JPS6011707B2 - 1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウラシル誘導体およびその製造法 - Google Patents
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウラシル誘導体およびその製造法Info
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- JPS6011707B2 JPS6011707B2 JP52090383A JP9038377A JPS6011707B2 JP S6011707 B2 JPS6011707 B2 JP S6011707B2 JP 52090383 A JP52090383 A JP 52090383A JP 9038377 A JP9038377 A JP 9038377A JP S6011707 B2 JPS6011707 B2 JP S6011707B2
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- carboxyalkylcarbamoyl
- fluorouracil
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、5−フルオロウラシル譲導体に開するもので
詳しくは、一般式(1)(式中、Rは水素原子または低
級アルキル基を表わし、nは0ないし5である。
詳しくは、一般式(1)(式中、Rは水素原子または低
級アルキル基を表わし、nは0ないし5である。
)で表わされる1−カルポキシアルキルカルバモイル−
5−フルオロウラシル譲導体およびその製造法に関する
ものである。
5−フルオロウラシル譲導体およびその製造法に関する
ものである。
一般式(1)で表わされる1−カルポキシアルキルカル
バモィル−5−フルオロウラシル誘導体は、すぐれた制
癌作用を有する化合物であり、医薬領域において有用性
を有するものである。
バモィル−5−フルオロウラシル誘導体は、すぐれた制
癌作用を有する化合物であり、医薬領域において有用性
を有するものである。
これらの化合物は、5−フルオロウラシルと一般式(ロ
)(式中、Rおよびnは、一般式(1)におけると同じ
意味を表わし、R′は低級アルキル基を表わす。
)(式中、Rおよびnは、一般式(1)におけると同じ
意味を表わし、R′は低級アルキル基を表わす。
)で表わされるィソシアナートとを反応させて、一般式
(m)(式中、R、R′およびnは一般式(1)および
一般式(0)におけると同じ意味を表わす。
(m)(式中、R、R′およびnは一般式(1)および
一般式(0)におけると同じ意味を表わす。
)で表わされる化合物を合成し、次いで、この化合物で
加水分解することによって製造することができる。5−
フルオロウラシルと一般式(0)で表わされるィソシア
ナートとの反応は、有機溶媒中で行なうのが適当である
。
加水分解することによって製造することができる。5−
フルオロウラシルと一般式(0)で表わされるィソシア
ナートとの反応は、有機溶媒中で行なうのが適当である
。
適当な溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ピリジン、ピコリン、ルチジンなどを挙
げることができる。反応温度は、通常、室温ないし16
0℃であり、好ましくは50℃ないし120℃である。
アセトアミド、ピリジン、ピコリン、ルチジンなどを挙
げることができる。反応温度は、通常、室温ないし16
0℃であり、好ましくは50℃ないし120℃である。
反応後、反応液から溶媒を蟹去して、一般式(m)で表
わされる化合物を炉取する。
わされる化合物を炉取する。
必要ならば、この化合物を再結晶などの方法によって精
製することができる。この化合物の加水分解は、通常鉱
酸中、60〜70qoで30分間ないし1時間加熱する
ことによって行なうことができる。鉱酸としては、塩酸
、硫酸、リン酸などが挙げられる。一般式(1)で表わ
される1−カルボキシアルキルカルバモィル−5−フル
オロウラシル誘導体は、5−フルオロウラシルにホスゲ
ンを作用させ、その生成物に一般式(W)(式中、R、
R′およびnは、一般式(1)および一般式(0)にお
けると同じ意味を表わす。
製することができる。この化合物の加水分解は、通常鉱
酸中、60〜70qoで30分間ないし1時間加熱する
ことによって行なうことができる。鉱酸としては、塩酸
、硫酸、リン酸などが挙げられる。一般式(1)で表わ
される1−カルボキシアルキルカルバモィル−5−フル
オロウラシル誘導体は、5−フルオロウラシルにホスゲ
ンを作用させ、その生成物に一般式(W)(式中、R、
R′およびnは、一般式(1)および一般式(0)にお
けると同じ意味を表わす。
)で表わされるアミンを反応させて、一般式(m)で表
わされる化合物を合成し、次いで、この化合物を加水分
解するか、あるいは5−フルオロウラシルにホスゲンを
作用させた生成物に、一般式(V)(式中、Rおよびn
は、一般式(1)におけると同じ意味を表わす。
わされる化合物を合成し、次いで、この化合物を加水分
解するか、あるいは5−フルオロウラシルにホスゲンを
作用させた生成物に、一般式(V)(式中、Rおよびn
は、一般式(1)におけると同じ意味を表わす。
)で表わされるアミンを反応させることによって製造す
ることもできる。
ることもできる。
5−フルオロウラシルにホスゲンを作用させるのは、前
掲のような有機溶媒中で行なうのが適当である。
掲のような有機溶媒中で行なうのが適当である。
ホスゲンを作用させることによって生成するものは、1
−クロロカルボニル−5ーフルオロウラシルであると考
えられるが、この化合物を単離する必要はなく、そのま
)、一般式(W)または一般式(V)で表わされるアミ
ンと反応させればよい。以下、実施例により、本発明の
化合物の製造法を具体的に説明する。
−クロロカルボニル−5ーフルオロウラシルであると考
えられるが、この化合物を単離する必要はなく、そのま
)、一般式(W)または一般式(V)で表わされるアミ
ンと反応させればよい。以下、実施例により、本発明の
化合物の製造法を具体的に説明する。
実施例 1
6ーフルオロウラシル11.30夕(0.087モル)
をピリジン40の‘に溶かし、これにメトキシカルボニ
ルメチルイソシアナート13.0夕(0.113モル)
を加え、80℃で4時間反応を行なった。
をピリジン40の‘に溶かし、これにメトキシカルボニ
ルメチルイソシアナート13.0夕(0.113モル)
を加え、80℃で4時間反応を行なった。
反応後、反応液からピリジンを減圧留去し、残留物をク
ロロホルム300泌に溶かして、その溶液を炉過した。
炉液を水100私に2回洗浄したのち、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、クロロホルムを蟹去した。残留物をエタ
ノールから50凧‘力)ら再結晶して、次式で表わされ
る化合物の白色結晶15.05夕を得た。収率70.5
%。融点149〜150℃。この結晶の元素分析結果は
、下記のとおりで計算値とよく一致した。
ロロホルム300泌に溶かして、その溶液を炉過した。
炉液を水100私に2回洗浄したのち、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、クロロホルムを蟹去した。残留物をエタ
ノールから50凧‘力)ら再結晶して、次式で表わされ
る化合物の白色結晶15.05夕を得た。収率70.5
%。融点149〜150℃。この結晶の元素分析結果は
、下記のとおりで計算値とよく一致した。
C日F N
実測値(%) 39.12 3.27 7.50 16
.90計算値(%) 39.19 3.29 7.75
17.14(C8比FN305として)なお、この化
合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−こ
)は、6=3.36(水分?)、3.67と3.72(
班、s、C瓜)、3.85(IH、d、J!6HZ、C
Qの1つ)、4.17(IH、d、Jこ6日ムC比の1
つ)、6‐60(裏日、t、J=6日公NH)、7‐8
1(菱日、d、J=55日公C6−H)、8‐49(幾
日、d、J:6HZ、C6−H)、9‐98隻、J=6
HZ、NH)および12.0(IH、broad、NH
)にシグナルを有し、またその赤外線吸収スペクトルは
、3300(S)、324い312い1755(S)、
167(S)、1525、1446、1415、136
0、1255(S)、12001185、113ul0
70、1005、975、92u 87および800伽
‐1に吸収を有するものであった。
.90計算値(%) 39.19 3.29 7.75
17.14(C8比FN305として)なお、この化
合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−こ
)は、6=3.36(水分?)、3.67と3.72(
班、s、C瓜)、3.85(IH、d、J!6HZ、C
Qの1つ)、4.17(IH、d、Jこ6日ムC比の1
つ)、6‐60(裏日、t、J=6日公NH)、7‐8
1(菱日、d、J=55日公C6−H)、8‐49(幾
日、d、J:6HZ、C6−H)、9‐98隻、J=6
HZ、NH)および12.0(IH、broad、NH
)にシグナルを有し、またその赤外線吸収スペクトルは
、3300(S)、324い312い1755(S)、
167(S)、1525、1446、1415、136
0、1255(S)、12001185、113ul0
70、1005、975、92u 87および800伽
‐1に吸収を有するものであった。
この化合物10夕を濃塩酸100の【に加え、6ぴ0で
30分間加熱した。溶媒を濃縮後、析出する結晶を炉取
し、水50泌で洗浄し、エタノール100の‘から再結
晶して次式で表わされる化合物の無色針状晶8.9夕を
得た。収率94%。融点186〜189℃(分解)この
結晶の元素分析結果は下記のとおりで計算値とよく一致
した。
30分間加熱した。溶媒を濃縮後、析出する結晶を炉取
し、水50泌で洗浄し、エタノール100の‘から再結
晶して次式で表わされる化合物の無色針状晶8.9夕を
得た。収率94%。融点186〜189℃(分解)この
結晶の元素分析結果は下記のとおりで計算値とよく一致
した。
C日F N
実測値(%) 36.30 2.54 8.06 18
.03計算値(%) 36.38 2.62 8.22
18.18(C7瓜FN305として)なお、この化
合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−d
6)は、4.03(2日、d、J=6HZ、NHC比)
、8.40(IH、d、J=7HZ、C6一H)、9.
45(IH、t、J=6日2、NH)にシグナルを有し
、またその赤外線吸収スペクトルは325u 3200
、308017251690および1510伽‐1に主
な吸収を有するものであった。
.03計算値(%) 36.38 2.62 8.22
18.18(C7瓜FN305として)なお、この化
合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−d
6)は、4.03(2日、d、J=6HZ、NHC比)
、8.40(IH、d、J=7HZ、C6一H)、9.
45(IH、t、J=6日2、NH)にシグナルを有し
、またその赤外線吸収スペクトルは325u 3200
、308017251690および1510伽‐1に主
な吸収を有するものであった。
実施例 2
5ーフルオロウラシル2.6夕(0.02モル)をピリ
ジン60の‘に溶かし、氷冷しながらホスゲン0.04
モルを吹き込み、30分間燈拝したのち窒素ガスで過剰
のホスゲンを追い出した。
ジン60の‘に溶かし、氷冷しながらホスゲン0.04
モルを吹き込み、30分間燈拝したのち窒素ガスで過剰
のホスゲンを追い出した。
次いで冷却下にグリシン1.5夕(0.02モル)を少
量ずつ加え、さらにトリェチルアミン4.05夕(0.
04モル)を徐々に加えた。氷冷下に1時間反応したの
ち、トリェチルァミン塩酸塩の沈殿を炉取し、炉液を減
圧留去した。残留物に1規定塩酸20の‘加えて析出す
る結晶を炉別、水洗、さらに乾燥した後エタノールから
再結晶して、実施例1の目的化合物と同じ1−力ルボキ
シメチルカルバモイル−5−フルオロウラシル2.96
夕を得た。収率64%。実施例 3 5ーフルオロウラシル1.3夕(0.01モル)をピリ
ジン6の‘に溶かし、これに8−ェトキシカルボニルー
エチルイソシアナート1.72夕(1.012モル)を
加えて、90qoで1.5時間反応を行なった。
量ずつ加え、さらにトリェチルアミン4.05夕(0.
04モル)を徐々に加えた。氷冷下に1時間反応したの
ち、トリェチルァミン塩酸塩の沈殿を炉取し、炉液を減
圧留去した。残留物に1規定塩酸20の‘加えて析出す
る結晶を炉別、水洗、さらに乾燥した後エタノールから
再結晶して、実施例1の目的化合物と同じ1−力ルボキ
シメチルカルバモイル−5−フルオロウラシル2.96
夕を得た。収率64%。実施例 3 5ーフルオロウラシル1.3夕(0.01モル)をピリ
ジン6の‘に溶かし、これに8−ェトキシカルボニルー
エチルイソシアナート1.72夕(1.012モル)を
加えて、90qoで1.5時間反応を行なった。
反応終了後、反応液からピリジンを蟹去し、残留物をク
ロロホルム200泌および希塩酸20物上で抽出して不
純物を除き、残った白色粉末を炉取した。この白色粉末
をエタノールから再結晶して、軟化点151〜15y0
で分解点283℃の次式で表わされる化合物1.53夕
を得た。また、クロロホルム層からも同一化合物0.8
1夕を得た。収率86.5%。このものの元素分析結果
は、下記のとおりで、計算値とよく一致した。C日F
N 実測値(%) 44.12 4.38・ 7.03
16.42計算値(%) 43.96 4.43 6.
95 15.38(C,虹,2FN305として)なお
、この化合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DM
SO−d6)は、6=1.22(斑、t、CQ)、2,
58(斑、m、CH2CO)、3,40(が、m、側臥
4‐14脚m、。
ロロホルム200泌および希塩酸20物上で抽出して不
純物を除き、残った白色粉末を炉取した。この白色粉末
をエタノールから再結晶して、軟化点151〜15y0
で分解点283℃の次式で表わされる化合物1.53夕
を得た。また、クロロホルム層からも同一化合物0.8
1夕を得た。収率86.5%。このものの元素分析結果
は、下記のとおりで、計算値とよく一致した。C日F
N 実測値(%) 44.12 4.38・ 7.03
16.42計算値(%) 43.96 4.43 6.
95 15.38(C,虹,2FN305として)なお
、この化合物の核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DM
SO−d6)は、6=1.22(斑、t、CQ)、2,
58(斑、m、CH2CO)、3,40(が、m、側臥
4‐14脚m、。
瓜)、6‐o5(誓日、t、J=6日2・NH)、7‐
78(奪H、d、J=6日公C6−H)、846(旨日
、t、J:6日ムC6−H)、941(誓日、t、J=
6HZ、NH)および11.5(IH、broad、N
H)にシグナルを有し、また、その赤外線吸収スペクト
ルは、34003280、3030175ふ1720、
1690および1515弧‐1に主要な吸収を有するも
のであった。この化合物1のこ濃塩酸10のとを加え、
60℃で30分間加熱した。
78(奪H、d、J=6日公C6−H)、846(旨日
、t、J:6日ムC6−H)、941(誓日、t、J=
6HZ、NH)および11.5(IH、broad、N
H)にシグナルを有し、また、その赤外線吸収スペクト
ルは、34003280、3030175ふ1720、
1690および1515弧‐1に主要な吸収を有するも
のであった。この化合物1のこ濃塩酸10のとを加え、
60℃で30分間加熱した。
溶媒を濃縮後、析出する結晶を炉取し、水で5奴で洗浄
し、エタノールlow‘から再結晶して、次式で表わさ
れる目的化合物の無色板状晶0.84夕を得た。収率8
9%、融点173〜175こ0(分解)。このものの元
素分析値は下記のとおりで計算値とよく一致した。
し、エタノールlow‘から再結晶して、次式で表わさ
れる目的化合物の無色板状晶0.84夕を得た。収率8
9%、融点173〜175こ0(分解)。このものの元
素分析値は下記のとおりで計算値とよく一致した。
C日F N
実測値 39.15 3.18 7.60 17.4
2計算値 39.19 3.29 7.75 17.
14(C8比FN305として)なお、この化合物の核
磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−d6)は、
6=2.55(幻、t、J=6HZ、CQCO)、3.
60(が、quanet、J=6HZ、NHCH2)、
8.47CIH、d、J=7HZ、C6一H)、9.4
2(IH、t、J=6Hz、NH)にシグナルを有し、
また、その赤外線吸収スペクトルは3300、3100
、3050、2840、1740、1720(S)、1
660および1520伽‐1に主要な吸収を有するもの
であった。
2計算値 39.19 3.29 7.75 17.
14(C8比FN305として)なお、この化合物の核
磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:DMSO−d6)は、
6=2.55(幻、t、J=6HZ、CQCO)、3.
60(が、quanet、J=6HZ、NHCH2)、
8.47CIH、d、J=7HZ、C6一H)、9.4
2(IH、t、J=6Hz、NH)にシグナルを有し、
また、その赤外線吸収スペクトルは3300、3100
、3050、2840、1740、1720(S)、1
660および1520伽‐1に主要な吸収を有するもの
であった。
実施例 4
5−フルオロウラシル2.60夕(0.02モル)をピ
リジン60泌に溶かし、氷冷しながらホスゲン0.04
モルを吹し、込み、3■ご間燭拝したのち窒素ガスで過
剰のホスゲンを追い出した。
リジン60泌に溶かし、氷冷しながらホスゲン0.04
モルを吹し、込み、3■ご間燭拝したのち窒素ガスで過
剰のホスゲンを追い出した。
次いで、冷却下にアラニンヱチルヱステル塩酸塩3.0
7夕(0.02モル)を加え、さらにトリエチルアミン
4.05夕(0.04モル)を徐々に加えた。氷却下に
1時間反応を行なったのち、トリヱチルアミン塩酸塩の
沈殿を行なったのち、トリェチルアミン塩酸塩の沈殿を
炉別し、炉液を濃縮した。残留物をクロロホルムloo
の‘に溶かし希塩酸50の上で2回洗浄したのち、溶液
を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで、この溶液を
濃縮し、石油エーテルを加え、析出した沈殿物を炉駁し
て、次式で表わされる化合物3.6夕を得た。収率66
%。このものの核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:CD
C13)は、6=1.4(細、m、CH3)4.0〜4
.7(班、m、CH2、CH)、8.52(IH、d、
CH)および9.65(IH、broad、NH)にシ
グナルを有し、また、その赤外線吸収スペクトルは、3
360、3240、3080、2980、1740、1
700、1635、15紙、1522、1460、13
40、1280、1205、1155、1074、10
20および796弧‐1に主要な吸収を有するものであ
った。
7夕(0.02モル)を加え、さらにトリエチルアミン
4.05夕(0.04モル)を徐々に加えた。氷却下に
1時間反応を行なったのち、トリヱチルアミン塩酸塩の
沈殿を行なったのち、トリェチルアミン塩酸塩の沈殿を
炉別し、炉液を濃縮した。残留物をクロロホルムloo
の‘に溶かし希塩酸50の上で2回洗浄したのち、溶液
を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで、この溶液を
濃縮し、石油エーテルを加え、析出した沈殿物を炉駁し
て、次式で表わされる化合物3.6夕を得た。収率66
%。このものの核磁気共鳴吸収スペクトル(溶媒:CD
C13)は、6=1.4(細、m、CH3)4.0〜4
.7(班、m、CH2、CH)、8.52(IH、d、
CH)および9.65(IH、broad、NH)にシ
グナルを有し、また、その赤外線吸収スペクトルは、3
360、3240、3080、2980、1740、1
700、1635、15紙、1522、1460、13
40、1280、1205、1155、1074、10
20および796弧‐1に主要な吸収を有するものであ
った。
この化合物2夕を濃塩酸20私に加え、60午○で1時
間加熱した。
間加熱した。
溶媒を減圧蟹去し、析出する結晶を水20の‘で洗浄し
、炉取した。メタノールlow‘から再結晶して次式で
表わされる化合物の無色針状晶1.5夕を得た。収率8
5%。融点145〜146℃(分解)。このものの元素
分析値は下記のとおりで計算値とよく一致した。
、炉取した。メタノールlow‘から再結晶して次式で
表わされる化合物の無色針状晶1.5夕を得た。収率8
5%。融点145〜146℃(分解)。このものの元素
分析値は下記のとおりで計算値とよく一致した。
C日N ○
実測値 39.41 3.35 7.42 17.47
計算値 39.19 3.29 7.75 17.1
4(C8はFN305として)なお、この化合物の核磁
気共鳴スペクトル(溶媒:DMSO−−も)は6=1.
41(斑、d、J=7HZ、CQ)、4.39(IH、
m、一CH−)、8.37(IH、d、J=7HZ、C
6−H)、9.58(IH、d、J=6、NH)にシグ
ナルを有し、またその赤外線吸収スペクトルは3300
、3190、3150、1730、1690(S)、1
660、1500、1460、1440、1350、1
270、1200、1090、1070および640肌
‐1に主要な吸収を有するものであった。
計算値 39.19 3.29 7.75 17.1
4(C8はFN305として)なお、この化合物の核磁
気共鳴スペクトル(溶媒:DMSO−−も)は6=1.
41(斑、d、J=7HZ、CQ)、4.39(IH、
m、一CH−)、8.37(IH、d、J=7HZ、C
6−H)、9.58(IH、d、J=6、NH)にシグ
ナルを有し、またその赤外線吸収スペクトルは3300
、3190、3150、1730、1690(S)、1
660、1500、1460、1440、1350、1
270、1200、1090、1070および640肌
‐1に主要な吸収を有するものであった。
実施例1〜4と同様にして製造した一般式(1)の化合
物の融点、核磁気共鳴スペクトルのデータ−を第1表に
掲げる。
物の融点、核磁気共鳴スペクトルのデータ−を第1表に
掲げる。
第1表
本発明の化合物について、下記の方法によって、制蓮活
性(生存日数延長率:ILS%)を測定した。
性(生存日数延長率:ILS%)を測定した。
1群6匹のBDF系マウスにリン/ッ性白血病瞳嬢細胞
L1210を1×1ぴ個腹控内に移植し、24時間後よ
り5日間、181回ずつ100雌′k9の検体を0.5
%CMCに懸濁した液0.1の‘をマウスに強制投与、
する。
L1210を1×1ぴ個腹控内に移植し、24時間後よ
り5日間、181回ずつ100雌′k9の検体を0.5
%CMCに懸濁した液0.1の‘をマウスに強制投与、
する。
生存日数延長率(比S%)は、次式によって計算する。
山S%=午;側。
山S%=午;側。
T:検体投与群の死亡に至る日数(投薬開始日を1日目
とする)C:コントロール群の死亡に至る日数(同上)
測定の結果、本発明の化合物の検体投与量100雌/k
9の場合の生存日数延長率(山S%)は、ほとんど20
〜40%の範囲内にあり、例えば、第1表の化合物番号
6の化合物のIB%は、24であり、また、化合物番号
4の化合物のそれは、22であった。
とする)C:コントロール群の死亡に至る日数(同上)
測定の結果、本発明の化合物の検体投与量100雌/k
9の場合の生存日数延長率(山S%)は、ほとんど20
〜40%の範囲内にあり、例えば、第1表の化合物番号
6の化合物のIB%は、24であり、また、化合物番号
4の化合物のそれは、22であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
nは0ないし5である。 )で表わされる1−カルボキシアルキルカルバモイル−
5−フルオロウラシル誘導体。2 式▲数式、化学式、
表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 3 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 4 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 5 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 6 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 7 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 8 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 9 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 10 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 11 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物である特許請求の範囲第1項記載の
1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウ
ラシル誘導体。 12 5−フルオロウラシルと一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
R′は低級アルキル基を表わす。 nは0ないし5である。)で表わされるイソシアナート
とを反応させて、一般式▲数式、化学式、表等がありま
す▼ (式中、R、R′およびnは、前記一般式におけると同
じ意味を表わす。 )で表わされる化合物を合成し、次いで、この化合物を
加水分解することを特徴とする一般式▲数式、化学式、
表等があります▼ (式中、Rおよびnは、前記一般式におけると同じ意味
を表わす。 )で表わされる1−カルボキシアルキルカルバモイル−
5−フルオロウラシル誘導体の製造法。 13 5−フルオロウラシルにホスゲンを作用させ、そ
の生成物に一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
R′は低級アルキル基を表わす。 nは0ないし5である。)で表わされるアミンを反応さ
せて、一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、R′およびnは、前記一般式におけると同
じ意味を表わす。 )で表わされる化合物を合成し、次いで、この化合物を
加水分解することを特徴とする一般式▲数式、化学式、
表等があります▼(式中、Rおよびnは、前記一般式に
おけると同じ意味を表わす。 )で表わされる1−カルボキシアルキルカルバモイル−
5−フルオロウラシル誘導体の製造法。 14 5−フルオロウラシルにホスゲンを作用させ、そ
の生成物に一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
nは0ないし5である。 )で表わされるアミンを反応させることを特徴とする一
般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rおよびnは、前記一般式におけると同じ意味
を表わす。 )で表わされる1−カルボキシアルキルカルバモイル−
5−フルオロウラシル誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52090383A JPS6011707B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウラシル誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52090383A JPS6011707B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウラシル誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5427578A JPS5427578A (en) | 1979-03-01 |
JPS6011707B2 true JPS6011707B2 (ja) | 1985-03-27 |
Family
ID=13997038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52090383A Expired JPS6011707B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 1−カルボキシアルキルカルバモイル−5−フルオロウラシル誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011707B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663966A (en) * | 1979-10-29 | 1981-05-30 | Tokyo Kinzoku Kogyo Kk | Pyrimidine derivative and its preparation |
CN110950805A (zh) * | 2019-12-03 | 2020-04-03 | 黑龙江福和制药集团股份有限公司 | 一种细胞毒性小的氟尿嘧啶前药及其制备方法和应用 |
CN116082252A (zh) * | 2022-09-21 | 2023-05-09 | 桂林医学院第二附属医院 | 一种卡莫氟水化物、制备方法、药物组合物及其应用 |
-
1977
- 1977-07-29 JP JP52090383A patent/JPS6011707B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5427578A (en) | 1979-03-01 |
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