、かつ、その歩留りも
大きい粒界絶縁形半導体磁器コンデンサを提供すること
を目的とするものである。
以下、本発明の構成を実施例についてさらに詳述する。
第1図は本発明の粒界絶縁形半導体磁器コンデンサの縦
断面図である。この粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ1
は(5rl=鴻、 Ba> ) TiO2(x = 0
.15〜0.30)を主体とする半導体磁器2の結晶粒
界が絶縁体化されており、この半導体磁器2の対向上衣
面2a、2bにそれぞれアルミニウドを主体とする電極
3a、3bが焼付けにより形成されて構成されている。
上記半導体磁器2の組成等についてさらに具体的に述べ
ると、(Sr、=)(Bax) TiO2(x 〜0.
15〜0・30)を主体として、その他にチタン酸塩、
ジルコン酸塩を含む主成分に対し、La、  Yなどの
希土類元素、Nb、 Ta、  Wなどの半導体化剤を
含有し、かつ、最大結晶粒径が100μ以上であり、結
晶粒代 界が金属酸化物により絶縁体されてなる。上記(Br、
=y、、 Bay ) TiO2のX 1l−1i0.
15〜0.30の範囲が好ましい。この範囲に限定した
のは、Xが0.15未満になると静電容量が低下し、大
容量化が図れなくなり、また0、30以上だと、静電容
量のばらつきが生じやすくなるためである。また(Sr
、二x’ BaX)T103に、その他のたとえばCa
T103などのチタン酸塩、  BaZrO3などのジ
ルコン酸塩のりちの少なくとも一種を含有させる場合は
、含有さWる量は10モル係以下が適当である。これは
10モモル係超えると、その含有効果である焼結性の向
上や、電気特性の再現性が期待できないからである。さ
らに、半導体化剤の含有範囲としては0・1〜1・0モ
ル係が好ましい。この範囲を外れると通常、中性または
還元性雰囲気中で焼成してもlO°〜10−1Ω・a程
度と十分な値の半導体磁器2が得られなくなる。また、
上記組成にさらにMnを添加する場合もある。このMn
の含有範囲としてはMnO3に換算して0.02〜0.
2モル係の範囲が好ましい。これは後述の結晶粒径の制
御と、絶縁抵抗の向上にMnが有効であるが、これを充
分発揮さ七るためには上記した範囲が適当だからである
。半導体磁器2の結晶粒界を絶縁体化するには、Mn、
 Bi、 Cu、 Pb。
B、Eliなどの金属酸化物の化合物を熱処理により、
結晶粒界に拡散さぎる方法が採られる。この他絶縁体化
処理の方法としては、蒸着法などの乾式めっきにより半
導体磁器20表面に付与したのち熱処理する方法、ある
いは、金属酸化物のペーストを塗布し、そののち熱処理
する方法などがある。
この半導体磁器2は原料を所定比率に混合し、一定の形
に成型したのち、中性または還元性雰囲気中で焼成され
るが、得られた半導体磁器2の結晶粒径、特に最大結晶
粒径が100μ以上であることが好ましい。100μ未
満の場合には静電容量、静電容量温度変化率がそれぞれ
低下することになる。
最大結晶粒径を100μ以上とするには、組成比の調整
、焼成条件などにより制御する。また、最大結晶粒径の
最大値は250μまでが限度である。これは250μを
越えると電気特性が劣化するとともに大きな静電容量を
得るための薄膜化に障害となるからである。
次に、上記粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ1を製作す
るための手順を製造工程に清って説明し、また、これに
より得られた上記コンデンサ1の電気特性を測べた結果
も併せて示すことにする。
まず、第2図に示すように、BaCO3,SrCO3,
TiO2の主材料とY2O3の半導体化剤の所定量を秤
量、混合し、1150°Cで2時間仮焼した(工程■)
。次いで、結合剤として酢酸ビニル系樹脂を10重量係
加えて湿式粋砕しく工程■)、30メツ/ユのふるいで
整粒したのち、成形圧カフ50ηで直径]00n、肉厚
0.5 、、の円板に成形した(工程111)。
この成形円板を空気中1150°Cで一坦予備焼成し、
さらに、窒素98容量チ、水素2容量チからなる還元性
雰囲気中にて2〜4時間郷成した(工程■)。これによ
り、(Sr d、460 Ba 9、t’M” Y’d
、o’@’j ′) TiO3の組成を有する半導体磁
器2を得た。引き続いて、金属酸化物のペーストを半導
体磁器2の表面に塗布しく工程v)、空気中1150℃
で2時間波数熱処理を行ない結晶粒界を絶縁体化した(
工程■)。上記金属酸化物のペーストとして次のものを
使用した。
Bi。O3: 42重量%、CuO:4重量%、  M
nCO3: 4重景チ、樹脂ワックス:50重量係 次いで、絶縁体化した半導体磁器2の対向主表面2a、
2bにそれぞれアルミニウムペーストラ直径9.21n
、の円形にスクリーン印刷の手法により塗布しく工程■
)、次いで、これを800°Cで30分間焼付けて電極
3a、3bを形成し、所期のコンデンサ1を製作した(
工程■)。なお、上記アルミニウムペーストとしては、
アルミ金属粉末(エンゲルノ・ルト社:A−3113)
に、硼硅酸系からなるガラスフリットなどを有機ビヒク
ルと・(インダーに混合したものを使用した。
上記により得たアルミ焼付電極3a+3bを有する粒界
絶縁形半導体磁器コンデンサ1の電気特性を測定した結
果を第1表、第2表ならびに第3図にそれぞれ示す。
第1表 第2表 表ならびに図中の半導体磁器Aは上記によって作成した
本発明に係る組成を有するものであり、また、半導体磁
器Bは比較例であって(Sr (、!、、oU Ba&
、197己j Y9.品31))Ti03の組成を有す
るもので、その他の製作条件は半導体磁器Aと同一であ
る。また、第コー表および第2表には半導体磁器人、B
に対し電極としてアルミニウムの地銀を焼付けて形成し
たものも比1咬のために併記している。なお、表ならび
に図中の各電気特性は次に示す条件で測定した値である
静電容量(Cs )、誘電体損失(tanδ)、温度2
0°C2周波数1 KHz 、電圧Q 、2 Vrms
以下で測定。
絶縁抵抗(IR):温度20 ’Cにおいて試料の厚み
(単位mm )当り、直流電圧10Vを印加した60秒
後の値。
静電容量温度特性(ΔTC):+20’Cを基準とし、
−25°C〜+185°Cの温度範囲における最大許容
量変化率を示した値。
耐電圧(BDV):温度20℃で直流電圧を印加して測
定。
また第3図に示した高温負荷試験の試験条件は次のとう
りである。
温度85°Cの雰囲気中で直流電圧を15V印加した状
態で絶縁抵抗(IR)の経時変化を測定。
第1表からアルミニウムの焼付電極は銀の焼付電極に比
べて静電容量(CB)が太きい。また第2表より本発明
に係る半導体磁器Aは電極が銀、アルミニウムいづれの
場合でも静電容量のばらつきが比較材の半導体磁器Bに
比べて少なく、容量の再現性が高い。また、第3図に示
した高温負荷試験において、電極としては共にアルミニ
ウムの焼付電極を使用1〜でいるが、同図からも本発明
のものは長時間経過後の絶縁抵抗(IR)の変化率が小
さく、安定性が保たれることが理解される。
以上のように、本発明によれば、静電容量のばらつきが
少なく、かつ、高温負荷試験においても絶縁抵抗の劣化
が少々い。しかも、銀電極のように半田付けによって静
電容量の値が大きく変化することもないので、安定性が
高く、信頼性に優れたものとなる。さらに、銀電極に比
べて大きな静電容量が得られるので小型化も可能となる
という実用−L優れた効果か発揮される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は粒界絶縁形半導
体磁器コンデンサの縦断面図、第2図は同コンデンザの
製作工程の一例を示す流れ図、第3図は高温負荷試験結
果を示す特性図である。 1・・粒界絶縁形半導体磁器コノデンザ、2・・粒界絶
縁形半導体磁器、3a、3b・・電極。 −11−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  (Sr、−XBa、 ) TiO2(x =
    0.15〜0.30)を主体とし、これにチタン酸塩、
    ジルコン酸塩ヲ含む主成分に対し、La、  Yなどの
    希土類元素、Nb、 Ta、 Wなどの半導体化剤とを
    含有し、かつ、最大結晶粒径が100μ以上であって、
    その結晶粒界がMn、 Bi、 Cu、 Pb、  B
    、 SLなどの金属酸化物により絶縁体化されてなる粒
    界絶縁形半導体磁器の対向主表面に、それぞれアルミニ
    ウムを主体とする電極が焼付けにより形成されているこ
    とを特徴と−する粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ。
JP397383A 1983-01-13 1983-01-13 粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ Pending JPS59127826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6490515A (en) * 1987-09-30 1989-04-07 Sumitomo Metal Ind Semiconductor porcelain material

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