JPS6249977B2 - - Google Patents

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JPS6249977B2
JPS6249977B2 JP54130524A JP13052479A JPS6249977B2 JP S6249977 B2 JPS6249977 B2 JP S6249977B2 JP 54130524 A JP54130524 A JP 54130524A JP 13052479 A JP13052479 A JP 13052479A JP S6249977 B2 JPS6249977 B2 JP S6249977B2
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JP
Japan
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tio
crystal grain
semiconductor
semiconductor porcelain
porcelain
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JP54130524A
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JPS5654026A (en
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Harufumi Bandai
Kunitaro Nishimura
Masami Yamaguchi
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Priority to US06/193,400 priority patent/US4403236A/en
Priority to DE19803037968 priority patent/DE3037968A1/de
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Publication of JPS6249977B2 publication Critical patent/JPS6249977B2/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ用
の組成物に関するものである。 従来、小型で大容量のコンデンサとしては、堰
層容量形半導体磁器コンデンサ、表面絶縁層型半
導体磁器コンデンサ、あるいは粒界絶縁形半導体
磁器コンデンサがある。これら各種の半導体磁器
コンデンサの標準的な電気特性を第1表に示し
た。
【表】 第1表中の電気特性は次に示す条件で測定した
値である。 静電容量(Cs),誘電体損失(tanδ): 温度20℃,周波数1KHz,電圧0.2Vrms以
下で測定した値。 絶縁抵抗(IR):温度20℃において、試料の厚
み単位mm当り、直流電圧10Vを印加した30
秒後の値である。 静電容量温度特性(△TC): +20℃を基準として、−25℃〜185℃の温度
範囲における最大容量変化率を示した値。 静電容量変化率(DCB): 温度20℃において、直流電圧0.2Vを印加
したときの静電容量に対して、直流電圧
10Vを印加したときの静電容量の変化を百
分率で表わした値。 歪率:温度20℃、周波数1KHz、印加電圧1Vにお
ける全高調波歪率を示した値。 周波数特性(E.S.R.):1MHz付近の値。 第1表から明らかなように、堰層形半導体磁器
コンデンサは静電容量(Cs)が400〜500nF/cm2
(見掛誘電率200000前後)であるが、tanδが大き
く、IRは小さい値しか示さなかつた。また表面
絶縁層形半導体磁器コンデンサは、tanδ,△
TC,DCB,歪率などの特性に良好なものが得ら
れなかつた。さらに粒界絶縁形半導体磁器コンデ
ンサは表面絶縁層形半導体磁器コンデンサにくら
べてほとんどすぐれた電気特性を示すが、静電容
量がせいぜい300nF/cm2であつた。 したがつて、この発明は上記した各種のコンデ
ンサのうち、粒界絶縁形半導体磁器コンデンサ用
の組成物に関し、電気特性に良好なものが得られ
るとともに、特に静電容量が450〜550nF/cm2
非常に大きな値を示すコンデンサが得られる組成
物を提供することを目的とする。 粒界絶縁形半導体磁器を構成する組成物は、
(Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)と、または
(Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)を主体とし
てその他にチタン酸塩、ジルコン酸塩を含んだも
のが主成分となり、半導体化剤としてLa,Yな
どの希土類元素、Nb,Ta,Wなどを含有させる
とともに、さらにMnを含有させたものである。
また必要に応じSiO2,Al2O3のうち少なくとも1
種を含有させたものである。 上記したうち、(Sr1-xBax)TiO3のxは0.30〜
0.50の範囲が好ましい。この範囲に限定したのは
xが0.30未満になると、Csが低下し、△TCが悪
くなり、0.50を超えると、Csが低下し、tanδが
大きくなり、さらに△TCが悪くなる。 また、(Sr1-xBax)TiO3に、その他の、たとえ
ばCaTiO3などのチタン酸塩、BaZrO3などのジル
コン酸塩のうち少なくとも1種を含有させる場
合、含有させる量は10モル%以下が適当である。
これは10モル%を超えると、その含有対果である
焼結性の向上や、電気特性の再現性が期待できな
いからである。 さらに、半導体化剤の含有範囲としては、0.1
〜1.0モル%が好ましい。この範囲を外れると通
常中性または還元性雰囲気中で焼成しても、10゜
〜10-1Ω・cm程度と十分な値の半導体磁器が得ら
れなくなる。 さらにまた、Mnの含有範囲としてはMnO2に換
算して0.02〜0.2モル%の範囲が好ましい。 これは後述するように半導体磁器の最大結晶粒
径が100μ以上であることが電気特性に好ましい
結果を示すが、結晶粒径を制御しやすくするのに
Mnが大きな役割を果たし、その役割を果たす範
囲として、上記した範囲にあることが好ましい。
つまり、0.02モル%未満ではこのような効果が顕
著ではなく、0.2モル%を超えるとtanδが大きく
なる傾向にある。さらにMnの役割を詳述する
と、結晶粒径を制御する方法は種々あるが、その
一例として主成分のモル比を変化させる方法があ
る。このときMnを含有していないと、最大結晶
粒径を100μ以上にする場合、主成分のモル比を
変化して所望の結晶粒径を得ることのできる領域
が狭くなる。しかしMnを添加させると、主成分
のモル比を広い範囲で変化させても、100μ以上
の最大結晶粒径が容易に得られるという効果をも
たらすのである。 また、SiO2,Al2O3のうち少なくとも1種を含
有させると、焼成温度を低下させることができ、
絶縁破壊も高めることができる。このうちSiO2
の含有範囲としては0.05〜0.5モル%が好まし
い。これはSiO2が0.05モル%未満では焼成温度が
高くなり、0.5モル%を超えると誘電率の低下が
見られる。またAl2O3の含有範囲としては0.02〜
0.2モル%が好ましい。これは0.02モル%未満で
は絶縁破壊が高くならず、0.2モル%を超えると
誘電率の低下が見られる。 半導体磁器の結晶粒界を絶縁体化するには、
Mn,Bi,Cu,Pb,BおよびSiのうち少なくとも
1種(ただし、B,Siのいずれか1種のみは除
く)からなる金属、酸化物などの化合物を結晶粒
界に熱処理により拡散させる方法が採られる。こ
のような組合わせ以外ではIRの低下が見られ
る。なお、このような組み合わせが満足されてい
れば、そのほかに他の金属あるいは化合物を用い
てもよい。絶縁体化処理するには、蒸着法などの
技術により半導体磁器表面に付与したのち熱処理
する方法、あるいは金属酸化物のペーストを塗布
し、熱処理する方法などがある。 この半導体磁器組成物は、原料を所定比率に混
合し、一定の形に成型したのち、中性または還元
性雰囲気で焼成されるが、得られた半導体磁器の
結晶粒径、特に最大結晶粒径が100μ以上である
ことが電気特性に好ましい結果を示す。もし100
μ未満であれば、Cs,△TC,DCBが低下するこ
とになる。最大結晶粒径を100μ以上とするに
は、たとえば、(Sr1-xBax)TiO3のxの割合を調
整するとか、半導体化剤の含有量を調整するなど
の組成比の調整、焼成条件などにより制御する。
また、最大結晶粒径の最大値は250μまでが限度
である。これは250μを超えると電気特性が劣化
するとともに、大きな静電容量を得るための薄膜
化に障害となるからである。 なお、半導体磁器には特性に影響を与えない程
度に不可避的な不純物が含まれることが許容され
るが、そのほか鉱化剤としてMn,SiO2,Al2O3
のほかに、TiO2,ZnO,Bi2O3,CuOなどを含有
させると、焼結性、つまり、焼成温度を下げても
緻密な磁器が得られるという効果をもたらし、再
現性、つまり、同じ温度で焼成しても特性のバラ
ツキが生じないという効果をもたらす。含有させ
る範囲は明確に限定できないが、特性改善のため
微量含有させればよい。 以下、この発明を実施例に従つて詳細に説明す
る。 実施例 第2表の組成比の半導体磁器が得られるよう
に、SrCO3,BaCO3,TiO2,CaTiO3,BaZrO3
どの主材料、Y2O3,La2O3,WO3などの半導体化
剤、MnCO3,SiO2,Al2O3,TiO2などの鉱化剤
を秤量、混合し、1100℃で2時間仮焼した。 次いで酢酸ビニル系樹脂を10重量%加えて湿式
粉砕し、30メツシユの篩で整粒したのち、成型圧
力750Kg/cm2で直径10mmφ、肉厚0.5mmの円板に成
型した。 成型円板を空気中1150℃で一旦予備焼成し、さ
らに窒素98容量%、水素2容量%からなる還元性
雰囲気にて1400℃で2〜4時間焼成し、半導体磁
器を得た。 得られた半導体磁器の結晶粒界を絶縁体化する
ため、あらかじめ用意していた金属酸化物のペー
ストを塗布方法により半導体磁器表面に付与し、
空気中1150℃で2時間熱処理を行い、結晶粒界を
絶縁体化した。 金属酸化物のペーストの種類としては次のよう
なものを用い、各試料に付与する金属酸化物のペ
ーストは記号A,B,Cで第2表に示した。 A:Pb3O4 45重量%、CuO 5重量%、樹脂ワニ
ス 50重量% B:Bi2O3 45重量%、H3BO3 5重量%、樹脂ワ
ニス 50重量% C:MnCO3 45重量%、Bi2O3 5重量%、樹脂ワ
ニス 50重量% なお、樹脂ワニスは、エチルセルロースをα―
テレピネオールで希釈したものである。 さらに、粒界絶縁形半導体磁器の両面に銀ペー
ストを印刷、塗布し、800℃で30分間焼付けてコ
ンデンサを作成した。 得られたコンデンサについて電気特性を測定
し、その結果を第3表に示した。なお、電気特性
を測定条件は、第1表に示した特性の測定条件と
同じである。また、第2表、第3表中※印を付し
たものはこの発明範囲外のものであり、それ以外
は発明範囲内のものである。
【表】
【表】
【表】 上記した実施例から明らかなように、この発明
によれば、Csが450nF/cm2以上で、△TCが±10
%以内であり、しかもtanδ,DCB,歪率,E.S.
Rのの各特性とも実用上十分な値を示し、粒界絶
縁形半導体磁器コンデンサ用の組成物として工業
利用上有用なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)、また
    は(Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)を主体と
    してその他にチタン酸塩、ジルコン酸塩を含む主
    成分に対し、(a)La,Yなどの希土類元素、Nb,
    Ta,Wなどの半導体化剤、および(b)Mnを含有
    し、かつ最大結晶粒径が100〜250μである半導体
    磁器であつて、その半導体磁器の結晶粒界が、
    Mn,Bi,Cu,Pb,BおよびSiのうち少なくとも
    1種(ただし、B,Siのいずれか1種のみは除
    く)により絶縁体化されてなる粒界絶縁形半導体
    磁器組成物。 2 (Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)、また
    は(Sr1-xBax)TiO3(x=0.30〜0.50)を主体と
    してその他にチタン酸塩、ジルコン酸塩を含む主
    成分に対し、(a)La,Yなどの希土類元素、Nb,
    Ta,Wなどの半導体化剤、(b)Mn、および(c)
    SiO2,Al2O3のうち少なくとも1種を含有し、か
    つ最大結晶粒径が100〜250μである半導体磁器で
    あつて、その半導体磁器の結晶粒界が、Mn,
    Bi,Cu,Pb,BおよびSiのうち少なくとも1種
    (ただし、B,Siのいずれか1種のみは除く)に
    より絶縁体化されてなる粒界絶縁形半導体磁器組
    成物。
JP13052479A 1979-10-09 1979-10-09 Grain boundary insulating type semiconductor porcelain composition Granted JPS5654026A (en)

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US06/193,400 US4403236A (en) 1979-10-09 1980-10-02 Boundary layer type semiconducting ceramic capacitors with high capacitance
DE19803037968 DE3037968A1 (de) 1979-10-09 1980-10-08 Halbleiter-keramik-kondensator vom grenzschicht-typ

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JPS6159813A (ja) * 1984-08-31 1986-03-27 ティーディーケイ株式会社 半導体磁器組成物
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