JPS60115422A - マグネットロ−ルの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 はファクシミリ受信機等の磁気ブラシ現像装置および磁
気ブラシクリーニング装置に使用されるマグネットロー
ルの製造法に関するものである、従来、この種のマグネ
ットロールには一般に、フェライト系の焼結磁石が使用
されていたが、加工性、重量、硬度等に問題がｉｂ、さ
らに、近年の軽量化指向から、樹脂あるいは、ゴム等を
ベースとする樹脂マグネットを用いるマグネットロール
が使用される傾向がある。

この樹脂マグネットロールの製造法は、磁性粉（一般に
、バリウム、ストロンチウム、あるいは鉛等を含むフェ
ライト粉）とバインダー樹脂を配合混練した後、薄いシ
ートとして、フェライト粒子の形状（６角板状）を利用
して機械的にシート面に対して直角方向に、磁化容易軸
を配向させた樹脂マグネットシートをシャフトに巻きつ
けてロールを形成し、着磁してマグネットロールを製造
する方法（特開昭５３−９４に１５０〜２５０℃に調温
し、着磁パターンにしたがって磁性材料の磁化容易軸を
配向して着磁する方法（・特開昭５７−１６４５０９号
参肋等が、提案されている。

ところで前者の方法によるマグネットロールは、ロール
内部の磁力線の方向と磁性粉の磁化容易軸の方向が完全
に一致せず、場所によっては、全く逆の方向になってい
る部分を生じ、磁気ｉ性はそれ稚内上しない。さらに生
産性の低い欠点もある。次に後者の方法による場合は、
マグネットロールの表面内薄肉の非金属パイプが介在す
るため、そのギャップにより表面磁気特性は低下する。

また、この方法は磁性材料が冷却するまで配向装置内に
保持しないと磁気特性が低下するので時間がか＼シ、生
産性が低い。

配向装置の数を多くすると設備費が増大する。

さらに、一般的な樹脂マグネットの射出成形法ヲ利用し
て、マグネットロールのような円柱状の長物を成形する
場合は、挿入するシャフトの形状、大きさによ郵射出時
の応力がシャフトに実用化するには至らない。本発明は
上記従来法のもつ欠点を解消すると共に、すぐれた特性
を有する樹脂マグネットロールをうることのできるマグ
ネットロールの製造法を提供することを目的とするもの
である。

〔発明の構成〕本発明のマグネットロールの製造法は、
非磁性金属と磁性金属とよシなる金型を磁場配向装置に
挿入する工程に、該金型内において合成樹脂と磁性粉と
よりなる樹脂マグネット材料に磁場を印加する工程と、
前記磁場配向装置よシ前記金型を取シ出し、磁場外で前
記樹脂マグネット材料を冷却して成形品とする工程とよ
シなることを特徴とする。

一般に、マグネットロールは第１図に示すように、棒状
のシャフト１の周囲に樹脂マグネット材料２を被株した
構造であり、ロールの周面上に、　、−２−複数極着磁
されてい る。　−１１，、従ってこの磁力線りの方向と同じ向き
、（あるいは配向装置および磁極から発生される磁力線
の方向と同じ向き）に磁性粉の磁化容易軸を配向すれば
磁気特性の高いマグネットロールがえられることになる
。しかし、まだ樹脂マグネット材料の温度が高い時点（
粘度の低い時点）で配向磁場より取９出すと磁気特性が
低下する。本発明はこの磁気特性の低下を少なくすると
共に生産性を向上させるために、非磁性金属と磁性金属
とよシなる磁場配向金型を装置よシ取出して配向磁場を
印加することなく冷却することによって磁気特性を低下
させるとと々く生産性を向上することを可能にするもの
である。

〔実施例〕本発明の実施例を第２図乞いし第５図につい
て説明する。クロスへラドダイを有する押出機により第
２図（α）に示すように、シャフト１の周囲に磁性粉と
有機結束剤とよシなる樹脂マグネット材料２を被覆し磁
場配向金型（第３図）の内径より細い径に押出し、軟化
溶融状態にある前記押出品の両端の樹脂マグネット部分
を第２図（ｈ）に示すように取力除き、磁性金属３（配
向時に磁極と々る部分）と非磁性金属４とよシなる磁場
配向金型（第６図）とシャフト軸力上下方向から加圧を
行なう加圧治具６とにより、第４図に示すように、配向
装置（コイル７、ヨーク８、外金型９）内に磁場配向金
　５− 型（第３図）を挿入し、前記樹脂マグネット材料をチャ
ッキング保持する。次に着磁パターンに従った磁力線１
２（第５図）の配向磁場をコイル７、ヨーク８によシ磁
性金属６（磁極）の極上第５図１０の位置で５．５キロ
エルステツド、極間第５図１１の位置で４．０キロ工ル
ステツド発生させると同時にシャフト軸方向に上下より
加圧治具６によシ磁場配向金型（第３図）の内径の大き
さに成形し、１０秒間加圧した後、磁場配向金型を配向
装置（７，８，９）よシ抜き取シ、十分に冷却した後、
パーティング面５で磁場配向金型を聞き、マグネ−ット
ロールとを取出した。以後、数個の磁場配向金型によシ
同様にして連続的にマグネットロールを生産し、その磁
気特性と生産性とを評価した。

比較のために配向装置内で、配向磁場をかけつつ冷却し
たマグネットロールの磁気特性と生産性とを評価した（
比較例１）、また実施例の方法で加圧した後、１０秒後
に磁場配向金型よシ取出して冷却したマグネットロール
の磁気性　６− ある。

この結果からも明らかなように、本発明によるマグネッ
トロールは、磁気特性がすぐれ、生産性の高いことを示
している。

これは、比較例２のように、樹脂マグネット材料の温度
の高い状態（粘度の低い状態）で、磁場配向金型よシ取
り出した場合は、マグネットロール内部の反磁界により
磁性粉の配向が乱れ磁気特性が低下するものと考えられ
る。本発明はこの反磁界を押えるために、磁場配向金型
の磁性金属５（磁極）が存在すれば、磁性粉に反磁界の
影響を与えずに特性を低下させないこと、お−よび磁性
粉の配向は数秒で行なわＪすることを発見し、と＼に着
目した点に意義がある。

本発明の実施例においてはまた、磁場配向金型の磁性金
属３（磁極）の中心よシ放射方向の厚み（第５図１３）
をインサートにより変化させてマグネットロールをえた
が、この厚みが５簡以上の場合は、磁気特性にあまり差
を生じなかったが、６１１１ＩＩのときは若干、磁気特
性に差を生じたこのことから、磁極の厚みは５關以上が
好ましいと堝えられる。なお本発明の製造法は以上述べ
た実施例の方法に限定されるものではなく、射゛出成形
法にも適用することができる。

本発明の方法に用いられる樹脂マグネット材料組成物は
磁気異方性の強い磁性粉、例えば、バリウム、ストロン
チウム、鉛の少なくとも一種を含むフェライト粉、又は
希土類磁石粉など８０〜９５重−１％、塩素化ポリエチ
レン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
高分子化合物５〜２０重量係、および可ソ剤又は滑剤の
単独あるいは併用するもの０〜１０重量係、さらに必要
に応じ、その他の添加剤からなる。また、本発明の製造
法によってえられるマグネットロールは、そのまま使用
するか、又は消磁した後、再着磁して使用する。

〔発明の効果３以上述べたように本発明は、磁性粉の配
向は数秒で行なわれること、およびマグネットロール内
部の反磁界による磁性粉の配向の乱れによる磁気特性の
低下り、磁性金属の存在によって押えることができるこ
とを発見し、これを利用して磁性金属を有する磁場配向
金型を数個用い、配向装置内では配向磁場の印加のみを
行ない、冷却過程は別のところで行なうことによシ、磁
気特性のすぐれたマグネットロールの生産性を向上する
ことを可能とするものであって、その実用的効果はきわ
めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図：マグネットロールの端面図（α）および側面図
（ｂ） 第２図：樹脂マグネット材料の押出物を示す図で、（α
）はその原形、Ｃｂ）はその両端を陰面断面図（ｂ）で
、（ｃＬ）はＢＢ断面図、（ｂ）は　９− ＡＡ断面図 第４図：磁場配向金型をセットした状態を示す図で、（
ａ）　Ｌｒ１Ｄ　、　’Ｄ断面図、＜ｈ＞はＣｏ断断固 図５図：磁場配向金型の配向磁場の強さの測定位置およ
びホール素子の方向を示す図 １、・・・シャフト、２・・：、樹脂マグネット材料、
６・・・磁性金属（磁極）、４・・・非磁性金属、５・
・・パーティング面、６・・・加圧治具（非磁性）７・
・・コイル、８・・・ヨーク（磁性）、９・・・外金型
（非磁性）、１０・・・極上磁場測定位置、１１・・・
極間磁場測定位置、１２・・・磁力線、１３・・・磁極
の厚み方向 −１０− 第３図 （ａ−） （ｂ） 第４図 （勾

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性金属と磁性金属とよシなる金型を磁場配向装置に
   挿入する工程と、該金型内において合成樹脂と磁性粉と
   よｐなる樹脂マグネット材料に磁場を印加する工程と、
   前記磁場配向装置よ多前記金型を取り出し、磁場外で前
   記樹脂マグネット材料を冷却して成形品とする工程とよ
   シなることを特徴とするマグネットロールの製造法