JPS5914036B2 - リフアマイシンsv誘導体の新規製造法 - Google Patents

リフアマイシンsv誘導体の新規製造法

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JPS5914036B2
JPS5914036B2 JP52063527A JP6352777A JPS5914036B2 JP S5914036 B2 JPS5914036 B2 JP S5914036B2 JP 52063527 A JP52063527 A JP 52063527A JP 6352777 A JP6352777 A JP 6352777A JP S5914036 B2 JPS5914036 B2 JP S5914036B2
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JP
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rifamycin
octylamine
tert
methylidene
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JP52063527A
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悟郎 塚本
法男 相川
恒男 川島
雅裕 田口
勇 内海
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗生物質として有用な、下記の一般式ク5 〔
I〕で示されるリフアマイシンSVの3−イミノメチル
誘導体の新規製造法に関するものである。
一般式3、C22H3605oHoHo9 H3CNH 〔I〕 (式中Rは置換イミノ基、ヒドラソソ基、または置換ヒ
ドラソソ基である。
)で示されるリフアマイシンSVの3−イミノメチル誘
導体は優れた抗菌力を有しており、なかでもリフアンピ
シンと一般に云われる3−〔(4−メチル−1−ピペラ
ジニルイミノ)メチル〕リフアマイシンSVは感染疾患
、とくに結核の化学療法に広く用いられている。この様
な抗生物質として甚だ有用な化合物〔1〕の製造法に関
して特開昭50−41897号公報には、下式で示され
るリフアマイシンSに一般式〔〕(式中R1は低級アル
キル基、低級アルケニル基、炭素数5ないし6のシクロ
アルキル基、ベンジル基あるいはα−またはβ−フエネ
チル基であり、R2は水素あるいは低級アルキル基であ
る。
)で示されるアミン誘導体を反応させて得られる1・3
−オキサジノ〔5・6−C〕リフアマイシン誘導体を製
造中間体とする製造法が記載されている。.しかし乍ら
、かかる従来公知の方法において使用されるアミン誘導
体〔〕は、 2ジヤーナル・オブ・ケミカル・ソサエテ
イ123巻532頁2(J.Chem.SOc.リ?、
532(1923))または7ジヤーナル・オブ・オー
ガニツク・ケミストリ一27巻2749頁″(J.Or
g.Chem.27、2749(1962))に記載さ
れている方法に準じて製造されているが、前者の方法で
は低収率でしか得られず、また一方後者の方法では操作
が繁雑であり、収率も不充分である等の難点があつた。
本発明者等は、化合物〔1〕のより優れた製造法を見い
出すべく種々検討を加えた結果、リフアマイシンSに式
〔〕 で示されるメチリデン一Tert−オクチルアミンを反
応させることにより下式〔〕で示される2・3−ジヒド
ロピリミド〔4・5一b〕リフアマイシン化合物が定量
的かつ容量に得られ、更に該化合物〔〕が下記の如くア
ミン化合物との反応で化合物〔1〕に定量的にかつ容易
に変換し得ることを見い出して本発明を完成した。
即ち、本発明は、リフアマイシンSを不活性有機溶媒中
、メチリデン一Tert−オクチルアミンの少なくとも
2倍モル量と反応させる事により得られる2・3−ジヒ
ドロピリアミド〔4・5−b〕リフアマイシン〔〕を、
不活性有機溶媒中に溶解し、塩基性条件下、第1級アミ
ン、ヒドラジン及び置換ヒドラジンの中から選ばれるア
ミン化合物で処理することからなる化合物〔1〕の新規
製造法である。又、2・3−ジヒドロピリミド〔4・5
−b〕リフアマイシン〔〕は、製造中間体として有用で
あると共に、それ自身抗生物質としても有用である。以
下に本発明方法を具体的に詳述する。
先ず、Tert−オクチルアミンとホルムアルデヒドと
から、常法により極めて容易に得られるメチリデン一T
ert−オクチルアミンの少なくとも2倍モル量、好ま
しくは、5〜6倍モル量を、リフアマイシンSと不活性
有機溶媒特に好ましくはピリジン中で、室温から該溶媒
の沸点までの温度、好ましくは50℃〜70℃の温度で
2〜4時間反応させ、2・3−ジヒドロピリミド〔4・
5−b〕リフアマイシン〔〕を生成せしめる。
この場合、室温を下廻ると反応速度が遅くなり、反応時
間が長くなるので好ましくなく、又、上記範囲を越える
と副生成物が生じ易く、収率の低下を来たすので適当で
ない。次いで、反応混合物を酢酸、塩酸、硫酸等の水溶
液中に加え析出した濃青色結晶を▲取し、乾燥すること
により容易に2・3−ジヒドロピリミド〔4・5−b〕
リフアマイシン〔〕を極めて純粋にかつ定量的収率で得
ることが出来る。次に得られた2・3−ジヒドロピリミ
ド〔4・5−b〕リフアマイシン〔〕は、これを後述の
不活性有機溶媒に溶解し、塩基性条件下、第1級アミン
、ヒドラジンあるいは、置換ヒドラジンと反応させるこ
とにより、極めて円滑にかつ定量的に化合物〔1〕を与
える。
2・3−ジヒドロピリミド〔4・5−b〕リフアマイシ
ン〔〕と反応させて化合物〔1〕を得る場合のアミン類
としては、特に限定はないが、例えば、アニリン、ベン
ジルアミン、2−アミノピリジン、ヒドラジン、1−ア
ミノピペリジン、1−アミノ−4−メチルピペラジン、
等が挙げられる。
また反応を行なうための塩基条件は、過剰量の第1級ア
ミン、ヒドラジンあるいは置換ヒドラジンを使用するが
、好ましくは、反応溶媒にピロリジン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミンの如き第2級、第3級アミンを添
加する。反応後、化合物〔1〕は常法により高収率で単
離できる。
上述の中間体を溶解する不活性有機溶媒としては、例え
ば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トル
エン、クロロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタン
等が挙げられる。以下、本発明方法を更に具体的に実施
例によつて説明する。実施例 1 3−ピペリジノイミノメチルリフアマイシンS(一般式
〔1〕でR=N−〈??〉である化合物)の製造:)
2・3−ジヒドロピリミド〔4・5−b〕リフアマイシ
ン〔〕の製造;リフアマイシンSl3.l7(0.01
89モル)をピリジン50m1に溶かし、メチリデン一
Tert−オクチルアミン13.3t(0.0943モ
ル)を加え、浴温60℃で3.5時間攪拌した。
冷後、反応混合物を10%酢酸水溶液500m1に注い
だ。生成した結晶を▲取し、10%酢酸水溶液200m
1で2回、ついで水200m1で2回洗浄した。
室温で乾燥し、濃青色結晶として標記2・3−ジヒドロ
ピリミド〔4・5−b〕リフアマイシン〔〕15.9t
を得た。メタノール中におけるUVスペクトルでは、λ
Max276nml364nml6O5nmに最大吸収
を示した。
重クロロホルム中における隅mスペクトルでは、δ値、
9.0、15.2、16.6に特徴あるピークを示した
。クロロホルム溶液におけるIRスペクトルでは、34
40儂−1、1730C!IL−1、1670cm−1
、1600cTn−11384(V7!−1、1360
?−1、および1084Cr1L−1にピークを示した
。2) 3−ピペリジノイミノメチルリフアマイシンS
Vの製造;ジオキサン12m1中に、2・3−ジヒドロ
ピリミド〔4・5−b〕リフアマイシン〔〕4.37(
0.005モル)を溶解し、N−アミノピペリジン0.
77(0.007モル)とピロリジン1.47(0.0
20モル)との混合物を添加した。
40℃で2時間撹拌した後、反応混合物をクロロホルム
で稀釈し、5%酢酸水溶液、次いで水で洗浄後、硫酸ナ
トリウムで乾燥した。
溶媒を減圧留去することにより、標記3−ピペリジノイ
ミノメチルリフアマイシンSV3697を得た。このも
ののクロロホルム中におけるIRスベクトルは、標品の
それと完全に一致した。起施例 2 3−ピロリジノイミノメチルリフアマイシンSV(一般
式〔1〕でR−N−N●である化合物〕の製造: 実施例1(1)と同様にして得た2・3−ジヒドロピリ
ミド〔4・5−b〕リフアマイシン〔■〕17f(0.
O20モル)をクロロホルム200mlに溶かし、ピロ
リジン5.57(0.077モル)と1−アミノピロリ
ジン2,17(0.024モル)ととを室温にて添加し
た。
次に、浴温30〜40℃で60分攪拌し、反応終了後稀
酢酸を添加しPH5に調整し、よく抽出した。クロロホ
ルム層を分取し、水洗、乾燥後溶媒を留去し、標記3−
ピロリジノイミノメチルリフアマイシンSV14.87
を得た。このものは、IRスペクトルで標品と完全に一
致した。
実施例 3 リフアマイシン(一般式〔1〕で ′−へ R−N−N N−CH3である化合物)の製V−1造
: 実施例1(1)と同様にしてリフアマイシンS25.0
7(0.036モル)をピリジン90mlに溶かし、メ
チリデン−tert −オクチルアミン225.3y(
0.179モル)を加え、浴温60〜65℃で4時間攪
拌した。
反応後、反応混合物を10%酢酸水溶液1lに注いだ。
生成した結晶を沢取し、10%酢酸水溶液、水にて順次
洗浄後、得られた2・3−ジヒドロピリミド〔4・5−
b〕リフアマイシン〔■〕の濃青色結晶をテトラヒドロ
フラン110mlに溶かし、1−アミノ−4−メチルピ
ペラジン5.07(0.O43モル)およびピロリジン
9,O7(0.127モル)を添加し、30〜40℃で
30分間攪拌した。
次に、反応混合物をクロロホルム250WIIに溶解し
、稀酢酸でPH5に酸性化し抽出した後、クロロホルム
層を水洗した。
溶媒を乾燥後留去し、赤橙色結晶29.O7を得た。こ
のものの■Rスペクトルは、標品のそれと完全に一致し
た。
製造例 1 メチリデン−tert −オクチルアミンの製造:25
.87(0.2モル)のtert−オクチルァミンに、
氷水冷下37%ホルマリン16.3y(0.2モル)を
70TfLlの水で稀釈して徐々に加えながら撹拌した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リフアマイシンSを不活性有機溶媒中、メチリデン
    −tert−オクチルアミンの少なくとも2倍モル量と
    反応させる事により得られる2・3−ジヒドロピリミド
    〔4・5−b〕リフアマイシン化合物を不活性有機溶媒
    中に溶解し、塩基性条件下、第1級アミン、ヒドラジン
    及び置換ヒドラジンの中から選ばれるアミン化合物で処
    理することからなる一般式〔 I 〕▲数式、化学式、表
    等があります▼〔 I 〕〔式中Rは置換イミノ基、ヒド
    ラゾノ基または置換ヒドラゾノ基である。 )で示されるリフアマイシンSVの3−イミノメチル誘
    導体の新規製造法。2 リフアマイシンSをピリジン中
    メチリデン−tert−オクチルアミンと室温から該溶
    媒の沸点までの温度で反応させる特許請求の範囲第1項
    記載の製造法。 3 反応温度が50℃から70℃である特許請求の範囲
    第2項記載の製造法。 4 リフアマイシンSに対して5〜6倍モル量のメチリ
    デン−tert−オクチルアミンを反応させる特許請求
    の範囲第1項記載の製造法。
JP52063527A 1977-05-30 1977-05-30 リフアマイシンsv誘導体の新規製造法 Expired JPS5914036B2 (ja)

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JPS53149999A JPS53149999A (en) 1978-12-27
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300924A (ja) * 1987-05-30 1988-12-08 Toshiba Corp 熱電温度計
JPH01284718A (ja) * 1988-05-11 1989-11-16 Kobe Steel Ltd 炉内温度の検出方法およびその検出器
JPH0612932U (ja) * 1992-07-16 1994-02-18 国際電気株式会社 半導体製造装置

Cited By (3)

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JPH0612932U (ja) * 1992-07-16 1994-02-18 国際電気株式会社 半導体製造装置

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