JPS60116415A - 型内被覆組成物 - Google Patents

型内被覆組成物

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JPS60116415A
JPS60116415A JP58224100A JP22410083A JPS60116415A JP S60116415 A JPS60116415 A JP S60116415A JP 58224100 A JP58224100 A JP 58224100A JP 22410083 A JP22410083 A JP 22410083A JP S60116415 A JPS60116415 A JP S60116415A
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Japan
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coating composition
acid
die
bmc
vinyl ester
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JP58224100A
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Shingo Tanabe
田辺 信吾
Yoshiya Ogasawara
小笠原 芳弥
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規にして有用なる金型内被覆組成物に関し、
その目的とするところは、熱硬化性プラスチック成形品
、と〈K繊維強化プラスチック(FRP)成形品におけ
る、気孔、ひけなどの表面欠陥を隠蔽するための一液型
型内被覆組成物を提供することにある。
熱硬化性材料から成形される部品は、その軽量性、太き
な強度及び優れた耐触性などの点から、最近、鉄、アル
ミニウムなど金属製部品の代替として急速にその用途の
拡大が図られている。その中でもつとも通常的に用いら
れる材料は、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエステル樹
脂を、強化繊維としてガラス繊維を用いた成形材料であ
り、一般的にはシートモールディングコンパウンド(B
MC)あるいはバルクモールディングコンパウンド(B
MC)と呼ばれるものである。
BMC,BMCは加温された金型内で成形されるが、成
形品表面には気孔、ひけなどの多数の表面欠陥が存在す
る。
気孔は成形部分の全区域に発見されるもので、主として
成形コンパウンド中に閉じ込められた空気や成形コンパ
ウンドの不充分な分散によって生ずるとされている。成
形品表面に気孔が存在すると、塗装した場合の仕上漫に
平滑性を欠くと共に、塗膜の耐久性が低下し、極端な場
合には塗膜にふくれや亀裂が生じる。これは塗料からの
溶剤が気孔内に閉じ込められ、気化し、塗膜を圧迫する
ためである。
また、成形品の中には強度的必要性から、比較的薄肉の
断面の下側から下方に突起している助材(いわゆるリブ
)や打ち出し突起物(いわゆるボス)を有するものがあ
る。
このような形状を持っている成形部品にはりブやボスの
反対側の上側表面にくぼみ(いわゆるひけ)が生ずる。
このようなひけは成形品の複雑な形状から来る硬化収縮
の不均一性の結果であるために、収縮率の低い成形材料
を使用しても、改良は認められるものの根本的な改良策
とは成り得ていない、 このような表面欠陥をもった成形品は、通常の塗装方法
では、許容され容認されうるような外観をもったものを
得ることは困難である。そのため一般には、成形された
SMCやBMCの成形品をいったん金型外に取り出し、
表面欠陥に目止剤を充填し、口止剤が硬化後、表面を砂
で磨いて平滑にし、下塗りを施こした後に目的とする本
塗装が行なわれている。従って、現状では工程が多く、
製品の生産性が低く、最終的にそれらが製品の価格増加
につながっておシ、これが優れた性能を保持しているS
MC−?BMCの成形品が商業的拡大を今一つなし得な
い理由の一つとなっている。
そこで、このような問題点を克服するだめの方策として
いわゆる型内塗装法が知られている。
この塗装法はSMCやBMCなどを成形金型内に入れて
加熱加圧し、十分に硬化させたのち、金型を僅かに開い
て被覆組成物を注入し、次いで再加圧および加熱するこ
とによりこの被覆組成物を基材表面に延ばし、しかるの
ち被覆組成物を硬化せしめることから成るものである。
この方法によれば、金型の中で1回の操作によって成形
されたSMCまたはBMCの成形品の表面を目止めする
ことが出来、次いで金型外で本塗装を適用することによ
って表面平滑度の高い製品が、良好な生産性のもとで製
造される。
ところで従来、かかる方法に使用されている型内被覆組
成物としては、特公昭54−13273号公報などに記
載されているよりな二液型ウレタン被覆組成物がある。
これは2種類の液を使用直前に混合しなければならず、
しかも混合後、時間の経過とともに粘度が増大するため
、使用可能時間に制限がある。また、この種の被覆組成
物として、不飽和ポリエステル樹脂のみを用いる場合、
−液型となり得るが、SMC−?BMC基材との密着性
が悪いという欠点を有する。
しかるに、本発明者らは上述した如き、従来の被覆組成
物の諸欠点を解消させるべく鋭意研究した結果、特定の
エポキシ変性ポリエステル樹脂とビニルエステルポリウ
レタン樹脂と無機充填剤とからなる被覆組成物が、SM
C15− BMC基材との密着性および本塗装に使用される塗料(
いわゆるトップコート)との密着性に優れること、及び
−液型で使用が可能となることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち本発明は、二重結合を平均1,8個以上有する
エポキシ変性ポリエステル(A)とビニルエステルポリ
ウレタン(B)とα、β−不飽和単量体(C)と無機充
填剤(D)とを含有してなることを特徴とする型内被覆
組成物を提供する本のである。
本発明で用いる二重結合を平均1.8個以上有するエポ
キシ変性ポリエステル(以下、単にエポキシ変性ポリエ
ステルと称す)(A)とは、末端にカルボキシル基を少
なくとも1個有する飽和および/又は不飽和ポリエステ
ルと、二重結合を有するおよび/又は有しないエポキシ
基含有化合物とを反応させて得られるものであって、し
かも二重結合を平6− 均1.8個以上有するものを言い、通常該エポキシ変性
ポリエステル(A)をα、β−不飽和単量体(C)に溶
解し、エポキシ変性ポリエステル樹脂として用いる。
ここで用いる末端にカルボキシル基を少なくとも1個有
する飽和あるいは不飽和ポリエステルとしては、二塩基
酸とグリコール類との重縮合によって製造され、場合に
よってはアマニ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、キリ油脂肪酸
、ヌカ油脂肪酸等のモノカルボン酸又はトリメリット酸
、ピロメリット酸等の三官能以上のポリカルボン酸を併
用して製造された、酸価が通常25〜160、好ましく
は30〜110のポリエステルが挙げられる。
ここで用いる二塩基酸としては、α、β−不飽和二塩基
酸、芳香族飽和二塩基酸、脂肪族飽和二塩基酸、脂環族
飽和二塩基酸およびそれらの酸無水物などが挙げられ、
それぞれ単独あるいは併用して使用される。
α、β−不飽和二塩基酸およびその酸無水物としては、
例えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、クロルマレイン酸およびこれらの
エステル等があり、芳香族飽和二塩基酸およびその酸無
水物としては、例えばフタル酸、無水フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、エ
ンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロゲン化無
水フタル酸およびこれらのエステル等があり、脂肪族あ
るいは脂環族飽和二塩酸およびそれらの酸無水物として
は、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸およびこれらのエステル等がある。
グリコール類としては、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチレン
グリコール、 、1,5−ベンタンジオー ル、1.6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA1水
素化ビスフエノールA12,2−ジ+4−ヒドロキシプ
ロポキシフェニル÷プロパン等が挙げられ、単独あるい
は併用で使用されるが、その他にエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド等の酸化物も同様に使用できる。
またグリコール類と酸成分の一部としてポリエチレンテ
レフタレート等の重縮金物も使用できる。
上記した飽和および不飽和ポリエステルの末端カルボキ
シル基と反応し得る二重結合を有するおよび/又は有し
ないエポキシ基含有化合物としては、必要ならばハロゲ
ン原子、ヒドロキシル基、エーテル基等を置換基として
有してもよい脂肪族、脂環族、芳香族および異部環状化
合物があり、なかでもグリシジル類が好ましく、例えば
グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレート
、アリルグリ9− シジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル;アルキ
ルモノカルボン酸とエピクロルヒドリンから得られる飽
和脂肪酸グリシジルエステル(例えば、シェル化学社製
カージュラE)などが挙げられる。
本発明で使用するエポキシ変性ポリエステル(A)の製
造は、通常用いられている方法に従い行なわれる。すな
わち、ポリエステル原料となる酸およびグリコールを不
活性ガス雰囲気中で通常180〜230℃で加熱攪拌し
ながら所定の酸価になるまで重縮合反応させた後、ハイ
ドロキノンなどの重合禁止剤を添加し、80〜150℃
、好ましくは100〜130℃迄冷却し、次いでエポキ
シ基含有化合物を滴下してポリエステルの末端カルボキ
シル基と反応させて、エポキシ変性ポリエステルを得る
。尚、エポキシ変性するためにポリエステル中に添加さ
れるエポキシ基含有化合物の添加量は、得られたエポキ
シ変性ポリエステル中に10− エポキシ基含有化合物が通常5〜4o重量%、好ましく
は5〜30重量%含有されるように調整する。エポキシ
基含有化合物が5重量%未満では得られた型内被覆組成
物のSMC,BMC基材との密着性が劣り、40重量%
を越えると耐候性、耐水性などの被膜物性が低下すると
共に、コストメリットがなくなるので好ましくない。
本発明で用いるビニルエステルポリウレタン(B)とは
、ジイソシアネートと、水酸基末端(メタ)アクリル酸
エステルと、水酸基末端飽和ポリエステルおよび/又は
ポリエーテルジオールとを付加反応させて得られる、下
記一般式(式中 R1は水素原子又はメチル基 Btは
ポリエーテルジオールから導かれる残基、Xはジイソシ
アネートから導かれる残基、あるいは水酸基末端飽和ポ
リエステルおよび/又はポリエーテルジオールとジイソ
シアネートから導かれる残基を示す。)で表わされるも
のを言い、必要ならば該ビニルエステルポリウレタン(
Blをα、β−不飽和単量体(C)に溶解し、ビニルエ
ステルポリウレタン樹脂として用いることもできる。
上記ビニルエステルポリウレタン(B)の製造に用いる
ジイソシアネートとしては、公知のものがいずれも使用
でき、例えばテトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、1.4−シクロヘキサンジ
イソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート、4.4’−ジフェニ
ルメタンジインシアネート、2,4−トリレンジイソシ
アネート、2.6−トリレンジイソシアネート、ナフタ
レンジイソシアネート等が挙げられる。
水酸基末端(メタ)アクリル酸エステル類としては、例
えば(メタ)アクリル酸とエチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド等のアルキレンオキシドとを公知の方法で反
応させて得られるもの等が挙げられるが、代表的なもの
としては、例えばβ−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、β−ヒドロキシピロピル(メタ)アクリレート
、ポリオキシエチレン(2)アクリレート、ポリオキシ
プロピレン(3)メタクリレート等が挙げられる。
水酸基末端飽和ポリエステルとしては、lI旨肪族多塩
基酸およびその酸無水物および/又は芳香族多塩基酸お
よびその酸無水物と、グリコールとを主体として重縮合
にょシ製造されたものであって、水酸基価が20〜50
0のものが挙げられる。
ポリエーテルジオールとしては、ポリウレタンの製造に
使用される公知のポリエーテルジオールが使用でき1例
え=13− ばポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。
本発明で用いるビニルエステルポリウレタンは、通常、
ジイソシアネートに水酸基末端(メタ)アクリル酸エス
テルを一分子付加させ、モノイソシアネート化合物を得
、しかる後に、水酸基末端飽和ポリエステルおよび/ま
たはポリエーテルジオールを前記モノイソシアネート化
合物に更に付加させることによって製造されるが、時に
は、水酸基末端飽和ポリエステルおよび/またはポリエ
ーテルジオールをジイソシアネート化合物と反応させて
、末端にインシアネート基を付加させた分子量500〜
5000のインシアネートプレポリマーの残留イソシア
ネートに、水酸基末端(メタ)アクリル酸エステルを反
応させて製造されること吃あシ、反応の順序は特に限定
されない。
ビニルエステルポリウレタンを製造する際のジインシア
14− ネート、水酸基末端(メタ)アクリル酸エステルおよび
水酸基末端飽和ポリエステルおよび/またはポリエーテ
ルジオールの反応比率は、製造法によっても異なるが2
通常、計算される反応化学当量比である。
α、β−不飽和単量体(C1としては、スチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレンなど
のスチレン系化合物、メチルメタアクリレート、ブチル
アクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレートおよびそれらのエ
ステル等のアクリル化合物およびトリアリルシアヌレー
ト、ジアリルフタレート等のアリル化合物などの不飽和
ポリエステルと架橋可能なビニルモノマーあるいはビニ
ルオリゴマー等が挙げられ、単独あるいは併用で使用さ
れるが、一般的にはスチレンが使用される。
エポキシ変性ポリエステル(A)とビニルエステルポリ
ウレタン(B)とα、β−不飽和単量体(C)の使用割
合は、重量比で通常(A+C)/(B)が5/100〜
10015、(A)/(C)が40/60〜75/25
であり、(A+C)/(B)が5/100未満あるいは
10015より大きい場合には、SMC−?BMC基材
との密着性および耐水性に劣るので好ましくない。
本発明で用いる無機充填剤(D)は、それを添加するこ
とによって被覆組成物の硬化時の発熱および被覆膜の硬
化収縮率を低下させ、結果的に基材との密着性を向上さ
せることができる。また被覆組成物の粘度制御を目的と
して添加する場合本ある。使用される無機充填剤として
は、通常SMC,BMC等で使用されるものがいずれも
使用でき、例えば炭酸カルシウム、クレー、タルク、硫
酸バリウム、水酸化アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、
中空セラミック、中空ガラス、中空グラファイト球体な
どが挙げられ、なかでも炭酸カルシウム、クレー、タル
ク、水酸化アルミニウムが好ましいが、成形品に導電性
を付与する目的でカーボンブラック粉末やニッケル、亜
鉛などの金属粉末を使用してもよい。
無機充填剤(D)の使用量は、エポキシ変性ポリエステ
ル(A)とビニルエステルポリウレタン(B)とα、β
−不飽和単量体(C)の総量100重量部に対して通常
10〜300重量部の範囲である。無機充填剤が10重
量部未満では、型内被覆組成物の硬化収縮が大きく、S
MC,BMC基材との密着性が低下すると共に、型内被
覆に必要な粘度も得られず、300重量部を越えると耐
候性、耐水性などの被膜物性が低下するので好ましくな
い。
エポキシ変性ポリエステル(A)とビニルエステルポリ
ウレタン(B)とα、β−不飽和単量体(C)ど無機充
填剤(D)との混合は、通常の攪拌機を用いて行うこと
ができる。一般的にはエポキシ変性ポリエステル体)を
α、β−不飽和単量体(C)に17− 溶解して得られたエポキシ変性ポリエステル樹脂と、ビ
ニルエステルポリウレタン(B)をα、β−不飽和単量
体(C1に溶解して得られたビニルエステルポリウレタ
ン樹脂と、無機充填剤1(D)と、更に必要に応じてα
、β−不飽和単量体(C)とをハンドミキサー、ホモミ
キサー等を用いて混合する。
この様にして得られた本発明の型内被覆組成物の粘度は
通常20〜3500ボイズ、好ましくは100〜500
ボイズの範囲に調製され、使用される。
更に本発明の型内被覆組成物は、ケトンパーオキサイド
類、ジアシルパーオキサイド類、ノ1イドロバーオキサ
イド類、ジアルキルパーオキサイド類、アルキルパーエ
ステル類、パーカーボネート類、パーオキシケタール類
などの公知の硬化剤、ジメチルアニリン、ナフテン酸コ
バルトなどの公知の硬化促進剤、熱可塑性樹脂、例えば
ポリ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレン、ボ18− リスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸とニ
ル−スチレン共重合体、ポリブタジェン、飽和ポリエス
テル類、飽和ポリエーテル類などの公知の低収縮化剤、
ステアリン酸亜鉛等の金属石ケン類、脂肪族燐酸塩、レ
シチンなどの公知の離型剤、有機顔料、無機顔料などの
各種顔料などを用途、目的に応じて添加することができ
る。
この様にして得られた本発明の一液型型内被覆組成物は
、通常従来公知の一液型型内被覆組成物と同様にして型
内塗装に用いられる。例えば135〜150℃に加熱さ
れた成形金型内にSMC,BMCなどの成形材料を入れ
て60〜120kf/α2の圧力で加圧成形し十分に硬
化させたのち。
金型をわずかに開いて型内被覆組成物を注入し、次いで
5〜100klF/c+n” 、 135〜150℃で
再加圧および再加熱することによ)、成形硬化したSM
C%BMOなどの基材表面全体に型内被覆組成物を延ば
し、硬化させるという方法がある。
以下に実施例を示して本発明を更に詳しく説明する。尚
、例中部および%はすべで重量基準である。
参考例1(エポキシ変性ポリエステル樹脂の製造)イソ
フタル酸415.SJ、 ビスフェノールAのエチレン
オキサイド2モル付加物7759、ネオペンチルグリコ
ール260gを不活性ガス雰囲気中215℃で加熱攪拌
しながら酸価5迄反応させた後、150℃迄冷却し、ネ
オペンチルグリコール187#、無水マレイン酸441
1Iを仕込み、再び210℃迄昇温し、酸価58迄8時
間を要して反応させて不飽和ポリエステル1qyqyを
得た。ご江に璽=tI゛ 、 7 これにハイドロキノ
ン4.7.9を添加し、130℃迄冷却し、リチュウム
クロライドを0.2.9添加した後、グリシジルメタア
クリレート284IIを30分で滴下し、その後120
℃で40分間反応を続けて、グリシジルメタアクリレー
ト含有量13%の変性ポリエステルを得た。これをスチ
レンモノマー1480gで希釈し酸価4、粘度4ボイズ
のグリシジルメタアクリレート変性ポリエステル樹脂(
A−1)3721.9を得た。
参考例2(同 上) 無水マレイン[92,9,7’ロピレングリコ一ル25
8gを不活性ガス雰囲気中200〜210℃で加熱攪拌
しながら重縮合反応させ、酸価88の不飽和ポリエステ
ル589gを得た。次いでハイドロキノン0.5Iを添
加し、120℃迄冷却し、カージュラE(シェル化学社
製)229.!9t1時間にわたって滴下し、その後2
時間反応を続けて、カージュラE含有量28%の変性ポ
リエステルを得た。これをスチレンモノマー5001で
希釈し酸価8、粘度2.5ボイズのカージュラE変性ポ
リエステル樹脂(A−2)1518Iを得た。
21− 参考例5(同 上) 無水フタル酸59219、プロピレングリコール258
gを不活性ガス雰囲気中215℃で加熱攪拌しながら反
応させ、酸価84の飽和ポリエステル789Iiを得た
。次いでハイドロキノン0.48.9を添加し、120
℃迄冷却し、アリルグリシジルエーテル135gを2時
間にわたって滴下し、その後3時間反応を続けてアリル
グリシジルエーテル含有量15%変性ポリエステルを得
た。これをスチレンモノマー646gで希釈し、酸価6
、粘度1.8ボイズのアリルグリシジルエーテル変性ポ
リエステル樹脂(A−3)1570gを得た。
参考例4(同 上) インフタル酸53211.ネオペンチルグリコール39
5gを不活性ガス雰囲気中220℃で加熱攪拌しながら
酸価8迄反応させた後、150℃迄冷却し、フマル酸2
3122− を加え、再び205℃迄昇温し、酸価61の不飽和ポリ
エステル815Ilを得た、次いでハイドロキノンfO
,611を添加し、130℃迄冷却し、フェニルグリシ
ジルエーテル68I!を加え、その後2時間反応を続け
てフェニルグリシジルエーテル含有量8%の変性ポリエ
ステルを得た。これをスチレンモノマー600gで希釈
し、酸価2、粘度6.8ボイズのフェニルグリシジルエ
ーテル変性ポリエステル樹脂(A−4)1483.9を
得た。
参考例5〜12(同 上) 無水マレイン酸592&、プロピレングリコール258
gを不活性ガス雰囲気中200〜210℃で加熱攪拌し
なから重縮合反応させ、酸価25〜286の不飽和ポリ
エステル589gを得た。次いでハイドロキノン0.5
gを添加し、120℃迄冷却し、グリシジルメタアクリ
レート67〜42611を30分〜3時間にわたって滴
下し、その後2〜5時間反応を続けて、グリシジルメタ
アクリレート含有量5.9〜42%の変性ポリエステル
を得た。これをスチレンモノマー196〜900gで希
釈してグリシジルメタアクリレート変性ポリエステル樹
脂(A−5)〜(A−12)を得た。
尚、不飽和ポリエステルの酸価、グリシジルメタアクリ
レートの添加量、その滴下時間および滴下後の反応時間
、変性ポリエステル中のグリシジルメタアクリレート含
有量、変性ポリエステル樹脂の酸化、粘度および収量を
第1表に参考例13(ビニルエステルポリウレタンの製
造)ジエチレングリコール382IIと、無水フタル酸
444gを不活性ガス雰囲気中215℃で水酸基価80
迄反応させ、60℃迄冷却後、2,4−トリレンジイソ
シアネート19211を仕込み、60℃で8時間反応さ
せ、しかる後にβ−ヒドロキシエチルメタアクリレート
145.9.ハイドロキノン0.6gを添加し、更に8
時間反応させてビニルエステルポリウレタン(B−1)
1111Fを得た。このビニルエステルポリウレタン(
B−1)は淡黄色粘性液体で水酸基価2、未反応イソシ
アネートは残存していなかった。
参考例14(同 上) インホロンジイソシアネート222gにハイドロキノン
0.6gを加え、60℃に加熱攪拌しながらβ−ヒドロ
キシエチルメタアクリレ−)130#を1時間に渡って
滴下し、更に2時間反応させた。その後分子量400の
ポリプロピレングリコール〔大日本インキ化学工業■ハ
イブロックスDp−4oO]2001Iを加え、60℃
に保持し々から8時間反応させて水酸基価3のビニルエ
ステルボリウレタ/(B−2)552#を得た。未反応
インシアネートは残存していなかった。
参考例15(同 上) テトラブロムビスフェノールA6521:セパチン酸2
02Iを不活性ガス雰囲気中215℃で水酸基価300
まで反応させた。一方で2.4−)リレンジイソシアネ
ート76111にハイドロキノン0.611を添加し、
60℃で加熱攪拌しながらβ−ヒドロキシエチルアクリ
レート507gを2時間に渡って滴下し、その後5時間
反応をさせ、更に上記水酸基価300の飽和ポリエステ
ルを全量添加し、80℃で8時間反応させて水酸基価2
のビニルエステルポリウレタンCB−”r)20B61
を得た。未反応インシアネートは残存していなかった。
参考例16(同 上) テトラブロムビスフェノールA652Ji’とダイマー
酸586gを不活性ガス雰囲気中215℃で水酸基価4
00まで反応させ、飽和ポリエステルを得た。一方で2
,4−トリレンジイソシアネート14911Iに71イ
ドロキノン0.6gを添加し、60℃で加熱攪拌しなが
らβ−ヒドロキシエチルアクリレ−)994.9を3時
間に渡って滴下し、その後8時間反応させ、更に上記水
酸基価400の飽和ポリエステルを全量添加し、80℃
で8時間反応させて水酸基価3のビニルエステルポリウ
レタンCB−4)368711を得た。未反応イソシア
ネートは残存していなかった。
参考例17〜19(同 上) 1.4−ブチレングリコール845gとアジピン酸11
68.9を不活性ガス雰囲気中215℃で水酸基価30
28− 〜200まで反応させ、飽和ポリエステルを得た。一方
で2 、4−)リレンジイソシアネート446〜310
7.9にハイドロキノン0.611を添加し、60℃で
加熱攪拌しなからβ−ヒドロキシエチルアクリレート1
86〜1291 gを1〜4時間に渡って滴下し、その
後4〜6時間反応させ、更に上記水酸基価30〜200
の飽和ポリエステル全量を添加し、80〜90℃で8時
間反応させて水酸基価2〜乙のビニルエステルポリウレ
タン(B−5)〜(B−7)を得た。未反応イソシアネ
ートは残存していなかった。
尚、飽和ポリエステルの水酸基価52ra−*+)レン
ジイソシアネートの添加量、β−ヒドロキシエチルアク
リレートの添加量、その滴下時間および滴下後の反応時
間、飽和ポリエステル添加後の反応温度、ビニルエステ
ルポリウレタンの水酸基価および収量を第2表に示す。
29− 第 2 表 参考例20(同 上) 参考例1十および参考例tQで得られたビニルエステル
ポリウレタン(B−2)と(B−7)とを等重量ブレン
ドして水酸基価3のビニルエステルポリウレタン(B−
8)を得た。
参考例21(不飽和ポリエステル樹脂の製造)無水マレ
イン酸392#、プロピレングリコール258gを不活
性ガス雰囲気中200〜210℃で加熱攪拌しなから重
縮合させ、酸価が114の不飽和ポリエステル589g
を得た。次いでハイドロキノン0.8gを添加し、スチ
レンモノマー500.9で希釈して酸価62、粘度6.
0ボイズの不飽和ポリエステル樹脂(A−6’) 10
90 gを得た。
参考例22(飽和ポリエステル樹脂の製造)1.4−ブ
チレングリコール845gとアジピン酸115811を
不活性ガス雰囲気中215℃で水酸基価56まで反応さ
せて飽和ポリエステル(B−6’) 1725.9を得
た。
実施例1〜27および比較例1〜7 参考例1〜22で得られた樹脂とその他の成分とを第3
表〜第5表に示す原料組成で配合せしめて一液型型内被
覆組成物を得た。
これらの型内被覆組成物の25℃における粘度の終日変
化を測定し、粘度の増大状況により保存安定性をチェッ
クしたところ、いずれも1ケ月以上の安定性を示した。
350+gnX 550mlなるリブ付平板金型にイソ
フタル酸系不飽和ポリエステル樹脂からなるSMCを配
し、金型温度135〜140℃、圧力60ゆ/alの条
件で2分間加圧成形した。次いで、この金型を少し開け
て実施例1〜2fi又は比較例1〜7で得られた型内被
覆組成物20Ilをシリンダーで自動的に注入した後金
型を閉じ、同一条件で更に32− 2分間加圧成形して被覆されたリプ付FRP平板を得、
その表面の平滑性を評価(目視)すると共に、以下の如
き密着性試験を実施した。その結果を第3表〜第5表に
示す。
密着性試験: JIS K−5400(塗膜一般試験)
に準拠した基盤目密着性試験を行う。
(11第1密着性−型内被覆されたリプ付FRP平板表
面の密着性。
(2) 第2密着性−型内被覆されたリブ付FRP平板
にアミノアルキッド・メラミン焼付塗料を塗装してトッ
プコート層を設けて得られた塗装FRP平板表面の密着
性。
(3)第3密着性−60℃、100%RHで400時間
放置後の塗装FRP平板表面の密着性。
33−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 二重結合を平均1,8個以上有するエポキシ変性ポリエ
    ステル(A)とビニルエステルポリウレタン(B)とα
    、β−不飽和単量体(C)と無機充填剤(DJとを含有
    してなることを特徴とする型内被覆組成物。
JP58224100A 1983-11-30 1983-11-30 型内被覆組成物 Granted JPS60116415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272831A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Toyota Auto Body Co Ltd Frp成形品の製造方法
EP0537746A2 (en) * 1991-10-16 1993-04-21 Dai Nippon Toryo Co., Ltd. Method for producing a plated molded product

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EP0537746A2 (en) * 1991-10-16 1993-04-21 Dai Nippon Toryo Co., Ltd. Method for producing a plated molded product

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