JPS63192747A - ホルムアミジンのギ酸塩 - Google Patents

ホルムアミジンのギ酸塩

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JPS63192747A
JPS63192747A JP2448087A JP2448087A JPS63192747A JP S63192747 A JPS63192747 A JP S63192747A JP 2448087 A JP2448087 A JP 2448087A JP 2448087 A JP2448087 A JP 2448087A JP S63192747 A JPS63192747 A JP S63192747A
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cimetidine
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Junichi Imuda
淳一 伊牟田
Hiroaki Tan
丹 弘明
Tatsukazu Ishida
石田 達麗
Noriaki Kihara
木原 則昭
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品、特に潰瘍治療薬として有用なシメチ
ジン(N−シアノ−N′−メチル−N’−(2−((5
−メチル−IH−イミダゾール−4−イル)メチルチオ
)エチル〕グアニジン)およびその類似化合物を製造す
る上で製造原料として有用なホルムアミジンのギ酸塩に
関する。
〔従来の技術、発明が解決しようとする問題点、発明の効果〕
従来、シメチジンあるいはシメチジン関連化合物の製造
方法についてはいくつかの提供がなされている(例えば
特開昭49−75574号公報、特開昭51−1250
74号公報等)が、これらの諸法では高価なイミダゾー
ル誘導体を出発原料として用い、かつ多段階の反応を経
る製造方法であるためコストが高くつく欠点を有してい
た。
本出願人は、一般式〔■〕(式中、Xは塩素原子又は臭
素原子であり、Rは低級アルキル基である。以下同じ。
)で示されるシアノグアニジン誘導体を出発原料とする
シメチジンおよびその類似化合物の新しい製法を既に提
案している(特願昭61−203642号等)。
また、該シアノグアニジン誘導体(II)から誘導され
る特定のα−アシロキシケトン誘導体〔■′〕(R’は
脂肪族低級アシル基)を経由する新しい製法も既に提案
している(特願昭61−278718号)。
本発明者らはシメチジン等の新規な製造方法を更に検討
したところ、本願と同日付の本出願人に係る特許出願で
開示されるようにホルムアミジンのギ酸塩を用いること
によっても従来の問題点を解決でき、更に、シメチジン
等の収率を一層向上でき、または工程を簡略化できるこ
とがわかった。
すなわち、本発明で提供する安価でかつ高収率で得られ
るホルムアミジンのギ酸塩(11を用いることにより前
記特願昭61−203642号の場合よりも一層高収率
でシメチジン等が得られ、あるいは特願昭61−278
718号の場合に対比すればシアノグアニジン誘導体(
I[)からα−アシロキシケトン誘導体〔■“〕(式〔
■′〕においてR’=HC−)へのホルミル化が収率よ
く進行し、引きつづきイミダゾール環を形成させること
ができ、その際にもホルムアミジンのギ酸塩が脱水剤と
して作用すると考えられることから同一反応器で連続し
て、すなわち経済的にシメチジンあるいはシメチジン関
連化合物を得ることができることを見い出した。
このように本発明の化合物はシメチジン等の新規製法に
おいて有用なものである。
なお、ホルムアミジンの塩については塩酸塩、酢酸塩等
いくつかのものが知られている(GAUTIER。
J、−A、、MIOCQLIE、 M、& FARNO
LIX、 C,C,(1975)、 TheChemi
stry of Am1dines and lm1d
ates、 editedby S、PATAl、 P
2S5. New York : John Wile
y)が、ギ酸塩については知られていなかった。該ギ酸
塩の代わりに酢酸塩を前記反応に適用しても殆ど目的物
を得ることができない。また最近ホルムアミジンの亜鉛
錯体であるホルムアミジウムートリス(ホルマト)−亜
鉛(n)に関する報告(RichardE、 Mars
h(1986)、 Acta Cryst、C42,1
327〜132B )がなされたが、この化合物は(H
C(NHg)* ) ”・(Zn(HCO*)s )−
で示されるように本発明の化合物と異なるだけでなく、
その製法に関しても本発明の化合物を経由するものでは
ない。
〔発明の概要〕
本発明は一般式(I) HN”NHt−HCOtH(I ) で表わされるホルムアミジンのギ酸塩に関する。
〔本発明の物質の製法〕
式(1)で示されるホルムアミジンのギ酸塩は、ギ酸ア
ンモニウムにオルトギ酸エステル、例えばオルトギ酸メ
チル、オルトギ酸エチルなどを反応させるか、ギ酸を溶
媒に用いアンモニアと上記オルトギ酸エステルを反応さ
せることにより製造できる。前者の場合、反応は無溶媒
あるいは有機溶媒中で行ってもよく、また後者の場合も
他の有機溶媒も共に用いることができる。このような溶
媒としてはメタノール、エタノールなどの低級アルコー
ル類、ホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミドな
どのアミド類、ギ酸の如き酸性溶媒を挙げることができ
る。ギ酸アンモニウム又はアンモニアに対する溶媒量は
2ないし50重量倍、好ましくは、5ないし30重量倍
であり、ギ酸アンモニウムに対するオルトギ酸エステル
の量は0.1ないし5倍モル、好ましくは0.3ないし
3倍モルで反応温度は20ないし200℃、好ましくは
50ないし150℃で10分ないし8時間、好ましくは
30分ないし4時間反応させる0反応終了後は再結晶に
より目的物を得ることができる。
〔本発明の化合物の有用性〕
本発明の化合物は前記のように本願と同日付の本出願人
に係る特許出願で開示されるイミダゾール誘導体の製法
に示す如く、シメチジン等の新規製造法における原料と
して有用であるゆすなわち本発明の化合物(1) //C\ HN   NH,・HCO□H(I〕 とシアノグアニジン誘導体(II) X 〔式中Xは塩素原子、又は臭素原子であり、Rは低級ア
ルキル基である〕からα−アシロキシケトン誘導体〔■
′〕 を特願昭61−278718号の場合に対比して収率よ
く得ることが出来、引きつづきイミダゾール環を形成さ
せる際にも同一反応器で連続して、すなわち経済的にシ
メチジン、あるいはシメチジン関連化合物(n[) N/CN ■ 〔式中Rは低級アルキル基である〕 を製造することができる。
実施例 ホルムアミジンのギ酸塩の製造ギ酸アンモニウ
ム6.3g(0,1モル)とオルトギ酸メチル23.5
g(0,2モル)を100M1の反応器に加え、100
℃で加熱した。反応が開始するとメタノールとギ酸メチ
ルが生成するのでディーンスタークの装置を用いてこれ
らを除いた。反応には3時間を要した。反応後、反応溶
液を真空ポンプで30分間減圧した後ジオキサン50−
を加え攪拌したところ固体が析出した、この固体を濾過
し、冷エタノール10−で洗浄し、白色の目的物を4.
05g得た(収率90%)。
融点:102〜103℃ l H−NMRスペクトル(db−DMSOlppm 
)7.84    (IH,s ) 8.40    (IH,s ) 質量分析(FD)   45 元素分析 計算値   測定値 C(%)   26.66   26.67H(%) 
   6.72    6.57N(%)   31.
10   30.92このホルムアミジンのギ酸塩は既
知物質であるホルムアミジンのビクレートに誘導するこ
とによりその構造を決定することもできた。つまり、上
記方法で製造したホルムアミジンのギ酸塩225■(2
,5ミリモル)をエタノール4−に溶かし、これにピク
リン酸572■(2,5ミリモル)のエタノール溶液3
0w11を滴下した。室温で攪拌すると黄色の固体が析
出した。この固体を濾過し、エタノール5−で洗浄し、
目的物であるホルムアミジンのピクレートを562■得
た(収率83%)。
融 点:244〜247℃(文献値246〜247℃)
’H−NMR(di−DMSOlppm )7.88 
   (IH,s ) 8.64    (2H,s ) 参考例1 ギ酸アンモニウム0.32g (5ミリモル)、オルト
ギ酸メチル0.53g (5ミリモル)にホルムアミド
2.5−を加え、100℃で2時間攪拌した。この反応
でホルムアミジンのギ酸塩が生成していることはホルム
アミドを真空減圧下で留去した後、NMR分析を行い、
スペクトルがホルムアミジンのギ酸塩と一致したことに
より確認した。この反応液の温度を室温まで下げ、N−
シアノ−N′−メチル−N“−(2−(2−クロル−3
−オキソブチルチオ)エチル〕グアニジン0.13g 
(0,5ミリモル)を加え室温で1時間攪拌した後、リ
ン酸水素アンモニウムナトリウム4水和物0.21g(
1ミリモル)を加えて100℃で2時間反応した。この
反応液の115を分け、高速液体クロマトグラフィーで
分析した(カラム: ZORBAX−ODS (Dup
ont) 、溶媒:水/その結果シメチジンが61%で
生成していることが分かった。残りの反応液をシリカゲ
ルクロマトグラフィーで分離精製しく展開溶媒: Me
OH/ CHCl 。
= 1 /20=MeOH/ CHCl5−1 / 1
0 )、得られたオイルを飽和型ソウ水と酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層をボウ硝で乾燥し、濃縮したと
ころシメチジンの白色結晶を得た。この結晶をイソプロ
パツールより再結晶したところ、融点は140〜142
℃であった。また、この結晶はシメチジン標準品の’ 
H−NMR及びマススペクトル(分子イオンビーク25
3)と一致した。
参考例2 ホルムアミジンのギ酸塩0.23g(2,5ミリモル)
、N−シアノ−N′−メチル−N’−(2−(2−クロ
ル−3−オキソブチルチオ)エチル〕グアニジン0.1
3g(0,5ミリモル)にホルムアミド2.5−を加え
、20℃で1時間攪拌した。この時点でリン酸水素アン
モニウムナトリウム4水和物0.21g(1ミリモル)
を加え、100℃でさらに2時間攪拌した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で示されるホルムアミジンのギ酸塩
JP62024480A 1987-02-06 1987-02-06 ホルムアミジンのギ酸塩 Expired - Lifetime JPH0684340B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000053586A1 (de) * 1999-03-08 2000-09-14 Skw Trostberg Aktiengesellschaft Formamidin-sulfat und -phosphat salze, deren herstellung und deren verwendung zur synthese von 1,3,5-triazin

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.CHEM.SOC=1980 *

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WO2000053586A1 (de) * 1999-03-08 2000-09-14 Skw Trostberg Aktiengesellschaft Formamidin-sulfat und -phosphat salze, deren herstellung und deren verwendung zur synthese von 1,3,5-triazin

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